スネーク「ラブライブ?」 (129)

MGSの時系列は考えてません
ラブライブは4話直後くらい
色々崩壊注意



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399268033

スネーク「日本の女子高生の間で話題になっているらしいな」

オタコン「そうそう、よく知ってたね」

スネーク「そのラブライブがどうかしたのか?」

オタコン「……実は、リキッドが関与しているみたいなんだ」

スネーク「なに!?」

オタコン「最後に姿を現したのが日本の音ノ木坂学院前」

オタコン「そこではスクールアイドルも活動しているし」

オタコン「やつがラブライブで何かしようとしてるのは間違いないだろう」

オタコン「君にはここに行ってリキッドを止めてもらいたい」

スネーク「なるほどな」

オタコン「それと現地のスクールアイドルの保護を頼むよ」

スネーク「保護?」

オタコン「ラブライブにリキッドが関わるとなると、音ノ木坂のアイドルは監視しておいて損はないだろ?」

オタコン「スネーク、何より彼女達は民間人なんだ、僕らの戦いに巻き込むわけにはいかない」

スネーク「……分かった、善処しよう」

スネーク「人数は?」

オタコン「それぞれの学年に3人ずつで、全部で9人」

スネーク「随分多いな」

スネーク「その人数だと俺だけでは限界があるぞ」

スネーク「ノーマッドに隔離する訳にもいかないだろ」

オタコン「あぁ、だから助っ人を用意したよ」

スネーク「そいつは心強いな」

オタコン「それと君が監視しやすいよう根回ししておいた」

オタコン「あと、これを持って行ってくれ」

スネーク「iPod?」

オタコン「ただのiPodじゃない、μ'sの楽曲が全て入ってる特別品だ」

スネーク「薬用石鹸か?」

オタコン「はぁ……違うよ、君が保護するアイドルたちのグループ名さ」

スネーク「紛らわしいな」

スネーク「まぁ……受け取っておく」

オタコン「それ、ちゃんと聞いておいてくれよ?」

スネーク「時間があればな」

オタコン「ちなみに僕はにこまき派なんだ」

スネーク「?」

スネーク「こちらスネーク、音ノ木坂学院に到着した」

オタコン『君は今日から教師になるんだ、正体を気取られてはいけない』

スネーク「その辺は大丈夫だろう、我ながらいい変装だ」

オタコン『スーツにバンダナは似合わないと思うんだけど……』

スネーク「そうか?」

オタコン『いいね、ブリーフィングの通りメンバーは9人』

スネーク「あぁ、それぞれの学年に3人だったな」

スネーク「幸い生徒数はあまり多くないみたいだ、監視は多少楽になるだろう」

オタコン『それは良かった、それで助っ人のことなんだけど合流が少し遅れるみたいなんだ』

スネーク「仕方無い、一人で頑張るさ」

スネーク「そろそろ始業だ、行ってくる」

オタコン『頼んだよ、スネーク』

穂乃果「うわぁー!!遅刻だー!」 

ドテッ

スネーク「大丈夫か?」

穂乃果「いたた~、ありがとうございます」

穂乃果「えっと……?」

スネーク「俺はプリスキン、イロコィ・プリスキン……先生だ」

穂乃果「外国人の先生!?すごーい!私は……!」

スネーク「μ'sの高坂穂乃果だな」

穂乃果「知ってるんですか?」

スネーク「昨日の内に生徒の顔と名前はミッチリ叩き込んだからな」

穂乃果「先生頭いいんだ!」

スネーク「まぁ、それなりにはな」


キーンコーンカーンコーン


穂乃果「あっ!穂乃果、遅刻しそうだったんだ!海未ちゃんに怒られちゃう!」

穂乃果「プリスキン先生またあとでー!」ドタドタドタ

スネーク「せわしい奴だな」

スネーク「……一服してから行くか」スパー

スネーク「すまん、一服してたら遅刻した……」ゼェゼェ

ことり(もうHRの時間半分以上過ぎちゃってる……)

穂乃果「このクラスの担任だったんだ」

海未「お知り合いですか?」

穂乃果「うん、今朝校門で会ったんだ」

スネーク「俺はイロコィ・プリスキン、今日からこのクラスの担任になる。プリスキンと呼んでくれ」

スネーク「ちなみに担当科目は体育だ」

海未「スーツにバンダナって怪しさ満点じゃないですか」

ことり「私はいいセンスだと思うよ?」

海未「よく分かりません……」

スネーク「俺はもう行くが、怪しいやつを見かけたら報告してくれ」

海未(今のところあなたが一番怪しいです)

キーンコーンカーンコーン


穂乃果「海未ちゃん海未ちゃん!プリスキン先生が授業してるよ!」

海未「あの人の授業ですか、興味深いですね」

ことり「今は一年生の体育の時間だね」



校庭

スネーク「そんなんでは、せっかくの近距離格闘も返されてしまうぞ」

スネーク「危険を冒して近付いているんだ、必ず仕留めろ!」

凛「な、なんでにゃあ……」

花陽「ダレカタスケテー」

真姫「なんで近距離格闘訓練なんてやらなきゃいけないのよ……」

スネーク「よし、次はこれだ」

花陽「これは?」

真姫「レーションね、軍用携帯食よ」

スネーク「食ってみろ」

凛「体育の時間に何か食べるなんて新鮮だニャー!いただきまーす!」

真姫「それって……」

凛「ぶっ!」

凛「まっっっずいニャー!!!!」

スネーク「はっはっは、そうだろう」

真姫「やっぱり不味いのね」

凛「真姫ちゃん、知ってたなら教えてくれてもバチは当たらないよ!」

真姫「ちょっと実際の味が気になったのよ」

スネーク「だがな、戦場ではそれくらい我慢して食わないとダメだ」

スネーク「LIFEも回復するしな」

凛「戦場なんて行く予定ないニャー!!!」

凛「でも、なんだか……元気になったような?」

真姫「イミワカンナイ……」

花陽「お米じゃダメですか…?」

スネーク「米か、確かにおにぎりは味のバリエーションもあるから携帯食として優秀だな」

花陽「よかったら一つどうぞ」

真姫(なんで持ってきてるのかしら……)

スネーク「どれ…………」モグモグ

真姫(これ体育の時間よね?)

凛「凛もおにぎり食べたいニャー」

スネーク「────ッ!」

花陽「ど、どうですか?」

スネーク「……んますぎるッ!!!」

まきりんぱな「!?」ビクッ

スネーク「ふぅ、さて腹も膨れたし授業に戻るか」

真姫(何しに来たのかしら、この先生)




海未(なんだか大変そうですね……)

キーンコーンカーンコーン


ことり「あっ、今度は3年生の授業みたい」

穂乃果「2年生は今日体育ないんだもんなー」

海未「あまり受けたいと思いませんが」



希「エリち、さっきの凛ちゃん達の授業見た?」ヒソヒソ

絵里「えぇ、なんだか普通じゃなかったわよね……何だか厳しそう」ヒソヒソ

スネーク「今度は3年生か、よろしく頼む」


「よろしくお願いしまーす!」


ネズミ「チュウチュウ」

にこ「うわっ!?ネズミ!」

スネーク「そいつはアラスカハタネズミだな」

にこ「分かるの!?」

スネーク「……あっ、違うな……」

希「スピリチュアルやね」ヒソヒソ

絵里「なんか抜けてるわね」ヒソヒソ

スネーク「気を取り直して授業を始めるぞ」

スネーク「まずはこいつだ」

希「ダンボール?」

スネーク「ダンボールを甘く見てはいけない」

スネーク「俺はこれで何度も死線を潜り抜けてきた」

絵里「死線って……」

にこ「ダンボールが役に立つのー?」

スネーク「当たり前だ!ダンボール箱をいかに使いこなすかが任務の成否を決定すると言っても過言ではないだろう」

スネーク「ただし、いかにダンボール箱と言えど素材は紙だ、手荒い扱いをするとすぐ駄目になるぞ」

スネーク「とにかくダンボール箱は大事に使え。丁寧に扱えばダンボール箱もきっとお前に応えてくれる」

スネーク「真心をこめて使うんだ。必要なのはダンボール箱に対する愛情。 粗略な扱いは許さんぞ。いいな」

希(なんなんやろこの先生……)

にこ(変態ニコ……)

絵里「………………」

にこ「ねぇ、あの先生ちょっとヤバいんじゃない?」

希「エリち?」

絵里「…………ハラショー!!!」

絵里「ダンボール……奥が深いわ!」

スネーク「ほぅ、お前もダンボールの良さが分かるのか!なら、このダンボールはお前にやる!」

絵里「いいんですか!やったわ希、にこ!」

にこ「賢くないわ……」

希「本人がええなら、ええやない……?」



穂乃果「みんなでダンボール被ってるよ!」

海未「絵里……」

ことり「なんだか体育が怖くなってきちゃった……」

キーンコーンカーンコーン


スネーク「昼か、給食の時間だな」

絵里「この学校は給食ありませんよ?」

スネーク「なんだと!?」

Prrrr

オタコン『どうしたんだい?』

スネーク「オタコン、給食がないなんて聞いてないぞ!」

オタコン「まさ日本のハイスクールでは給食が出ないの知らなかったのか?」

オタコン『まぁでも、君はレーションもあるし大丈夫だろ?』

スネーク「体育の時間に全て使った」

オタコン(一体どんな授業を……)

オタコン『なら購買で何か買ってくるしかないね』

スネーク「購買か、行ってみる」

「購買の人変わってたねー」

「ねー」


スネーク「ここか……」

スネーク「焼そばパンとイチゴ牛乳はあるか?」

???「……スネーク、遅かったじゃないか」

???「お望みの焼そばパンとイチゴ牛乳はとうに売り切れだ」

スネーク「お前は……!」


スネーク「────リキッド!」


リキッド「久し振りだな、兄弟!携帯食をほんの一時間で食い尽くすとはバカなやつだ」

スネーク「なぜお前がここにいる!」

リキッド「見て分からんか?これはそう……」

リキッド「アルバイトという名のビジネスだよ!」

リキッド「購買の日雇いバイトに成り済ますことで、難なくここに侵入したというわけだ」

スネーク「お前がバイトだと?ふざけるな!商品に何を仕込んだ!」

リキッド「この俺がそんなちっぽけなことをするわけないだろう!」

リキッド「安心しろ、購買の品物はいつも通り栄養満点だ」

リキッド「今日はお前に挨拶に来ただけだからな」

スネーク「目的はなんだ!」

リキッド「ふむ……1つだけ言っておこう」

リキッド「お前の生徒達であるμ's」

リキッド「その小娘どもがラブライブで優勝することなど絶対にない!!」

リキッド「例え予選で高得点を得ようとも、俺達がそれを覆す!圧倒的にな!」

リキッド「だがまぁ、その舞台に立つことすら出来ないだろうがな」

リキッド「さらばだスネーク。お前も教師であるなら生徒に道を示してみることだ」

リキッド「諦める、という道をな!フハハハハハ!」ポイッ

スネーク「グレネードか!」バッ!


ピカッ!……キィーーン


スネーク「くっ……」


海未「プリスキン先生?」

スネーク「園田海未か、それと……」

穂乃果「何してるんですか?」

スネーク「まだこの学校に慣れてないから散歩をな」

ことり「生徒会室には行きました?」

スネーク「いや、まだだ」

穂乃果「じゃあ一緒に行きましょうよ!」

スネーク「……そうだな、案内を頼む」

穂乃果「イェッサー!」

生徒会室


海未「お待たせしました」

凛「海未ちゃん遅いニャあ」

花陽「あっ、プリスキン先生も」

スネーク「お邪魔する」

希「珍しいお客さんやね」

ことり「校内散歩してるっていうから、ここにも案内したんだよ」

スネーク「いつもここで昼飯を?」

凛「そうだよー!おかずを交換したりしてるニャー!」

希「先生、お弁当は?」

スネーク「体育の時間で全部使いきってしまってな」

真姫「自分のお昼ご飯だったのね……」

にこ「仕方ないわね~!にこのお弁当分けてあげるニコ!」

にこ「これで成績アップ間違いなしね!」

穂乃果「あー!にこちゃんずるーい!」

穂乃果「おまんじゅうあげるから数学の成績上げてください!」

スネーク「俺は体育教師なんだがな……」

凛「凛もレーションのお返しにお魚あげるニャー」

海未「自分の嫌いなものを押し付けてるだけじゃないですか!」

スネーク「ところで、もう一人は?」

希「エリちならそこに」

ダンボール「」ゴゾゴソ

スネーク「すっかり様になってるな」

ガポッ

絵里「はぁ、はぁ……ハラショー……」

スネーク「この時季はそろそろ暑くなる頃だからな、無理にダンボールを被ることはない」

スネーク「体を壊したら元も子もないからな」

絵里「気を付けます……」

ことり「よかったらサンドイッチどうぞ」

海未「では私はこのウインナーを」

絵里「タコさんウインナーなんて可愛らしいわね」

海未「こ、これは母が……!」

希「じゃあうちはこれを」

真姫「はい、あげるわ」

絵里「私からもどうぞ」

花陽「おにぎりでよければ」

スネーク「すまん、たかりに来たわけじゃないんだが」

穂乃果「困ったときはお互い様ですよ!」

スネーク「お礼に俺もこれから気合いを入れて授業に臨もう」

凛「げっ!」

海未「先生の体育って特殊ですよね」

スネーク「そうか?」

真姫「近距離格闘訓練なんてやるの先生だけよ」

花陽「みんなでレーション食べたり」

にこ「ダンボール被ったり」

スネーク「なかなか楽しかっただろ?」

凛「真姫ちゃんノリノリだったよねー、凛いっぱい投げられたもん!」

真姫「そ、そんなことないわよ!」

花陽「レーションは美味しくなかったけどね」

穂乃果「いーなー、2年生は体育なかったもん」

ことり「明日は二時間目に体育だよ」

穂乃果「ほんと!?やったー!」

海未「ちなみに明日の予定は?」

スネーク「そうだな……犬ぞりなんてどうだ?」

スネーク「あ、雪がなかったか……なら射撃訓練でもするか」

ことり「射撃!?」

穂乃果「面白そう!」

海未「犬ぞりからだいぶ物騒なものになりましたね……」

スネーク「ところで、お前たちはラブライブとやらに出場するのか?」

穂乃果「もっちろん!」

花陽「でも出場する前にアライズを超えないと……」

スネーク「アライズ?」

凛「えーっ!先生知らないのー!?」

にこ「前回のラブライブ優勝チームよ」

にこ「ルールが変更されて地区予選で勝ち抜かないと本選に出場できないの」

スネーク(リキッドの言っていた予選のことか)

真姫「私達はそのアライズと同じ地区だから、まずアライズに勝たないとって訳よ」

スネーク「そうか……」


『お前の生徒達であるμ's』

『その小娘どもがラブライブで優勝するなど絶対にない』

『予選で高得点を得ようとも、俺達がそれを覆す!圧倒的にな!』

『だがまぁ、予選の舞台に立つことすら出来ないだろうがな』


スネーク「……実力はどの程度なんだ?」

花陽「相当です!恐らく足元に届くチームは一つまみもいないです!」

スネーク「そのアライズとやらの本拠地は?」

絵里「秋葉原ですけど」

スネーク「そうか……」

ことり「どうかしたんですか?」

スネーク「気にするな、それよりお前ら帰り道には気を付けろ、いいな?」

穂乃果「はーい!」

海未「…………」

今日はここまでです
本選に出場する条件って地区予選勝ち抜きであってましたっけ……

勝ち抜きと言うか、地区上位4組じゃなかった?

地区予選の予選で地区ごとに上位4組にしぼってその4組の中でトップが地区予選突破ラブライブ本選出場
μ'sの場合は最初の予選で上位4組に入って地区予選でA-RISEに勝たないと本選には出られない

>>38>>39
ありがとうございます

予選の舞台に立てない云々ということになってますが
予選を最終予選に変換しておいてくださいすいません

てすと

起きたらちょこちょこ投下していきます
硬派なMGSが好きな人はごめんなさい
それとなんだかムズムズするので鳥は外します

トイレ


スネーク「オタコン、先ほどリキッドに遭遇した」

オタコン『なんだって!?』

スネーク「やつは気になることを話した」

スネーク「μ'sが舞台に立つことはない、仮に出場し高得点でも俺達が圧倒的に覆す、と」

オタコン『ん…………』

オタコン『恐らく、やつらは不正に票を操ろうとしてるんだと思う』

オタコン『舞台に立てないって言うのは──』

スネーク「直接手を下してくるということか」

オタコン『ああ、そうだろうね』

オタコン『それともμ'sが本選に出れないことに何か自信があるのか』

スネーク「……オタコン、アライズというチームを知ってるか?」

オタコン『もちろんさ!前回の優勝チームだね。それがどうかしたのかい?』

スネーク「他のアイドルにとってかなりの強敵らしい、それに本拠地も音ノ木坂から近い」

スネーク「もしリキッドがアライズに肩入れしてるとなれば、あの謎の自信も頷ける」

オタコン『そうか……!リキッドはアライズ推しなんだな』

オタコン『自分の好きなチームに票を入れて本選に進めるつもりなんだ』

オタコン『隙あらば他のチームを棄権させるつもりでね』

オタコン『しかもアライズの実力に絶対的な信頼がある』

オタコン『自分達が失敗しても彼女らを上回ることなんか出来ない、ってことか』

スネーク「まぁ……そういうことなんだろうな」

スネーク「だが何故あいつらを狙うんだ?アイドルなら他にもいるだろ」

オタコン『μ'sは有望株だからね、他のチームにないものを持ってる』

オタコン『リキッドはそれを恐れているんだ』

スネーク「だから早い内に潰しておきたい訳か」

オタコン『一応前回のラブライブについて不正投票があったのか調べてみるよ』

スネーク「ああ、任せた」

オタコン『μ'sのメンバーは出来るだけ固まって行動させた方がいいかもね』

スネーク「だがどうやって?」

オタコン『今の君なら簡単だろ?プリスキン先生』

屋上


スネーク「邪魔するぞ」

希「最近よく会うなぁ」

スネーク「いつもここで練習を?」

凛「そうだよー、みんなで6時くらいまでやってるニャー」

スネーク「精が出るな」

スネーク「ところで最終予選も近いだろ、ちょっとした助言なんて聞いてみないか?」

スネーク「これからしばらくの間、メンバー全員で寝食を共にして絆を深めてみてはどうだ?」

スネーク「そうすればよりパフォーマンスも向上するだろう」

海未「それってつまり合宿ということでしょうか」

スネーク「ああ、やってみないか?」

海未「それならもう何度かやりました」

スネーク「ならもう一度どうだ?多いに越したことはない」

凛「またお泊まり!?やったー!」

海未「ですが、そんな別荘まで行ける程まとまった休みは取れませんよ?」

スネーク「それなら大丈夫だ」

スネーク「平日もこいつの家に泊まって、登校すればいい」

希「ウチ!?」

スネーク「既に各方面の許可は取ってある」

スネーク「今日から宿泊していいぞ」

希「ウチの意思は?」   

海未「まぁ、それでしたら」

希「ええの!?」

凛「早速みんなに知らせてくるニャー!」

スネーク「そういえば他の6人はどこだ」

海未「今はユニットごとに別れているので絵里たちは校庭に、穂乃果らはアルパカ小屋の前にいますよ」

スネーク「タイミングが悪いな……」

スネーク「今すぐみんなを集めろ!」

海未「い、いきなりなんですか!」

スネーク(リキッドがいつ襲ってくるか分からん、離れ離れはまずい!)

凛「おーい!絵里ちゃーん、真姫ちゃーん!にーこちゃーん!集合してー!」

海未「凛!」

スネーク「早くしろ!」

海未「はぁ……仕方ないですね、なんなんですか一体」ピッポッパ


ガタッ!


スネーク「────ッ!静かに!」

希「どないしたん?」

スネーク「お前らはこれを被ってろ」

海未「3人でダンボール一つですか!?さすがに無茶むぐ……!」

ダンボール「」

スネーク(リキッドの私兵……来るか!)

ガチャ!

カエル兵×4「動くな!」

スネーク「連続!」スッ

カエル1「ぐえっ!」

スネーク「C!」

カエル2「がっ……!」

スネーク「Q!」

カエル3「うぁ!」

スネーク「C!」

カエル4「がはっ!」

スネーク「…………」チャキ

スネーク「四人だけか……?」


ガポッ!


海未「もう!いい加減にしてください!って……」

凛「この人たち誰ニャ?」

希「大惨事やん……」

スネーク「大丈夫だ、お前たちのファンかなにかだろう」

スネーク「お前たちがいつも練習している所に来れて、嬉しさのあまり気絶しただけだ」

スネーク「後処理は俺がしておく、安心しろ」

海未「先生、その右手の銃は……?」

スネーク「アメリカ製のライターだ」

穂乃果「やっほー、海未ちゃん!ってうわぁ!なにこれ!」

にこ「ちょっと一体なんの騒ぎよ……にこぉー!?」

スネーク「説明が面倒だな……」





説明後


スネーク「それと、言い忘れていたが今日から顧問になった、よろしくな」

にこ「何よそれ聞いてないわよ!」

スネーク「言ってないからな」

スネーク「顧問といえど別に何をする訳でもない、ただのお守りだ」

スネーク「一つ顧問らしいことを言うと、一人で行動するな」

スネーク「最近は物騒だからな」

穂乃果「穂乃果は大丈夫!いっつも海未ちゃんが側にいるもんね!」

海未「ほ、穂乃果!なにを言うのですか!まったく」

スネーク「今日は集団で下校するぞ。帰る途中、それぞれの家に寄って荷物を調達する」

希「な、なぁ先生?ほんとに泊まるん?」

スネーク「菓子折は持っていく」

希「そういうことやなくて……うん、もう諦めるわ……」


今日はここまで
本当は今日終わらせるつもりだったのに全然まとまらないので
もうちょっと長引きそうです

東條家



絵里「どうして希の家なんですか?」

スネーク「転勤族の親が会社に寝泊まりするせいで、一人でいることが多い気がしたからな」

希「スピリチュアルやわぁ……」

真姫「そろそろ晩ごはんの時間だけどどうするの?」

希「食材はいっぱいあるんやけど、何が食べたいとかある?」

にこ「人数も多いし鍋でいいんじゃない?」

絵里「あら、いいわねお鍋」

海未「もうお夕飯でしたか。いいですか穂乃果、お夕飯前にお菓子など食べてはいけませんよ?」

穂乃果「先生、揚げまんじゅう食べる?」

スネーク「ああ、貰うぞ」

海未「言った側から先生まで!」

スネーク&穂乃果「んますぎるっ!!」

海未「聞いてるんですか!?」

ことり「海未ちゃん落ち着いて……」

希「ウチ一人で大丈夫やのに」

ことり「そういう訳にはいかないよ」

花陽「私たちも手伝います!」

希「んー、じゃあお願いしようかな」

にこ「じゃあ私たちはお風呂掃除でもしておくわ」

真姫「エリー、海未、その3人頼んだわよ」

海未「ええ、わかりました」

海未「絵里、あなたが頼りです!2人であの3人を!」

スネーク「こいつはうまいな」モグモグ

穂乃果「おいひー」モグモグ

凛「おいしいニャー」モグモグ

絵里「ハラショー」モグモグ

海未「…………」

お風呂場


にこ「さっ、掃除始めるわよ」

真姫「ボディソープでいいかしら」

にこ「ん?」

真姫「シャンプーじゃないわよね」

にこ「真姫ちゃん、なんの話してるニコ?」

真姫「何って、お風呂掃除でしょ?」

にこ「お風呂掃除したことある?」

真姫「ないわよ」キリッ

にこ「そう……」

真姫「な、何よ!悪い!?」

にこ「はいはい、じゃあそのスポンジと洗剤取って」

真姫「これね……」

にこ「それをお風呂に吹いてスポンジでこするの」

真姫「こう?」

にこ「やれば出来るじゃない」

にこ「まーったく、お風呂掃除一つ出来ないなんてお嫁に行けないわよー?」

真姫「わ……私は、にこちゃんを貰うからいいの!」カァァ

にこ「なっ……!なに言ってんのよ真姫ちゃんのバーカ!」カァァ

真姫「ふん!」///

台所



花陽「お米を研ぐのは任せてください!」

ことり「じゃあ私は食器を用意してるね」

希「じゃあウチは野菜切っとこ」

希「それにしても、いきなりなんなんやろ、プリスキン先生」

花陽「やっぱりみんなで押し掛けちゃったら迷惑だよね……」

希「ううん、そないなことないよ?」

希「先生の言う通り両親なかなか帰ってきいひんし、みんなが来てくれて嬉しいわ」

希「あの先生ちょっと不思議やん?」

ことり「スピリチュアル?と言うよりミステリアス?」

希「不思議ちゃんやね」

ことり&花陽「あー」

ことり「海未ちゃんがヘタレちゃってなかなか上手くいかないの」

希「穂乃果ちゃんに対してめっちゃ弱いもんね」

花陽「もうみんなでお風呂も入ってるのに」

ことり「体育の着替えのときだって目を反らしてるんだもん」

ことり「もっと狼みたいな目で穂乃果ちゃんを見てほしいのに!」

希「ことりちゃんも大変やね。花陽ちゃんはどうなん?」

花陽「凛ちゃんは鈍感さんで……」

ことり「花陽ちゃんも大変だね」

ことり「希ちゃんはいつもイチャイチャしてるよね」

希「そ、そんなんちゃうよ~……」///

海未「いいですか!みんなそれぞれ準備してるんですから私たちも机を拭いたりですね……」

スネーク「よし、解体したモデルガンをいち早く組み直したやつに最後の揚げまんじゅうをやる!」

スネーク「準備は出来たか?始めろ!」

海未「始めなくて結構です!!!!」

海未「なに散らかしてるんですか!絵里、あなたまで!」

絵里「ごめんなさい、つい面白くって……」

凛「海未ちゃんが怒ったニャあ……」

穂乃果「ごめーん!海未ちゃん、そんなに怒ると般若みたいになっちゃうよ?」

海未「誰のせいですか!誰の!」

スネーク「む、少しはしゃぎ過ぎたか」

希「さぁ、出来たで。みんなで食べよ」

凛「かよちんスゴーイ!お米が立ってる!」

花陽「えへへ、頑張っちゃった」

絵里「それじゃあ、みんなで」


「いただきます!」


スネーク「これが鍋か」

ことり「食べたことないんですか?」

スネーク「日本食自体、食べる機会が無くてな」モグモグ


スネーク「────ッ!」


スネーク「もっと食わせろ!」

希「そんなに慌てんでも沢山あるんやから」

海未「つみれがおいしいです」

穂乃果「海未ちゃん海未ちゃん!」

海未「なんですか、食事の時くらい静かに……」

穂乃果「あーん!」

海未「うぇっ!?」

ことり「ふふっ」

凛「かよちん、凛もー!」

花陽「はい、あーん」

スネーク「随分と仲がいいな」

希「これでも9人集めるの大変やったんよ~」

希「特にエリちが……」

絵里「ちょっ!希!」

希「はいはい」クスクス

明日はもっと頑張ります
明明後日には完結できるはず……

真姫「寝場所はどうするの?」

希「ウチの部屋で全員寝るのは無理やし……リビングとで分ける?」

スネーク「いや、お前たちは固まって寝ろ」

スネーク「俺は座布団を借りるぞ?」

希「座布団でええの?」

スネーク「熟睡してしまうと、いざというとき反応できないからな」

穂乃果「みんなで一緒に寝るなんてちょっと久し振りだね」

海未「この前はユニット別でしたからね」

スネーク「布団は俺が敷いとくから風呂に入ってこい」

絵里「いっぺんに入れる?」

希「……無理やな」

絵里「じゃあ学年ごとの3人ずつにしましょうか」

穂乃果「3人で入るの久し振りだね~」

ことり「小さい頃はよく入ってたよね」

にこ(あの2人と入るの……?)チラッ

絵里「にこ、どうしたの?」バイーン

希「一年生から入ってきてええよ」バイーン

にこ「なんでもないわ……」ペターン

海未「にこ、気持ちは分かります……」

凛「現実は非情にゃあ……」

スネーク「?」

絵里「いいお湯だったわ」

希「先生が敷いといてくれたし寝よか」

海未「…………」

穂乃果「枕投げしようよ!」

スネーク「そいつはいいな」

凛「で、でも海未ちゃんが怖いよ?」

海未「…………いいでしょう、受けて立ちます」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「さぁ、かかってこいスネーク……」

海未「うっ!」ドサッ

ことり「海未ちゃん!」

絵里「スネークって?」

スネーク「まさか……!」


サイコマンティス「ウェアハハハ!」


スネーク「サイコマンティス!」

花陽「おばけ!?」

スネーク「お前は死んだはずだ!」

サイコマンティス「その通り、今の俺はただの霊体に過ぎない」

凛「やっぱりお化けー!?」

スネーク「リキッドの差し金か!?」

サイコマンティス「ウェアハハハ!」

サイコマンティス「遊びに来ただけだ」

スネーク「なんて暇なやつだ」

穂乃果「先生、あの人は?」

サイコマンティス「俺はサイコマンティス!世界最高の読心術と念動術を持つ、元FOXHOUND隊員だ」

サイコマンティス「お前たちには念動術を見せてやる!」

サイコマンティス「携帯電話を床に置け、出来るだけ平らな床だぞ?」

サイコマンティス「置いたか?いくぞ!」

サイコマンティス「ふぇぇあっ!」


ブーブーブー


ことり「おー」

にこ「すごいニャー!」

海未「こ、こんなの何かカラクリがあるに違いありません!」

サイコマンティス「信じていないようだな。ならばお前の日課を当ててやろう」

サイコマンティス「毎日一人になると、鏡の前でラブアローシュートの練習をしているな」

海未「んなっ……!?」

サイコマンティス「まだまだ行くぞ!」

サイコマンティス「毎晩寝る前に布団のなかで妄想にふけっているようだな」

海未「そ、そんなの誰でもやってます!…………やってますよね?」

絵里「さぁ……?」

サイコマンティス「これでもまだ信じないか?これで最後だ、お前の想い人を当ててやる!」

海未「それは……それはやめてください!帰りなさい!」

海未「警察につきだしますよ!訴えます!」

凛「なんであんなに慌ててるのかな?」

海未「凛!あの狼藉者を引っ捕らえますよ!」

凛「えー!」

サイコマンティス「……ほう、お前は高坂穂乃果が好きなようだな!」

海未「う、うぅ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

穂乃果「え?私!?」

7人「…………」

サイコマンティス「どうだ、俺の読心術は!」

絵里「なんていうか……ねぇ?」

真姫「公認って感じだったし」

ことり「普通すぎてちょっと……」

花陽「ラブアローシュートだって丸見えだったし……」

希「寝相良さそうでも結構モゾモゾしてるんよね、海未ちゃん」

サイコマンティス「なに!俺の読心術が通じてないだと!?」

にこ「一人には大打撃だったわよ」

スネーク「お前、そんなことをしに来たのか?」

サイコマンティス「言っただろう、遊びに来ただけだと」

サイコマンティス「ふふふ、さすがはお前の生徒だ。肝が据わっているな!」

サイコマンティス「また会おう!ウェアハハハ!!!」

スネーク「…………」

スネーク「おい、大丈夫か?」

海未「もうお嫁に行けません…………」

海未「こうなったら腹を切るしか……」

穂乃果「海未ちゃん」

穂乃果「穂乃果、嬉しかったよ?」

海未「慰めの言葉など無用です」

穂乃果「海未ちゃんがお嫁にいけないならさ、穂乃果を貰ってよ!ね、海未ちゃん?」

海未「ほ、穂乃果……!それって……」

穂乃果「よろしくね、海未ちゃん!」

海未「は、はいぃぃ!!!」バタッ

ウェアハハハハ!

スネーク「…………ふむ」

Prrrr

オタコン『スネーク?僕だよ』

スネーク「なにか分かったのか?」

オタコン『ああ、調べたところ前回のラブライブで不正投票された痕跡はなかった』

オタコン『それに急遽出場を辞退したチームもない』

スネーク「ということは、リキッドは手を出してないのか」

オタコン『そういうことになるね』

スネーク「よっぽどアライズを信用しているんだな」

オタコン『それだけ彼女たちのレベルが高いんだよ』

スネーク「……この任務、かなり責任重大だ」

オタコン『そうだね、なにせ人の夢が懸かってるんだ』

スネーク「オタコン、若いってのはいいものだな」

オタコン『君がそんなことを言うなんて……でも、僕もそう思うよ』

スタスタ


スネーク「誰か来た、一旦切るぞ」

海未「あの、先生……」

スネーク「お前か」

海未「先程はお見苦しいところを……」

スネーク「気にするな」

スネーク「何かあったのか?」

海未「いえ、その……なんていうか勢いで穂乃果とつ、付き合うことになったはいいんですが……」

海未「少し不安なんです」

海未「私はまだまだ弱いですから、穂乃果を守っていけるのかと……」

海未「時代の波に煽られて同性愛が問題視されたら、私は穂乃果を愛せるのか……」

海未「穂乃果は私を愛してくれるのでしょうか……」

スネーク「…………」

スネーク「それはお前たちにしか分からない」

海未「…………」

スネーク「だがな、人はどんな状況でも、どんな時代でも人を愛することが出来るはず」

スネーク「ただし、愛を享受したければその人を守り抜くことだ」

スネーク「お前たちはまだ若い、お互いが背中を守ればいい」

スネーク「それにお前たちには7人の仲間がいるだろ」

スネーク「もっと自信を持て」

海未「はい……、ちょっと気が楽になりました」

スネーク「そうか、少しは教師らしいことも出来たな」

スネーク「お前はもう戻れ、明日も早いだろ」

海未「はい、ありがとうございました、プリスキン先生」


スタスタ



スネーク「……iPodでも聴くか」

スネーク「…………」

スネーク「……なかなかいいな」

今日はここまでですすいません
話が全く進展してないので頑張ります

校庭


スネーク「よく狙え、迷うほど銃弾は反れてしまうぞ

スネーク「ペイント銃だ、リラックスしろ」

ことり「重い……」

穂乃果「全然当たらないよー……」

海未「まったく、ことりも穂乃果も鍛練が足りませんね」

穂乃果「海未ちゃんが凄すぎるんだよ!」

穂乃果「百発百中ってなにさ!」

穂乃果「的がもうメチャクチャだよ!」

スネーク「うむ、いいセンスだ」

海未「いい、センス……?」

スネーク「鍛えれば早打ちもこなせるようになるだろう」

スネーク「よし、次いくぞ」

スネーク「戦地では数々のトラップが仕掛けられている」

スネーク「それは地雷や落とし穴、赤外線センサーなど様々だ」

スネーク「無闇に突っ込んだりするんじゃないぞ」

海未「そもそもそんな場所行きませんが……」

スネーク「一見無害に思えるこの本も罠になりうる」

スネーク「その証拠がここにある」

スネーク「これは今朝俺が撮影した映像だ」

スネーク「これを見て学習してくれ」

絵里『今日も1日頑張らないと』


穂乃果「あっ、絵里ちゃんだ」

スネーク「ターゲットは元生徒会長、絢瀬絵里だ」


絵里『あら?何かしら……』


海未「なにか見つけたようですね」


絵里『こ、これは!希の寝顔写真……!』


スネーク「今回は本の代わりとして、興味を惹く対象の写真を用意した」


絵里『誰も見てないわよね……?』キョロキョロ


ことり「挙動不審すぎるね……」

海未「公開処刑じゃないですか……」

穂乃果「あっ、ポケットに仕舞っちゃった」

スネーク「と、この様に注意深く慎重に思える元生徒会長も罠に引っ掛かることがある」

スネーク「お前たちも充分注意するようにな」

穂乃果「はーい!」

海未「絵里、御愁傷様です……」



絵里「なんの授業だったのかしら」

にこ「さぁ?」

屋上

スネーク「すまんな、弁当まで作ってもらって」

希「ええんよ、自分らのも作らなあかんし」

穂乃果「ねぇ、帰りに秋葉原いかない?」

海未「1週間後には最終予選ですよ?そんなことしている時間は……」

真姫「たまにはいいんじゃない?」

にこ「そうね、煮詰めすぎるのもよくないし」

絵里「にこはあわよくば、アライズに会おうとしてるんでしょー」

にこ「違うわよ!」

凛「かよちん、アライズのヘリコプターが飛んでるよ!」

花陽「ええっ!?」

ことり「全身アライズだね」

にこ「痛ヘリね……」

スネーク「ハインドD……!ロシアの軍用ヘリが何故ここに」

海未「詳しいんですか?」

リキッド『フハハハハハ!スネーク!』

スネーク「リキッド!」

凛「また大学の人かニャ?」

リキッド『どうだ、このハインド!』

リキッド『全体にアライズの写真をプリントすることで、絶大な宣伝効果が得る作戦だ!』

スネーク「非公式のお前がそんなことをしてどうする!」

スネーク「街中でハインドを飛ばすなど、下手をしたらチームの失格も有り得るぞ!」

リキッド『まーだ、ルールを理解してないようだな』

リキッド『エントリーチームの地域の人間なら、いくらでも宣伝していいことになっているのだよ』

リキッド『但しネットは用いてはいけないがな!』

リキッド『あくまで地域限定だ』

スネーク「そんなルールが……」

穂乃果「あー!だから商店街に見覚えのないμ'sのポスターがあったんだー」

リキッド『フハハハハハ!これでアライズの勝利に一歩近付いたな!』

リキッド『さらばだスネーク、次は最終予選で会おう!』

スネーク「逃がすか!」ガチャッ

にこ「どこから出したの!?」

スネーク(ここで撃ったら街に墜ちる……)

スネーク「くっ……!」

ことり「今の人も友達ですか?」

スネーク「ただの腐れ縁だ」

海未「なんだか最近変な人に会いますね」

スネーク「まったくだな」

海未「いやあなたも含めて」

秋葉原


スネーク「これがアライズか」

穂乃果「うわ~、やっぱり凄いなぁ」

希「ウチらもがんばらなあかんね」

花陽「なに買ってるんですか?まどかマギカ?」

スネーク「ああ、友人に頼まれてな」

凛「ねぇねぇ、次はあっち行くニャー!」

Prrrr

穂乃果「うわっ!なになに?」

穂乃果「ってなんだ、プリスキン先生からもらった無線かー」

穂乃果「はい!高坂穂乃果です!」

『気を付けろ、そこにはランチパックが仕掛けられている』

穂乃果「えっ!ランチパック!?どこどこ!」

スネーク「誰だ」

『ライトニングボルトとでも言っておこう……』

スネーク「雷電か」

『…………ああ』

雷電『オタコンからの依頼で助っ人を頼まれた』

スネーク「なぜこの無線に連絡を?バースト通信でいいだろ」

雷電『バースト通信では誰からのものか分かってしまって面白くないだろ?』

スネーク「…………」

雷電『…………悪かった』

スネーク「ランチパックとはどういうことだ」

雷電『やつの仕掛けた罠だ』

雷電『高坂穂乃果を陥れるためのな』

穂乃果「ええっ!?」

海未「確かに穂乃果はパン好きですが……」

絵里「いくら好きなものでも落ちてるものを拾ったりしないわよね」

穂乃果・海未・ことり「…………」

絵里「な、なによ」

雷電『それと前方にはM1戦車が待ち伏せしている、気を付けろ』

スネーク「この街中に戦車だと?火の海にするつもりか」

雷電『それは俺にも分からない』

スネーク「お前は今どこに?」

雷電『近くにいるが、別の任務に追われている』

スネーク「そうか、お前も大変だな」

雷電『あ、ああ……』

雷電『スネーク、俺は……いや何でもない』

スネーク「?」

にこ「ねぇ、あそこで山積みになってるのって……」

穂乃果「ランチパックだ!おいしそー」

凛「行ってみるニャー!」

海未「こら、待ちなさい!」

スネーク「おい、勝手に行くな!」

希「春の液体パン祭りってなんやろ」

花陽「ランチパックのピラミッドなんて初めて見ました……」

絵里「液体って……」

スネーク「待て、これは……ハバネロ味?」

にこ「こんなの食べたら喉がおかしくなっちゃうわよ」

海未「穂乃果を陥れるって、まさかこれで穂乃果の喉を潰そうと……」

海未「穂乃果!食べてはいけませんよ!」

穂乃果「うぇっ!?う、うん」

スネーク(リキッドめ……)

絵里「穂乃果を陥れるってどういうことなのかしら」

スネーク「過激なファンの仕業だろう、とっととここを離れるぞ」

凛「あれって戦車かニャ?」

希「またアライズのプリントやな」

にこ「痛戦車ね」

スネーク「次から次へと余計なものを……」

スネーク「下がってろ!」

スネーク「これで2度目だな」スチャ

戦車『』

スネーク「…………」

戦車『』

スネーク「……?」

花陽「動きませんね……」

戦車『』

スネーク「……張りぼてか」

穂乃果「なーんだ、びっくりしちゃったよ~」

絵里「随分お金をかけてるのね」

真姫「この前から一体なんなのかしら……」

東條家

Prrrr

スネーク「こちらスネーク」

雷電『…………』

スネーク「ジャックか」

スネーク「M1戦車のことだが、ただの展示品だった」

雷電『すまない、そんなことにも気付けなかった……』

スネーク「何かあったのか?」

雷電『スネークは趣味はあるか?』

スネーク「趣味?そうだな……犬ぞりくらいか」

雷電『実は俺にも趣味があるんだ……』

スネーク「いいことじゃないか」

雷電『……だが、ローズがそれを認めてくれなくてな』

雷電『俺だって自分の小遣いの中でやりくりしてるのに!』

スネーク「落ち着け、その趣味っていうのは?」

雷電『スクールアイドル』

スネーク「…………」

雷電『ちなみに俺はミッドナイトキャット推しなんだ』

スネーク「まぁ、いいとは思うが……」

スネーク「もしや、今回の協力もそのせいか?」

雷電『それもあるが、あんたには借りもあるからな』

雷電『何よりアイドルの勝敗を操作しようなど絶対に許さん!」

スネーク「あ、ああ……」

雷電『スネーク、害虫駆除は俺に任せてくれ』

スネーク「大丈夫なのか?」

雷電『ああ、体は丈夫になったしな。あんたはその子達を見守っておくんだ

スネーク「言われなくてもやるさ」

雷電『……これが終わったら、一緒にローズを説得してくれないか?』

スネーク「説得?」

雷電『ローズに俺の趣味を認めてもらいたいんだ』

雷電『彼女に黙ってアイドルを応援し続けるなんて、俺には無理だ』

雷電『俺は彼女の前で堂々とアイドルを応援したい!』

雷電『頼む、スネーク。力を貸してくれ』

スネーク「雷電」

スネーク「スクールアイドルを応援したいのなら好きなだけすればいい」

雷電『だが……』

スネーク「自分の意志で趣味を続ければいい」

スネーク「お前が陰にいる限り、お前と共にいるその趣味が陽に当たることはないぞ」

雷電『…………』

スネーク「……まぁ、付いていくだけ付いていこう」

雷電『一度……』

雷電『一度、俺からローズに話してみる……』

スネーク「それがいい」

スネーク「~♪」シャカシャカ

花陽「何聞いてるんですか?」

スネーク「ん……あぁ、まぁ何でもいいだろ」

にこ「先生はもちろん、私達に投票してくれるんでしょーね」

スネーク「投票?」

にこ「最終予選の投票よ」

穂乃果「もしかして、アライズに……!?」

スネーク「さぁ、な」

凛「えーっ!」

東條家


海未「あの……」

海未「プリスキン先生ってなんだか怪しくないですか?」

絵里「まぁ、確かに変な人よね」

真姫「シャドーモセス大学なんて検索しても引っ掛からなかったわ」

真姫「その代わり面白そうな本を見つけたの」

絵里「シャドーモセスの真実?」

海未「オカルト本ですか?」

真姫「本当か嘘か分からないけど、スネーク……ソリッドスネークとかリキッドとか色々出てくるの」

真姫「サイコマンティスにハインドDの名前も挙がってるわ」

海未「偶然では?」

絵里「そういえば、お前は死んだはず……とか言ってたわよね」

真姫「この事件以来ソリッドスネークは世間で英雄扱いされたようだけど」

真姫「何年か前にあったタンカー沈没事件の首謀者ってことになってるの」
海未「でもそんな人がどうして私達の側にいるんでしょうか」

絵里「というか、あの人が……?」チラッ



穂乃果・スネーク「んますぎるっ!!!」


真姫「考えすぎかしら……」

Prrrr


オタコン『スネーク』

スネーク「どうした?」

オタコン『とうとう今日だね』

スネーク「あぁ、これであいつらともお別れだな」

オタコン『寂しいのかい?』

スネーク「いや、そういうわけではないが……」

スネーク「実に平和だった」

スネーク「たまには、ああいうのも悪くない」

オタコン『スネーク、μ'sが勝ってもリキッドはネットを操作してアライズに票を入れるだろう』

オタコン『だから、それは僕に任せてくれ』

スネーク「大丈夫なのか?」

オタコン『もちろん、サニーもいるしね』

オタコン『君はただ、最後まで彼女らを見守ってくれ』

スネーク「わかった、頼んだぞ」

控え室


スネーク「~♪」シャカシャカ

穂乃果「せーんせい!」

スネーク「ん、どうした?」

凛「緊張してしょうがないニャあ……」

スネーク「これを嗅いでるといい」

花陽「葉っぱ?」

スネーク「ムーニャだ。気力が回復するぞ」

希「エリち、そこ狭くない?」

ダンボール「全然大丈夫よ、落ち着くわ」

海未「本選に出るためにも今ここで全力を尽くしましょう!」

ことり「うん!」

スネーク「俺はそこで見てる、お前たちはやるべきことをやり遂げろ」

スネーク「いいな?」

真姫「当たり前じゃない」

スネーク「……よし、行ってこい」

穂乃果「先生」

スネーク「なんだ」

穂乃果「えーっと……」ゴニョゴニョ

スネーク「……考えておこう」

リキッド「ンフフフフ……」

リキッド「久しぶりだな、スネーク」

スネーク「リキッド……その格好はなんだ?」

リキッド「アライズの衣装を真似たんだよ」

リキッド「俺のコスプレもイカすだろ?」

リキッド「……しかし、お前もよくこんな任務を受けたな」

スネーク「なに?」

リキッド「たかが女子高生の一時の青春だ、どのチームが勝とうと世界にはなんの影響もない」

リキッド「それなのに、なぜ任務を投げ出さずここまで来た!」

リキッド「俺が代わりに言ってやろう……」

リキッド「貴様はスクールアイドルを楽しんでいるんだよ!」

スネーク「……!」

リキッド「否定はしないのか、腑抜けたな、兄弟」

スネーク「……お前の言う通りだ」

スネーク「俺はこの短い間で新しい生き甲斐を見付けた」

スネーク「俺はあいつらのアイドル活動を最後まで見届けようと思う」

スネーク「一人のファンとして、教師としてな」

スネーク「たかが女子高生の青春も、なかなか良いものだ」

リキッド「フハハハハハ!いいだろう!」

リキッド「アライズとμ's!俺とお前!どちらが勝つか!」

リキッド「俺とお前の趣味の始まりの場、秋葉原の土となれ!!!!」


ドスンドスン


RAY『ギュゥアアアアアアア!』

スネーク「RAY!?」

リキッド「ただのRAYではない!アライズ特別カラーだ!」

スネーク「痛RAY……!」

リキッド「お前はせいぜい、こいつらの相手をしていろ」

リキッド「俺は特等席でライブ観戦だ」

リキッド「フハハハハハ!」

スネーク「待て!」

RAY『ギュゥアアアアアアア』

雷電「スネーク!」


スパン!


スネーク「雷電!」

スネーク「その大荷物はなんだ?」

雷電「これは別任務……ローズに頼まれたおつかいだ」

スネーク「そうか……」

雷電「こいつらは俺に任せて先に行け!ふんっ!」

スネーク「す、すまん!」

リキッド「…………よく聞こえるだろ、アイドルの歌が!歓声が!」

スネーク「いい歌だろ?俺の生徒だ」

リキッド「ンフフフフ、だがアライズのほうが上だ!」

スネーク「…………」ギリッ

リキッド「さぁ、来い!兄弟!」

スネーク「ふっ!」バキィッ

リキッド「がっ……!ンフフフフ、いいパンチだ!」バキィッ

スネーク「ぐぁ!」

リキッド「決着をつけるぞ!俺達の長きに渡る戦いに!さぁ、来い!」

リキッド「スネェェェェェク!」

スネーク「リキッドォォォォ!」


────
──

オタコン「スネーク、お疲れ様」

スネーク「長い戦いだった」

スネーク「ネット投票の件は助かった」

オタコン「お礼はサニーに言ってくれ」

スネーク「起きたら言っておく」

オタコン「よかったのかい?なにも挨拶しないで」

スネーク「ああ」

スネーク「教員になるのもいいかも知れないな」

オタコン「勉強なら僕が指導するよ」

スネーク「雷電は?」

オタコン「彼なら荷物を抱えて帰ったよ」

オタコン「ミッドナイトキャッツが敗退して残念そうだったけどね」

スネーク「あいつにも礼を言わないとな……」

スネーク「リキッドの消息は?」

オタコン「さぁ……いつかまた仕掛けてくるだろうね」

オタコン「あれっ?君、バンダナはどうしたんだい?」

スネーク「置いてきた」

オタコン「ははっ、本当らしくないね」

オタコン「そういえば、君はどこに投票したんだい?僕はμ'sに入れたけど」

スネーク「…………」

オタコン「あぁ、聞いた僕がバカだったよ」

スネーク「……すまない、ちょっと外す」

オタコン「思う存分外してくれ」

ことり「先生、どこ行っちゃったのかな」

真姫「結局真相は闇の中ね」

絵里「なんだか寂しいわね」

海未「あんな人でもいないと寂しいものなんですね」

穂乃果「…………よし!」

凛「穂乃果ちゃん?」

にこ「あっ、そのバンダナ!」

穂乃果「約束通り貰ったんだけど、似合うかな?」

花陽「あんまり似合わないかな……」アハハ…

穂乃果「えーっ!残念……」

穂乃果「でもね、これを巻いて消しゴムとか使っても減らないんだよ?」

希「無限バンダナやね」

海未「プリスキン先生は学校のデータベースにも残っていないらしいです」

絵里「残ってるのは無線とバンダナ、ダンボールだけ、か」

真姫「やっぱりソリッドスネークだったのかしら」

穂乃果「……伝説の英雄でも何かの事件の首謀者でもどっちでもいいよ」

穂乃果「プリスキン先生はプリスキン先生だしね!」




Prrrr





スネーク『こちらプリスキン、聞こえるか?』






デンデンデデデンデンデンデン!

長くなった上になんか思った方向と違うところに着地してしまい
期待してくださった方すいませんでした

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