フード「勇者?そんなのは知らないな」(67)

戦士「ちっ!何も知らねぇのかよ。この役立たず!」

僧侶「使えないわねぇ」

魔法使い「勇者の仲間になれたら、褒美はガッポガッポ・・・グヘヘ」

戦士「とにかく!見つけたらすぐに教えろ!金はくれてやる!おい!行くぞ!」
タッタッタ

フード「・・・やっと行ったか」

町娘「あの、大丈夫ですか?」

フード「いや、大丈夫だ。それより、何か依頼は無いか?金には困らないが、
仕事が欲しいんだ」

町娘「お金には困らないのに、魔物のお退治を?」

フード「それが、俺の使命だからな」

町娘「でしたら、丁度、困っていることがあって、村長の所へ・・・」

フード「分かった。ありがとう」

村長の家
村長「町娘から聞いたよ。毎晩、儂達の畑を魔物が荒らしておるんじゃ。なんとかしてくれるかのぉ?」

フード「分かった。その魔物の退治は俺に任せろ」

村長「おお、頼みます。お一人で戦うのはお辛いでしょう。だから・・・」

フード「心遣い、感謝する。だが、一人で大丈夫だ」

村長「そ、そうですか」

夜、畑

フード「魔物は、そろそろ来るか」

夢獣「グゥゥゥゥ!」

フード「夢獣。一般の冒険者では、歯が立たない程強力な魔物。となると、やはりあいつが動いている。
早く魔王のところにいかないとな。・・・さっさと終わらせる。偉大なる神々よ、悪しき命、今浄化せよ、雷電波」

夢獣「グガァァァァァァァァァァ!」

フード「・・・終わったか。早いとこ村長の所へ行くか」

フード「村長、今魔物の退治が終わった」

村長「!もうですか!ありがたやありがたや」

フード「さらに、違法薬草も発見した。傷を完全に治し、身体能力を向上させるが、
中毒性があり、自我の崩壊する禁断症状がある。それを国が保護していた」

村長「それは!勇者のような、特別な力を持つものしか分からないはずだ!出鱈目言うんじゃない!」

フード「それが、分かっちまうんだな」

村長「な、お前まさか!なら、お前ら!こいつを、殺せぇ!」

町娘「あら、ごめんなさぁい。恨みはないんだけど、いや、あるわね。あの薬草、高く売れるし、
とっても美味しいのよぉ!だ、か、ら、死になさい!」

フード「あいにく、そう簡単には死んでやらん。お前たちには、空間ごと消えてもらう」

町娘「ふん、強がり言っても無駄よ!タァッ!」

フード「・・・己の存在を恥じぬ者よ、存在を無とせよ。空間消滅」

町娘「な、この力は!違法薬草を使ってないなら、あんたはゆうsy」シュワァ

フード「消えたか。この街にいるのは俺だけとなったが、夢獣を倒して、じきに奴らが来る。
急がないとな。・・・転移」シュン

フード「さて、どこに行こうか。魔王城までの道のりは遠い」

???「あら、そこのあなた、少し、いいかしら?」

フード「何だ?」

???「何よ、無愛想ね。まあいいわ。この近くに、薬草の豊富な村があると聞いたんだけど」

フード「そこなら、ついさっき出たところだ。違法薬草を栽培していて、それを潰してきたんだ。きたんだ」

???「あら、そうなの?なら、いかない方がいいわね。にしても、違法薬草を潰すなんて、あなた、お強いのね。あなたさえよければ、次の街まで私
を護衛して下さらない?」

フード「分かった。引き受けよう。」

女勇者「あら、ありがとう。私、女勇者っていうの。よろしくね」

フード「ああ。俺はフード」

女勇者「それじゃ、行くわよ!」

キャラ紹介

フード 男
種族 人間
職業 何でも屋のようなもの
特徴 真っ黒いローブを見に纏い、常にローブを被っている 無愛想 町娘の言葉から、正体が分かる
魔法 だいたいの魔法を使える。一部の、特別なものしか使えない魔法も

女勇者 女
種族 人間
職業 勇者?
特徴 銀の鎧兜を装備している。茶髪ショートの美人。お姉さん。正直偽物。

出して欲しい設定のキャラクターがいたら、こんな風に書いて欲しい

忘れてた。女勇者の魔法は、全く使えない

女勇者「あっ!スライムよ!」

スライム「プルンプルン」

フード「邪魔だ」ザンッ

スライム「」

女勇者「!攻撃が、見えなかった・・・」

フード「お前は勇者何だろう?この程度の相手に恐怖するのか?」

女勇者「そ、そんな訳ないじゃない!」

フード「そうか。行くぞ」

キャラ紹介の誤り ローブを纏い、常にフードを被っている

隣町
フード「ついたぞ」

女勇者「私の家はこっちよ。行きましょ」

フード「ああ」

女勇者の豪邸
女勇者「どう?凄いでしょ?」

フード「そうだな」

女勇者「全く、本当に無愛想ね。早く入りなさい。報酬を与えるわ」

フード「分かった」

豪邸の中
召使い「お待ちしておりました。お嬢様」ペコリ

女勇者「うん!ただいま!パパを呼んでくれる?」

召使い「かしこまりました。少々お待ちください。」

フード「結構な家だな」

女勇者「パパが来るまで、まだ30分ぐらいあるし、この街を案内するわね」

街の中
フード「ん、あいつらは・・・」

女勇者「知ってるの?」

フード「ああ、勇者の仲間になりたくて、勇者を捜してる奴らだ」

女勇者「ほうほう、なら、私が行って来るわ。ちょっとそこの人?」

戦士「ああ?なんだテメェ!勇者の事知ってんのか?ああ?」

女勇者「あら失礼ね。私がその勇者よ」

戦士「何!?それは本当か!?」

女勇者「何なら、私の仲間にしてあげてもいいけど?」

戦士「!よ、喜んで行くぜ!(結構可愛いじゃねぇか。こりゃ、そのうちいいことになるな)」

戦士「それじゃあ、俺の仲間も!」

女勇者「早く連れてきなさい!」

戦士「へい!」

女勇者「ちょっとフード君?あれ?フード君!?どこ行ったの!フード君!?」

依頼の酒場
フード「つまり、西の洞窟にいる、盗賊共を倒せばいいのか」

店主「ああ、だが、奴等は違法薬草レベル2を売買、使用している。城の兵士でも歯が立たないんだ。本当にいいのか?」

フード「だろうな。でなければ、ここまでの報酬金は出ない」

女勇者「その話!聞かせてもらったわ!」

戦士「俺たちと、そのフードが!」

僧侶「その、悪しき盗賊たちを!」

魔法使い「退治してご覧に入れましょう」

店主「あんたの連れかい?」

フード「・・・ただのつきまといだ」

戦士「おいおい、いくらなんでも冷てぇぞ!兄貴!」

フード「うっとうしい」

僧侶「同じ勇者の仲間同士、頑張りましょう!」

フード「俺はあいつの仲間じゃない」

魔法使い「フフフ、自分を隠さなくてもいいじゃないか!」

フード「黙れホモナルシスト」

魔法使い「失礼な!僕はホモじゃない!」

フード「あー分かった分かった」

魔法使い「棒読み!?」

女勇者「はいはい、バカやってないで、早く家に来なさい!」

戦、僧、魔「「「はーい!」」」

フード「行くぞ」

女勇者の豪邸の中

富豪「来てくれたか。私が、この娘の・・・、おい!何故そのフードと腕を絡める!あれか?婚約したのか?あ?あ?」

女勇者「パパうるさい。そんなんじゃないよ。私たtフード「ただのボディガードだ。早くこいつを取ってくれ」

女勇者「」


女勇者「やっぱり、盗賊は数が多いから、囮戦法で行ったらいいと思うの」

フード「魔物が関与している可能性もある。ある程度、足が早く頑丈なやつが良いな」

戦士「それなら俺に任せろ!こう見えて足は速いし結構頑丈なんだぜ!女勇者ちゃん?惚れた?」

女勇者「あーはいはい。ほれたほれた」

戦士「酷い!?あんまりだ!?」

魔法使い「そこで、僕とフード君の攻撃で蹴散らすという事だね」フフン

僧侶「私は、皆のサポートをしてればいいの?」

女勇者「まあ、そうなるわね」

フード「おそらく、敵は手強い。万全な状態で挑むんだ」

戦士「解ったぜ!兄貴!」

次の日 盗賊アジト前

下っぱ1「やいやい!なんだいt」スパッ

フード「邪魔だ」

戦士「俺達、やばいやつに絡んだんじゃねぇか?」ガクブル

僧侶「怖い・・・」

魔法使い「」バタッ

女勇者「フード君やっぱ強すぎ」

フード「出て来い。盗賊共」

盗賊「あ?俺達に何か用か?」

下っぱ2「あっ!下っぱ1が倒されてる!」

盗賊「テメェ!よくm」スパッ

フード「雑魚に興味はない。親玉を出せ」

下っぱ1000人「」ガクブル

親分「へぇ、やるじゃねぇか」

親分「だが、おr」スッパーン

フード「首をとった。早く戻るぞ」

僧侶「あの、なぜ首を?」

フード「こいつ、顔はマスクで隠してるが」ガバッ

女勇者「嫌ぁぁぁぁぁぁ!魔物ォォォォォォ!」

魔法使い「ああ!だから!」

戦士「作戦とは何だったのか」

女勇者「知らない」

盗賊アジト
フード「みんな、準備は良いな」

戦士「いつでも行けるぜ!兄貴!」

女勇者「それじゃ、乗り込むよ!」

ガラッ
親分「ん?客人か?」

フード「ああ、お前の首を頂きたい」

僧侶「ねぇ!何でストレートに言っちゃう訳?」

親分「ほう、俺を倒すか。やってみr」

フード「じゃ、遠慮なく」ズバッ

親分「」

>>20は、ちょっとしたミス。すみません。

酒場
店主「えっ!?もう首とったの!?」

フード「ああ」スッ

店主「それじゃ、・・・うわぁ。ウップ、もういいよ。もう、王城に持ってってくれ」

フード「わかった」

王城の門
フード「西の盗賊の首を持ってきた。通してくれ」

門番「どれどれ・・・わかった。案内しよう」

フード「ああ」

戦士「王城に入れるなんて、夢みたいだ!」

門番「ん?入れるのは、このフードの方のみだが・・・」

戦士「酷い!あんまりだ!」

王の間
門番「王、西の盗賊の首を持ってきた者がおいでです」

王「通せ」

門番「はっ!」ガチャ

王「そこのものよ、よく、西の盗賊の首をとった!褒めて使わす。名を申せ」

フード「フードとお呼びください」

王「分かった。聞けば、あの、違法薬草の村も壊滅させたとか・・・いやはや、凄い力であるな」

フード「して、要件は」

王「うむ、其方に、我が軍に入ってもらいたい。それなりの、報酬は出す。どうだろうか」

フード「旅は」

王「急用ができた時、魔法通信で知らせよう。転移は」

フード「使えますが」

王「ならば、その時だけ、来てくれればいい。仲間共々、城の出入りを自由にしよう。
それではどうかね?」

フード「解りました。良いでしょう」

王「ありがとう。感謝する。そうだ、今日だけでいい、兵士の特訓をお願いしたい」

フード「解りました」

兵士の特訓場

フード「剣をうまく使うには、まず自分を鍛えるんだ。そうすれば・・・」

兵士A「!すごい!」

兵士B「木の剣で、城壁を切った!?」

兵士C「鋼の剣でも傷すらつかないのに・・・」

兵士D「しかもぼろぼろだぜ・・・?」

兵士E「あの人、超強えぇ!」

フード「まず、腕立て100回。初め」

兵士A「はあ、はあ、かなりきついぜ・・・」

兵士B「おいおい、あの人、俺らの10倍の速さでやってるぜ・・・」

兵士C「しかも、10倍多くやってねぇか?」

兵士D「テラワロスwwwwww」

戦士「」

フード「戦士、だらけるな」

夕方
フード「ここまで」

兵士A「お、終わった・・・」

兵士B「あの人の強さの理由がわかったような・・・」

戦士「」ポックリ

兵士C「あんた、大丈夫か?」

フード「戦士、さっさと行くぞ」

戦士「おう・・・(俺、やばい奴にあんなこと言ったんだな・・・)」

フード「・・・」

女勇者の家

女勇者「あっ!フード君お帰り~」

僧侶「おにぎり、たくさん作ったわ。早く食べなさい」

魔法使い「フッ!天才でイケメンでモテモテの僕が作ったんだ!凄いだろう?」

戦士「黙れナルシスト」

フード「うまいな」モグモグ

女勇者父「あのフードの方・・・もしや」

女勇者の部屋
女勇者「お父さん。話って何?」

女勇者父「ああ、そろそろ話そうと思ってな。簡潔に言う。お前は、私の本当の娘ではない」

女勇者「えっ!?」

女勇者父「お前は、突然私の前に現れた孤児だった。そして、魔法と剣に才があった。
私は、先代勇者の息子だ。勇者の現れる前兆の時、私の義理の娘であるお前が選ばれたのは、
そのためだ」

女勇者「でも、私は、私の知っているお父さんはあなただけ!変な冗談はやめて!」

女勇者父「教会で見てもらったところ、記憶に封印が見つかった」

女勇者「そんな・・・」

女勇者父「すまない・・・私は、最低の父親、いや、父ですらないな」

女勇者「お父さん」

女勇者父「お父さん?」

女勇者「それでも、私のお父さんはあなただけなの」

フード「その通りだ」

女勇者父「!き、君は!」

女勇者「フード君!」

フード「たとえ、どんなことがあっても、お前たちの親子の時間は消えることはないはずだ」

女勇者「フード君・・・」

女勇者父「フード君、君には、特別な力を感じる・・・。教えてくれ、君は何者なんだ?」

フード「貴方なら、もう解っているはずだ」

女勇者父「まさか、君は本当に!?」

フード「いくぞ」

女勇者「どこへ?」

フード「お前の考えてることぐらい解る。俺の旅に、着いてくるつもりなんだろ」

女勇者「!なんで解ったの!?」

矛盾見つけた。女勇者の魔法は、勇者、魔族専用魔法以外は全て使える設定で!ゴメン!

戦士「そう言うことなら、俺たちも着いて行かせてもらうぜ!」

僧侶「リーダーは、女勇者?それとも、フード?」

魔法使い「もちろん!僕にk」

戦士「ナルシスト黙れ」

僧侶「浄化して差し上げましょうか?」

魔法使い「help me」

女勇者「もちろん、フード君じゃない?実力、精神力、共に申し分ないわ」

女勇者父「よし!今日は我が娘の旅立ちを祝って、国全体でパーティーだ!」

フード「・・・」

女勇者「よーし、楽しむわよー!」

ちょっと過去編
7年前
少年「早く来て!少女ちゃん!こっち!」

少女「はあ、はあ、うん!」

少年「何で・・・魔物が・・・」

少女「!少年君!あれ!」

魔物「見ぃつけたぁ!」

少年「あっ!少女ちゃん!」

少女「少年君!たすk」

魔物「アッヒャッヒャッヒャ!人間を殺すのは楽しぃねぇ!次は、お前だっ!」

少年「あ・・あ・・うわぁぁぁぁぁぁ!!」

魔物「!なんだこの光!う、うわーー!」

少年「はあ、はあ、少女ちゃん?どうしたの?お腹から下が無くなっちゃってるよ?ねえ、どうしたの?ねえ、ねえ!」

???「?君、どうしたの?」

少年「少女ちゃんが・・・」

???「・・・なるほどね。その子、生き返らせれるよ」

少年「!本当に!?本当に、少女ちゃんは生き返るの!?」

???「でも、そうすると、その子のこれまでの記憶も全部なくなっちゃうよ?」

少年「記憶?」

???「これまでのことを全部忘れちゃうってこと。それに、君のこれからの運命が決まってしまう。
世間は、神の加護とかいってるけど、かけられた方は、呪いをかけられたような」

少年「つまりどういうこと?」

???「その子は生き返るけど、これまでのことを忘れちゃうし、君は、勇者と言う、辛い運命を受けないといけない」

少年「そ、そんな・・・」

???「どうするの?」

少年「・・・お願いします」

???「本当にいいんだね?もう始めるよ!はっ!」

少年「ねぇ、ちょっといい?」

???「なに?」

少年「少女ちゃんを、どこか、遠くの町へ飛ばしてくれない?」

???「そう言うと思ったよ。フッ!」

少年「それと・・・」

???「ん?」

少年「僕に、真っ黒なローブをください」

過去編  終了

フード「・・・忘れられる訳ないな・・・」

女勇者「zzzzzz」

フード「お前ってやつは・・・起きろ。俺の膝で寝るな」

女勇者「ん?ふぁ~ごめんなさい。(何故だろう、あのとき初めてあったはずなのに、
何故懐かしい感じがするの?)」

フード「どうした、何かあったか?」

女勇者「ねぇ、私の記憶封印、貴方なら解除できない?」

フード「出来ないことはない」

女勇者「じゃ、じゃあ!」

フード「だが、思い出させたくない"記憶"があるからやったんじゃ無いのか」

女勇者「それでもいい!私は、全てを知りたいの!」

フード「その記憶封印は、見たところ、お前の心が、受け入れられると認められたときに解ける。精神を鍛えるんだな」

女勇者「そ、そんなぁ~」

出発当日

フード「みんな、準備はいいな」

女勇者「もちの」

僧侶「ろんよ」

戦士「あいつら仲良くなりやしたねぇ。兄貴」

魔法使い「それでは行こうか!」

僧侶「お前が仕切ってんじゃねぇよ!このゴミがっ!」

キャラクター紹介 この設定で進めていきます

フード 男 
年齢 14歳
種族 人間
職業 ???
性格 無愛想
特徴 常に身に付けている真っ黒いローブ。言葉に!と?はつけない。(最初のはミス)
フードで顔は見えない。実はこのローブ、特別なもので、サイズは自由に変えることができる上、人間のつくるどの防具よりも丈夫。
武器は檜の剣

女勇者 女
年齢 14歳
種族 人間
職業 勇者→魔法剣士(名前を変えるつもりはない)
性格 見栄っ張り 怖がり 寂しがりや がんばり屋 優しい
特徴 美女。だが貧乳。僧侶がすごく羨ましいらしい。正体は・・・解るよな。
装備は鋼の装備一式

戦士 男
年齢 20歳
種族 人間
性格 豪快 
特徴 ドラクエ3の男戦士みたいなやつ。フードの弟分になったつもりだが、フード本人は迷惑そうにしている。
装備は鉄の装備一式

僧侶 女
年齢 15歳
種族 人間
性格 ツンデレ?
特徴 口は悪いが、神を信仰する心は誰よりも強い。巨乳。実はフードに会ったことがあって、
もうデレデレのレベルだが、それがフードとは気付いていない。装備は魔法のローブ一式。

魔法使い 男
年齢 16歳
種族 人間
性格 ナルシスト 
特徴 金髪。僧侶の奴隷・・・になりかけてる。いたってフツメン。装備は・・・
ご想像にお任せします。

ちなみに、>>1は現在進行形で中2な上に厨2病という・・・・

女勇者「旅に出たのは良いけど・・・」

僧侶「どこに行こうか?」

魔法使い「戦士君戦士君、ヒトツニナロウヨ」

戦士「お前・・・」

魔法使い「やめろ!そんなあわれむような目で僕を見ないでくれ!」

フード「この近くにある町は・・・薬草の村を除けば、盗賊アジトを過ぎたところにある、海辺の町か」

僧侶「本当に!?」

戦士「僧侶は魚が好きなんだとさ」

魔法使い「い、命を大事に・・・グハッ」

僧侶「命に感謝するのも、大事なことなんじゃなくって?」

その頃魔王城
側近「魔王様」

魔王「ん?どうしたの?」

側近「西の盗賊がヤラレチャッタそうです」

魔王「うん、パルテナやりながら言うことじゃないよねそれ」

側近「あと、混沌の使いを参考にした洗脳システムも完成しました」

魔王「そういえば、あれ、調べてくれた?」

側近「ああ、魔王様が7年前ぐらいに関わったフードのことですね。先程、
仲間と共に海辺の街に着いたらしいですよ」

魔王「まさか、勇者になると同時に、人間をやめたいなんて言い出すもんね。
ま、今は、人間のようなものに留まってるけど・・・」

側近「元々、勇者は魔物の力を与えられた者の事だったんですけどね・・・」

魔王「今じゃ彼は、別次元の人間、神々の生物兵器、HITOかな」

側近「ま、人には変わりないじゃないですか」

魔王「あ、もしもし?」

側近「何さらっと通信してんすか!?」

海辺の街
女勇者「やったーー!!ついたーー!!」

僧侶「早速お昼に・・・」

戦士「残念だったな。まずは情報収集だ。ですよね!兄貴!」

フード「ああ。だが、俺とお前と魔法使いで3人に別れよう。女勇者と僧侶は、
昼飯を食べてから、宿を探してくれ」

僧侶「アイアイサー!女勇者!行くよ!」

女勇者「!僧侶ちゃん!まってーー!」

フード「・・・もしもし、魔王か」

魔王「はいはい、こちら魔王って、お久だねぇフード君。ついさっき、混沌の使いシステム、
名付けて、KTシステムが完成したよ!」

フード「側近はあいからわすゲームばかり、最近は新パルテナか。まあいい。西の盗賊のことは」

魔王「うん。知ってる。違法薬草Level2。危険な代物だよ・・・。それより、HITOになっての生活はどう?仲間もできたんだって?」

フード「ああ、あいつに会えた。記憶封印の事も、ばれた」

魔王「ふーん。それじゃ、依頼のデータを転送しとくね」

フード「あと数ヶ月でつく。くれぐれもヤツには感づかれるな」

魔王「了解」

宿屋にて
フード「情報をまとめると、この南の塔に、炎の魔人がいるのか」

戦士「明日にでも行きやしょうぜ!兄貴!」

フード「いや、依頼を片付けよう。僧侶、お前に手伝ってもらいたい」

僧侶「私に?どう言うことか説明して」

フード「違法薬草Level2.5。それを、ある教団が神の恵みと偽り、悪事を重ねている」

僧侶「なるほど、解りました。神を穢すものはこの私が滅ぼして差し上げましょう」

魔法使い「僕は・・・生きていていいのか?」

教会
教祖「ほらほら皆さん!神の恵みですよ!受け取れ糞豚どもぉぉぉぉ!」

信者たち「ウオォォォォォォォォォォォ!」

僧侶「待ちなさい!そこの糞豚ども!」

教祖「!貴様ら、何者だ!」

フード「さぁ、誰だろうな」

教祖「くっ!糞豚ども!そ奴らは神の恵みを奪おうとしている!捻り潰せぇぇぇぇぇぇ!」

フード「僧侶、雑魚は任せた」

僧侶「任せなさい。貴方は速く!」

フード「任せろ」ダッ!

教祖「なんだあのフード、は、速すぎる!」

フード「違法薬草Level2.5、簡単に扱う代物ではない。・・・終わりだっ」

教祖「ぐ、ぐわーーー!」

僧侶「せいっ!やっ!とうっ!ちょっと!そっち片付いたならこっち手伝いなさいよ!」

フード「ああ」

数分後
僧侶「あんた、殺るの速すぎでしょ!人間なの!?」

フード「人間かどうかで言えば人間だが」

僧侶「信じられないんだけど・・・」

その頃
女勇者「ねぇ、私達だけで、炎の魔人、やっちゃいましょうよ」

戦士「え?兄貴がいた方がいいんじゃないですかい?」

魔法使い「そうだよ、フードがいた方が確実だよ?」

女勇者「あのねぇ、いつまでもフード君に頼ってる訳にもいかないでしょ?さ、行くわよ行くわよ!」

戦士・魔法使い「はぁ・・・」

女勇者「さあ、出発よ!」

戦士「兄貴、行って来ます」

魔法使い「戦士君!?フードは死んでないよ!?」

フード「今帰った」

僧侶「もう、すぐ終わるもの」

女勇者「」

フードの部屋
フード「女勇者、お前はまだ弱い」

女勇者「でもでも!私だって!だって、フード君だって、いつも思いつめたような顔をしてるじゃない!
私だって貴方の役に立ちたいの!」

フード「・・・俺はもう、何も失いたくない」

女勇者「じゃあ何があったのか話なさいよ!どうせ話せないんでしょ!この臆病者!・・はっ!ごめんなさい、私・・・」

フード「気にするな。確かに、俺は臆病者だ。昔、何があったのか話をする気もない。炎の魔人は、明日、倒しに行こう」

女勇者「あ・・・あ・・・私は・・・」

次の日
フード「お前は馬鹿だったか」

戦士「姉貴、兄貴の部屋から出たあと、暴飲暴食するなんて、本当に何があったんですかい?」

魔法使い「フッ、炎の魔神は僕に任せたまえ!」

女勇者「皆・・・」

フード「僧侶、女勇者を頼んだぞ」

僧侶「確かに、貴方がいれば、回復なんていらないものね。いいわ」

戦士「さっすが兄貴!馬鹿とは言ってもしっかり仲間を気遣って・・・最高の兄貴だ!」

炎の塔
フード「着いたな」

戦士「うおおー!燃えてるー!かっけぇー!」

フード「極大水魔法」シュワー

戦士「」

魔法使い「炎が消えたね。よし!行こう!」

???「おい、ふざけんな!テメェ!」

フード「久しぶりだな。炎魔」

炎魔「おお!フード様!って、ええええええ!」

フード「実はな・・・」
フード説明中
炎魔「なるほど、 よし!俺、一緒に行きます!フード様の一番弟子の、この俺が!」

戦士「何を言う!兄貴の一番弟子はこの俺だ!」

炎魔「いーや、我ら、五種魔の炎魔こそが、フード様の一番弟子だ!」

フード「俺は弟子などとったことは無い」

戦士・炎魔「」

新キャラ
炎魔
性別 男
種族 魔族
階級 五種王(上から3番目)
性格 人から信頼されるような熱血キャラ

宿屋
フード「今帰った」

僧侶「あら、おかえり・・・・ねぇ、その人?は・・・」

戦士「俺たちの新たな仲間にしてフードの部下で俺の親友!」

炎魔「炎魔だ!よろしくぅ!!」

女勇者「うーん、うるさいーって、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

炎魔「よろしくぅ!」

女勇者「フード君、貴方本当に何者?私たち仲間でしょう?秘密は、なしにしてもらえない?」

フード「分かった。単刀直入に言おう。俺は、人間であるが人間で無い」

女勇者「?どう言うこと?まさか、魔族!?」

フード「ああ。だが、俺は、人間であり、魔族であり、それ以前に、神に作られた兵器なんだ」

僧侶「まさかそれが・・・」

フード「ああ、お前達は、それを勇者と呼ぶが、実際は、人間には見た目こそ似ているものの、
その能力はかけ離れている。それで、俺や、魔王は、こう呼んでいる。神々の生物兵器、HITO」

戦士「な、何を言ってるのか全くわからねぇ・・・」

女勇者「まさか、フード君が勇者だったなんて・・・なーんてねっ!」

僧侶「それほど高い能力を持っているのに、勇者と疑わない人は、いないんじゃなくて?」

戦士「ナルホド、兄貴ガ勇者ダッタノカ」

炎魔「俺?知ってた。訳ないじゃん!すげーー!かっけぇぇぇぇ!!」

フード「おまえら、うるさい」

ピロロロロロロロロロロ!ピロン!
フード「側近、何かあったのか」

側近「フードさん!大変です!KTシステムが、奴に奪われました!」

炎魔「やつ?奴って・・・」

フード「・・・神王、ディアボロスだ」

???「フフフ、我を知っているとは、さすが、我等に作られたへいきよのぉ」

僧侶「こ、こいつが!」

戦士「ディアボロス!」

ディアボロス「フフフ、さて、このKTシステムとやらを試してみるか」ニタァ

炎魔「!グオガァァァァァ!フード様、逃げてください!グッ、グガァァァァァァァァ!」

フード「まずいな・・・お前ら、準備はいいな。峰打ちだ」

女勇者「この仲間!魔族だけど失いたくないのよね!やりましょう!」

フード「KTシステムは、対象の心を封じて、持ち主の思うがままにするシステム、これまでの炎魔とは、全然違う」

炎魔「フフフ、ワレハムテキ!ディアボロスサマニサカラウオマエラハ、ケシズミノケイダ!」

女勇者「全体に取り戻すっ!はっ!!」

炎魔「ン?ナニカシタカ?」ニヤニヤ

女勇者「!そ、そんなっ!」

戦士「今度は俺だ!ウオラァ!」

炎魔「フン!ゼンゼンキカヌハ!」

魔法使い「なら!水魔法・特大!」

炎魔「ガッハッハ!イマノワレニ、ミズナドハキカン!」

女勇者「そ、そんな・・・私達の攻撃が聞かない!?」

炎魔「フフフ、ツギハワレノバンダ!ギガフレア!」

戦士「ぐ、ぐわーーー」

僧侶「全然回復が間に合わない!」

フード「・・・俺は、強すぎる。だから、いつも一人だった。そんな俺に、声をかけてくれたのが、一人の女の子だった。それが、俺の初恋」

フード「だが、魔物に村が襲われ、その女の子を死なせてしまい、俺の感情は消えた。そう、思っていた。・・・だが、俺にはまだ、感情は残っていたようだ」

フード「ディアボロス、俺の仲間を弄んだお前を、俺は許さない。・・・いくぞ、剣技、スラッシュ・ベルセルク」

炎魔「!ナンダコノコウゲキハ!ウッ!フ、フード様・・・」

ディアボロス「グッ!見事だ。炎魔の体ごと、私を切るとは・・・だが、これは私の分身・・・絶対の地でお前を待つとしよう・・・さらばだっ!」

フード「炎魔、大丈夫か」

炎魔「ええ、峰打ちじゃ無かったら、俺は、お陀仏だったでしょうけどね。ありがとう・・・ござ・・います」ガクッ

フード「・・・今は、ゆっくり休め」

町の酒場
店主「ん、いらっしゃい。何にする?」

フード「薬草汁を頼む」

店主「あいよ。あんた、旅の人かい?傷ついてるようには見えないが、何かあったのか?」

フード「まあ、ちょっとな」

店主「まぁ、ちょっと話してみてくれよ。そうすれば、少しは楽になるんじゃねぇのか」

フード「・・・そうだな。実は・・・」

店主「なるほどな。そりゃあ、辛いわなぁ。かつての仲間が敵になるのは。だが兄ちゃん、人生、
悪いもんじゃ決してねぇ。だから、希望は捨てんな!頑張れよ!」

フード「感謝する。お代は・・」

店主「お代は結構よ。薬草汁は安いし、あんた、・・・・勇者だろ?」

フード「・・・さぁな」

店主「フッ!さっきも言ったが、お代は要らん。頑張れよ、漆黒のフード。知らなかったろ?あんたの二つ名だ」

フード「ああ、感謝する・・・ありがとう」

店主「全く、素直じゃねぇな!」

宿屋
女勇者「炎魔君、大丈夫?」

炎魔「大丈夫じゃねぇっすよ。いくら峰打ちでも、かなりの威力っすから」

戦士「兄貴はやっぱり強ぇなぁ」

炎魔「全くっすよ」

女勇者「それにしても、フード君どこ行ったんだろ。出かけてくる、なーんて言っちゃってさ」

戦士「ちょっと、姉貴、兄貴の気持ちも察してやりやしょうよ。兄貴にだって、一人になりたい時間くらい・・・」

女勇者「・・・そうね。じゃ、明日の出発に備えて、もう寝ましょうか」

戦士「ウィーっす」

フード「スラッシュ・ベルセルク」

戦士「ダイナマイトソード!」

魔物「ギュギャア!」バタッ

戦士「ハァ、ハァ、これまでの敵とは、全然違いやすな。兄貴」

フード「ああ、スラッシュ・ベルセルクを使うとは思わなかった」

女勇者「これが、ディアボロスの力・・・」

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