ライナー「金色の巨人にボッコボコにされた」(38)

※ネタバレ有り
※クロスオーバー
※オリキャラ有り
※捏造設定有り

ウォールマリア付近 森


ライナー「ベルトルト、アニ、準備はいいか?」

ベルトルト「・・・うん」

アニ「いつでもいいよ」

ライナー「よし、じゃあ、行こう」


ライナー「人類へ・・・進撃だ!!」

旭川某所 洞


「あたしゃ時逆__」

ゴオオオオオオ

???「なんだ!?なんだ!?」

??「おおう!?」

時逆「時間の紐を逆さにたぐる妖よ」

ユラァァァァ  キンッ

ゴオオーーー

???「うおおお、何だァ!?」

時逆「なーに驚いてんだよう・・・時間を遡ってんだろぉ」

時逆「しかも場所を移しながらなぁ」

時逆「うまく動かねえと古代の海とか、ツンドラに行っちまう」

???「よ・・・、よく知ってんなア、トキサカ~」

時逆「ほらぁ、もうすぐだよ~」

パアアアアア・・・



??「ムズッ・・・イッキシッ!!」

ドンッ

時逆「あ」グラッ

???「あ」

??「あ~・・・ズビッ・・・」

??「あん?」

??「どーしたよ、うしお、いつにもまして愉快なツラしやがってよ?」

うしお「とらァァァァァァ!!!」ガンッッッ!!!

とら「へ?・・・アダ!!!」

時逆「長飛丸よぉぉぉぉぉ・・・阿呆がぁ・・・」


カッ!!

???


うしお「こ・・・ここは!?」

とら「」

時逆「・・・・・・」

時逆「ここぁ・・・どこかねぇ~・・・」

ウォールマリア付近 森

ライナー「ベルトルト、お前が作戦の要だ、ぬかるなよ」

ベルトルト「う・・・うん」

アニ「?・・・どうかしたの?」

ベルトルト「ねぇ・・・本当に、やるのかい?」

ライナー「!!・・・・・・なに?」

ベルトルト「僕は・・・僕はね、ライナー、アニ」

アニ「・・・」

ベルトルト「僕は、怖」

ライナー「ベルトルト!!」

ベルトルト「・・・っ」

ライナー「俺達は、俺達は故郷に帰るんだ・・・そうだろう?」

ライナー「・・・だから、やらなくちゃあならない」

ライナー「人間を・・・駆逐しなくちゃあ、ならないんだ」

アニ「ライナー・・・」

ライナー「それしか、ないんだ、もう、それしか・・・」

ベルトルト「でも・・・」

ライナー「なぁに!安心しろ!俺が、俺が二人を守る!」ニカッ

ライナー「俺は二人の兄ちゃんだからな!!」

ライナー「その為の、お前たちを守るためのこの体だ」

アニ「・・・頼りにしてるよ」

ベルトルト「・・・」

ヒュゥゥゥゥゥ・・・

ベルトルト「・・・うん、わかった、やろ」


ドオオオオオオン!!!


ベルトルト「」チーン

ライアニ「ベルトルトぉぉぉぉぉぉぉ!?」ガビーン

うしお「あいちちち」

うしお「おい!とら、おめえ空飛べんだろがよ~!」

とら「うるせーっ!急だったんでい!」

うしお「だいだいお前があんときクシャミなんかするから~!」

とら「わしのせいだってのかっ!このクソうしお!!」

うしお「・・・・・・」

うしお「そーだよう!!!」ゴンッッ

とら「ってぇなぁ!くぬぅ!」ボカッ

うしお「あ、逆切れかコラ!」


ギャーギャーどたばた

ライアニ「・・・・・・はっ!?」

ライナー「お、おい!なんなんだお前ら!!」

アニ「ベルトルト・・・ベルトルト!!」

ベルトルト「」チーン

ぼむぎっ!!


とら「」チーン

うしお「けっ、ざまぁーみろってんだい!」

うしお「・・・ん?あ!ご・・・ごめんよう、ごめんよう」オロオロ

ライナー「く・・・人間なのか!?」

うしお「へ?」

アニ「ライナー!でも、あの金色の巨人は・・・?」

とら「ぬう・・・あの槍だきゃあ・・・」ブツブツ

ライナー「・・・なんなんだよ」

うしお「ああ、コブが・・・ごめんよ~」オロオロ

ベルトルト「」チーン

アニ「・・・・・・」

ライナー「なんなんだよもー!!」ウガー!!

書き溜め終了
また溜めてきます

アニ「ベルトルトは眠ってるよ」

ライナー「そうか」

うしお「本当にごめんよう・・・」

ライナー「・・・アンタたちは一体?」

うしお「俺はうしお、蒼月潮ってんだ、こいつは、とら」

とら「けっ」

アニ「とら・・・とらは、アンタは巨人なんだよな?」

とら「・・・・・・」

うしお「あ、いや、こいつは・・・」

とら「やい、アホうしお」

とら「こいつら、わしが視えてやがんぜ」


うしお「!!!」

ライアニ「?」

うしお(そう言えば、時逆が言っていたな・・・とらのせいで時間ぎゃっこーってのに失敗して
本来なら行くはずの世界とは時間も、時空もゴチャゴチャんなっちゃったって)

うしお(とらは普段姿は消してる・・・だけど、子供にはとらの姿は見える事もある
って言ってたな、でも、この子たち・・・)

うしお(・・・とらに、ビビっちゃあいない・・・)

とら「」ボケー

うしお(このアホ妖怪めぇ~・・・時がくれば時逆が迎えに来てくれるって言ってけど・・・)

とら(ケケ、アホがなんか考えてら)ホジホジ

ライナー「おい!!」

うしお「んん?」

ライナー「アンタらは、巨人なのか、人間なのか、どっちだ!!」

うしお「あ、ええと」

うしお「俺は人間で、こいつは妖怪だよ」

アニ「!!」

ライナー(ヨウカイ・・・?いや、だが、人間だと!?)

とら「大をつけんかい、大を!」

うしお「へいへい、ダイダイ」ボヘー

うしお「あ、でも安心してくれよ、人間を襲うことはないか・・・」

ライナー「アニ!!ベルトルトの側にいろ!!」

ライナー「こいつは人間・・・俺達の敵だ!!」

うしお「へえぇ!?ちょ」

とら「あ~ん?」

アニ「ライナー!?」



ガリッ ピシャァァァァン!!



鎧の巨人「ウオオオオ!!!」


うしお「な、なんだー!?でっけえ巨人だ!!」

とら「けっ、慌てるんじゃねーや阿呆が!」

とら「やることは変わらねー、ちょいと撫でてやりゃあいいのよ!」

アニ「っ・・・ライナー、アンタ・・・」

うしお「!!お譲ちゃん!!」ダダッ

ダキッ

アニ「!・・・え」

うしお「とりあえず、避難しよう・・・あっちの子も!」

ベルトルト「スヤスヤ」グイッ

ダッダッダッ

鎧の巨人「!!!」

とら「ケ、お人好しがよ、アイツらァこのデカブツと一緒にいたんだぜ~?」

とら「ど~考えてもお仲間だろうがよ~」

とら「ま、わしにゃあ関係ねーか・・・おう、デカブツ、わしが遊んじゃ・・・ぬに!?」

鎧の巨人「ウオオオオ!!!」ダダッ

ドドドドドド

うしお「うひぃー!!こっちに来やあった!!」ダダダダ

アニ「ちょ・・・アンタ・・・何を」

うしお「なあ!」

アニ「!!」

うしお「この子が起きたらさ、謝らせてくれよな」

うしお「いきなり落ちてきて、痛かったよなあ」

うしお「だからさ、ちゃんと謝りたいんだ」ニカッ

アニ「!・・・・・・うん」

オオオオオオオ!!

鎧の巨人「ウオオオオ!!!」

うしお「くぅ、追いつかれたか!!」

アニ「ライナー!待って!この人は!」


ドオォォォン!!!

鎧の巨人「!!」

ズシャァ!

うしお「遅いぞとら!!」

とら「やかましー!わしはお前の子分か!?」

アニ「・・・うそ」

アニ「あの金色の巨人・・・ライナーを・・・蹴り飛ばした・・・」


とら「わしから逃げやがってよ~」

鎧の巨人「グウウウ」ムクリ

アニ「ライナーは、我を忘れてるのかもしれない」

うしお「へ?」

アニ「怒りと焦りでおかしくなってる・・・」


鎧の巨人「ウオオオオ!!!」グオッ

とら「ひゃっはー!!」ドカッ

うしお「どういうことだい?」

アニ「いつものライナーなら、もう少し冷静に行動していたはず・・・」

アニ(・・・アンタも、不安だったんだね・・・だけど、私達を不安にさせまいと)

アニ(バカだね・・・一人で抱えて、一人で苦しんで・・・)

アニ「ライナー・・・」グスッ

うしお「君たちは・・・ん!?」

グワウ!! ズシャァ!!

鎧の巨人「グウゥゥゥ・・・」ボロボロ

とら「へっどんな奴もわしの敵じゃあねーのよ!」

アニ「ライナー!!」

うしお「とら!」

鎧の巨人「グ・・・オオ」

とら「さあああてぇ!とどめよ!」グワァ!!

アニ「いやぁぁぁ!!」

うしお「とぉぉぉぉらぁぁぁぁ!!」ダッ


ずびしっ

アニ「・・・っ」ギュッ

とら「・・・・・・」

とら「・・・・・・」

とら「ぬぅあ~にしやがんでい!、クソうしお!!」

うしお「とら、待ってくれよ」

アニ「!」

とら「なにぃ~?」

うしお「頼む」

とら「おめーは、また・・・!」

うしお「とら」

とら「~~~!!!」

とら「わぁ~ったよ!わしゃもう知らん!勝手にしろっ!」バッ!

うしお「・・・ふぃ~」

アニ「あの・・・なんで・・・」

うしお「え?・・・う~ん・・・」

うしお「人間だから、かな」

アニ「・・・人間・・・」

ライナー「うっ・・・あ・・・」

アニ「!!、ライナー!」

ライナー「!・・・アニ・・・無事か・・・?」

アニ「たく、自分より私かい?」

アニ「無事だよ、アンタより大分、ね」

ベルトルト「ん・・・」

うしお「あ、起きたかい?」

ベルトルト「へ?・・・え、あ、はい・・・誰・・・?」

うしお「うしおってんだ、さっきはごめんよ?」

ライナー「っ!人間!ベルトルトから離れ・・・うぐっ」ズキッ

うしお「ああ、急に動いちゃあ・・・」

ベルトルト「へ?にんげ・・・ライナー!怪我を・・・ええ??」

アニ「みんな、一旦、落ち着こう」

ライナー「何を!」

アニ「ライナー」

ライナー「・・・・・・はい」

うしお「えと、べる・・・」

アニ「ベルトルト」

うしお「ああ、ベルトルト」ポンッ

うしお「ベルトルト、さっきはいきなり落ちてきてごめんよっ」ペコッ

ベルトルト「う・・・うん」

ベルトルト「あの、あなたは?」

うしお「ああ、俺は・・・」

アニ「この人はうしお、で、今は居ないけど、とらって金色の巨人がいる」

アニ「自己紹介がまだだったね、私はアニ・・・ほら」

ベルトルト「え・・・と、ベルトルトです・・・?」

ライナー「・・・・・・」

アニ「ほら、ライナーも」

ライナー「アニ、こいつは人間だ!なんで・・・」

アニ「この人は、私とベルトルトを助けてくれた」

アニ「アンタ、怒りで我を忘れてた、この人が居なかったら、踏み潰されてたよ」

ライナー「!!!」

ライナー「・・・ライナーだ・・・」

うしお「アニとベルトルトとライナーかぁ」

うしお「え、ガイジン!?、でも言葉は通じるし・・・」

ライベルアニ「?」

うしお(時逆がなんかしてくれたんかな・・・?)

うしお「ま、いいや」

うしお「よろしくな!!」

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