モバP「ちひろさんを見る」 (87)

のんびりと書いていきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399200338

---事務所---



ちひろ「プロデューサーさん、資料の方はどうなってますか?」

P「今終わるところです」カタカタ...

ちひろ「できたらこっちにまわしてください、チェックしますので」

P「了解です....よしできた!確認してもらっていいですか?」

ちひろ「はいはーい、お待ちください」

P「どうです?」

ちひろ「うーん....はい、問題はありませんね」

P「ありがとうございます、疲れた...」

ちひろ「ふふっ、じゃあコーヒー淹れますから少し休んでくださいね♪」

P「ええ、お願いします」

ちひろ「フンフーン♪」ポコポコ...


P(この人は千川ちひろさん、俺の働いてるプロダクションで唯一の事務員だ)

P(俺とほぼ毎日机を並べて仕事をしている)

P(仕事もできるが、いつも俺を笑顔で迎えてくれる女性...)

P(経理や書類の作成、挙句の果てにはドリンクの販売まで行う結構すごい人である)

P(あと、結構お金に細かい...)

P(ちょうど今、仕事がひと段落した俺の為にコーヒーを淹れてくれているところだが....)

P(せっかくだから、今日はちひろさんを観察してみる事にする)


ちひろ「んっ、どうかしました?」

P「いえいえ、別になにも、気にしないでください」

ちひろ「はい、お待たせしました」コトッ

P「ありがとうございます、いただきます」

ちひろ「私もちょっと一休みしようかな」

P「ええ、一緒にのんびりしましょうか」

ちひろ「はい♪」


P(この人は屈託のない微笑みを俺に向けてくれる)

P(正直、すごくかわいい...)

P(アイドルでもいけるんじゃないかってくらいなんだけど...)

P(ちなみに身長は154センチ、ウチの事務所でいえばあやめや奈緒と同じ身長だ)

P(小さいイメージのある智絵里と比べても1センチ大きいだけ...)

P(それでいてスリーサイズは上から82、58、84...)

P(バストでいえば美波、ウエストなら愛梨、ヒップなら早苗さんと同数値...)

P(...やっぱりアイドルになった方がいいんじゃないか?)

P(にしても改めて考えると154センチって小さいな...)

P(確か日本の成人女性の平均身長が158センチだから女性の中でもわりと小柄な方か...)

P(ちなみに有名な765プロの名物事務員は159センチらしい)

P(それなのに毎日一番早く事務所に来て仕事をして、雑務全般をこなして...)

P(あの小さな体のどこからそんなバイタリティが出てくるんだろう?)



ちひろ「あの...なんですか?さっきからジロジロ見て...」

P「いえ...」

ちひろ「も、もしかして...」

P「?」

ちひろ「最近事務仕事中の間食が増えてきてるので...少し太ったりしてるとか...」

P「そんなことありませんよ、ちひろさんはスリムです」

ちひろ「本当ですか?ありがとうございます!えへへ♪」

P(可愛い)ズズッ...

千川ちひろ(?)
http://i.imgur.com/LtVvQpj.jpg

P「そういえばちひろさんは新しく入ってきたアイドルとはどんな感じですか?」

ちひろ「志希ちゃんたちとですか?ええ、最初に比べるとだいぶ打ち解けてきたと思いますよ」

P「それはよかったです」

ちひろ「ふふっ、新しく入ってきた子たちも早く大きな舞台に立てるといいですね♪」

P「はい、そのためには俺が頑張らないといけませんね」

ちひろ「プロデューサーさんだけじゃありませんよ、私だって頑張ります!」

P「なら少しはドリンクの値段の方も頑張ってくれると...」

ちひろ「それとこれとは話が別です♪」

P「デスヨネー...でも今月厳しくて...」

ちひろ「もう...はいコレ」

P「いえ、だから今月...」

ちひろ「お代は結構です」

P「いいんですか?」

ちひろ「ナイショですよ?一本だけです」

P「...ありがとうございます」

ちひろ「いえいえ♪」

Prrrr♪


P「はい、CGプロです」

P「はい...ええ...」

P「はい!ありがとうございます!」

P「ええ!では詳しい打合せはのちほど...」

P「はい!失礼します!」

ちひろ「何の電話ですか?」

P「ブーブーエスの歌番組への出演依頼ですよ」

ちひろ「ブーブーエスの!?すごいじゃないですか!」

P「ええ、粘り強く売り込みをかけたかいがありました」

ちひろ「本当ですね、これで一気に知名度上昇間違いなしですよ!」

P「いいえ、まだまだこれからです」

ちひろ「でも嬉しい事じゃないですか!パーティー開きましょ!パーティー♪」

P(ちひろさんはパーティーが好きだ)

P(なにかいい事があるとすぐにパーティーを開きたがる)

P(悪い事があっても残念会って事でパーティーだ)



凛「ちひろさん、なんだか大声出してたけどどうしたの?」

ちひろ「凛ちゃん!実はですね...もがっ!」

P「なんでもないぞ凛!邪魔して悪かったな!」

凛「いや、別に邪魔ってわけじゃないけどさ...本当になんでもないの?」

P「ああ、なんでもないなんでもない...」

凛「ふーん、まあいいけど...私、そろそろレッスンに行ってくるね」

P「おう、頑張れよ!」

凛「うん、ありがとね、じゃあ行ってきます」

P「いってらっしゃい、車に気を付けてな」

凛「もう...子供じゃないってば...」ガチャッ

P「ふぅ...」

ちひろ「ぷはっ!何するんですかプロデューサーさん!」

P「まだ言っちゃダメです」

ちひろ「どうしてですか?いい事なんですから早く伝えた方が...」

P「まだ出演が決まっただけです、凛たちが頑張るのはこれからなんです」

P「大きな歌番組ですからボイスレッスンやダンスレッスンもこれまで以上にハードな物になるでしょう」

P「そんな時にお祝いをしちゃったらあいつらだって心の底からは楽しめないだろうし、それで緊張の糸が切れるかもしれません」

P「だから今はパーティーをするべきではないと思うんです」

ちひろ「はぁ...そうですか...」

P「出演決定はあとで俺が全員を集めて伝えます、それまでは黙っててください」

ちひろ「はい...」ショボン

P「...その代わり、番組出演が大成功したら盛大に開きましょう、パーティー」

ちひろ「っ!!」

P「その時になったら、よろしくお願いしますよ?」

ちひろ「はい!私、コスプレしちゃいますからね!」

P「ええ、楽しみにしてます」

ちひろ「えへへ♪楽しみにしててください!」



P(それと、パーティーと同じくらいコスプレも好きらしい)

渋谷凛(15)
http://imgur.com/t8c5R8v.jpg
http://imgur.com/28STo15.jpg

------


P「......」カタカタ...

ちひろ「.....」カタカタ...


「ヒック....グスッ....」

P「んっ?」

「せんせぇ...」

P「どうした薫?」

薫「これぇ...」

P「ああ、なんだっけそれ....えーっと...」

ちひろ「ぴにゃこら太の人形ですよね」

薫「うん...」

ちひろ「あら、でも尻尾が取れかかってる...」

薫「穂乃香お姉ちゃんからかしてもらったの...でもね、しっぽつかんでふり回してたらびりってなっちゃって...」

薫「かおる悪いこになっちゃった...」

薫「せっかく穂乃香お姉ちゃんがかしてくれたのに...」

薫「かおる、怒られちゃうよぉ....」シクシク..

P「薫...」

ちひろ「薫ちゃん、ぴにゃこら太を貸してもらえますか?」

薫「いいよ...」

ちひろ「ありがとうございます、うーんと...」

ちひろ「うん、これくらいなら直りますよ」

薫「ほんと!?」

ちひろ「ちょっと待っててくださいね、今縫いつけますから...」

薫「ちひろさん、ほんとに直る!?」

ちひろ「ええ大丈夫です、少し裂けちゃっただけなので縫い直せば...」

P「ちひろさん、縫物とかできるんですね」

ちひろ「失礼ですね、できますよこれくらい!」

龍崎薫(9)
http://imgur.com/cnZeJZb.jpg
http://imgur.com/EHGOc6i.jpg

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薫「できた?」

ちひろ「ちょっと待っててくださいね...これで...」ヌイヌイ...

ちひろ「はい、できましたよ♪」

薫「すごーい!きれいに直ってる!」

ちひろ「今度からは気を付けてくださいね、薫ちゃん」

薫「うん!気をつける!」

ちひろ「特に借り物だったなら余計に気を付けないといけませんよ?自分のものじゃないんですから」

薫「はーい...」

ちひろ「あとでちゃんと穂乃香ちゃんに謝ってくださいね?」

薫「許してくれるかなぁ...」

ちひろ「もちろんですよ、きちんと謝れば許してくれます♪」

薫「うん!かおる、ちゃんとあやまる!」

ちひろ「ええ、えらいですよ薫ちゃん」ナデナデ

薫「ありがとうございます、ちひろさん!」

P「喜んでましたね、薫」

ちひろ「そうですねぇ、直ってよかったです」

P「にしてもちひろさんが縫物をしてる姿なんて、結構レアですね」

ちひろ「そんなことないですよ、コスプレの衣装だって時々自作したりするし...」

P「自作ですか...」

ちひろ「ええ、なければ作っちゃいますから」

P「なにもそこまで...」

ちひろ「アイドルの皆さんが喜んでくれるなら安いものです♪」

P「アイドルたちが?」

ちひろ「そうです、パーティーとかでコスプレした私を見て楽しんでもらえたり笑ってくれればこんなに嬉しい事はないですよ♪」

P「なるほど...」

ちひろ「もちろん、プロデューサーさんもですけどね?」

P「いつも楽しませてもらってますよ、ちひろさんのコスプレ」

ちひろ「えへへ、どういたしまして♪」


P(どうやら、コスプレは趣味と実益を兼ねてるらしい)

P(動機がアイドルに喜んでもらいたいっていうのは、ちひろさんらしいな)


ちひろ「あっ、そういえばパーティーで思い出したんですけど...」

P「なんですか?」

ちひろ「やっぱり歌番組への出演が決まったのって嬉しい事じゃないですか」

P「まあ、そうですね」

ちひろ「プロデューサーさんも粘り強く売り込んだって言ってたし...」

P「ええ、しましたよ売り込み」

ちひろ「アイドルたちとのパーティーはもちろん盛大にやるつもりですけど...」

ちひろ「プロデューサーさんの売り込みが上手くいったという事で...」



ちひろ「私たち二人だけで、ささやかですけど打ち上げしませんか?」

いったん中断します 続きはのちほど

やち天

ちょっとずつ再開します

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P・ちひろ「かんぱーい!」カチン


ちひろ「さあさあ今日は飲みましょう!打ち上げですから!」

P「ええ、でもこれだといつものちひろさんとの飲みと変わりませんね」

ちひろ「細かい事はいいんです、これはプロデューサーさんの労をねぎらう意味もあるんですから」

P「それもそうですね、深く考えずに飲みましょうか」

ちひろ「はい、プロデューサーさん、お疲れ様でした♪」

P「ちひろさんもお疲れ様です」

ちひろ「ありがとうございます、それで最初は何にします?」

P「そうですねぇ、このから揚げとか美味しそうですね」

ちひろ「じゃあ私はこのポテトを...」

グビグビ...


ちひろ「はぁ...美味し♡」

P「いい飲みっぷりですね」

ちひろ「まあ、たまには...ねっ?」

P「ですね、最近忙しいですしなんらかのストレス解消法を見つけないと...」

ちひろ「プロデューサーさんはストレス解消になにかしてるんですか?」

P「うーん、家でゴロゴロしたり本を読んだりとか...」

ちひろ「そんなんじゃ運動不足になっちゃいますよ?」

P「わかってます、でも疲れてるとどうしてもなぁ...ちなみにちひろさんはなにかしてるんですか?」

ちひろ「私ですか?うーん、そうですねぇ...あれかな...」

P「あれ?」

ちひろ「なんだと思いますか?当ててみてください♪」

P「当てる?うーむ、なんだろう...」

ちひろ「さあ、なんでしょう?」

P「マッサージとか?」

ちひろ「ブブーッ、違いまーす」

P「株?」

ちひろ「ハズレです、そもそもあれはストレスが溜まる一方です」

P「スタドリを飲む...」

ちひろ「確かに疲れは取れますけどストレスとはまた別ですよ」

P「お金を数える?」

ちひろ「ちょっと!どういう意味ですか!?」

P「違うんですか?」

ちひろ「まあ...あってると言えばあってますけど...」

P「ダメだわからない、答えはなんですか?」

ちひろ「うふふっ、それはですねぇ...お話をすることです」

P「お話?」

ちひろ「はい、事務所のアイドルたちと楽しくお話をするのが、私にとってなによりのストレス解消です♪」

大天使ちひろ様に供物を捧げよ!
うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!(ガチャガチャ

P「なるほど、確かにちひろさんはアイドルとよく話をしてますよね」

ちひろ「ええ、みんないろんな事を話してくれます」

ちひろ「この前食べたお菓子は美味しかった、昨日見たテレビがおもしろかった...」

ちひろ「ファンの人たちからファンレターが届いた...」

P「あいつら...」

ちひろ「それに...今日のレッスンは辛かった、昨日のライブは緊張した...」

ちひろ「明日のお仕事はすごく楽しみ...プロデューサーにここを褒められた...」

ちひろ「嬉しい話、悲しい話いろいろあって、私まで感情移入しちゃうんですけど...」

ちひろ「でもそういうみんなの話を聞いてると、迷いながらも着実に前進しているのがわかって...」

ちひろ「事務所が家族みたいに感じて、すごく嬉しいんです♪」

ちひろ「だから私、みんなとのお話がすごく好きなんですよ」

P「...ちひろさんらしいですね」

ちひろ「ふふっ、それと...」



ちひろ「プロデューサーさんとこうしてお酒を飲みながら話すのも、ストレス解消の秘訣ですね♪」

P「そう言ってもらえると嬉しいですね」

ちひろ「プロデューサーさんはどうですか?私と話してて、ストレス解消になります?」

P「もちろんなりますよ」

ちひろ「ふふっ、よかった♪」

P「この仕事は肉体的にも精神的にも結構キツイですし、アイドルたちに輝いてもらうだけ俺は裏方の仕事が増えますからね」

P「そういう苦しい中で、こうやって悩みや正直な気持ちを話せる人がいるってだけですごく救われた気分になります」

P「ありがとうございますちひろさん、すごく助かってます」

ちひろ「もう...お礼を言われるようなことはしてませんよ♪」

P「これからも頑張りましょう、アイドルを輝かせるために!」

ちひろ「もちろんです、それじゃ改めてアイドルたちの輝かしい明日に向かって....


P・ちひろ「かんぱーい!」


ちひろ「今日は飲みましょう!」

P「ええ、すいませんおかわりもらえますか?」

ちひろ「私もお願いしまーす!」

------


ちひろ「ねえムーミン こっちむいて♪」

ちひろ「はずかしがらーなーいでー♪」



P(あの後、ちひろさんと二次会でカラオケに来た)

P(今日はいつもより酔っ払ってて気分がよさそうだ)

P(それと、ちひろさんは声がとてもきれいだ)

P(なんだか優しくて安心できる声...)

P(歌も結構上手で、いつも楽しそうに歌う)

P(だけど事務所の中でそれを知ってるのは意外と少ない)

P(アイドルたちの前だと恥ずかしがってあまり歌いたがらないからだ)

P(もっと自信を持ってもいいと思うんだけど...)



ちひろ「だからねえー♪」

ちひろ「こっちむーいて♪」

ちひろさんの「♪」1つにつき300円だから

P「上手ですねぇちひろさんは...」パチパチ...

ちひろ「えへへ、ありがとうございまーす!お世辞でも嬉しいですよー♪」

P「お世辞じゃないですよ、ちょっとレッスンすればアイドルでも通用するくらい...」

ちひろ「いいんです!私は事務員が好きなんです!」

P「もったいないなぁ...」

ちひろ「それより、今度は一緒に歌いましょ!ねっ?」ギュッ

P「いいですよ、それとちょっと飲み過ぎじゃないですか?」

ちひろ「たまにはいいじゃないですか~、ほら始まりますよ!」



ちひろ・P「おーねがいー!シーンデレラー♪」

ちひろ・P「ゆめはゆーめでおーわれーなーい♪」

ちひろ・P「うごきはじーめてるー♪」

ちひろ・P「かがやくひのーためにー♪」



ちひろ「イエーイ、あひたもがんばりましょうねぇ...」

P「ええ...」

画像支援ありがとうございます
みんなちひろさんの画像いっぱい持ってるなぁ....

------


「お客さん、着きましたよ」

P「ありがとうございます、ちひろさん着きました」

ちひろ「ふみゅ...」

P「ほーら、起きてください!」ユサユサ

ちひろ「んんっ...」

P「歩けますか?」

ちひろ「むーりぃー...」

P「ダメだこりゃ...」

「お連れの方大丈夫ですか?」

P「大丈夫です、とりあえず支払いはこれで」

「はい毎度」

P「ちひろさん、失礼します」グイッ

ちひろ「んっ...」

P「ほら、部屋まで背負っていきますから」

ちひろ「えへへ....どうも...」



P(やっぱり軽いなぁ...)

P(あと、背中に柔らかいのが....)

ガチャッ


P「はい、降ろしますよ...」

ちひろ「んんっ...」ドサッ



P(ここがちひろさんの部屋か...)

P(意外と可愛い部屋だな...)

P(おっと、ジロジロ見ちゃダメだな...)


P「ちひろさん大丈夫ですか?」

ちひろ「ふぁい...」

P「無理しないでくださいね、明日キツかったら少しくらい遅く出てきてもいいですから」

ちひろ「だーいじょうぶですよぉ...」

P「それじゃ俺は帰りますから気を付けてくださいね」

ちひろ「ぷろでゅーさーしゃん...」

P「はい?」

ちひろ「...きょうもおつかれさまでしたぁ...」

P「...ええ、ちひろさんも」

ちひろ「あしたもよろしくおねがいします...」

P「こちらこそ、じゃあおやすみなさい」

ちひろ「おやすみなさーい...」


バタン

P「ふぅ...」

P「俺もちょっと飲みすぎたかな...早く帰らないと....」



P(でもあんなに酔っぱらったちひろさん初めて見たな...)

P(今日飲んでる時もすごく機嫌がよかったし...)

P(『上手くいくといいですね、歌番組!』ってな感じで...)

P(『応援してますよ、がんばってください!』とか言ってたっけ...)



P「がんばってください、か...」



P「...うし、がんばろ」

---翌日---



P「うぅぅ...昨日は飲み過ぎた...頭痛い...」

P「でもこれから忙しくなるし、休んでられないよな」

P「いつもより早目に来てさっさと資料作らないと...」ガチャッ

P「あれ?事務所開いてる、誰かいるのか?」


ススッ


P「なんだよ、やっぱり誰もいない...閉め忘れ...」


「あっ、おはようございますっ!プロデューサーさん♪」


P「ち、ちひろさん?」

ちひろ「はい、どうかしました?」

P「昨日あんなに飲んで酔っ払ってたのに...」

ちひろ「すみません...いろいろご迷惑をかけたみたいで...」

P「昨日のこと覚えてるんですか?」

ちひろ「ボンヤリとですけどね、正直全部は覚えてないです...」

ちひろ「ただ、プロデューサーさんがおぶってくれた事は覚えてますけど♪」

P「大丈夫なんですか?結構飲んでましたよ?」

ちひろ「まあ辛くないわけじゃないですけど...」

ちひろ「でも、プロデューサーさんが忙しい時期に私がのんびりしてるわけにはいきません!」

ちひろ「プロデューサーさんががんばるのなら、わたしもがんばらないと!」

P「ちひろさん...」

ちひろ「プロデューサーさんこそ、二日酔い大丈夫ですか?」

P「えっ?ああ、少し頭が痛いですけど...」

ちひろ「ならスタドリどうぞ♪今ならお安くしておきますよ?」

P「...商魂たくましいですねぇ」

ちひろ「むしろ商売上手と言ってください」

P「はいはい、それじゃその商売上手な事務員さんから一本頂きますよ」

ちひろ「はい、お買い上げありがとうございます♪」

ゴクゴク...


P「ふぅ、少しはマシになった...」

ちひろ「大丈夫ですか?なにか普通のお茶とか淹れましょうか?」

P「いえ、大丈夫ですよ...しかし」

ちひろ「どうかしました?」

P「ちひろさん、お母さんみたいですね」

ちひろ「失礼ですね!私まだそんな歳じゃないですよ!」

P「わかってますよ、ただ雰囲気がそんな感じなんです」

ちひろ「雰囲気?」

P「そうです、なんていうかこう...傍にいると安心できる感じがするんです」

ちひろ「安心...」

P「まあ事務所のアイドルの中には、すでにちひろさんを母親みたいに思ってるのがいるかもしれませんけど...」

ちひろ「そうでしょうか...」

P「そうですよ、それだけ信用されてるしそれとちひろさんが言ってたように事務所が家族のように纏まってるってことかもしれませんね」

ちひろ「家族かぁ...」

P「どうです?そう考えると悪い気はしないでしょう?」

ちひろ「ええ...ふふっ♪そういう考え方もあるますね」



P(それにしても)

>>75 


P(それにしても)

最後のこれ↑はミスです

P「さて、そろそろ仕事に取り掛かるか」

ちひろ「ええ、そうしましょう」

P「ちひろさんは少し休んでていいですよ」

ちひろ「ダメです、さっきも言ったでしょ?私もがんばるんです!」

P「それじゃいっしょにがんばりましょうか」

ちひろ「はい、そうしましょう♪」



P(そう、この人はいつも笑顔で俺を迎えてくれる...)

P(自分がどんなに大変でも二日酔いで辛くても...)

P(いつも事務所に明るい笑顔を振りまく...)

P(だから俺はいつもちひろさんにこう言う...)



ちひろ「どうかしました?」

P「いえ...ちひろさん...」

ちひろ「はい?」


P「おはようございます、今日もよろしくお願いします」ペコリッ


P(そして彼女はいつもこう返してくれる)


ちひろ「ふふっ、こちらこそ♪」


ちひろ「おはようございますプロデューサーさん、今日も一日よろしくお願いします!」



P(さて、今日もがんばろう!)




おわり

駄文失礼しました~
いやぁ、ちひろさんはいつ見ても女神ですね
思えば初めて書いたSSもちひろさんでした
鬼とか悪魔とか、そういうデマに惑わされちゃいけませんね
...こんな感じでいいでしょうかちひろさん?
ではまた~

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