モバP「じゃあ今日はままゆのサインを貰いに行こうな」 (54)

P「村松、ちゃんと色紙持ったか?」

さくら「あります」

P「じゃあ行くか」

さくら「はぁい。しゅっぱーつ!」

P「進めー」

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P「というか何で村松しか来てないんだ。他はどうした、藤居とか」

さくら「朋さんはぁ、もうままゆのサイン持ってるって言ってました」

P「そうか。俺も持ってるぞ、四枚。今日貰うので五枚目だ」

さくら「わたしも二枚あります」

P「俺はままゆのサインで家を建てるのが目標だ」

さくら「えー、でもそれだと百枚くらい必要ですよぉ」

P「ままゆは凄い人気だから、サイン会の百回くらいはわけ無い、年内には済むレベル」

さくら「それ三日に一回くらいはサイン会やってなきゃダメです」

P「でも最新エリアを駆け抜けたあとはだいたい本屋で握手会かサイン会だろう」

さくら「ん?」

P「じゃあ何か差し入れ買って行くか。村松なに食べたい?」

さくら「んー、しょうが焼き」

P「がっつり行く気だ、奢ってもらえると思ってる顔だ。じゃあご飯食べてからサイン会行くか」

さくら「わぁい」

さくら「わぁ、これ全部ままゆのファンの人たちですか?」

P「そうだ」

さくら「スゴい人気です、ディズニーランドの行列とか目じゃない」

P「ままゆ可愛いからな。担当の山井Pもかなりいい腕してるし」

さくら「でも山井プロデューサーさんはひょろひょろに見えます、ちょっと強く叩いたらボキッといきますたぶん」

P「腕が逞しいという意味ではない。敏腕という意味」

さくら「あっ、それなら河合さんもぉ、かなり敏腕ですよぉ」

P「ん? 俺? 俺はまぁまぁ敏腕だな、謙虚な姿勢が好感持てるし」

さくら「わたしも河合さんとずーっと一緒にいたらぁ、もっとかわいくなれるかなぁ」

P「村松は既に、結構可愛い」

さくら「えぇー、ホントですかぁ。どれくらい? 動物で言うと」

P「んー」

さくら「……」

P「ちょっと横向いて」

さくら「よこ」

P「んー……後ろ向いて」

さくら「うしろ」

P「んむむ……じゃあまた前向いて」

さくら「はぁい」

P「よしよし、そうだな、大体、キウイくらいだ」

さくら「それ相当かわいいやつですよぉ」

P「相当可愛い」

さくら「えへへぇ」

まゆ「あら? 河合さん、また来て下さったんですか? うふふっ、嬉しい」

P「来た。村松もいる」

さくら「います。サイン欲しいです」

P「ほら村松、はやく色紙を出すんだ、ままゆを煩わせちゃ駄目だ」

さくら「あっ、待ってください、ちょっと待ってくださぁい」

まゆ「うふふ、焦らなくていいんですよぉ」

P「村松がいそいそしてる間に俺は時間を効率的に使って差し入れを渡してしまおう。これだ、千疋屋のパウンドケーキ」

まゆ「まぁっ、いつもいつも気を遣って頂いて、ありがとうございます」

P「俺はままゆの大ファンだからな、これくらいは当たり前にやる。あとこれ、ミスドのドーナツ、これはドナキチにあげるといい」

さくら「あっ! またドナキチって言ったぁ! 悪口いけないんですよぉ」

P「悪口じゃない、ちゃんと親愛の念とかを込めて呼んでる。それより色紙はまだか村松」

さくら「待ってくださぁい」

まゆ「法子ちゃん、きっと喜びます。河合さんは、優しいんですね」

P「俺は、そうだな、人に優しく出来るのも長所の一つだ」

さくら「あっ、出ました、これです、色紙!」

まゆ「はい、お預かりしますねぇ」

さくら「……プロデューサーさんは、色紙は?」

P「えっ? あっ、ちょっと待て、いま出す……あれっ、あっ、こっちか」

さくら「なにしてるんですかぁ」

P「いや鞄のチャックが、引っかかって……あれっ、ちょっと待って、取れない、待って待って」

まゆ「あの、ゆっくりで構いませんよぉ」

さくら「あの、あのっ、『さくらちゃんへ』って、書いて欲しいでぇす」

まゆ「ふふっ、はぁい」

P「えっ、そういうのもありなのか。じゃあ俺もそうして欲しい」

まゆ「ええ、承りました」

P「あとハートマークも付けてもらいたい、いいかな、やっぱ駄目かな」

まゆ「ハートマークですね、はい、喜んで。……ええと、河合さんは、お名前は」

P「じゃあ、あの、『大吉さんへ』って、書いてくれ」

まゆ「はい、『大吉さんへ』……ハートも大きく書いておきますね」

P「凄く嬉しい」

まゆ「うふふ、河合さん、素敵なお名前ですね」

P「聞いたか村松、ままゆに素敵って言われた」

さくら「聞きました。ちなみにわたしはさくらっていう名前です」

まゆ「さくらちゃんも、可愛らしくて、見た目に凄く合っていて、素敵ですよぉ」

さくら「聞きましたかプロデューサーさぁん!」

P「聞いた! 事務所に戻ったら自慢しよう。みんな羨むぞ」

さくら「わたしもイズミンとアコちゃんに自慢します」

P「さとみんなんかきっとほわぁって言うぞ」

さくら「それいつも言ってるやつです、三回に二回はほわぁです」

P「でも俺あんまり名前で呼ばれたこと無い。みんな河合さんって呼ぶし、学生時代はあだ名で呼ばれてたし」

まゆ「あら、そうなんですか」

P「名前で呼ぶのは藤居くらいだ。しかもあいつは呼び捨てにする、年下なのに」

さくら「朋さんにとってはぁ、これ以上ないってくらい良い名前ですからねぇ」

P「そうだな。最初に自己紹介したときなんか『運命かも』とか言ってたしな」

さくら「朋さん可愛い」

P「そりゃあ藤居は可愛いだろう、当然だ」

まゆ「ちなみにあだ名って言うのは、なんて呼ばれていたんですか?」

P「ガイキチ」

まゆ「……あ、あの、ごめんなさい」

さくら「強そう」

まゆ「えっ?」

P「そうだろう、強そうだろう」

まゆ「えっ?」

P「そう呼んでもいいぞ」

さくら「ガイキチさぁん」

まゆ「あの、それは……やめたほうが……」

山井P「……」

P「……」

さくら「……」

山井P「……ひひっ」

P「っ……」ビクッ

さくら「……」

山井P「困るんですよねぇ、他のファンの方も並んでるのに、あまり長々と雑談されては……ふふっ」

P「……」

さくら「……」

山井P「……ところで、ボールペンで突くだけで人を殺せる急所が人体に何箇所あるか、ご存知ですか?」

P「……」フルフル

さくら「……」

山井P「今度からは、楽屋の方においでください。佐久間さんのサインなら、そこで何百枚でも、ひひっ、書いてもらえますから……」

P「……」

さくら「……」

山井P「……太ももの付け根には親指がちょうど入るくらい太い動脈が――」

P「も、もうやめて山井P、凄く怖い……見ろ村松を、気配を殺して微動だにしない」

さくら「……」

山井P「くふっ、ふふふ……」

P「悪かった、反省してる、村松も反省してるな?」

さくら「……」

P「無になっている」

まゆ「……あの、まゆが引き止めてしまったから、河合さんとさくらちゃんは」

山井P「いえ、私もこれと言って、怒っているわけではないのですよ。ただ、河合さんに同じ注意をするのが五度目だったので」

まゆ「……」

山井P「これで注意を受けたことが印象に残ってくれれば、いいのですが」

まゆ「まゆが悪いんです……知っている方が来てくれると嬉しくて、つい時間を」

山井P「いいえ、佐久間さんの対応は完璧でしたよ。河合さんのような方は大事にしないといけませんからねぇ。佐久間さんはやはり、素晴らしい」

まゆ「……うふふ」

山井P「河合さんは、味方にしておけば、ひひっ、おいしい思いができますから」

まゆ「……」

山井P「パウンドケーキとか、ドーナツとか」

まゆ「あっ、おいしい思いってそういう」

山井P「さて、お昼の部、お疲れ様でした。少し時間を置いて、午後の部ですよ」

まゆ「はぁい」

山井P「頑張っている佐久間さんには、ご褒美を、ふふっ、差し上げないといけませんよねぇ」

まゆ「はぁ、素敵……ご褒美……まゆにご褒美、下さい……」

山井P「ポッキーでも構いませんか?」

まゆ「河合さん式のご褒美はちょっと……いえ、良いんですけど、ポッキー好きですけど……」

P「……」

さくら「……」

P「サイン貰った。見ろこのハートを」

さくら「わたしもサイン貰いました。見てくださいこの、ええと……字を」

P「いい字だ、さすがままゆだ。字すら可愛い」

さくら「そうです」

P「よし! 帰るぞ村松!」

さくら「はぁい!」

P「手繋ぐか?」

さくら「えぇっ、いいんですかぁ。わぁい」

P「みんなへのお土産に何か買って帰ろう。村松は何が好き? アイス?」

さくら「アイス食べたい」

P「じゃあアイス買って帰ろう」

さくら「やった!」

P「さとみんおいでっ! アイスあるぞ!」

里美「アイス!」

P「よしよしこっちだ、おいでおいで」

里美「アイスアイスー」

P「今度はこっちだ、ソファーを越えておいで」

里美「あいすぅ」

朋「遊んでないで早く渡してあげなさいよ」

P「よし、じゃあ一個だけだぞ、あんまり食べさせすぎるとメイドさんに俺が怒られるからな」

里美「あんまり食べすぎるとわたしも怒られてしまいますぅ」

P「ん? なら半分こにするか?」

里美「んー……」

P「じゃあ今日だけ内緒でいっぱい食べよう。メイドさんには内緒だぞ、俺とさとみんの秘密だ」

里美「お兄ちゃん大好き」

P「そうか、よしよし、おいでさとみん」

里美「うんっ」

ダキッ ギュムッ

里美「ふわぁ、きもちぃ」

美紗希「……わぁ」

智絵里「……」

朋「……誰かそろそろあのテンションを咎めるべきだと思うの」

美紗希「朋ちゃんもぉ、大好きって言ったらおんなじふうにしてもらえるかもよ?」

朋「……」

美紗希「んー?」

朋「あっ、いや、あたしはべつに、全然、こんな……変なこと言わないでよ美紗希さん」

美紗希「朋ちゃんちょーかわいーっ! あはっ☆」

朋「笑わないでよもぉ……」

智絵里「……わたしも、プロデューサーさんのこと、だ、だ、大好き、ですっ」

朋「智絵里ちゃんは意外とメンタル強いわよね」

P「……」ギューッ

里美「ほわぁ……」ギューッ

智絵里「あわわわわ……」ギューッ

P「幸せ」

朋「良かったわね」

P「俺もうここに住む」

朋「ここって事務所のこと? まさか里美ちゃんと智絵里ちゃんの腕の中じゃないわよね?」

P「……」

朋「な、何か言いなさいよ、本気っぽいわよ黙ってると……」

P「……」

朋「なに見てるのよ。あたしは混ざらないわよ」

P「そうか」

ガチャッ

さくら「ふいー、おトイレ混んでた。……ん? あーっ!」

朋「いいタイミングだわさくらちゃん、ちょっとあたしだけじゃ手に負えないから何か言ってあげて」

さくら「アイス食べちゃいましたか!? 小さい子から順番に選びましょうよぉ」

朋「う、うん、そうね……」

ガチャッ

笑美「ふいー、トイレ混みすぎやろあれ……って何この空間、河合はんは何しとんの? 犯罪?」

朋「放っておくことにしたわ。何か言うと執拗に合法をアピールしてくるから」

笑美「マジか。河合はん何しとん? 早苗さん呼ぶか?」

P「いや、これは甘やかしてるだけだから合法だ。こうなると片桐は意味無い」

笑美「マジやった。ってか意味無いってアンタ」

朋「まあそのうちアイス食べたさに解散するわよ」

笑美「河合はん飽きっぽいしな」

美紗希「もちもちした感触に飽きてぇ、今度はスレンダーなのが恋しくなるかもっ」

朋「はいはい、次は朋ちゃんの番かもぉ、って言うんでしょ」

美紗希「えっ、あっ、ごめんそこまで考えてなかった」

朋「……」

美紗希「つ、次は朋ちゃんの番かもぉ、あははっ……」

朋「美紗希さんってもしかして、あたしのこと嫌い?」

美紗希「えっ、大好き。ちゅーしていーい?」

朋「えっ、駄目」

さくら「じゃあー、わたしはこのモナカのやつにします」

笑美「自由やなさくらは。そのうち唐突に飛び立つんちゃうかこの子」

美紗希「プロデューサー、あたしハーゲンダッツがいいなぁ」

P「足ぱたぱたさせるのやめなさい。しかしまあ、ふふふ、衛藤はそう言うんじゃないかと思っていたのだ」

美紗希「えっ! 買ってあるの?」

P「ないよ」

美紗希「そっかぁ。じゃあピノでいいかなぁ、パピコかピノなら、ピノだよね」

P「と見せかけて買ってある! じゃじゃーん」

美紗希「きゃーすごぉい! プロデューサー流石ですねぇ、素敵かも」

P「でも衛藤はピノを食べるらしい」

美紗希「やっぱりピノやめるぅ」

P「となると、仕方ない、これは俺が貰おう」

美紗希「はい、ピノ、あーんっ」

P「あーん……もぐもぐ、ピノうまい」

美紗希「じゃあプロデューサーはピノね」

P「えっ、そんな馬鹿な」

美紗希「もぉ一個食べたからだめぇ、あはっ☆」

P「酷い罠に嵌められた。復讐してやる。衛藤、衛藤、ほらピノだぞ、あーんっ」

美紗希「ハーゲンダッツあるからいらなぁい」

P「でもこれ、特別なピノだから、たぶん凄く美味しいし、食べないと損する」

美紗希「プロデューサー、はい、ハーゲンダッツ、あーんっ」

P「あーん……もぐもぐ」

美紗希「おいしぃ?」

P「うん」

美紗希「うふふっ」

P「もっと寄越せ!」

美紗希「きゃっ、ちょっとぉ、あははっ、やぁん」

さくら「……」

智絵里「……」

笑美「いちゃつき方が生々しいっ! 中高生引いとるで!」

朋「もうやめときなさいよ」

里美「でもぉ……」

朋「駄目だってば、ほら、取っておいて明日食べましょ。冷凍庫に入れといてあげる」

里美「んー……」

P「あっ! こら藤居! なんでさとみんのアイス取るんだ! 返してやれ!」

朋「でもこれ四個目よ? さすがにお腹壊すわよ」

P「えっ、そうなのか、じゃあもうやめとけさとみん。お腹痛くなるぞ」

里美「はい……」

P「さとみんがお腹痛くするとメイドさんが凄い怒るからな、俺を」

里美「お兄ちゃんが怒られちゃうなら、やめます。朋さんも、ありがとうございますぅ」

朋「えっ何が」

里美「気を遣って頂いて」

朋「ああ、いいわよ別に、わかってくれれば」

里美「はい」

朋「それに里美ちゃんはあたしと違って人気者だから、体調崩して予定に穴あけたりしたらまずいものね」

里美「……」

P「……」

美紗希「……」

智絵里「……」

朋「……えっと、どしたのみんなして?」

笑美「……いや、その、自虐系は……笑いにくくてな……」

朋「そ、そう……なんか、ごめん、ここまで静かになるとは思わなかった」

P「俺が悪いのか……そうに違いない……」

朋「えっ!? 違う! ご、ごめん、そんなつもりじゃなかったの……」

美紗希「朋ちゃん今、抱きつくチャンス」

笑美「今なら自然にいけるでー」

さくら「これすっごいおいしいアイスだからイズミンとアコちゃんにも取っといてあげよぉ」

笑美「めっちゃ自由やんさくら!」

さくら「あれー?」

美紗希「テンションに任せても飛び込んでいけないのがやっぱり朋ちゃんだよねぇ」

朋「何よ、いいじゃない別に」

笑美「でも実際迷っとったやろ。手が、こう、うずうずしとったで」

朋「そういう細かいところ見るのやめてよ……」

さくら「あれー? おかしいなぁ」

笑美「にしても河合はんの凹みから立ち直りまでの速さは相変わらず意味わからんな」

美紗希「里美ちゃんがジュースこぼした瞬間もう凹んでたの忘れてお世話モードだもんねぇ」

笑美「あっ! さとみん何してるんだ! しょうがない奴だ、よしよし平気だ、大丈夫(低い声)」

美紗希「似てなぁい、あははっ、ちょーうけるっ」

朋「ちょっと面白かった」

笑美「ちょっとかい。まあええけど」

さくら「えー? なんでだろぉ」

笑美「さくらどしたんさっきから。何か探しとんの?」

さくら「ままゆのサインが無いんですよぉ」

笑美「ああ、また貰いに行ったんやったか。おーい河合はん、ままゆのサイン無いってよー」

P「えっ嘘だろ! ……なんだ、あるよ、ほら見ろこのハートを。ままゆが書いてくれた」

さくら「違くてぇ、わたしのやつが無いんですよぉ」

P「えっ? 失くしちゃったのか?」

さくら「えぇー! なくしちゃったんですかぁ!?」

P「いや、それは村松の判断に任せたいところである」

さくら「なくしちゃったのかなぁ」

朋「ちゃんと鞄に入れといたの? なのに無いの?」

さくら「ずっと手に持ってたのに」

笑美「いつまで持っとった?」

さくら「……わかんない」

美紗希「事務所に戻ってきたときは、どうだったけ?」

朋「んー、手には持ってなかったんじゃない? 両手にアイス持ってたような気がするんだけど」

智絵里「確か、アイスしか、持ってなかったです」

笑美「ってことは、事務所に戻る前にどっかで失くしたか」

さくら「なくしちゃった、ままゆのサイン……」

笑美「いや探せばあるやろ多分。会場から戻るまでにどこ寄った?」

P「郵便局で切手買って、うなぎ屋さんに寄って水槽のうなぎ見て、百均でメモ帳買って、ペットショップで子猫の品評会して……」

笑美「うなぎ屋さんは迷惑やったやろうな」

P「ラーメン屋さんで秘伝のスープの作り方を聞いて、コンビニでアイス買って、事務の人たちにラーメンの秘密を伝授して、ここに来た」

笑美「よく教えてくれたなラーメン屋も」

P「常連だからな」

朋「でもそれをまた人に教えちゃうのは駄目でしょ」

P「えっ、そうなのか、じゃあ千川に頼んで拡散禁止令を敷いてもらわなきゃ」

さくら「ままゆのサイン……せっかくままゆに書いてもらったのに」

里美「……さくらちゃん、おいでおいでですぅ」

さくら「うん……」

ダキッ ギュムー

さくら「ままゆが、ありがとうって言って、せっかく、書いてくれたのに……ぐすんっ、なくし、ちょーやわらかい」

P「村松」

さくら「……」

P「俺に任せろ。見つけてきてやる」

さくら「……でももう誰かに拾われちゃったかも」

P「大丈夫、絶対見つけてくる、俺には主人公補正とご都合主義の神様もついてるしな」

さくら「……ほんとですかぁ」

P「俺が村松に嘘ついたことあるか?」

さくら「たくさんあります。今度スウェーデンの歌姫フリーダが所属になるってお話も嘘だったし」

P「そうだな」

美紗希「えぇっ!? あれ嘘だったのぉ!? あたしCD買ってタワーズ歌えるようにして、歓迎会の準備ばっちりだったのにぃ」

朋「まぁ日常的に嘘はついてるわよね」

P「マジか。でも今回は嘘じゃないから安心だ」

さくら「……」

P「では行って来る。一時間ちょっとで戻るから、その間みんなで村松を撫でてやるように」

美紗希「衣装も自作してスウェーデンのお料理も勉強してたのに……」

笑美「ちょーっと女子力高すぎるんちゃうか」

まゆ「はい、ありがとうございます、またよろしくお願いしますねぇ」

山井P「……」

まゆ「あ、はい、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか……はい、承りました」

山井P「……ひひっ」

まゆ「ありがとうございます、はい、いつでもお待ちしております」

山井P「……佐久間さん」

まゆ「はぁい」

山井P「列の後ろのほうに、つい先程も見た顔が並んでいるように見えるのですが」

まゆ「あっ、よかった、まゆにだけ見えてる妖精さんではなかったんですねぇ」

山井P「ええ、私にだけ見えているあやかしの類かとも思いましたが、佐久間さんにも見えていましたか」

P「おーい、ままゆー」

山井P「まあ彼の場合、妖精やあやかしである可能性もゼロではないのですが」

山井P「また来たのですか、河合さん」

P「うん、ままゆのサイン欲しい。これ色紙、今度は素早く出せた」

まゆ「はい、あの……書く内容は先程と同じでいいんでしょうか」

P「いや、『さくらちゃんへ』って書いて欲しい」

まゆ「えっ?」

P「さっき村松に書いてやったのと同じ感じで、『さくらちゃんへ』って書いてくれ」

まゆ「……はい、では、そのように」

P「ありがとうままゆ! 凄い感謝する」

まゆ「いえ、とんでもないです」

P「もっとままゆとお喋りしたいけど、今ちょっと緊急事態だから、また今度な」

まゆ「はい」

P「じゃあまたサイン会のときに来るから! その時はいっぱいお喋りしよう、またなー」

まゆ「はい、また」

山井P「……」

まゆ「……」

山井P「ふひっ、あれは、先程の注意を」

まゆ「えぇ、完璧に、忘れていますねぇ」

山井P「そもそもサイン会に来ずとも、事務所でサインを求めて頂くわけにはいかないのでしょうか……」

まゆ「ファンの矜持みたいなものが、あるんでしょうねぇ……」

笑美「どやった?」

美紗希「んー、無いみたい。忘れ物としては預かってないって」

笑美「河合はんとさくらが来たんは、店員覚えとったかな?」

美紗希「あっ、それ確認してなぁい。ごめん、もう一回行ってくる」

朋「今度はあたしが行って来るから、美紗希さんは休んでて。走ったでしょ、息上がってる」

美紗希「えっ、でも」

朋「いいから。事務所に大吉から連絡あったら、教えて」

美紗希「ごめんね朋ちゃん」

朋「ん、いいわよ、これくらいなんでもないわ」

笑美「人が入れ替わってるかもわからんから、それも確認してみたらええかも。忘れもんの連絡がうまくいってないとか」

朋「わかった」

笑美「ウチはラーメン屋のほう行ってみるわ。河合はんが常連ってあれやろ、駅の、西口の」

朋「多分」

笑美「じゃあ何かあったら携帯に連絡頼むわ」

朋「うん」

美紗希「はぁい」

里美「これはとっておきのプチケーキなんですけどぉ、さくらちゃんにあげますぅ」

さくら「ありがとうございまぁす」

智絵里「さくらちゃん、お茶、飲みますか?」

さくら「わぁい」

コンコンコンッ ガチャッ

ウザP「失礼します……ってお前らだけか。河合さんどこいった?」

智絵里「えっ、えっと……あの、ええと……」

ウザP「なに怯えてんだお前、小動物か」

智絵里「す、すみません、あの……」

ウザP「ああ、いいよ、どうでも。河合さんがいねぇとなると、ぷくぷく、お前に直接でいいか」

さくら「??」

ウザP「一時間くらい前にコンビニ店員がこれ届けに来たんだよ、忘れ物だとよ」

さくら「……?? ああー! ままゆのサイン!」

ウザP「仕切りやで世話焼きでおせっかいで金持ってなさそうなテンションのよく分からん男とぷくぷくのマロが忘れてった、ってお前らだろ」

さくら「ぷくぷくのマロ!?」

智絵里「河合さんの印象が……」

ウザP「お前よぉ、こういうの忘れてくんじゃねぇよ。こんな簡単に失くされたら、書いたほうも気分悪いだろうが。もっと大事にしとけ」

さくら「ごめんなさぁい。みんなに教えてあげなきゃ!」

ウザP「あん?」

さくら「河合さんもぉ、みんなで今これを探してくれてるんですよぉ。あぁー、見つかってよかったぁ」

ウザP「……ああ?」

さくら「えっ、なんで急に怖い声出すんですかぁ」

ウザP「何てめぇ座ってんだ」

さくら「えっ?」

ウザP「他の連中が探し回ってんのに、なんで失くした本人が座って茶飲んでんだって言ってんだよ」

智絵里「あっ、あの、でも、さくらちゃんは、ショックだったみたいで、その……」

さくら「……」

ウザP「……ああ、いや、どうでもいいんだけどよ。じゃあ、確かに渡したからな、もう失くすんじゃねぇぞ」

ガチャッ パタンッ

さくら「……」

ウザP「……ああ、うざってぇ。何なんだよちくしょう」

美紗希「……あっ、宇佐見プロデューサー」

ウザP「あ? ああ、お前か、ええと……」

美紗希「ええとって言うか、衛藤って言うかぁ」

ウザP「ああ、衛藤、そうだ」

美紗希「河合さんに用事?」

ウザP「ん、まあ」

美紗希「河合さんなら一時間くらいで戻るって言ってたからぁ、もうそろそろだと思いますよぉ」

ウザP「……いや、用はもう済んだからいいんだけどよ」

美紗希「んー? そうなの?」

ウザP「それよりお前、金やるから人数分ジュース買って来いよ」

美紗希「えっ?」

ウザP「下の自販なら一本百円だから、これで足りんだろ」

美紗希「えっと、どーゆーこと?」

ウザP「お前らんところの人数分だよ。ああ、俺が金出したって言うんじゃねえぞ」

美紗希「あっ、ありがとぉ……?」

ウザP「ああ、うざってぇ」

さくら「ぐすっ……ぐすん」

智絵里「それで、あの、みんなが探してくれてるのにって、ええと、宇佐見さんが、怒って……」

美紗希「……」

笑美「……」

朋「……何よ、それ。凹んでる子に、普通、そういうこと言う?」

美紗希「……」

朋「あたし、抗議してくる」

美紗希「朋ちゃん、待って」

朋「何を待つの? さくらちゃんに追い討ちかけて泣かせて、何なのあの人」

美紗希「後で説明するから、とにかく待って」

朋「……?」

ガチャッ

P「ただいまー。よしよし村松、もう泣かなくて大丈夫だ、これを見……あれ、どこだ、あ、こっちか」

さくら「プロデューサーさぁん……」

P「そうだ、プロデューサーさんである。安心するといい、これを見ろ……開かない、引っかかってる、ちょっと待って」

笑美「サインなら宇佐見さんとこに届いてたみたいやで。さっき宇佐見さんが持ってきたらしい」

P「ん? そうなのか、さすが宇佐見Pだな。あ、取れた。じゃじゃーん、俺も見つけてきたよままゆのサイン」

笑美「なんでやねん。そんなん思わずスタンダードなツッコミも出るわ」

さくら「ぐすん……プロデューサーさんスゴいです」

笑美「え、この謎現象すごいの一言で片付いてまうの? 一枚なくしたのに二枚見つかってんねんで? 怖っ」

美紗希「……ままゆのサイン会って、今日のは渋谷だっけ?」

笑美「ん? さあ、どやったやろ。なんで?」

美紗希「んーん、別になんでもなぁい」

笑美「??」

P「そんなことがあったのか」

さくら「わたし、みんなが、探してくれてるのに……自分だけ、プチケーキ、食べてて……ぐすん」

P「そうか」

さくら「サイン、大事なのに、ままゆがせっかく書いてくれたのに、ぐすん、すぐなくしちゃって……」

P「……村松は」

さくら「ぐすんっ」

P「村松は、怒られて、泣いちゃって、自分が悪いと思ってるから」

さくら「……ぐすっ」

P「将来、凄くいい奴になる。大人になる頃には偉いことになってるな」

さくら「……すんっ」

P「身長も四メートルとかになる」

笑美「でかすぎやろ。ちょいちょいコメディ路線に持ってこうとすんのやめぇや」

P「じゃあ二メートルで勘弁してやる」

笑美「あんさん誰なん? 神様?」

P「では今日のMVPの発表です」

笑美「また唐突やな。今日のって、昨日までそんなん無かったやろ」

P「今日のMVPはー……」

笑美「……」

P「……」

笑美「……」

P「……」

笑美「……」

P「……」

笑美「はよ言――」

P「全員です!」

笑美「かぶんなや!」

ウザP「……なんだよ」

美紗希「ええとぉ、ジュースごちそうさま、っていうのとぉ」

ウザP「……」

美紗希「説明したんだけど、朋ちゃんあんまり納得してくれなくて」

ウザP「説明って何をだよちくしょう」

美紗希「もしかしたら宇佐見さんのところに何か言いに来るかもだけど、悪気は無い優しい子だから許してあげて、っていうのとぉ」

ウザP「……」

美紗希「さくらちゃん、まだ幼いところあるから、言い方に気を遣ってあげてほしかったなぁ、っていうのとぉ」

ウザP「うぜぇ……」

美紗希「あ、それについてはぁ、一応、あたしはわかってますから。言ってから、しまった、って思ったんでしょ?」

ウザP「思ってねぇよ」

美紗希「うふふっ。あと、怒ってくれてありがとぉ、っていうのかな。さくらちゃんの、為になると思うから」

ウザP「……」

美紗希「それと、次また言い方間違えちゃったら、その時はあたしも抗議に来るから、それは覚えておいて欲しい、っていうのと」

ウザP「……」

美紗希「あとぉ」

ウザP「いくつあんだよ、いい加減にしろ、暇じゃねえんだよ俺も」

美紗希「ん、ごめんなさい、これで最後。はい、これお釣りと、コーヒー」

ウザP「誰がコーヒーなんざ頼んだよ」

美紗希「人数分、でしょ?」

ウザP「てめえんとこの人数分だって言っただろうが、頭からっぽかお前」

美紗希「たくさん詰まってますよぉだ、ふふっ」

ウザP「……いや、ちょっと待て、河合さんとこは今日は世話焼き押し掛け女房とちちもげらと、脱ぎたがりとサンタと山盛り蝶々と、昭和と軍人……三つ編み戦車もか、あいつも仕事で、ニューウェーブの金子とロジック少女がレッスン詰めで直帰だったよな」

美紗希「山盛りチョウチョ?」

ウザP「いるのは四葉ツインテールとぷくぷくとアホドリルと、占い娘、ツッコミ、あとお前と河合さんで七人、このコーヒーも買ったら、お釣りが三百円のわけねえだろ」

美紗希「アホドリルは流石にひどい……あとそのコーヒーはぁ、あたしの奢りですっ、あはっ☆」

ウザP「はあ?」

美紗希「てゆーかぁ、もしかして自分の担当の子たちだけじゃなくてぇ、事務所のアイドル全員分の予定把握してるの?」

ウザP「してるけど、だったら何だよ」

美紗希「ええースゴーい!! じゃああたし明日お休みなんだけどぉ、どこ行こうとしてるかもわかる?」

ウザP「知らねえよ、仕事関係ねえだろ、どこへでも勝手に出かけろ」

美紗希「正解はぁ、江ノ島でしたぁ」

ウザP「河合さんとこのアイドル、マジでわけわかんねぇ……」

ガチャッ パタン

ウザP「ああ、すげぇうざかった……なんなんだあいつは」

カシュッ ……ゴクッ

ウザP「にがっ。ブラック苦手なんだよちくしょう」

かな子「あのー」

ウザP「なんだよ」

かな子「何の呼び出しでしたか? どんなお話?」

ウザP「何だっていいだろうが。……にがっ、砂糖と牛乳あったっけか」

かな子「こ、こ、告白、とか?」

ウザP「んなわけねぇだろ。前々からまさかまさかとは思っていたが、お前もしかして馬鹿なのか?」

かな子「あっ、いえ、違うなら、いいんですけど」

ウザP「……にが」

かな子「……あれ? なんかもしかして、ちょっと機嫌よかったりしますか?」

ウザP「うるせえ、痩せろ」

かな子「あまりにも酷い……」

ウザP「海老原てめぇもだ」

菜帆「わ~、とばっちり~」

P「藤居はまだ帰らないのか? そろそろちびまるこちゃん始まるぞ?」

朋「……うん」

P「このサインは初めてハートマーク付けてもらったやつだから、宝物にしよう。今までのやつも宝物だけど、これは一番宝物だ」

朋「……ねえ」

P「ん?」

朋「宇佐見さんのところ、行かないの?」

P「えっ、なんで?」

朋「さくらちゃん、泣かされちゃったのに、何にも思うところないわけ?」

P「うん。衛藤とおがちと村松の話を総合して、大体把握したからな」

朋「把握って」

P「村松は怒られて泣いてたんじゃなくて、反省して泣いてた」

朋「……」

P「で、このジュースは宇佐見Pが買ってくれた。宇佐見Pも言い過ぎたと思っている」

朋「ジュースで釣られるの」

P「このジュースは宇佐見Pなりの罪滅ぼしのつもり、宇佐見Pも反省してる」

朋「……」

P「さて、反省している人間にこれ以上何かを言いに行くことは、ちょっとびっくりするほど無意味である」

朋「……」

P「あと俺は藤居が優しい奴で嬉しい」

朋「……何よ」

P「仲間の為に冷静さを失っちゃったり、視野が狭くなっちゃうところも、大好きである」

朋「……褒めるふりして馬鹿にしてる?」

P「ふふふ。藤居可愛い。今日は一緒に帰ろう、送って行ってやる」

朋「なに急に」

P「今、衛藤からメールが来た」

朋「……なんて?」

P「藤居のこと、よろしくって。こっちは任せてって」

朋「こっちってどっち?」

P「わからん、けど、衛藤が案外すごい奴だということは知っている」

美紗希「……あっ、もしもぉし、うん、あっううん、ちゃんと帰れたかなぁと、思ってぇ」

美紗希「うん、うん……あっ、それは大丈夫だよぉ、宇佐見さんも別に怒ってなかったし」

美紗希「うん、でもあの人も悪い人じゃないみたいだからぁ、さくらちゃんも嫌いにならないであげてね、うん」

美紗希「まだもやもやするみたいだったらぁ、明日とか、プロデューサーにすっごい甘えちゃったらいいんじゃない?」

美紗希「……えぇー、迷惑じゃないよぉ、河合さんさくらちゃんのこと大好きだもん、だっていっつも手ぇ繋いでくれるでしょ?」

美紗希「うん、へーきへーき。うん、うん、あっそうなんだぁ、じゃあちゃんと宿題もやるんだよ?」

美紗希「うん、あっあたしは明日お休みなんだぁ、うん、江ノ島いくのぉ。うん、だから明後日ねぇ、お土産買って来るね」

美紗希「はぁい、うん、また明後日、うん、はい、はぁい……っと」

美紗希「さて、あとはぁ……智絵里ちゃんと里美ちゃんにもメールしとこっ。あっ、まゆちゃんもちょうど来たぁ」

まゆ「……あらっ、美紗希さん、お疲れ様です」

美紗希「うん、まゆちゃんも今日はお疲れ様ぁ。大変だったでしょぉ」

まゆ「うふふっ、少し手首がだるくはありますね。でも、ありがたい事ですので」

美紗希「河合さん二回も行ったでしょ。何か変なことして迷惑かけなかった?」

まゆ「いえ、河合さんにはいつも、良くして頂いてます。……あの、ところで」

美紗希「うん?」

まゆ「さくらちゃん、もしかして、最初に書いたほうのサインは、失くしてしまったんでしょうか」

美紗希「んー?」

まゆ「いえ、河合さんが、さくらちゃん宛のサインがもう一枚欲しいと来たので、もしかしてと思って」

美紗希「あー、河合さんがまゆちゃんのサインいっぱい持ってるからぁ、羨ましくなったんじゃない? それでもう一枚欲しいって言い出したのかも」

まゆ「……ああ、そうなんですか。私はてっきり」

美紗希「ままゆのサインだって言ってすっごく大事にしてたもん、失くすわけないよぉ」

まゆ「あら、そうなんですか。そんなふうに言われると、うふふっ、書いたほうとしてもとても嬉しく思います」

美紗希「うん。あっ、まゆちゃんいま時間ある? ちょっとお茶して帰ろうよぉ」

まゆ「ええ、構いませんよ。……ふふっ」

美紗希「ん?」

まゆ「河合さんの有能さの秘密が、少しわかった気がします」

美紗希「えー? どーゆーこと?」

まゆ「いえ、深い意味はありません。うふふっ」

翌日

prrrrrrr

ピッ

P「もしもしどうしたさとみん、あっ、さとみんじゃない、えっ誰……ああメイドか、一号? えっ、四号? 四号お前そんな声だっけ」

朋「人を番号で呼ぶものじゃないわよ」

P「……えっ、さとみんが!?」

朋「……?」

P「うん、うん……そうなのか、俺も行ったほうがいいか? うん、俺がいないとさとみんはただのやわらかくて可愛いだけのものだからな」

朋「酷い言い様ね」

P「高級なクッションみたいなもの」

朋「えっそこまで言う?」

P「うん、うん、わかった……えっ、あ、うん、待って待ってメモ取る」

朋「?」

P「うん、うん、うん、三つ? うん、はい、はーいおっけー、わかった、うん、じゃあ後でなー」

朋「里美ちゃん、どうしたの」

P「さとみんお腹痛いって」

朋「言わんこっちゃ無い」

P「俺も行ったほうがいいみたい。あとついでに買い物頼まれた。洗濯用洗剤と、お味噌と、お米10kgを三つ」

朋「いいように使われてるわね」

P「よし、すぐ行くぞ、支度をしろ藤居」

朋「えっあたしも行くの?」

P「えっ俺一人でお米持つの?」

ガチャッ

さくら「おはようございまぁす」

P「お味噌を持つ係が来た。村松すぐまた出発だ! さとみんの家に行くぞ!」

さくら「そうなんですか。よーし行くぞぉ」

P「見ろ村松のこの素直さを」

朋「……」

P「じゃあみんなで手繋いで行こうな。仲良し、素晴らしい」

さくら「わぁい」

朋「あっ、あたしは、いい、かな」

P「……」

さくら「……」

朋「……わかったわよ、はいはい」

P「よしよし」

さくら「やったぁ」

朋「お米は持たないけど」

P「えっマジか」

以上です。
私は朋ちゃんPですが、衛藤ちゃんともお付き合いしたいです。
HTML化の依頼を出してまいります。

自画自賛になりますが、今回は海老ちゃんが良く書けてると個人的に思っております。
ちちもげらが棟方で、三つ編み戦車は赤西です。ご覧頂きましてありがとうございました。

すげー面白い
出来れば過去作品とか教えて欲しいな

>>52
ありがとうございます。過去作といえるものは『モバP「恋人は占い娘」』のみですね。
今作とは毛色が大分違う上、見せたい台詞以外は地の分でという試みの下に書いたものなので読み難いかもわかりませんが、ご一読いただければ幸いです。

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