妹「夏! アイスが美味い季節だよ!!」(26)


 どうも!「日本ネタ書いてた奴」です。
今回は国擬人化ではなく、兄妹ネタのssを投稿したいと思います。
以前とは違って更新ペースは遅いと思われますが、まったり楽しんで頂けると幸いです。




 ミ~~~~~~ンミンミンミン…ミ~~~~~~ンミンミンミンミン…

妹「いやあ~~暑い!マジ死んじゃうほど暑い!!」パタパタ

妹「でも、こういう暑い日にはやっぱりアイスが一番美味しいのよね!」

妹「あのひんやりとした氷菓で、体の中からクールダウン出来れば。」

妹「暑さも和らいで元気ハツラツ!午後からも頑張れるに違いない!!」

妹「…と、言うわけで、絶賛引きこもり中のお兄ちゃん。コンビニでアイス買ってきて!」

兄「だが断る。」




妹「何でぇ~?どうせ家でパソコンばっかやってるんでしょ?、だったらコンビニ行ってきてよ!」

兄「バカ言うな。何で人のために動かなきゃいけないんだよ?…俺は忙しいんだよ!」カタカタ…

妹「え…?毎日引きこもってイヤらしいサイト覗きまわってるの?…最低…!」

兄「オイコラ待て。なに勝手に勘違いしてんだよ…。」

兄「というか何で俺が引きこもり扱いなんだよ?知らないだろうが昨日も外に出たからな?」カチカチ…

妹「何処に?」

兄「コンビニ。」

妹「何しに?」

兄「何だっていいだろ?」

妹「え…?卑猥な本立ち読みしに?…ホント最低…!」

兄「よし、一発殴らせろ。拒否権は認めないからな。」ガタッ



 
  ゴッツン!!

妹「い、痛ぁ~~~!!今音鳴ったよ?ゴツンて!?」

兄「いい音してたじゃ無いか。」

妹「ふざけるなぁ!馬鹿になったらどうするの!?」

兄「心配するな。お前はすでに馬鹿だ。」

妹「~~~~~っ!!もう許さん!!罰としてアイス買って来い!!命令だ!!」

兄「はあ~~~…お前が行って来いよ…。どうせ午後から暇だろ?」ポリポリ

妹「あたしは今から明日のテスト勉強するもん。これから忙しいもん。」プイッ

兄「テストか…どうりで今日はやけに帰りが早いのか。……でもなぁ、今更足掻いたってテストの点はそう簡単に…。」

妹「いいから黙ってアイスを買って来い!!これはもう決定事項なんだからね!!」ビシッ!

兄「ヘイヘイ分かりましたよ……ところで、どんなアイスがお望みで?」

妹「何でもいいよ。特に指定は無いね。」

兄「なるほど…。”何でも”。ね……。」ニヤッ…

妹「………やっぱりあたしも行く。何だか嫌な予感しかしない……。」





 早いですが今日はここまで…。(話の区切りがいいので…。)
遅くなるとは言っても、なるべく更新する様努力します!


 ミ~~~~~ンミンミンミンミン…

兄「何だよ、結局お前も行くのかよ。」スタスタ

妹「どうせあたしの苦手な抹茶アイスとか買って来るんでしょ?あの不適な笑みで一発で分かったわ。」

兄「信頼されてないのか。俺…。あと、抹茶アイスを馬鹿にするのは許さん。」

妹「ハイハイ。その台詞前にも聞いたから。飽きたよ。」スタスタ

兄「そいつは失礼しましたー。」

兄「…っと、やっと着いたか。歩き疲れたぜ全く…。」パタパタ…

妹「運動不足なだけでしょ?」

  ウィーン… 店員「イラッシャイマセー」…



兄「ひゃ~~涼しい。外が暑いだけにここはマジでオアシスだな。」

妹「さてと。今日は何を食べようかな?」ガサゴソ

兄「ん~~~~……。」ジッ・・・

妹「…こっちにしよう。今日はチョコって気分じゃないや。」ヒョイ

兄「ん~~~~……。」ジッ・・・

妹「あ、あとついでにジュースも買っちゃえ!家の麦茶飲み切ったから…。」

兄「ん~~~~……。」ジッ・・・

妹「よし!お会計済ませてこよう!」

兄「ん~~~~……。」ジッ・・・

妹「兄ちゃん。財布出して。」

兄「ん~~………って待てよオイ。何で俺放置で会計済ませようとしてんだよ!?」

妹「優柔不断すぎでしょ!?ずっとアイス売り場眺めて呻ってんだもん、気持ち悪過ぎて他人のフリしてたわ!」

兄「……なんとまあヒドい言われ様だ…。」

兄「…ああもう、これでいい!!」ヒョイ




 店員「アリガトウゴザイマシター」

兄「…うわ。暑っ…!コンビニが涼しいだけに外の暑さはマジで灼熱地獄だな。」

妹「確かに暑い…いっそのこともうアイス食べちゃおうかな?」ガサガサ

兄「オイオイ。家で食うんじゃ無かったのかよ?」

妹「だって暑いんだもん。」

兄「何処にも座る場所無いじゃん。」

妹「帰りながら食べればいいじゃん?」

兄「食べ歩きとは…なんとお行儀の悪いことか…。」

妹「ああそうですか。我慢できないし、あたしはもう食べるよ。…兄ちゃんは?アイス食べる?」ヒョイ

兄「勿論だ。帰るまでに溶けていたら最悪だからな。」

妹「…。」




 ミ~~~~~ンミンミンミンミン…… 

妹「ん~~~~!美味い!やっぱり美味い!」シャリシャリ

兄「おお、この暑さにはアイスの冷たさが身にしみる。」

妹「何だ兄ちゃん。結局バニラのソフトクリームなの?あれだけ悩んでたのに…。」

兄「悩んだ結果がこれだ。悔いはないさ。」

妹「ふ~ん……ん~~~~!ソーダ味美味い~~~!」シャリシャリ

兄「うるさいな。グルメリポーターじゃねぇんだから、いちいちリアクション取るな。」

妹「だっておいしいんだもん。つい口走っちゃう。」

兄「そんな口は後で縫い付けておくか。」

妹「ひでぇ兄貴だ。」

兄「そりゃどうも。」




兄「そんなことより妹。早く食い切らないと溶けてるぞ。」

妹「うわっ!ホントだ!!まずい!!」

兄「はァ、アイスバーなんか選ぶから……。」

妹「何を…っ!?まさか…兄ちゃん…。」

兄「ふふふ。こんな暑い日に外で食べることも想定して、受け皿にもなるコーンのあるソフトクリームを選んだのだよ。」

妹「何ですと……!?」

兄「頭を使いたまえよ。妹よ。」ククク

妹「~~~~~~~~~ッ!!!」

兄「そんなことより、早く食べろって。アイスが…。」

妹「あわわ…どんどん溶けてく…!」アタフタ




―自宅にて。

 ガチャッ・・・「「ただいまー」」

兄「ふー。1週間分の運動だったな。」ドサッ

妹「そんなに言うほど動いてないでしょ?」

兄「でも立派に汗はかいたぞ?」

妹「…確かに汗かいて気持ち悪いね…。」パタパタ

妹「…シャワー浴びてくる。」

兄「マジか。俺も浴びたい。早めに頼むわ。」

妹「はいよ。…『もう待てねぇ!』とか言っていきなり入って来ないでよ?」

兄「心配無用だ。お前には興味が無い。」

妹「そいつは良かった。…じゃ、そういうことで。」
 
兄「おう。」




―10分後

妹「上がったよ…ひゅー!涼しい!」

兄「長ぇよ。たまらなくなってクーラー付けちまった。」

妹「悪いねぇ…あ、とりあえず、風呂場は空いたからね。」

兄「はいよ。…まぁ、汗流しとくわ。服も着替えたいし。」

妹「了解。ちゃんと脱いだ服は洗濯機に入れておいてよね。」

兄「それも承知した。」スタスタ

妹「……あ、あと、兄ちゃん。」

兄「ん?」クルッ

妹「……父さんと母さん。今日は帰り早いかな…?晩御飯、どうしたらいいか分からないし…。」

兄「…………いつも通りじゃないか?」




一度休憩します。
次の更新は夜になると思います。


―5分後

兄「ふいーっ…サッパリした…。」

妹「あ、早かったね。」トントン

兄「行水だからな。長くは無い。」

妹「あ、晩御飯。あたし作るから待ってて?すぐ出来るから…。」トントン

兄「了解。…慌てて指切るなよ?」

妹「料理やらせると必ず指切る兄ちゃんに言われたくないな。」

兄「ほほぅ…い、言ってくれるじゃないか…。」

妹「はいはい、邪魔だからテレビでも見て大人しく待ってて!」

兄「こいつ、調子に乗りよって…!」




―夕食後

兄「ご馳走さま。」

妹「お粗末さまです。」カチャカチャ

兄「さてと…パソコンでも起動させるか…。」

妹「ええ~、せめて食器洗いくらい手伝ってよ~!?」

兄「ん~~~…断る!」

妹「威勢よく言うな!どこまで役立たずな兄貴だ!?」

兄「…もしお前のお気に入りのグラス割っても許してくれるか?」

妹「忘れてた…あたしの気に入ってたマグカップ割ったの、その時食器洗ってた兄ちゃんだったね…。」

兄「な?俺は不器用の極みだ。これ以上の食器たちの被害は必要ないんだ。」

妹「何カッコよく決めようとしてんの?ぜんぜんカッコ良くないよ?」

兄「うぐ…とにかく妹よ、…後は任せたぞ!!」ダダダダダ

妹「あ!待て!!畜生!このダメ男があああああ!!」

兄「何とでも言いやがれ!!」




 ガチャッ…バタン…

兄「…ダメ男…ね。まぁ、言い返せないしな。」ドサッ

兄「無念にも今年の大学入試に失敗して、浪人する訳でもなく、ただ毎日こうダラダラしてるんだ。」

兄「そりゃ妹だけに言われる言葉じゃねえな…。」

兄「………。」カチャッ

兄「…もう疲れた。今日は早く寝よう。」パタン

兄「そのほうがいい。妹はテスト勉強で今夜も遅いだろうし。俺が静かな方が今日は良いだろう。」

兄「……よおし!明日から本気出す!!」バッ!

兄「……ああ、まさか俺がこの台詞を吐かねばならぬとは…。」

兄「…親父も母さんも帰ってきてないが…。」ガサゴソ

兄「何、俺が寝てたって起きていたって変わらんさ……。」

パチッ・・・




―深夜1時

妹「……。」ペラッ カリカリ…

 ガチャッ

妹「…!誰か帰って来た…。今日は…どっちが先かな…?」

 ガチャッ…『きゃっ…。』ドン

『…おまえ、まだ帰ってなかったのか?』

『…あなたこそ…!』

『いい加減残業は引き受けるなと言ったろ?』

『何よ!?だったらあなたが断れば良いのよ!?』

妹「はぁ……2人とも。気が短すぎだよ……。」パサッ

妹「……また始まったよ。兄ちゃん。」




兄「……眠れん。」ゴソッ

兄「全く…折角早めに寝床に就いたというのに、これじゃいつもと同じじゃないか…。」

 バタン!ガタン!

兄「なるほど……下が騒がしいのか。」

兄「……。」

兄「…畜生。今何時だと思ってんだ。近所迷惑だっつーの…!」ガバッ



―深夜1時半

 …ガチャッ

妹「…兄ちゃん。起きてる?」

兄「……寝てる。」

妹「あ、起きてた。」

兄「……絶賛安眠中。邪魔するな。」

妹「ねえ、1ついい?」

兄「すやすやー…気持ち良いなー…。」

妹「ここで寝ていい?」

兄「……はい?」

妹「あたしの部屋の下で、2人がドタバタ五月蝿くてさ。あたし、寝付けないんだ。」

兄「………。」

妹「カーペットの上でも良いから。お願い。」

兄「…どこでも好きに寝な。」

妹「ごめんね。」


妹「よっこいしょ…。」ガサッ

兄「…おい。何で俺のベッドに乗ってるんだ?俺はそんな趣味じゃねぇぞ。」

妹「だって”どこでも”寝なって…。」

兄「だからってその歳でこの俺の横で寝ようとするのか…。」

妹「いや、それは…。」

 ガチャン バタン!!

妹「…っ!!」ビクッ

兄「……はぁ~~~っ…。」ポリポリ

兄「お前は体を横に向けて寝ろ。俺はその反対方向を向いて寝るから。」

妹「うん。ありがとう……。」

妹「…ねえ、兄ちゃん。」

兄「…なんだ?」

妹「あの2人。離れたりしないよね?」

妹「…ほら、ドラマとかでもあるじゃん?朝起きたらどっちかが居なくなったとか。」

妹「2人が分かれるとき、兄妹もバラバラになるとか。」

妹「…そんなこと無いよね?」

妹「あたしたち、これからも一緒に暮らしていけるよね?」

妹「兄ちゃんと離れ離れになんか……」

兄「妹!」

妹「……っ。」

兄「妄想しすぎだ。とにかく今は寝ろ。テストだろ?」

妹「う、うん。そうだね……。お休み。」

兄「おう…。」


兄「……。」

兄(…やれやれ。やっと静かになったな。)

 …グスッ

兄(?な、何の音だ?今の?)

妹「……。っ…う……。」グスッ

兄(なんだ。妹か…。)

妹「ぅ…っ。……。」ズズッ

兄(…ったく。気にし過ぎなんだって言ったのによ。)

 ピタッ  兄の背中と、妹の背中が触れ合う。

妹「……っ!……っく!ぅ…!」グスッ

兄(全く。こんなんで明日のテスト大丈夫なのかよ?)

兄(…まぁ…寝れねえよな。こんな調子じゃ。)


 ここで区切りたいと思います。
 また時間が有り次第更新していきます。

 突然ですが更新を止めたいと思います。

 もっとssについて学んでから再挑戦したいと思います。
このスレッドは過去ログ行きになると思われますが、
また作り直すようにしたいと思います。

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