スネーク「こちらスネーク。これより都立陣代高校へ潜入する」 (42)

※フルメタルパニックとメタルギアのクロス。

※はじめて投降します。きっと色々間違いがあるかと。

※フルメタは一巻終わってから少したったくらい。メタルギアはビックシェルから一年くらい。

※二つとも西暦が違いすぎる?そこは見逃して

※以上が耐えられない方はブラウザーバックを推奨

※なるべく更新は頑張りたいと思います。でも遅くなるかも

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398686443


スネーク「こちらスネーク。これより都立陣代高校へ潜入する」

オタコン「ああ、スネーク。くれぐれもばれないように頼むよ」

スネーク「オタコン。それにしても何で日本の高校へ潜入しなきゃならないんだ」

オタコン「スネーク。ちょっと前に日本の旅客機がテロにあったんだけど覚えてる?」

スネーク「覚えてる。確か、国連に扮した謎の部隊が助けたとか聞いたな」

オタコン「その事でだ。最後に助けられた少女が居るだろ」

スネーク「父親が国連の職員とかだったな。名前は確か、千鳥とか言ったか」

オタコン「その女の子が狙われているらしいんだ」

スネーク「愛国者達か!!」

オタコン「それが確証が得られなかったんだ…。だけど、スネーク今は何の任務もないだろ。要心のために調べておく必要はあると思うんだ。幸い、そこは日本だし。そこまで危険な任務にはならないと思うんだ」

スネーク「それはわかった。だが、なぜ高校生に変装しなきゃならないんだ」

オタコン「そっちの方が彼女に近づき安いだろ」

スネーク「だが、顔はどうする。こんな顔の高校生なんていないだろ」

オタコン「それは大丈夫だよ。スネーク、出発前に渡したフェイスカムっていう道具持ってる?」

スネーク「ああ、きちんとあるぞ」

オタコン「それはステルス迷彩の技術を応用して作ったんだ。それを顔に被せるとあらかじめ記憶してある顔になるんだ」

スネーク「おお、そいつは便利だ」

オタコン「今は雷電の顔が入れてある。まあそれを使えば多少騙せると思うよ」

スネーク「そうか、雷電のか」

オタコン「後、不確かな情報なんだけどその学校はなんというか…個性的な人が多いらしいんだ。くれぐれもばれないようにしてくれよ」

スネーク「個性的と言ってもたかが知れてるだろ。まさか、潜入と戦闘のプロはいないだろ」

オタコン「そうだといいんだけど」

スネーク「気をつけることにする。これより潜入する」

陣代高校
神楽坂「はーい。皆さん、今日は転校生を紹介します」

「転校生だって、どんな人だろ」
「女子か!」

宗介「転校生か…前歴を調べねばな」

かなめ「転校生ね。ちょっと気になるけど、こいつ以上にバカじゃないってのは確かね」

神楽坂「それじゃあ、入ってください」

「外国の人?」
「キャーカッコいい」

神楽坂「自己紹介をお願いね」

スネーク「あー、名前はイロコイ プリスキン。アメリカからきた。趣味は……犬ゾリだ」

かなめ「あら、意外とカッコいいじゃない」

そっと耳打ち

宗介「千鳥、余りあの男に近付くな」

かなめ「何でよ」

宗介「普通に振る舞っているが、明らかに一般人じゃない。歩き方、姿勢、それに立ち振舞い。どれをとってもプロの軍人だ」

かなめ「またあんたはそう言って、あんたじゃないんだから」

宗介「しかし」

かなめ「黙りなさい。ソースケ、もう少し人を信用した方がいいわよ」

神楽坂「えーと、席は…そうね。相良君の横の席にしましょう」

宗介(俺の隣か…なら監視しやすいな)

スネーク(なんだこの生徒は…ただならないオーラを感じる。それに硝煙の臭いも。だが、ここは日本だ。きっと気のせいだろ)


昼休み

常磐「ねぇねぇ、プリスキン君ってアメリカから来たんだよね」

スネーク「そうだ」

常磐「なら、相良くんと同じだね」

スネーク「相良?」

常磐「そう」

隣で男子生徒と話している相良を見る。

小野D「なあ、相良。これはなんだ」

スネーク「! それはスモークグレネードじゃないか!」

宗介「そうだが、何故一般人たるお前がそんなことを知っている」

スネーク「いや、それにしてもどうしてそんなものを…」

宗介「君には知る権利がない」

スネーク(一体、この少年は……それに、あのスモークグレネードは本物か?ここは話をしてみるべきじゃないか)

宗介(一発でこいつがスモークグレネードだと見抜いた、やはりこいつはただ者ではない)

スネーク「なぁ、相良君。放課後にでも話したいんだが」

宗介「良いだろ。俺も丁度話したかった。校舎裏に来い」(鎌を駆けてきたか。一体こいつはなに者だ)

スネーク(その間に武器をどうにかして調達しなければな)

かなめ「ちょ、ソースケ!あんまり乱暴しちゃダメだからね」

宗介「心得ている」

かなめ「ほんとに解ってるのかしら」

prr…
オタコン「どうしたんだいスネーク」

スネーク「ちょっと調べてもらいたい事がある。相良宗介という生徒だ」

オタコン「相良宗介?解った調べて見るよ。少し時間がかかるけど良いかな」

スネーク「かまわない。それと、どうにかして武器をこっちによこしてくれないか」

オタコン「それは難しいな。何せそこは日本だからね。でも麻酔銃ぐらいならバックに入れて置いたはずだけど」

スネーク「本当か……おお、オタコン、さすがだ。これでもしもの時は大丈夫だろ」

放課後

スネーク「約束の時間になったが、宗介の姿が見えないな」

宗介(ササッ)

スネーク「!」

宗介「動くな!動くとためにならんぞ!こちらは後ろから拳銃で狙っている」

スネーク(け、拳銃だと。バカな。ここは日本だろ)

スネーク「何かのジョークか?」少し動こうとするスネーク。

ダンダン。短く乾いた発砲音。

宗介「実銃だ。下手な真似をするな」

スネーク(う、本物か。どうする)

宗介「貴様の目的を聞こう」

スネーク「お、俺は……」

スネーク(ここで真実を話すのはまずいか……だが。あいつはなに者だ。動きに無駄はないし、握っているのもチンピラなどが使っているものではないだろう。仕掛けて、逆に話を聞き出すしかないか)

スネーク「俺は……」

すかさずスネークは身を翻して相手をCQCで組み伏せようとする。だが、宗介はその手を振り払い格闘戦に乗り込む。二人は一歩も引くことなく洒落にならない攻撃を繰り広げる。

スネーク「貴様、なに者だ。ただ者ではないぞ」

宗介「まずは貴様から名乗り出ろ!俺はしがない高校生だ」

スネーク「ふ、俺はしがない傭兵だ」

宗介「やはりか」

そこへ突如、どこからともなく二人の頭へハリセンが振り下ろされた。

かなめ「二人ともいい加減にしなさい!」

宗介「なかなか痛いぞ」

スネーク「……」

一〇分後、空き教室にて。

スネーク「なるほど、君はその極秘部隊の隊員で彼女を守ると」

宗介「そういうことだ」

スネーク「なら、俺も事情を話そう。俺は愛国者達という組織を追っている」

宗介「愛国者?噂程度に名前は聞いたことがあるが、一体何なんだ」

スネーク「アメリカ政府が関与している謎の組織と言うことだけ教えよう。俺も詳しいことは分からない」

宗介「分かった。だが、何故陣代高校へ?」

スネーク「その組織が千鳥かなめを狙っているという情報を獲たからだ」

宗介「なに!千鳥をか」

スネーク「そうだ、詳しいことは分からないが」

宗介「そうか。なら、しばらくの間、共同戦線を張るのはどうだ」

スネーク「それは大歓迎だ。それなら、俺の本名はマズイがコードネームを教えておこう『ソリッド・スネーク』だ」

宗介「そ、ソリッド・スネークだと」

かなめ「宗介、どうしたの?そんな愕然とした顔をして」

宗介「ソリッド・スネーク。かつてはアメリカの特殊部隊で多くの作戦に従事し、フォックスハウンドという部隊で活躍した伝説の兵だ。今はフィランソロピーとかいう国連加盟の団体に入っている。通りで強いはずだ」

スネーク「そこまで知っていたか…。まあ、何にせよ共同戦線を張れるのは頼もしい」

宗介「こちらこそ、伝説の兵に会えるなんて」

かなめ「……はは、またややこしいのが増えた……」

帰路
スネーク「それで君はこの子のアパートの真向かいに住んでいるんだな」

宗介「肯定です。そこにセーフハウスを作っています」

スネーク「そうか、そういえば俺の拠点はどうするつもりなんだ、オタコンは」

宗介「オタコン?」

スネーク「俺の相棒だ。奴が手引きしてくれるはずなんだが」

宗介「そうですか。ですが、流石に銃はそれしかまさそうですね」

スネーク「ああ、基本的に現地調達だからな。金も無いんだ」

宗介「なら、俺の装備を貸しましょう。戦友の形見以外なら何でもどうぞ」

スネーク「助かる。どうにかして手に入れようと思ってたんだが、まさかこんな所で手に入るとは」

宗介「なら、早速俺の部屋に来てください」

かなめ「明日から学校の被害が増しそうね……」

スネーク「後、敬語は辞めてくれないか、慣れなくてな。それに俺には階級がもう無い」

宗介「了解しました」

ミスリルセーフハウス
宗介「なんでも良いぞ」

スネーク「一学生がこれほどの装備を……。これはM2機関銃じゃないか」

宗介「滅多に使うことは無いが何となく買ってしまったのだ」

スネーク「衝動買いか、俺もよくやったな」

宗介「これなんかどうです?」

スネーク「Mk23か、いい銃だ。これを借りよう。それとスタンドグレネードとナイフを」

宗介「こちらです」

かなめ(あー、明日学校行きたくなく無くなってきた)

スネーク「あと、からマガジンを貸してくれ」

prrr
スネーク「ちょっと待ってくれ」

オタコン「どうやらなかよくできたみたいだね」

スネーク「最初に拳銃を向けられた時はひやひやした。それで、俺の部屋は」

オタコン「それが……その。隣なんだ」

スネーク「まさかこの部屋のか」

オタコン「そうなんだ」

スネーク「まあいい。何かとその方が都合が良い。交信終了」

宗介「終わったか」

スネーク「まあな。俺の部屋だが……この部屋の隣らしい」

宗介「そうか、それなら貸し借りが楽です」

かなめ「明日はほんとに休もうかしら」

今日はここまで

冒頭でフルメタは一巻終わってから少ししてからと言ったな。あれは嘘だ。(ごめんなさい、書き間違えました)
>>10
いえ、上にも書きましたが初めての投稿です
では本日分

翌日の放課後

かなめ「あんた達はなんで、そう、身の回りのものを危険物と間違うのよ!」

スネーク「いや、一年前の記憶が」

宗介「液体窒素が丁度手元にあったのだ。ならば、プラスチック爆弾は瞬時に冷却するのがもっとも正しい判断だ」

かなめ「だから、あれは爆弾じゃなくて、紙粘土よ。何度言ったら分かるの」

宗介「だが、紙粘土に偽装した爆弾と言うことも考えられる」

かなめ「あー、やっぱり予想道理だわ。なんで私に苦労ばかり降ってくるの」

スネーク「それは謝るが、俺はどこに連れて行かれているんだ?」

宗介「会長閣下のもとです」

スネーク「会長閣下?」

かなめ「生徒会長の事ですよ」

スネーク「ああ、そういうことか」

コンコン

宗介「会長閣下、入ります」

かなめ「せんぱーい、入りますよ」

林水「入りたまへ」

宗介「失礼します」

林水「そこの生徒はだれだね?」

宗介「ご紹介します。先日我が校へ転入してきた イロコイ プリンスキーです」

林水「そうか、君が転入してきたプリンスキー君か」

スネーク(なんというか、こいつは高校生なのか。どちらかというとCIAにでも居そうなやつだ)

林水「それで、何故彼をここに連れてきたのかね?」

宗介「はっ、会長閣下!イロコイ プリンスキーを生徒会安全保障問題補佐官に推薦いたします」

林水「それはまた何故かね」

宗介「自分は彼の戦闘力が我が校のためになると判断したからであります」

無言で一別する林水

スネーク(ただならぬオーラを感じるな)

林水「うむ、彼を生徒会特別補佐官として向かい入れよう」

ガタッ!

かなめ「ちょ、林水先輩!良いんですか、そんな簡単に決めちゃって」

林水「なにを言うか、千鳥君。彼は生徒会安全保障問題担当官の相良君が認めた人材だ。それに一般企業の様に人件費を払う必要は無い。なら、良い人材は生徒会が確保しておくのが常であろう」

スネーク(たしか、プロフィールで読んだ限りかなめは生徒会副会長だったな。なら、一層のこと役人になってしまった方がいいかもな)

かなめ「そんなんでいいんですか」

林水「大丈夫だろう。彼はとても有能そうだ」

かなめ「はぁ、なんでうちの生徒会は変な人が集まるのかしら」

林水「それはそうと、一つ頼み事をしたいのだが」

かなめ「一体何ですか?」

林水「実は最近、近隣で痴漢まがいなことが多発していてな。それについて対策をお願いしたいのだよ」

かなめ「はぁ、それでその痴漢ていうのは?」

林水「うむ、実態はよく分からないんだがポニーという報告が来ているんだ」

かなめ「ポニーですか……」

林水「そうだ、実態は分からないのだが、その警告文の様なものを作って欲しい」

かなめ「分かりました」

宗介「いや、そういうことなら自分が作ります。安全保障問題は自分の役目であります」

スネーク「なら、俺も手伝おう」

宗介「なら、是非に共お願いします」

林水「頼むよ」

その日の晩。スネークの拠点にて。
prrr…
オタコン「どうだい、学校の方は?」

スネーク「どうもこうも、生徒会の役員になってしまった」

オタコン「いいじゃないか。確か、彼女は生徒会副会長だろ」

スネーク「それはいいんだが……生徒会長がな」

オタコン「生徒会長?」

スネーク「ああ、何というか妙に頭がきれそうと言うか」

オタコン「まあ、そんな子が一人いてもおかしく無いんじゃないか?それで、君のことがわかる事はないだろ」

スネーク「ああ、宗介には見破られたが。そういえば、相良 宗介について何かわかったか?」

オタコン「それが、何も分からないんだ」

スネーク「何?お前でもか」

オタコン「ああ、住民票も全て偽物だった」

スネーク「確かに、特殊部隊とか言っていたからな」

オタコン「でも、どこの部隊だ?これだけ出来る部隊なんて。まさかミスリル……じゃないよな」

スネーク「ミスリル?ああ、謎の特殊部隊とかいうあれか」

オタコン「でも、存在自体が分からないから確証の取りようがないね。まあ、まず無いだろう」

スネーク「無意味な詮索は控えよう」

オタコン「そうだね」

スネーク「それで、奴らの情報はあるのか?」

オタコン「それが、まだ何も。あと一日待ってくれ」

スネーク「そうか、分かった。交信終了」

以上なのです。今日は少し少なめです。すいません

>>17
そうか、気がつかなかった。ありがとう。
それでは本日の分を投下。

翌日

生徒会からのお知らせ
機密(購読後、焼却のこと)
一二〇四一〇ZULZ
発=生徒会長補佐官(安全保障問題担当)
宛=全校生徒
一 先週末より、学区内にて障害未遂事件が多発。他八校より九件の報告を確認。
二 うち『痴漢』との報告が七件。同一犯の可能性大。『ポニー』との報告があるが、意味は不明。装備等も不明。
三 『痴漢』と遭遇時の対処法。
 a:交戦し、殲滅せよ
 b:aが困難な場合は可能な限り情報を収集し離脱せよ
 c:敵に気がつかれた際は段ボールで身を隠し、アラートが消えた後に尾行せよ
四 空爆・砲撃等の支援。段ボールの配達は無い。近接格闘に関しては4組のプリスキンまで。
 以上

かなめ「なんなのよ。この文面は」

宗介「俺とスネークで考えた」

スネーク「なかなか良いできだとは思うんだが」

かなめ「あおのね……こういう不親切な書き方じゃなにも伝わらないわよ」

常磐「どうしたの二人とも?痴漢?へー、怖いね」

スネーク「彼女はわかっているようだ」

かなめ「うるさい、とりあえず、今度からわかりやすい文体を心がけること。いい?」

宗介・スネーク「了解した」

翌日

かなめ「どうしたの?宗介。そんな暗い顔してスネークさんと話して」

宗介「千鳥か。昨夜、常磐が痴漢に襲われたのだ」

スネーク「ああ、なんでも下校時らしい」

かなめ「うそ、キョーコが……?それで、無事なの?」

宗介「それが、残念だ。どう説明すればいいか分からない」

スネーク「ああ、俺も今までこんな奇妙な事件は聞いてない。必死に髪をすかれたすえに」

宗介「ポニーテールにされてしまうとは」

常磐「あ、カナちゃんだ。おーい」

かなめ「キョーコ!大丈夫だったの?」

常磐「うん。酷いよね、髪をボンドと針金でぎゅーってされたの」

宗介「不可解だろ」

スパン

宗介「痛いぞ、千鳥」

かなめ「うるさいっ!まじで怖かったんだから、脅かさないでよ」

宗介「それにしても、こうして我が校の生徒が被害にあったのだ。見過ごせん」

スネーク「同意だ。こうなってしまった以上対策を講じねばならない」

かなめ「あんた達に任せるとろくな事が起きそうにないから、警察に頼みましょ」

スネーク「大丈夫だ。相手を無力化なんぞ日常茶飯事だ。安心しろ」

かなめ「黙りなさい!とにかく、放課後に警察へ行くのよ」

そして放課後 交番にて

かなめ「すいませーん、痴漢の被害届出したいんですけど……」

???「痴漢ですって!」

若い警察官「若菜さん!」

若菜「ここじゃ話が出来ないわ、ちょっと来なさい」

スネーク&宗介(ササッ)


近所の喫茶店

若菜「……てな訳でなんとしてでも成果を上げなきゃいけないの。ワカル?」

かなめ「え、ええ」

若菜「なんとしてでも男の方は捕まえてやるわ」

物陰からこっそり宗介がカンペをだす

『大丈夫だ、問題ない。気がつかれたらスネークが麻酔弾を撃ち込む』

かなめ「するな!」

若菜「ん?どうしたの」

かなめ「いえ、……たまに幻聴が聞こえるんです」

若菜「じゃあ、今夜おとりをお願いね。じゃなかったら、あなたも逮捕よ」

スタスタスタ

宗介「本当に引き受けるのか?」

かなめ「仕方がないでしょ、恭子の仇も取りたいし」

宗介「なら、俺も新兵装を持って行こう」

スネーク「そしたら俺も手伝おう。この前ミッションで手に入れたものを試してみたかったんだ」

かなめ「そう、じゃあ、頼むわよ」

その晩

スネーク「宗介、なんだそのネズミとも犬とも言い難いキャラの着ぐるみは」

宗介「ボン太君です」

スネーク「ボン太君?なんだそれは」

宗介「ボン太君はボン太君であります。ですが、この着ぐるみは暗視センサーがなかのHMDに投影されるようになって居ます。耳には高感度指向性マイクそれに無線機も内蔵しています。上手くすれば現代戦の様子を一変させます」

スネーク「それはすごいな、オタコンが見たら喜びそうだ」

宗介「スネークはどんな新装備を?」

スネーク「俺か?俺はこれだ」

ポチッ

宗介「消えた!?」

ポチッ

スネーク「どうだ、驚いたか」

宗介「新型のECSですか。それにしたって人間サイズになんて」

スネーク「それとは違う技術だ」

宗介「確かにこれはすごい」

スネーク「そういえば、コールサインを決めていなかったな。俺はそのままスネークでいい」

宗介「自分はウルズ7です」

スネーク「それと、やっぱり敬語はやめないか。俺たちは戦友だ。俺には階級もない」

宗介「そうか、ならそうしよう」

スネーク「それはそうと、どうだ?」

宗介「動き始めました」

スネーク「行くぞ、ウルズ7」

宗介「了解した」

スネーク(俺も消えるか)

ポチッ

林を進むこと数分

宗介(道を飛び越えるか……)
宗介「もっふー」

宗介「もふ?」(人か?)

若菜「わ!」

宗介「もふ!!」

若菜「馬のぬいぐるみと聞いてたけどまさかボン太君とはね!」

宗介「ま、待て!」

若菜「覚悟!」

宗介の警告も無視され若菜はハンドテイザーを撃つ。

バシュッ!(テイザー射出)

宗介「ふもふももも!」

スネーク「ウルズ7どうした!」

若菜「!もう一人いたの」

宗介「止めろ!」

スネーク「ウルズ7!今助ける!」

若菜「そこか!」

バンッ(ゴム弾)

スネーク「ウッ!ステルス迷彩が!なんて奴だ!」

ステルス迷彩がバチバチと火花を上げ、スネークの姿をあらわにしていく

若菜「隠れても無駄よ」

ボン太君「ふも!」

バンッ

若菜「抵抗するか!痴漢の分際で」

バンッ

ボン太君「ふもも」

宗介(うっ、照準が!)

バンッ

若菜「痛った」

スネーク「食らえ!」

パシュパシュ(麻酔銃)

若菜「クー、二人がかりなんてなんて卑怯なの!」

スネーク「なぜ当たらん!」

若菜「私の出世のために星になってしまえ!」

ボン太君&スネーク「ふも/ウガ」

スネーク「ウルズ7、撤退を援護する」

ボン太君「ふも」(了解した)

パシュパシュパシュ

スネーク「なんて奴なんだ」

宗介「まだ実用性に難があるか」

スネーク「とにかく一旦退却だ!」

その頃、公園の一角では……

かなめ「本当に出るのかしら」

ポニー「ポニー?」

かなめ「誰か-!変態です。それもきわめて特殊な変態です!」

ポニー「ポニポニポニポニ」

かなめ「追いかけてこないでー!」

宗介とスネークは……

スネーク「ウルズ7、らちがあかないぞ!」
パシュパシュパシュ

ボン太君「ふも!」

若菜「ハハッ。ふ……ふははは!楽しい! 楽しいわよ、ボン太君!」

スネーク「あの女!狂ってるぞ」

バンッ、バンッ

スネーク「一度、道路に引きずり出すぞ。俺はトラップの準備をしてくる!その間任せたぞ!」

ボン太君「ふも!」

若菜「一人でやろうって言うの。ぬいぐるみ風情がよくやるわ!」

ボン太君「ふもも」

二人の特殊警棒がすさまじいスパークを上げる

スネーク「ウルズ7。用意できた!」

ボン太君「ふもっふ」

二メートルほど上からボン太君は軽々と飛び降りる

若菜「そんなわかりやすいトラップに引っかかるか!」

ボン太君「ふもっふ」

二人のゴム弾は一直線上である。そこへ、ポニーから逃げるかなめが現れた。
かなめは奇跡的にトラップを飛び越える。しかし、ポニーはスネーク用意したワイヤーに引っかかる。
それと同時に、ワイヤの両端につながれたスタングレネードがポニーの目の前で爆発する。
その時のポニーの顔はゴム弾の直線上だった。

二つのゴム弾はポニーを両方向から潰した

三分後。
若菜「で、あなたはポニーテールの子が少なくなったからこんな猟奇的犯罪を」

ポニ男「ええ、でも後悔はしてないっす」

若菜「刑務所でも体に気をつけなさいよ」

ボン太君「ふもっふ、ふもっふ」

スネーク&かなめ「何かが間違っている……」

その後、スネーク拠点にて

スネーク「そんなわけでステルス迷彩を一つ壊してしまった」

オタコン「それはまた大変だったね。それにしても、ステルス迷彩を見破るなんて」

スネーク「ああ、恐ろしい奴だ。シャドーモセスじゃ幽霊同然だったのにな」

オタコン「でも、そしたらステルス迷彩は当分使えないね」

スネーク「しょうがない。で、愛国者達の情報はつまめたか?」

オタコン「ようやくね。何でも二日前に中国である男と出会ったそうだ」

スネーク「ある男?」

オタコン「ガウルンと呼ばれている男だ。東洋人のテロリストで要人暗殺を三〇人以上と航空機爆破を最低でも二度行っている」

スネーク「やっかいな奴だな」

オタコン「そいつと会っていたのが、リキッドなんだ」

スネーク「リキッドが!」

オタコン「詳しいことは分からない。でも、日本に近い中国で会っていたんだ。もう少し、警戒していた方が良いと思うよ」

スネーク「了解した。交信終了」

スネーク「ガウルンか……」

二日前 上海某所

リキッド「で、頼んで置いたコダールはこれか」

ガウルン「そうだ。本来は俺が行ってマイダーリンとの決着をつけたいんだけどな。ククク」

リキッド「俺は相良とか言う奴に興味はない。我々はウィスパードの力をかりたいだけだからな」

ガウルン「そうかい。俺のダーリンのワイフをさらってしまうのはかまわないが、その時の顔を拝めないのが残念だ。ハハハ」

リキッド「長居は無用だ。俺は先に行く」

本日は以上なのです。
誤字が多くて申し訳ない。

……待たせたな。
随分と遅くなっちゃいましたね。すみません。
グランド・ゼロに熱中してました……。
そんなわけで少しですが久しぶりの投稿です。

かなめ「はー」

宗介「どうしたんだ千鳥?」

かなめ「どうも、こうもなんで生徒会室でこんな仕事をやらなきゃいけないのかしら」

宗介「これも俺たちの仕事だろう。しょうがない」

かなめ「だからって、パンフレットの発注ミスを何故、うちで補わなきゃいけないわけ」

宗介「きっと、会長閣下は学校側に貸しを作りたいのだろう」

スネーク「まあ良いじゃないか。たかがパンフレットを閉じるだけだ」

かなめ「スネークさんはこういう単純作業は苦手じゃないの」

スネーク「爆弾探して液体窒素を駆けるよりよっぽど楽だ」

かなめ「あなたもそういえば宗介側の人間だったわね」

その時、生徒会室のドアが突然、勢いよく開け放たれる。

椿「相良―!相良はどこだ―!」

スネーク「何だこいつは」

椿「そこか、相良!」

スネーク「おい、俺は相良じゃない」

椿「五月蠅い。黙れ相良」

スネーク(見た目と違って随分強い。なんだこいつは。それに近接格闘も防御が大変だ。攻撃をしてもなかなか当たらない)

かなめ「椿君!止めなさい二人とも」

宗介「そうだ、椿。俺はここに居るぞ」

そこで、椿の動きが止まる。

椿「ん!?ち、千鳥だったか……い、いや俺は」

スネーク「よく分からないが、千鳥はあっちだぞ」

椿は眼鏡をゴソゴソと取り出した。

椿「ん!? お前はだれだ」

スネーク「俺はプリスキンだ。イロコイ・プリスキン。みんなからはよくスネークと呼ばれている」

椿「スネークか。覚えておこう。だが、今はそれより相良だ!」

宗介「椿。俺はココだぞ」

椿「相良! ここで決着を付けてやる! くたばれ相良!」

椿はそのまま拳を突き出してくるが、それを避ける宗介であった。運悪くも、その先には生徒会室の扉があった。更に、その扉の向こうには用務員である大貫さんが居たのだ。

大貫「グハ」

大貫さんは椿の大動脈流を受け、壁へと吹き飛ばされた。

かなめ「あぁ……」

椿「どうだ! 相良」

宗介「うむ」

その十分後

林水「と、言うわけでまたもや用務員の大貫氏が怪我をしたのだが」

林水「流石に二回目ともなると簡単には行かない」

宗介「はっ」

林水「そこでだ。今回も大貫氏の手伝いをやって貰おう」

宗介・椿「うっ」

林水「今回は生徒会から監視役を二人派遣しようと思う」

かなめ「監視役?」

林水「そうだ。前回は何故か翌日校舎が半壊していた。念のための措置だよ」

かなめ「その二人というのは……」

林水「無論、千鳥君とプリスキン君だ」

かなめ「やっぱり……」

林水「では頑張ってくれ」

本日は以上のなです。
貼り付けてみたらマジで少ないですね。
最近時間がないんで。気長に次回を待ててください。一週間以内には出そうと思います。

あれからかれこれ一ヶ月ですね―(遠い目)
かれこれ遅くなりました。申し訳ありません(心中で土下座)
生存報告がてら続きを少し投下します。本当に少しです!他のことで忙しいのです!(←ネタ不足の言い訳?)
それではどうそ

務員室前

椿「ふ。またお前とこの様な事をすることに」

宗介「それはこっちの台詞だ」

椿「所で、えーと。スネークだったか? 何でココに?」

スネーク「色々あってな」

宗介「早く行くぞ」

がらがら

宗介「失礼いたします」

大貫「また、君たちかね。ん? そこの彼は」

相良「生徒会の新メンバーです。前回のようなことにならないために生徒会から派遣されました。いわば、国連停戦監視団のような役目です」

スネーク「俺はプリスキンだ。みんなからはスネークと呼ばれている」

大貫「そうかい。それでは私の代わりを頼むよ」(ほぉ、割と真面目そうな子じゃないか)

スネーク「それではお任せください」

それからは宗介と椿は以前の大惨事を覚えているため誠実に仕事をこなしていった。

―生徒会室

かなめ「順調に仕事をこなしているみたいですね」」

林水「そうだろ。まあ、この前の事を鑑みて、二人にはあらかじめ決めておいた仕事を用意しているから心配するようなことは無かろう。それにプリスキン君もいる」

かなめ「それも一つの心配なんですけど……」

美樹原「大丈夫ですよ、かなめさん」

かなめ「まったくもって心配なんだけれども」

ごめんなさい。本当にこれだけです。
近いうちに続きを投下したいと思います。

今回は完璧に保守目的の投降です。
なので、前回同様短め。
では、どうぞ

―その日の夜。

宗介と椿は何とか指定された仕事を終わらせて用務員室に腰をかけていた。無論、ココに至までに数々の危機を迎えようとしたが、それをスネークは間際で押さえていった。宗介が地雷を仕掛けようとすればすかさずそれを無力化し、宗介と椿が喧嘩(洒落にならない)をしようとすれば持ち前のCQCで止めていった。ハッキリ言って、これまで二人が一緒の時間を過ごした中でも一番平和だった。

大貫「やぁ、プリスキン君のおかげで子の二人が協力して作業することが出来たよ。なんと感謝して良いものか」

スネーク「それに礼はいりません」

椿「ふん。さっさとそこのバカをどこかに閉じ込めておけば、もっと早く、完璧に作業が終わったんだがな」

宗介「まったくだ」

椿「俺はお前のことを言っているんだぞ」

宗介「何? 俺は貴様が自分の事を揶揄していると思ってたんだが」

スネーク「そこら辺で止めておけ」

スネークの呼びかけに応じ、二人は大人しくそれに従う。

スネーク(全く、この二人と来たら……ん?)

スネークはそこで異変に気がついた。腰につるしておいた手榴弾の一つが無いのである。

宗介「スネーク? どうかしたのか?」

スネーク「いや、うっかり手榴弾の一つをどこかで無くしたらしい。探しに行ってくる」

宗介「なら自分も」

スネーク「そうしてくれるとありがたい」

椿「なんだ? 捜し物か? なら俺も手伝うぜ」

スネーク「いや、危険な代物だ。一般人に手を貸させるわけにはいかない」

椿「俺が一般人? 笑わせてくれる」

宗介「スネーク。きっと彼なら大丈夫です。地雷を爆発させても生きているような輩です」

スネーク「そ、そうか」(一体、日本の学校はどうなっているんだ)

それから一時間、校内を捜索したが見つからなかった。

スネーク「最後はココか……」

そうしてやってきたのは校舎裏の一角だった。

本日は以上なのです。
最近はAL/MI作戦で忙しいんだ…(←完全に言い訳)
トゥアハー・デ・ダナンがあれば……

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