モバP「アイドルとゲーセンへ行く」 (54)

(事務所)

荒木比奈「プロデューサー、ゲーセンに行きましょう」


P「…は?」


比奈「だから、私のお仕事は午前中に終わるんスよ?終わったらゲーセンに行きましょう」

P「…いや、俺は仕事残ってるけど」


三好紗南「ゲーセンッ!?」ダダッ!ズサー!

P「あぁほら、紗南が釣れちまったよ…。いや行かんからな?俺・まだ・仕事・OK?」

紗南「えー」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399204857

比奈「ちひろさん、プロデューサーの今日1日のスケジュールを」


ちひろ「えっと、まずこれから比奈ちゃんと紗南ちゃんをラジオ収録現場まで、晶葉ちゃんをテレビ局まで送ります」

ちひろ「その後一旦事務所に帰って真尋ちゃんの雑誌インタビューに付き添い、そしてそのまま雑誌記者と打ち合わせ」


ちひろ「それが終わると、収録が終わった三人を迎えに行きます」

ちひろ「昼からは、まぁ簡単に言えば外回り中心ですね~」


ちひろ「予定されている仕事を終えるのが午後3時くらい、その後は…あら、何も無いですね、めずらしい」


比奈「よっしちひろさん、プロデューサーは午後3時から定時まで有給休暇ッス」

ちひろ「はーい」カタカタ…

P「え、いや、なにやってはるんどすか?ってかそんな半端な有給できるんですか?」


ちひろ「うちは1時間単位で有給取れますよ?知らなかったんですか?」

P「シラナカッタ…」


ちひろ「プロデュース業みたいな変則的な仕事だと、1日全部休むってのは難しいですからね、結構便利ですよ」

ちひろ「午前中に何も無い日とか、ぱぱっと休めて便利です。その代わり、早退はありませんけど」


P「へー、っていやいや…勝手に俺の有給消化しないで下さいよ…」


比奈「えー、良いじゃないッスかぁ~。たまにはプロデューサーと行きたいッスよぉ~」

紗南「私も行きたいよ~」

北川真尋「私もーー!!!」


P「増えてる…」


ちひろ「ちゃんと仕事をしてくれれば問題無いですし、たまにはいいんじゃないですか?」


P「いやでも、ちひろさんに負担が…」

ちひろ「大丈夫です!今日は(相馬)夏美さんも他のアイドルの面倒を見てくれますし、急な送迎や打ち合わせがあれば社長が対応しますから」


P「ん、ん、ん~…そこまで言ってくれるなら…」


比奈「けってい~」

紗南「やったー!」

真尋「久しぶりだなー!」

池袋晶葉「おぉ、ゲームセンターか。私も行きたいぞ」


P「どんどん増えてる…」

P「よし、ゲーセン行きはこの4人で締め切りな。これ以上増えられると困る」


比奈「はーい先生」

P「誰が先生だコラ」


P「…よし、じゃあ今日の仕事も頑張りますか」


比奈「紗南ちゃん、晶葉ちゃん、先に車に乗っとくッスよ~」

紗南「はいはーい、ちょっと待ってー!」


晶葉「今日も張り切って行くぞ!」


P「比奈と紗南はラジオでゲーセン行くなんて言うんじゃないぞ、ファンが殺到する」

比奈&紗南「はーい」


P「じゃ、ちょっと送ってきますね」

ちひろ「はい、行ってらっしゃい」


(午後3時…)


P「…よーっし、仕事終わりー」

ちひろ「おおー、時間通りですね。お疲れ様です」


P「そりゃもう今から休日ですから…アイドルのお守りだけども…」

ちひろ「両手に花ですねー」


紗南「じゃあ私は右手ー!」ギュ

P「お、おい紗南」


真尋「左手ー!」ギュ

P「おまえもか」


比奈「すねー」ゲシッ!

P「いたっ!比奈…お前…」ガクッ


比奈「あっ、すんませんッス、つい…」

晶葉「なにをやってるんだ…」


比奈「さて、じゃあ行きまスか」

P「おい、今のスネ蹴りの件は終わってないぞ」


(近所のゲーセン)


紗南「よっしゃー!」スタスタ…

真尋「っしゃー!」スタスタ…


P「意気込みの割にキチンと歩いてるのが好感持てるな」

比奈「マナーは大事ッスよね」


晶葉「ここか。さて、何をするかな…」

P「ん?晶葉ってあんまりゲーセンに行かない感じに見えるけど、そんなこと無いのか?」


晶葉「まぁ、あまり来ることは無いが…最近、紗南がよく私を引っ張ってここに来る」

P「…お前らまだ14歳なんだし、あんまり入り浸るんじゃないぞ」


晶葉「ほどほどにしてるさ、来る時は大人も一緒だ」

P「大人って?」

晶葉「(木場)真奈美さんと(片桐)早苗さん」

P「よしっ」


比奈「話は終わったッスか?んじゃ、自由に遊ぶッスよー!」

オー!


(10分後…)


【UFOキャッチャーコーナー】


P「んー、このフィギュア欲しいけど…このアームの弱さは1000円コースだな…やめとこ」

P「さて…皆の様子を見に行くか」



【格闘ゲームコーナー】


P「格ゲーか、ここにいるのは…」

紗南「んー」キョロキョロ


P「まぁ、お前だよな」

紗南「あ、プロデューサー」


P「どうした?ゲームしないのか?」

紗南「いや、やりたいんだけどさ…台が全部埋まっちゃってて…」


P「どれをやりたいんだ?」

紗南「あれ、『ギルティギア』」

P「あー、新しく稼働した…『イグザードサイン』だっけか」


紗南「対面は空いてるんだけどねー、でもあの人初心者っぽいし、あんまり邪魔したくないから」

P「まぁ、初心者狩りってのも気分悪いしな」


紗南「他にもやりたいのはあるんだけどね『BLAZBLUE』も『P4U』も『鉄拳』も『電撃FC』も大好き!全部埋まってるけど!」


P「全体的に筐体数が少ないな、まぁそういう店ってことか」

紗南「ゲーセンごとに性格があるってのは良いよねー」


P「まぁな、ちなみに紗南はギルティギアで何を使うんだ?」

紗南「今は"メイ"を使ってるよ!かわいいし!」


P「よし、今度メイのコスプレを考えておこう」

紗南「えっホント!?やったーー!!」


P「実現するかどうかは別だけどな、機会があったら衣装用意してみるよ」

紗南「ありがとー!じゃあ私は別のところ行ってくるねー!」スタスタ…


P「おう!…おー、やっぱ中々綺麗ってか、3Dグラフィックすげぇなー」ジー…


(見学中…)


P「よし、次行くか」スタスタ…


【音楽ゲームコーナー】


P「紗南は多分ここにいるな、いや絶対いる」

紗南「…」タタタッ♪


P「やっぱり」


P「やってるのは『jubeat』か」

紗南「~♪」タタタッ♪

P「中々上手いもんだなー、14歳とは思えん」


センキューフォープレイング…


紗南「あっ、また会ったねプロデューサー!」

P「おう、上手いじゃないか」


紗南「ふふーん、まぁね♪プロデューサー、次は一緒にやろうよ!」

P「ん?いいぞ」e-AMUカード


紗南「あ、カード持ってるんだね、よくやる感じ?」パッセー

P「よくやる感じだ」パッセー


紗南「よし、負けないよー」


リザルト

【楽曲(全てEXTREME)】
1.「METROPOLIS(→Pia-no-jaC←)」
2.「smooooch・∀・(kors k)」
3.「ZED(USAO)」

P 「1.S 2.SS 3.SS」
SANA「1.A 2.A  3.S 」


紗南「…負けた」ガクッ…

P「いや、中々上手いと思うぞ。ってか14歳でそのスコアはある意味やばい」


紗南「むぅー…。あ、プロデューサー、smoooochのスコアが伸びないんだけど、どうやってSS取ってるの?」

P「あれな、途中は左下の4つを左手で捌いて、残りは全部右手で捌くといいぞ」

□□□□
□□□□
■■□□
■■□□

■=左手 □=右手

P「もちろん最初と最後も色々と工夫しないとダメだが、まぁそこは自分で考えてみると楽しい」

紗南「ふーん…ありがとうプロデューサー、今度試してみるよ!」


P「今試さないのか?」

紗南「いやいや、次はあれで勝負!」


P「あー、『GROOVE COASTER』…」

紗南「次は負けないよ!」


P「…手加減しないぞ?」

紗南「もちろん!」


(プレイ終了…)


紗南「oh…勝てない…」

P「まぁこれも割りとやってるから」


紗南「割りとって、どのくらい?」

P「"DADDY MULK"とか"聖者の鼓動"とかをステルスフルチェインできるくらい。今ステルスクリア出来るのは7~8曲かな。」


紗南「いくら使ったのそれ…」

P「好きな曲は何回もプレイするタイプでな、やってるうちに覚えた」


紗南「ほへー…」


P「よし、じゃあ次行ってくるわ」

紗南「オッケー、じゃあ私はもうちょっとここで遊ぶね」


P「あいよー」



【テレビゲーム&カードゲームコーナー】


P「さて、比奈はこの辺にいそうだが…」


晶葉「…」ピローン

P「おっと意外だった」


晶葉「…」グッ

P(ガッツポーズしてる可愛い)


晶葉「…ん?助手か」クルッ

P「気づかれたか、楽しそうだな。『クイズマジックアカデミー』か」


晶葉「アクションゲームの腕はからっきしなのでな、こういうゲームの方が私には合ってる」

P「確かにそっちの方が合ってる気がする」


晶葉「ゲームセンターと言えば"格ゲー"や"アクションゲー"くらいしか無いと思ってたが、こういう知識を競うものがあるのは新鮮だったよ」

P「晶葉のことだ、結構いいランクにいるんじゃないか?」


晶葉「いや、あまり高くはないぞ。というか苦手ジャンルが多すぎる」


晶葉「"理系問題"は、それなりに得意だから良いとして。"文系問題"と"社会"はそこそこ」

晶葉「"芸能"は、仕事柄知ることが増えたから…これもそこそこか。正解率は高くないが…」


晶葉「しかし"ライフスタイル"は、知っている答えが出ることの方が少ないし…」

晶葉「"スポーツ"に関しては全く分からない…今までほとんど触れてこなかったからな…」


P「"アニメ&ゲーム"は?」

晶葉「(神谷)奈緒が色々と教えてくれて、ちょっと出来るようになった」


P「あぁ、なんか最近色々話してるな」

晶葉「最近はアニメも一緒に見てるし、ああいう趣味もいいものだ」


P「ん、まあ趣味が増えるのは良いことだな。楽しんでいこう」

晶葉「勿論だ!よし、じゃあ続けるか…」


P「おう、頑張れなー」スタスタ…


ガヤガヤ…

P「次は…」


比奈「……」ガチャガチャ、カチカチ…


P「みーつけた」

P(おぉ、真面目にやっとるなー)ジー…


比奈「ん、残り時間が…あ、プロデューサーじゃないッスか」ゲームオーバー

P「やっと気付いた、隣に座っても気付かないからちょっと悲しくなったぞ」


比奈「ゲームは集中するもんッスからね、ずっと見てたんスか?」

P「じーっと見てた」


比奈「いやぁ照れるッスねぇ」///

P「まぁ毎日見てるし良いだろ。さて、このゲームは…」


比奈「『スティールクロニクル』、よくある"ロボゲー"ッスね」

P「『ボーダーブレイク』とか『ガンダム エクストリームバーサス』とか…沢山あるよな」


比奈「そうッスね、でも他と違うのは、このゲームは対戦じゃなくて共闘メインって所ッス」

比奈「大量の敵CPUを4人チームで狩っていく、どっちかって言うと"狩りゲー"みたいな感じッスかね?」


P「ふーん」


比奈「相手が人間じゃないから変に煽られることも無いし、マイペースに遊べるのが利点ッスね」

P「あー、それは良いな」


比奈「でスよね。よし、次行くッスよ!」

P「はいよ」


比奈「あ、さっきの『ボーダーブレイク』でスけど、なぜか格ゲーの『BLAZBLUE』とコラボするらしいッス」

P「へぇー、テイガーの機体とか出てくるんだろうか…」


比奈「まだあんまり詳しくは分かってないッスけど、楽しみッスよね!」

P「"続報を待て!"ってことだな!(ステマ)」


スタスタ…


P「おっ、これは…」

比奈「プロデューサーも経験者ッスか?『ロードオブヴァーミリオンⅢ』」


P「まぁ昔ちょっとな」

比奈「昔ってことはⅡの時代ッス?」


P「あぁ…まさか旧カードが紙クズになるとは思ってなかったよ…」

比奈「それは…ご愁傷様ッス…」


P「でも、いい機会だったし、諦めもついたよ」

比奈「再開しないッスか?」


P「カードは相変わらず綺麗だし、本当はやりたいけどな…」

比奈「プロデューサーは色々ゲームやってるッスからねぇ…こういうことがないと延々とゲームが増えるから、丁度いいんじゃないッスか?」


P「んー確かに」


比奈「ちなみに、プロデューサーはⅡ時代はどんなデッキを使ってたんでス?」

P「笑うなよ、"重戦車デッキ"だ」


比奈「ブフッ…ここに変態がいたッス」ケラケラ

P「んなこと言うなよ、あれで勝った時の達成感は計り知れないんだぞ」


比奈「そりゃ確かにそうでしょうけど…」



比奈「じゃ、プレイするッス」チャリーン

P「じゃあ俺はギャラリーで」


(プレイ中…)

比奈「…」カコカコッ、パチッ マーナ マーナ


P(うぅむ…前作とはゲームシステムから違うのか…)

P(今作は多人数プレイで…順位は貢献度のポイントで決める…)


P(個人的な感想だが、前作よりスムーズにバトルが進んでるのは良いな)

P(ただ、前作以上にゴチャゴチャしてるな。ギャラリー側から見ると、いよいよもって何やってるか分からん…)


P(でも、やってる側はすっげぇ楽しいんだよなぁ…)

P(やっぱりやってみたいな…)


(プレイ終了…)


比奈「どうだったッスか?やりたくなってきたッスか?」

P「ああ、やばい、他人のプレイを見てると本気でやりたくなってくる」


比奈「今なら余ってるカードあげるッスよ?」フフーン

P「…考えとく」


比奈(あらら、これは時間の問題ッスねぇー)ニヤニヤ



比奈「ま、ゲーセンのカードゲームって言ったら『WFFC』や『戦国大戦』、『コードオブジョーカー』なんかもありまスし、色々考えてみるといいッス」

P「なんでカードゲームやる前提なんだよ」


比奈「ちなみに『戦国大戦』は、"ニンジャスレイヤー"とコラボしてまス」

P「アイエエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?」


比奈「ドーモ、プロデューサー=サン」

P「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン。アニメ化おめでとうございます。」


P「…さて、じゃあ移動するか」スタスタ…

比奈「…私も付いてくッスよ」スタスタ…


【再び音楽ゲームコーナー】


ガヤガヤ…ガヤガヤ…

オオアハヤベオレアゴワハァウアァア!

スゲー!スゲスゲヴォー!


P「ん?なんか騒がしいな…」

比奈「誰か有名人でも来てるんスかね?」


P「有名人…?あっ!まさか…紗南がバレた!?」ダダッ!


~♪~♪


比奈「…これはっ!」


P「…お前かぁ!」


真尋「いぇーい!自己ベ来たよ!自己ベ!」ヤッター!

ヒューッ!ドンカンウゴガグボァー!


P「なんだこの盛り上がり…」

比奈「『ダンエボ(DanceEvolution)』ッスか!こりゃあすげぇッス!!」


真尋「みんなありがとー!!」

イェーイ!


P「ミニライブ始まっとるし!」


真尋「最後は"Mickey (Hawaii version)"で!」シュイィン!


セレクトディフィカルト♪(ステルス)


真尋「ゲームスタート!」


~♪~♪


比奈「( ゜д ゜)ヴォー…」

P「すっげぇ…ギャラリー向いて踊ってるよ…」


比奈「振付けも反転させて踊ってるッス。最高の魅せプレイッスね…」

P「まぁ逆向いてるから所々の判定は微妙だが、それでも点取れてるのはスゴイな…」


真尋「私だけを見て♪」


ヒューッ!


比奈「ダンエボはギャラリーを集めるゲームッスけど、ここまで盛り上がると爽快ッスね…」


ウオォォ!ペキシスゲー!!
パチパチパチ…


P「すごいけど、ちょっと騒がしくしすぎてるな」

P「比奈、ここで待ってな。店長に謝ってくるわ」スタスタ…


比奈「おっと、ここで無駄にプロデューサーぶりを発揮」


(10分後…)


P「戻った、真尋は?」


比奈「お疲れッス、あの後ゲームが終わったら自然解散したッス。真尋ちゃんはそこで紗南ちゃんと座って話してるッス」

P「良かった…取り巻きとか心配してたんだが…」


比奈「まだ見てる人はいるッスけど、皆大半は"ゲームしに来てる人"ッスからね」

比奈「それに、店員さんが色々と誘導してくれたり、客のマナーが良かったりで大事には至らなかったッス」


P「そりゃ悪いことしたな、ほんと申し訳ない」


比奈「で、店長さんはなんて?」

P「"いつもありがとうございます。"だそうだ、なんのこっちゃ」


比奈「? よく分からんッスけど、真尋ちゃんの宣伝になったと思えば…」

P「いやまぁそうなんだけど、お前らのライブには本来金が発生するってのを自覚しとけよ」

比奈「…ウッス、肝に銘じておくッス」



P「さてと…」スタスタ…

真尋「あ!プロデューサーさん!おつかれー!」


P「おう、さっきの凄かったな!」

真尋「でしょー?初めてプレイした時からハマっちゃって…もう楽しくって楽しくって!」


紗南「私もダンエボはやってるけど、あそこまでは踊れないよ、もうホント憧れちゃうよ!」キラキラ

真尋「えっへへー」


P「俺も初めて見たけど、あれはスゴイ特技になると思うぞ」

真尋「ありがとー!」


P「ただ、お前も今やアイドルだからな、あんまり店に迷惑かけたりするなよー」

真尋「えー大丈夫だよー、だって店長さん公認だからー」


P「…あー、さっきの店長の言葉はそういう…」

真尋「だってもう稼動日からずっとここでプレイしてるし」


P「あのライブも?」

真尋「うん、よくやるよ!ギャラリーも知ってる人ばっかりだったし」


P「なんてこった…あのギャラリーは訓練されたギャラリーだったのか…」


真尋「初めてやった時もちょっと騒がしくなっちゃって…店長さんに謝ったんだけど」

真尋「"こういう良い盛り上がりは大歓迎、是非またやって欲しい"って言われて」


真尋「だから、その日最後の1プレイだけ、ああやってパフォーマンスしてるんだ」

紗南「懐の深い店長さんだよねー、下手すりゃ出禁だよー」


P「なるほど、そういうことか…」

P「ま、そういうことなら大丈夫だな。人を楽しませてるのに文句言うやつはいないさ」


比奈「ライブにはお金が発生うんぬんはいいんスか?」エー?

P「仕事柄あんまり認めたくないけどな。でも止める理由は無いし、何より真尋が楽しそうだからなー」


P「…よし、じゃあ帰るか。どっちにしろ今日は目立ちすぎた。お前らも十分遊んだみたいだし、いいよな?」

紗南「えぇー、もう帰るのー!?」


比奈「『怒首領蜂』やりてぇッスよー、『ガンスリンガーストラトス』もしてぇッスよー」ユサユサ…


紗南「私、まだ『maimai』やってないんだけど~。『SOUND VOLTEX』もー『beatmania』も最近ご無沙汰だしー」ユサユサ…


P「お前らも結構色々ゲームやってんだな…」ユラサレ…


真尋「私は今日はもういいかなー、あれが最後の1プレイって決めてたし」


P「はいっ!今日はコレで終わり!晶葉と合流して帰るぞ!」


比奈「ぶー」

紗南「ぶー」


晶葉「…なんだどうした、何かあったのか?」スタスタ


P「おっ丁度いいとこに。あぁいや何も無い、子供が駄々こねてるだけ…って、晶葉…」

晶葉「?」


P「その持ってるのって、さっきUFOキャッチャーで俺が取ろうとした"ぴにゃこら太ぬいぐるみ"じゃん!」

晶葉「あぁそうなのか、やらんぞ」モッフモッフ


P「そりゃくれとは言わんが…どのくらいで取った?」

晶葉「値段か?500円だ」


P「マジかー、晶葉はUFOキャッチャー上手いんだな」

晶葉「まぁ、素直に動くアームなら安上がりで取れるな」


真尋「ぴにゃこら太ー!あはは!可愛いー!」モフモフ…


比奈「紗南ちゃん、またプロデューサーの有給計画を立てるッスよ」コソコソ…

紗南「らじゃー」コソコソ…


P「聞こえてるぞー、ゲーセンは騒がしいのに何故かよく聞こえてるぞー」


P「…まぁいいか、じゃあ帰るぞ。んでまた来るぞ!」


「「「「はーい!」」」」



おわり

おしまい

ゲーセンの魅力はこんなもんじゃない!

名前しか出せなかったけど、ゲーセンには色んなゲームがあるから、一度プレイしてみて下さいね

友達と楽しくわいわいするも良し(奇声厳禁)、一人でゲームを極めに行くも良し。結構飽きないもんです。


真尋みたいなプレイヤーがゲーセンにいれば良いな。そしたら今まで以上に通うよ

北斗の書き込みがあったから番外編






(後日 事務所)

P「おっつかれさまでーす」ガチャ


紗南「プロデューサーー!」ウワーン!

P「おっと、どうした。…え?泣いてる?」


紗南「杏さんがいじめるー!」エーン!

P「…えぇ?」


紗南「あ、現状を説明するね」ケロッ

P(演技か…)


紗南「実は、今一緒に杏さんとゲームやってるんだけど…」

紗南「…強くて勝てない、ってか全く歯がたたない」ドヨーン


P「お前が敵わないって…なんのゲームやってるんだよ…」

紗南「あ、プロデューサーの応援があれば勝てるかも!」スタスタ


P「まぁそりゃ構わんが…」スタスタ



双葉杏「あ、おつかれプロデューサー。一緒にやるの?」

P「うん、なんかそんな流れ(適当)。ってプレステ2か、一体どんなゲームを…」


テンショーヒャクレツ!!テンショーテンショーテンショーユクゾッ!ピィン!ホクトウジョウダンジンケン!ピーンドーン!


P「北斗じゃねーか!!!」クワッ!


杏「プロデューサーうるさい!あぁ落とした…」


紗南「杏さんがトキでいじめるー!」ビエー!

杏「大丈夫大丈夫、杏の永久成功率はそんなに高くないから」


紗南「その言葉に騙されて12連敗…ってかバスケより当身に引っかかってやられるパターンの方が多い…」

杏「あー、杏の当身は独特だってよく言われるよー。ま、でも引っかかる方が悪いよね」ドヤッ!


紗南「その通りだから何も言い返せない…ちくしょー」グヌヌ


P「ちょ、待って待って」

紗南「ん?」


P「杏は…まぁ良いとして…紗南が北斗をやっているのは…」

紗南「だって格ゲーって言えばこれじゃん?」


P(確かまだ14歳…なんだけどなー…)


杏「もう、しょうがないから別キャラで相手してあげるよ」

紗南「悔しいけど、お願いします!」




…ジョイヤー!ペシッペシッペシッ…クラエェイ!

紗南「うぎゃー!」

杏「…」


P(杏が今まで見たこと無いくらい集中してる…隕石でも降るんじゃないか…?)ガタガタ…


ウケテミヨ…ワガゼンレイノケンヲ…

紗南「…」チーン

杏「…ふぅ、勝った」ドヤァァ


紗南「また勝てなかった…」


P「杏?その集中を別の所でも発揮しない?」

杏「えー、疲れるからやだ」


P(北斗でリズムアクションする方がよっぽど疲れると思うんだけどなぁ…)


紗南「もう1回!ってか勝つまで!」

杏「いつもはめんどくさがりだけど、この勝負は負けないよー」


(その後…)

セイエイ!ホアァ!ホクト!ウゥゥ!!ホアァチャァ!!アータタタタタタ!

紗南「あー!」テーレッテー

P(うん、綺麗な☆3一撃だ)





ホクト!ウジョウハガンケン!

紗南「ぎゃー!」テーレッテー

杏「>∩(・ω・)∩<」

P(あ、20割ネタコンボだ…)


……

紗南「そこで当身っ!?」

………

紗南「空中生釵!?」

…………

紗南「残悔拳は移動技じゃないよっ!」

……………

P(杏は、時折舐めプレイを挟みながらも、全く手を抜かずに連勝し…)


紗南「カテナイ…」

杏「…そろそろいい?杏、本格的に疲れた…」


P「…お前本当に強いのな、紗南がゲームで放心状態になるって初めてだぞ」

杏「あー、紗南はゲームで手を抜かれるのが嫌いみたいだから、真面目にやってみたんだけど…」


紗南「なんでヘヴィは存在するんや…」

P「あぁ結構重症だ…」


P「杏、どうにかならないか?」


杏「んー、このゲームは格ゲーが得意だからどうにかなるってゲームでもないし…」

杏「かといって手を抜くわけにも…」


杏「あー…」


杏「特訓、しちゃう?」


紗南「特訓!?やるやる!!」パァァ

P(復活した…)


杏「…」ピポパ

杏「あーもしもし?杏だけど、今からそっちに種籾連れて行くから鍛えてあげて」


杏「じゃ、プロデューサー。電車代出して」

P「ん?どこ行くんだ?」

杏「中野、知り合いのプレイヤーに特訓してもらいに行く」ガチャッ


P「中野ってお前…いきなりあの修羅場に突っ込むのか…?」


紗南「大丈夫…私はきっと生きて帰ってくるよ…」ガチャッ


P「いや…それはいいんだが、…お前ら今から仕事だから」


紗南「…あ、忘れてた」

杏「杏は知らなかった」

P「嘘つけ、事前に打ち合わせもしただろ」


P「ってなわけで、中野に行くのはまた今度な、んで行くときは大人も連れてけよ」

紗南「はーい」


杏「中止かー。…あーエ○さん?ちょっと仕事が入っちゃったからまた今度行くねー」

P「えっ!?○ジさん!?」


番外編おわり

以上、夜中ですが番外編っぽいのを書いてみました。

起きて気付いた方は読んであげて下さい。


ちなみに自分は永久が出来ないのでシン使いです、種籾ですらありません。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom