絵里海未「「のぞえりほのうみ同盟……?」」 (85)

一年生「先輩、絶対お返事くださいね!」

海未「はぁ……」

絵里「また、ラブレター貰ったの?」

絵里「海未は相変わらず一年生から人気あるわね」

海未「……見てたんですか」


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絵里「偶然よ」

絵里「で、どうするの?」

海未「今回も返事は出さないつもりです……」

海未「相手に悪いと解ってはいるのですが」

絵里「返事を書いたら大変なことになったのよね」

海未「あれは……」

海未「世間知らず過ぎました」

絵里「前回、私がいい返事の仕方をアドバイスしてあげたじゃない」

海未「あれではより誤解を生んでしまいます!」

絵里「何よ本当のことじゃない」

絵里「誤解じゃないわ」

海未「何言っているんですか!」

海未「穂乃果はただの幼馴染で……」

絵里「それに」

絵里「『絶対返事ください』って言ってたわよ?」

絵里「返事をしないなんて不誠実じゃない?」

海未「くっ……」

海未「それを言われると弱いですね……」

海未「それなら!」

海未「絵里はどうなんですか?」

海未「先日また後輩から手紙を貰っていたと、にこが言っていましたよ?」

絵里(また余計なことを……!)

海未「『返事をしないなんて不誠実』なんでしょう?」

海未「当然、返事は書いたんですよね?」

海未「返事の書き方まで私にアドバイスしてくださったわけですし?」

絵里「それは……」

絵里「だいたい、希はただの友達で……」

絵里「そんなんじゃないわ」

海未「希?なんで希が出てくるんですか?」

海未「私はまだ何も言っていませんが」

絵里(し、しまった……)

絵里「と、とにかく!」

絵里「返事は書くべきよ」

絵里「このエリチカに任せなさい」

絵里「代わりに書いてあげるわ」

海未「お断りします!」

海未「絵里に任せたら面白がっておかしなことを書くに決まってます」


海未「……それなら」

海未「私が絵里の手紙に返事を書きます!」

海未(こう言えば、絵里も引き下がるはずですね)

絵里(ここで引いたら負けた気がするわ……)

絵里「そ、それでいいわよ」

絵里「お互いの返事を交換して書きましょう?」

海未「」

海未「や、やはり穂乃果や希にも迷惑がかかりますし……」

絵里「お互いあの二人にはいつも迷惑かけられているのだし」

絵里「たまにはいいんじゃない?」




海未(どうしてこんなことになってしまったんでしょう……)

海未(ですが、こうなった以上)

海未(やるしかありませんね)



――お手紙ありがとう
私のことをそんな風に想ってくれているなんて嬉しいわ
でも、私にはもう大事な人がいるの
同じ学年の東條希よ
一年生の頃からずっと想い続けていて、愛しているわ
だからあなたの想いには答えられない
本当にごめんなさい――


海未(こんな感じでしょうか?)



絵里(勢いでこんなことになってしまうなんて)

絵里(でも、やるしかないわ!)

絵里(海未の溢れる穂乃果への愛を代筆してやるんだから!)



――お手紙ありがとうございます
あなたの想いは本当に嬉しいですし、光栄に思います。
ですが、私には既に心に決めた人がいます。
幼馴染の穂乃果への気持ちを裏切ることはできません。
本当に申し訳ありませんが、あなたの想いには答えられません――


絵里(こんなところね)

絵里「できたわよ」

絵里「さっきの子にちゃんと渡すのよ、海未?」

海未「私も書けました」

海未「絵里こそちゃんと渡してくださいね?」

海未「裏切ったら」

海未「許しませんから」

絵里「も、もちろんよ」


――後日

絵里「あ、海未じゃない」

海未「絵里ですか」

海未「最近廊下でよく会いますね」

海未(そのたびにやっかいな事に巻き込まれている気がしますが)

絵里「あの一年生は諦めてくれた?」

海未「そうですね……」


海未「概ね絵里が以前言っていたのと同じ展開になりました」

海未「自分は諦めるから穂乃果と幸せになって欲しい、応援していると言っていました」

海未「なんだか、とんでもない誤解を生んでいる気がしますが」

海未「返事をしないよりはよかったのかもしれません」

海未「そういう絵里はどうだったんですか?」

絵里「わ、私は…」


―――――

後輩「私、先輩のこと諦めませんから!」

絵里「え……?」

後輩「先輩は希先輩と付き合っているわけじゃないんですよね?」

後輩「それなら私にもまだチャンスが――」

絵里「……つ、付き合っているわ!」

絵里「希とは恋人同士よ!」

―――――

海未「……」

海未「どうしてそんな嘘ついんたんですか……」

絵里(海未の視線が冷たい……)

絵里「お、思わずよ!」

絵里「仕方ないじゃない!」

海未「はぁ……」

絵里「こ、こうなったら」

絵里「事実にしてしまうしかないわね」

絵里「希と本当に恋人になってしまえばいいのよ!」

海未「今まで3年間何もできなかったヘタレにそんなことできるんですか?」

絵里「」

絵里「お腹の中にいた頃から一緒だったのに幼馴染の一線を越えられない海未には言われたくないわ!」

海未「う……」

絵里「そ、そうよ!」

絵里「お互い協力して穂乃果と希を攻略しましょう?」

絵里「のぞえりほのうみ同盟結成よ!」

海未「なんでですか!!」

海未「私は関係ありません」

絵里「お願い、海未しか頼れないの!」

海未(やっとマトモなことを言ってくれる3年生が入ってくれたと思っていたのに)

海未(どうしてこうなってしまったんでしょうか……)

海未「……仕方ないですね」

続きを書いてから近日中に投下します
SID設定でいきたいですがアニメ設定も入るかもしれません

一応酉付けることにします

書き溜めた分少し投下します

絵里「早速第一回作戦会議よ!」

海未「とは言え、どうすれば関係を進展させられるのかが解らないから」

海未「現状があるのでは?」

絵里「そうね」

絵里「まずは相手に自分を恋愛対象として意識させることよ」

海未「でも、具体的にどうすればいいのでしょうか」

絵里「……」

絵里「私に考えがあるわ」

絵里「二人組柔軟運動でスキンシップ作戦よ!」

絵里「相手に意識して貰うためにはスキンシップは有効な手段よ」

絵里「普段なら恥ずかしくて出来なくても、柔軟運動でなら自然に出来るはずでしょ?」

海未「なるほど……」

海未「でも、絵里は普段からスキンシップをしていますよね」

海未「私にも積極的にして来ますし」

絵里「そ、そうね」

海未「まさか」

海未「……大好きな希が相手だと出来ないんですか」

絵里「だって恥ずかしいじゃない!」

海未(この作戦で上手くいくのでしょうか……?)

―――――

絵里「今日の練習は柔軟運動を重点的にやるわよ!」

にこ「えー……」

にこ「にこは振付の練習をした方がいいと思うにこ」

希「にこっち体固いもんねー」

希「ウチがほぐしたげよか」ワシワシ

にこ「いやーーー」

真姫「……馬鹿みたい」

真姫「さっさと初めましょ」

絵里「今回は二人組でやることにするわ」

絵里「クジで組を決めるわよ」

海未(クジで決めてしまうと狙った組み合わせになるとは限りませんが)

海未(どうするつもりなんでしょう)

――――

絵里「決まったわね」

絵里「穂乃果と海未、にこと真姫、私と希、ことりと花陽、凛は三人一組ね」

凛「なんかいつも通りの組み合わせで面白みがないにゃー」

海未「絵里、どうやったんですか?」ヒソヒソ

絵里「クジに細工をしておいたのよ」ヒソヒソ

海未(そこまでして希と組みたかったんですね……)

絵里「じゃあ、始めるわよ!」

ことり「海未ちゃん、がんばってね♪」ボソッ

海未「!?」

ことり「花陽ちゃん、凛ちゃん、一緒にやろ♪」


穂乃果「海未ちゃーんはやくー」

海未「今行きます」


――――海未side

穂乃果「イタタ……」

穂乃果「海未ちゃん、痛いよ!」

穂乃果「もっと優しくしてよ~」

海未「今までサボっていたからです!」

海未「いいですか?体の柔軟性は怪我を防ぐ意味でも非情に重要で――」

穂乃果「海未ちゃんの鬼!」

海未「鬼で結構です!穂乃果のためです」


海未(穂乃果はすぐ基礎を疎かにして……)

海未(困ったものです)

海未(……ん?)

海未(これでは普通に柔軟運動しているだけのような気がしますね)

海未(スキンシップ……ですか)

海未(こうして身体に触れると穂乃果は運動神経はいいのにすごく華奢で――)

海未(/////)

海未(……意識したら急に恥ずかしくなってきました)

穂乃果(せっかく海未ちゃんと組めたのに、すぐに説教し始めるんだから……)

穂乃果(もうちょっと楽しそうにしてくれたっていいのに)

穂乃果(そうだ!海未ちゃんに仕返ししてやろう)

穂乃果「海未ちゃん、交代しない?」

穂乃果「今度は穂乃果が補助をするよ」

海未「ええ、構いませんよ」

穂乃果「海未ちゃんはやっぱり柔らかいなー」

海未「当然です」

海未「日々の鍛錬が――」

穂乃果「ここはどうかなっ?」モニュ

海未「!?」

海未「な、ななななにするんですかっ!?」

穂乃果「希ちゃん直伝のわしわしだー!!」ワシワシ

穂乃果「わしわしわしわし……」

海未「―――っ///////////」

穂乃果(あ……やり過ぎちゃったかな……?)


穂乃果「う、海未ちゃん……?」

海未「……」

穂乃果「ごめんっ!!」

穂乃果「穂乃果、やり過ぎちゃったかも――」

海未「ほーのーかー!」

海未「先程、柔軟運動の重要性は説明したはずです」

海未「どうしてすぐにふざけるのですか!」

海未「穂乃果にはまだまだ柔軟運動が必要なようですね……」



穂乃果(確かに穂乃果も悪かったけど)

穂乃果(そんなに怒らなくてもいいじゃん)

海未(……穂乃果は私の気持ちも知らないで)

海未(あんな風に無邪気にスキンシップするんですから)

海未(こちらは恥ずかしくて死んでしまいそうです……)

穂乃果(……あれ?)

穂乃果「海未ちゃん顔赤いよ?」ピトッ

海未「!?」


海未「ほ、ほのかの顔が近い……/////」

穂乃果「それにすごく熱いよ!」

穂乃果「もしかして熱中症とか!?」

穂乃果「休まなきゃダメだよ!海未ちゃん!」

穂乃果「とりあえず、水飲んで!」

海未「は、はい」

海未(これは穂乃果と間接キス……)

海未「」プシュー

穂乃果「海未ちゃん…?海未ちゃーん!!」


花陽「凛ちゃんいたいよ~」

凛「かよちん固すぎだにゃー」

ことり(海未ちゃん相変わらずだね)

ことり(しかもびっくりするくらい鈍いし……)

ことり(そこがかわいいんだけど♪)

とりあえずここまでにします

――――絵里side

絵里「希、私達も始めましょう?」

希「ええよ」

絵里「希って意外と身体柔らかいわね」

絵里「ダンスもそつなくこなしてるし」

絵里「本当にどんなことでも器用にできるのね」

希「そうなんかな?自分ではあんまり意識したことないなあ」

絵里「そうよ」

絵里「もっと自信を持っていいと思うわ」

――――

絵里(このままじゃ、普通に柔軟運動しているだけじゃない……)

絵里(そろそろ仕掛けないと)

絵里(もっと密着してみようかしら)

絵里「もう少し負荷をかけた方がいいわね」

希「ん?ああせやね」

絵里「こうかしら?」ギュ

希「ええ感じやと思うで」

絵里(こんなに密着してるのに……)

絵里(もうちょっと意識してくれたっていいじゃない)

絵里(――バカ希)

絵里(もっと責めた方がいいのかしら?)

希「――なんか役得やなぁ」

絵里「?」

希「いや、さっきからエリチの立派なものがウチの背中に……」

絵里「な、なな何言ってるのよ!」

希「エリチのファンにウチ嫉妬されてしまうなぁ」クスクス

希「エリチは後輩の子にモテモテやしな」

――――

希「じゃあ、交代しよか」

絵里「そうね」

希「やっぱエリチはさすがやなー」

絵里「当然よ」

絵里「柔軟性には自信があるの」

希「いや、胸もやけど、細くて長い手足、引き締まったウェストもたまらんなぁって」サワサワ

絵里「ち、ちょっと希!」カァァ

希「ごめん、ごめんて」

希(真っ赤になっちゃって)

希(エリチはかわええなあ)

希(もっといじめたくなってしまうやん♪)


希「えいっ」ギュウウ

絵里「の、希……?」

絵里(背中に柔らかい感触が)

絵里「あ、当たってるんだけど」

希「当ててるんよ」

希「さっきエリチのは堪能させてもらったし」

希「お返しやん?」

希「――エリチ」

絵里「!?」

絵里(耳元で……)

希「ふふっ」カプッ

絵里「―――っ////////」

希(エリチは反応がかわいくて虐め甲斐があるなぁ)

絵里(な、なんなのよ、もう!)

絵里(さっきからずっと希のペースじゃない……)

とりあえずここまで

―――練習後

絵里「海未、どうだった?」

海未「……」

海未「こちらを意識させるどころか、穂乃果に振り回されただけでした」

海未「昔から穂乃果には調子を狂わされっぱなしです」

海未「絵里はどうだったのですか?」

絵里「……希は予想以上に強敵だったわ」

絵里「アレは確信犯よ」

海未「お互い前途多難ですね」


海未「元々、穂乃果も希もスキンシップが過剰ですし」

海未「少しくらい私達がしたところで意識してくれるはずがありませんよ」

絵里「そ、そうね……」シュン

海未「お、落ち込まないで下さい」

海未「また、次の作戦を考えましょう」

絵里「もちろんよ!」


――――

絵里「意中の相手の心を掴むには手料理よ」

絵里「この前読んだ雑誌に書いてあったわ」

絵里「手作りお弁当作戦よ!」

海未(そんなことで上手くいくとは思えませんが)

海未(穂乃果の偏りがちな昼食を正す意味でもいいかもしれませんね)

海未「いいと思います」


――――海未side

ことり「穂乃果ちゃんは本当にパンが好きだね」

穂乃果「毎日パンでも飽きないよ」

海未「穂乃果、昼食はまたパンですか?」

海未「全く……」

海未「最近はμ'sの練習もありますし、健康な体づくりのためにもバランスの良い食事を心がけるべきです」

穂乃果「えー……」

海未「そうですね」

海未「明日から私が穂乃果の分のお弁当も作ってきます」

海未「これもアイドル活動のためです」

穂乃果「そんな、海未ちゃんに悪いよ」

ことり(あ、もしかして……)



ことり「いいんじゃないかな?」

ことり「穂乃果ちゃん、作ってもらったら?」

海未「遠慮する必要はありませんよ」

穂乃果「うーん……」

穂乃果「じゃあ、お願いしようかな……?」

海未「はい、任せて下さい」

ことり(海未ちゃん嬉しそうだね♪)



――――翌日

穂乃果「……海未ちゃんすごい」

穂乃果「すごいよ!」

海未(気合を入れて作りすぎてしまいました……)

海未「ことりも食べて下さい」

ことり「いいの?」

海未「ええ」

海未「感想も聞きたいですし」


穂乃果「……海未ちゃん」

穂乃果「すごく美味しいんだけど」

穂乃果「なんでピーマン入れたの!?」

海未「当然です!」

海未「高校生にもなってピーマンが食べられないなんて……」

穂乃果「だって苦いんだもん」


海未「全く」

ことり「あ!海未ちゃんが食べさせてあげたらいいんじゃないかな♪」

海未「な、な……」

海未「何言ってるんですかことり!」

穂乃果「あーん」

海未(は、恥ずかしすぎます……)

海未(ですが、これも穂乃果のためです!)


海未「あ、あーん」

穂乃果「……」

穂乃果「やっぱり苦いよー」

ことり(真っ赤になってる海未ちゃんかわいい♪)

ことり(眼福だね!)

――――絵里side

絵里「希、お弁当作ってきたんだけど、一緒に食べない?」

希「ええの?」

希「えりちのお弁当なんて楽しみやなー」

―――――

希(お弁当でボルシチ、ピロシキ、ペリメニって……)

希(えりちってどこかズレてるなあ)

希「美味しそうやね」

絵里「早く食べましょう?」

絵里(ただ一緒にお弁当を食べるだけではダメよ)

絵里(前回の反省を活かしてもっと攻めないと)

絵里「――は、はい////」

希「ん?」

絵里「……」

希(えりち何考えてるん……)

希(こんな衆人環視の教室であーんなんて)

希(完全にバカップルやん/////)

希「い、いや、自分で食べられるから……な?」

絵里「……」

希(あー……もう、しゃあないなぁ)パク


絵里「どう?」

希「美味しいで」

絵里「本当?」

希「えりちをお嫁さんに欲しいくらいやね」

絵里「ば、馬鹿な事言ってないで早く食べるわよ」

絵里「生徒会の仕事もあるんだし」


――――後日部室

絵里「最近は希と帰ったりもしているのよ」

海未「そうなんですか、お互い少しずつ進んでいる気がしますね」

海未「私も以前より積極的になれた気がしますし」

花陽「た、た、た大変です!!」

絵里「花陽?」

――――

花陽「一年生の間で絵里ちゃんと希ちゃんが付き合ってるって噂になってるんです!」

凛「あー、凛も聞いたにゃー」

真姫「私は海未と穂乃果の噂も聞いたわよ?」

花陽「これは大問題です!」

花陽「カップリングはアイドルの楽しみ方の基本ですが」

花陽「恋愛はアイドル最大のタブーです!!」

真姫「花陽、落ち着いて」

真姫「まずは事実確認が先でしょ」

にこ「で、実際どうなの?」

希「実はずっと黙ってたんやけど、ウチとえりちは――」

真姫「あーはいはい……」

希「もっと信じてくれたってええやん!」

絵里「た、ただの噂よ」

海未「そ、そうです!そんな事実はありませんよ」

にこ「ふーん……」


ことり「本人達がそう言ってるんだから信じてあげよ?」

真姫「でも、そんな噂が流れるなんて」

真姫「何か心当たりは無いの?」

海未(大有りですね……)

絵里(やっぱり、あの手紙のせいよね)

絵里「ないわ」

真姫「そう……」


穂乃果「噂話なんて、そんなに長く続かないんじゃないかな?」

海未「そ、そうです」

絵里「アイドル活動をしている以上、そういう噂は出てくるものよ」

絵里「気にする必要は無いんじゃないかしら?」

真姫「……そうね」

真姫「深く考えなくてもいいのかも」

絵里(……上手く誤魔化せたかしら?)

にこ「……」


―――――

海未「……絵里、どうするつもりですか」

絵里「な、何とか誤魔化せたじゃない」

海未「だから、私は反対だったんですよ!」

海未「とにかく、噂が収まるまで大人しくしていましょう」

絵里「はい……」シュン

絵里「―――でも、私はやっぱり希のこと…」

絵里「海未は穂乃果のこと諦めちゃっていいの?」

海未「そ、それは……」

絵里「でしょう?噂が収まったら活動再開よ!」


―――――


希「あ、穂乃果ちゃん」

希「ちょっとお話せえへん?」

穂乃果「いいよ」

―――

希「そっかぁ」

希「海未ちゃんはあの性格やし、穂乃果ちゃんも苦労してるなあ」

穂乃果「そうだよ!もうちょっと頑張ってくれたっていいじゃん」

穂乃果「海未ちゃんのヘタレ!」

希「あはは…せやなぁ」


希「でも、えりちもなかなかやで?」

希「あんな噂流れてるのになぁ」

穂乃果「あんなに否定しなくったっていいのにね」

希「……でも、ウチはヘタレなえりちも好きやし」

希「もう少しだけ待っててあげようと思ってるんよ」

希「だから、穂乃果ちゃんももう少し、海未ちゃんのこと待ってあげて?」

穂乃果「……うん」

穂乃果「全く、海未ちゃんはしょうがないなぁ」


少し中途半端ですが終わりです
そのうち新しくスレを建てて続編を書くと思います
安価もするかも

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