アルミン「第57回壁外調査」(45)

※進撃の巨人5巻~7巻既読前提になります。


アルミン「さっきから変だ…… 赤の煙弾が撃たれてしばらく経つのに陣形が乱れてる」

アルミン「……! まさか……」

ドォォォォォォォォォ

アルミン「!! あれは…… 黒い煙弾!?」

アルミン(近くの人間を無視して中央に迫っているのか!?)カチャ

アルミン(間違いない! ヤツは――)ドォォォォォォォォ

「「奇行種だ!」」

ドシンドシン

ネス「暑い中勉強とはご苦労様なこった!」

アルミン「それは夏期講習」

ネス「……」

シス「……」

アルミン「……」

シュール

ネス「!?」

ズシンズシンズシンズシンズシン

アルミン「何だあれ!? 速すぎる!!」

ネス「行かせるな! シス!!」

シス「はい!」バッ

ゴォォォォオォォォォォォオォォォ

パシッ ピュッ

アルミン「!!」

ネス「…………シス死す」ギュイイイイイイン

アルミン「……」

女型の巨人「……」ガシッ

ネス「……」ガクッ

ボスッ

アルミン「……違うぞ」ドドド

アルミン「通常種でも…… 奇行種でもありません…… ヤツは!」ドドドドドド

アルミン「『知性』がある…… 『超大型巨人』や『鎧の巨人』とか ……エレンと同じです!」ドドドドドドド

アルミン「巨人の体を纏った人間です!!」ドドドドドドドド

アルミン「だっ…… 誰が!? 何で!? 何でこんな!! まずいよ!! どうしよう!?」ドドドドド

アルミン「僕も死ぬ!! 僕も殺される!!」ドドドドドドド

アルミン「アルミン・殺さレルト!!」

女型の巨人「……」

アルミン「……」

死んだな

シスが死すだなんて・・・

ズドォォォォォ

アルミン「うッ…… ッ……」ゴロゴロ

女型の巨人「……」ズシン

アルミン「……!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ズシン

アルミン「殺さない…… のか?」

ズシィィィィ

アルミン「何だ今の……? フードをつまんで…… 顔……? 顔を確認した……?」

ライナー「アルミン!」ドドドドドド

アルミン「ライナー!」

ライナー「奇行種の煙弾を確認したが 連中ついに空を飛び始めたのか?」

アルミン「それは飛行種」

ライナー「パパの言う事を聞かないのか?」

アルミン「それは非行種」

ライナー「……」

アルミン「……」

ジャン「右翼策敵が一部壊滅したらしい!!」ドドッドドッドドッ

ジャン「巨人がわんさかと来たんだ!! 何でか知らねぇけど!」ドドッドドッ

アルミン「あいつが来た方向からだ! まさか…… あいつが巨人を率いて来たのか!?」ドドッドドッ

ジャン「あいつ? ……! 何であんなところに巨人がいるんだよ……」ドドッドドッ

女型の巨人「……」ズシンズシン

ジャン「奇行種か? ママの言いつけをよく守ってるのか?」

アルミン「それは利口種」

ジャン「aコースよりお得なのか?」

アルミン「それはcコース」

ジャン「……」

ライナー「……」

アルミン「……」

アルミンが助かった理由は呆れられたからか…

アルミン「いいや…… 違うんだあいつは…… 巨人の体を纏った人間…… エレンと同じことができる人間だ」

ジャン「…… 何だって!?」

ライナー「アルミンどうしてそう思った?」

アルミン「巨人は人を『食う』ことしかしない その結果として死なせるのであって『殺す』行為自体は目的じゃない」

アルミン「しかしあいつは急所を狙われた途端に先輩を『握り潰し』『叩きつけた』」

アルミン「『食う』ためじゃなく『殺す』ために殺したんだよ 他の巨人とはその本質が違う」

アルミン「『超大型』や『鎧』の巨人が壁を破壊した時に大勢の巨人を引き連れて来たのはきっとあいつだよ」

アルミン「……目的は一貫して人類への攻撃だ…… ……いや……どうかな」

アルミン「誰かを捜してるんじゃないかって気がする…… もし…… そうだとすれば」

アルミン「捜してるのはきっと…… エレンだ……」

ジャン「そうか…… 奇行種だと思ったら…… 尾行中だったってわけだ」

アルミン「……」

ライナー「……」

ジャン「……」

ジャン(いいかお前ら さっき言った通りだぞ……)ドドッドドッ

ジャン『少しでも長く注意を引きつけて…… 陣形が撤退できるよう尽くせ……』ドドッドドッ

ジャン『少しでも長くここに留めるんだ もし足の腱を削いだのなら十分以上』ドドッドドッ

ジャン『ただし無茶はしてくれるな 仕留めろとは言わん』ドドッドドッ

ジャン『聞くところヤツは…… うなじの弱点を把握してる』ドドッドドッ

ライナー『そうか…… ならヤツに蒲焼をご馳走してもらおうか』

ジャン『それはうなぎ』

ライナー『……』

アルミン『……』

ジャン『……』

>>1が誰か分かった気がする

クルッ

ジャン「うッ!!」

パシュッ

ジャン(こいつ……!! 運動精度が……! 普通のヤツの比じゃねぇ!!)

ガオッ

ジャン「ウッ!!」ヒュン

サッ

ジャン(!? ……うなじを守りやがった!!)

ライナー「ジャン!」ドドッ

ジャン(クソ! もう逃げられねぇ! 仕留めるのも無理!)ヒュン

ジャン(さっきは運良くかわせたが ……もう)

ジャン(ダメだ 死んじまう!! ワイヤー�拙まれて終わりだ!!)

ジャン「そんな死に方わいやーっ!!」

女型の巨人「……」

ライナー「……」

アルミン「……」

ジャン「……」

>>13 こんなのしか書けなくて申し訳ないです。。。

これで生き残るのは凄いよな

これは殺しても許される

ライナー「見ろ! デカ女の野郎め…… ビビっちまってお帰りになるご様子だ!!」

ズシン

アルミン「そんな……!! なぜ……」

アルミン「あっちはナナバさんがいる方向だ……」

ライナー「え?」

アルミン「そんなバナナ……」

ライナー「……」

ジャン「……」

アルミン「……」

アルミン「あっちは中央後方…… エレンがいる方向だ……」

エレン「兵長! リヴァイ兵長!」ドドッドドッ

リヴァイ「……なんだ」ドドッドドッ

エレン「何だって…… ここ森ですよ!?」ドドッドドッ

エレン「中列だけこんなに森の中に入ってたら巨人の接近に気付けません!」ドドッドドッ

エレン「右から何か来てるみたいですし……」ドドッドドッ

エレン「どうやって巨人を回避したり荷馬車班を守ったりするんですか?」ドドッドドッ

リヴァイ「わかりきったことをピーピー喚くな もうそんなことできるわけねぇだろ……」ドドッドドッ

エレン「え!? な!? ……なぜ そんな……」ドドッドドッ

リヴァイ「いいか…… そいつはエレン お前には…… 教えれん」

えれん「……」

リヴァイ「……」

ゴォォォォォォォォ

グンタ「!?」

ペトラ「な…… 何の音……!?」

オルオ「すぐ後ろからだ!!」

エルド「右から来ていたという何かのせいか……?」

リヴァイ「お前ら 剣を抜け」シャッ

リヴァイ「それが姿を現すとしたら…… 一瞬だ」

ドドッドドッドドッドドッ

ゴォォォォォォォォォォ

女型の巨人「……」ドドドドドドドド

グンタ「クッ…… この森の中じゃ事前に回避しようが無い!」

エルド「速い!! 追いつかれるぞ!!」

ペトラ「兵長!! 立体起動に移りましょう!!」

リヴァイ「ここで小便を撒き散らせと?」

ペトラ「それは人体機能」

リヴァイ「俺の千ある特技の一つを披露する時のようだな」

ペトラ「それは一杯技能」

リヴァイ「過去の事だ…… 忘れろ」

ペトラ「それは失敗昨日」

リヴァイ「……」

ペトラ「……」

エルヴィン「撃て!! ……それはお手」

ドドドドドドドォォォォォォォォ

エレン「え!?」

リヴァイ「少し進んだ所で馬を繋いだら立体起動に移れ」

リヴァイ「俺とは一旦別行動だ 班の指揮はエルドに任せる」

リヴァイ「適切な距離であの巨人からエレンを隠せ 馬は任せたぞ いいな?」タン

エレン「まさか…… あの巨人を生け捕りに……!?」

グンタ「どーだエレン 見たか!!」

エルド「あの巨人を捕らえたんだぞ!?」

オルオ「これが調査兵団の力だ!! 舐めてんじゃねぇぞこのバカ! どうだ!? わかったか!?」

エレン「はい!! さすが今月は違いますね!!」

エルド「それは強化月間」

エレン「なかなかホシがつかないんですか!?」

エルド「それは捜査平坦」

エレン「……」

グンタ「……」

オルオ「……」

ペトラ「……」

エルド「……」

シュールだなwwww

リヴァイ「オイ…… いい加減出てきてくれないか? こっちはそんなに暇じゃないんだが」

女型の巨人「……」

リヴァイ「なぁ? お前はこれからどうなると思う? お前はこの状況から抜け出すことができると思うのか?」

リヴァイ「こっちの迷惑も少し考えてほしいもんだ お前を引きずり出す方法を考えては試しを繰り返すんだぞ」

リヴァイ「お前は確か…… 色々なやり方で俺の部下を殺していたが…… あれは楽しかったりするのか?」

リヴァイ「俺は今楽しいぞ なぁ……? お前もそうだろ?」

リヴァイ「お前なら俺をリヴァイしてくれるだろ?」

女型の巨人「……」

リヴァイ「……」

リヴァイ「理解してくれるだろ?」

言い直してるwww

リヴァイ「そうだ…… 一つ聞きたいことがあった」

リヴァイ「お前の手足は切断しても大丈夫か? また生えてくるんだろ?」

リヴァイ「お前自身の本体の方だ 死なれたら困るからな」

女型の巨人「……」スゥゥゥゥゥ

リヴァイ「!」


女型の巨人「きぃやああああああああああああああああああああああああ」

女型の巨人「ぁあぁああぁああああああぁああああぁあああああああぁあ」

女型の巨人「あああぁああぁああああああああああああああぁあああぁあ!!!!!!!!!!!!!!」

女型の巨人「……」

ハンジ「……」

モブリット「断末魔…… ってヤツですか? 迷惑な……」

ハンジ「確かに…… エロい声だったね」

モブリット「それは団地妻」

リヴァイ「…… てめぇ……びっくりしたじゃねぇか……」

女型の巨人「……」

リヴァイ「びっくリヴァイ」

女型の巨人「……」

リヴァイ「……」

(ヤヴァイ)

(リヴァイ?)

よくもまあ色々思いつくなwww

ミカサ「……突然 何?」ザッ

サシャ「待って! 聞いて下さいミカサ! さっきの悲鳴聴いたことがあります! 私がいた森の中で」

ミカサ「サシャの故郷で?」

サシャ「アレと同じなんです…… 追いつめられた生き物がすべてをなげうつ時の声……」

サシャ「狩りの最後ほど注意が必要だって教えられたんです!」

ミカサ「……? だから…… 注意しろと?」

サシャ「いつもより百倍して下さい! 森なめたら死にますよあなた!!」

ミカサ(確かにサシャの勘は結構当たる……)

サシャ「グルルルル」

ミカサ(それも主に悪い予感の時だけ……)

サシャ「ええ…… あたっちゃいますよね…… 悪くなってると」

ミカサ「それはパン」

サシャ「……」

ミカサ「……」

……

エルヴィン「全員一時退避!!」

ゴォォォォォォォォォォ

リヴァイ「オイ…… エルヴィン」ヒュン スタッ

エルヴィン「やられたよ」

リヴァイ「…… 何ってヅラだてめぇ……そりゃあ」

エルヴィン「……」

リヴァイ「……」

エルヴィン「ヘアダイレクト」

リヴァイ「……」

エルヴィン「……」

リヴァイ「…… 何って面だてめぇ……そりゃあ」

エルヴィン「敵にはすべてを捨て去る覚悟があったということだ まさか……」

ゴォォォォォォォォォォォォ ブチッブチッブチッ グチャグチャ

エルヴィン「自分ごと巨人に食わせて情報を抹消させてしまうとは……」

事故りすぎだろ

さすがにヅラはエルヴィンにはきついな…

パシュウウウウウウウウウウウウ パシュウウウウウウウウウウ パシュウウウウウウウ

グンタ「どうやら終わったようだ」

エルド「馬に戻るぞ! 撤退の準備だ!」

エレン「……」

オルオ「だそうだ 中身のクソ野郎がどんな面してるか拝みに行こうじゃねぇか」

エルド「行くぞ!」バッ

ヒョオオオオオオオオオオオオ

エレン「本当に…… 奴の正体が……?」

ペトラ「エレンのおかげでね」

エレン「オレは特に何も……」

オルオ「オイ あんまり甘やかすんじゃねえよペトラ 今回はエサ以上の働きは何もしてねぇよ」

エレン「う……」

エルド「お前ら…… 二人とも初陣でションベン漏らして泣いてたくせに…… 立派になったもんだな」

「「「!?」」」

エレン「えぇ!?」

ペトラ「ぎゃああああ 言うなよ! 威厳とか無くなったらさぁ!!! どうするんだよエルド!!」

エルド「事実だろ エレン 俺は漏らしてないからな」

オルオ「馬鹿め!! 俺のが討伐数とかの実績は上なんだが!? 上なんだが!? 馬鹿か!? バーカ!」

エルド「……討伐数だけでは兵士の優劣は語れない」

オルオ「うるせぇバーカ!」

エレン「すげぇ!! 空中で撒き散らしたってことですか!?」

ペトラ「エルドおおぉ!!」

エレン「立体起動で…… 人体機能ですか!?」

エルド「……」

ペトラ「……」

オルオ「……」

エレン「……」

このセンスはおっさん

山田「座布団取ってやりたいな」

???「……」ゴォォォォォォォォ

グンタ「ん! リヴァイ兵長」

グンタ「…… イヤ違う…… 誰だ?」

ヒュン

エレン「ん!?」

ドコッ!!

エレン「!? グンタさん!?」

ゴォォォ

エレン「えっ!? ちょっと……! どうし――」

グンタ「……」

エレン「グンタさんが…… グンッタリしてる!!」

オルオ「……」

ペトラ「……」

エルド「……」

エレン「……」

カッ

エルド「やはりか!! ……来るぞ!」

ドォドォドォ

エルド「女型の巨人だ!!」

ゴォォォォォォォォ

エルド「俺達3人で女型の巨人を仕留める! エレンはこのまま全速力で本部を目指せ!!」

エレン「オレも戦います!」

エルド「これが最善策だ! お前の力はリスクが多すぎる!」

エレン「え!? 巨人になったオレってそんな変な顔してます!?」

エルド「それはクスリ」

エレン「……」

エルド「……」

エレン「我が班の勝利を信じてます!! ご武運を!!」

ゴォォォォォォォォォオォ

女型の巨人「……」ドォ

ヒュンヒュン ブシュウウウウウウ

ギン ザクザクッ

エレン「え!?」

バシュ ドォドォ

エルド(視力を奪った! 少なくとも奴は一分間布団の中)

ペトラ(それは気力)

エルド(……)

ペトラ(……)

エルド(少なくとも奴は一分間暗黒の中)

ペトラ(それまでに仕留める!!)

なんか面白ぇww

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