千早「ファミ○キ旨!!」 (161)

ファイル整理してたら見つかったのでアップする。
先に言っておくがごめんなさい……
(内容、誤字、文章力のなさ、キャラ崩壊などなど…)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399736395

春香「待たせちゃってごめん千早ちゃん」

千早「いいのよ。私も読みたい雑誌があったから、それに次の仕事までまだまだ時間があるわけだし大丈夫」

春香「本当にごめんね。償いってわけじゃないけど、さっき買ったこれ千早ちゃんにあげる」

千早「これは・・・」

春香「ファミ○キ!!」

千早「私、油物は苦手だから・・・」

春香「大丈夫!!ファミ○キはチキンだから豚とか牛よりヘルシーだから」

千早「全然、説得力ないのだけど・・・まあ春香がそう言うのならいただくわ」

パクッ・・・モグモグ・・・

千早「ファミ○キ旨!!」

私が何気ない理由で食べさせたファミ○キ。それを食べてから千早ちゃんは変わってしまった・・・
朝昼夜とファミ○キを食い漁り、3日ほどで自宅付近のファミマからはファミ○キが消え失せ。
ファミ○キ不毛の地と呼ばれるようになった。

原因を作った私が言うのもなんだが今の千早ちゃんは異常だ。
3食ファミ○キという生活を送っているにもかかわらずレッスンの休憩時間にはファミ○キをほうばる。
どうやらファミ○キを携帯食として常時カバンに入れているらしい。

春香「千早ちゃん。そんなにチキン食べて大丈夫・・・体重とか?」

千早「心配しなくても大丈夫よ。運動量は増やしてあるもの。チキンのための体づくりにぬかりはないわ!!」

そう言う千早ちゃんの服の隙間から見えた腹筋は漫画のバキの世界の物だった・・・。

数日後…

千早「最近、仕事が忙しくて事務所にくるのも久しぶりね」

ガチャ・・・

??「!!!」

千早「えっ・・・今誰かがいたような」

??「千早!!その千早の周りからする匂いは何!?」

千早「そ、その声は真。なんで隠れているの?」

真「いいから答えて!!その匂いの正体は!?」

千早「ええと・・・もしかしてファミ○キの匂いかしら」

真「ファミ○キ!?ま、まさかファミ○キを携帯してるというのかい?」

千早「ええ、そうだけど」

真「どうやら僕たちは戦わなければならないらしい・・・」

千早「ええと意味がわからないのだけど・・・?」

真「どうやら千早はルーキーみたいだね。持ちチキンは ファミ○キか」

千早「ごめんなさい。本当に意味が分からないわ」

真「意味はわからなくて当然だ。最初は僕もそうだった・・・でもこれを見れば分かるんじゃないかな」

千早「それは!!ファミマのフライドチキン!!」

真「そう僕の持ちチキンはファミマのフライドチキンなのさ!!」

>>5
ここから、商品名を隠すのがめんどくさくなってます。

千早(一瞬で私の間合いに入り込んで・・・)

真「もらった!!!!!!」

千早「・・・」

真「どうだいフライドチキンの味は?」

千早「なぜ真がこんなことするのか分からないけどルールは分かったわ」

真「ま、まさか!?」

千早「自分の持ちチキンを相手の口にぶち込めばいいのね」

真「ファミチキで僕のフライドチキンを受け止めたのか!?でも千早にチキンを用意する瞬間なんて・・・」

千早「用意する瞬間??そんなものいらないわ。だってチキンは常時服の下に忍ばせてるものでしょ?」

そう言って千早は袖からチキンを出して見せた。

真(千早が本気になった・・・)

千早「真、あなたに恨みはないのだけど私のチキンを侮辱するようなら本気で行かせてもらうわ!!」

真(・・・来っ!!)

千早「行け!!飛翔揚鳥!!!」

千早のチキンが真を襲う。

真「フン!!」

しかし真の手に持つチキンに弾かれてしまう。

真「甘いよ千早。確かに僕のチキンは打撃系だから遠距離攻撃という手は有りだ。でもね千早。そんなヌルいチキンじゃ僕は倒せないと」

千早「・・・クッ」

真が再び距離を詰めてくる。千早もチキンを投げそれを防ごうとするが真のチキンはそれを寄せ付けない。

真(千早のチキンを召喚するスピードが遅くなってきた・・・もうすぐ弾切れか!?)

千早が投げ真が弾く。部屋の中には既に100を超えるチキンが散らばっていた。

千早(これ以上のチキンの消費はマズい・・・)

真(攻撃が止まった!?行ける!!)

再び千早の懐に入る真。その両手にはもちろんチキンが備わっている。

真「喰らえ!!!ボーン・フェニックス(骨付きチキン)!!!」

千早「危なかった・・・でも」

千早は後方に尻餅をつくようにして攻撃を回避した。
しかし、

真「その状態じゃ次の攻撃は避けられない。チェクメイトだ千早!!」

その時、千早が笑ったような気がした・・・

真「えっ・・・」

何かに足を取られ倒れる真。あまりにも急なことで受身も取ることができない。

真「いたたた・・・」

真が目を開けるとそこには千早のチキンが・・・

千早「お食べなさい・・・」

そう言って真の口に問答無用でチキンが押し込まれた。

真が泣き崩れる。

真「ごめんよ・・・本当にゴメン・・・・・・」

千早はどうしていいのか分からずただ見ていることしか出来なかった。

千早「真・・・」

??「やめなさい千早ちゃん!!」

声がした方を向くとコチラを睨みつける音無さんがいた。

小鳥「千早ちゃん。あなたは分かってないかも知れないけどチキンをかけた戦いに破れたものは・・・」

千早「破れたものは・・・?」

小鳥「二度と自分のチキンを食べることは許されないの・・・」

千早「そんな・・・」

未だ泣き続けてる真を見る。二度とマイ・チキンを食べれないというのは手足をもがれるような気分なのだろう……

小鳥「千早ちゃん。真ちゃんを救いたくない?」

千早「そんなことが出来るのですか!?」

小鳥「ええ実はチキンマスター同士が戦う時は立会い人がいなきゃ正式な戦いとしてカウントされないの」

千早「それじゃあ」

小鳥「ごめんなさい。実は私がずっと見ていたの千早ちゃんが床に落ちたチキンをトラップにして真ちゃんを倒したとこまでね。
この全国揚鳥協会審判の資格を持つ私がね」

千早「全国揚鳥協会!?」

小鳥「ええ私はそこの審判。まさか専門学校の時にとった資格がこんなところで活きるなんてね。まさか事務所で戦いが起きるなんて思いもしなかったわ」

千早「それで真を救うことができるのですか!?」

小鳥「それは出来るのだけど・・・実はこれまでファミチキのマスターしてた天ヶ瀬冬馬って子が最近、唐翌揚げ君のマスターに負けてマスターに欠員がでているのそれで・・・」

千早「なります!!」

小鳥「気持ちいいくらいの返事ね。本当にいいの?」

千早「真を救えるなら・・・」

小鳥「律儀なことね。まあいっか。それで真ちゃんを救う方法だけど・・・」

初めまして高槻やよいです。千早さんと真さんの戦いから一週間。
765プロは以前と代わりなく平和です。
もし変わったことがあるとすれば・・・

やよい「皆!!晩御飯ができたよー」

兄弟たち「わーい」

かすみ「え・・・また?」

やよい「ん??」

長介「あのさぁ・・・なんで毎日スパイシーチキンばっかりなんだよ!?」

食卓が少し油臭くなったくらいでしょうか。

千早「おはようございます」

真・小鳥「おはよう千早」「おはよう千早ちゃん」

千早「真は今日も朝からフライドチキンなのね」

真「まあね。千早に負けてからチキンを見つめ直してさらに好きになったみたい」

千早「そう。まあ、たまにはファミチキもいいわよ。食べてみる?」

真「そういう冗談はやめてよ。マイ・チキンを裏切れるわけないじゃないか」

小鳥「フフ・・・そうね。マスターがチキンを裏切れるわけないものね」

小鳥「でも真ちゃんが今でもマスターでいられるのは千早ちゃんのおかげなんだから感謝しなきゃだめよ」

真「それは、わかってるよ小鳥さん。」

小鳥「千早ちゃんがルーキーに与えられる一試合無効に出来る権利を使ってくれたから真ちゃんはマスターでいられるのだから」

千早「まあまあ、小鳥さん。」

ガチャ

やよい「おはようございます!!!」

千早・真・小鳥「おはよう!!」

やよい「あ、千早さん!!毎日スパイシーなチキンをくれてありがとうございます」

真・小鳥(・・・え?)

千早「お礼なんていいのよ。それとこれ今日の分ね。少ないけど100枚程入っているわ」

やよい「ありがとうございます。家族で大事にいただきますね」

小鳥(・・・やよいちゃんを餌付けしてる)

真(この近くで起きてたスパイシーチキン刈りの犯人は千早だったのか)

ここまでは

名前  マイ・チキン

---ファ○マ---

千早 ファミチキ
真 フライドチキン
やよい スパイシーチキン


---ジャッジ---

小鳥さん 全国揚鳥協会審判

小鳥「あっそうだ。実は今日、伊織ちゃん達がツアーから帰ってくるの」

真「そういえば最終日って昨日でしたっけ?」

小鳥「そうよ。あら?噂をすれば帰ってきたみたいね」

ドアの向こう)ざわざわ・・・

ガチャ

亜美「たっだっいま~~!!」

伊織「相変わらず狭っ苦しい事務所ね」

あずさ「あらら~」

小鳥「お帰りなさい。ツアーお疲れ様。あれ?どうかした?」

千早・真・やよい「??」

あずさ「あの~、非常に言いづらいのだけど・・・この部屋匂いません?」

亜美「うんうん。なんかドアを開けた瞬間にプ~ンってきたよ!」

伊織「なんの匂いかしら?やよい心当たりない?」

やよい「う~ん。急に匂いって言われてもな~。ぜんぜん分からないけど」?

・・・コツコツ・・・

律子「ただいま戻りまし・・・ハッ!!伊織!!亜美!!あずささん!!」

伊織「な、なによ急に!?」

律子「なにかファ○マのような匂いがするのだけど心当たりはない!?」

亜美「!?そうかこの匂い!?」

あずさ「ファ○マだったのね!?」

伊織「つまり・・・」ゴクッ・・・

律子「この中にファ○マを崇拝する異教徒がいるみたいね」

千早・真・やよい「・・・!!」

律子「すぐに分かるのだけど・・・真はチキンを手に持ってるし、千早の服の中チキンだらけね。やよいはその手に持ってる袋には何が入ってるの?」

不気味な笑を浮かべてドアの前に立ちはだかる律子。千早たちに緊張が走る。

真(・・・一瞬で僕たちの戦力を把握しただと!?)

小鳥(さすが律子さんといったところか……洞察力と状況判断能力は秀でたものがある・・・)

やよい「あわわわわ・・・ど、どうしましょう!?」

律子「まあ、今すぐロー○ンに乗り換えるなら怪我はせずにすむけど」

律子はどこからか唐翌揚げ君を取り出して指の間に挟み込み戦闘態勢に入る。

伊織「ちょっと待ちなさいよ律子!!まさか本気で戦うつもりじゃないでしょうね!?
   アンタが本気を出してやよいが怪我でもしたらどうするのよ!?」

やよい「・・・伊織ちゃん」

律子「そうね。少しファ○マの毒牙に当てられただけみたいね。
   本物の美味しさが味わえるロー○ンのチキンを味わえば正気を取り戻すはずだわ」

伊織「そうよ律子の言うとおりだわ。だからやよい。私のマイ・チキンのLチキを味わいなさい」

やよいの目の前に行き、口元にLチキを差し出す。

亜美「やよいっちチーズ味もあるよ」

あずさ「やよいちゃん。もしよかったらHOTも食べてみない?」

3つのチキンを見て困惑するやよい。

伊織「さあ。やよい!!」

亜美「チーズ、おいしいよ~」

あずさ「お口にあうといいんだけど・・・」

真「やっ・・・!!」

千早「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」

今まで聞いたことのないような千早の叫び。765プロの空気が氷つく・・・

千早「律子、黙って見てればコレは何?悪徳セールスといっしょじゃない!?
   こんな方法でしかファンを増やせないロー○ンってコンビニはさぞかしショボイのでしょうね」

真「・・・千早」

無言で動きだし律子の前で止まる千早。
そして袖口からチキンを取り出し律子のメガネに擦りつける。

全員「!!!」

やよい「はわわわわ・・・」伊織「こ、これは・・・」
真「・・・」あずさ「あら・・・」

小鳥(目の悪い律子さんの弱点をついた攻撃、見事だわ千早ちゃん。
   これで完全に流れが千早ちゃんに偏った・・・)

千早「律子、メガネが曇っていたからチキンで拭いてあげたわよ」

笑顔で話しかける千早。

律子「ありがとう。千早のおかげで油まみれで、覗くと七色に光って見えるメガネになったわ」

笑顔を笑顔で返す律子。


真(お互い完全にキレてるな・・・)

律子「どうやらこの部屋で一番強いのは千早、アナタだったようね」

メガネを外し握り潰す律子。

律子「今、私とってもテンションが高いの。気分がいいわ。
   ボコボコにしてでもチキンを食べさせたい気分よ」

言い終えると何故か律子は少しだけ胸を張る。

千早「・・・クッ。あなたがどんなずるい手を使おうが私わ負けない。
   そして高槻さんは絶対に渡さない!!」

そして千早が後ろに下がって距離をとると同時に戦いが始まった。

あずさ(あら?・・・なぜ千早ちゃん今一瞬苦しそうな顔をしたのかしら?)

真「なんて攻撃だ!!これじゃ、マシンガンじゃないか!!」

律子から繰り出される唐翌揚げ君の雨。それをファミチキで防御し続ける千早。

千早(なんて攻撃なの。・・・クッ。でもこれをしのぎきれば・・・)

真「そうだいくら一個で5個入りの唐翌揚げ君!!しかし!!残弾は無限じゃないはずだ!!」

伊織「ちなみに今は1個増量中よ!!」

真「な!なんだって!!!!!!!」

真(それじゃあ千早は!?)

律子「あ赤羽君?どうせ近くにいるでしょ?例のあれ買ってきて」

攻撃中にもかかわらず携帯電話を取り出し話をはじめる律子。
攻撃を防ぎながら睨みを効かせる千早。

千早(まさかもう新人Pを既に配下に置いているとわ……)

真「でも、この事務所からロー○ンまで距離があるから物資が届くまで時間がかかるんじゃないかな?」

伊織「真、相変わらず甘いわね。道路を挟んだ向かいにあるコンビニあるでしょ?」

真「うん、今作ってる・・・ファ○マでしょ?看板できてたし」

伊織「まあ今朝までわね・・・見てみなさい!!」

窓から道路の向かいのコンビニを見る。

真「ロー○ンになっとる!!!!!」

やよい「お茶ははいりました」

あずさ「ありがとう、やよいちゃん」

亜美「ありがとう、やよいっち!」

やよい「あ~のアレは・・・」

亜美「ああなったら誰も止められないよ」

あずさ「まあ、後30分もしたら収まるでしょうから」

亜美「そうだねー。亜美たちは大人しく待ってようか」

真「まさか・・・買収?」

伊織「水瀬の力を使えば簡単だったわ」

・・ガチャ

赤羽P「律子、買ってきたぞ」

律子「ああそこ置いといて。それともう帰っていいからお疲れ」

赤羽「ええ!?」

今井「赤羽君。明日覚悟しといてね」ニヤ・・・

赤羽「お、お疲れ様です・・・!!」(涙)

律子「千早、これで私の残弾は万を超える数になったわ」

千早「・・・クッ」

律子「ふふ・・・いつまで耐えれるかしら?」

攻撃を受ける度に確実に削られていくチキン。
律子の無限とも言える攻撃にラスト一枚にまでされてしまった・・・

律子「どうやらそれが最後の一枚のようね」

千早「ハァハァ・・・まだ、負けた訳じゃ・・・」

律子「どうあがいてもこれでお終いよ!!」

これまでにない数のチキンが千早を襲う!!

千早(・・・このままじゃ)

その時、奇跡が起こった。
チキンによってガードされたチキンが奇跡的な角度で跳ね返り律子へ向かっていったのだ。

律子「なっ!!」

一度は驚きの表情を見せる律子。しかしすぐに余裕の笑に変わる。

バクッ!!

跳ね返った自らのチキンを喰らう律子。

律子「千早、偶然だとしても私の攻撃を跳ね返すとはたいしたものね。
   でもね。私のチキンをいくら跳ね返そうと私は倒せない分かってるでしょうね?」

千早「ええ。マスターともあろう者が自らのチキンで倒されるなんてありえない。
   でもね。アナタを倒す策を閃くことができたわ」

ここに来て初めて笑った千早。
チキンを卓球のラケットのように持ち替える。

真「まさかこんな戦いになるなんて・・・」

伊織「律子の攻撃を跳ね返すことで自らの攻撃に変換する・・・」

真「もちろん、それが有効な攻撃じゃないことは千早も分かっているだろう・・・」

伊織「律子の弾切れを待つ・・・確かにこの場合じゃ最善の策だと思うけど・・・」

真「やっぱり伊織も気づいてるんだね」

伊織「ええ、律子は自らのチキンを食べて回復しているわ」

真「うん、その証拠に律子のチキンを投げる速度が上がってる」

10分後・・・

20分後・・・

律子「ハァハァ・・・やるじゃない・・・でも、まだまだよ!!」

律子が投げ、千早が打ち返し、律子が食べる。
もしかすると永遠に続くのではないかと思うほどの膠着状態。
それが終わる時が来た・・・

律子「ゲフッ…オェ、オロロロロロロロロ…」

真「まあ、10分すぎくらいからこんな結果になると思ってたけど」

伊織「ここまで地獄絵図だとわね…想像できなかったわ」

千早 トコトコ…

真「…千早?」

伊織「え、まさか…」

律子「オロ、ゴルァガァァァァ…」

真「ダメダメ駄目!!今出してるところだから」

伊織「まさかリバース中にチキンをねじ込むとわね…」

ロー○ン編 完

(お気づきのとうり、途中で飽きて無理やり終わらせてます。)

まとめ

名前  マイ・チキン

---ファ○マ---

千早 ファミチキ
真 フライドチキン
やよい スパイシーチキン


---ロー○ン----

律子 からあげ君
伊織 Lチキ(レギュラー)
亜美 Lチキ(チーズ)
あずさ Lチキ(HOT)

 


---ジャッジ---

小鳥さん 全国揚鳥協会審判

あれから数日、律子のせいでゲ○臭くなった事務所にも慣れてきたころの話。
千早は事務所で真と二人でチキンを食べていた。

千早「真のチキン新しくなったみたいね」

真「そうそうプレミアムでフライドチキンの強化版なんだよね」

千早「なら持ちチキンはどうなるの?」

真「ええと、どっちも親戚みたいなものだから、どちらも使うつもりなんだ。二刀流ってやつ」

千早「そう、私はとてもカッコいいと思うわ」

なんて、他愛無い会話をしながら

ガチャ…

??「おはようございます!!」

聞きなれた声が事務所中に響きました。
そうです。われらがメインヒロイン 天海 春香の登場です。

千早「春香、おは!?あなたは誰?」

そこには、春香の姿はなく白い服を着たおじいさんが立っていました。

真「千早、なに言って…カ、カーネル!?」

千早「真、このお爺さんを知っているの?」

真「ああ、有名なんてもんじゃない。彼はチキン界の頂点に立つ者、カーネル・サンダースさ!!」

千早「な、なんですって!?」

真「もしかすると765プロが最近、チキンに力を入れてるからつぶしに来たのかもしれない」

千早「信じられない!?」

カーネル「あの…」

真「やばいよ。彼のチキンはその中毒性から流通禁止になっている国があると聞いたことがある」

千早「ホントに!?でも、この威圧感。それくらいのことはやりそうね」

カーネル「千早ちゃん、真……」

千早・真「……春香!!」

千早と真は目の前にいるカーネルが春香であることに気づいた!!

千早「あなた春香なのね?」

真「春香には見えないけど、千早頭を見て!!」

千早「ホントだわ。春香のリボン!!」

真「どうやらホントに春香のようだね」

春香「ちょっと二人とも酷いよ!!」

千早・真「いや、全然」

千早と真は目の前にいるカーネルが春香であることに気づいた!!

千早「あなた春香なのね?」

真「春香には見えないけど、千早頭を見て!!」

千早「ホントだわ。春香のリボン!!」

真「どうやらホントに春香のようだね」

春香「ちょっと二人とも酷いよ!!」

千早・真「いや、全然」

千早「それくらい春香の容姿は変化してるのよ」

春香「酷いよーちょっとチキンを食べすぎただけだよー」

真「春香、多分だけどちょっとじゃないと思うよ」

春香「うん、確かにちょっとではないかも」

千早「もう、春香。アイドルなんだから食べる物にも気を使わないと…!?」

春香「千早ちゃん??」

千早「その髭…本物!?」

春香「うん、そうだよ。急に生え出したの」

千早「ど、どういうこと…?」

真「聞いたことがある。あるチキンを食べるとこういう現象が起こるって…」

千早「そんな、まさか!?」

真「たしか現象も名前は…」

千早「名前は?」

真「カーネル化現象」

千早「カーネル化現象!!!!!!!!!!」

千早「でも早めに気づけてよかったわね。まだ、外見がカーネル化しただけだわ」

真「それで、ほぼすべてだと思うのは僕だけかな??」

千早「春香、春香は今はまっているチキンを止めるべきだわ」

春香「千早ちゃん……」

真「僕も手伝うよ」

春香「真……」

春香の心は改心しようとしていた。
だが、次の瞬間信じられないことが起きた。

春香「あああああああああああああああ!!!!」

春香が突然叫びだしたのだ。

千早・真「は、春香!!」

当然、二人は動揺する。そんな二人をおいて春香は叫び続けた。

しばらくして春香の絶叫は収まった。
千早たちは安心したがすぐに違和感に気づいた。

千早「あなたは誰!?」

すると目の前の春香が突然、千早に向かって拳を振り上げる。

!!

千早は寸前で攻撃をよけて後方に下がる。

千早「もう一度聞くわ。あなたは誰」

春香?「フォフォフォフォ…最近のガキは私の名前も知らんのか」

真「ま、まさか!?」

春香?「そうだよ。君たちの目の前にいるのはチキン界の神だ!!!!」

千早・真「カーネル・サンダース!!!!!!」

カーネル「君たちに最高のチキンをプレゼントしよう」

・・・寝ます。

このまま、置いておきますが誰かが続きを書いてくれても結構です。
理由としては自分でも続きを書くか迷ってるからです。

本日はテンポ重視のカオスな駄文を見てくれてありがとうございました。

途中に突然「今井」になったのはなんなんだ……
(声優名ってことはわかるが)

>>60
中の人ネタや
分かりにくくてすまん。
今度からできるだけやめるわ

真「し、仕方ない!!」

千早「ま、真!!」

真は一瞬でカーネルとの距離を詰めチキンを口にねじ込むことに……




成功した!!

真(勝った!!)

千早「まさか、こんなにあっさり??」

そのあと、無言のま咀嚼を続けるカーネル……

カーネル「フォフォフォフォ!!」

真・千早(なんだと!?)

カーネル「フォフォフォフォ!!味が単調過ぎる!!」

真「食べたのに無事だと……」

カーネル「やはり11種類のスパイスこそ至高!!黄金比率なのだよ!!!!!!!フォフォフォフォ!!」

そして真が絶望した瞬間、コンマ1秒の世界の話
真の口にチキンが詰め込まれた……

真「うっ、旨い……」バタッ

カーネル「フォフォフォフォ!!」

小鳥「やはりね」

千早「音無さん!?」

小鳥「残念だけど千早ちゃん。アナタはこの戦い負けるわ……」

千早「いくら音無さんでも、言っていいことと…」

小鳥「ブランドの差よ!!!」

千早「!?」ビクッ

小鳥「千早ちゃん。あなたの崇拝する緑のお店はファミチキだけで経営が成り立つと思う?」

千早「…くっ」

小鳥「そうよ。それがブランドの差…絶対的な壁」

千早「じゃあ、どうすれば!?」

小鳥「答えは一つよ。逃げなさい…」

千早「今、なんて…?」

カーネル「フォフォフォフォ!!逃がすと思うかい?」

小鳥「黙りなさ!!中年太り!!」

春香の心(酷くない!?)

カーネル「何と言われようが私はど、ど、同時ない・・ぞ↑↑」アワワ…

千早(気にしてたんだ……)

小鳥「無理ね。それに、あなたに千早ちゃんに指一本触れられないわ」

カーネル「なんだと?」

小鳥「さあ、行きなさい!!」

小鳥が千早の背中を押す。千早はカーネルの真横を通り過ぎて出口へ…

カーネル「不可能だと言っておろう!!」

カーネルのチキンが千早を襲う!!!

千早(よけれない!!)

そう思った瞬間、カーネルのチキンが失速をする。
千早はうまくよけ、事務所からの脱出に成功した。

崩れ堕ちるカーネル…

小鳥「やはりね」

カーネル「貴様何をした……?」

小鳥「私は何もしていないわ。原因はあなたにあるのよ」

カーネル「!!」

小鳥「私は最初から気づいていたわ。カーネル化の代償を」

カーネル「ばかな代償だど」ウッ

小鳥「無理しなくていいわ。心肺に負荷をかけすぎてるのだから動けないでしょう?」

カーネル「ハァハァ」

小鳥「教えてあげるわ。カーネル化の代償それは……」

カーネル「それは……」

小鳥「メタボリックシンドローム!!!!!!!!!」

カーネル「なんということだ…完全に盲点」

続きは後日、ベイスが勝てば今夜。

あと、取材のためチキン食ってくるから
お勧めあったら教えて欲しい。

近くにあったら食べてSSに登場させる予定

セブンの揚げ鶏

>>72-76
揚げ鳥初めて食べた。全然ぱさぱさしてないんやな
スリーエフはすまん見たことないわ…大阪にはないかもしれん。

100チキ、マックはよく食べるで低価格高クオリティ

事務所から逃げだした後、千早は自宅に戻って泣いた。
このまま、すっど引きこもっておこうとさえ思った……が。

千早「お腹がすいた……」

お腹が空いたのでファ○マに行った。

一方その頃…カーネル化した春香は……

カーネル「あ、イライラするわ」

そう言って近くのコンビニに向かう。

カーネル「なんやこれ??」

その後、デイリーヤ○ザキがフランチャイズ化された。

フォフォフォフォ!!

(ケ○タッキー 神降臨編 完)

「あれから数日、千早ちゃんに動きはないと…」

「まあ、ここまでは予想どうりだけど……いつまでも休ませるわけにはいかないわね」

「うん。わかってるわ。もう手はうってある……」

「相変わらず仕事が早いわね。小鳥」

小鳥「あなたほどじゃないわよ」

「手ってあの二人でしょ?潰れちゃうんじゃないの?」

小鳥「そしたら次の娘を探すわ」

「そういう笑顔の下で何考えてるのか分からないところが貴女の怖さよね」

小鳥「それは貴女もでしょ。日高舞さん」

ピンポーン!!

千早「誰か来たみたい。誰かしら?」

真美「千早姉ちゃん!!」

千早「真美!?」

ガチャ

千早「いらっしゃい、でもな…!?」

雪歩「千早ちゃん、私に何か隠してることない?」

千早「え…」

雪歩「例えば、真ちゃんの事とかね」

千早「真…」

雪歩「立ち話もなんだし家の中に入ろうよ」

千早「そ、そうね」

雪歩「さっ真美ちゃんも早くはやく」

真美「う、うん」

千早(何が起こるというの?)

雪歩「それじゃ真美ちゃん。計画道理に」

真美「OK!!」

千早「真美なにやって!?」

真美「姉ちゃん。キッチン借りるよ!!」

雪歩「私が行かせるとでも?」

千早ののど元にチキンが突き立てられる……

真美「さすが千早お姉ちゃん、フライヤーもあるんだ」

カラカラカラ…(何かを揚げる音)

雪歩「さすがの千早ちゃんでもこの状況じゃ…!?」

ドスッ

雪歩がお腹を押さえて膝から崩れ落ちる。

千早「雪歩。まだまだ甘いわね」

雪歩(ボ、ボディーブローって……物理ありかよ)

千早「フフフ……雪歩。戦いに腹筋強化は基本!!経験の差がでたわね」

雪歩「お前えええええええええええええええええええええ!!」

千早「何を言っても無駄。私のチキンを味わいなさい!!」

雪歩「!!」

雪歩の口に千早のチキンが炸裂する。

千早「後は真美…だ!?」

ドスッ

雪歩は自らの腹を殴りつけた!!

雪歩「うびゃぁぁぁぁぁぁぁ」

千早(食道に入る前に戻したというの!?)

いや喉通った時点で味わってるだろ

雪歩「千早ちゃん…確かに私は甘かったみたいだね」

千早「…」

雪歩「だからもう手加減はしない!!」

千早(雪歩の雰囲気が変わった)

千早「そういえば雪歩のチキンの名前を聞いていなかったわね」千早ジョジョ立ち!!

雪歩「私のチキンはね…サークル○・サ○クスのフライドチキンだよ!!」

>>91
それは書いてる俺も思った。
でも、胃からの嘔吐物で味を掻き消したって設定でお願いします。

超近距離での攻防。お互いのチキンが何度も工作する。

千早(雪歩何を考えてる…体力で私に勝てるわけないのに)

雪歩「うりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!」

雪歩は攻撃の手を緩めない。何か勝算があるのだろうか?

真美「ゆきぴょん。チキンが揚がったよ!!」

千早「揚げたてだと!?」

揚げたてのチキンが真美から雪歩にわたる。

千早「なに!?」

雪歩「ダブルフライドチキン。貴女を倒す秘策よ!!!!」

雪歩の手には二種類の違うチキンが持たれている。

千早「噂では聞いていたけど、あなたがツインチキンラーだったとわね」

雪歩「そうフライドチキンと旨辛フライドチキン。二種類の味を食べ比べなさい」

千早に向かって二種類のチキンが飛んでくる!!

千早「甘い!!」

千早は簡単にそれを弾く。

雪歩「……計算通り」

千早「熱いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アツアツの肉汁が千早の顔にかかったのだ!!

千早(まさか、その異常な量の肉汁で攻撃してくるとわ)

雪歩「私の攻撃を誰も防ぐことは出来ない!!これがミート・スプラッシュよ!!!」

千早「なんてこと!!」

千早「弾くことが出来ないとなると」

千早は距離を詰める。

雪歩「それしかないよね!!」

千早のチキンと雪歩のチキンが交錯した…

千早(私のファミチキが…!?)

雪歩によってファミチキが破壊された。そして

雪歩「ミート・スプラッシュ!!!!!」

千早「熱いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

雪歩「肉のムネ肉の厚みで私には勝てないよ」

千早「攻撃は防げない…接近戦でも。チキンの厚みで負ける。これが揚げたての力、どうすれば…」

その時、千早は床に落ちているフライドチキンを見つけた。

千早「もしかして!?」

千早は床のチキンを拾い上げ真上に放り投げた!!!

雪歩「何をするつもり?」

サンクスのフライドチキンはレンジでチンする雑なものとフライヤーで揚げるものがあったりする
値段は同じだが勿論後者の方が上手い

ちなみに最近フライドチキン(レンジ)は油の質が落ちたのか皿に置くとまっ黄色の油の水たまりができる、キモい

真上に放り出されたチキン。それが行き着く先は…天井であった。

雪歩「まさか…」

千早「あなたの技、使わせてもらうわ!!ミート・スプラッシュ!!!!!」

チキンが天井に当たり、アツアツの肉汁が部屋中に降り注ぐ。

そして、その前に千早はテーブルの下に身を隠す。

雪歩「熱いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

真美「ゆきぴょん!?」

そして不運なことに……

雪歩「目があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

勝敗が決した。もちろん千早の勝利だ。

敗者である雪歩と真美には千早の部屋の後かたずけが命じられた。
散乱した衣を片付け、ファミチでワックスがけをする。

千早は前以上に油臭くなった部屋に非常に満足した。

(サークル○サ○クス編 完)

>>101
そうなのか博学だな

そういう無駄知識は大歓迎よ!!

ファ○キチ?

ここまでまとめ

名前  マイ・チキン

---ファ○マ---

千早 ファミチキ
真 フライドチキン
やよい スパイシーチキン


---ロー○ン----

律子 からあげ君
伊織 Lチキ(レギュラー)
亜美 Lチキ(チーズ)
あずさ Lチキ(HOT)


---サークル○サ○クス---

雪歩 旨辛・ノーマル フライドチキン
真美 上と同じ



---ケ○タッキー---

春香 カーネル化


 
---ジャッジ---

小鳥さん 全国揚鳥協会審判
日高 舞 不明

>>105
誤字かすまん><
段々ゲシュタルト崩壊を起こしかけてるんや…

ファミチキ、ファミキチ、ファミチ、ファミファミ、ファミマミ…

響「揚げ鳥をくらえ!!」

千早「攻撃が単調」スッ

響「うぎゃーなんでーー」

その雪歩との戦いから数日。
千早は連戦連勝をかさね、どんどんと力をつけていった。

千早「それにしても日本も住みにくくなったものね」

辺りの人々を見る。まっすぐ歩けない者、視点が合わない者、口が閉まらなくなり涎をたらし続ける者…

千早「まるでゾンビの街みたいね」

彼らは学名【チキンドラッカー】と言われ中毒性の高いチキンを摂取し続けた者の末路である。
現在、日本の人口の3分の2がこの病気と言われている。

千早はポケットからファミチキを取り出す。

千早「わかってる。彼らに罪はないのね」

千早の力はファミチキと会話ができるまでになっていた……

カーネル「フォフォッフォフォ!!ついに見つけましたよ千早ちゃん」

舞「あんたも執念深いわね」

カーネル「かもしれませんね。しかし、その中でも千早ちゃんは特別です」

舞「私には勝てないと分かって勝負さえしないのにね」

カーネル「フォフォフォフォ!!私は負ける勝負はしない主義なのです!!」

舞(つまり千早ちゃんには100%勝てると思っているわけね……)

千早「な、何てこと!?ファミチキが道に落ちてるわ!!」

千早「あ、こっちにも!?、えっあっちにも!?」

千早はチキンに導かれるように進んでゆき港にある、倉庫にたどり着いた。

千早「もうチキンは……はっここはドコ??」

カーネル「フォフォフォフォ!!よく来てくれたね」

千早「お、お前は!?」

カーネル「そうだ。私だよ!!」

千早「お前の罠だったのか!?」

カーネル「そうだ。私の罠だ!!」

千早「糞、お前なんかの策略にはまってしまうとは……」

カーネル「ええと……ちょと、いいですか?」

千早「ハイ!!」

カーネル「私の名前覚えてます?」

千早「すいませんでした!!!!!!!!!!!!」

千早は頭を下げた。

カーネルは過去の事務所での出来事を優しく説明した。

カーネル「つまり私たちは戦わなくてはいけないのだ!!」

千早「分かりました!!」

千早は大きく深呼吸をして、

カーネル「??」

千早「先手必勝じゃああああああああああああああああ!!!!!!」

ファミチキがカーネルを襲う!!

しかし、千早の攻撃は簡単に弾かれる。

カーネル「まさか不意打ちをしてくるとは思わなかったよ」

カーネルは両手にチキンを持ち構える。

カーネル「これは第一の部位 ドラム !!!!」

千早「ドラム!!」

カーネル「部位の中で最大の攻撃力を誇る場所だ!!さあ、私の二刀流受けきれるかな!?」

カーネルが迫ってくる。しかし、千早は冷静だった。


カーネルの踏みつけるであろう部分にチキンを投げつける!!


カーネル「なんだと!?」


踏みつけ、足を滑らせたカーネルの体は重力の力で頭から地面に叩きつけられた。


千早「悪いけど決めさせてもらうわ!!」


千早は地面に転がるカーネルの胸に拳を振りぬいた!!


千早「奥義!!胸肉破壊!!」


昔の千早では考えれない行動であった。しかし多くの戦いが千早を変えていた。


今の千早の戦術は


チキンで滑らし、物理で殴ろう!!であった。

ぼすっ


千早の拳はカーネルに炸裂した。しかし手ごたえに違和感を感じた。


カーネル「フォフォフォフォ!!甘いんだよょおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


カーネルは立ち上がった。


千早「なんで立ち上がる事ができるの?胸肉は破壊されたはずでしょ?」


カーネル「だから、甘いって千早ちゃん!!」


カーネルは白いジャケットを脱いだ。


千早「なんですって!?」


ジャケットを脱いだカーネルの上半身は……






チキンで覆われていた……

カーネル「これは、第二の部位 キール !!!水分が少なくパサパサしている。
     服の下に忍ばせて防弾チョッキにするにはピッタリだ!!」


千早(言われてみればジャケットがパンパンだった。
   しかし、まさかチキンを仕込んでいるとわ……)


カーネル「これは君のアイデアだよ。その服のした何百枚ものファミチキが仕込んであるのだろ?」


その言葉で千早も思い出した。


千早(私も仕込んでた……)


カーネル「いでよ第三の部位!! ウイング!!」


千早「何をするつもり!?」


カーネルはウイングを千早に投げつける。


千早「当たらないわ!!」スッ


千早「さあ、私のター」ドスッ


背中に衝撃が走った。振り向くと避けたはずのウイングが足元に転がっていた。


千早「まさか、ブーメラン!?」


カーネル「そう、ウイングはブーメランのように戻ってくるのだ!!!!」


カーネルはチキンを頬張りながら答えた。


カーネル、体力回復!!

近距離ではドラム、遠距離げはウイング、そして鉄壁のキール。
そのまがまがしい威圧感にも負けず、ファミチキだけで立ち向かう千早。


倉庫内すべてを使って攻撃をかわし続け、息が切れるのを待つ。
カーネル化の代償、メタボリックシンドロームの弱点を突いた作戦であった。


しかし、30秒してもカーネルは心筋梗塞を起こさない。


千早(なぜ?デブの30秒よ!?)


カーネル「どうやら、君は勘違いをしているようだね」


千早「なんですって」


カーネル「私はチキン界の神だ!!しかし、自分に慢心などしない!!
     私は成長し続けるから神なのだ!!!!!!!」


千早「そんな、短期間で内臓脂肪を減らしたというの!?」


カーネル「違う!!実はあれから寝る前にトマトジュースを飲むようになったのだ!!!」


千早「トマトジュースですって!?」


カーネル「おかげて血液の流れが良くなったよ」


千早「唯一の希望が……」



血液サラサラ、カーネル・サンダースに死角はない!!


千早「もう、駄目だというの……?」


??「千早ちゃん…まだ…諦めないで……」


千早「でも……」


??「大丈夫、チャンスはきっと来る」


希望を失いかけた千早を手にもったファミチキが励ます。


千早「ありがとう、私、今どうかしてたわ」


ファミチキ「それでこそ千早ちゃんだよ!!」


二人にしか分からない二人だけの世界…
千早はこれまで以上にファミチキとの絆が深まった気がした。


千早「さあ!!反撃よ!!」

決意を新たにした千早であったが、状況は変わらない。
攻撃を避けつつ、反撃のチャンスを待つ。そして……


千早「ここだわ!!」


カーネルが少し大振りした隙を狙い、顔面に向かってファミチキを放った!!


しかし!!


ツルッ!!


千早「顔にチキンが触れた瞬間、滑っただと!?」


カーネル「いい攻撃だがまだ甘い!!これこそ第四の部位 サイ の能力!!」


千早「第四の部位!?」


千早(いったい、いくつあるというの!?)

カーネル「第四の部位 サイ!!その特徴はすべての部位で一番の油!!
     私はサイ油を全身に塗り広げている!!」


千早「たしかに、テカり具合が半端じゃない!?」


カーネル「つまり、無防備な部分への攻撃も無効かされるということ」


千早「こんなことが……」


ファミチキ「千早ちゃん!!」


千早「大丈夫よ。もう絶望はしないわ」


カーネル(誰に話してるんや?)


千早(つまり攻撃箇所は二つ……口か肛門にチキンをぶち込む!!!)

休憩。

ちょっと仮眠して風呂入ってから再開します。
仮眠が本寝になったらすいません。

カーネル「フォフォフォ!!まさか、第四の部位まで出すことになるとは思わなかったが
      ここまで、私を楽しませたお礼だ。いでよ第五の部位 リブ !!!!」


千早「まだ、強くなるというの!?」


カーネル「リブはもっとも骨の多い部位!!これを手に付ければ!!!」


千早「手に付ければ?」


カーネル「メリケンサックだ!!!!」


千早(思ってた以上に地味だった……)


ファミチキ「地味だね」

カーネル「これが私の最終形態だ!!!!!」


千早「フフフ」


カーネル「何がおかしい!?」


千早「ハハハハ!!」


カーネル「なんだというのだ!?」


ファミチキ「ち、千早ちゃん!?」


千早「それじゃあ私も最終形態になろうかしら」


カーネル・ファミチキ「な、なんだって!?」

千早はポケットかたチキンを取り出した。
ズボンの中、上着の中などあらゆる場所からファミチキを取り出す。


そして、合計334枚のファミチキを床に置いて


千早「ありがとう」


チキンに感謝の言葉を述べた。


カーネル「何をしているというんだ!?死に急ぐきか!?」


千早「いいえ。これが私の最終形態。始まりであり完全よ」


千早「カーネル、私たちはチキンを愛している。それは他人に無理やりでも食べさせたいほどにね」


カーネル(なんか始まった……)


千早「だから、私たちは服の下にチキンを仕込み、チキンで満たされようとしたいた」


ファミチキ「千早ちゃん……何を??」


千早「でも、それって人間のエゴだわ。私はチキンの気持ちになって気づいたの」


カーネル「何を気づいたと言うのだ!?」


千早「チキンの幸せよ。私たちは自分のことばかりでチキンの事を考えていなかった!!」


カーネル「チキンの幸せだと!?」


千早「そして達した私の答え……チキンの願い……」


カーネル「そ、それは……」ゴクリ

千早「それは食べられること」


カーネル「食べられることだと!!」


千早「そう、食べられること。食べられ一つになること!!」


カーネル「な、なんだこの威圧感は!?」


ヒュウウウウ・・・・・・


その時、倉庫内に風が吹き込んできた。
風は二人の間を通り抜けてゆく。


風が千早の着ているシャツを揺らす。
その時、カーネルの見た物は千早のバッキバキに割れた腹筋であった。


そしてカーネル内に眠る春香の記憶が蘇る。


千早の腹筋が……バキ世界の物だったことを……

千早「そう私の肉体。チキンのために鍛え上げたこの体こそが最終形態」


カーネルは寒気を覚える。


千早「それじゃあ。初めてのファミチキの味をあなたに教えてあげましょうか」


千早は、すべてのチキンを外した。それは千早に劇的な変化をもたらした。


300枚以上のチキンが常に千早を圧迫していたのだ。
その枷さえ外せば関節は今まで以上の可動域を千早にもたらす。
膝は千早にスピードをもたらしてくれる。


つまり簡単な話が動きやすくなったのである!!

千早はファミチキを一枚手に取る。


千早「美味しくいただきなさい」


カーネルは千早の動きをとらえることが出来なかった……
千早が早すぎるわけではない。カーネルが遅すぎるのだ。


カーネル「グフフッ!!」


千早はカーネルの口にファミチキを押し込む!!


カーネル(ま、まだだ!!)


カーネルはリバース攻撃で口からファミチキを押し戻そうとする。


カーネル(負けてたまるか!!)


カーネルは必死に抵抗するが千早は力を緩める様子はない。
それどころか、さらに力を加えカーネルの口を無理やり閉じる。

カーネルはついにファミチキを飲み込んでしまった。


カーネル「はぁはぁ」


千早「美味しいは?」ニコニコ


カーネル「ええ!!あ、はぁ?」


千早「美味しいは?って聞いてんだろが!!!!!!!!!!」


カーネルは恐怖の余りショ○ベンをちびってしまう。


カーネル「お、美味しいです……」


長く厳しかった戦いが終わった。
千早はカーネルを倒し世界を救ったのだ。


パチパチパチ……


誰かが千早に拍手を送った……
千早は倉庫入口に立つ人物に気づいた。


??「カーネルを倒すとはさすがね」

千早「あ、貴女は!!日高舞!!」


舞「その年で私を知っているなんて大したものだわ」


千早「なぜ、ここにいるのですか?」


舞「それを聞かれると趣味としか言いようがないわ。私、面白いことが好きなの」


千早「はぁ……」


舞「それにしても恐怖で無理やり美味しと言わせるなんて、まるで私を見ているかのようだったわ」


千早「それは褒め言葉ですか?」


舞「褒め言葉よ。それも最上級の」


舞「そこの春香ちゃんだっけ?彼女がカーネル化して起こした問題の処理は私がしてあげる」


舞が千早の足元を指さす。千早が足元に転がっているカーネルを見下ろす。


千早「は、春香!!」


カーネル化が解けたのか春香の髪は元の色に戻り、髭はすべて抜け落ちていた。


体系以外は元どおりである。

それから数か月……


日本は日高舞の力により復興しつつある。
チキンドラッカーの数も徐々に減少していき社会的危機も乗り越えることが出来た。


あの事件の首謀者の春香は、ブクブクに太った体型を元にもどすため絶賛ダイエット中である。


そして私は春香がフィットネスクラブから出てくるのを外で待っている途中だ。


春香「千早ちゃん、ごめん待たせちゃって」


千早「いいえ、私も今来たことをだから」


春香「それじゃあ、行こっか?」


千早「あ、そうそう。今日はダイエット頑張ってる春香にプレゼントがあるの」


春香「こ、これってファミチキじゃない?私、ダイエット中だよ!?」


千早「でも無理は禁物よ。たまには息抜きもしなきゃ」


春香「千早ちゃん……それじゃお言葉に甘えて」ガブッ


千早「お味はどう?」


春香「ファミチキ旨!!」


完。

完結しました!!
マジチキなSSにコメントをくれた方ホントにありがとうございました。


今回は、自分3作目のSS(SS速報では2作目)で初めてその場で書いて書けた時点で投稿という形をとりました。
その為、マジチキな内容がさらにマジチキになってしまいましたが、よい経験になりました。(誤字脱字、変換ミスにはホント申し訳ない)


それと、いつもは先二作は携帯の小さな画面で書いたので、PCを使って書くのも楽しかったです。
また、気が向いたら書きにスレたてしますのでよろしくお願いします。



一作目 P「おっと!!」バサッ やよい(さ、札束……!?) 【おーぷんで投稿】

二作目 千早「夢日記」 【おーぷん、SS速報で投稿】


まあ、誤字が多く日本語のおかしいSSですが気が向いたら見てみてください。
本日はありがとうございました。

>>55
旨辛フライドチキンさいこうだよな

せぶん不味い
ローソン柔らかすぎ
ふぁみま近所に店がない

>>146
俺もサンクスの旨辛が一番うまいと思う。
しかし、いかんせん店舗が少ない。

でもチキンは全般的に好き。
じゃないとこんなSS書きません

グリルチキンの出番は無しか乙

>>150-151

>>1だけど

元々、春香がカーネル化して終わりの予定で、ここまで伸ばす予定はなかったんや。すまん。
もう続編はないと自分では断言できるから、他の人が続編を書いてくれることを期待してます^^

あと、食べ物を粗末にしてホントにごめんなさい。


最後に当初の貴音、美希の設定

---ミ○ストップ---

貴音 クランキーチキン
美希 ジューシーチキンシリーズ


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