穏乃・灼・透華・玄「「「「まーじゃん」」」」 (48)







穏乃「なんすかそれ?」






 

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399208439



玄『後輩とパンツも食べてええんか?』



穏乃・灼・透華「「「え----!?」」」



穏乃「何言ってるんですか玄先輩?」

玄「せやからパンツが食べたいと言っとるんや。穏乃ちゃん。因みに後輩の部分は特に意味はないで?」

玄「≪様式美≫ってやつやで!!」どやっ

透華「ですから…それも含めて丸ごと全部…特にパンツの件が訳が分からないのですけど」

灼「パンツかー……あーあれ…美味しーよね。食べた事ないけど」

穏乃「そんなモン食べても、お腹壊すだけですよ?}

透華「本当ですわ。まったく…おかしな事を言うと、バカに見えますわよ。実際にバカですけど」


玄「やだーい!やだーい!!食べたい!食べたい!!ウチはパンツが食べたいんやー!!!」じたばた

 


穏乃「コレ…どうしましょう先輩?」

透華「しょうがないですわね。今、用意して差し上げますわ」ピッ

玄「えっ!?ホンマか!!」

透華「はい…そうですわ。今すぐ用意しなさい」ピッ



キュラキュラキュラ…


どーーーん。

ずーーーん。


玄「…………………………」


透華「はい。少々高かったのですけど、私のお金パワーでどうにか用意させましたわ」メニメニマニマニ

透華「44口径120mm滑腔砲を搭載した最新式ですわよ?」ふふん


玄「アホか!これはパンツやのうてパンツァーや!!!!10式戦車や!!」

玄「こんなん出されたら流石に、大洗やのうて大笑いやで!!!!」わはははははは


 


透華「えっ!?違うんですの?」

玄「全くちゃうわ!!まったくこれだからトーシロは……」ぶつぶつ……

透華「まったく…せっかく用意して差し上げましたのに……」

透華「と、いうか玄にアホ呼ばわりされるなんて…屈辱以外の何物でもありませんわ」


灼「それはいいけど。でも、星人が食べたいなんて、玄は結構なグルメさんなんだね」

玄「そりゃGANTZや!!あんな怪物喰えるか!!!?」


穏乃「まぁこんなもんで茶番はいいとして……」

玄「茶番だったんかい!!」

穏乃「因みに。玄先輩はどんなパンツが食べたいんですか?」

玄「せやな……」ふんふむ

 


玄「まず…手短なところで、お姉ちゃんのやな」

玄「お姉ちゃんの厚着とタイツでムレムレに蒸された、蒸しパンツ…略して蒸しパンとかええな……」じゅるり…

穏乃「最後だけ聞くと、不本意ながらちょっとだけ美味しそうな気になりますね」

玄「ん?そうやな…なんだったら穏乃ちゃんの、モンキーパンツでもええで?」

穏乃「そんなモンキーパンチみたいに……まぁ360度全方向でお断りですけど」

灼「あとはどんなのがいいの?」

 


玄「あとは…永水の岩戸さんの、ふんふむパンツ…いや巫女さんやから、ふんふむふんどし…略してふんどしもええな」

穏乃「ふんどし……」

玄「まだまだあるで?千里山の清水谷さんの、むちむち太もも絶対領域パンツも食べたら、ナンカのチカラの目覚めそうやし……」

穏乃「無駄にのってきましたね……」

玄「それから和ちゃんのSOA(そんな お○○○ ありえません)パンツもええな……」

透華「…………それは…ちょっと興味がありますわね…特にお○○○辺りが……」ゴクリ…

 


玄「宮守の小瀬川さんの…三日くらい熟成させた、ダルダル熟成パンツも味わい深そうやし……」

穏乃「ナンかチーズ臭そうですね」

玄「東横さんのすけすけステルスパンツ……ステルス部分に東横INNパンツも捨てがたいで」

穏乃「どこにナニをINNするんですかね……」

玄「まだまだあるで!姫松の愛宕 絹江さんの、絹江だけに絹のすべすべパンツ。略して絹パンも捨てがたいでぇ」

穏乃「フジテレビのアナウンサーみたいですね。くだらないところも似てますし」

玄「因みにお姉さんの方はノーセンキュー中のノーセンキューや」

穏乃「頭の悪い事を言っている上に、失礼極まりないですね。先輩は何様ですか?」

 



灼「うーん。玄はなかなかの変態さんみたいだね」

穏乃「もう変態の枠すら超えて、妙な清々しささえ感じますよ……完全に気のせいだと思いますけど……」





玄「あとは…何といっても白糸台の渋谷さんのTバックやな…………………」





玄「お茶だけに」どやっ




 


穏乃・灼・透華「「「………………………」」」

玄「うーんあとは…強いて言えば、赤土先生の伝説のイケメンパンツも興味あるなぁ……」ふむ

灼「死にたくなかったらソレはやめとけ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…



穏乃「でも…基本的におもちの人ばっかりですね?」

透華「それでしたら……私たちのはどうですの?」

玄「はっ!?そんなお前らの…ペッタンコせんべいパンツなんてイランわ!!このおもち下位互換が!!」ぺっ

玄「てか…そー言えばウチ以外みんな貧乳未満やないか!!!」ずーーーん

 


透華「……よくわかりませんが、こめかみに血管が浮いてきましたわ……」ピキィ

透華「それに私は貧乳未満ではありませんわ。他二名は知りませんが」げっぺい

穏乃・灼「「…………………」」せんべい


玄「ウチから見たら、そのレベルやったらみんな一緒や」おもちっ


透華・灼・穏乃「「「……………………」」」おもち未満

 



―――――――。


玄「……でな…………そんでな…それからな…それからな……」

穏乃「取り敢えず妄想を垂れ流すだけ垂れ流しとけって感じで、収拾が付かなくなっている感じですね……」


玄「あっそうやk―――――」

透華「あの…お楽しみのところ大変申し訳ないのですけど……」

玄「なんや?人の至福の時間を邪魔したらアカンのやで?」








透華「この世界にパンツなんてモノは存在しませんわよ?」







玄「ぎゃふん!!!!」




おしまい。








つづく。




穏乃『先輩とガール(ズ?)&パンツァー&パンツ』



都内某所のマンション。


キュラキュラキュラ……


?「……うーん。なかなか筆が進まないな……」

?「そうだ!また体調不良で休載ってことでいいかな?いつもの事だし」ふむ

?「よしっ気分転換にネトゲでもしt――――」






ドガーーーーーーーン!!!!!





?「ぎゃあーーーーーーーーー!!!!!」



 


?「!!!?なっナニが起きたの!?まさか爆破テロ!?」びくっ

たたたたたた――――

?「せっ先生!!大丈夫ですか!?」

先生「たっ!担当さん!!ナニがあったんですか!?テロですか!?無差別ですか!?」

担当「い…いや…無差別というかその……」

先生「まさかこの近くに国際レベルの要人が!?」

担当「そこまで…ではないと思いますが……」

先生「では誰なんですか!?狙われてるのは!?」



担当「それはね…………アナタですよ先生!!!」ばーん!


 
 


先生「えーーーーーー!?」がび-ん!

先生「なっ…なんで私が……」はっ!

先生「もしかして私の漫画が休載続きで、あまりに話が進まないから、シビレを切らしたファンが!?」

担当「違いますよ!もしそうだったら富樫先生なんか、自宅に薔薇を落とされてますよ」

先生「そういえばそうですね…だったら誰が何の為に?」

担当「それはですね―――――――」


?「こらー作者先生!!先生に物申したい事があるから、わざわざパンツァーに乗り込んで来てやったでーーー!!!」


先生「あのヘルメット被って、拡声器使って喚いているのは松実 玄!?」

担当「そうですよ!!松実 玄が先生に直接苦情を言う為に、戦車の砲弾をぶち込んできたんですよ!!」

先生「戦車!?砲弾!?カチコミ!?」

玄「ふっふっふっ…前に透華に貰った戦車が役に立ったのです」


 



龍門渕家。


透華『……あなたに差し上げたつもりはないのですけど……』

衣『とーか。誰に向かって喋っておるのだ?』

透華『なっ何でもありませんわ』

衣『それならよいのだが……』



透華『ぁっ…そういえばそろそろ―――――』はっ


 


都内某所。


先生「でっ。私に何が言いたい事って何?」

玄「それはな……」

先生「……………………」ゴクリ…


玄「先生がパンツ描かんから、いつの間にかパンツそのものが存在なかった事になってて……」

玄「その所為でウチがパンツを食べられなくなってしもうたんや―――――!!!」

先生「!?」

 


玄「それだけやないで?私たちがパンツを穿いてないという風潮になってしまったどころか――――」

玄「あろう事かソレが既に半公式になってしもうとるんやーーーーー!!!!」

先生「!?」

玄「ああん?どうしてくれるんや!?風評被害も甚だしいでまったく!!」

玄「ウチらはそないにはしたなくないで!!!」

玄「だから先生は訳の分からん拘りは捨てて、はようパンツ描くんやーーー!!!」がぁ!!

先生「!?」

 
 


玄「まったく…怒るでしかし!」

先生「そ…それは……」

玄「まさか《穿いてないが公式》だなんて言うんやないやろうな?」

先生「い…いやそんな事は………」

玄「だったらさっさと描きなはれ?愚図愚図しとるといてまうぞ?」

先生「そ…そんなこと言われても……」たじたじ…

玄「なんやぁ?その動揺した様子…なんや?パンツを描けない理由でもあるんかぁ?」

先生「そ…そんな事……」

 


玄「…………………はっ!!」ピーン!

玄「まさか先生………………《アレ》やないやろうな?」ゴクリ…

先生「!!!!」はっ!!

先生「違う!!そっ…そんなんじゃない!!決して私はアレではない!!」

玄「そうか…それならいいんや……じゃあ次の回で描いてくれるんやろうな?」

先生「…………わ…分かった…描く…描くよ……パンツを!!今こそ封印を解く!!」ぐっ!!

玄「それでこそウチらの先生や!!楽しみにしとるで?」

 


玄「なお…描かへんかった場合は……」

先生「……………描かなかった場合は……?」ゴクリ…


玄「もう一度、今度は砲弾に薔薇詰めてぶち込むさかい、くれぐれも気ぃ付けてな?」


先生「!!わ…分かった…肝に銘じておく……」

玄「流石、先生やで……楽しみにしとるさかい…可愛いの描いてやー……ほなさいなら!!」



キュラキュラキュラ……



担当「せ…先生…大丈夫なんですか……?」


先生「…………さて…描くか……」



 


次の月。

掲載雑誌発売日。

玄「さーって。楽しみ過ぎて、昨日は殆ど寝られへんかったでぇ。では早速…確認おば……」ペラペラ…

玄「おっ載っとる載っとる…ん?……………これは―――――!!」



玄「……………………………………」







玄「BP《万乗パンツ》やった………」






玄「ぎゃふん!」


おしまい。




つづく。



おまけ。


玄「やっぱり先生はBPだったんや…だから今までパンツを描こうとしなかったんや……」くそぅくそう


玄「…………………やっぱり先生はBP(アレ)しか描けへんのに調子のええこと言って!!」


玄「…………………よくも…よくも!私を!!私を!!!私を騙しおったなーーーーー!!!!」(激昂)


玄「……許さへん……赦さへんで……先生ぇ……」ギリィ…


 



都内某所のとある先生のマンション前。


キュラ!キュラ!!キュラ――――――!!!



ドガーーーーーーーーーーーーーーーーン



担当「ぎゃあーーーーー!!!!!」




玄「作者のバカはどこだ!!!!!出て来いっ!!!!!!」



担当「先生は愛徒 勇気先生のスタジオにアシスタントとして、DBP(注=脱万乗パンツ)修行を修めに旅立たれましたーーー!!!」


玄「ぎゃふん!!」


おまけのおしまい。




つづく。




透華『後輩とそろそろ衣替えの季節ですわ』



透華「そろそろ衣替えの季節ですわね……」

穏乃「そうですね」

穏乃「あっ!そういえば先輩」

透華「何ですの?」

穏乃「この学校。先輩の存在のお蔭で、阿知賀を名乗れなくなってしまったんですけど……」

透華「私の存在そのものを否定するなんて…随分と辛辣なこと言いますのね」

穏乃「それで…この学校の名前はなんて言うんですか?」

透華「穏乃…貴女は自分の通う学校の名前も知らないのですか!?」

穏乃「…………そう言われる我ながら異常ですね」


 
 


透華「まあいいですわ。この学校は、龍井戸(たついど)高校と言いますのよ」

穏乃「龍井戸……」

透華「もともと公立校だったこの高校を、龍門渕家のお金パワーで買収したのですわ」

穏乃「公立高校を!?」びくっ

透華「龍門渕の手に掛かればどうってことありませんわ」ふっふっふ…

穏乃「何でもアリですね…お金パワー……」ゴクリ

透華「ちなみに先日、私が持って来た麻雀牌。あれ実は純金製なんですのよ」ふふん

穏乃「あれか!?やけに重いと思った!!ゴトゴト言うし!」がびーん


 


?「おっはよーやっぱり安いゴメスよりも、高いゴメスの方が使えるって話でもしてたの?」

透華「野球の話など…灼…あなたのその、ナイナイちっぱいの先ほども話してませんわ」

灼「言ったね!?父さんにも揉まれた事ないのに!?」

穏乃「揉まれたらそれはそれで問題ですよ?たとえ抉れちっぱいでも」

灼「あはははははは……コロスよ?」ギロリ

?「穏乃ちゃんも似た様なもンやで?」

穏乃「玄先輩!?いたんですか!?」

玄「灼と一緒に登場してたでー。ま、マンガじゃないから判り難いけどな」

穏乃「確かにそーですね…てかっ玄先輩お久しぶりですね。ナニかあったんですか?」

 


透華「ああ。玄は先日の爆破テロ事件のテロリストとして、拘束されたのですけど……」

透華「それも私のお金パワーで、どうにか身柄解放してもらいましたのよ」メニメニマニマニ

玄「やっぱ娑婆の空気はおいしいわー」すーはー

穏乃「恐るべし…というか、最早…超法規的の域にすら達してますね、お金パワー……」(慄き)

玄「それはそーと、おもちならウチもよーく揉まれとるでー。お姉ちゃんの彼女さんに」むにむに

穏乃「お姉さんの彼女に!?そりゃ全方向的にあらゆる意味でイカンでしょ!?」びくっ

 


玄「そーなんかな?」

穏乃「そうですよ!あと絶対にこの事は、お姉さんに言ったら駄目ですからね!!」

玄「そーか…まぁ善処するわ」ほじほじ

穏乃「それにあの人…妙にヤンデレっぽいですし……」

玄「人の姉捕まえてヤンデレなんて言うなや!…………いや…確かにソレっぽいけど……」

灼「でも…姉の彼女というマイノリティなキーワードに対しては誰も突っ込まないんだね」

玄「コモンコン(注=顧問コンプレックスの略)だけには言われとうないわ!!」

灼「私は先生のお尻の穴には…………それ程には興味はないよ?」

玄「そりゃそうだ…って!少しはあるんかい!!」びくっ

灼「あとジオン軍の司令官についても特にどうとも思ってないよ」

玄「そっちは最初から聞いとらんわ!!ってよく知ってたな!」

 


灼「……で、透華たちはとどのつまり、何の話をしていたのさ?」

透華「ええ。もうすぐ衣替えの季節って話をしていたのですわ」

穏乃「そういやそうだった!!」

灼「衣替えだったら私も最近したよ?」

穏乃「えっ!?そうなんですか?一見、いつもと変わらないように見えますけど?」まじまじ

灼「ああ。中身を変えたんだよ」

穏乃「中身?」

灼「うん。じゃあ見せたげる。そぉれ!」ぬぎっ

穏乃「きゃっ!?/////」どきっ!




灼「ほら。たぬきTシャツから、あらいぐまTシャツに衣替えしたんだよ」どやっ


穏乃「この図柄は一見ぐらいじゃ、全く以って違いが判りませんよ!?」ガビーン


 



―――。

タタタタタタタ…

?「とーか!遅くなってすまぬ」ぺこり

透華「遅いですわよ衣。まあ来てくれてよかったですわ」

穏乃「衣先輩こんにちは」ぺこり

衣「うむ。穏乃も元気そうで何よりだ」

玄「こどもちゃん。こんにちわわやでー」

衣「子どもではない!衣だー!!ちなみにチワワでも斎藤でもない」

灼「ころたんこんにちわ」

衣「私はころたんではない――――」

灼「では殺たんで」

衣「私の魂は既に暗殺教室とは繋がってはおらぬ」


 



灼「あっ」

がっ

こけっ

灼「うっかり躓いて、殺んじゃったー」(棒読み)

衣「……もう私と暗殺教室は塵芥の縁すらないのだ…大人の都合でな……」ひゅうう…

穏乃「……今一瞬…衣先輩の内側から、何故かよく判らない哀愁の様なものを感じたんですけど……」

玄「いやいや…でもぶっちゃげた話…そこまで引っ張るネタでもない様な気がするわ」

 


灼「それはそうと、衣が引き摺ってる大きな包みは何なの?」

透華「ああ。これは…………そうですわ。今日は特別に灼たちにも見せて差し上げますわ」

穏乃「何をですか?」

透華「勿論。衣の衣替えですわ――――そぉれ!!」

ぽんっ

穏乃「え”!?」びくっ!!

衣「――――――――」

ポロ…

ゴトンッ……

コロコロ殺………


穏乃「!!!?衣先輩の首から上が落っこちて、コロコロ殺がったーーーーー!!!!」 


 
 


衣の頭部「…………………」死ーん…

透華「さて……」はらり…

穏乃「そして透華先輩が包みを開いたら、案の定…衣先輩の頭部(新品)が出てきたーーー!!!」

衣の頭部(新品)「……………」

透華「これを…こうして……」よいしょっ

ずちゅっ!

穏乃「!?」

衣(新品)「……………………ふう…生き返った様な気がするのぉ…ふふ…少々大袈裟かの?」

穏乃「それあながちどころか、全く以って大袈裟じゃないですから!!」


 


玄「やっぱり衣ちゃんのドタマだったかぁ……パンツかおもちならよかったのに……」じゅるり…

灼「一度…ボーリングの球にすげ替えてみたい……」ゴクリ…

穏乃「先輩方…知ってたんですかっ…て二人ともベクトルは違うけど何やら不穏な事言ってるーーー!!!」

透華「こうやって定期的に衣の頭部を挿げ替えてましたのよ」

穏乃「…………でも…頭部挿げ替えって、ナンか某パンの人(?)みたいですね」

透華「ええ。実は衣はアンパンマンと一緒で正体は妖精さんなのですわ」

穏乃「言っちゃったよ!せっかくオブラートに包んでいたのに…って妖精!?」びくっ!


 


透華「衣の正体は…実は妖精コロボックルなのですわ」

透華「コロ(モ)だけに」どやっ

穏乃「………………」

透華「……………」こほん

穏乃「こ…コロボックル……って透華先輩……」

透華「何ですの?穏乃」

穏乃「ギャグだからって適当な事言ってません?」

透華「…………………」

穏乃「何か言ってくださいよ!!」


 



――――


穏乃「それはそうと…コレ…衣先輩の元頭部はどうするんですか?」

透華「元朝青龍みたいに言いますのね。まぁいいですけど……」

透華「ええ。それはですわね…流石に生ごみに出すのもアレなので、ウチの焼却炉で焼却処分にするのですわ」

穏乃「そうですか……まぁ確かにこんなのを生ごみに出した日には、姉さん事件です!ですからね」

玄「サカキバラやで」

穏乃「不穏なことは言わんで下さい!でも…ただ焼却するって言うのも寂しいですね……」


 


穏乃「……………」(拝み)

ぱんぱん

穏乃「…………」(拝み)

透華「何をしてますの?」

ぱんぱん

穏乃「何って…せめてもの供養ですよ……」(拝み)

玄「うーん。あんまり安易な気持ちでそういう事はせん方がいいと思うで?」

灼「むしろ…食べて供養したい」じゅるり…

穏乃「薄情で怖い事言わんといて下さい!!まったく……」



 


その日の丑三つ時。

高鴨家。穏乃さんの部屋。


穏乃「すーすー」zzz…

ひゅ~どろどろどろ……

穏乃「ん…………?ナンか寝苦しい……」ぱち

むく…

穏乃「えっ!!!!?」びくっ



衣の生首【シズノ…トテモヤサシイ…コロモノバクギャクトモ……ズットイッショニイヨウ……】おろろんおろろーん


 


穏乃「ぎゃーー!!出たーーー!!?」

衣の生首の霊【フフフ…キチャッタ……】(照れ)

穏乃「衣先輩の用無しになって焼却処分にされた生首の霊が、憑いて来て私に取り憑こうとしてるーーー!?」


衣の生首の霊【シズノズットイッショ……イツマデモ…シズノシンデモ…ズットコロモトイッショ……】ニヤァ……





穏乃「まさかのホラー落ちだった!!」




穏乃「ぎゃふん!!」





おしまい。


 

ご愛読ありがとうございました。

それでは。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom