セレス「始めましょうか……!セレスポーカー……!」苗木「……!」ざわ… (49)

苗木「ふぁぁぁあ……こんな夜遅くに用事だなんて、なんのようなのかなぁ、セレスさん……」

苗木(たしか、娯楽室だったよね……)ガチャ

セレス「うふふ、こんばんは、苗木くん」

苗木「あぁ、うん、こんばんは」

娯楽室には入ると、セレスティア・ルーデンベルグが椅子に腰掛けていた

そして、苗木は知らぬ。今宵始まる、命をかけたギャンブルのことを

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書き溜め、ねぇからぁ!!





セレス「まずはおかけくださいな……どうぞ、紅茶です。私が直々にいれた、ロイヤルミルクティーです」

苗木「うん、ありがとう……」クピクピ

セレス「うふふ、申し訳ありません、こんな夜遅くに……他の人には、見られたくないんです」

苗木「え、そ、それって」ドキッ

セレス「苗木くん、私と……」

苗木「う、うん……」ドキドキ

セレス「ギャンブルをして欲しいんです」

苗木「うん?」

こんな一言から始まる、究極のギャンブル……!
今宵己の人生をかけた、苗木の戦いが始まる……!

セレス「いきなり言われてもわからないでしょうから、詳細から説明しますわね。まず、わたくしとやっていただきたいギャンブルは、ポーカーです」

そういって、セレスが取り出したのは市販のトランプ。まだシールが貼られている、新品のものだ。

セレス「ジョーカーをぬいた52枚で勝負をしていただきます。つまり最強の役はロイヤルストレートフラッシュですわね。ふふ、私の大好きな役……」

苗木「う、うん、それはいいけど、なんで突然ポーカーなんて……」

セレス「それはおいおい話すとして、ルールから説明していきますわね」

セレス「カードは見ての通り、なんの仕掛けもない普通のもの。チェンジは一回だけ、各々コインの枚数は30枚です」

セレス「お互いに、自分の役に自分のコインをかけます。降りたなら、その時の全額を。勝負したのなら、負けた方が全てを……わかりやすい、ルールでしょう……!」ざわ……

苗木、混乱……!

突然の夜中の呼び出し、用事はただのポーカー……!

異質……!圧倒的胡散臭さ……!

セレス「役の順序も普通のポーカーと同じです……ワンペアが弱くて、ツーペア、などなど、どんどん強くなってゆく……」

苗木「ちょ、ちょっとまってよ……!」

苗木、混乱の末、反論……?

苗木「な、なんでこんな夜中なの……!?ポーカーなら、昼間にでもできたはず……!」

当然の疑問……!

苗木、自室でのゲームの時間を割かれての誘い……!

理不尽……!イラつき……!

セレス「言ったでしょう……?これは、人目に付きたくないと……!」

セレス、涼しい顔でロンパ……!

セレス「ここからが、このポーカーの醍醐味……!お互い、かけるコイン一枚につき……10万円を、賭けていただきますわ……!」

苗木「……!!」

セレス「10万円……つまり、30枚のコインを持つということは、お互いに300万の金をかけて争う……!まさに、命がけの戦い……!」

苗木「ちょ、ちょっと待ってよ……!」

苗木「僕にそんなお金はないし、第一、お金を賭けるギャンブルをするつもりもない……!」

苗木「第一、超高校級のギャンブラーのセレスさんに勝てるわけがない……!」

苗木、当然の意見……!

名ばかりの幸運の自分で、セレスに勝てるわけがない……!

セレス「ふふ、お金がないのはわかってますわ……!だから、コイン一枚につき、苗木くんには別のものを、かけていただきます……!」

苗木「え……!?」ザワ……

セレス「それは……!」ザワ…



セレス「精液!」



苗木「ん?は?え?」

セレス「ふふふ、男性が一度射精した時の平均的なザーメンの量は3ccだそうですわ……したがって、苗木くんのコインが3枚以上私の手にわたってゲームが終了した場合、3枚につき一回、私の口、あるいは、おまんこの奥……またはアナル?それとも手のひらか、脇か、胸か……その何処かに、苗木くんに射精していただきます」

苗木「なっ……!」

苗木、混乱……!のちに理解……!

人生、オワタ……!

人生の墓場まっしぐら……!

待ち受けるは、ドリルウィッグの中二病……!

恐怖……!圧倒的恐怖……!

子宮に接射したら責任取らなきゃ……!

無駄な責任感の重し……!

苗木「……本当に」

セレス「え?」

苗木「本当に、ぼくからお金を取る気は」

セレス「ありません……!意中の人から金を巻き上げるほど、鬼畜生ではない……!侮るな……!」

苗木「……!」

苗木、セレスの目を見つめ、悟る……!

遊びでもいたずらでもない……!不器用ながらも、純粋な好意……!

セレス「第一、300万程度のはした金……一時間で稼げます……!」

圧倒的本音……!

苗木、それを聞いてセレスを信用……!

苗木「わかった、受ける、そのギャンブル……!」

セレス「さすが、私のナイト……!」

両者の承諾によって始まる、超高校級の幸運と、超高校級のギャンブラーのポーカー対決……という名の……!

圧倒的逆レイプ……!圧倒的蹂躙……

そして始まる!

勝負っ!!ポーカーッッッ!!

セレス「それでは、まずは私がカードを配りますわね」

カードの配布は交代制……!

即ち、二回に一度はセレスの手によってカードが配られる……!

苗木、凝視……!セレスのカードを配る動作、その一挙手一投足……もとい!そのおくの、セレスの白く艶かしいうなじ!!

苗木の苗木、すでに臨戦体制!負けを悟っている!!

セレス「さぁ、どうぞ」

苗木の視線に気がついていたのか、染まった頬の顔でセレスは苗木を促す……!

それをうけて、苗木、カードを見る……!

スペード・1J
ダイヤ・5
ハート・9
クラブ・2

苗木「……!」

豚……!圧倒的豚……!

実際のところイカサマなぞ微塵もされてないのに圧倒的豚……!

エロスに神はいない……!

苗木「チェンジは、一度きり?」

セレス「ええ」

苗木「なら、この三枚を」

苗木、スペード以外のすべてを交換……!

妥当、そしてあわよくばロイヤルストレートフラッシュ……!

夢幻……!はかない夢……!

セレス「私は一枚だけ」

続けてセレス、一枚交換……!

そして始まる、ポーカーの本当の勝負、レート比べ……!

セレス「ではまずお互いに一枚……」スッ

苗木「……!」スペードッ

セレス、圧倒的ポーカーフェイス!ただうっとりした顔で、苗木を視線で舐め回すっっっ!

対して苗木、自分の手札を見て眉を顰める!


欲しい……!!

あわよくば!金をいくぶんかもらい、その上でSEXしたい……!!

童貞の、ゲスの思考……!

ミス

×苗木「……」スペードッ
○苗木「……」スッ



苗木(僕の手札は、、さっきのチェンジで奇跡的にAとJがきて、スペードのAとJのツーペア……)

悪くはない手札、しかし勝負にいくにはいかばかり心もとない……

相手はセレス……昼食の時間前、十神をカモに昼飯を奢らせるのを日常とした剛運のセレス……!

苗木(まだ勝負も序盤……焦る必要はない……!)

相手の出方を疑う苗木、そこにせれすの揺さぶりが襲いかかる……!

セレス「では私は一枚コインを上乗せしますわ」サッ

苗木「……!」

苗木、確信を得る!

苗木(さっきの一枚チェンジ……おそらくは、ツーペアの上でのチェンジで、そしてその先にあるのは、フルハウス……!)

ポーカーのセオリーを信じた苗木、良くて引き分け悪ければ負ける、その戦い、やる価値なしと判断……!

苗木「なら僕は降りるよ」

セレス「あら」

苗木、あっさり降りる……!

初戦、焦る必要はない……!

心の贅肉……歩みを遅くする……

致命的遅れ……!

すでに未来が見える……!圧倒的イチャラブSEX……!

苗木「ぼくはAとJのツーペアだったよ」

セレス「あら、うふふ。確かに、勝負に出るには心もとないですわね」

苗木、躊躇なくコインをセレスに渡す……

苗木の緑のコインの山、一枚削れ……!

対するセレスの黒いコインの牙城……漆黒の山に、一抹の緑が映える……!

セレス「では、私の手札も……」パラ

セレス「最高数、クラブQのラブペア……豚ですわ。うふふ」

苗木「え……?」ざわ……

すでに苗木、セレスの罠に絡め取られる……!

疑心暗鬼の罠……!例えるなら、ひたすら寸止めしてくる手コキ責めのような、疑いの網に……!

誤字が多いな……教えてくれると助かる
そして書いといてあれだけどさ、ラブペアって言う?



苗木(ブタで勝負をしかけてくる……?コインを上乗せする……!?)ざわ……

理解不能……!圧倒的捨身……!

セレス「勝てる勝負を、無駄にしてしまいましたわね……うふふ……!」

セレスの赤い瞳がゆらりと燃える……!その瞳の奥には、すでに苗木を手篭めにし、チュッチュしてる光景が浮かんでいる……!

しかしそれは確定した未来……!

苗木「っ……! 次は、僕の番だね……!」

苗木、カードをかき集め、シャッフル……

よく混ぜたそれをセレスにパス……

淀みない手つきのセレスのカット……

そして配られる、勝負の手札……!

現在

苗木 コイン29枚
手札
スペード・2
ダイヤ・2.5.K
ハート・2
クラブ・

セレス コイン31枚

苗木(いける……!)

苗木、迷いなくチェンジを選択……!二枚チェンジ……!

対するセレス、チェンジせず……!不動の王……!

苗木(きた!)

苗木、ダイヤの5とKを捨ててのチェンジ、結果は最後の2を引き当てる最高の手札、2のフォーオブアカインド。

苗木(勝てる!でも、焦るな、焦るな……)

苗木「僕は一枚追加でベットするよ」

セレス「あらあら」

苗木、強気のベット。当然の選択

セレス「なら、私も」

手札に地震があるのか、セレス、それに追いつく


苗木(でも無駄だよ、この手札には勝てやしない)

苗木、絶対の自信を持っての追加ベット……!

セレス、それに負けじと苗木のコインに追いすがる……!



そして積み上がるコインの山……!15枚……!

またミスか!

×手札に地震があるのか、セレス、それに追いつく

○手札に自信があるのか、セレス、それに追いつく



その頃になって、ついに苗木の心中に疑問の種が実を結ぶ

苗木(おかしい……)

苗木(僕の先導するリードに、ここまで普通に追いすがってくるものか?)

苗木の脳裏を闇がかける

もしや、セレスは2以上のフォーオブアカインドを引き入れたのではないか

あるいはまさか、ロイヤルストレートフラッシュ……



負けの確率は少ないはず、負けるはずがない……確信が背を押す

しかし、それ以上の重圧!超高校級のギャンブラーの壁が、それに立ちはだかる……!

苗木(2のフォーオブアカインド!負けるはずがない!負けるはずがない!負けるわけない!)

だが、しかし、いやしかし、もしかすると、まさか



網が苗木の精神を絡め取る……!セレスの白魚のような指が、苗木の体を……!

ベット数が18になった頃、ついに苗木が落ちる

苗木「お、りる」

セレス「あら、いいんですの?かけたコインは戻りませんわ?」

苗木「っ!?」

そのセレスの明るい口調に、気がつく

違う!いや!ここは勝負する時!降りるべきではない!

苗木「や、やっぱr「まぁ、一度降りると言ってしまっては、もう手遅れですけどね、うふふ」……」

手玉に取られた……気がつく頃にはもう遅い

セレス「では、ありがたく18枚のコインはいただきますわね……これで、苗木くんの濃厚な精液六発分確定、うふふふ……早々、私の手札、クラブの2のワンペアでしたわ」

苗木、すでに逃げ場なし

苗木 コイン 11枚

セレス コイン 49枚

残り勝負回数
8回

苗木くんが2のフォーカードだから、おかしくね?

放心状態のまま、セレスに配られるがまま、手札を渡される

イカサマされたい放題だということ、気にも止めずに……!

苗木「」チラ

セレス「うふふふ……///」

セレスがニコニコと微笑みを浮かべながら、足をパタパタさせながら苗木を見つめる……穴があくほどみつめる……

自分の手札を見て、苗木は確信した



苗木の手札
スペード・19
ダイヤ・3
ハート・5
クラブ・7

この勝負、勝ち目はない、と





セレス「うふふ、十回戦終了ですわね♪」

苗木「」

セレス「途中、苗木くんのコインが0になったりしましたが、そこは私がコインを貸し出しして結果オーライ、そしてその終局結果は……」

苗木 コイン0

セレス コイン90

セレス「ふふふ、これから一ヶ月間、毎日毎日、苗木くんに濃厚な精液おつゆを注いでいただけますわね///」ポッ

苗木「」

>>23
あ、ほんとだ、適当にロイヤルストレートフラッシュとかで脳内保管よろ

うな垂れる苗木の肩にセレスは手をかけ、ぐいっとソファの背もたれに寄りかからせる

「あう」

「苗木クン」

静かに、濡れた石のように静かな光を宿すセレスの瞳が、苗木を捉えた

今のいままで宇宙の果てを彷徨っていた苗木の視線が、セレスのそれに捉えられる。
脳の奥の奥まで見透かすギャンブラーの目が、一種の拘束力を帯びて苗木のナカに絡みついた

「もうにがしません、私のナイト、そして、愛しい愛しい、ど、れ、い……」

「セレスさ……んむ」

そのまま、静かにくちづけを交える

ぬち、ぬち、と、唇の内側が擦れ合う粘着質な音が響き渡る

その薄い皮膚に覆われた柔肉から漂う淫媚な紅茶の香りに、苗木の脳髄が芯まで痺れる

「ん、ふぅん、ん、むぁ……」

苗木の背にキュッと手を回したセレスは、離れることを許さないと言わんばかりに、強く苗木を抱き寄せる。どこも柔らかくいい匂いのする肉体が、苗木の体にまとわりつく

そのまま、ソファに深く腰掛けた苗木の上にセレスは乗り上げた……対面のまま、苗木に腰掛けたセレスは、のしかかるように体重をかけ、苗木を逃がさない。それは独占欲の表れでもある。

くちづけを交える以上胸が密着する。セレスの、小さな体の割には膨らみを感じさせる柔らかな胸が、フリルふりふりの服越しに苗木に絡みつく

「んっ……ぷはっ。ふふ、ファーストキスはロイヤルミルクティーと、苗木くんの味でしたわね」

ちゅるりと舌なめずりをしたセレスは、そのまま苗木の首筋にむしゃぶりついた

「んあっ、くぅ……」

なすがままの苗木はそのままひたすらセレスに舐めしゃぶられる。まるでその水音までもが脳髄を犯しているようだ

そのまま、セレスの細い腕がスルリと、苗木の服の中に潜り込む

パーカーのチャックをするりと下ろし、ワイシャツのボタンをプツリと外し、平均的な高校生の胸板が現れると、首筋を舐めながらもセレスはその体に指を這わせる

「んぁ、くぅっ、んひゃっ……」

腋を、脇腹を、胸板をスルスルと優しく撫でるセレスの指に、そのこそばゆい心地よさに、思わず身を委ねてしまいたくなる

「これからしばらくは、苗木くんは私のものですわ……」

そう言って、再び深い深いキス。そのまま、上半身を這う滑らかな手が、ゆっくりと下におりてゆくのを感じながら、惚けたような脳みそで必死に考え出した言葉を、苗木は絞り出した

「セレスさん、しあわせにするよ……」

「……!!」

より一層キスが激しくなるが、特に後悔もないまま苗木はセレスを受け入れた

だめだねみぃ、ここまでだ。また明日書くよ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月12日 (日) 21:59:26   ID: KipXw1YP

面白かった
福元の表現が上手い

2 :  SS好きの774さん   2016年03月13日 (日) 03:57:42   ID: _Zt0XPgo

もうちょっとつづけてほしかった…

3 :  SS好きの774さん   2016年12月26日 (月) 07:51:32   ID: iDu-SlyN

おい…続き!

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