ライナー「輝いていた日常」(69)

朝 食堂



ミカサ「おはようアルミン。……エレンはどうしたの?」キョロキョロ

アルミン「ああミカサ、昨日の夜からエレンの体調が良くないんだ」

ミカサ「!?早く看病しなければ……!」ガタンッ

アルミン「駄目だよミカサ!君は訓練に出ないと」

ミカサ「でも!」



ライナー「おいおいどうしたんだミカサ」スタスタ

ベルトルト「……」


アルミン「ライナー」

ミカサ「エレンが心配。今すぐ私が看病しにいくべき」

ライナー「エレン?ああ体調が悪いって言ってたな。咳もしてたし熱もある、ありゃ多分風邪だ」

ミカサ「……!!」ガタンッガタンッ

アルミン「ライナー!ミカサをそれ以上刺激しないで」

ライナー「わ、悪い」

ベルトルト「……」


ミカサ「やっぱり行ってくる」バッ

ライナー「待てミカサ」ガシッ

ミカサ「離して、私はエレンの看病をしなければ」

アルミン「そもそも男子寮に入れないんじゃ……」オロオロ

ライナー「落ち着け、よく考えてみろ。もしミカサがエレンの看病をしに行ったとして、エレンは喜ぶのか?」

ミカサ「……」

ライナー「そんなことする暇があるなら訓練しろよ!」カッ

ライナー「って怒ると思うんだ、エレンなら」




アルミン(さすがはライナーだ、説得力がある)

アルミン「僕もそう思うよ、だから今日はエレンの分まで訓練を頑張ろう?」

ミカサ「……わかった。私が間違っていた」シュン

ミカサ「ごめんなさい」

ライナー「分かればいいんだ。休憩のときにでも俺が様子を見に行くから」

ベルトルト「……」

昼 男子寮



エレン「畜生!」バンッ

エレン(こんな時に風邪ひいちまうなんて!)

エレン(最悪だ、何が駆逐してやるだよ)

エレン(自分の体調管理もできてねぇ!)

エレン(情けねー……)

エレン「……ゴホッ」

エレン「今頃みんな訓練してんだよな」




エレン(やっぱり行くべきだ)

エレン(こんなとこで大人しく寝てられるか!)バサッ



エレン「今からでも行かないとだ」

エレン(着替えて)ゴソゴソ

エレン(ちっ……視界が霞んでうまく着替えられねー)クラッ



バタンッ



ライナー「どこに行くつもりだエレン」


エレン「ライナー!?なんでここに」ビクッ

ライナー「何って、ちょうど昼だからな、お前に昼飯を持ってきたんだ」

ライナー「そしたら案の定これだ、お前なら無理矢理にでも行くだろうと思ってた」

エレン「……だって、行かなきゃいけねーだろ」

エレン「俺たちにとって一日がどれだけ大切か分かるだろ!俺は少しでも強くなって巨人を駆逐してや──ゲホゴホッ」

ライナー「おい、興奮するな。熱が上がるぞ」


エレン「くっ……そが」ギリッ

ライナー「それになエレン。もしお前が訓練に行ったとしたら、誰かに風邪がうつるかもしれないだろう?」

エレン「……あ」

ライナー「特にいつも一緒にいるミカサやアルミンなんかは」

エレン「それは、困る」

ライナー「だったら今日は大人しくしていろ、ぱっと見そこまで風邪はひどくなさそうだから、明日か明後日には治る」

ライナー「ほらパンだ、食べれるか?」スッ

エレン「……食べれる」

ライナー(大人しくなったみたいでよかった)


エレン「……」パクッ

エレン「うまい」

ライナー「そうか、よかった」ホッ

エレン「ライナー……、ありがとな。心配してくれて」

ライナー「当たり前だろ、友達なんだから」

エレン「ライナーらしいな」ハハッ



バタンッ



ベルトルト「ライナー」

ライナーのホモ覚醒?
それとも感動系?

>>10
ほのぼの&シリアス


ライナー「おおベルトルトか、どうした?」

ベルトルト「そろそろ訓練始まるから呼びにきた」

ライナー「もうそんな時間か、じゃあ行くか」

エレン「頑張れよ、二人とも」

ライナー「もちろんだ」

ベルトルト「うん。エレンも早く治るといいね」ニコッ



バタンッ



エレン(早く治そう)

次の日



エレン「ようミカサ」

ミカサ「エレン!体調は?」

エレン「気合いで治した、そんな長いこと休んでるわけにもいかねーしな」

ミカサ「本当に無理していない?」

エレン「してねーよ」





ライナー「まさか本当に一日で良くなるとはな。よかった」

ベルトルト「ライナー」

ライナー「ん?」

ベルトルト「あのさ、後でちょっと話が──」





ライナー「なんだよベルトルト。話って」

ベルトルト「ライナーは戦士なんだよね?」

ライナー「戦士?」

ベルトルト「僕たちの目的は故郷に帰ることだ」

ベルトルト「君も僕もアニも、戦士なんだ」

ライナー「……」ハッ




ライナー「ああ」

ライナー「そう、だったな」

ライナー「そうだった」

ベルトルト「僕らは兵士じゃない、エレンたちとは違う」

ライナー「そんなこと知ってる、知っているんだ」

ベルトルト「だったらあんまり馴れ合わない方がいい」

ライナー「ああ」

ベルトルト「情がわいてくる、忘れないで」

ベルトルト「話はそれだけだから」


ベルトルト「……なんか言ったかい?」

ライナー「言った」

ベルトルト「ライナー!僕たちは」アセアセ

ライナー「わかってる」

ライナー「でも放っておけないんだ、あいつらバカだから、何起こすかわからんしな」

ベルトルト「……良いよもう」ハァ

ベルトルト「だけど自分の目的は何かを忘れないでくれ」

ライナー「わかった。すまない、ベルトルト」



ベルトルト(本当は良くないよ、全然良くない)

ある日 食堂



アルミン「痛っ」

ライナー「どうした?」

アルミン「あはは……さっきの座学の時間に紙で指切っちゃってさ」

ライナー「どれ、見せてみろ」

アルミン「う、うん」スッ

ライナー「ぱっくりやっちまってるな」

アルミン「マヌケだなぁ僕」アハハ

ライナー「何言ってるんだ、誰でも一回はしてる。俺も指切ったことあるしな」

アルミン「ライナーは優しいんだね」


ライナー「そういえば良い薬あったな」

アルミン「え?」キョトン

ライナー「治りが早くなる薬、たぶん寮にあるから後でやるよ」

アルミン「いいの?」

ライナー「むしろこういう時に使うもんだと思うが」

アルミン「ありがとう!」ニコッ



アルミン(ライナーは頼りになるなぁ)

ベルトルト(……)

またある日 男子寮にて



コニー「全っ然わかんね、アルミンが羨ましいぜ……」ハァ

アルミン「どうしたの?」

コニー「座学だよ!俺バカだから全然頭に入んねーんだよ」

エレン「俺も今回のところはちょっと分からないところがあったな」

ライナー「そうか?俺は意外と理解できた」

コニー「すげーなライナー。ベルトルトはどうだ?」

ベルトルト「僕も、まあ理解はできたかな」

コニー「うわーなんでみんな分かるんだよ」




ライナー「なあここでちょっと提案なんだが」

コニー「なんだなんだ?」

ライナー「次の休みにみんなで勉強しないか?なんなら女子たちも誘って」

アルミン「あっ、それいいかもね」

エレン「だな」

コニー「げっ、休みの日まで勉強すんのかよ!?」アセアセ

アルミン「いいじゃないかコニー。分からないんだろ?」

コニー「まあそうなんだけどさ、……よし!たまにはするか」

ライナー「決まりだな」




ライナー「エレンはミカサを、アルミンはクリスタとユミルを、コニーはサシャを誘ってくれないか」

ライナー「俺とベルトルトはアニと、ここにはいないジャンとマルコを誘ってみる」

ベルトルト「……」

ライ・ベル以外「了解」



エレン(兄貴みたいだ)

アルミン(頼れるなぁ)

コニー(兄ちゃんみてー)

ベルトルト(……)

休日



アルミン「とりあえず全員集まったみたいだね」

ライナー「すまん、アニには断られた」

クリスタ「ユミルも用事があるから行けないって」ショボン

アルミン「じゃあアニとユミル以外は揃ったってことかな」

ライナー「そうみたいだ」

コニー「さっさと始めようぜ」

アルミン「そうだね、じゃあ最初はエレンが分からないって言ってたところから始めようか」


ライナー「俺もできる限りアルミンをサポートする。言い出しっぺだしな」

ミカサ「私も、エレンに教えるのを手伝う」

マルコ「僕も手伝うよ」

アルミン「ありがとう三人とも、じゃあまず最初に──」

夕方



アルミン「よし!ここまでかな、みんな理解できた?」

クリスタ「うん!すごく分かりやすかったよ」ニコッ

ジャン「マルコのが一番わかりやすかったな」フッ

コニー「ああ、バカな俺でも理解できたぜ!」

サシャ「すごいです!私も理解できました」

エレン「教官よりもわかりやすいんじゃねぇか、これ」ボーゼン

アルミン「よかった、手伝ってくれたみんなもありがとう」

ライナー「お疲れアルミン、俺が言い出したのに悪かったな」

アルミン「僕は楽しかったよ、復習もできたし」




ライナー「アルミンの優等生ぶりもそこまでくると、素直に尊敬できる」

アルミン「僕はライナーの方が尊敬できるしされていると思うよ?」

ライナー「そうか?照れるな」テレッ



アルミン(今日話が脱線したときとか、戻してくれたのはライナーだった)

アルミン(エレンとジャンが喧嘩して、雰囲気が悪くなったとき場をまた盛り上げたのもライナーだった)



アルミン(やっぱりライナーはすごい)

またまたある日 訓練場にて



ライナー「対人格闘術か、誰と組もうか」キョロキョロ

ベルトルト「今日は僕と組もうよ」スタスタ

ライナー「ベルトルトか。友達だからといって手加減しないからな?」

ベルトルト「……」

ベルトルト「ライナー」



ベルトルト「解散式まであと一ヶ月だよね?」

ちょっと風呂いってくる
続きは後で

ごめん
ネタバレありって書くの忘れてた


ライナー「?そりゃそうだろう、今まで長かった。これでやっと俺たちも兵士に」

ベルトルト「ライナー」ガシッ

ライナー「なんだよベルトルト、今日は妙に俺の名前を呼んでるじゃないか、それにそんな顔近付けて、気色悪いぞ!」

ベルトルト「僕たちは、故郷に帰るんだ」

ベルトルト「どんな手を使っても、帰るんだ」

ベルトルト「ライナー君は、兵士じゃない。戦士なんだ」



ライナー「……!」ハッ




ライナー「そうだった」

ライナー「俺は戦士だった、今でも変わらない」

ライナー「故郷に帰るんだ」



ライナー(何を考えているんだ俺は)

ライナー(兵士に、なんてそんなバカなことを)

ライナー(ここにいる同期だって、いつかは殺さないといけない相手だ)

ライナー(……)




ベルトルト「あともう少しじゃないか、頑張ろう」

ライナー「ああ、……わかってるさ」

ベルトルト「そっか」

ベルトルト「じゃあ最初に僕がならず者をするよ」



ベルトルト(あれだけ注意したのに)

ベルトルト(僕みたいに、自分の意志をなくせばライナーはこんなことにはならなかったのに)

次の日 食堂



ライナー「……」ボーッ



コニー「なんかライナーの様子おかしくねーか」

サシャ「そうですね。今日の立体起動の訓練でも珍しくミスしていましたし」

サシャ「どうしたんでしょう。心配です」パクッ

コニー「なあサシャ」

サシャ「なんですか?」モグモグ

コニー「今俺のパンをとっただろ、返せよ」

サシャ「もう口の中です」パクッ

コニー「ああああ!?」



ライナー「……」ボーッ

ベルトルト「……」




エレン「ライナー」スタスタ

ライナー「……」

エレン「ライナー?」

ライナー「…………」

アルミン「ライナー……?」



エレン「おいベルトルト」


ベルトルト「なに?」

エレン「ライナーの様子がおかしいんだが」

アルミン「ベルトルトは何か知らない?」

ベルトルト「えっと」



ベルトルト「訓練で失敗したから落ち込んでるんじゃないかな」




ライナー「……普通本人がいる前でそういうこと話すか?」ハァ

エレン「やっと喋った!だってお前、話しかけても反応なかったから仕方ねぇだろ」

ライナー「話かけた?」

アルミン「うん、あのねライナー。今日の訓練で失敗したこと気にしない方がいいよ?」

アルミン「僕だって体力ないからいつも失敗しているようなものだし」シュン

ライナー「……心配してくれるのか?」

ライナー(こんな俺を)


アルミン「当たり前だよ、ライナーも僕が少し怪我をしたとき心配して薬までくれたじゃないか」

エレン「俺も風邪ひいた時、ライナーに止められなかったらそのまま悪化してたかもしれない」

エレン「だからそんなライナーが落ち込んでるなんて放っておけないだろ」ニコッ

ライナー「二人とも……」



ライナー(なんなんだ)

ライナー(本当になんなんだよ、これは)

ライナー(なんで)



ライナー(お前らはそんな良い奴なんだよ……!)ギリッ




ライナー「……」ガタッ

エレン「!きゅうに立ち上がってどうした?」ビクッ

ライナー「二人とも、ありがとう」

ライナー「ちょっと外の空気吸ってくる」

アルミン「え?うん、いってらっしゃい」オロオロ

ライナー「おう」



ベルトルト(……)




コニー「あれ、ライナーの奴どこいったんだ?」スタスタ

エレン「外の空気を吸いに行くんだと」

サシャ「夜ご飯ほとんど余ってるじゃないですか、食べていいですか?」スタスタ

コニー「サシャさっき俺の分まで食べてただろ」

サシャ「あはは……すいません」

コニー「はぁ、俺外にいってライナーにパンだけ渡してくる」スッ

コニー「二口くらいしか食べてない、これじゃ明日に響く」

アルミン「じゃあ僕も」

コニー「アルミンはまだ食べ終わってねぇだろ、俺が行くから」


アルミン「わかった、頼んだよコニー」ポンッ

アルミン(不安だけど)

エレン「余計なこと言って更に凹ますなよ?」

コニー「ジャンじゃあるまいし大丈夫だ」

コニー「行ってくる」スタスタ

サシャ「結局行くんですか?ライナーのこと頼みましたよ」パクッ

エレン「そう言いながらやっぱお前は食うんだな……」ハァ





コニー(お、後ろ姿発見)



コニー「ライナー」ポンッ

ライナー「!?」

ライナー「なんだコニーか、驚かせるな」アセアセ

コニー「悪い悪い」

ライナー「……」

コニー「……」




ライナー「なんでお前はここに来たんだ」

コニー「そりゃ、これやるためだ」ヒョイ

ライナー「パンか」スッ

コニー「全然食べてなかっただろ、そんくらいは食べといた方がいいと思うぜ」

ライナー「すまない。……懐かしい」

コニー「何が?」キョトン

ライナー「昔、エレンが風邪ひいたときパンを持って行ってやったことを思い出してな」


コニー「へぇ、そんなことがあったのか」

ライナー「ああ」

コニー「……」

ライナー「……」



ライナー「お前も、心配してくれてるのか」

コニー「は?当たり前だ、俺だけじゃなくてサシャも心配してたみたいだし」

ライナー「……そうか」ハァ




コニー「俺はもう戻るけど、ライナーはどうするんだ?」

ライナー「俺はもう少しここにいる」

コニー「わかった」

コニー「元気出せよ」ニッ

ライナー「ああ」

コニー「また後でな」スタスタ



ライナー(もう、ダメだ)

ライナー(お前らは知らないだろう)

ライナー「その優しさが俺を追い詰めていってることなんて」グッ




ライナー「解散式なんか、したくない」ボソッ

ライナー「ずっとこのまま」

ライナー「いられたら」



ライナー(……そんなこと考えるなんて俺も相当きてるな)

ライナー(優しすぎるんだアイツらは)

ライナー(バカな奴らで)



ライナー「三年も、一緒にいたんだよな」ボーッ

次の日



ライナー「昨日はありがとう、すまなかった」ペコッ

エレン「礼を言われることも、謝られることもしてねぇけど」

アルミン「もう大丈夫?」

ミカサ「ライナーが去った後、エレンが更に心配していた」

ライナー「迷惑かけた」

ライナー「お前らのおかげで立ち直ることができた」

アルミン「ライナーの役に立ててよかったよ」ニコッ

エレン「何かあったら俺たちに相談してもいいんだぞ」

アルミン「うん、ライナーはみんなの信頼を得てるから」

アルミン「みんなは喜んでライナーの相談なら乗ると思う」


ライナー「そう、か」

ライナー「ありがたいな本当に……」ハハハ



ベルトルト(……)

ベルトルト(もうこれ以上追い詰めたら)

ベルトルト(ライナーが壊れてしまう)

ベルトルト(いや、もう昔から壊れているのかもしれない)

ベルトルト(あれだけ一緒にいたんだ、情がわいたんだろう)

ベルトルト(そんな状態で、まともな精神でやっていけるわけがないのかもしれない)

休憩時間



クリスタ「あれ?ライナーとベルトルト」スタスタ

ライナー「クリスタか、あとユミルも」チラッ

クリスタ「ライナー、昨日は少し元気がなかったよね?大丈夫?」

ライナー「もう大丈夫だ」

クリスタ「本当?よかったぁ」パァ


ユミル「さすが私のクリスタ、こんな奴の心配もするのか」ダキッ

クリスタ「もうユミル!ユミルだって昨日心配そうに見てたの知ってるんだからね」

ユミル「は?何言ってんだよ、んなわけないだろ」パッ

クリスタ「素直じゃないんだから。でも本当によかった……」ジワ

ライナー「……」



ライナー(結婚したい)

ベルトルト(……)




ユミル「もういいだろ。行くぞクリスタ」グイッ

クリスタ「あー待ってよ。ユミルってば」

クリスタ「じゃあまた後で、ライナー。ベルトルト」スタスタ

ライナー「おう」

ベルトルト「またね」フリフリ



ライナー「……」

ベルトルト「ライナー」




ライナー「なんだ?」

ベルトルト「故郷に、帰ろう」

ライナー「!……もちろん」

ライナー「そのつもりだ」

ベルトルト「ならいいんだ」



ライナー「だけど」

ライナー「あともうちょっとだけ仲良くしても許されるだろうか?」ボソッ

ベルトルト「……僕に聞かないで」

ライナー「そうだな、すまん」




ライナー「いつかは敵対しなくちゃいけない相手だ」

ライナー「でもみんな良い奴なんだ」

ライナー「くそが」ガンッ



ベルトルト「ライナー……」

ライナー「っ……くそ」



ライナー(あともう少しだけ)

ライナー(バカなことをやっていたい)

ライナー(敵対したその時は、容赦はしないからいいだろ?)




ベルトルト「……僕たちも戻ろう、休憩時間がもう終わるよ」スタスタ

ライナー「わかった」

ベルトルト「ライナー頑張ろう、……僕たちは戦士だろう?」

ライナー「ああ……!」



ライナー「もう少ししたら、こんな偽物だけれど輝いていた日常を、壊さなければいけないんだ」

ライナー「それでも仲良くしたいなんて」



ライナー「俺は、最低な野郎だな」ボソッ





これで終わりです。
ありがとうございました。

前作に
ユミル「友達って、いいな」
というのを書いてます。
よかったらこっちもどうぞ。

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