モバP「こずえと一緒に」 (22)

~地方都市~

P「……そうです、収録は無事終わったんですが」

P「帰りの電車も飛行機も、この大雨で運転停止してしまいまして」

P「そうなんですよ、こっちで一泊して明日帰ります」

P「ええ、こずえのご両親にはすでに連絡してます」

P「はい、それでは」ピッ

こずえ「ぷろでゅーさー……おでんわおわったー?」

P「うん。ちひろさんが気をつけて帰ってきてくださいって」

P「今日は雨で帰れないから近くのホテルにお泊りするよ」

こずえ「ぷろでゅーさーとおとまり……?」

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P「こずえは仕事でお泊りしたことあったかな?」

こずえ「あるよー……。でもぷろでゅーさーとは……はじめて」

P「そうだよな。一人部屋でも平気?」

こずえ「ひとりでおとまり、するの……? ちょっとこわい……」

P(一人で泊まらせるにはまだ不安な年齢か?)

P「じゃあ俺と同じ部屋になるけどいい?」

こずえ「うん、いいよぉー……ぷろでゅーさーといっしょなら、こわくないのー」

~ホテルの客室~

P「ふー、落ち着いたらお腹空いてきた」

P「こずえはお腹空いてないか? コンビニになにか買いにいくけど」

こずえ「んー……へいきー」

P「じゃあちょっと行ってくる。戻ってきたらノックするから開けて」

こずえ「はーい」







トントン

こずえ(ぷろでゅーさー……)トテトテ

ガチャッ

P「ただい――」ボフッ

こずえ「ぷろでゅーさぁー……」ギュッ

P「ど、どうした、こずえ?」

こずえ「かみなり、こわい……」

P「あー、さっきのすごかったなぁ」

こずえ「ひとりはこわいの……いっしょにいて?」ナミダメ

P「ごめんな、お店が混んでてさ。もうどこにも行かないよ、ずっと一緒だ」

P「ほら、ケーキ買ってきたから一緒に食べよう」

こずえ「おひざに……すわってもいい……?」

P「いいよ」

こずえ「えへへ……」

P(こずえは横向きに俺の膝に腰掛けた)

こずえ(モグモグ)

P(顔の距離近いな……)

こずえ「ぷろでゅーさー、あーん」スッ

P「こずえが好きなだけ食べていいよ?」

こずえ「……はんぶんこ。ぷろでゅーさーもたべて?」

P「じゃあ、あーん」

P(モグモグ)

こずえ「おいしいねー?」

P「そうだな、こずえと一緒だからすごく美味しいよ」

こずえ「ぷろでゅーさー……じっとしてー?」

P「ん?」

こずえ「クリーム、ついてたよー?」パクッ

P(指ですくってそのまま食べた)

P「こら、はしたないぞ」

こずえ「はーい」クスッ

P「今日は疲れただろ? そろそろ風呂入って寝よう」

こずえ「おふろー」ガラッ

こずえ「せまいねー……ぷろでゅーさーといっしょにはいれるかなぁ……」

P「えっ、一緒に入るつもり?」

こずえ「さっき、ずっといっしょって……いったでしょー……?」

P「お風呂も一緒がいいの?」

こずえ「うん」

P(こずえって11歳だっけ……。銭湯でお父さんと一緒に男湯に入る女の子と思えば、ギリギリ許されるか?)

こずえ「だめなの? ……ぷろでゅーさーはうそつきさん?」

P「……わ、分かった、一緒に入ろう」

こずえ「わーい」

チャポン……
P(二人羽織のような体勢で湯船に浸かる)

P(こずえの身体はマシュマロのように柔らかい)

P「こずえは、ぱぱと一緒にお風呂はいることある?」

こずえ「おふろはままといっしょがおおいの……」

こずえ「ぱぱはおしごとでいそがしいから……いっしょにはいったことないかもー」

P(おぅ……ちょっと罪悪感が)

こずえ「ぷろでゅーさー、ぎゅーってして?」

P「こう?」ギュウ

こずえ「えへへ……ぷろでゅーさーはちからつよいねぇ」

こずえ「もっとつよくしたら、こずえとぷろでゅーさーのからだが……つながっちゃいそうなのー」

こずえ「……ぷろでゅーさーは、こずえとつながってみたい?」

P(ああ、もう……エロい方向に考えてしまうのは俺の心が汚れているのだろうか)





こずえ「ねるのもー……いっしょだよー?」

P「あっ、ハイ」

P(ベッドの中でこずえは俺に密着している)

P「今日のこずえは甘えん坊だなあ」

こずえ「だって、ひとりぼっちで……ほんとうにこわかったの……」

P「普段はちゃんと一人で寝てるんだろ?」

こずえ「うん。でもかみなりとかがこわいときは……ままといっしょ」

P「俺は、こずえのままの替わり出来てる?」

こずえ「できてるー。ぷろでゅーさーに……ぎゅーってしてもらえると、こわいのなくなるよー」

こずえ「それとねー、さっきぷろでゅーさーが、きがえさせてくれたけど……」

こずえ「ほんとうはこずえ、ひとりでおきがえできるよー……?」

P「え? 服着せてとか言ってなかったっけ?」

こずえ「してもらうのはすきだけど、ちゃんとじぶんでもできるのー」

P「ライブとかの衣装も?」

こずえ「きるのがむずかしいのはー……おねえちゃんたちにてつだってもらうけど……」

こずえ「ふつうのふくは……じぶんでできるよー」

P(先に言って欲しかった……)

P「俺が着替えさせたこと、他の人に言わないでくれるかな?」

P「それと、一緒にお風呂入ったことも」

こずえ「どうしてー?」

P(シメられるから……とは言わないほうが良いだろうから)

P「ふ、二人だけの秘密にしたいんだ」

こずえ「……うん、いいよぉー」

P「ありがとう」

こずえ「二人だけの秘密……えへへ」

こずえ「……ねぇ、ぷろでゅーさー」

P「うん?」

こずえ「こずえはー……とっぷあいどるに、なれるかなぁ……?」

P「ああ、絶対なれるよ。俺がトップアイドルにしてみせる」

こずえ「じゃあー、ぷろでゅーさーの…………およめさんには、なれる?」

P「……俺のお嫁さんに、なりたいの?」

こずえ「うんー。だってこずえねぇ……ぷろでゅーさーだいすきだから」

P「……」

こずえ「こずえじゃ……だめー?」

P(そういう目で見たことなかった)

P「いや、そんなことないけど。突然だったからさ。じゃあ……そうだな」

P「こずえがトップアイドルになって、今よりもっと大人になって」

P「そのときまだ俺のこと好きだったら、お嫁さんになってもらおうかな」

こずえ「やくそくだよー?」

こずえ「こずえ、ほかのひとは、すきにならないからー……」

こずえ「ぷろでゅーさーも……、ほかのひと、すきになっちゃだめー」

P「分かった、待ってる。でももし他に好きな人できたら教えてくれよ?」

こずえ「むー……、ほかのひとは、すきにならないっていってるのに……」

P「もしも、だよ」

こずえ「もしでも、ぜったいないのー……しょうこ、みせてあげる」


ちゅっ


こずえ「こずえ、がんばってとっぷあいどるになるから……」

こずえ「はやくおとなになるから、それまでまっててね…………」

以上で終了です
こずえのSレアウェディングドレスはまだですか(ガチャガチャ

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