穏乃「綺麗になったね、憧」 憧「しずの方こそ」 (15)

憧「流石にジャージはもう着てないんだね」

穏乃「あ、当たり前だろ、この歳になって流石にあの服装は…」

憧「高校生の地点でもヤバかったけどねー」

穏乃「うるさい!もう~」

憧「…ねえ、あんた本当にシズなの?」

穏乃「な、何だよいきなり…そうだけど」

憧「ちょっと、髪後ろでくくってみてよ」

穏乃「ん…っしょ、ほれ」ポニテ

憧「あ、やっぱ面影あるなぁ…でもやっぱ変わったね、シズ」

穏乃「そうかなぁ…憧は昔から綺麗だったし、そんな変わってないなぁ」

憧「いやぁ照れますなー」

穏憧「あははははは!」

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憧「しず、まだ彼女とか出来てないんだっけ?」

穏乃「そうそう…なんか、憧が東京に行っちゃってから、なんか興味無くなってさ」はは

憧「…」ズキ

穏乃「で、でも!憧が活躍してるのをTVで見てると、なんか誇らしいし」

穏乃「ぜんぜん寂しくなんかないよ!」

憧「そっか…ありがとね」

穏乃「でも2年も帰ってこないなんて、流石に薄情じゃないか?」

憧「いやぁ、先輩とか同じ業界の人との交流が大変で…ほんとごめん」

穏乃「電話の一本くらい入れろよな!…ったく…」

憧「本当はもっとしずや阿知賀のみんなと一緒に居たいんだけどね…」

憧「明後日にはもう戻らないとだし…」

穏乃「…よしっ!麻雀部のみんなに会いに行こう!」ガシッ

憧「ふぇっ?ちょ、待って!」ヨロヨロ

松実館

玄「いらっしゃいませ、ようこそ松実館へ!」

穏乃「どうもー玄さん!」

玄「あ、しずちゃん!久しぶr…」

憧「おひさで~す」

玄「あ゙ご゙ぢ゙ゃ゙ん゙だ゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ア゙!」

憧「玄はまったくと言って良いほど変わってないねー…」

玄「憧ちゃん、ちょっと見ないうちに成長したね…フヒヒ」わきわき

憧「ちょ、どこ見てんの…ったく」たゆーん

穏乃「…」ぺったん

穏乃「く、玄さん!宥さんは?」

玄「お姉ちゃんならこたつで寝てるよ~」

憧「寒がりなの直ってないんだね…真夏なのに」



玄「お姉ちゃーん、しずちゃんと憧ちゃん来たよー!」

穏乃「こんにちは~」

宥「こんにちは、憧ちゃんもお久しぶりだね…」

憧「おひさ~宥姉」ひらひら

玄「あとは灼ちゃんが居れば感動の再会ですのだ!」

憧「感動ってほどでも無いけど…何してんの?」

穏乃「灼さんは高校卒業して、プロボウラーになって今は東南アジアの大会に行ってるんだよ」

憧「へぇー…凄いなぁ、あたしも頑張らきゃ」

宥「みんなtvで応援してるから…」

憧「どうもありがとう…そうだ」ギュッ

宥「ふぇっ」

憧「懐かしいなぁ…インハイの時、こうやって宥姉を暖めてあげたの覚えてる?」

宥「うん…あったかいよ、憧ちゃん」ギュ

穏乃「…」

玄「…」

<お邪魔しまーす

穏乃「あれ?お客さんですか?」

玄「まずいこの声は…っ!」

ガラッ

菫「愛しのマイハニー宥ちゅわん今日も遊びに…………あ」

憧「あ」

宥「あ」

穏乃「うわわ」



菫「そうだったのか…すまない、取り乱してしまった」

憧「いえいえー…それより、さっきのって」

菫「…見なかった事にしてくれ」

憧(元白糸台のSSSがこんなだったとは…)

穏乃「じゃ、じゃあそろそろ帰ろっか憧、菫さんも来たし…」

憧「へ?あ、うん…またね玄、宥姉」

玄「また帰ってきたら顔出してね~」

宥「またね~」

憧「」ヒラヒラ

通学路

穏乃「なぁ、憧…後でさ、阿知賀のみんなと一緒に麻雀打とうよ」

憧「え?後でって、もう夕方じゃん」

穏乃「うちのpcでさ、オンラインで麻雀できるんだ」

穏乃「灼さんにもメールしたら、夜なら大丈夫って言ってたし」

憧「へぇ~面白そう…ネトマかぁ、玄のドラ支配とかも効かないし、普段から能力無しのあたし有利じゃん!」

穏乃「そそ…どう?泊まりにおいでよ」

憧「うん!行く行く、懐かしいなぁ」

穏乃「一杯お泊まりしたよなぁ…」

憧「…色んな事もしたし」

穏乃「ば、馬鹿っ、あれは若かったから…///」

憧「今日も久しぶりにする?…なーんちゃって!」

穏乃「あ、憧がいいなら…別にいいけど…?」ブツブツ

憧「…あ、いや、冗談だから…」

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