ナナリー「お兄様の童貞、500円からです!!」(84)

ルルーシュ「」

ナナリー「お兄様は今はお疲れのようで寝ていますが、この事は了承済みです」ニッコリ

ナナリー「さぁ、始めましょう………、お兄様の童貞、500円からです!!」


こんな展開で、誰かはよ

一同「………」

ナナリー(皆さん様子見ですか…、仕方ありませんね…、ここは……)

シュナイゼル「510円」

一同「!?」

シュナイゼル(皆内心焦っているだろうね…、ナナリーからサクラを頼まれたとは言え、私もルルーシュには興味がある、全力でいかせてもらうよ)

一同「……」 モジモジ

ナナリー(効果あったようですね…、皆さま、シュナイゼル兄様に童貞?処女?を奪われるのは嫌でしょうから動くはずでしょう…)

ナナリー「シュナイゼル兄様、510円です、他にはいらっしゃいますか?」

一同「………」

シュナイゼル「(ふむ……)ナナリー、どうやら居ないようだよ、所詮ルルーシュに対する愛情と言った物はその程度だったようだ、早く終わらせよう…」

ナナリー「(煽りますね、シュナイゼル兄様…)では、510円で落札で……」

???「待て、ナナリー」
ナナリー「……!」

???「600円だ!!」

ナナリー「600円ですね、コーネリア姉様」ニッコリ

コーネリア「あ、あぁ…(私とした事が…、シュナイゼル兄様に煽られ、つい入札してしまうとは…!!)」

シュナイゼル「610円」

コーネリア「…!?」

ナナリー「610円ですね、コーネリア姉様どうされますか?」

コーネリア「クッ…、700円だ」

シュナイゼル「1000円」

ナナリー(これでは小学生のお遊びですね…値段が低すぎます…)

???「「3000円!!」」

ナナリー「(ようやく動きましたか…)カレンさん、シャーリーさん、3000円ですね」ニッコリ

カレン「……(シュナイゼルにルルーシュのど、童貞を奪われるのは嫌よ…!!)」プイッ

シャーリー「……(あまりお金ないけど、ルルを渡すわけにはいかないし…頑張ろう!!)」 ガッツポーズ
コーネリア(ルルーシュの学友と紅月カレンか…、ルルーシュも若い方がいいのだろうな……、だが渡さんよ)

コーネリア「5000円だ!!」

ナナリー(流石ブラコンのコーネリアお姉様ですね…、私も人の事は言えませんが…)

シャーリー「……ッ!7000円!!」

カレン「8000円!!」

ナナリー(……中々桁が上がりませんね…、風俗でももっと高いと思いますけど……)

ワーワー ハッセンゴヒャク! キュウセンエンダヨ!

???「……三百万円」 ボソッ

一同「!?」

シャーリー「……ニーナ?冗談だよね…?そんなお金持ってるわけ」

バァン ガタッ

ニーナ「ふ、フレイヤが完成したときに、報酬として貰ったの!!」

カレン「そう……だとしても、アンタルルーシュの事、本当に好きなの?」

ニーナ「嫌いじゃないけど……、ユーフェミア様はスザクにべったりだから……」

カレン「代わりにユーフェミアに似ているルルーシュに乗り換えようってわけね……」 ハァ…

カレン「ニーナ、悪いけどそんな考えをしている人にルルーシュは渡さないよ、五百万だ!!」

シャーリー(五百万って…私にはそんな大金用意出来ないよ……) ウルウル

ナナリー(急に桁が跳ね上がりましたね、普通ならばここで終わりそうですが…そうはいかないでしょう)



シュナイゼル「跳ね上がり過ぎだよ、私にはもう無理みたいだね……、カノンの所へ行こうか」 ガタッ

ナナリー「えっ」

シュナイゼル「えっ」

ナナリー「シュナイゼル兄様…今なんと?」

シュナイゼル「ん?悪いね、ナナリー
私を含めた皇族はルルーシュに財産を殆ど没収されていてね、必要最低限しか無いんだよ、勿論それはコーネリアもだ」

コーネリア「」

ナナリー「それは……初耳でした…(知っていたらシュナイゼル兄様には頼まなかったでしょうし)」

カレン「じゃ、じゃあ私が落札で」 ニヤニヤ

ダダダダダ バァン

???「お待ち下さいませ!!」

カレン(また新出か…)

神楽耶「遅れましたわ、申し訳ありません」 ペコッ

ナナリー「(ようやく来ましたね…)お待ちしておりました、神楽耶さん、どうぞお掛けになって下さい」 ニコニコ

神楽耶「えぇ、有難うございますですわ」

ガタッ

シュナイゼル「では、私達はもう行くよ」
コーネリア「」

ナナリー「はい、またお会いしましょう、お兄様お姉様」 フリフリ

スタスタスタ バタンッ

神楽耶「……?
オークションはまだ終わって無いですよね?何故あの方達は…」

ナナリー「お金が無いそうです、神楽耶様はどうされますか?現在は五百万円となっております」ニッコリ

神楽耶「そうでしたか…、……では私は」

カレン&シャーリー&ナナリー「…ゴクリ」





神楽耶「サクラダイト2?dです」 ニパー

>>16 神楽耶「サクラダイト2トンです!!」 ニパー

カレン&シャーリー「」

ナナリー「えーっと…」

神楽耶「富士山から取れましたサクラダイトを全てゼロ様……いえルルーシュ様の為に捧げますわ!!」
神楽耶「ルルーシュ様と性行為したと言う事実があれば、ルルーシュ様も私を生涯の伴侶として迎え入れてくれるでしょうし、サクラダイトの損失など軽いものですわ」 ニコッ

ナナリー(あらら…、落札した気になっていますね、ですが……)

神楽耶「どうされました?ナナリーさん。早く落札の合図を下さらないと……?」

ナナリー「その事なんですが……実は




新たにサクラダイトがブリタニア領で発掘されました。」

神楽耶「は?」

カレン&シャーリー「へー」

神楽耶「そんな……サクラダイトは日本でしか採れないはずですわ!」

ナナリー「>>1の都合上、何故か発掘されました。不思議ですね」 ニッコリ

神楽耶「そんな馬鹿な事が……、と言うことはサクラダイトの価値は……?」ガクガク

ナナリー「石ころ程度の価値しかありませんね(笑)」
神楽耶「」 ブクブクブク

カレン(気絶しちゃったかー)

ナナリー「コホン…、ではカレン、他に入札者はいないようですので、落札者はカレンさんとなります!」 カーン

シャーリー「うぅ…仕方無いよね、お金には勝てなかったよ…」 シクシク

カレン「……やったよ…お兄ちゃん、私買ったよ…!」

ナナリー「では、後はお二人の時間となりますので、シャーリーさん行きましょう」

シャーリー「うぅ……はぁい」 ガタッ

ナナリー「……と、その前にお兄様を起こさなければいけませんね」 フイッ

カレン「そう言えば、オークションに熱中してて、忘れてた…!」 フイッ

ナナリー「お兄様、そろそろ起きてください」 ユサユサ
ルルーシュ「」

カレン「中々起きないわね、ルルーシュ…!何時まで寝てるのよ!」 ユスリユスリ
ルルーシュ「」

ユサユサ ユスリユスリ

カレン「んもう!!」 ペチン!
ナナリー「カレンさん!何も叩かなくても…」

カレン「軽くよ軽く、これで起きるで……しょ…?」

???「痛た…、いきなり叩く事はないじゃないか、カレン!
…って、ここはどこだい…?」

カレン「何よ……どうなってるのよ!?」



カレン「何で扇さんがここに…、ルルーシュは何処に行ったのよ……」 キョロキョロ
シャーリー「ルル何処に行ったの……」ウルウル

ナナリー「ギアスですか……、ロロさんの仕業ですね、追いかけましょうか、発信器はお兄様につけてますので」 ニッコリ

ロロ「ハァ……ハァ……」
ロロ「ここまで来れば、大丈夫だよ……兄さん」

ルルーシュ「あぁ……助かったよ、ここまで有難うロロ」ナデナデ

ルルーシュ(まさか、このような状況になっているとはな……)

ルルーシュ(先程目覚めた俺は、ロロから状況の説明を受けた、どうやら俺は眠らされていたらしい…)

ルルーシュ(ロロの助けがなければ、今頃は逆レイ…もとい童貞卒業していたらしいが…………少し勿体無い事をしたかもな…)

ロロ「兄さん……?」

ルルーシュ「ん?すまない、少し考え事をしていた…、これからどうするべきかをな…(しかし捕まったら最後だろう…、一体何日程度拘束されるのか)」ブルブル

ロロ「それなら、大丈夫だよ…、既に咲世子に連絡して迎えを呼んでいるから、もうすぐ来ると思うけど……」

ルルーシュ「そうか、咲世子が………………ん?」

ルルーシュ(眠る前…俺は何をしていた…思い出せ………そう…確か、用意された朝食をナナリーと食べていたはずだ……)

ルルーシュ(今日の朝食の用意は確か………!!)

キイィ バタンッ

ロロ「どうやら来たようだよ、意外と早かったね」

ルルーシュ(……咲世子だ!!)

咲世子「ルルーシュ様、お迎えに上がりました」 ニコッ

ルルーシュ「クッ……あぁ、わざわざ有難う咲世子さん」

咲世子「いえ、ルルーシュ様の危機とあっては私も動かないわけにはいきませんので…」

ロロ(兄さんの様子がおかしい……?)

ルルーシュ「それは有難うございます、……ですが、何故乗用車でこられたんですか?護衛なら貴女だけでも良かった筈だが…」

咲世子「……近くに安全な場所を確保しておりますので、直接そちらに向かおうかと思いまして」

ルルーシュ「安全な場所ですか…、ラブホテルならご遠慮しますが…?」

咲世子「ッ!」 ビクッ

ロロ「えっ」

咲世子「流石はルルーシュ様、……仕方ありません、実力行使といかせていただきます」 スッ ジャキ

ロロ「咲世子!?裏切ったのか!!」

咲世子「裏切るも何も、最初から仲間ではありませんよ?私は同じ女として、ナナリー様達を応援しておりますので」

ルルーシュ「ん?」 ピクッ

咲世子「無駄話はここまでにしましょう、ルルーシュ様お覚悟を!!」

ロロ「クソッ、やらせないよ!」 ジャキ

ルルーシュ「……待て、ロロ」 スッ

ロロ「兄さん!?危ないよ、早く隠れてて!!」

ルルーシュ「落ち着くんだ、ロロ」

ルルーシュ(俺が咲世子の気を引くから、隙が出来たら怪我させないよう気絶させてくれ) ボソッ

ロロ「…! ごめん、兄さん」

咲世子「……?(ギアスを使い仕掛けてくると思いましたが、あてが外れましたわね…)」

ルルーシュ「……咲世子さん、先程の話だと俺の童貞かけた争いに参加していないようでしたね…?」
咲世子「……?えぇ、私はナナリー様のサポートを…」

ルルーシュ「…そうですか、意外ですね、てっきり咲世子さんは俺に気があると思っていたんですが…」 ハァ…

咲世子「!」 ビクッ

ルルーシュ「あれ?違いましたか…?ジェレミアからはそう聞いていましたが…」
咲世子(ジェレミア卿…ルルーシュ様に何を言ったのでしょうか…余計な事を…)
咲世子「それはジェレミア卿の妄言でしょう、調整不足かも知れません、後でメンテナンスしていだたきますわ」

ルルーシュ(もう一押しかな…)「そうですか…、残念ですね…、俺も咲世子さんには好意を抱いていたのですが…」

ロロ&咲世子「は?」

ルルーシュ「(何処かの居候魔女と違い)家事全般、雑務等怠慢なく完璧にこなし…、そして何より俺と共にナナリーの面倒を見てくれた……、そんな貴女に好意を持たないわけ無いじゃないじゃないですか!!」

ロロ&咲世子「」

ルルーシュ(こんな所か…)「ロロ!!」

ロロ「はっ!?」 キュィィィン

咲世子「しまっ…!?」

ルルーシュ&咲世子「」

ロロ「ハァ……ハァ……」
スタタタッ キュィィィン

ロロ「はぁっ!!」 ガッ

咲世子「クッ……」 ガクッ

ルルーシュ「よくやった、ロロ 上出来だよ」

ロロ「……ハァハァ、有難う兄さん…」

ルルーシュ(先程も使ったわけだからな…無理をさせてしまったか…)

ルルーシュ「ロロ、少し休憩しよう、無茶は禁物だ」
ロロ「ごめん……なさい…」

ルルーシュ(……さて、これからどう動くべきか…、恐らく女子達は信用出来ないだろう…、ならば)

ルルーシュ(スザクかジェレミアに連絡を取り、ほとぼりが冷めるまで匿ってもらうしか無いだろうな…)
ルルーシュ(ここにいるよりはマシだ、早速連絡をとるか…) ピッ

―――ピピピッ

???「スザク……?何かなっておりませんか?」

―――ピピピッ

スザク「あっ、ごめんユフィ、ルルーシュから電話みたいだ…」

ユフィ「ルルーシュからですか!出てあげて下さい」
―――ピピピッ

スザク「あぁ、分かったよ…(ルルーシュの事になるとユフィは様子が変わるなぁ…)」 ピッ

スザク「もしもし、お待たせルルーシュ、どうしたんだい?」

ルルーシュ「スザクか?すまない、厄介事が起きてな……少し匿ってく―――」

電話口「みっなさーん!!只今から、生徒会副会長ルルーシュを捕まえ、生徒会室へとつれてきた部活動生徒は補助金を出しまーす!!」

ルルーシュ&スザク&ユフィ「」

ルルーシュ「か、会長!!
計ったようなタイミングで……!!」

スザク「大変な事になっているみたいだね……、僕の助けが必要な感じかい?」ハハハ…

ルルーシュ「当たり前だ!!、クソッ、もう捕らえにきたのか…、電話はもう切るぞ!」 ブツッ

スザク「あ…あぁ、仕方無いな…ルルーシュは」 クスッ
ユフィ「スザク!!」 グイッ

スザク「ユフィ?すまないけど、少し用事が出来た―」

ユフィ「早くアッシュフォード学園まで行きますよ!!ランスロットの使用を許可します!」
スザク「んだけど………って、えっ?ランスロット?」

ユフィ「何をしているんですか!早く行きますよ!!」
グイッ スタタタタタ

スザク「えっ……」

ユフィ(ルルーシュ……無事でいて下さい……!!)

ルルーシュ「何故俺がこんな目に……」 ハァ…ハァ…

モブ「なにもしないから、安心してね♪」

モブ「私達は部費が欲しいだけだから…」

ルルーシュ(電話の直後、水泳部の彼女達に囲まれた俺は逃げ切れるわけもなく、ロロも使い物にならなかった訳で、あえなく捕まってしまい、連行中である、)

ルルーシュ(俺はここで童貞を失うのだろうか…、いや、まだだ……まだ脱出のチャンスがあるはずだ……!!)

モブ「ルルーシュ君?早く行こうよぉ」

ルルーシュ「! あぁ……すまない」

スタスタスタ

ルルーシュ(……)

スタスタスタ コノマエサー エーナニー キャハハハ

ルルーシュ(あまり警戒されていないようだな…、その気になれば逃げ出す事も可能だが、それでは同じ目に合うだろう……一体どうすれば…)

ルルーシュ(……!)ニヤリ

モブ(悪巧みしてそうな顔してる……カッコいいけど)

ルルーシュ(このてがあったか…!、手段を選んでいる暇はない!このプランでいくとしよう…)

ルルーシュ「すまない、少しいいか?」ピタッ

モブ「えっ?どうしたの?」ピタッ

ルルーシュ「トイレを使わせてくれないか?少し前から我慢していたんだが…」 フルフル

つかカレンなんで500万も持ってるの…
テロリストって給料あるんか

色々とパラレルな世界観みたいだし
シュタットフェルト家と険悪じゃないとか
それはそうと続き期待

モブ「えー……」

モブ「このタイミングで―?怪しいな…」

ルルーシュ「嘘じゃないさ、出来れば早くして欲しいんだが……」

エー ドウスルー? ウーン

ルルーシュ(あと一押しといった所か、何か他に決め手があれば良かったんだが…厳しいか…)

モブ「やっぱり、後からで――」

???「なぁ、それって俺が付き添いで行くから駄目かな?」

モブ「えっ……?」フイッ

モブ「………確か、君はリヴァル君だよね?」

リヴァル「はい…、そうですけど…」

ルルーシュ(リヴァルか……些かタイミングが良すぎる気がするが…、しかしここでいかなければ、チャンスは残されていないだろな…)

モブ「えー、どうしようかなぁ…」

ルルーシュ「そこまで心配なら、確実に逃げ切れないよう、入口で見張ってて貰って構わないが?」

モブ「それなら…少し恥ずかしいけど…」

ルルーシュ(条件はクリアしたか……後は行動に移すだけだが…) チラッ

リヴァル「やったな、ルルーシュ!」 ニコッ

ルルーシュ(別段様子に変化は見られないな…)

モブ「じゃ、早くいこうか!」

ルルーシュ&リヴァル「あぁ」

スタスタスタ

モブ「……」

ルルーシュ(…まさか本当に入口で待っているとはな…)

リヴァル「……」

ルルーシュ(直ぐに行動に移すべきか……?)

ルルーシュ「リヴァル、覗くなよ…?」

リヴァル「ばかっ、覗かねぇよ!」

スタスタスタ ガチャン

ルルーシュ(罠では無かったのか…、深読みし過ぎたようだな……)

リヴァル「………」

リヴァル「……なぁ、ルルーシュ、少し聞きたい事があるんだ……」

リヴァル「今、お前の童貞をかけてこの騒ぎになってるって本当か……?」

リヴァル「噂では、シャーリーやコーネリア様、神楽耶様までもがお前を血眼になって探しているって聞いたけど……」

リヴァル「このタイミングで、会長があんなアナウンスしたって事は……そう言う事なのかな…」

リヴァル「お前はどうなんだよ、ルルーシュ!」

リヴァル「……ルルーシュ?」

リヴァル「黙ってるなんて、お前らしくないぜ?早く出てこいよ」 スッ

カチャ キィィ

リヴァル(開いてる……!?)

リヴァル「お、おい?ルルーシュ…?居るんだろ?」ソォォ

リヴァル「……!!」

リヴァル「い、居ない……!?ルルーシュは何処に行ったんだよ!?」


―――――――――――
ルルーシュ(もしもの時の為に用意していた脱出経路を使うときが来るとはな……)

ルルーシュ(奥の壁には仕掛けがしてあり、指紋認証のみ開くようにしてある為、追っ手の心配はいらないだろう……後は、この階段を上がって行けば、屋上へと行けるだろう)

ルルーシュ(……しかし、長いな……)

ツカツカツカ

―――
――――
―――――

ルルーシュ「ハァ……ハァ……、やっとか……」

ルルーシュ(この扉を開ければ、ようやく屋上だが…、誰も居なければいいが……)

キイィィィ

カレン「ハアッ!!」

???「腕が鈍ったな、カレン」

カレン「それはアンタもじゃないの?ピザの食べ過ぎよ!」

C.C「私が太るわけないだろう?……太るわけないだろう」 ボソッ

バタンッ

ルルーシュ「」

ルルーシュ(何が起こっている……?何故KMFが出撃している……!!)

ルルーシュ(先程の声、それに機体から察するに…カレン…それにC.Cか…)
ルルーシュ(互いに空中戦で射撃武器を使用していないという配慮はあったみたいだが、場所が場所だけに時期に被害が出る可能性がある…)

ルルーシュ(早々に手を打たなければ……!!)

キイィィ

ルルーシュ「何をしている!!KFMの出撃は許可していないぞ!!」

カレン&C.C「」 ビクッ

カレン「ルルーシュ!?これは……その」

C.C「遅いぞ、ルルーシュ」

ルルーシュ「黙れ、魔女……ここは学校だ、生徒を巻き込む気か…?」

カレン「そんなつもりは……!」

C.C「少しは配慮したつもりなんだがな…、やり過ぎたようだ…」

ルルーシュ「双方戦闘を中止し、此方へ降りてこい
生徒には俺から非常時対策の演習とでも伝えておく…」

カレン「……はい」 ショボーン
C.C「……分かったよ」

―――――
――――
―――
ルルーシュ「何か反論はあるか…?」

カレン「無いです…」 ウルウル
C.C「あるわけないだろ?今回は私達が悪いからな…」 フンッ

ルルーシュ「何故、偉そうなんだ…!
正座を崩すな!!」

C.C「正座は嫌いなんだよ……、あまり苛めるな、泣くぞ?」

ルルーシュ「……」 プルプル
ナナリー「お、落ち着いて下さい、お兄様!」

ルルーシュ「……ナナリー、居たのか」

ナナリー「はい………お兄様、申し訳ありません」ペコッ

ナナリー「お兄様を追っている途中、C.Cさんと会ったのですが…、そこでお兄様を巡って口論から発展し、私も止めたのですが…いつの間にかKFMの戦闘になっていました…」
ナナリー「ごめんなさい……」 ウルウル

ルルーシュ「そうか……(まぁ、予想通りだな…全く……)」

K(ナイト)M(メア)F(フレーム)じゃなかった?

C.C「フンッ……私をのけ者にしているからだ」

カレン「悪かったわよ…」
ルルーシュ「もういい…!、この件は後回しにして撤収するぞ…」 ハァ…

カレン&C.C「……」 コクッ スクッ スタスタスタ

ルルーシュ「さてと……ナナリー、そう言う訳だから帰りは遅くなる…、オークションの件は後から話そうか」 ニッコリ

ナナリー「は、はい」 ビクッ
ルルーシュ「行くぞ、C.C」

C.C「何だ、乗っていくのか?狭いぞ?」

ルルーシュ「大丈夫だ、問題ない」

カレン(いいなぁ…C.C)

>>48 サーセン 間違えました

あげてまった……

>>37 優秀なパイロットだからね 報酬は高いんじゃないかなぁ

>>38 スパロボのifルートみたいなギアスをイメージしながら書いてます

――ランスロットフロンティア内――ルルーシュ(狭いな……、密着しているせいで、ピザの匂いに紛れて、良い香りが…)

C.C「何だ?風呂には入っているぞ?臭くないはずだ」

ルルーシュ「黙れ、さっさと行くぞ!」

C.C「お前から嗅いできたんだが…まぁ、いいが…」

C.C「では、行くぞ!捕まっていろよ」

ガチャ シュゥゥゥ

ルルーシュ「分かっている(そう言えば、結局スザクは来なかったな…何をしているんだか…)」




―――――ピピピッ

C.C「私ではないな」

ルルーシュ「……」ピッ

???「もしもし~?ルルーシュ殿下ですかぁ?」

ルルーシュ「その声はロイドか?」

ロイド「あったり~」

ルルーシュ「……何のようだ?KMF出撃の件は報告をしたはずだが?」

ロイド「その件何だけどねぇ、報告された機体以外にも出撃している機体があるんだよ」

ルルーシュ「一体誰が…?」

ロイド「スザク君とユーフェミア皇女がランスロットで出撃しているんだよぉ!」

ルルーシュ「は?」

ロイド「実験中だったんだけど、ユーフェミア皇女は聞かなくて無理矢理出撃されたんだよぉ」

ルルーシュ「実験だと…?またお前は勝手に…ハァ」

ロイド「まぁまぁ、その件は後で謝るからさぁ、その様子だとスザク君達はそちらについてないんでしょ?」

ルルーシュ「あ、あぁ、そうだが」

ロイド「もしかすると、今ランスロットにはスザク君の戦闘を元にしたAIを搭載しているんだよ

調整中だったから、誤作動を起こして起動しているかもしれない
だから、発見次第止めてくれないか?」

ルルーシュ「(今日は厄日だな…)いいだろう…、了解だ」

ロイド「有難う!じゃ、僕も忙しいから~じゃあねぇ~」 ブツッ

ルルーシュ(俺も色々と忙しいんだがな…)

ルルーシュ「C.C、ブリタニア軍へ通信を頼む」

C.C「人使いが荒いな」

ルルーシュ「早くしろ」

C.C「はいはい…分かったよ、オープンでいいんだろ?」 ピッ

ルルーシュ「あぁ……、有難う」

C.C(珍しいな…素直に礼を言うとは) クスッ

ルルーシュ「私は、神聖ブリタニア帝国第99代皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアである」

ルルーシュ「これは演習ではなく…非常事態である!、現在我が騎士枢木スザクが所有するKMFランスロット・アルビオンがテロリストの何らかの手段によって、操作系統を奪われており、消息不明である」

ルルーシュ「強力な銃火器を搭載しており、民間への被害が予想される為…、諸君らにはランスロット・アルビオンを発見次第鹵獲、又は撃墜をお願いしたい……が」

ルルーシュ「搭乗者には、枢木スザク、ユーフェミア皇女がいると思われる為、コックピットを外すように」

ルルーシュ「…ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの名において命ずる…!!KMF出撃せよ!」

ルルーシュ「ハァ……以上だ、C.C通信を切ってくれ」

C.C「……」ニヤリ

ルルーシュ「C.C?」

C.C「ランスロットを鹵獲もしくは撃墜した奴は、昇進、又はルルーシュが嫁にしてくれるそうだ、勿論女性限定でな」 ブツッ

ルルーシュ「C.C……!!何て事を……」プルプル

C.C「何だ?兵士にやる気を出させたんだ、褒めるべきだぞ?」

ルルーシュ「…昇進はまだいい…、だが嫁は不味いだろうが……!」

C.C「何だ、そんな事か…、カレンか私が撃墜(鹵獲)すればいいんだ、簡単じゃないか」

ルルーシュ「……フンッ、そう簡単にはいかないだろう、俺も蜃気楼で出よう(こうも素直に好意を見せられると反応に困るな…)」

C.C「そうか…、取りに行かないといけないな」

ルルーシュ「あぁ、頼む」

カレン「ゼロっじゃなかった、ルルーシュ…私頑張るから……!」 シュゥゥゥ

ルルーシュ(行ったか…、スザクと実力が拮抗しているカレンなら独断専行も大丈夫だろう…)

ルルーシュ「C.C、俺達はアヴァロンへ向かう、恐らく出撃しているはずだ」

C.C「はいはい、分かったよ」

シュゥゥゥ

――アヴァロン内――
兵士「ランスロットフロンティア、搭載完了です、補給はされますか?」

C.C「あぁ、頼む」

ツカツカツカ

兵士(綺麗な人だな…、ルルーシュ皇帝の愛人って噂だけど本当だろうか…)
C.C「(……視線は気になるがまぁいいか)どうした、ルルーシュ乗らないのか?」

ルルーシュ「……ん?あぁ…(蜃気楼に間違いないだろうが、細部やサイズに多少違っている気がするんだが……気のせいか?)」

―――タッタッタッタッ

???「ルルーシュ殿下、お待ちください!」

ルルーシュ「……セシルか、どうした?」

セシル「申し訳ありません、先程のランスロットの件以外にも報告することがありまして…」

ルルーシュ「(面倒事でなければ良いが…)何だ?」
セシル「実は、ルルーシュ殿下専用機である、蜃気楼を若干改修を行いまして、ガウェインと同じ複座にしております」

ルルーシュ「複座に?何故だ?」

セシル「本来の機能である動作プログラムでの自動制御ですが、実行出来る行動が数パターンしかなく、手動制御も出来ますが…、絶対守護領域等も手動な為、行動するまでに時間が掛かります、その為第8第9世代のKMFの性能に追い付けなくなっておりまして…」

セシル「その差を埋めるべく、複座にしております」
ルルーシュ「そう言う事か…、操縦を任せて置けば、俺も相転移砲の反射角計算等に集中出来るな…」
セシル「では……、操縦席のパイロットはどうされますか?一応、候補は何人かいますが……」

ルルーシュ「パイロットは……、C.C頼めるか?」
C.C「いいだろう、複座も久し振りだからな、やってやろう」

ルルーシュ「……では、行くぞ!!」

――蜃気楼――
C.C「何だか懐かしいな、何処かガウェインに似ている操縦席だ」

ルルーシュ「あまり遊ぶな、ガウェインとは出力が違うからな」

C.C「分かってるよ、お前こそ索敵はしているのか…?」

ルルーシュ「やっている……が中々見つからないな」
C.C「そうか………、所でランスロットの識別は変えているか?」

ルルーシュ「!」

C.C「その反応だと変えてなかったようだな、青色ばかりだと見つかるわけないだろう」

ルルーシュ「…クッ、平和ボケしていたようだな、この俺が…」 カチッ

―――ピピッ

ルルーシュ「北西に反応あり、既に交戦中のようだな、識別は……オレンジか」

C.C「流石だな、オレンジ(忠義)の名は伊達じゃないようだ、行くぞ!」

――――――――――

ジェレミア「性能の差が、まさかここまでとはな…」

ジェレミア(私が到着するまでにヴィンセント数十機が撃墜されているが…)

ジェレミア(余裕の表れか、コックピットを外しており、未だに死者を出していない)

ジェレミア(テロリストの目的は分からないが、我が主君の為やむを得まい…) シュゥゥゥ

――ランスロットアルビオン内――
ユフィ「スザク!あの機体、此方に向かって来ております!」

スザク「(あれは…ジェレミア卿か!)有難う、彼方から仕掛けてきたら応戦するよ…」

ユフィ「はいっ!分かりました!」

スザク(何故こんな事に…、無理矢理出撃してからの操縦はユフィがやっていたから、何時までたってもルルーシュの所へ行けなかったんだけど…)

スザク(そこへ、ヴィンセントが現れて警告無しに射撃してきたから、思わず落としちゃったけど……、ブリタニア軍で何かあったのかな?)

スザク(それだと、僕にも連絡がいくはずだけど……って通信機器はユフィが叩いたから故障していたんだっけ…忘れてたよ)ハハハ…

ユフィ「スザク!!」

スザク「ハッ…っ!!」 シュッ

スザク(あ…危なかった…、あと少し反応が遅れていたら半身とお別れする所だった…)

ユフィ「此方も応戦しましょう!」

スザク「はい…!(どんな事情があったとしても、俺はここで死ぬわけにはいかないんだ!!)」 キュイイイン
ジェレミア(ほう…リニアキャノンを避けたのか、テロリストと言えども侮れんな)

ジェレミア(ならば……!!) カチッ ダダダダダ

ユフィ「スザク!多数のミサイルです!」

スザク「それなら…エナジーウイングで撃ち落とす!」 シュイン シュシュシュシュ

バババババババ

ユフィ「全弾撃ち落とせたようですが…、爆煙で視界が…」

スザク「しまった…!これが狙いか…
だとすれば、今すぐにここから離れなければ……!」 グイッ シュゥゥゥ

―――ガキィィィン

スザク「機体が……!?これは……」

ジェレミア(こうも簡単に引っ掛かるとは…、罠だろうか…?いや、しかし絶好のチャンスを逃すわけにはいかん!) グイッ

スザク「スラッシュハーケンか…!くっ、引っ張られる……(何とかしないとこのままでは…)」 ガチャガチャ

シュルルルルル ガキィン

ジェレミア(スラッシュハーケンによる機体の拘束は完了し、此方に引き寄せた
後は……二人を救出するのみだな)

スザク(くっ…、完全に戦闘手段を封じられた……!一体どうすれば…)

ユフィ「スザク…、ここは降伏いたしましょう、ジェレミア卿も以前とは違いますので悪いようにはされないでしょう…」

スザク「ユフィ……、そうだね、これ以上戦闘を続けていたら街にも被害を出していたかもしれない…ありがとう」

ユフィ「良いのですよ……あっ、ジェレミア卿がコックピットから降りてきましたよ」

ジェレミア「………」 ツカツカツカ
ユフィ「スザク、コックピットはどうやって開けるのでしょう……?」

スザク「あぁ、そうだね開けないと――」

ジェレミア「はああぁっ!!」 ガッガッガッ

スザク&ユフィ「」

スザク&ユフィ(何故ジェレミア卿はコックピットを殴っているんだ(ですか)…)

ユフィ「早く開けましょう、スザク」 ブルブル

スザク「あぁ……」 ブルブル カチッ シュゥゥゥ

ジェレミア「はああぁ!!
――ん?おぉ、やっと開いたか、溶接器具を持っていなかった為、試しに殴ってみたが案外簡単に開くものだな」 ハッハッハッ

ジェレミア(果たして、中の二人は無事であろうか…)

スザク「……どうも、ジェレミア卿」キリッ

ユフィ「……」

ジェレミア「おぉ、枢木卿、ユーフェミア皇女、御無事でなによりで御座います」
ジェレミア「私、ジェレミア・ゴットバルトは主君の名により、テロリストの魔の手からお二人を救出に参りました!!」

スザク&ユフィ「は?」

ジェレミア「さぁ、行きましょうぞ!!」 パシッ グイグイ

スザク(テロリスト?何の話だろう……て言うか力強いな…)

ユフィ(嘘を言っている様子では無いようですね…、ここは従いましょうか) チラッ スクッ

スザク「!」 コクッ スクッ

ジェレミア「時期に応援が来る筈ですので、暫くお待ちを―――とどうやら来たようだな………あれはもしや」

ジェレミア「蜃気楼ではないか…!」

――蜃気楼内――
C.C「何だ、もう終わったようだな…」

ルルーシュ「まさか、第9世代のKMFを圧倒するとはな…」

C.C「……で、どうする?オレンジ君は此方に手を降っているが、行くのか?」

ルルーシュ「あぁ、サザーランドジークには二人も載せるスペースは無いだろうからな」

C.C「そうか…仕方無いな」 ガチャ シュゥゥゥ

ルルーシュ「C.C、コックピットを開いてくれ」

C.C「はいはい」 カチッ シュゥゥゥ
―――――
ジェレミア「ルルーシュ殿下!」

ルルーシュ「ジェレミア、命じた通りに遂行出来たようだな、感謝する」

ジェレミア「勿体無きお言葉、有難うございます」ウルウル

ルルーシュ「……スザク、それにユフィ、怪我は無いようだな、良かった…」

スザク「あぁ、何とかね…、それより君まで蜃気楼で出てきてどうしたんだい?まさか、僕の軍規違反の為とかじゃ無いよね?」

ルルーシュ「まさか…、その件では無いが、トラブルがあってね……」

ユフィ「それは、ランスロット関係ですか?」

ルルーシュ「そうだな……大いに関係している、むしろその原因だ
この件に関しては、後で話すとして、此方に来てくれないか?」

ユフィ「…仕方ありませんね、スザク、行きましょう」

スザク「……」 コクッ

ルルーシュ「ジェレミア、お前にはそのまま、アヴァロンまで来てもらうが、良いか?」

ジェレミア「問題ありません」
ルルーシュ「すまない、頼む………C.C、行くぞ」

C.C「人使いが荒いぞ…、全く…」 グイッ シュゥゥゥ

ユフィ「初めて乗りましたが、広いですね!快適です」ニコニコ

スザク「蜃気楼の改修をするとは聞いてたけど、確かに広いな…」 キョロキョロ

ルルーシュ「流石に四人はキツいがな…、暫く辛抱してくれ…」

ユフィ「……!
では、着く前に、何があったのか説明をしてもらえるかしら?」

ルルーシュ「…!
そうだな、実はロイドから俺宛に連絡があったんだが~――――」



C.C(暇だな……)

――――ピピッ

C.C(ん?この反応はカレンか、そう言えば居なかったが…
運の悪い奴だ、終わった頃に来るとはな……)

カレン「何よ…もう鹵獲されてるじゃないの…」 プルプル

C.C「何をしていたんだ、お前は」

カレン「ちゃんと探してたわよ!……もう折角のチャンスがぁ…」

C.C「残念だったな、妻になれなくて(笑)」

カレン「…ッ!C.C!!」

C.C「そんなに怒るな、ルルーシュは大人しい女性が好みだと言っていたぞ」

カレン「えっ……本当?」
ルルーシュ「C.Cの考えた嘘に決まっているだろう」 ハァ…

カレン「C.C…あんたねぇ……」 プルプル

ギャーキャー ワーワー


ジェレミア「………」  カチッ

ジェレミア「なんと言うことだ―、スラッシュハーケンが千切れてしまい、ランスロットの拘束が解けてしまった―(棒)」

カレン&C.C「!?」
スザク「えっ」

ユフィ「フフッ…ジェレミア卿、お優しいですね…」

ルルーシュ「余計なお世話なんだがな…困ったものだよ…」 ハァ…

C.C「オレンジ!余計な事を!おい、ルルーシュ ランスロットを撃墜しろ!!」

ルルーシュ「無理だ、今からやっていては巻き込んでしまうだろう、諦めろ」
C.C「……」 ギリッ

―――――――――
カレン「はああぁぁぁ!!」 シュゥゥゥ

カレン(思ったよりランスロットの落下速度が早い……けど!)

カレン「追い付けええぇぇ!!」 グイッ
――――ガキィィィィン

カレン「よし、……弾けろ、ランスロット!!」

ジジジジジ ズガァァァン

スザク「」
カレン「やった…、ランスロットを撃墜したんだ私…」

C.C「知らんぞ、私はどうなっても」

ルルーシュ「対応は考えてあるさ、問題ない」

カレン「やった―――!!」
スザク「何故撃墜したんだ…」 ポロポロ

ルルーシュ&C.C「……」
ユフィ「ルルーシュ、カレンさんを悲しませるような行動をしたら許しませんからね?」ニコッ

ルルーシュ「……分かっている、大丈夫だ」

ユフィ「それなら、良かったです、では行きましょう!!」ニコニコ

C.C「………あぁ」

―――――――――
―――――――
―――――
―――

――アヴァロン――
ルルーシュ(ついに着いてしまったか…、心なしか先程からC.Cの元気が無いように感じるが気のせいだろうか……) ジィー

C.C「……何だ、ルルーシュ、私は大丈夫だよ」

ルルーシュ「そうか…(大丈夫なようには見えないがな……)」

スタタタタ

カレン「ルルーシュ!!」

ルルーシュ「(やはり来たか…)カレンか……、その……ランスロット撃墜、よくやった」

カレン「はい!それで…あの…お嫁さんの件って…」モジモジ

ルルーシュ「その件だが……」 チラッ

C.C&ユフィ&その他兵士「……」ジィー
スザク「」 チーン

ルルーシュ「クッ……、俺達にはまだ早いと思うんだ…、お互いプライベートではあまり話さなかっただろう?互いの素性を知らないで結婚と言うのは早計だと俺は思うんだが……カレン、君はどう思う…?」

カレン「私は別に……結婚でも」 ゴニョゴニョ

ルルーシュ「だから…、今すぐに結婚とはいかないが、お互いの事を知るため、……俺と、付き合ってくれませんか?紅月カレンさん」

カレン「……えっ?(ルルーシュが頭を下げて、私に交際を申込むなんて…、夢じゃないよね…!)」
カレン(……結婚には一歩遠のいたけれど、これからどんどん私の事をしってもらえれた後に、結婚出来るって事よね!?)

カレン「はい、よろこんで」ニコッ

オォー オメデトー

カレン「有難う、皆…私頑張ったよぉ……」ポロポロ ワイワイ ガヤガヤ

――――――――――
ルルーシュ(ふぅ……なんとか切り抜けた…筈だ
さて……これからどうしようか……)ウーム

C.C「おい、ルルーシュ」

ルルーシュ「ん?C.Cか、どうしたんだ?」

C.C「遂に童貞坊やにも彼女とやらが出来たんだ、祝おうと思ってな」

ルルーシュ「……何だ、からかいにきたのか、元はといえばお前のせいでこの状況になっているんだが…?」

C.C「それに関してはすまないと思っているさ……………だから、これはそのお詫びだ」 スッ

ルルーシュ「……?何を――」

ガシッ チュッ

ルルーシュ「!?」

C.C「んっ……」 スッ

ルルーシュ「お前何を…?こんな所、カレンに見られでもしたら……」 チラッ

カレン「……」 プルプル

ルルーシュ「(手遅れだったか…)カレン…、これは…」

C.C「カレン、私は優しいからな、ルルーシュの彼女になることを許してやる」 フフンッ
カレン「何で…偉そうなのよ…!」 イライラ

C.C「何で…?それはな…、私がルルーシュの共犯者でもあり、婚約者だからだ!!」

一同「は?」

――――――――――
ルルーシュ「婚約をした覚えは無かったが、C.Cの発言により、カレンとC.Cは程なく掴み合いの喧嘩を起こし、俺はと言うと弁明および、今回の騒ぎの始末に追われる事になった……そして数日後」

――蜃気楼――
C.C「………で、何の用だ、こんな所に呼びだして」

ルルーシュ「一度しか言わないから、良く聞け、大切な話がある」

C.C「ほぅ…勿体ぶらずに早く話せ」

ルルーシュ「俺と結婚してくれないか、C.C」

C.C「…は?何だと?」

ルルーシュ「これからは共犯者ではなく、妻として俺を支えてくれ」

C.C「お前…、どうしたんだ…、分かった!咲世子だな、お前は!」

ルルーシュ「」

C.C「ッ!」ビクッ

ルルーシュ「返事を聞かせてくれ、C.C」

C.C「……本気か、ルルーシュ?」

ルルーシュ「あぁ、本気だよ」

C.C「か、カレンにはどう説明する気だ!」

ルルーシュ「カレンも妻として迎え入れるさ、大丈夫だ」

C.C「―――!!」ジタバタ

ルルーシュ「覚悟は出来ている」

ルルーシュ「例えどんな過去があろうとも、俺は受け入れ―――お前の望みを叶えよう!!」

C.C(私の望み…?それは……………)

ルルーシュ「真に愛されること!!、それを俺ならば叶えられる!!」

ルルーシュ「好きだ!C.C!!」

C.C「ッ!」ハッ

ルルーシュ「……以上だ、もう二度と言わないからな」 プイッ

C.C「………」 クスッ

C.C「不思議な奴だな、お前は…、ギアスに抗い世界を変えて……

挙げ句には私の望みを叶えるときた……クスクスクス…」

ルルーシュ「……」 グイッ ギュッ

C.C「……ルルーシュ」

ルルーシュ「何だ、C.C」
C.C「私は、並大抵の愛され方では満足しないからな?」

ルルーシュ「いった筈だ、覚悟は出来ていると、お前が嫌がる程に愛してやる」

C.C「………クスッ、そうか楽しみにしているよ…

よろしくお願いします、ルルーシュ」ニコッ

ルルーシュ「あぁ、よろしく」ニコッ

ルルーシュ(……C.C、王の力は俺を孤独にすると言っていたが、少し違ったようだな…) クスッ

幼稚?稚拙?な文章で申し訳ないです

取り敢えず終わりです、読んで下さり、有難うございました<(_ _)>

最後らへんの ルルーシュ「」 はC.Cの本名呼んでます

何時までも関係が進展しないルルーシュ達に業を煮やして、オークションを決行したって感じで

やることやったら、否応なしに関係は進展するでしょうし

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