飛鳥「モーニングコール」 (12)

短いです。

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~♪~♪



……ピッ

飛鳥「……誰だい、こんな時間に」ムスッ

モバP「俺だ、俺。……おい飛鳥、起きろってば」

飛鳥「……オレオレ詐欺はさすがに時代遅れの手法だとボクは思うんだけどね、プロデューサー」

モパP「しっかり認識出来てるじゃねえか。……お前、今日のスケジュールは覚えてるよな」

飛鳥「…………当たり前だろう? フフ、ええと、今日は……」

飛鳥「……やっぱり思い出すのが面倒だから教えてくれないか」グデー

モパP(コイツ……いつもと違って隙だらけだな……。そしてだらしない)


モバP「今日は午前中に静岡でのテレビ収録があるから、早起きして車で移動するって予定だったろ」

飛鳥「うん、そうだった……」

モバP「あとお前が早起きするっていうから、ついでに俺にモーニングコールしてくれるっている約束だっただろ?」

飛鳥「……そんな問答をした記憶もあるね」

モバP「じゃあ、そういう事だから。さっさと起きろよ? 遅刻厳禁な」

飛鳥「判ったってば……」プツッ

――10分後。



~♪~♪

……ピッ

モバP「……おう」

飛鳥「お早う、プロデューサー。もう朝だよ?」キリッ

モバP「うるせえアホ」

飛鳥「担当アイドルにむかってアホとは非道い言い草じゃないか、プロデューサー……。ボクは只、約束通りキミにモーニングコールをしただけさ」

モバP「そういう約束だったんだがな……。何故か、俺がお前を起こす羽目になった訳だが」

モバP「……一応、弁解の機会を与えよう」

飛鳥「――人類は常に何者かに縛られているのさ。今回はその相手がたまたま布団だっただけだよ」

モバP「ダメだコイツ」


飛鳥「昨日は面白いネットラジオがあってね、寝るタイミングを完全に逃してしまったのさ」

モバP「どうせそんなもんだろうと思ったよ」

飛鳥「すまないね。次からは気をつけるよ……じゃあ、そろそろ切ってもいいかな?」

モバP「いや、もう一個だけ話があるんだ。時間もまだ余裕有るし」

飛鳥「フフッ、ボクのモーニングコールのお陰だね」

モバP「……」イラッ

飛鳥「……ごめんなさい」

モバP「わかればよろしい」

飛鳥「で、話というのは何かな? プロデューサー」

モバP「……」

モバP「えーと、その」

モバP「――飛鳥、総選挙は残念だったな。」

飛鳥「……」

飛鳥「一度は50位以内に入っていながらの圏外だからね。気にしていないっていったら、嘘になるかな……」

飛鳥「今回は偶然、広告効果の高い仕事が同じ時期に入っていただろう? でも、それでも届かなかった」

モバP(普段は飄々としている飛鳥だが、やっぱりショックは大きかったみたいだな……)


モバP「でも、諦めないんだろう? トップアイドルの夢は」

飛鳥「当たり前さ。この程度の挫折で折れる程、ボクの心は惰弱ではないよ。それに――」

モバP「それに?」

飛鳥「――ボクのセコンドには、キミが付いているからね。一人では掴めない夢も、キミと一緒なら掴めそうな気がするんだ」

モバP「……そーかい。それなら良いんだよ。じゃあ、そろそろ切るからな」


飛鳥「……フフッ」

モバP「何が可笑しいんだよ」

飛鳥「キミの癖さ。――恥ずかしい時にはぞんざいな態度になるってね」

モパP「……うるせーよ」プツッ

ツー、ツー、ツー





「「さあ、今日も頑張るか」」

モパPになってるぞ…

以上です
飛鳥ちゃんは51位ということで今回は残念な結果になってしまいましたが、
これからの躍進に期待するとします

>>9ご指摘ありがとうございます
謎のミスすぎる……

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