ウオミー「タカ君が寝てる」 (56)

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タカトシ「……」

ウオミー「……」ツンツン

タカトシ「ん……」

ウオミー「……」プニプニ

ウオミー「遊びに来たらコトミちゃんもいないし、タカ君は起きないし……」

タカトシ「……」

ウオミー「……お姉ちゃんが来てますよー……」ツンツン

タカトシ「……」

ウオミー「起きないと、チューしちゃうぞ?」

タカトシ「……」

ウオミー「……なんちゃって」

タカトシ「……」

ウオミー「……実は起きてるとか素敵展開はないんですか?」

ウオミー「とりあえず横に寝てみましょう」

タカトシ「……」

ウオミー「全然起きない」

タカトシ「……」

ウオミー「ねー」

タカトシ「……」

ウオミー「よいしょ……」

タカトシ「……」

ウオミー「顔、近いね」

タカトシ「……」

ウオミー「まだ起きないの?」

タカトシ「……」

ウオミー「本当にキスしちゃいますよ?」

ウオミー「……やっぱり寝てるとつまらないですね」

タカトシ「……」

ウオミー「タカ君、好き、大好き」ボソッ

タカトシ「……」

ウオミー「……いい加減起きてくださいよー」ユサユサ

タカトシ「んー……」

ウオミー「タカ君」

タカトシ「……」

ウオミー「はぁ……」

タカトシ「……」

ウオミー「せっかく二人なのに」

タカトシ「んー……」ギュッ

ウオミー「あら?」

ウオミー「タカ君?」

タカトシ「……」

ウオミー「寝ぼけているんですか?」

タカトシ「……」

ウオミー「どうしましょう、抱きしめられたまま……」

タカトシ「……」

ウオミー「これは色々オッケーってことでいいのでしょうか、もう合法ですよね」

タカトシ「……」

ウオミー「……」ギュッ

タカトシ「……」

ウオミー「……///」

ウオミー「タカ君……」

タカトシ「……」

ウオミー「……」チュッ

タカトシ「……」

ウオミー「……チュッ

タカトシ「……」

ウオミー「……幸せ……」


数十分後

シノ「津田ー、いるかー?ウオミーが来てると聞いたがー」

アリア「んー鍵空いてるのにいないのかなー?」

スズ「んーこっちには……」

シノ「津田ー?ウオ……ミー……?」

タカトシ「……」

ウオミー「……」

シノ「何しとんじゃああああああああ!!」

タカトシ「ん……?あれ、会長……、って、え?お、お姉ちゃん!?」

アリア「あらあら、抱き合って……これは事後?」

スズ「な、な、な……」

タカトシ「え、いや、これは?え?」

シノ「津田!!お前ええええええええ!!!」

ウオミー「タカ君ーもっかい……」チュッ

タカトシ「んん!?」

シノ「」

スズ「」

アリア「あらあら♪」

ウオミー「タカ君……」

タカトシ「誰か、状況説明してええええええええ」

シノ「ウオミー、説明を」

ウオミー「私は、えっと……、タカ君が寝てて……」ギュッ

シノ「いいから津田に抱き着くのをやめないか」

ウオミー「んー?なんで……?」

タカトシ「お姉ちゃん、まだ寝ぼけてる?」

ウオミー「んん……」ギュッ

スズ「津田!あんたももう少し強く言わないと!」

タカトシ「あ、でも、眠たそうだし」

ウオミー「んー……」ギュー

タカトシ「えーっと……」

アリア「胸があたって気持ちいい?」

タカトシ「あ、はい、……じゃない!」

シノ「う、ウオミー?さすがの私もだな……」

ウオミー「暇だから横になってたんです……」

アリア「それで?」

ウオミー「タカ君に抱きしめられました」

シノ&スズ「!?」

タカトシ「え!?」

ウオミー「ちょっと、濡れちゃった……」

シノ「つーーーーーーだーーーーーーーー!!!」

タカトシ「いや、あの、え、ね、寝ぼけてたのかなー……」

スズ「どこのラノベかエロゲの主人公よ!!」

シノ「どちらかと言えば某少年漫画の主人公が正しい!!」

アリア「少女マンガは違うの?」

タカトシ「誤解だあああ!!」

ウオミー「それで……」

シノ「それで」

ウオミー「えーっと……」チュッ

タカトシ「お、お姉ちゃん!!///」

シノ「そ、その、ちゅっちゅするのをやめないか!!」

スズ「ふ、不純異性こ、こ、こ、交友よ!!」

アリア「落ち着いて、2人とも」

シノ「落ち着いてられるか!!」

タカトシ「お姉ちゃんそろそろ離して……」

ウオミー「やー」チュッ

タカトシ「ちょっ」

ウオミー「タカ君、しゅきー……」チュッ

タカトシ「だ、だからっ!!」

アリア「魚見さんって寝起き悪いんだねー」

タカトシ「ま、まさか、これほどまでとは……んんー!!」

ウオミー「んん……」チュッ

シノ「ダメだー!!ちゅっちゅはいいが、べろちゅーまではさすがに認めん!!」グイッ

スズ「基準がおかしい!!」

ウオミー「なんで離すんですか……」ギュッ

シノ「離すわ!倫理的に!」

スズ「会長が倫理を持ち出すとは……」

タカトシ「ま、まあまあ、寝ぼけてるだけですし」

シノ「し、しかしだな!」

アリア「そうだよー私だってよくしてるし」

タカトシ「……は?」

シノ「ど、ど、どういうことだ、アリア」

アリア「え?たまに生徒会室で津田君が一人で寝てたり、お泊りの時あるじゃない?」

スズ「え、ええ」

アリア「その時に、ね?」

タカトシ「なああああ!?」

シノ「何しとんじゃ!!」

アリア「だってーゾクゾクしちゃって……」

スズ「この人逮捕!逮捕!」

アリア「大丈夫だよー、私の指を舐めさせたりとかだから」

シノ「おかしいだろ!それは!!」

ウオミー「んんっ……ん……」チュ……チュ……

タカトシ「んんー!!んー!!」

シノ「こら!そこおおおおおおおお!!」

スズ「ピー!ピー!!」

アリア「笛持ってたんだねー」

シノ「とにかくその首に回している腕を離しなさい」

ウオミー「なぜ?」

シノ「離しなさい」

ウオミー「はい」

シノ「よろしい」

ウオミー「……」ギュッ

タカトシ「うおっ」

シノ「腰に回せばいいってもんじゃない」

ウオミー「んー」チュッ

シノ「お前えええええええ!!!」

スズ「か、会長血管切れますから!」

ウオミー「んっ」チュッ

スズ「おらああああああああああ!!!」

アリア「あらあら」

ウオミー「……」スヤスヤ

シノ「そして寝るんかい!」

タカトシ「まあまあ起きちゃいますから」

スズ「甘やかし過ぎよ!」

タカトシ「普段は俺が甘えてるし……、たまには」

アリア「普段赤ちゃんプレイを!?」

タカトシ「ちょっと、黙ってましょうか」

シノ「しかしだな、津田!そういうのはいくら親戚同士とはいっても!」

タカトシ「あーまあそうですよね」

シノ「わかっているなら、その……」

タカトシ「でも、たまたま寝ぼけてただけだと思いますし」

シノ「違うー!絶対ちがーう!」

ウオミー「ん……タカ君……」

タカトシ「ほ、ほら、寝言言うくらいですし、きっと疲れてて……」

シノ「寝ぼけて許されるなら世の中恵まれない子供がたくさん生まれるぞ」

タカトシ「どういうことですか、それ」

ウオミー「タカ君……ダメッ……そんなの入らない……」

タカトシ「」

ウオミー「タカ君の大きい……壊れ……ちゃう……あたって……」

シノ「おい、なんだこれは」

タカトシ「起きてー!!変な疑惑がうまれるから起きてー!!」

ウオミー「しゅごい……たくさん……」

ウオミー「……」スースー

シノ「危険すぎるぞ……」

アリア「積極的だねー」

スズ「何もしてないんでしょうね」

タカトシ「してない!」

シノ「とにかく津田、いい加減離れろ」

タカトシ「いやー……それが完全にロックされちゃってて」

シノ「そ、そんなうらやま、けしからん状態続ける気か!!」

タカトシ「は、はは……」

アリア「シノちゃん気付いてあげて、勃起してるからバレるのが恥ずかしいんだよ!」

タカトシ「ちょっと待てい」

シノ「しかし、完全に寝てしまったな」

ウオミー「……」

タカトシ「ですね」

スズ「会長会長」

シノ「ん?」

スズ「このまま、魚見さんを放置するのは……」ボソッ

シノ「うむ、確かに、気合をいれて見張る必要があるな」ボソッ

アリア「じゃあ準備してこようか?」

シノ「それがいいな、制服も着替えたい」

スズ「ですね」

シノ「というわけで、だ、着替えてくるのでまた後でな」

タカトシ「え」

スズ「その間の見張りは」

コトミ「はーい!私がやりまーす!」

コトミ「ぐー……ぐー……」

タカトシ「それで寝るのか……」

ウオミー「……」

タカトシ「はぁ……」

ウオミー「ん……」

タカトシ「うっ……」

タカトシ(こうして二人になると、いや正確には違うけど、なんか恥ずかしいな……)

ウオミー「……」

タカトシ「……お、お姉ちゃん?」

ウオミー「……」

タカトシ「……寝てる、んだよね?」

ウオミー「……」

タカトシ「……」

タカトシ「……」

ウオミー「……」

タカトシ「……」

ウオミー「……」

タカトシ「魚見さん……」ゴクリ

ウオミー「……」

タカトシ「……」チュッ

ウオミー「……」

タカトシ「……///」

タカトシ「お、俺は何を……」

ウオミー「ん……タカ……君……」

タカトシ「……」ドキドキ

ウオミー「……」

タカトシ「魚見さん……」チュッ

ウオミー「……」

タカトシ「ん……」

ウオミー「……」

タカトシ「はぁはぁ……」

ウオミー「……」

タカトシ「……」ゴクリ

コトミ「タ・カ・に・い」

タカトシ「っ!!?コトっ」

コトミ「しー、静かにしないとお姉ちゃん起きちゃうよー?」

タカトシ「い、今の見て……」

コトミ「タカ兄が溜息ついてたところくらいからねー」

タカトシ「あ……」

コトミ「だーいじょうぶだよー、タカ兄だって男の子だもん、しないほうがおかしいって」

タカトシ「……」

コトミ「今だってずっと抱きしめられて起きられないみたいだしねー」

タカトシ「こ、コトミ、あのさ、頼むからこのことは……」

コトミ「黙ってろって言うんでしょー?任せてよ、兄妹の契りを交わした身、秘密は共有するぜよ」

タカトシ「ほ、本当だろうな」

コトミ「でも会長たちに黙っておくのもなぁ……」

タカトシ「お前の望みを言え、なんでも一つだけ叶えてやる」

コトミ「じゃあ私もそこに混ぜてもらって……」

タカトシ「おい」

ウオミー「……」グイッ

タカトシ「え」

タカトシ「う、魚見さん……?」

ウオミー「む」

タカトシ「お姉ちゃん……」

コトミ「あちゃー、起きちゃったー……」

ウオミー「コトミちゃん、3Pは嫌いじゃありませんが、それはダメよ」

コトミ「ちぇー」

タカトシ「お前な」」

ウオミー「口止め料は必要ないですよ」

コトミ「あれー、もしかして結構前から起きて……?」

ウオミー「会話はちゃんと」

コトミ「はぁー……なーんだ」

タカトシ「お、お姉ちゃん俺……」

ウオミー「いいのよ、タカ君」ナデナデ

コトミ「はぁ……、せっかくのチャンスだったのになー」

タカトシ「ちゃ、チャンスって……」

コトミ「もうー」チュッ

タカトシ「なっ!?」

コトミ「頬っぺたで我慢してあげるよー、これで会長たちには黙っておくねー」スタスタ

タカトシ「あ、あいつは……」

ウオミー「タカ君」

タカトシ「あの、お姉ちゃん、さっきのは、えっと……」

ウオミー「私にキス……」

タカトシ「あの、その、寝てて、さっきされたことで、その……すいません、言い訳です……」

ウオミー「私が起きててもしてくれますか?」

タカトシ「え、あ……」

ウオミー「……」

アリア「あらあら♪」

タカトシ「し、七条先輩!?」

アリア「ちょっと早く着き過ぎちゃったかなー、でもシノちゃんたちももうすぐ来るからやめといたほうがいいよ?」

タカトシ「あの、えっと、これは……」

アリア「大丈夫、私は気にしないからー」

タカトシ「そ、そうですか……」

アリア「津田君が誰と付き合っても、私の可愛いペットには出来るからねー」

タカトシ「あの、壮大な恐ろしい計画を聞いた気が」

アリア「うふふ、それより、魚見さんもしかして熱があるんじゃない?」

タカトシ「え?」

ウオミー「……」

シノ「ウオミーは?」

タカトシ「俺の部屋のベッドで寝かせました」

シノ「そうか、まさか風邪だったとは……」

スズ「確かにちょっと変でしたからね」

アリア「38度じゃ、ちょっとつらいねー」

シノ「乗りかかった船だ、私たちで看病するぞ!」

タカトシ「何か食べれるかな……」

アリア「気持ち悪いとはいってないみたいだから、大丈夫かも?」

スズ「じゃあおかゆとかですね」

シノ「うむ、津田、台所を借りるぞ」

アリア「魚見さんー、起きてるー?」

ウオミー「あ、はい……」

アリア「皆、下でおかゆ作ったりドタバタしてるからこっちに来たよー」

ウオミー「でも風邪が……」

アリア「服、着替えたいでしょ?コトミちゃんの服借りてきたよ」

ウオミー「ありがとうございます」

アリア「はーい、じゃあ脱ごうねー」




アリア「やっぱり汗かいちゃってるから拭くよー?」

ウオミー「こんなことまで、ごめんなさい」

アリア「いいってー、……やっぱり魚見さん、胸大きいねー」

ウオミー「いえいえ、七条さんに比べれば……、んっ、つつくのはダメですよ」

アリア「ごめんねーついー」

ウオミー「汗じゃない液体が出てしまいます」

アリア「ふふー」モミモミ

ウオミー「あの、あまりいじられると」

アリア「いつも周りにはない感覚だからついー」


シノ「へっくしょい!」

スズ「はっくしょん!」

コトミ「風邪うつりました?」

シノ「いや、なんだろう、すごい悪意を感じた」

スズ「会長、奇遇ですね、私もです」

コトミ「ん?」

シノ「……」

スズ「……」

タカトシ「火!火!」

コトミ「タカ兄違うよ、これ……会長たちからあがってる!」

タカトシ「そういう世界じゃないからここは!!」

アリア「はーい、終わり」

ウオミー「ありがとうございます」

アリア「下着とか洗濯機いれちゃうねー」

ウオミー「いえ、そこまでは……」

アリア「いいから、いいから、もうすぐご飯出来るからね」

ウオミー「あ、はい……」




シノ「アリア、ウオミーの様子は……」

アリア「うん、おっきかったよー」

シノ「おやおや?何しに行ったんだ、お前は?」

シノ『いいか!お前が行ってもいいが、過度な接触は禁止だぞ!!』

スズ『謹んで行動しなさい』

タカトシ「俺をいったいなんだと……」

コンコン

タカトシ「お姉ちゃん?」

ウオミー「タカ君……」

タカトシ「おかゆだけど、食べれますか?」

ウオミー「はい、少しいただきますね」

タカトシ「それじゃあこれ……」

ウオミー「あーん」

タカトシ「え?」

ウオミー「食べさせてくれないの?」

コトミの部屋

シノ「ちょっとウオミー調子に乗りすぎだぞ!」

スズ「静かにしないと聞こえちゃいますよ!!」

アリア「二人とも、そんなことしてないで、片づけとかするよー?」

コトミ「大丈夫ですってー何かあれば止めますから」

シノ「信用できん!」

コトミ「えー」

スズ「静かにしてください!よく聞こえない……」

コトミ「スズ先輩も必死だー」

アリア「でもなんで津田君の部屋盗聴できるのー?」

タカトシ「あ、そんなにつらいんですか……、わかりました」

ウオミー(タカ君、そのうちどこかで騙されないか心配)

タカトシ「これくらいですかね?」

ウオミー「あーん」

タカトシ「あ、あーん……」

ウオミー「あつっ……」

タカトシ「あー!すいません!!」

ウオミー「熱々ですね……」

タカトシ「慣れてなくて……ふー、ふー」

ウオミー「……」

タカトシ「えっと、これで、あーん」

ウオミー「あーん……ん、おいしいです」

タカトシ「よかった……」

タカトシ「あーん……」

ウオミー「あーん」

タカトシ「なんか変な感じですね、いつもはお姉ちゃんなのに」

ウオミー「私もまさか受けになるなんて……」

タカトシ「あ、そういう意味?」



シノ「にゅうううううう!!!」

スズ「むううううううううう!!」

アリア「なんだかラブラブで恋人同士みたいー」

シノ「」

スズ「」

コトミ「七条先輩、それはオーバーキルですよー」

リビング

タカトシ「だいぶ食べれたから一安心かなー……」

アリア「どうだった?」

タカトシ「意外と元気そうでしたよ」

アリア「そっかー」

タカトシ「あの、あの二人はいったい」

シノ「」

スズ「」

アリア「そっとしておいてあげてー」

タカトシ「は、はあ……」

コトミ「罪な男だよ……タカ兄……」

タカトシ「なんだよ、それ」

コトミ「お前の罪をかz」

シノ「そ、それじゃあ私たちは帰るぞ……」フラ

タカトシ「あ、はい、いろいろありがとうございました」

スズ「何かあったら言うのよ……」フラ

タカトシ「うん、でも熱もだいぶ下がったし、大丈夫だと思うよ」

アリア「じゃあね、魚見さんにもよろしくね」

タカトシ「はい、おやすみなさい」

アリア「ほらー、2人ともいくよー」

シノ「あー」

スズ「あー」

タカトシ「ゾンビか……」

コンコン

タカトシ「お姉ちゃん?」

ウオミー「……」

タカトシ「寝ちゃったか、なんかいろいろと大変な日だったな……」

ウオミー「……」

タカトシ「でもお姉ちゃんも大丈夫そうだし……」

ウオミー「……」

タカトシ「よか……った……」




ウオミー「あら、私また寝て……」

タカトシ「……」

ウオミー「タカ君が寝てる……」

ウオミー「看病してくれたんですね……」

タカトシ「……」

ウオミー「何かかけるもの……」

タカトシ「ん……?」

ウオミー「あら、起こしてしまいましたか」

タカトシ「あれ……お姉ちゃんダメですよ、寝てないと!」

ウオミー「でもタカ君が今度は……」

タカトシ「俺は大丈夫ですから」

ウオミー「ダメ、私が気にします」

タカトシ「いいから、寝ててくださいって」

ウオミー「でも」

タカトシ「でもじゃなくて!」

ウオミー「きゃっ」

タカトシ「うわっ」

ドテーン

ウオミー「……」

タカトシ「……」

ウオミー「あの」

タカトシ「す、すいません!すぐどきますからっ!」

ウオミー「いえ」ギュッ

タカトシ「え?え?」

ウオミー「罰として、このまま寝なさい」

タカトシ「い、いや、でもそれは……!!」

ウオミー「お姉ちゃん命令です」

タカトシ「そ、そんな……」




コトミ「はー、きたあああああああ!!!はぁはァ……」

ウオミー「タカ君、あったかい」

タカトシ「あ、あのこの状況はいろいろと……」

ウオミー「キスまでした仲じゃない」

タカトシ「っ!!」

ウオミー「もっと近くに……」

タカトシ「いや……あの……お、お姉ちゃんなんか、その柔らかいものが……」

ウオミー「下着つけてませんから」

タカトシ「り、離脱許可を……」

ウオミー「認めぬ」






コトミ「よいですなーよいですなー!」

ウオミー「タカ君、私、また熱が出たようです」

タカトシ「え、ホントですか?」

ウオミー「こんなに熱く」コツン

タカトシ「ほ、ホントですね……」

ウオミー「タカ君も熱い」

タカトシ「う、うつったのかなー……はは……」

ウオミー「タカ君」ジッ

タカトシ「お姉ちゃん……」

ウオミー「……」

タカトシ「……」チュッ

ウオミー「……」チュッ




コトミ「はぁはぁ……」

タカトシ「お、お姉ちゃん……俺……」

ウオミー「タカ君……、んっ……タカ君……んんっ」

タカトシ「んっ……ん……」

ウオミー「タカ君、好き……好きです……」

タカトシ「お姉ちゃ……魚見さん……」チュッ

ウオミー「家族になれて、近づけて……」

ウオミー「でも、気付いたんです、私はお姉ちゃんじゃなくて、タカ君の彼女になりたいです」

タカトシ「俺で……いいんですか?」

ウオミー「タカ君がいいんです」

タカトシ「魚見さん……」

ウオミー「タカ君っ……」




コトミ「はぁはぁ……、あれ盗聴器の電波が……いいとこなのにー!!」

コトミ「んー、……これで直ったかな……?」


ウオミー「ん……タカ君、そんなにキスばかりしたら溶けちゃう」

タカトシ「す、すいません、つい……」

ウオミー「口の中、ぐちゃぐちゃ」

タカトシ「その、夢中になっちゃって……」

ウオミー「いいよ、私の口の中、今日は好きにしても、あーん」

タカトシ「……」ガバッ




コトミ「なんか部分部分聞こえるなー、もうー!」

ウオミー「タカ君……しゅき……しゅきー……」

ウオミー「いいです、もっと……こわし……て……」

ウオミー「……っ、だめっ……!」





朝チュン

コトミ「肝心なとこは全然聞こえなかった……はぁ……」

ウオミー「ん……あれ……」

タカトシ「……」

ウオミー「夢じゃ、ないんですね」ギュッ

タカトシ「ん……」

ウオミー「……おはよ」

タカトシ「おねえちゃ……魚見さん、おはようございます」

ウオミー「お姉ちゃんでいいですよ」

タカトシ「……はい」

ウオミー「ふふ」チュッ

タカトシ「幸せですね……」

ウオミー「私もです……んっ、動いちゃ……」

タカトシ「えっと……、謝るんで、いいですか?」

ウオミー「……もう、っ……」

ピンポーン

シノ「……」

コトミ「は、はーい……」

スズ「なに、寝不足なの?」

シノ「様子を見に来たぞ、どうだ、具合は」

コトミ「あー会長……皆さんお揃いで……」

スズ「急変とかしなかった?」

コトミ「し、したかも……?」

アリア「あらー大変ー」

シノ「うむ、様子をみなくてはな」

コトミ「あ、あのー、今はいかないほうが……」

アリア「……あー、やめたほうがいいよー野暮だよ?」

シノ「……」

スズ「……」

シノ&スズ「うおおおおおおおおおお」ダッ

コトミ「ここは通さぬ!私の命にかえても、うわあああああああああ」

シノ&スズ「つーーーーだーーーーーーー!!」

ガシャーン

シノ「」

スズ「」

アリア「ダメだよードア壊しちゃー」

タカトシ「ん……あ、あれ、か、会長……は、萩村……」

シノ「……う、ウオミーはどこかな……」

ウオミー「……あら、お二人とも、おはようございます」

スズ「会長の気のせいでしょうか、二人が裸で、魚見さんが津田の布団から顔がひょっこり」

シノ「いや、私も見えた……うおおおおおりゃああああああ!!」ガバッ

タカトシ「あああああああ」

ウオミー「いやん」

シノ「」

スズ「」

ウオミー「んっ、おっきく……」

シノ「ま、まあ事情は分かった……恋愛関係になった以上、とやかく言わんが……」

アリア「避妊はしようねー?」

スズ「そういうことではないです!まだ高校生ですよ!?」

タカトシ「はい、すいません……」

シノ「と、とにかく節度ある行動を……う……うわあああああん」

アリア「もうシノちゃん泣かないの」

ウオミー「シノっち、萩村さん」

シノ「ん?」

ウオミー「いぇい」

シノ&スズ「なああああああああああ!!!」

アリア「まあ二人仲良くねー」

ウオミー「はい、ね、タカ君」

タカトシ「はい」

ウオミー「大好きです」チュッ

コトミ「オワリ!この映像は1万円からオークションに出せるかな、ふっふっふ」

終わりです

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