新ジャンル「ゾンビ対策委員会」 (30)

ここはもしも貴方の身の回りでバイオハザードが巻き起こった時、無事に生き残る方法を学ぶスレッドです

貴方もこのスレでサバイバル術を勉強し、快適なゾンビライフを過ごしましょう

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男「くそっ!辺り一面ゾンビだらけじゃねぇかっ!一体どうなってんだよっ!」

男2「つべこべ言わずに走れっ!あのショッピングモールに逃げ込むぞっ!」

男「お、おう……」

男2「……くそっ、ゾンビ共が追いついてきやがったっ!走れっ!男ォっ!走るんだっ!」

男「お、おうっ……!」

ーーーーー


男「ふ、ふう……なんとかショッピングモールについたな……」

男2「休んでる暇はねぇぞ!おいっ、バリケード作るぞっ!」

男「え、えっ……?」

男2「このままじゃゾンビが入ってきちまうだろうがっ!入り口を封鎖するんだよっ!」

男「な、なるほど……」

男2「お前はあっちから、なにか使えそうな物を探してこいっ!」

男「わ、わかったっ……!」

男2「お~いっ!そっちの兄ちゃん達も手伝ってくれやっ!このままじゃ、皆死んじまうぞっ!」

男「……はぁっ、はぁっ、持ってきたよ」

男2「よ~しっ!それじゃあ、それで入り口を固め……ん……?」


ガシャアアァァァン


男「……えっ?」

男2「なんだと!?ゾンビが侵入してきやがった!」


ガシッ


男「男2っ!?くそっ、ゾンビに捕まっちまったっ!」

男2「うわあああぁぁぁっ!くそっ!やめろっ、やめるんだああああぁぁぁ!」

男「男2っ!男2~っ!」

男2「うわあああぁぁ!くそおおぉぉぉ!男ォ~!お前だけでも逃げろおおおぉぉぉ……」

男「男2っ!男2~っ!」

サバイバル術、其の一




【仕切ってはいけない】

男「ううっ……男2……男2っ……」シクシク

男3「な、何やってるんですか貴方っ!」

男「……ううっ」シクシク

男3「逃げますよっ!このままじゃ、僕達もやられちゃいますっ!」

男「うるさいっ!放っておいてくれよっ!」

男3「何言ってるんですかっ!さっきの人は貴方を守ってやられたんでしょっ!」

男「……」

男3「だったら生きなきゃっ!あの人の為にも生き延びなきゃっ!」

男「……」

男3「さぁ、逃げましょうっ!」

男「……うん」

ーーーーー


男「ハァッ……ハァッ……」

男3「ここまで逃げれば、とりあえず大丈夫でしょう……」

男「……うん」

男3「ここは……登山良品店ですかね……?」キョロキョロ

男「……うん」

男3「なにか、武器になる物があるかもしれません。探してみましょう」

男「……うん」

男3「……」

男「……」

男3「男2さんの事は……気の毒でしたが……」

男「……うん」

男3「……今は自分達が生き残る事を考えましょう」

男「……」

男3「……ねっ?」

男「俺……さぁ……?」

男3「?」

男「……今度の日曜日、あいつとハイキング行く予定だったんだよ。二人でこんな服着て、さ?」

男3「そ、そうだったんですか……」

男「……なんで、こんな事になっちまったんだろ。昨日までは平和な日常だったのにさ」

男3「……それは」

男「……ん?」

男3「実は、これは風の噂なんですけどね……?」

男「……ん?」

男3「男さん……今、我々の国が抱えている食糧問題って知ってます?」

男「……あぁ、よく新聞なんかでそういう記事みるよね。でも、飛ばし記事でしょ?」

男3「実は、とある研究者が牛肉のコスト軽減の為、とある村で……」


ガシャアアァァァン


男「!」

男3「なっ……!レジカウンターの下にゾンビがいたのかっ!?」

ガシッ


男3「うわっ!やめっ……!」

男「男3さんっ!」


ガブッ


男3「うわあああぁぁっ!」

男「男3さんっ!男3さ~んっ!」

男3「ガッ……私は……ダメです……」

男「!」

男3「貴方だけでも……逃げて……下さい……」ガクッ

男「くそっ!」

サバイバル術、其の二





【真実を知ってはいけない】

男「くそっ、くそっ……男3さんまで……」

男4「おい、兄ちゃんっ!何してるっ!?」

男「……ん?」

男4「そんな所にいたら危ねぇぞ!こっちに来いっ!」

男「!」

男4「地下に俺達の仲間がいるからよぉ!お前も一緒に……」

男「危ないっ!後ろっ!」

男4「あん……後ろがどうし……う、うわあああぁぁぁ!」


ガブッ


男「黒人のお兄さ~んっ!」

男4「うわあああぁぁ!助けてくれえええぇぇぇ!」

サバイバル術、其の三





【黒人はいけない】

男「……くそっ」

男「……」

男「……地下に仲間がいるって言ってたよな」

男「この場所から、地下までのルートは……えっと……こう行って、ああ行って……」

男「……」

男「……大丈夫。いけない距離じゃない」

男「どけぇっ!どきやがれぇっ!」

ゾンビ「……ウヴァアア」

男「……邪魔だっ!」バキッ

ゾンビ「……ガッ」

男「俺はっ!絶対にっ!」バキッ

ゾンビB「……アガッ」

男「生き残るっ!」

女「……」

男「……ん?」

女「……」ニコッ

男「女ちゃん……どうしてこんな所にいるの……?」

女「……」

男「女……ちゃん……?」

女「……」

男「……と、とにかく、こんな所にいちゃ危ないよ」

女「……」

男「地下に仲間がいるらしいから……ねっ?僕と一緒に逃げよう……?」

女「……」

男「あ、あの……」アセアセ

女「……」

男「女……ちゃん……?」

女「……ウヴァアアァァァ!」

男「!」

ガブッ


男「……ガッ!」

女「ウヴァアアァァ!ウヴラァバァアアァァ!」

男(そ、そんな……ど、うして……)

女「ガアアアァァァァ!グルラヴァアアアァ!」

男(女ちゃんが……ゾンビに……)

女「オブラヴァアアァ!デェエェドライジングゥゥゥ!」

男(あっ……ダメだ……意識が遠くなってきた……)

女「ガアアアァァァァっ!」

サバイバル術、其の四




【恋人(もしくは友人)は存在してはいけない】

どうでしょうか皆さん、勉強になったでしょうか
以上が貴方の身の回りでバイオハザードが起こった時に生き残る術です

他にも、個人行動はしてはいけないや、病弱な妹の心配をしてはいけないや、蝶ネクタイで眼鏡の子供には近づいてはいけない……など、様々なサバイバル術があります
皆さんも死亡フラグに注意しながら快適なゾンビライフを過ごしましょう



おしまい

短編ですまんね

これってHTMlスレに
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs

……あれ?
テストスレと格闘してくるか

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