あかね

あかり「お姉ちゃんに告白するよぉ」

あかり「早速お姉ちゃんの所に行こう！」

～あかねの部屋の前～

あかり「お姉ちゃーん」ｺﾝｺﾝ

あかね「!?　あああかり!?　どうしたの!?」

あかり「ちょっとお姉ちゃんにお話したいことがあるんだけど…この後時間ある？」

あかね「え、ええ。大丈夫よ」

あかり「じゃあ、この後あかりの部屋に来てね！　待ってるから！」

あかね「わかったわ」

～あかりの部屋～

あかね「あかり？　お姉ちゃんよ」ｺﾝｺﾝ

あかり「あっ、お姉ちゃん！　入って入って！」ｶﾞﾁﾔ

あかね「それであかり、話って？」

あかり「>>10」

最近ジョディ－フォースターさんがレズビアンってカミングアウトしたよね
私もそうみたい

あかり「最近ジョディーフォースターさんがレズビアンだってカミングアウトしたよね」

あかり「あかりもそうみたいなんだぁ」

あかね「え？」

あかり「あかりはお姉ちゃんのことを好きになっちゃったみたいなの」

あかり「あかりと付き合ってくれる？」

あかね「!?」

あかね (あ、あかりが私のことを好き…!?　まさか、そんな…)

あかね「…………」ｸﾞｲｰ

あかり「お姉ちゃん？　なんでほっぺたつねってるの？」

あかね「なんでもないわ」

あかね (やっぱりこれは現実なんだわ…夢なんかじゃない…)

あかり「…そっか。お姉ちゃん、返事、聞かせてくれる？」

あかね「私は…」

あかね「>>15」

14

あかね「…お断りするわ」

あかり「え…」

あかね「私たちは姉妹だし…。それに、私は異性愛者」

あかね「仮に愛し合ったとしても、世間から変な目で見られるわ」

あかり「お、お姉ちゃん…」

あかね「私個人としては好きよ？　もちろん姉として」

あかね「でも、もしあなたと恋愛的な意味で愛し合ったら…たぶん、うまくいかない」

あかね「だから、付き合えない」

あかね「これが、私の心の中の率直な言葉よ」

あかり「…………」

あかね (あかり…ごめんなさい)

あかね (思春期特有の、何かの気の迷いかもしれないし…)

あかね (何より、後から後悔しても間に合わない。あかりを傷つけたくない)

あかね (許してあかり。これもあなたの為なの…)

あかり「そっ、か…。えへへ、そうだよね。姉妹だし、女の子同士だもんね」

あかね「あかり、本当にごめんなさい。勇気を出して告白してくれたのに」

あかり「お姉ちゃん…」

あかり「…ううん、気にしないで」

あかり「あかりの想いに真剣に答えてくれて嬉しかったよ」

あかり「ありがとう、お姉ちゃん。大好きだよ」

あかね「私もよ、あかり」

あかり「でも、せめて最後に一つだけあかりのお願いを聞いてほしいな」

あかね「……ええ、わかったわ。あかりのお願いって何かしら？」

あかり「>>20」

これからも、あかりとずっと一緒に居てほしい

あかり「これからも、あかりとずっと一緒に居てほしいんだ」

あかね「…そんなことでいいの？」ﾎﾟｶﾝ

あかり「お姉ちゃんにとってはそんなことかもしれないけど、あかりにとってはすっごく大事なことなんだよ？」

あかね「あかり…」

あかね「…わかった。私は死ぬまでずっとあかりの側に居てあげる」

あかり「ほんと!?」ﾊﾟｧｧｧ

あかね「ええ、本当よ」

あかり「わぁい！　あかりお姉ちゃん大好き!!」

あかね「ありがとう、あかり。こんな私を好いてくれて。これからもよろしくね」

あかり「うん！」


あかり「ずっと一緒だよ、お姉ちゃん!!」


～完～