ジャン「俺が一番振り向かせたいのは」(681)

~食堂~



アニ「となりいいかい?」

ミーナ「じゃあ私逆側で~」

サシャ「向かいだったら食べさせてもらう時に絵になりますね!」

クリスタ「私もここいいかな?」

ユミル「…まあクリスタがここがいいってんだからしょうがねえよな!」






ジャン「どうしてこうなった」



ジャンがハーレムになってる光景に吐き気を催す可能性があります
用法、用量を守り適度にジャンを見守りましょう




アニ「今日の格闘術私がいろいろ教えてあげるよ」

ジャン「いやどうせエレンから組んでくれ~って言われてんだろ?」

ジャン「気持ちは嬉しいがあっちが先客なんだからな」

アニ「……あっそ」

ジャン「…まあ次の格闘術予約しとくわ」

アニ「!!」


クリスタ「わ、私馬術なら少し教えられるかも…」

ジャン「俺が馬面だって言いてえのか?」

クリスタ「ち、違うよ!!なんでそんな話になるの!?」

ジャン「冗談だ」

クリスタ「…いじわる」

ユミル「オイオイ何うちの天使いじめちゃってんの?」

ユミル「これはあとで個人的にみっちり話す必要性ありだな~」ミヤリ


ジャン「やなこった」

ユミル「まあまあ遠慮すんなって」

クリスタ「ユミル?」プク

ユミル「へいへい悪うござんした~」

サシャ「ジャン!!今私にあーんできるチャンスですよ!!」

ジャン「やらねえよ!」



ミーナ(この争奪戦に加われない…)

ジャン「おい、ミーナ!」


ミーナ「ひゃい!?」

ジャン「さっきから黙り込んでどうした?」

ミーナ「な…なんでもないよ」

ジャン「お前が元気ねえと調子狂うんだよな~」

ミーナ「え?」

ジャン「なんかいっつもうるせえぐらいなのによ」

ミーナ「え!?私そんなに煩いキャラじゃないよ!!」

ジャン「キャラってなんだキャラって…」


アニ「……」

サシャ「スーパーあーんタイムが…」

ユミル「芋女は大人しく芋かじりついてろ」

クリスタ「ム~…」






ライナー「俺の嫁が…」

ベルトルト「…僕の…」

コニー「ジャン人気者だな」


マルコ「ジャン…中々プレイボーイだね」




ミカサ「エレン、口元に食べかすついてる」フキフキ

エレン「やめ!!ゴシゴシすんないてえ!!」


アルミン「ミカサはぶれないね」





ジャン(畜生…エレンのやつ羨ましい)

ジャン(死に急ぎ野郎のくせに…)

ジャン(大体俺はこんなの望んじゃいねえ)

ジャン(ハーレムなんざほしくねえ!!)




ジャン(まあちょっと楽しんでるのは内緒な)

ジャン「……」





アニ「……」

サシャ「やっぱミカサですか!?ミカサがいいんですか!?」

ミーナ「ウォール・ジャンは厚いね」

ユミル「別に馬面とかどうでもいいし~」

クリスタ「…そうだジャンファンクラブをつくろう」

ジャン(大体なんでこうなったんだっけ?)


ジャン(…確か…アニは…)







――――

――――――

―――――――――

~休日、街~




ジャン「わらえ わらえ わらえ 愚かな夢♪」



ジャン「ん?」




ジャン「あれは…アニか?」




アニ(フリフリ)「きゃは♪買っちゃった♪」


アニ「ふんふ~ん♪」


アニ「!?」ドサ



ジャン「……」

アニ「(老け顔巨人のような顔)」



ジャン(あかん…女の子がやっちゃいけん顔しとる)


アニ「……お…お…」


ジャン「いや…俺は何も見てn





あんぎゃあああああああああああああああああああああ






ジャン「…あのな…アニ」ボロボロ


アニ「……」

ジャン「知り合いを出合い頭にボコボコにするのはどうかと思うぞ」ボロボロ


アニ「気が動転しちゃってね、ちなみに後悔もしてないし反省もしてない」


ジャン「いや反省はしろよ!!」


アニ「それよりもさ…」


ジャン「あん?」



アニ「今日のこと…誰にも言うんじゃないよ」






ジャン「え?黙る必要あんのかよ?」



アニ「あんたまだ殴られたりないのかい?」



ジャン「わあああああああ待て待て待て!!」

ジャン「俺が言いたいのはな!!そんなに似合ってんのに隠す必要あんのかってことだ!!」


アニ「は!?」













ジャン「痛い!!マジでいてえ!!やめて右膝を執拗に狙うの!!」








ジャン「あのな…」

アニ「はい」

ジャン「俺は本気で似合ってるって言ってんの」

アニ「…信じられないね」

ジャン「いや別に信じる必要はねえけどさ」

ジャン「俺が思ったことをすぐ口に出す性格のせいで気にいられねえことは知ってんだろ?」

アニ「気に入られないの自覚してるなら直せば?」

ジャン「だああああああ話が脱線する!!」

ジャン「だからてめえはもっと自信持てって俺は言いてえんだよ!!」

アニ「ジャン…」

ジャン「あんだよ?」

アニ「か弱い乙女にてめえはちょっと…」

ジャン「ん?か弱い乙女?どこどこ?」







ジャン「か弱い乙女は…そんなすぐに…暴力振るいません」プルプル

アニ「まあ…あんたがわりと正直者ってのは認めるよ」


ジャン「そ…そいつはどうも…」プルプル


アニ「でも…お世辞を言ってないとも限らない」

ジャン「は?」



アニ「あんたに証明してもらおうって思うんだけど、どう?」


ジャン「証明?」

アニ「あんたには今度の休日私の買い物に付き合ってもらう」


ジャン「おいなんだ勝手に決めんなよ」


アニ「そこで私の趣味を見て引いたり笑ったりしたらあんたの負け」

アニ「逆にあんたが笑ったりしなかったら私の負け」

アニ「罰ゲームは私のサンドバッグの刑で」

ジャン「おいなんだそれ人権放棄しすぎだろ」

ジャン「大体俺が勝ったらどうすんだよ?」

アニ「適当に考えといて」

ジャン「お前な…」

アニ「というわけで今度の休日空けといて」


ジャン「いや俺はやるとは言ってねえ」


アニ「なんだヘタレか」

ジャン「あ?」

アニ「エレンよりずっとよわーい」

アニ「もうだめだわ~エレンのこと死に急ぎとか馬鹿に出来ないわ~」

アニ「ジャン…もうだめじゃん」

ジャン(何こいつ…うぜえ)

ジャン(大体弱み握ってんのは俺だぞ、ただアニが弱みと思ってるだけだけど)

ジャン(でもあいつと比べられるのは正直かなりムカつく)

ジャン「ああああもううっせええ!!」

ジャン「そこまで言うならやってやろうジャン!!」


アニ「……」

ジャン「おい、どうした?」






アニ「ダジャレはちょっと…」

ジャン「今のは俺が悪かった!!」

アニ「ところで今空いてる?」

ジャン「あ?なんでだよ」

アニ「ちょっと今荷物持ちがほしくてね」ガシ

ジャン「え?は?」





――――

―――――――

――――――――――






ジャン(知らなかったんだよ…アニがあんなマイペースだったなんて…)

ジャン(それで勝負があってよくわかんなくて結構ないざこざがあって)

ジャン(現在に至ると…)

ジャン(まあそれは整理しながら話すとして)



ジャン(次はミーナだな)

ジャン(ミーナは…なんだっけ?)

ミーナ「?」

ジャン(あ、思い出した)

ジャン(こいつ髪型で虐められてたんだ)





――――

――――――

―――――――――

訓練兵a「卑弥呼様!!」

訓練兵b「ば!!ちげえよワカタケル大王様だって!!」

訓練兵c「チンポ頭萌え~」


ミーナ「ち!!違うってば!!」

ミーナ「やめてよ!!髪型でいじるの!!」


訓練兵c「亀頭がブルンブルン震えてるお!!」

訓練兵a「卑弥呼様がご乱心だ!!」

訓練兵b「は!!ちげえよヤマタノオロチの生贄だって!!」


ミーナ「…」グス






ジャン「お前ら何やってんの?」




ミーナ「!!」

訓練兵b「おう!ジャンじゃん!」

訓練兵a「今卑弥呼様がご乱心なんだわちょっと助けてくれよ」

訓練兵c「おほ!よさげな振動」


ミーナ(ジャンも…いじめに加わるの…?)ガクガクブルブル



ジャン「んっとな」





ジャン「お前ら相当暇人なんだな、教官に言っとくわ」



訓練兵s「!?」


ミーナ「…え?」

訓練兵a「おい!お前何言って…」


ジャン「俺には無理だわ、よってたかって一人の女弄るとか」

ジャン「恥ずかしすぎて無理だわ~」


訓練兵b「おい!もし教官にチクったりしたら」


ジャン「あ?チクったらどうすんだよ?」


訓練兵s「!?」

訓練兵a「こ…こっちは3人だ!!」

訓練兵b「いくら成績が良くても…」

訓練兵c「現実じゃあ複数に勝つなんて難しいお!!」



ミーナ(あなたたち…それフラグ)



エレン「ん?何やってんだ?」

ミカサ「これはきっとミーナが虐められてる」

ライナー「…それは感心せんな」


訓練兵s「!!」

ミーナ(ほらすごいの来た)

訓練兵s「ひいいいいいいいいいいいいごめんなさあああああああああああああああい!!!」


ジャン「あ、逃げやがった」


ミーナ「あ…あの!」


ミカサ「ジャン…あなたが首謀?」


ジャン「!?何勘違いしてんだ!?違う!!違うっての!!」

エレン「ジャン…」

ライナー「それは感心せんな」


ジャン「お前ら俺の話を



いぎゃあああああああああああああああああああああああああ



エレン「悪いジャン」

ライナー「早とちりした」

ミカサ「ごめんなさい」

ジャン「…お前らなぁ…」ボロボロ

ミーナ「みんな本当にごめん!私のせいで…」

ジャン「少なくともお前のせいじゃねえから安心しろ」

ミカサ「ジャンの普段の行いが原因」

ジャン「…ぐすん」


エレン「あ、やべ!!アルミンのところに早く行かねえと!!」ダッ


ジャン「さっさと行けや」

ミカサ「エレン待って」ダッ

ジャン「…oh」

ライナー「…元気出せ」

ミーナ「…えっと…」


ライナー「…おっと俺もベルトルトを探さないとな」



ジャン(ライナーが…空気を読んだ…だと?)



ミーナ「あ…あの…」


ジャン「あん?」


ミーナ「!!」ビク

ミーナ(やっぱジャン怖いよ~)


ジャン「…あのな…」

ジャン「俺は別にお前をとって食やしねえっての」

ジャン「だから…なんだ…その…」

ミーナ「?」

ジャン「あんま怖がんな」

ミーナ「え?」

ジャン「まあ確かに俺は人相悪いし口も悪いけどな」

ジャン「そんなあからさまに怖がられるとわりと傷つくぞ」

ミーナ(ジャン…いろいろ自覚してるんだ)

ジャン「俺は別にすぐキレたりしねえ」

ジャン「まあムカつく奴にはキレるけど大体死に急ぎ野郎だしな」

ミーナ「ジャン…」

ジャン「まあそんなわけだ!」

ジャン「俺にも言いたいことはっきり言っていいぞ」

ミーナ「…じゃあ…一つだけ」

ジャン「なんだ?」

ミーナ「あ…ありがと」

ジャン「あん?俺別になんもしてねえけど」

ミーナ「…」ビク

ジャン「だからビビんなって」

ジャン「あ!それとな!」


ミーナ「?」




ジャン「お前のその髪型、俺はわりと好きだぜ!」




ミーナ「!?」

ジャン「またあいつらになんか言われたら遠慮せずに相談しろ」

ジャン「言いたいことはそんだけだ」

ジャン「じゃあな!」





ミーナ「ジャン…か…」


――――

――――――

―――――――――






ジャン(それからわりと一緒にいることが増えたんだったな)

ジャン(アニと仲がいいってのもあっていじめも近づけないんだよな)

ジャン(でも…ミーナが俺の近くにいたがるのはなんでなんだろうな?)

ジャン(まあそれは後々考えるとして…)


ジャン(次はサシャか)

たぶんみんなきづいてないかもしれないけど

またおれなんだごめん

ちょっとまえにしりあすものかいたこういしょうできゃらがぶれぶれなり

とりあえずきょうはここまでです

つづきはあさのよてい

おはよう
さっそくじゃんをせっしゅしすぎてはきけもよおしてるひといるね

うそですぜんぶおれがぶんさいなくてきもちわるいのがいけないんです

でもさいかいするだっておなにーだもん


ジャン(こいつはたしか…)

サシャ「ほらまたチャンスきました!!あーんですよあーん!」

ジャン(ほんと覚えてねえ…)

ジャン(いや、なんかあったはずだ!思い出せ!)



――――

――――――

――――――――



ジャン「…」ポイ

サシャ「♪」パク

ジャン「…」ポイ

サシャ「♪」パク

ジャン「…」ポイ

サシャ「♪」パク

ジャン(…楽しい)

――――――――

――――――

――――


ジャン(いやこれなわけねえだろ!!)

ジャン(なんか俺に近づく理由があるはずだ!)

ジャン(思い出せ!)



――――

――――――

――――――――





ジャン(e:釣竿)「……」プラプラ

サシャ「!」ピョーン

ジャン(e:釣竿)「!」ヒョイ

サシャ「!?」

ジャン(e:釣竿)「……」

サシャ「……」

ジャン(e:釣竿)「……」プラプラ

サシャ「!!」ピョーン

ジャン(釣竿)「!」ヒョイ

サシャ「!?」

ジャン(釣竿)「……」ニヤリ

サシャ「…がるる」

――――――――

――――――

――――

ジャン(いやこれなわけがねえ!!)

ジャン(こんなことされたらむしろ嫌いになるわ!!)

ジャン(まだ何かあるはずだ…思い出せ!)



――――

――――――

――――――――






ジャン「なあ芋女」

サシャ「……」

ジャン「おい聞いてんのか?」

サシャ「……」

ジャン「…サシャ」

サシャ「はい、なんでしょうか?」

ジャン「芋女はどうして芋女なんだ?」

サシャ「キレますよ?」

ジャン「めんご」

サシャ「パァン一つで手を打ちましょう!!」

ジャン「やなこった」

サシャ「がるる」

ジャン「でも人の食べ物強奪すんのはどうかと思うぞ」

サシャ「ずいぶん唐突ですね」

ジャン「お前に常識は通用しねえからな」

サシャ「何をいいますか!?私これでも花の乙女ですよ!!」

ジャン「鼻の乙女の間違いだろ、この放屁女が」

サシャ「な!?あれはミカサが!!」

ジャン「ミカサ嘘つかない」キリッ

サシャ「がるる」

サシャ「それに強奪じゃありません!!残飯処理です!モグモグ」

ジャン「まだ食ってんじゃねえか!!それ俺の!!」

サシャ「悲しいかな、世界は弱肉強食です」ドヤァ

ジャン「もうやだこの芋」

サシャ「だから芋じゃありません」モグモグ

ジャン「じゃあなんなのさ」

サシャ「乙女ですよ!!」

ジャン「……ぶふ」

サシャ「いい加減キレますよ」







サシャ「で、ですね」

ジャン「あん?」

サシャ「なんでこんなことになってるんでしょうか?」

ジャン「……」


~山(特別野営訓練)~


ジャン「…ほらお前狩猟民族だろ?案内してくれよ」

サシャ「足怪我してんですよ!おんぶしてくださいよ!!」

ジャン「は?お前がマツタケ!!とかわけわかんねえこと言いながら崖から飛び降りたからだろうが!!」

サシャ「それはそうですけど!!」

ジャン「生きてるだけでも奇跡だぞあの高さ!」

サシャ「…いやほんとですね」

ジャン「…こんな訓練なのに立体起動は使えねえしよ」

サシャ「意味あるんですかね?こんな訓練」

ジャン「俺が知るわけねえだろ」

サシャ「それもそうでしたジャンに聞いた私が馬鹿でした」

ジャン「…あのなあ」






ジャン「…さて休憩もこれくらいにして…」

サシャ「?」

ジャン「ほら、動けねえんだろ?」

サシャ「はいまあ確かにそうですが…」

ジャン「俺がおぶってやるっていってんだ早くつかまれ」

サシャ「!?」

ジャン「早くしねえと置いてくぞ」

サシャ「ジャアアアアアアアアアアアアアアアアン!!」ピョーン

ジャン「いて!!おま!!動けんじゃねえか!!」

サシャ「細かいこと気にしてたら禿げますよ」







サシャ「クンクン…あ、そこ右です」

ジャン「すげえなその嗅覚」

サシャ「ドヤ!!」ドヤァ

ジャン「ああ後ろにうぜえドヤ顔の気配がする」

サシャ「なんですかそれ」クス






サシャ「ジャン」

ジャン「あん?」



サシャ「ありがとうございます」

ジャン「…今日は雨か」

サシャ「なんですかそれ!!」ムニュ

ジャン「!!おま!!なんか当たってんぞ!!」

サシャ「当ててるんですよ」ミヤミヤ

ジャン「」ハナヂツー



――――

――――――

――――――――

サシャ「当ててるんですよ」ミヤミヤ×

サシャ「当ててるんですよ」ニヤニヤ○

もうやだ






ジャン(いやまさかあれのわけがねえ)

ジャン(いやまあ考えてもしょーがねーな…)

ジャン(芋女に常識は通用しねえってことで)



ジャン(次はクリスタか…)


ジャン(クリスタは周りから天使とか女神とか慕われてる)

ジャン(確かに俺もそう思うしミカサがいなかったら惚れてたかもしれねえ)

ジャン(でもクリスタはなんでなんだろうな?)

ジャン(とくになんかした覚えはねえが)



――――

――――――

――――――――

~立体起動訓練~



クリスタ「よ、よろしくね」

コニー「おう!よろしくな!」

ジャン「お前ら足引っ張んじゃねえぞ」

クリスタ「う、うん」

コニー「あ?てめえが足引っ張んなよ」

ジャン「ま、こんな基礎的な訓練でなんかあると思えねえけどな」

クリスタ「……」

クリスタ(どうしよう…)

クリスタ(まだろくに立体起動も使いこなせないのに)

クリスタ(ジャンって…ちょっと怖い)

クリスタ(それに二人に申し訳ないよ)


ジャン「おい」

クリスタ「!?」

あ、めしくってくる

すっきり
じゃんがじゃんにみえないのは…おれにぶんさいがないからだ!
ごめんなさいいいわけですねはい

もともともっとはやくにさいかいするよていでしたが
あついじゃん→ゆかにねそべるじゃん→そのままねるじゃん→どげざするじゃん

さいかいします

ジャン「何ボーっとしてんだ、俺らの番だ」

クリスタ「え!?あ!ひゃい!」

コニー「ひゃい?」

ジャン「さっさといくぞ」バシュン

コニー「おい!待てって!」バシュン

クリスタ「あ!待って」バシュン

クリスタ(あぅ…二人とも早いよ)

クリスタ(どうしよう…このままじゃ本当に足手纏いだ…)

クリスタ(…よし、怖がっちゃダメだ)

クリスタ(ここは多少無理してでも)






ジャン「…?」

ジャン「遅えぞクリスタ!!何やって…」

ジャン「!?」




クリスタ「あわわわわわわわわわわ」ゴオォォォォォォ


ジャン「馬鹿!!マジで何やってんだ!!」バシュン


コニー「ジャン!?」




クリスタ(あー…これは死ぬのかな…)

クリスタ(もうぶつかりそう…)

クリスタ(痛そうだな…)





ガシ



クリスタ「!?」

クリスタ「ジャン!?」









ジャン「馬鹿野郎!!」

クリスタ「ひ!?」

ジャン「なに無茶なことしてんだ!!死ぬ気か!?」

クリスタ「ご、ごめんなさい…」


コニー「おい!お前ら大丈夫か!?」



ジャン「はぁ~…もうこれじゃあ今日の訓練は碌な結果にならねえな」

クリスタ「…ごめんなさい」グス

コニー「おい!そんな言い方はねえだろ!!」

ジャン「うっせ馬鹿は黙ってろ!!」

クリスタ「……」グス



ジャン「…しょうがねえな」

ジャン「特別に俺様が教えてやるよ」

クリスタ「…え?」グス

ジャン「いいか?今回だけだ!次はねえ!」

コニー「てめえに教えられんのかよ?」

ジャン「あ?どっかの馬鹿よりはずっとましだろ」

コニー「ん?どこにいるんだ馬鹿って」

ジャン「てめえに決まってんだろ」

コニー「あ!?俺は馬鹿じゃねえ!!」








ジャン「いいか?こうやってだな」

クリスタ「こ、こう?」

ジャン「ちげえって!こうだって!」

クリスタ「あう…」




コニー「あ~…暇だ~…」





ジャン「ガスは一瞬だけ強く吹かせるだけだ」

クリスタ「う、うん」

ジャン「そうやって慣性を利用したほうが消費は少なくてすむからな」

クリスタ「わ、わかった」

ジャン「まあわかったところで俺くらいにしかできねえけどな」

クリスタ「あぅ」




コニー「あ、蝶々」





ジャン「じゃああそこまで飛んでみろ」

クリスタ「え!?いきなり!?」

ジャン「馬鹿、俺は何のために教えたんだよ」

クリスタ「あぅ…」

ジャン「大体この俺が教えたんだから出来るに決まってんだろ」

クリスタ「が、がんばる」




コニー「このキノコ食えんのかな?あいつに食わせてみよう」


ジャン「






クリスタ「で、できた…」

クリスタ「私できたよ!!」

ジャン「だから俺が教えたんだから当たり前だ」

クリスタ「あぅ…」

ジャン「まあ…やりゃできんじゃねえか」

クリスタ「!!」パァ



コニー「それにしてもすげえ綺麗な模様だなこのキノコ」






ジャン「じゃあさっさと帰るぞ」バシュン

クリスタ「あ!待って」バシュン

コニー「おい!お前らもキノコ運ぶの手伝ってくれよ!」バシュン



クリスタ「あ」プシュ

ジャン「…まああんだけ練習すりゃガス切れにもなるわな」


ヒョイ

クリスタ「え?」

ジャン「置いてくわけにもいかねえだろうが、しっかりつかまってろ」

クリスタ「で、でもこれは…」

ジャン「うだうだ言ってっと置いてくぞ」

クリスタ「…はい」

コニー「おい!ジャン!俺はキノコをだっこしてんのにお前は女をだっこかよ!!」

ジャン「知らねえよ!!」

クリスタ「…」カアァ







キース「遅いぞ貴様ら…どこで遊んでいた?」



ジャン「」

クリスタ「」

コニー「」

キース「キルシュタイン訓練兵、お姫様抱っことはいいご身分だな」

ジャン「」

コニー「やーいやーい」

キース「貴様もだスプリンガー!!そのキノコはなんだ!?」

コニー「」

タッタッタッタッタ


クリスタ「二人ともごめんね私のせいで」

ジャン「あ?なんでお前のせいなんだよ?」

クリスタ「え?だって私が立体起動を…」

ジャン「馬鹿じゃねえの?」

クリスタ「え!?」ガーン

ジャン「んなもん最初からできるわけねえだろ」

ジャン「俺みたいな才能あふれる奴じゃねえ限りな」

コニー「あ?てめえに才能?頭湧いてんのか?」

ジャン「あ~?どっかの馬鹿が何かいってるみたいだけど聞こえねえ」

ジャン「あ、わかった馬鹿にしか聞こえねえんだ」

コニー「てめえ!殺すぞ!」

ジャン「あ?やってみろや」

クリスタ「二人ともその辺に…」

ジャン「あ、そういや言い忘れてたけどな」

クリスタ「何?」

ジャン「お前の飛んでる時の顔、めっちゃ笑えるわ」

クリスタ「!?」

コニー「おい!聞いてんのか!?俺は馬鹿じゃねえぞ!!」



――――

――――――

――――――――





ジャン(いや~…まさかあれじゃねえだろ…)

ジャン(だって天使、女神のクリスタだぜ)

ジャン(んなちょろいわけねえ)

ジャン(絶対なんかある)


ジャン(そばかすに関してはしらん)

ジャン(なんかクリスタに付いてきた)

~ちなみに~






サシャ「これ毒キノコですよ」

コニー「は?」

サシャ「コニーほんと狩猟民族なんですか?馬鹿なんですか?」

コニー「い…いや俺動物専門だし!!」

サシャ「そんなんじゃ狩猟民族としてやってけませんよちゃんとそのへん勉強しないと」

コニー「は?俺天才だから大丈夫だし」

サシャ「いや食べられるものと食べられないものの区別もつかないのが馬鹿じゃなくてなんなんですか?」

コニー「…天才?」

サシャ「常識考えてくださいよ」

コニー(サシャに常識とか言われた…死にたい)

サシャ「まあなんとかして食える方法探しますけど」

コニー「!?」




ミカサ「エレン、もっと食べないと大きくなれない」

エレン「は?そのパンお前のだろ?いいよお前が食えよ」

ミカサ「私はご飯派」モグモグ

アルミン「そのごはんどこから持って来たの!?」

エレン「俺もご飯がいい!!」

アルミン「エレン!?」

ミカサ「たーんとお食べ」




ジャン「畜生羨ましい…」グヌヌ





ライナー「おい…あいつ羨ましいとか言ったぞ」

ベルトルト「これは聞き捨てならない」

コニー「ん?何が羨ましいんだ?」

マルコ「ジャンはミカサが好きだからね」


ライナー「じゃあクリスタ俺でいいだろ!」

ベルトルト「アニは僕でいいでしょ!」

コニー「?」

マルコ「コニーは純粋のままでいてくれ」

コニー「おう!」

~格闘術~



アニ「ねえ」バシ

エレン「なんだよ」ガシ

アニ「ジャンにミカサを諦めさせるにはどうしたらいいと思う?」シュ

エレン「は?知らねえよ」バシ

アニ「いいから考えな」ブン

エレン「んなもんあいつ次第だろ、俺には関係ねえ」スッ

アニ「…あんたはそういう奴だったね」スッ

エレン「!?」グルン




アニ「喋りながらやってると痛い目見るよ」

エレン「お…おまえがさきに…はなしかけたんだろうが…」チングリガエシ

~馬術~



クリスタ「ねえライナー?」

ライナー「おほ!女神が俺に話しかけたお!結婚しお!(なんだ?なんか用か?)」

クリスタ「え?」

ライナー「なんでもない!なんでもないぞ!」

クリスタ「う、うん」

ライナー「で、どうしたんだ?」

クリスタ「えっとね…」





クリスタ「ジャンってすごい一途だよね?それでね!」

ライナー「」

クリスタ「ジャンが私に振り向くにはどうやったらいいかなって男の子の意見を…」

クリスタ「…ってあれ?」


ライナー「」


クリスタ「…ライナー?」


ライナー「」


クリスタ「うんきっとライナーは忙しいんだ」

クリスタ「アルミンに聞きにいこ」




ライナー「」

~座学~


サシャ「狩猟民族失格のコニー」ボソ

コニー「あ?なんだよその呼び方」

サシャ「しっ…声大きいですよ」ボソ

コニー「なんだよてめえが話しかけたんだろ?」

サシャ「それはコニーに訊きたいことがあってですね」ボソ

コニー「まあ俺天才だからなんでも答えれるけどさ」

サシャ「じゃあジャンがミカサを諦める方法を」

コニー「ジャンにミカサを諦めるよう言えばいいんじゃね?」

サシャ「そうなんですか?」

コニー「うん」



「そこそんなにこの問題に答えたいか?コニー・スプリンガー?」

コニー「え!?俺!?」

「じゃあこの問題を答えてみろ」

コニー「はい!わかりません!」

「……」

コニー「……」

「正解だ、座れ」

一同「!?」

コニー「俺は天才だった…だからこの問題に答えられた…」

サシャ「わーすごいですーコニー」

コニー「って元はといえばてめえのせいだぞ」

サシャ「てへ」

~夜~


ユミル「よう、ベルトルさんじゃねえか」

ベルトルト「ユミルか…こんな時間に何してるんだい?」

ユミル「それこっちの台詞なんだけどな」

ベルトルト「僕は…星を見ていたんだ」

ユミル「へいへいロマンチストなんですねわかります」

ベルトルト「そんなんじゃないよ…ただ…いやなんでもない」

ユミル「あん?途中でやめると気になるだろうが」

ベルトルト「本当になんでもないよ」

ユミル「……」

ベルトルト「ユミルもジャンが好きなんだよね?」

ユミル「あ?もしかしてお前私が好きなのか?」ニヤニヤ

ベルトルト「いやそれはない」

ユミル「……」

ユミル「別に私はあの馬面が好きなわけじゃねえけどな」

ベルトルト「!?」

ユミル「何驚いてんだよ」

ベルトルト「だって食事のときジャンの近くに行きたがって…」

ユミル「ああ、違う違う」

ベルトルト「は!?」

ユミル「あれは2重のカモフラージュ」

ベルトルト「???」

ユミル「といっても私の好きな奴なんて教える義理はねえけどな」

ベルトルト「え?え?」

ユミル「んじゃあな」



ベルトルト「なん…だと…」

めしくってきます

こんどはゆかにねないようにきをつけます

じゃんってむずかしい

ただいま

さいかいします





ミーナ「マルコ!」

マルコ「ん?ミーナじゃないか、こんな時間になんだい?」

ミーナ「マルコってジャンと仲いいよね?」

マルコ「まあ悪くはないと思うよ」

ミーナ「訊きたいことがあるんだけど…」

マルコ「ジャンにミカサを諦めさせる方法かい?」

ミーナ「え!?どうしてわかったの!?」

マルコ「だってミーナってわかりやすいし」

ミーナ「そ…そんなに?」

マルコ「結構顔にでてるよ」

ミーナ「あちゃ~…」

マルコ「あと申し訳ないんだけど…」

マルコ「ジャンを僕にどうこうすることはできない」

ミーナ「!!」

マルコ「なんでかわからないけどジャンのミカサへの執着は相当なものだよ」

ミーナ「…うん」

マルコ「でも応援することはできる、僕はミーナを応援してるよ」

ミーナ「…ありがと、それじゃあ行くね」




マルコ「さて…今日はミーナで抜くか」







アニ「……」

アニ「……」モソモソ

アニ(あの日ジャンに買ってもらった(無理やり買わせた)服)

アニ(結構いいセンスしてる…)


――――

――――――

―――――――――

~休日~




アニ「遅い!」

ジャン「あ?時間通りに来てやっただろうが」

アニ「あんたばかぁ?」

ジャン「あ?」

アニ「大体こういうのは男が早く来るのが常識でしょ」

ジャン「うっわめんどくせ」

アニ「か弱い乙女にめんどくさいとか言うとか傷つく」

ジャン「え?か弱い乙女?どこよ?」





ジャン「すっげぇいてぇ…マジでか弱くねえよ…」プルプル

アニ「とお馬さんの相手はこれくらいにしてっと」

ジャン「おい誰が馬だ」

アニ「今日は前に言ったあんたのテストの日だ」

アニ「時間はそんなにない、さっさと行くよ」ガシ

ジャン「ん?何首根っこ掴んで」

アニ「今日も荷物持ちよろしく」ズルズル

ジャン「あががが…首締まって」







アニ(あの時はまだあいつを信用してなかった)

アニ(ま、裏切ればサンドバッグだったし)

アニ(荷物持ち程度の認識)



――――

――――――

――――――――

~ファンシーショップ~


ジャン「……」

アニ「なに?早速引いた?」

ジャン「いや…そういうわけじゃねえけどよ…」

アニ「?」

ジャン「こんな店あったのか」

アニ「どういう意味?」

ジャン「やっぱ恥ずかしがることねえんじゃねえか?」

アニ「は?」

ジャン「店があるってことは少なからず許容されてる趣味じゃねえのか?」

アニ「じゃあ武器屋があれば一般人同士が戦うのが許容されるのかい?」

ジャン「いやそれとこれとは別だろ」

アニ「根本は同じだよ」

ジャン「いや絶対違う、それに大っぴらに武器屋なんてねえだろ」

アニ「…屁理屈だね」

ジャン「どっちがだよ…ひねくれてんな」

アニ「どうも」

ジャン「いや褒めてねえよ」

アニ「あ、このくまさんのブレスレット可愛い」

ジャン(どんなデザインだよ…)

アニ「!この髪飾り素敵!」

ジャン(ほんといろんなのがあるんだな…)

アニ「でもこっちイヤリングもなかなか」

ジャン(でもよ…)

アニ「アクセサリ以外にもこんなに」キラキラ

ジャン(俺すげえ場違い、周りの視線が痛え)

アニ「う~ん…迷う」

ジャン「なあアニ」

アニ「何?今忙しいんだけど」

ジャン「俺外出てていいか?」

アニ「え?何?引いたって?」

ジャン「ちげえよ!どんだけネガティブなんだよ!!」

アニ「しっ…ここ店の中、他のお客さんもいるから」

ジャン「だから外で待ってるって言ってんだろ」

アニ「引いた?」

ジャン「だから引いてねえって」

アニ「じゃあいいじゃん」

ジャン「……サム」

アニ「……」

ジャン「結局中で待つことになりました」ボロボロ

アニ「誰に言ってんの?」

ジャン「気にすんな」

アニ「あっそ、無駄に時間使ったんだけど」

ジャン「え?俺が悪いの?」

アニ「当たり前でしょ」

ジャン「マジかよ」

アニ「責任取ってあんたが選んでみてよ」

ジャン「え~めんどくせえ」

アニ「か弱いおt ジャン「わかった選べばいいんだろ?」



ジャン(俺が選ぶとは言ってもな~)

ジャン(ミカサのために女性ブランドの勉強はしたが…)

ジャン(ファンシーは対象外だ)

ジャン「……?」

ジャン「これとかいいんじゃね?」

アニ「…お馬さんの…日記帳?」

ジャン「それかこれか」

アニ「リボン…?」

ジャン「だめか?」

アニ「……」

アニ「まあ…あんたにしちゃあ悪くないんじゃない?」

ジャン「お前は俺の何を知ってんだ?」

アニ「で?選んだからには買ってくれるんだよね?」

ジャン「は?なんでだよ」

アニ「いいでしょ減るもんじゃないし」

ジャン「俺の金が減るんだが」

アニ「細かいこと気にしてると禿げるよ」

ジャン「……」

「ありがとうございました~」


アニ「~♪」ホクホク

ジャン「なんで俺が…」

アニ「さて、次行くよ」ガシ

ジャン「へ?」

アニ「~♪」ズルズル

ジャン「だから…ぐるじい」

~ロリータショップ~


ジャン「だからなんで店があんだよ!」

アニ「しっ…店の中では静かに」

ジャン「……チッ」

アニ「じゃ、ここで待ってて」

ジャン「…外で待ってちゃだめ?」

アニ「外に出て笑うつもり?」

ジャン「は?笑わねえよ」

アニ「じゃあいいじゃん」

ジャン「…もう何も言わねえぞ」

アニ「……」





アニ「どれにしようかな♪」


ジャン(そういえばあまりのマイペースさに忘れてたけど)

ジャン(アニって結構ルックスいいんだよな)

ジャン(氷の女とかなんとか呼ばれてるみてえだけど)

ジャン(現実はとんだマイペース女だったわ)





アニ「う~んこっちも捨て難い」



ジャン「…」イライラ






アニ「あ、また候補が増えた」





ジャン「……」イライラ







アニ「あ~もうどれも可愛い♪」




ジャン「だあああああああああああああああ」

アニ「何?ジャン、ここ店の仲なんだけど」

ジャン「いつまで待たせんだよ!」

アニ「か弱い乙女の買い物の邪魔すると痛い目みるよ」

ジャン「言ってること矛盾してる!」

アニ「で?何が言いたいの?」

ジャン「長い」

アニ「この甲斐性無」

ジャン「は?」

アニ「罰としてジャンが選んで」

ジャン「てめえそうやってまた俺に買わせる魂胆だろ」

アニ「か弱い乙女にてm ジャン「しつこい!」

アニ「で?選んでくれるの?」

ジャン「…マジで?」

アニ「マジで」

ジャン「…たくしゃーねーな」

アニ「あんたのセンスに期待してるよ」

ジャン(とは言ったものの…)

ジャン(すげえフリフリばっか…)

ジャン(これが似合うアニって実はすごいんじゃね?)

ジャン(あと似合いそうなのはクリスタくらいか…)

ジャン(と今は選ばないとな)

ジャン「う~ん…違いがわからねえ」


ジャン(ん?待てよ?)

ジャン(さっき選んだリボンに合いそうなの選べばよくね?)






ジャン「アニ!」

アニ「遅い!」

ジャン「いやお前より早えよ」

アニ「で?決まったの?」

ジャン「おう!これなんてどうだ!」


アニ「!!」

アニ(ジャンのセンスがいい…だと…?)

ジャン「これならさっきのリボンと合うだろ」

アニ「…確かに」

ジャン「じゃ、俺ここで待ってr アニ「え?買ってくれるんじゃないの?」

ジャン「いや流石にt アニ「買ってくれるんじゃないの?」

ジャン「……」

ジャン(うぜえ)

アニ「私ジャンなら買ってくれるって信じてる」

「ありがとうございました~」



アニ「~♪」

ジャン(なにこれ、俺も財布も死にそう)ニモツドッサリ

アニ「そろそろお昼だね」

ジャン「帰るのか?」

アニ「そんなわけないでしょ」

ジャン「じゃあどうすんだよ」

アニ「昼食とる」

ジャン「どこで?」

アニ「私ジャンのセンスを信じてるから」

ジャン「…奢らねえぞ」

アニ「安心してよ、私もそこまで鬼じゃないから」

ジャン「自覚してるとかなおさらたちわりい」

アニ「か弱い乙女にたt ジャン「口癖なのか?それは」

アニ「まあ昼食ぐらいは私出してあげてもいいよ」

ジャン「ほんとそうしてくれねえといろいろやべえ」

アニ「次は甲斐性を学んで出直してきな」

ジャン「へいへい」

アニ「で?何がいいの?」

ジャン「お前何が好きなんだよ」

アニ「…なんだと思う?」

ジャン「しらねえよ」

アニ「もz…いやなんでもない」

ジャン「なんだよ、気になんだろ」

アニ「ほら…早くしなよ」

ジャン「…じゃあハンバーグでいいんじゃねえの?ちょっと高いかもしれねえけど」

アニ「!!」

ジャン「どうした?」

アニ「べ、別にチーズハンバーグにしてあげてもいいけど?」

ジャン「チーズどっから出てきた」

アニ「早く行くよ!」

ジャン「おい!俺荷物持ってんだけど!!」

~び○く○ド○キー~



ジャン「…もう何もツッコまねえぞ」

アニ「チーハン♪チーハン♪」

ジャン「随分楽しそうだな」

アニ「は?べ、別にそんなんじゃないし」

ジャン「何慌ててんだよ」

アニ「慌ててなんかないし私巷じゃ氷の女とか呼ばれてるし」

ジャン「なんだそりゃ」





ジャン「チーズハンバーグ…好きなのか?」

アニ「…うん」

アニ「引いた?」

ジャン「いや今どこに引く要素があるんだよ」

アニ「さあ…?」

ジャン「お前なあ…」






アニ「おいひい♪」モグモグ

ジャン「!」ドキ

ジャン(いや待て!なんだ今のは!?)

ジャン(俺にはミカサがいるんだ!今のは何かの間違いだ!)

ジャン「何かの…間違いなんだ…」

アニ「何頭抱えてるの?」モグモグ






アニ「じゃあ約束通りここは私が」

ジャン「いや俺の分は俺が出す」

アニ「…遠慮なんかしなくていいのに」

ジャン「いいんだよ」

アニ「あんたって…絶対損する性格だよ」

ジャン「うっせ」






ジャン「で?次はどこ行くんだよ?」

アニ「テストの結果を発表するよ」

ジャン「お前はまた唐突だな」

アニ「合格」

ジャン「早!!」

アニ「女の子の扱いはまだまだだけど今回はそういうテストじゃないからね」

アニ「私の趣味を見ても引かなかったのはあんたが初めてだよ」

ジャン「他の奴に見せたのか?」

アニ「いや?あんたが最初だけど」

ジャン「ツッコみどころ満載だぞ」

アニ「どうも」

ジャン「だから褒めてねえ!!」

アニ「まあテストは終わりなわけで」

アニ「もう解散してもいいんだけど」

アニ「どうする?」

ジャン「…まあまだお昼終わったぐらいで時間はあるからな」

アニ「?」

ジャン「どっかぶらぶらしてかねえか?」

アニ「…別にいいけど」





ジャン「まあ金を使うのは簡便な」

アニ「…甲斐性無し」クス

――――――――

――――――

――――


アニ(意外だった)

アニ(あいつのことだからすぐにでも帰るとか言いそうだと思ったけど)

アニ(ジャンって自己中の印象あったから)

アニ(でもあの日ジャンの印象が180°回転した)



――――

――――――

――――――――

とりあえずきょうはここまで

つづきはあさのよてい

おはようじゃん
らいなーはなべぱでにんきものだったしつぎのさくひんもらいなーめいんよていだから(てきとう)

べるさん…ありだ!よていしてるのかきおわったらかんがえてみよう

じゃあさいかいするじゃん






ジャン「とは言ってもどこ行きゃいいんだろうな」

アニ「あんた何も考えてなかったの?」

ジャン「まあな~」

アニ「…あんた女性のエスコート向いてないんじゃない?」

ジャン「うっせミカサでは本気だす!」






ジャン「おぅ…数時間ぶりの痛みだ…」プルプル

アニ「こういう時は他の女の名前を出すもんじゃないよ」プンプン

アニ「はぁ…まあいい…ついてきな」

ジャン「あ?どこ行くんだよ?」

アニ「いいから」








ジャン「?」

~川~



ジャン「いやなんで川?てかここどこよ?」

アニ「え?川見てると落ち着かない?」

ジャン「そうか?」

アニ「そうそう、なんかこうやってボーっと眺めてるとさ」

ジャン「……」





ジャン「いや全くわかんねえ」

アニ「あんたってほんといろいろ損してるよ」





ジャン「あ~なんかのど乾いたな」

アニ「そういえば…」

ジャン「なんか飲みもんでも買ってくるわ」

アニ「あれ?お金かかるけど」

ジャン「水くらいならそんなかかんねえだろ」

アニ「じゃあ私果汁100%のミックスジュースで」

ジャン「おい無駄に高そうなの買わそうとすんな」

アニ「いいじゃんミックスジュース」

ジャン「…はあ…じゃあ買ってくるわ」






アニ「……」

アニ「……」ゴソゴソ

アニ「……」

アニ「……」ニヘラ


「お嬢ちゃん一人?」


アニ「!?」バッ

「よかったら俺らと遊ばねえ?」

「なあなあいいだろ?」

アニ「……」ギロ


「おっとそんな怖い顔で見んなよ」

「俺たち悪い人じゃないよ」

「だからさ、こんなところで暇してるくらいならさ」


アニ「人を待ってるんで」イライラ

「こんなかわいい子待たせるなんて最低な奴だね」

「そんな奴ほっといて行こうぜ!」

アニ「……」イライラ



ジャン「畜生アニの野郎…」

ジャン「ミックスジュース売ってねえから…」

ジャン「何件歩かされたことか…」

ジャン「まあ…マジで売ってるなんて思わなかったけど」

ジャン「でも…怒ってんだろうな~結構待たせたし…」



ジャン「!?」




「ねえねえだからさ~」

「いいだろ?」

「悪いようにはしないからさ」

アニ「……」イライラ





ジャン(別の意味で怒ってらっしゃる!!)

ジャン(何!?あの命知らず共)

ジャン(あいつら絡む相手間違っちゃってるよ)

ジャン(…待てよ?)

ジャン(ここでアニがあいつらをボコボコにしたとして…)

ジャン(アニが一般人を暴行する→訓練兵の評判が悪くなる)

ジャン(その場に俺がいたことをばらされる→俺にいろいろな冤罪がかけられる)

ジャン(成績ガタ落ち→サヨナラ内地よろしく壁外)

ジャン(いやあああああああああああああああああああああああああああああ)


ジャン(なんとしてでも止める!なんとしてでも生きる!)

アニ(ここでこいつらを殴ったら…)

アニ(でも…こいつらムカつく)

アニ(あ~イライラする)

「いつまで待たせんだよ」

「黙ってるとわかんないよ」

アニ「……チッ」





ジャン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

ジャン「悪いなあんたら!この子俺の連れなんだ!」

「はあ?」

「なんだてめえいきなり出てきてよ」

ジャン「そういうことで!じゃ!」ガシ

アニ「ちょ!引っ張んないでよ」







「…ちっ」ゲシ

ボチャン

「あいつら追うぞ!!」

「あの男ぶっ殺す!!」

「どこだこら!!でてこい!!」







ジャン「……なんとか撒いたな」

アニ「…あのさ」

ジャン「ん?なんだ?」

アニ「…手」

ジャン「…おっと悪ぃな」

アニ「…別に」



ジャン「アニ」

アニ「何?」

ジャン「ほらよ」ポイ

アニ「え?」

ジャン「100%ミックスジュースだ」

アニ「…本当に売ってたの?」

ジャン「は!?お前俺がこのために何件まわったと…」

アニ「…冗談のつもりだったのに…」

ジャン「…お前なあ…」

アニ「そう言えばあんたの飲み物は?」

ジャン「ん?両手ふさがってるとあれだから捨ててきちまったな」

アニ「…もったいない」

ジャン「うっせ助けてやったんだから感謝しろ」

アニ「別に助けてなんて頼んでないけど」

ジャン「は?お前訓練兵が一般人殴ったらどうなるか知らねえのか?」

アニ「それぐらい知ってる」ゴクゴク

ジャン「だったら…」

アニ「はい」

ジャン「?」

アニ「あんたの分、私もう飲んだから」

ジャン「!?」

アニ「まあ…あんたがいらないって言うなら全部もらうけど」

ジャン「…いいのか?」

アニ「元々買ったのはあんたでしょ?」

ジャン「すまん!ほんと喉渇いた状態で死にそうなんだ!」

アニ「だからいいって」

ジャン「サンキューな!!」ゴクゴク

アニ「…こっちこそ…」ボソ




アニ「!ジャン!!」

ジャン「どうした?」

アニ「川に…忘れてきた」

ジャン「あん?だからのみm アニ「あんたに買ってもらったもの!!」

ジャン「!?」

アニ「…どうしよ」

ジャン「…マジ?」

アニ「…大マジ」

ジャン「…まだ川にいけばあんだろ」

アニ「…たぶん」

ジャン「急ぐぞ!」ダッ

アニ「…うん」ダッ







ジャン(あってくれ!!じゃねえと俺の金は何のために犠牲になったんだ!!)

~川~



ジャン「…うそだろ…?」

アニ「……」ショボーン


ジャン(いやまだ諦めるのは早え!!)

ジャン(流されてる可能性もある!!)

ジャン「アニ!!」

アニ「…なに?」

ジャン「悪い!!先帰れ!!」

アニ「は?」

ジャン「今日はもう中断だ!!じゃあな!!」ダッ

アニ「え?え?」



アニ「え?」





ジャン(ちげえぞ!!あいつのためなんかじゃねえ!!)

ジャン(俺の金のためなんだからな!!)






ジャン「どこだよ!!畜生!!」








アニ「…ジャン…私のために?」

アニ「……」

アニ「…追ったほうがいい?」

アニ「でも帰れって言ってたし…」

アニ「……」ウーン

「あれ?さっきの嬢ちゃんじゃん」

「何?やっぱ俺たちのこと待ってたの?」

「そりゃそうさ、あんな男より俺たちのほうがいいに決まってる」

アニ「……」ビキビキ

アニ「何?今私機嫌悪いんだけど」ビキビキ

「大丈夫大丈夫すぐ機嫌よくなるよ」

「俺たちそういうの得意だから」

「だから遊ぼうぜ!」

アニ(…ジャン、悪いけどもう我慢の限界)







ライナー「ん?何やってんだアニ、こんなとこで」

ベルトルト「そこの人たちは何やってるの?」

「あん?なんだてめ…てでけえ!!」

「え?何あれ?ゴリマッチョと木偶の坊!?」

「ゴリラとのっぽだあああああああああああああああ」

ライナー「お前ら喧嘩売ってんのか?」

ベルトルト「僕、こう見えて売られた喧嘩は買う主義なんだ」ニコ

「い、いやあのですね」

「ご」

「ごめんなさああああああああああああああ」


ライナー「あ、逃げた」

ベルトルト「きっとライナーに掘られるって思ったんだよ」

ライナー「俺はノーマルだ」

アニ(ジャンの時は調子に乗ったくせに…あのクソガキ共ジャンをなめたくせに)

アニ(…って私何考えてるの!?)

ライナー「で?アニ」

アニ「何?」

ライナー「こんなところで何やってるんだ?」

アニ「…別に」

ライナー「だれかと一緒にいたんじゃないのか?」

アニ「…あんたには関係ないでしょ」

ライナー「まあそうなんだがな…」

ベルトルト「ライナーはアニをほっとけないらしいよ」

アニ「え?ストーカー?」

ライナー「違わい!!」

ライナー「まあ…ちょっと様子が違うって思ってな」

アニ「別にいつも通りだよ」

ベルトルト「……」

ライナー「そうか、じゃあ帰るか」

ベルトルト「そうだね、アニも一緒に帰る?」

アニ「…いや、あんたら先に帰ってて」

ライナー「…アニ」

アニ「?」







ライナー「お前…恋をしているな」ニヤリ






アニ「!?」

ライナー「まあ…止めはせんが…」

ベルトルト「ライナー!?」

ライナー「ベルトルト、まあいいじゃねえか」

ベルトルト「それ本気で言ってるの?」

ライナー「んなもんアニ次第だろ?」

ベルトルト「……」

アニ「……」


ベルトルト(辛くなるのは…アニなんだ)

ベルトルト(ライナーはそれがわからないのか?)

ライナー「じゃあ俺たちは先帰ってるからな」

ベルトルト「…じゃあまた」

アニ「……」




アニ(まさか…そんなわけ…)







ジャン「どこにあんだよ!畜生!」

ジャン(もうだいぶ暗くなってきやがった)

ジャン(罰則は免れねえか…)

ジャン(どっちにしろ成績に響くならあいつらばれねえようにぶっ飛ばしときゃよかった)









ジャン「…?」






アニ(…結局帰ってきてしまった)

アニ(あそこで待っててもジャンに迷惑かかるから)

アニ(そもそも私はジャンのことどう思ってるんだろう?)

アニ(…こんなこと考えても仕方ないか…)

アニ(夕食の時間だ、行かなきゃ)

~食堂~


「ジャンの奴帰ってきてないんだってよ」

「は?あいつが?」

「あいつあんな性格でも成績に響くようなことしないよな?」

「珍しい、これは事件の臭い」

アニ「……」

アニ(まだ…帰ってきてない…)




ミカサ「エレン、私のパンを食べなさい」

エレン「は?やだよ俺はご飯派になったんだから」

ミカサ「私はパスタ派」

アルミン「だからどこから持ってくるの!?」

エレン「俺!今日からパスタ派になる!」

アルミン「エレン!?」





アニ(結局ジャンは帰ってこなかった)

アニ(…あいつ…なんでそこまでして…)

アニ(私は私の趣味を認めてくれる人がいるだけで十分なのに…)

アニ(…責任感じちゃうんだけど)

アニ(本当…損する性格だよ…)

チュンチュン





アニ「……ん…」

アニ「私…いつの間に…」

ゴソ

アニ「……?」



悪い、お前の寝顔見ちまった(笑)



アニ「……何やってんの?あいつ…」

アニ「女子寮に忍び込むとか…」


ミーナ「ん~…あにぃ~…?なにぶつぶついってんのぉ~…?」

アニ「…ご丁寧に袋まで新品に代えちゃって…」

アニ「ほんと…馬鹿じゃないの?」








アニ「まあ…寝顔見た罰として今度の格闘術付き合ってもらおう」

――――――――

――――――

――――

アニ(聞いた話によるとジャンは夜通し走らされてたんだっけ?)

アニ(女子部屋への潜入ルートの入手経路は不明)

アニ(正直最低な行為だけどあんまり怒れなかった)

アニ(たぶん…あの時から意識してたんだっけ?)

とりあえずここまで

つづきはたぶんひにちかわったくらいになりそう

おれのすれではめずらしくのびてたからなんだとおもったら…
えれんがしゅつぼつしたのか

はははまさかえれんをふりむかせたいなんてことは…



そんなわけないよな?

さいかいします






クリスタ(ジャンは立体起動が上手い)

クリスタ(最初は怖い人かと思ったけど…)

クリスタ(ジャンはこんな私にも親身に教えてくれた)

クリスタ(あのお姫様抱っこはすごく恥ずかしかったけど…)


――――

――――――

――――――――






ジャン「え?なんだって?」

クリスタ「だからお礼がしたいの!」

ジャン「なんのだよ?」

クリスタ「この前の立体起動訓練の時のお礼!」

ジャン「あ~…俺なんかしたっけ?」

クリスタ「私に教えてくれたでしょ!」

ジャン「わりぃ~…覚えてねえわ~」ダラー

クリスタ「もう!」プンスカ



ジャン(あ~やっぱミカサがいなかったら惚れてるわこの可愛さ)

クリスタ「とにかく!今度の休日空けといてね!」

ジャン「気が向いたらな~」グデー

クリスタ「気が向かなくても!」プンプン



ユミル「おい、お前ら何やってんだ?」

クリスタ「!!」

ジャン「あ?見りゃわかんだろ格闘術の訓練だよ」ダラー

ユミル「どう見ても寝てんじゃねえか…」

ユミル「で?私のクリスタ誑かしてたと?」

クリスタ「違うから!」

ユミル「第一お前サボるのやめたんじゃねえのかよ」

ジャン「昨日いろいろあって正直体ガタガタ…」

ユミル「へいへいそうですか教官にチクっとくわ」

ジャン「あ?ふざけんな」

クリスタ「ユミル!」

ユミル「…クリスタに手だしたらわかってんだろうな」

ジャン「出さねえよ」

クリスタ「……」ムス

クリスタ「ユミル!いこ!」

ユミル「へいへい」






アニ「あんた何サボってんの?」

ジャン「おめえに言われたかねえや」




アニ「昨日はありがと」グイ

ジャン「お礼言いながら間接決めるのやめててててててててててて」







クリスタ(あの時なんでモヤモヤしたんだろ?)

クリスタ(たぶん子供扱いされたことかな?)

クリスタ(ジャンだって子供なのに…)

クリスタ(ジャンが約束守るか不安だった)

クリスタ(多少強引だったし)


――――

――――――

―――――――――

~休日~




クリスタ「来た!!」

ジャン「来ちゃわりぃかよ」

クリスタ「ううん!!そんなことない!!」

ジャン「おおう…テンションたけえ…」

クリスタ「そそそそんなことないよ!!」

ジャン「…そういえば番犬そばかすは?」

クリスタ「ユミルのこと?」

クリスタ「…置いてきちゃった」テヘ

ジャン「…いいのかよそれで」

~ユミル~



ユミル「んあ!?」ガバ

ユミル「…あれ?もう朝か…」








ユミル「クリスタ?」

~草原(近くに湖)~





クリスタ「着いた~」

ジャン「…気になってたんだけどよ」

クリスタ「ん?」

ジャン「その荷物なんだ?」

クリスタ「…内緒!」

ジャン「あっそ」

クリスタ「ねえねえジャン」

ジャン「あ?」

クリスタ「ごろごろ~」ゴロゴロ


ジャン「!?」

クリスタ「こうやって寝っ転がると気持ちいいよ~」

ジャン「…へぇ」

クリスタ「ほらジャンも!」

ジャン「あ?なんで俺がそんなガキ臭いこと…」

クリスタ「ダメ?」ウワメヅカイ

ジャン「!!」

ジャン(落ち着けジャン!!こういう時はミカサのことを…)

ジャン(って逆効果ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン)

クリスタ「ジャン…疲れてるみたいだったから…」

クリスタ「たまにはこういう休息もどうかなって思ったんだけど…」


ジャン「……」

ジャン(なにこの罪悪感)


クリスタ「だめかぁ~…」ショボーン


ジャン「……わーったよ!」ゴロン

クリスタ「!」

ジャン「たく…なんで俺がこんなガキ臭えこと…」


ジャン(あ、なにこれ気持ちいい)


クリスタ「あ~ポカポカする」


ジャン「なんだそりゃ?」


クリスタ「ほらなんかポカポカしない?」


ジャン「俺にはそのポカポカがよくわからねえ」






クリスタ「…ねえジャン」

ジャン「あん?」

クリスタ「もしも…もしもの話だよ」

ジャン「は?」


クリスタ「もし…私がいなくなっちゃったりしたらどうする?」


ジャン「…質問の意図がわからねえ」


クリスタ「私がジャンの前から消えたらどうする?」

ジャン「……」

ジャン「どうもしねえわ」

クリスタ「!!」



ジャン「って答えるんだろうが…」

ジャン「実際想像するとそんなこと言えねえな」

クリスタ「?」

ジャン「ちょっと前の俺だったらどう答えてただろうな」

クリスタ「……」


ジャン「やっぱ想像したくねえ」

ジャン「だからな」


クリスタ「?」


ジャン「簡単にいなくなるとか言うんじゃねえや」

クリスタ「ご、ごめん」

ジャン「俺わりと悲しむぞ」

クリスタ「なにそれ?想像できないよ」クス

ジャン「俺の泣き顔なんて気持ち悪ぃから想像すんな」

ジャン「いなくなるのは死に急ぎ野郎で十分だ」

クリスタ「…エレンのこと嫌いなの?」

ジャン「…どうなんだろうな?」

ジャン「確かにあいつはムカつくしうぜえ」

クリスタ「い…言い過ぎ…」

ジャン「でも…それと同時にあいつのことを羨ましいと思うんだよな~」

クリスタ「…それってミカサ?」

ジャン「それもある」

クリスタ「も?」

ジャン「たぶん…俺とあいつは似ても似つかねえ正反対なんじゃねえかなと思う」

クリスタ「…?」

ジャン「ああいう直情的な馬鹿ってムカつくけど羨ましい」

クリスタ「……」

ジャン「あ、でもミカサは渡さねえけどな」

クリスタ「……」ムス

ジャン「いなくなれってのも俺なりのジョークだ」

クリスタ「え?」

ジャン「別にいなくなるなとも思わねえし勝手にしろってな」

クリスタ「……そうなんだ」

ジャン「あ、お前に一つ言い忘れてたけどよ」

クリスタ「?」

ジャン「お前がいなくなったら悲しむ奴は絶対いるからな」

ジャン「そこんところ肝に銘じとけ」

クリスタ「……ジャンも?」


ジャン「さあどうだろうな」ニヤニヤ


クリスタ「…む~」プク








ライナー(クリスタが休日に早起きして何をしているかと思えば…)

ライナー(ジャンとデートだとおおおおおおおお!!?)

ライナー(これはジャンに聖戦を申し込まねばなるまい)

ライナー(男ライナー…必ずクリスタを…)

ユミル「こんなとこでなにやってんだ?」

ライナー「……ユミルさまよくぞ…」ハハー

ユミル「殺すぞ」

クリスタ(…ジャン…結構いい人なんだ)

クリスタ(あのニヤニヤ顔は怖いと思うけど…)

クリスタ「…ジャン」





クリスタ「…ジャン?」






ジャン「…zzzzz」




クリスタ「…寝てる…」

クリスタ「…まだお昼まで時間あるしいっか」








ジャン「うわへへ……どうだエレン…てめえはもう俺の足元にも及ばねえよ(ゲス顔)」

ジャン「ミカサは俺のもんだ…zzzzz」

クリスタ(どんな寝言!?)

クリスタ「今は私と二人きりなのに…」

クリスタ「寝言とはいえ他の名前をだすのは…」

クリスタ「……こうなったら」











クリスタ「ジャンクリジャンクリジャンクリジャンクリジャンクリジャンクリジャンクリジャンクリ…」ボソボソ

ジャン「う~ん…ミカサ…あ、クリスタ…zzzzzz」






ユミル(え!?クリスタ馬面に顔近づけて何やってんだよ!?)

ライナー「おいクリスタに近づくのが許されるのは俺だけじゃないのか?」

ユミル「あ?」

ライナー「われらユミルのたみ」

ユミル「だから殺すぞ」ビキビキ







ジャン「クリスタマジ天使!!(洗脳完了)」ガバ


クリスタ「もう!急に告白なんて!」


ジャン「あ?俺寝てたのか(洗脳解除)」


クリスタ「早!!」

ジャン「何が早えんだよ」

クリスタ「なんでもない!なんでもないよ!」

ジャン「?」

クリスタ「それよりお昼にしよ!ね!」

ジャン「お昼っつったって俺なんも持ってきてねえんだけど」

クリスタ「大丈夫!ジャジャーン♪」

ジャン「…それは俺の名前に対する当てつけか?」

クリスタ「違うよ!!お弁当だよ!!」


ジャン「弁当?」







ユミル「クリスタの手作り弁当だと?」

ライナー「ジャン俺とお前は昔顔が似てるという意見があったそうだよってそこを代わっても何ら問題はない」

ごめんねおちしそう
ぶんさいがほしいじゃんをかっこよくかけるぶんさいが
ゆかのまりょくにはかなわない
おれ…りゆうのないはーれむはあんまりかいたことがないかも…
…いやあったごめん


じゃあつづきはまたあさじゃん

おはよう
いまきづいたことがあったんだけどさ
>>107>>217のえれんとみかさのやりとりぎゃくだわ
じゃないとじくうのほうそくがみだれてる
どうでもいいかもしれないけどおれにとってはなんかだいじなことだったんだ

さいかいします

ジャン「なんだって弁当があんだよ?」

クリスタ「つくりました!」


ジャン「……食えんのか?」

クリスタ「失礼な!!」




ユミル「ぐぎぎ…」

ライナー「ライナーがアップを始めました」フンッフンッ

クリスタ「そこまで言うなら食べてよ!」


ジャン「…しゃーねーな…」

ジャン(見た目が予想に反してグロテスクなんですが…)

クリスタ「……」ワクワク

ジャン(…ええい!!ままよ!!)パク


クリスタ「……どうかな?」





ジャン「うめえ…だと…?」


クリスタ「!!」パアァ


ジャン(え?なにこれ?見た目ゲテモノなのにうめえ)

ジャン(ん?なんだ?この丸っこいの?)パク





ジャン(コロッケジャアアアアアアアアアアン!!)

ジャン(あの蒸かし芋を潰して揚げるやつ!しかもなんかスパイス入ってんだけど!)

ジャン「うめえ…うめえ…」


クリスタ「え!?そんなに!?」


ジャン「見た目はグロテスクなのになんでこんなうめえんだ…」


クリスタ「だからそれは失礼だよ!!」








ユミル「見た目に反して美味いっていいよね~」

ライナー「ね~」






ジャン「ふぃ~…食った食った~…」

クリスタ「喜んでもらえてよかった~」

ジャン「これで見た目が良ければ最高だった」ニヤニヤ

クリスタ「もう!いじわる!」







ユミル「さてと…」ウーン

ライナー「じゃあそろそろ邪魔しに行くとしますか」ヨイショ

ポツン


ジャン「?」

クリスタ「え?」


パラパラ

ジャン「おい…」

クリスタ「これって…」


ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


ジャン、クリスタ「雨!?」




ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

ユミル「!?」

ライナー「…邪魔は中止だ、ユミル、俺の上着でも被ってろ」

ユミル「…え?」ドキ

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


クリスタ「えっとえっと傘…」

ジャン「とりあえず湖が近くにあるのは危険だ!!さっさと離れるぞ!!」

クリスタ「わ…わかった!!」

ジャン「あとは雨を凌げる場所が見つかれば…」





ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

ユミル「おい…お前どうすんだよ…」

ライナー「俺のことは気にするな、これでも一兵士だ」

ユミル「……」

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア




ジャン(どうすっかな…)

ジャン(近くに洞窟なんてありゃいいんだけど)

ジャン(第一山奥でもねえのにあるわけ…)



洞窟「呼んだ?」


ジャン(あったあああああああああああああああああああああああああああ)


ジャン「おい!クリスタ!」

クリスタ「何!?」

ジャン「あの洞窟で雨凌ぐぞ!!」

クリスタ「う、うん!」

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア



ジャン「なんとかなったな」ヌギヌギ

クリスタ「!?」

ジャン「あ?どうした?」

クリスタ「なんで脱いでるの!?」

ジャン「んなもん風邪ひくからに…!?」

ジャン「わ!!わりぃ!!」

クリスタ「そ!そうだよね!!脱がなきゃ風邪ひいちゃうもんね!!」ヌギヌギ

ジャン「おま!!俺が離れるまで待ってろ!!」

クリスタ「あわわわわわわわわわわ」ヌギヌギ

ジャン「混乱してんじゃねええええええええええええええ!!」アタフタ

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア




ライナー「なんとか俺たちも雨を凌げる場所を見つけたわけだが…」




ユミル「見るなよ!!絶対見るなよ!!」


ライナー「さっきから押すな押すな的なあれが聞こえてきます」



ライナー「へっくちっ」


ユミル「無駄にかわいいくしゃみしてんじゃねえええええええええええええええ」

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア





ジャン「……」

クリスタ「……」チラ

ジャン「……」

クリスタ「……」チラ

ジャン「なあ…」

クリスタ「ひゃい!?」

ジャン「雨…いつやむんだろうな?」

クリスタ「ほ…ほんといつやむんだろうね!?」



ジャン「……」

クリスタ「……」


ジャン、クリスタ(気まずい…)

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


グツグツ


ユミル「…なあ」

ライナー「なんだ?」

ユミル「なんかここに相応しくない音が聞こえるんだけど」

ライナー「気のせいだろ」モッチャモッチャ

ユミル「……」

ライナー「……」モッチャモッチャ


ユミル「お前今何食ってんだ?」

ライナー「鍋に決まってんだろ」モッチャモッチャ


ユミル「……」

ライナー「……」モッチャモッチャ

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア



ジャン(え?どうすんの?)


ジャン(俺ミカサ一番だけど人並みの性欲あるよ)

ジャン(あれだよ後ろに女神の下着姿があるよ)

じゃん(理性がやばいよやったねジャン君)




クリスタ(後ろにジャンの裸が…)

クリスタ(ちょっとだけ…ちょっとだけなら…)チラ

クリスタ(って何考えてるの!?)

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア




ユミル「大体その具材どこで手に入れたんだよ」

ライナー「肉はさっき仕留めて食えそうな植物を採取した」

ユミル「どこの狩猟民族だよ…」

ライナー「食うか?」

ユミル「…いいのか?」

ライナー「今回は材料費はただだ、水炊きで悪いがな」

ユミル「…じゃあありがたく…」

ライナー(パン一)「ん?」

ユミル(下着)「…きぃやああああああああああああああああああああああああ」

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア



ジャン(だめだマジでやべえ!!こういうときは…)

ジャン(前回はミカサで大失敗したんだよな!)

ジャン(じゃあ死に急ぎ野郎のこと考えりゃいいんだ!)

ジャン(……)


エレン『ふ…服が破けちゃうだろ…』テレテレ



ジャン(おげええええええええええええええええええええええええ)

ジャン「エレンの野郎死ねえええええええええええええええええええ!!」


クリスタ「!?」ビク

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア




クリスタ(え!?どうしたの!?)

クリスタ(私何か悪いことしちゃったかな?)


クリスタ(…なんだかわからないけど謝らなきゃ!!)


クリスタ「あの!!」


ジャン(パン一)「おわ!!どうした!?」

クリスタ(下着)「あ…あの…あわわ…」アセダラダラ

ジャン「…お…」

クリスタ「え…?」

ジャン「ダイナミック退出!!!」ダッ


クリスタ「え!?なんで!?」

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


ジャン「無理!!絶対無理俺も男!!」

ジャン「ミカサにしか欲情しないとかそんなわけがねえ!!」

ジャン「見ちまった…クリスタ…」

ジャン「罪悪感はんぱねえ…」

ジャン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ダダダダダ






コニー「!?あれは…」




その日コニーは狩猟民族として覚醒するためこの場所に来ていた

あの日サシャに常識を問われたことが相当キタらしい

で…コニーは見た

原住民を…

ほぼ裸で走り回る野郎の姿を…



コニー「原住民ってジャンに似てるんだな」

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア



クリスタ(見ちゃった…)

クリスタ(たぶん私も見られたけど…)

クリスタ(でもジャンって思ったより逞しいかも…)






クリスタ「ってジャン風邪ひいちゃうよ!?」

ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア




ジャン「…落ち着いた」

ジャン「雨はいい…心が洗われる」

ジャン「へ…死に急ぎ野郎が俺に屈服するところ想像しながら走ったら煩悩が消え去ったぜ」

ジャン「今日ばかりは感謝するぜ!エレン!」







ジャン「おう!クリスタ!悪かったな!」

クリスタ「!?」





クリスタ(下着)「あ」

ジャン「あ」








ジャン「ダイナミック退出verツーブロック!!」ダッ

クリスタ「待って!!」ダキ

ジャン「おう!?」





ジャン「離せ!!クリスタ!!俺は馬鹿野郎なんだ!!」

クリスタ「私にもわかるように言ってよ!!」

ジャン「理性がやべえ」

クリスタ「!?」

ジャン「だから離してくれや」

クリスタ「でも離したらまたどこかいっちゃうよね?」

ジャン「ぎく」

クリスタ「ジャン…風邪ひいちゃうよ?」

ジャン「…野郎は風邪ひいてもいいんだよ」

クリスタ「…なにそれ」

ジャン「それよりマジでやべえ」

クリスタ「…え?」

ジャン「マジで…お前襲っちまうぞ」

クリスタ「……」

ジャン「それでもいいのか?」

クリスタ「…怖いけど…いいよ」

ジャン「!?」

ジャン「いいのか!?お前!?」

クリスタ「……」

ジャン「いいんだな」ガバ

ドサ

クリスタ「!?」

ジャン「男ってのはな…誰もが紳士じゃねえんだそ」

クリスタ「……」グッ


ジャン「……」


クリスタ「……」ググッ







ジャン「…やめだやめだ」




クリスタ「…え?」

ジャン「だってお前泣いてんじゃねえか」

クリスタ「あ」ポロポロ


ジャン「俺そっちの趣味ねえんだわ」

ジャン(本当は超大好物ですけど)

クリスタ「こ…これは…」ポロポロ


ジャン「悪かったな、怖がらせちまって」

クリスタ「ち…ちが…」ポロポロ


ジャン「ガキがいっちょ前に大人ぶってんじゃねえよ」

クリスタ「ジャンもでしょ」グス

ジャン「これに懲りたらもっと自分大事にしやがれ」

クリスタ「……」グス

ジャン「俺じゃなかったらマジで襲われてたかもしれねえぞ」

クリスタ「……」グス

ジャン「……」





ジャン(あああああああああああああああああああああああああああああ)

ジャン(よく持った俺の理性!!俺のジャン!!マジやばかった!!)

ジャン(今日もう何発か抜くしかねえや!!)

ジャン(ミカサ似のエロ本…マルコから入手したからな!!)






クリスタ「雨…あがったね」

ジャン「……」

クリスタ「ジャン?」

ジャン「服がめっちゃ湿ってんだけど」

クリスタ「仕方ないよ…」

ジャン「…たく、クリスタ」

クリスタ「?」

ジャン「別に俺はさっきのこと怒ってるわけじゃねえからな」

クリスタ「…うん」

ジャン「だからいつまでもうじうじしてんなよ」

クリスタ「…うん」

ジャン「帰るぞ」

クリスタ「うん!」

~その頃~



ユミル「おおおぉぉぉっぉぉぉ」グギュルルルルルウルルル

ライナー「だ…大丈夫かユミル…」グギュルルルルルウルルル

ユミル「てめえ…本当にあれは食える具材だったんだろうな?」グギュルルルルルウルルル

ライナー「知らん…食えそうだと思ったんだ」グギュルルルルルウルルル

ユミル「もう…死ねよお前」グギュルルルルルウルルル







コニー「お前ら何やってんだ?こんなところで」

――――――――

――――――

――――

クリスタ(元々あの日の前から少しは意識してたのかも…)

クリスタ(でも…あの日がやっぱり決定的なんだろうな)

クリスタ(あの時…怖かったし…嬉しかったし…悔しかった)

クリスタ(だから今度は負けない…)

クリスタ(負けないんだから)

とりあえずここまで
こんかいおみぐるしいものをいっぱいみせてしまってごめんなさいつってくる
だめだもうなんかいろいろだめだ
これはもうあれてもしかたない


とりあえずひにちかわるまえにかえってこれたらいいとおもいます

ただいま
ごめんねぜんぜんだいじょうだった
どうやらおれつかれのせいかしんけいかびんになってたみたい
しりあいにしたいみたいなかおいろとかいわれた
そしてみんなのやさしさになみだ

まったりさいかいしていきます







ミーナ(最初はなんか嫌味な奴とか思ってた)

ミーナ(私が言われたわけじゃないけどなんかね…)

ミーナ(でも…最初に意識していたのはたぶん私なんじゃないかな?)


――――

――――――

――――――――





ジャン「あ?相談?」

ミーナ「だって困ったことがあったら相談しろとか言ってたじゃん!」

ジャン「あ~?んなこと言ったっけ?」

ミーナ「言った!」

ジャン「めんどくせ、他当たれ」

ミーナ「な!?」





ジャン「お?ミカサだ!ひゃっほおおおおおおおおおおぶべら!!」



ミーナ「……」




ミーナ(え?相談しろって言ったよね?)

ミーナ(何この扱い…)

ミーナ(ジャンって結局こんな奴だったの?)




ミーナ「…?」

ミーナ「ジャン紙落としてる…」

ミーナ「なんだろ?」







晩飯後水汲み場に来い




ミーナ「…え?なんで?」






ミーナ(未だになんであんなことしたのか理解できない)

ミーナ(かっこつけたかったってやつ?)

ミーナ(…ちょっと可愛いなとか思ったのは秘密)



――――

――――――

――――――――

~水汲み場~



ジャン(相談に乗ろうとしたらミカサを見つけたからなんて言えない)



ミーナ「で?さっきはなんであんな態度とったの?」

ジャン「…用事があったから」

ミーナ「本当?」

ジャン「マジマジ大マジ」

ジャン(ミカサって俺にとっては大事な用事)

ミーナ「ふ~ん?」

ジャン「で?相談ってなんだよ?」

ミーナ「それが…」





ジャン「まだやってんの?あいつら」

ミーナ「…うん」

ミーナ「直接的なのはなくなったんだけど…」

ジャン「間接的とか野郎のすることじゃねえな」

ジャン「もう教官に言っちまえよ」

ミーナ「えっと…それは…」

ジャン「可哀相とか思ってんのか?」

ミーナ「……うん」

ジャン「あのな」

ミーナ「?」

ジャン「俺が言えることじゃねえけど遊びじゃねえんだぞ」

ミーナ「!!」

ジャン「ましてやいじめだあ?何しに来てんだよあいつら」

ミーナ「……」

ジャン「お前も相手してっからつけあがんだよ」

ミーナ「それは…」

ジャン「俺は内地に行くからあいつらのことなんざ知ったこっちゃねえけど」

ジャン「そんな暇してるんなら開拓地行って汗流したほうがいいんじゃねえの?」

ミーナ「…そうかな?」

ジャン「ま、あんなやつらが兵士になったら真っ先に死にそうだけどな」

ジャン「まさに死に急ぎ団」

ジャン「あ、この名前だとあいつも入っちまうのか」

ジャン「ま、いっか」


ミーナ「…そうかも…」

ジャン「俺が言いてえのは勝手にしろってことだ」

ジャン「だって俺内地で暮らすしな(ゲス顔)」

ミーナ「私の成績がそんなよくないの知ってるでしょ!?」

ジャン「知らねえな~」

ミーナ「…ぐぬぬ…」

ジャン「……」ニヤニヤ

ミーナ「ジャンってやっぱ性格悪いよね」

ジャン「え?聞こえない」


ミーナ「……」ゴゴゴゴゴ




ジャン「悪い悪い冗談だって!」


ミーナ「うるさい!バカ!!」ポカポカ



ジャン(実際にポカポカ殴る奴初めて見た)



ミーナ「馬鹿!!馬面!!刈り上げ!!」ポカポカ


ジャン「ちょ!!悪口が酷くなってきてる!!」






ミーナ(正直ムカついた)

ミーナ(あの嫌味は無いわ)

ミーナ(でもその後いろいろ話した)

ミーナ(次の日ジャンがあいつらのこと進言したらしい)

ミーナ(ジャン曰く「俺元々嫌われもんだから」だと)

ミーナ(…ちょっと見直した、てか惚れた、私ちょろい)

ミーナ(まあまだ話は続くんだけどね~)



――――

――――――

――――――――






ミーナ「ジャン…この前はありがとうね」

ジャン「あ?別にお前のためにやったわけじゃねえよ」

ジャン「あいつらがいつまでたってもガキだからだ」

ミーナ「それでもお礼言わせてよ」

ジャン「…勝手にしろ」

ミーナ「勝手にする」





ジャン「……」


ミーナ「……」





ミーナ「ジャン」

ジャン「なんだ?」

ミーナ「ジャンってもしかしてツンデレ?」

ジャン「は?なんだそれ?」

ミーナ「ふふん♪なんでもない」

ジャン「おい!なんだよツンデレって!どういう意味だ!教えろ!」

ミーナ「教えな~い」

ジャン「くっそ気になる!なんか気になる!」





ミーナ「じゃあね♪バイビー♪」

ジャン「おいせめてツンデレの意味教えろ!」



ミーナ(いじめられたせいもある)

ミーナ(わりと大勢での前では萎縮してしまっていた私)

ミーナ(それも改善されてきた)

ミーナ(それにジャンの前ではこんな私でいられる)

ミーナ(それってとても素敵なことだと思う)

ミーナ(これは恋じゃないかもしれないけど)

ミーナ「でも、私にとってジャンは特別かもね」







アルミン「幸せとは何か?それは僕一人で考えられる定義ではない」


ジャン「なあ…アルミン」


アルミン「!?ジャン?僕になんか用?」

ジャン「訊きてえことがあんだけど」

アルミン「まあ…僕に答えられることなら」

ジャン「ツンデレってなんだ?」

アルミン「…ジャンのような人のことじゃないかな」ニコ

ジャン「だからなんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

――――――――

――――――

――――


ミーナ(私自身薄い理由かもしれないけど…)

ミーナ(私にとっては十分な理由)

ミーナ(私を助けてくれた人)

ミーナ(それだと助けた人に惚れるのか?って話になっちゃうけど)

ミーナ(ジャンだったからっていうのじゃダメかな?)

ミーナ(嫌味で…馬鹿で…馬面で…刈り上げツンツン頭で…)

ミーナ(でもツンデレで…意外と優しくて…わりとかっこいい)

ミーナ(そんなジャンが好きです)

みーなたんのないようほんとにうすいかもしれんねはんせい
あとあれだかわいいこほどいじめたくなるししゅんきとくゆうのげんしょう

ごめんかがみみたらがんめんそうはくでどうやらからだにがたがきてるらしい
きょうはみじかいけどこれでねさせてもらってもいいかな?
どうやらまじでたいちょうがやばいかも

ひとばんでなおす!

できればあさ、おそくてもひるにはきたいとおもってます

おはよう
たいちょうわるいとねがてぃぶになるのはなんでだろうね
でもだいぶらくになったにんにくばんざい
きょうはいちにちあいてるからまったりやっていこうとおもいます

じゃあさいかい






サシャ(ジャンのこと好きやって思っとる人多いみたいやけど)

サシャ(ジャンのあんなこと知っとるのはたぶん私だけやろうな)

サシャ(…それは…ギャップや…)




――――

――――――

――――――――

~夜~



サシャ「うひひ…今日は食糧庫からガッポガッポや…」ホッコリ

サシャ「早速部屋に帰ってお楽しみと…」





サシャ「…ん?これは…強者の気配!?」

サシャ「まさか教官!?」

サシャ「どこか隠れる場所は…」キョロキョロ


サシャ「ありました!」


サシャ「どうか見つかりませんように」ササッ








サシャ「!…あれは……ジャン?」

サシャ「あ…あっちの草陰に入っていきますね…」


サシャ「…私!気になります!」


サシャ「というわけで後をつけます!」








サシャ「あれ?いやまさかこの私が見失うわけが…」

~次の日~



ミカサ「ほらエレン、食べかすが付いてる」フキフキ

エレン「いやまだ食べてない!痛い!やめて!」


ジャン「おい死に急ぎ野郎!いつまでミカサに世話焼かせるつもりだ?」

エレン「は?お前今何見てたんだよ?」

ジャン「お前がおバカちゃんなお子ちゃまってところ」

エレン「あ?やんのか?」

ジャン「てめえがやるってんならやってやらあ」

エレン「やってやるよこの糞野郎」

ジャン「上等だコラ!!」バキ

エレン「いってやりやがったな!!ドロップキック!!」ドカ

ジャン「グハァ!!」



サシャ(昨日のあれはなんだったんや…?)

ジャン「」


エレン「おいミカサ!なんで止めたんだよ!」

ミカサ「エレン、ここは食堂、公共の場」

ミカサ「周りの迷惑」

エレン「だってジャンが ミカサ「エレン!」

エレン「…悪い」

ミカサ「わかればよろしい」


ジャン「畜生…なんで…俺だけ…」

クリスタ「……」オロオロ

アニ「……」

ミーナ「…あ~あ…」

サシャ(これは一度ジャンに訊いてみる必要が…)

~格闘術~




ジャン「お前が組みたいってどういう風の吹き回しだ?」

サシャ「まあまあたまにはいいじゃないですか」

ジャン「…まあいいけどよ」

サシャ「突然ですが訊きたいことがあります!」アチョー

ジャン「あ?いきなりなんだよ」

サシャ「ズバリ!昨日の夜何してましたか?」ホワチャー

ジャン「!?」

ジャン「別に…普通に寝たけどな」

サシャ「ほんとですか?」アラブルタカ

ジャン「それ以外に何があんだよ」

サシャ「実は私昨日ちょっと食糧庫のほうに用がありましてですね」シャキーン

ジャン「は?」

サシャ「その帰りにジャンらしき人を見たんですよ」スペシウムコウセン

ジャン「…気のせいじゃねえの?」

サシャ「そうなんですかね?」マカンコウサッポウ

ジャン「…どうでもいいけどよ」

サシャ「?」

ジャン「後ろ…」

サシャ「え?なんですか?志村後ろ?」クル



キース「……」


サシャ「…うわぁ~…」



キース「貴様ら…そこまで体力が有り余ってるならとてもありがたい特別メニューをやってもらおう!」



サシャ「え!?」

ジャン「俺も!?」

~訓練後~




ジャン「てめえの…せいだ…芋女」ゼェ…ゼェ…

サシャ「だから…その呼び方…やめて…くださいよ…」ゼェ…ゼェ…



ジャン「死ぬ…マジで死ぬ…」ゼェ…ゼェ…

サシャ「それに…関しては…同感です…」ゼェ…ゼェ…


サシャ(まあ…これ以上詮索してもなんもなさそうやし)

サシャ「今日は…変なこと訊いて…すみませんでした…」ゼェ…ゼェ…

ジャン「…別に…馬鹿の戯言だと…思って…聞き流してたし…気にすんな」ゼェ…ゼェ…


サシャ「それはそれで…傷つきますね…」ゼェ…ゼェ…


サシャ(今日こそ証拠突きとめればええんや)

~夕食~





ジャン「…あんま食欲ねえな」

サシャ「!!なら私にください!!」

ジャン「へ!やなこった!」ガタッ

サシャ「え!?ちょ!!待ってくださいよ!」




ミカサ「本日はお赤飯」

エレン「なんだそれ?」

ミカサ「めでたいことがあると食べる、本来は女性にとってが多いけど今回は特別」

エレン「めでたいこと?」

ミカサ「アルミンが精t アルミン「わあああああああああああああ」

~夜~




サシャ「今回は見失いませんよ」


サシャ「とは言っても暇なんですよね…」


サシャ「何か暇つぶし的なものは…」


ニャー


サシャ「?」

サシャ「今何か鳴き声が…」

ニャー

サシャ「あっちのほうからです!」


サシャ「この鳴き声は…猫?」


サシャ「いやまさかそんなわけ」


猫「にゃ~」


サシャ「いました!!いましたよ!!」


猫「」ビク




サシャ「あ…」


サシャ「逃げてしまいました…」


サシャ「…民族によっては猫を食べるようなところもあるようですが…」


サシャ「私はとても食べようという気にはなりませんね」




ジャン「あれ?あいついねえのか…」


サシャ「!?」

サシャ「ジャ…ジャン?」


ジャン「!?」


サシャ「え?ジャンですよね?」


ジャン「ひ…人違いだコラァ(変顔)」


サシャ「やっぱその変な顔はジャンですね!!」


ジャン「それはどういう意味だ!!」

ジャン「あ」


サシャ「…フーッ」ドヤァ

サシャ「で?こんなところで何してるんですか?」

ジャン「それはこっちの台詞だ」

サシャ「まあまあ私のことはいいですから教えてくださいよ」ニヤニヤ

ジャン「散歩」

サシャ「へ?」

ジャン「だから散歩だ」

サシャ「こんな時間に?」

ジャン「おう」

サシャ「その食べ物の臭いのする袋をもって?」

ジャン「……」

サシャ「その袋何入ってるんですか?」

ジャン「…俺の夢と希望」

サシャ「そういう冗談はいいですから」グイグイ

ジャン「ば!!そんな引っ張ると!!」


ドシャ


サシャ「あ」

ジャン「……」


サシャ「これって…今日の夕食の一部ですか?」

ジャン「……」

サシャ「なんでこんなものが…」

ジャン「…はあ…」

サシャ「ジャン?」

ジャン「今日はもう寝るわ」










サシャ「…これは…もしかして…」

サシャ(そういうことなん?)






サシャ「でもこれ…猫さんが食べれるもの…少ないですよ」クス







サシャ(やっぱ恥ずかしかったんかなあ?)

~次の日~



サシャ「ジャン!」

ジャン「あ?」

サシャ「昨日のことについて言いたいことがあるんで訓練後空けといてください!」

ジャン「は?」

サシャ「では!」







ジャン「なんなんだよ…」

~訓練後~



ジャン「で?何の用だ?」


サシャ「言いたいことがあります」

ジャン「?」


サシャ「猫さんがなんでも食べると思ったら大間違いですよ!」


ジャン「ちょ!声大きい!」


サシャ「あ、すみません」

サシャ「じゃなくて!」

サシャ「パァンとか野菜とかあんま食べないんですよ猫は!!食べるのもいますけど!」

ジャン「食べるのいるならいいじゃん」







サシャ「これは…動物の世話についていろいろ叩き込む必要がありそうですね」

ジャン「は?」

サシャ「というわけで今日の夜昨日の場所に集合!いいですね!」

ジャン「おい何勝手に…」

サシャ「約束ですよ!」

ちょっときゅうけい
みなさんしんぱいしてくれてありがとうございます

ちなみにねこのなかにはとうもろこしとかがすきなねことかもいます

ただいま

まったりさいかいしていきます

~夜~




サシャ「ジャンなら約束守ってくれると信じてました」

ジャン「いや来ねえとお前何するかわかんねえし」

サシャ「そんなことしませんよ!ちょっとジャンが猫の世話をしているという噂が広まるだけです!」

ジャン「十分タチ悪ぃわ!!」


サシャ「しっ!おっきい声出すと猫さん怖がっちゃいますから」

ジャン「…ってそういえばなんでお前俺が猫の世話してるの知ってんだよ?」

サシャ「いや見れば誰でもわかりますって」

ジャン「……チッ」

サシャ「でも全くなってないですよ」モグモグ

ジャン「何がだよ?」

サシャ「世話するなら猫さんのこともっと勉強してくださいね」モグモグ

ジャン「…へいへい」


ジャン「…何食ってんだ?」


サシャ「…実はですね…」モグモグ

サシャ「猫さんが食べられそうなものを食糧庫から持って来たわけなんですが」

ジャン「つまり盗んだんだな?」

サシャ「盗んだなんてとんでもないです!ちょっと拝借しただけです」

ジャン「それを盗んだっていうんだよ」

サシャ「まあそれは置いといてですね」

サシャ「こう…なんか…お腹減ってきちゃいまして」

ジャン「…食ったと」

サシャ「はい」



ニャー


ジャン「!」






猫「ガツガツムシャムシャ」




ジャン「…すげえ食ってやがる…」


サシャ「これが実力の差というやつですよ!」ドヤァ


ジャン「うぜえけど認めざるをえねえ…」



サシャ「これからじっくり教えてあげますよ!」

ジャン「…なんか釈然としねえ」

~一週間後~


猫「ガツガツムシャムシャ」




ジャン「なあ」

サシャ「なんでしょう?」

ジャン「こいつちょっとでかくなってきてないか?」

サシャ「それはそうですよ成長はわりと早いんですよ」

ジャン「……」

サシャ「どうしたんですか?」

ジャン「いや…他の奴に見つかるのも時間の問題だと思ってな」

サシャ「まあ、いままでばれてないのが不思議なくらいですからね」

ジャン「だよな?」







サシャ「いいこと考え着きました!!」

ジャン「あ?」

サシャ「里親探しですよ!」

ジャン「お前…ここ(頭)大丈夫か?」

サシャ「な!?失礼な!!」

サシャ「いい方法だと思うんですけど」

ジャン「大体どうやって探すんだ?」


サシャ「ビラ作って町中に貼るんですよ」

ジャン「どんだけ広いと思ってんだ?」

サシャ「じゃあ配るのはどうでしょう?」

ジャン「どこで?」

サシャ「トロスト区とかいいんじゃないですか?」

ジャン「いつやるんだよ?」

サシャ「今度の休日です!」

ジャン「それこそ他の奴らにばれたらどうすんだ?」

サシャ「その時はその時ですよ!」

ジャン「お前な…」

サシャ「まあいいじゃないですか!このままでもいずればれますし」

ジャン「…教官にばれたらどうなんだろうな」

サシャ「ほっとかれるのが一番ですけど万が一ってこともありますからね」

ジャン「だよな…」

サシャ「というわけで今度の休日空けといてくださいね!!」

ジャン「お前はマジで唐突だな」






サシャ(猫さんに餌与えるんはほんに辛かったし)

サシャ(私もあれくらいいっぱい食べたかったわけで)

サシャ(猫さんの里親探しは前から考えてたんやけどな)

サシャ(でもわりとジャンと一緒にいられる口実が猫さんやったし)

サシャ(猫さんにはいろいろ感謝してる)

サシャ(あん時ジャンといると落ち着くんはなんでやったんやろうな)



――――

――――――

――――――――

~休日~




サシャ「ジャン!遅いです!」

ジャン「時間通りに来てやっただろうが」

サシャ「そんなんじゃ彼女できたとき苦労しますよ!」

ジャン「大丈夫俺ミカサでは本気出す!」キリッ




サシャ「非常識にも程がありますよジャン!」ガブ

ジャン「痛えから噛むな!!それにてめえに常識とか言われたくねえ!」





サシャ「それでですね、ジャン」

ジャン「あんだよ?」

サシャ「今回猫さんの里親探し(ビラ配り)ですが」

サシャ「駐屯兵団の許可はとってません」

ジャン「…で?」

サシャ「見つかったら…逃げます!」

ジャン「…は?」

サシャ「まあ見つからずにことを終わらせればいいだけですよ(ゲス顔)」

ジャン(あ、俺たちが訓練兵団ってのが問題なのか)

ジャン(まあ訓練兵が猫のことに必死になってるとかばれた日にゃどうなるかわからねえしな)

ジャン(芋女のくせにわりと考えてやがる)

ジャン「で、ビラ配って里親希望の人はどこにいきゃいいんだ?」

サシャ「私の部屋の住所書いてるんでそこに手紙送ってもらいます」フンス

ジャン「…おい」

サシャ「なんでしょうか?」

ジャン「それこそばれそうなんだが」


サシャ「……」


サシャ「大丈夫ですよ!」



ジャン「おいなんだ今の間は」

オネガイシマース







サシャ「いまいちですね」

ジャン「まあはたから見たら怪しいだろ俺ら」

サシャ「あれですかね?ジャンの目つきが悪いからですかね?」

ジャン「おい喧嘩売ってんのか芋女」

サシャ「だから芋じゃありませんってば」

~一時間後~





ジャン「もうこれ失敗じゃね?」

サシャ「まだ一時間しかたってないですよ」

ジャン「まだ一枚も配れてないんだが」

サシャ「まだまだこれからですよ!」

ジャン「…はあ」

サシャ「でも確かにお腹減ってきましたね」

ジャン「いやまだ昼にもなってないんだけど」

サシャ「そうでした…」

ジャン「…もうちょっと頑張るか」

サシャ「…はい」

~さらに一時間後~




ジャン「…他の方法考えるか」


サシャ「といってもどうするんですか?」

ジャン「全く思いつかねえ」

サシャ「ダメジャンですね」

ジャン「うっせ」






ジャン「ちょっとその辺ぶらぶらして来るわ」

サシャ「え!?ちょっと!?」





サシャ「…行っちゃいました」

サシャ「これって私が苦労するパターンじゃないですか!」

サシャ「これはもうドカ盛り奢ってもらうしかないですね!」

「一枚いいか?」

サシャ「あ、はいどうぞ!よろしくお願いします!」

「あ、こっちにも一枚」

サシャ「はい!どうぞ!よろしくお願いします!」





リコ(非番?)「猫か…」






ジャン「おう!調子はどうだ?」

サシャ「ジャン!どこ行ってたんですか!?」

ジャン「まあちょっとな」

サシャ「これは罰としてd ジャン「ほらよ」ポイ

サシャ「!?」

サシャ「これは…パァン(特大)!!」

ジャン「まあ…少しは腹の足しになんだろ」

サシャ「…ジャン」

ジャン「あ?礼ならいらねえぞ」

サシャ「全然足りません」

ジャン「おい」

サシャ「ふぉれよりでふね!ひいえふらはい!!」モグモグ

ジャン「何言ってるかわかんないから飲み込んでから喋ろうな」

サシャ「」ゴックン

サシャ「それより聞いてください!!」

ジャン「あんだよ」

サシャ「さっき何人かもらってくれる人がいたんですよ!!」

ジャン「マジで?」

サシャ「ジャンがいない時にです!これはもしかしたらジャンがいないほうが…」

ジャン「よし帰るか、後よろしくな!」


サシャ「ちょ!!冗談ですってば!!待ってくださいよおおおおおお!!」

~数時間後~



ジャン「まあ…あれからいろいろ場所を変えて試したが…」

サシャ「やっぱり結構余りましたね」

ジャン「貰ってくれるやつは少なからずいたんだけどな」

サシャ「…この辺が引きどころということでしょうか?」

ジャン「いいんじゃねえか?俺もそろs サシャ「ではおやつの時間ですよ!」

ジャン「はぁ!?」

サシャ「せっかくですからどこかで食べていきましょうよ!」

ジャン「…誰が払うんだ?」

サシャ「…えへへ」

ジャン「奢らねえぞ」

~飯も豊富な喫茶店的なあれ~




ジャン「いいか!!2品までだからな!!それ以上はねえからな!!」

サシャ「わかってますってば~もうジャンは心配性ですね!」

ジャン「てめえがしんようできねえからだろうが!!」

サシャ「私ほど心の綺麗な人はそうそういませんよ!」

ジャン「汚えの間違いだろうが!!」

サシャ「…ジャン…そんなふうに思ってたなんて」

サシャ「ぐすん」



ジャン「嘘泣きするならもっとばれないようにしような」

サシャ「てへ♪」






サシャ「美味しかったです」ゲップ


ジャン「俺は2品までって言ったはずだが…」

サシャ「そんな少しくらいでけち臭いですよ」

ジャン「10品のどこが少しなんだよ!!」

サシャ「あれ?そんなに食べましたっけ?」

ジャン「マジで俺の財布のこと考えて!!」

サシャ「なんかに使ってるんですか?」

ジャン「!!」

ジャン(アニのことは…約束だし言えねえよな)

ジャン「俺の金はどう使おうが俺の勝手だろうが」

サシャ「まあ冗談ですってば!私も半分出しますよ!」

ジャン「それでも損してるの俺なんだからな」

サシャ「そんな細かいこと気にしてると禿げますよ」

ジャン「お前らはそんなに俺を禿げさせたいのか?」

サシャ「ら?」


ジャン「…なんでもねえよ」








サシャ「じゃあそろそろ帰りますか」

ジャン「だな」

サシャ「…今日は楽しかったですよ」

ジャン「ビラ配ってただけなのにか?」

サシャ「それでもです!」クルクル

サシャ「今日は付き合ってもらってありがとうございました!」クルクル

ジャン「それは俺の台詞のような気もするんだけどな」

サシャ「今度は普通にどこか遊びに行きましょうね!」クルクル

ジャン「どうでもいいけどいつまで回ってるんだよ、危ねえぞ」

サシャ「これくらい大丈夫dっとあ!!」ガッ


ジャン「!!言わんこっちゃねえ!!」







ジャン「んむ!?」

サシャ「ん!!」





サシャ(これは…)

ジャン(まさかの…)





サシャ、ジャン(マウストゥマウス!!?)









サシャ「……」

ジャン「……」







サシャ「…あ…」

ジャン「……」

ジャン(こういう時なんて言えばいいかわからないの)


サシャ「あの!!」

ジャン「!?」




サシャ「わ、私!!気にしてへんから!!」

ジャン「え?」

サシャ「今のはノーカンでええから!!」

ジャン「は?え?」

サシャ「さ、先帰っとるわ!!」ダッ







ジャン「…どうすりゃいいんだよ…」

ジャン(俺にはミカサが…でも…)

ジャン(マジで柔らかいって感じるんだなああいうのって)





サシャ(やってしまった!!)

サシャ(不可抗力とはいえ、ジャンと…)

サシャ(悪い気はせえへんけど…)

サシャ(ジャンにとっては…迷惑なんやろうな…)

サシャ「…帰って…頭冷やさんとな…」
















ジャン「……もう帰らねえとな」






アルミン「見てしまった…僕は見てしまった…」ブツブツ

エレン「アルミン?何ブツブツ言ってるんだ?帰るぞ」

ちょっときゅうけいします

ただいま
ごめんおもいっきりこれかんさいべんやったわ
サシャ「わ、私!!気にしとらんから!!」とかがせいかいだったはず
せいだいにやっちまったわ

めげずにさいかいします

~夜~



猫「ガツガツムシャムシャ」


サシャ「猫さん猫さん…」

サシャ「…私これでも乙女なんですよ」

サシャ「あれはなかったことにしていいって言ってしまったんですが…」

サシャ「正直私のほうが気にしてしまいそうですよ」


猫「にゃ~」

サシャ「ふふ…もうありませんよ」

サシャ「食い意地張ってますね」

サシャ「…まあ…私が言えたことじゃないんですけど」

猫「にゃ~?」



サシャ「…それでですね…」

猫「にゃ~」











ジャン「…ノーカンとかできるわけねえだろ…」

ジャン(…今日は行かねえほうがいいな)

ジャン(最近罪悪感感じることが多くて困る)

~次の日~




サシャ「ジャアアアアアアアアアアアアアアアン!!」

ジャン「うるせえ!!」

サシャ「昨日なんで来なかったんですか!?」

ジャン「うっせ!!ていうか昨日の今日でよくしゃべれるな!!」

サシャ「そ…それは…」

サシャ「…思い出させないでくださいよ…私だって…」

ジャン「…悪い」

サシャ「いえ…」

ジャン「……」

サシャ「……」

サシャ「あ…あの」

ジャン「なんだよ…」

サシャ「本当に…私は大丈夫ですから」

ジャン「……」

サシャ「ですからあのことは早いところ忘れましょう!」

ジャン「……」

サシャ「訓練頑張りましょうね!」

ジャン「…お前から頑張るなんて言葉が聞けるなんてな」

サシャ「な!?私はいつでも頑張り屋さんです!!」

サシャ「でも…それだけの軽口が叩ければ大丈夫ですね!!」

ジャン「…うっせ」







クリスタ「…サシャが人から食べ物を奪わないなんて…」

ユミル「これは…」

クリスタ、ユミル「事件の臭い」





コニー「いや今が一番平和なんだしいいんじゃね?」

~夜~



ジャン(今日の訓練は全く持って最悪だった…)

ジャン(得意の立体起動でさえあのざまだ)

ジャン(あいつは大丈夫だったんだろうか…)

ジャン(…今日は行かないとだめだよな…)






サシャ(…きっとジャンは私のことは好きやない)

サシャ(たぶん罪悪感なんやろうな)

サシャ(でも…正直そういうのが一番腹立つ)

サシャ(そうまでして苦しい思いしてほしくない)



猫「ガツガツムシャムシャ」



サシャ「…今日は来てくれたんですね」

ジャン「また大声で叫ばれちゃたまんねえからな」

サシャ「叫びませんよ」

ジャン「そうかよ」


猫「にゃ~」


ジャン「相変わらず食うの早えな」

サシャ「食い意地張ってますね」

ジャン「お前ほどじゃねえよ」







サシャ「…ジャン」

ジャン「あ?」

サシャ「言いたいことがあります」

ジャン「なんだよ」

サシャ「いつまでうじうじしてるんですか?」

ジャン「!?」

サシャ「私が責任取れとかいうとでも思ってるんですか?」

ジャン「……」

サシャ「正直言って今のジャンはキモイです」

ジャン「あ?」

サシャ「罪悪感とかで私に同情されても嬉しくないんですよ」

サシャ「ジャンはそんな人じゃないって思ってました」

サシャ「あれは不可抗力なんです!何回も言ってます!」

サシャ「初めては…ちゃんとした形がいいに決まってますから」

サシャ「第一あれはジャンのせいじゃないんですよ?」

サシャ「なんでジャンが責任感じてるんですか?」

ジャン「それはだな…」

サシャ「それを言ったらジャンの初めてを貰った私も責任感じなきゃいけません」

ジャン「いや…男と女とでは」

サシャ「それは差別です」

ジャン「!!」

サシャ「私の知ってるジャンは…いつまでもうじうじしてないはずですよ」

ジャン「……本当に…いいのか?」

サシャ「ばーか、何回言わせるんですか」

ジャン「…ああ、すまねえな…俺才能あってもナーバスだからよ」

サシャ「なんですかそれ」

ジャン「これがお前の知っている俺だ」

サシャ「…すぐ調子に乗るんですから」

ジャン「おめえに言われたかねえや」


サシャ「な!!酷いですよ!!」

サシャ(今はこれでいい…)

サシャ(そのうち実力で振り向かせたるし!)

~朝~




サシャ「私宛に手紙…ですか?」

クリスタ「中身は見ていないから安心してね」








サシャ「こ…これは…」






サシャ「ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!」

ジャン「だからうるせえ!!」

サシャ「貰い手が…見つかりました!!」

ジャン「ほんとか!?」

サシャ「というわけで次の休日空けといてください!!では!!」


ジャン「あ!!ちょ!!貰いt…あ」



コニー「貰い手?」

マルコ「なにかあったのか?ジャン」


ジャン「な…なんでもねえ」ギギギ

ジャン(恨むぞ芋女…大声出しやがって…)




四角いケースが完成した!

ジャン「こんな感じでどうだ」

マルコ「そのケース…一体何に使うんだい?」

ジャン「いくらマルコでも教えられねえな」

マルコ「気になるけどジャンがそういうのなら本当に大切なことなんだろうね」

ジャン「悪いな」ヘヘ

マルコ「この前言ってた貰い手ってやつか」

ジャン「ま…まあそんなとこだ」

マルコ(本当ジャンは嘘をつけない、バレバレだよ)

~そして前日~


猫「ガツガツムシャムシャ」

ジャン「こいつといられんのも今日で最後なんだな」

サシャ「そうですよ、寂しいですか?」

ジャン「へ…せいせいすらあ」

サシャ「そうですか…」

ジャン「お前はどうなんだ?」

サシャ「私ですか?そうですね…」

サシャ「…動物と接する機会は多かったですが…」

サシャ「やっぱりこういうのはあんまり慣れないですね」

ジャン「そういや狩猟民族だっけか?」

サシャ「そうなんです、だから生き物のありがたみは人一倍感じていますよ!」

ジャン「そのわりには人の食べ物を奪ったり散々だけどな」

サシャ「あれは足りないから仕方ないんです!!」

ジャン「あっそ」





サシャ「本当に…明日なんですね」

ジャン「……」

猫「にゃ~?」

ジャン「こいつ…幸せになれると思うか?」

サシャ「さあ?猫は野良のほうが自由って言われてますし…」

ジャン「だよな…」

サシャ「でも飼う人によっては幸せになれるんじゃないですか?」

ジャン「そう考えるしかねえか」

サシャ「たぶん大丈夫です!この子はいいところに当たりますよ!」

ジャン「なんでそんなこと言えるんだ?」

サシャ「勘です!わりと当るんですよ!」

ジャン「信用できねえ」

サシャ「そう言ってられるのも今のうちです!」





ジャン「じゃあ…明日に備えて寝るか」

サシャ「そうですね、明日は大事な日ですからね」







サシャ「では、また明日」

ジャン「おう」

~次の日~




サシャ「今日は早いですね」

ジャン「こいつを連れてくる都合があったからな」

ケース「ニャーニャー」ガタガタ


サシャ「なるほど」

ジャン「じゃあ案内頼むわ」

サシャ「はい!任されました!」

~トロスト区~




ジャン「そういや訊き忘れてたけどよ」

サシャ「はい?」

ジャン「貰い手ってどんな人なんだ?」

サシャ「会ったことないんで知りません」

ジャン「は!?大丈夫かよ!?」

サシャ「いいじゃないですか、今日会うんですし」

ジャン「まあ…そうだけどよ…」

サシャ「それに…きっと大丈夫ですから」

ジャン「だからその根拠はどこからくんだよ?」



ケース「ニャーニャー」ガタガタ








ジャン(ん?この道に見覚えが…)

ジャン(まあ出身地だし当然か)

サシャ「まだ結構ありますね」




ケース「ニャーニャー」ガタガタ






ジャン(ここからだと俺の家が近いな)

ジャン(まあ…そんなわけねえか)

サシャ「もうすぐ着きますからね!」




ケース「ニャーニャー」ガタガタ






ジャン(あ、俺ん家だ…)

ジャン(ということは俺ん家の近くか)

サシャ「着きました!」

ジャン「…は?」

サシャ「ここですよ!里親の貰い手!」

ジャン「……は?」


ジャン(あ、わかったこれ俺ん家に似た何かだ)


ジャン「そうだそうに決まってるさ」ハハハ

サシャ「ではいきましょうか!」

ジャン「ああそうしよう!大丈夫だそんなわけがねえ」



コンコン

サシャ「ごめんください!キルシュタイン様のお宅でよろしいでしょうか?」



ジャン(やっぱ俺ん家じゃあああああああああああああああああああああああああん)




ガチャ


ジャン母「あっらドアの前にかわいこちゃんがいる!」

ジャン母「うちに何か用かしら?」

サシャ「あ、はい私この子の里親を探しているものでして」

ケース「ニャーニャー」ガタガタ

ジャン母「あら!!あなたがそうだったの!?お一人でこんな遠いところまで」

サシャ「いえ…もう一人いるんですが」

ジャン母「え?どこに?」

サシャ「あれ?ジャン?」

ジャン母「ジャンですって!?」




ジャン(マジで何考えてんの!?馬鹿なの!?死ぬの!?)




ジャン母「もう!あのバカ息子はほんとしょうがない子ね!」

サシャ「あはは…(肝っ玉母ちゃんって感じやな見た目)

ジャン母「とりあえずあがっていきなさい、バカ息子は私が探してくるから」

サシャ「あ、はいお邪魔します」

ジャン母「あらま!礼儀もしっかりした子ね!おばさんうれしい!」





ジャン(おい待てコラすぐ帰るんじゃなかったのか!?)





ジャン(どうすんだこれ?)

ジャン(もうここはあいつに任せて帰るか)

ジャン(サシャ、お前のことは忘れねえ)


ジャン母「ジャン!!あんた彼女ほったらかしてどこほっつき歩いてんだい!!」

ジャン「うっせえババア!!近所迷惑だろうが!!それに彼女じゃねえ!!」

ジャン母「見つけた!!このバカ息子!!」

ジャン「げ!!」

~キルシュタイン家の中~


カノジョホッタラカシテドコアルイテンダイ!!

ウッセエババア!!



サシャ(二人とも…おっきい声やなあ…)

サシャ「ってえ?か…彼女やて…?」

サシャ「あかん…お母様勘違いしとる」アワワワ




猫「にゃ~(やっと解放された)」

ちょっときゅうけい

さいかいは0じくらいになるかな

さいかいします








ジャン「…おい」

サシャ「……はい」

ジャン「一体どういうつもりだコラ」

サシャ「あはは…」

ジャン「…まあこうなったもんはしかたねえか」

サシャ「そうですね!仕方ないです」

ジャン「少しは反省しろ」

サシャ「…はい」




ジャン母「お茶とちょっとしたものしか出せなくてごめんなさいね」


サシャ「い、いえお構いなく」


ジャン(サシャが遠慮しただと?)


サシャ「あ、自己紹介が遅れました!私は訓練兵団所属サシャ・ブラウスです」

サシャ「お宅のジャンさんとは良き訓練兵仲間としてお互い高め合っています」フンス

ジャン(おい嘘つくならもっとましな嘘つけや)


ジャン母「あら!隠さなくていいのよ!」

サシャ「…何をでしょうか?」



ジャン母「家のバカ息子とはどれくらい進んでるの?」

ジャン「だからちげえって言ってんだろババア!」

ジャン母「母親に向かってなんて口の利き方してんだい!?」



サシャ「あ…あの…彼とは…そういう関係ではないです…マダ」

サシャ(あの時のキスはノーカンですし)



ジャン母「あら?そうなの?」

ジャン「だから言ってんだろうが」


ジャン「…」ガタ


ジャン母「あらどこ行くの?」


ジャン「俺の部屋」


ジャン母「ついでに掃除していきなさいよ」


ジャン「やなこった!」





サシャ「……」

ジャン母「まあ…たまにしか帰ってこれないしね」




ジャン母「…うちの息子、そっちではどんな感じ?」

サシャ「えっとですね…」

ジャン母「遠慮しなくていいのよ、家ではあんな子だから外でしっかりやってるか心配でね」

サシャ「…そうですね、私は息子さんのことを尊敬してる上で言わせてもらいますね」

ジャン母「そんなかたっ苦しくしなくていいのよ」

サシャ「あ、はいでは」

サシャ「ジャンさんは思ったことを口に出します」

サシャ「それを良く思わない人はいるそうです」

ジャン母「…やっぱりね」

サシャ「それでも、彼の優しさを知る人はいます」

サシャ「私もそうです!」

サシャ「というか私は好きです!」

ジャン母「あらま!」

サシャ「あはは…なんて…」

ジャン母「うちのバカ息子にはあなたはもったいないわ!」

サシャ「え?」

ジャン母「あなたほんといい子ね!また今度も家に遊びに来なさい!」

サシャ「あ、ありがとうございます!」

ジャン母「…あんなバカ息子ですが…どうかこれからもよろしくしてやってください」

サシャ「い、いえこちらこそよろしくお願いいたします!」






サシャ「ではお邪魔しました!」

サシャ「猫さんのことよろしくお願いしますね!」


ジャン母「また遊びに来なさい!サシャちゃんはあたしが責任もって飼わせてもらうからね!」


サシャ(さ…サシャ!?)


ジャン「……食い意地張ってるからだろ」


サシャ「引きこもりに言われたくないんですけど!」


ジャン「あ?俺は引きこもりじゃねえ!!」


ジャン「…はあ…お前のせいで今日は疲れたわ」


サシャ「情けないですね!やっぱ引きこもり直すべきですよ」

ジャン「だから俺は引きこもりじゃねえ」


サシャ「ジャン」


ジャン「あ?」


サシャ「私自身の力でジャンを振り向かせてみせますからね」


ジャン「!」ドキ

ジャン(最近動悸が激しい…俺にはミカサという将来の嫁がいるのに…)

サシャ「では帰りますよ!もうお腹ぺこぺこです!」

ジャン「あ、おい!待てって」

――――――――

――――――

――――



サシャ(思えば随分日にちの長い出来事やったんやな)

サシャ(猫さんの世話して…一緒に出掛けて…)

サシャ(ちょっといろいろあって…猫の里親探して…)

サシャ(ジャンの家に行って…)

サシャ(あの時のジャンはいろいろ面白かった)

サシャ(それで…やっぱりジャンと一緒にいると落ち着く)

~ちなみに~

リコ「イアン」

イアン「ん?どうした?」

リコ「猫…飼ったらだめ?」

イアン「ダメに決まってるだろう」

リコ「なぜだ?なぜなんだ?」

イアン「それは俺が…猫アレルギーだからだ!」

リコ「!!」

ミタビ「イアン!お前もか!?」

イアン「もしかしてミタビもか!?」

リコ「!?」

ミタビ「ちょっと猫アレルギーについて話し合おうじゃねえか」

イアン「ああ、俺もこの苦労を誰かと分かち合いたかったんだ」



リコ「……え~…」

=現在公開可能な情報=

アニ・レオンハート:ジャンに己の趣味を打ち明ける
          ジャンに合法的にプレゼントをもらう

クリスタ・レンズ:ジャンに手料理をご馳走する(グロテスク)
         ジャンに襲わせる(未遂)

ミーナ・カロライナ:ジャンにいろいろ助けてもらう
          ジャンをツンデレと名付ける

サシャ・ブラウス:ジャンとファーストキス(本人はノーカンと主張)
         ジャンの家に行き、ジャンの家族と会う(外堀を埋める)

ジャン・キルシュタイン:女子部屋に忍び込む
            原住民になる
            ミカサ似のエロ本でありえないくらいの回数抜く
            ツンデレの称号を得る
            猫と戯れる
            はめられて自宅に一時強制送還、引きこもりのレッテルを貼られる

外堀埋めるためだったのか、俺はてっきりジャンが嫌がるから目的地をいわなかったとばかり…
女こえー

とりあえずきょうはここまで

まとめてみるとじゃんがへんたいにしかみえない

またあさにくるよてい、おそくてもひるにはきたいとおもいます

>>460あれっすほんにんそんなつもりないけど
そとぼりがうまっていくあのげんしょう

つまりけっかそとぼりがうまったってことですせつめいぶそくでもうしわけないです

おはよう
ジャンの家に行き、ジャンの家族と会う(外堀が埋まる)
っていいかたのほうがよかったね
つくえのうえにえろほんはさいしょやろうとおもってたけどわすれてた
いっかいかたしたけどしばらくしてほこりかぶってるへやみたいなかんじ

じゃあちょっとさいかい

~数日後~






クリスタ「では」

アニ「第○回」

ミーナ「ジャンを振り向かせる会議」

サシャ「始めます!」




ユミル(クリスタに付いてきたらなんだこれ?)





クリスタ「現在ジャンが好きなのは」

アニ「悔しいけどミカサ」

ミーナ「あれウォール・ジャンは厚いよね」

クリスタ「まず共通の敵がミカサで一致」

サシャ「あ!それなんですが…」バッ

クリスタ「どうぞ!」




ユミル(なにこれ解決しても修羅場しか見えない)



サシャ「ミカサのことを諦めるようにジャンに言うのはどうでしょうか?」

アニ「ジャンがそんなこと聞くと思う?」

ミーナ「私達の言うことには眼中なさそう」

クリスタ「というかユミルも何か発言してよ!」

ユミル「は!?」

アニ「恥ずかしいからだんまり決め込むとかずるい性格してるね」




ユミル(は!?私ハーレム要員に加えられてんの!?)




ミーナ「はい」バッ

クリスタ「どうぞ」

ミーナ「ミカサに直接言ってもらうのはどうでしょうか?」

アニ「いいかも…」

サシャ「ミカサはもう何回もジャンを拒絶してるように思います」

ミーナ「それでも諦めないなんてすごい執念だね」

クリスタ「どちらにしろ効果は薄そうだね」

アニ「私はいい手だと思ったんだけどね」





ユミル(ていうかこいつらなんでこんな仲良いの!?未来が地獄しか見えない!!)

アニ「じゃあはい」

クリスタ「どうぞ」

アニ「既成事実」

クリスタ「却下で」

アニ「じゃあファーストを奪う」

クリスタ「それも却下」

アニ「…チッ」

ミーナ「アニは考えること大胆だね」

アニ「どうも」


クリスタ(その場の勢いとはいえ実行しようとしたなんて言えない)

サシャ(ノーカンとはいえキスしたとかいえない)



ユミル(おお…すげえどろどろの空間じゃね?これ)

クリスタ「じゃあ私からも意見を」

クリスタ「エレンとミカサをもうくっつけてしまうのはどうでしょうか?」

アニ「…どういうこと?」

クリスタ「エレンとミカサってまだ恋人同士じゃないよね?」

ミーナ「もう周りから見たら恋人同士と間違われてもしかたないけどね」

クリスタ「もうくっつけてしまおうと」

サシャ「でもエレンがそういうの嫌いそうですね周りがどうこうするの」

クリスタ「そっかぁ~…」

アニ「あんた意外と黒いこと考えるね」

クリスタ「そんなことないと思うけどな~」




ユミル(クリスタから黒い翼が見える…)

クリスタ「…今回も行き詰っちゃったね」

アニ「そもそもジャンが悪い」

ミーナ「あれは気づいてやってるよね」

サシャ「ジャンもなかなかワルですね~」

ユミル「……」

クリスタ「あと発言してないのユミルだけだね」

ユミル「へ!?」

アニ「なんかないの?」

ユミル「え?強制!?」




ユミル「…つうか死に急ぎ野郎には何もしないでミカサに協力すりゃいいんじゃね?」

アニ「あ」

ミーナ「あ」

サシャ「あ」

クリスタ「あ」

ユミル「あ?私変なこと言ったか?」


クリスタ「ユミル…すごいかも」

アニ「盲点だった」

サシャ「確かに協力するのはどっちかでいいですね」

ユミル(いや気づけよ…)

ミーナ「やってみる価値はありそうね」

サシャ「いままでよりは希望が見えそうです」

ユミル「ていうか今までどんなことやってたんだよ?」

アニ「角でパン咥えてぶつかる」

クリスタ「ラッキースケベ」

ミーナ「ラブレター」

サシャ「家に突入」

クリスタ「サシャ!?それ聞いてないんだけど!?」




ユミル(やばいみんな頭おかしい)

サシャ「」


アニ「天誅」

ミーナ「ちょっとやりすぎな気がするけど…」

クリスタ「では少し希望が見えたところで本日は解散!!」







ユミル(結局こいつら何がしたいの?)

~別の場所~



ライナー「では」

ベルトルト「第○回」

コニー「ジャンをぶっ飛ばす会議?」

マルコ「一体何するんだい?」

アルミン「え?なんで僕まで呼ばれてるの?」

~次の日~




ミカサ「私に話?」

クリスタ「うん!ちょっと訊きたいことがあるんだ」

ミカサ「私に答えられることなら」

クリスタ「じゃあ…ミカサはエレンのことどう思ってるの?」

ミカサ「……私とエレンは家族」






ユミル(昨日の今日で即実行するクリスタマジぱねえ)



ミカサ「それ以上でも…それ以下でもない」

クリスタ「そうなんだぁ~…でもエレンに恋人ができたらどうするの?」

ミカサ「削ぐ」

クリスタ「そんなことしなくてもいい方法があるよ」

ミカサ「聞こう」

クリスタ「それはね…」






ユミル(もうこれは堕天してるわ…)




ミカサ「で…でもそれは…」

クリスタ「大丈夫!私も協力するから!」

ミカサ「…少し考えさせてほしい」

クリスタ「うん!それはミカサ次第だもんね!」

ミカサ「でも…応援してくれることには感謝する」

クリスタ「うん!じゃあ私行くね!」




クリスタ「第一段階クリア」ドヤァ

ユミル(もう黒い通り越して清々しい)

~食堂~


ジャン「そういや朝からクリスタがいねえな」

ミーナ「う、うんそうだね!」

ジャン「……」

ミーナ「ど、どうしたの!?」

ジャン「お前ら…なんか企んでんのか?」

ミーナ「そそそそんなことないよ!!」

アニ「ふん!」ドコ

ミーナ「お…おほ…ほ…」プルプル


ジャン「何やってんだお前ら」

サシャ「あ、ジャンそれいただきます!」

ジャン「あ!!てめ!!」





ライナー「作戦その一」ポイ

ライナー「ジャンのそばにバナナの皮」ニヤリ

ベルトルト「なんでバナナの皮があるのかな?」

コニー「全くわかんね」

マルコ「ライナーだからだよ」

コニー「そっか」






エレン「今日は遅かったなミカサ」

ミカサ「そ…そう、ごめんなさい」

エレン「いや怒ってねえよ謝んなって」

ミカサ「う、うん」






アルミン(ミカサが…しおらしいだと?)





クリスタ「みんなおはよう」

アニ(どうだった?)アイコンタクト

クリスタ「……」ブイ

ジャン「芋女のせいでもう飯がなくなっちまった」ガタ

ジャン「!?」ツルン

ゴチン



ライナー「いぇええええええい!!」

ベルトルト「ば!!ライナー!!声デカい!!」

アニ「…」ゴゴゴゴゴ

サシャ「…」ゴゴゴゴゴ




マルコ(しーらないっと)





ジャン「いてて…」

クリスタ「じゃ…じゃん」

ジャン「?」

クリスタ「こういうところで…そういう大胆なのはちょっと…」

ジャン「!?わ!!わわわ悪い!!」

クリスタ「えへへ…」





ライナー「」チナミダ

ベルトルト(逆においしい思いさせてどうするんだ…)

~格闘術~

ミカサ「ほ…ほほ…本日は二重の極みというものを…」

エレン「ミカサ?体調大丈夫か?」

ミカサ「へ…兵器…」

エレン「字が違うぞ」



アニ(作戦第二段階)

アニ(格闘術でエレンとミカサを組ませる)

アニ(本当なら私はこのままジャンと組みたいところだけど)

ライナー「」

アニ(こいつにちょっと話したいことがあるんで仕方ない)





ベルトルト「作戦その2」

ベルトルト「ふん!」


ジャン「おう!?」

ベルトルト(僕がジャンと組む)

ベルトルト(そしてどさくさに紛れてジャンを半殺しにする)

ジャン「おい!!手順がちげえぞ!!」

ベルトルト「実戦じゃ手順なんてないと思うけどね」

ジャン「そうだけどよ!」




ミーナ(ベルトルトがなんか怖かった…)

サシャ「ミーナどうしてジャンと組まなかったんですか?」

ミーナ「べ…ベルトルトに…」

クリスタ「まさかベルトルトが…そっちの趣味があったなんて…」


ミーナ「え!?そうなの!?」

サシャ「美味しい情報ゲッツ!!」

エ…マサカ…


ベルトルト「?」

ジャン「おいよそ見してる場合じゃねえぞ」

ベルトルト「ま…まさか…そんな…」


ジャン「あ?どうした?」

ベルトルト「ち…違う!!僕は違う!!」


ジャン「?」


クリスタ「あれ?冗談のつもりで言ったのに」

サシャ「クリスタは自分の影響力考えてくださいよ」

とりあえずここまで

きょうはわりとはやくかえってこれそう

ただいま>>1です

らすとがこうほふえてめいそうぎみですがさいかい

~馬術~


コニー「ジャン!」

ジャン「お前から話しかけるなんて珍しいじゃねえか馬鹿」

コニー「うりゃ!」バシャ

ジャン「うお!?てめ!!何しやがる!!」ビチャビチャ

コニー「やべ!!逃げろ!!」ダッ




ライナー「作戦その3」

ライナー「ジャンに特殊な香水をふりかける」

アルミン「え?こんなことに使うために作らせたの?」




サシャ(ミカサ…ごめんなさい!!)スッ

ミカサ「!?」ヒヒーン

エレン「ミカサアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ドドドド

ガシ

サシャ(作戦第三段階)

サシャ(危ないところを王子様が助けにくる状況)

サシャ(これでミカサのヒロイン力up間違いなし!!)


サシャ「ごめんなさい!!お怪我はありませんか!?」

ミカサ「…大丈夫」

エレン「サシャ!!気をつけろ!!」

サシャ「面目ないです」

サシャ(あれ?もうこれ私達がどうこうしなくてもなんとかなりそうやん)

クリスタ「サシャ、汚れ役みたいになっちゃってごめんね」

サシャ「いえいえ気にしないでください!あれをクリスタにやらせるのは罪悪感といいますか」

クリスタ「これで家に突入の件は不問にしとくね」

サシャ「あはは…(やっぱしっかりしとるな~別の意味で)」





ジャン「なんじゃこりゃあああああああああああああああああああ」


クリスタ、サシャ「!?」

ヒヒーン
ドドドドドドドド


ジャン「俺は馬じゃねえええええええええええええええええええええええええ!!!」



ライナー「作戦は順調だ」

ベルトルト「馬が寄ってくる香水、一晩で作るなんて本当アルミンはすごいよ」

アルミン「やめてよ!僕こんなことのために作ったんじゃないよ!!」

コニー「う~っすふりかけてきたぞ」

ライナー「よくやったコニー、お前は天才だ!」

コニー「は?そんなの当たり前だろ?」

馬「愛してるうううううううううううううううううううううう」

ジャン「くんじゃねえええええええええええええええええええええ」

サシャ「ジャンからいい匂いがあああああああああああああああああああ」

ジャン「なんでお前も!?」

クリスタ「これは…フェロモン!?」

ジャン「クリスタここは危ねえぞ!!」

ミーナ「ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン」

アニ「チッ…しかたないね」


ライナー「クリスタ!?」

ベルトルト「アニ!?」

コニー「サシャってやっぱ動物なのか」

アルミン「ミーナってあんな顔もできるんだ…」


ミカサ「…エレン」ポ

エレン「ミカサ、やっぱ今日お前おかしいぞ」

~座学~




ミーナ(作戦第四段階)

ミーナ(エレンとミカサを隣同士に)

ミーナ(ってこれいつもどおりじゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーん)


ミカサ「…」チラッチラ

エレン「ミカサ、医務室行くか?」




ミーナ(まあいい感じなんですけどもう爆発しろ)






ライナー「作戦その4」

ベルトルト「ジャンの周りを野郎で囲む」

コニー「これ何の意味があるんだ?」

アルミン「なんで僕まで…」

マルコ「女性が近寄れない様にする…だっけ?」




ジャン「おい、ベルトルト前が見えねえ」





ライナー「でかい奴が前に座るというおまけつきだ」ニヤリ




アニ「…あいつら…」


サシャ「ついに強行策に出てきましたね」

クリスタ「ジャンが見えない」

ユミル「私が言うのもなんだが今は馬面を見る時間じゃないからな~」

クリスタ「馬面じゃない!ジャン!」

アニ「ユミル?」

ユミル「お、おう(お~怖え…)」


サシャ「まああっちはミーナに任せて私達も何とかしないといけませんね」




ユミル(…そもそもなんで私巻き込まれてるんだっけ?)


ユミル(別にあいつのこと好きってわけじゃねえのによ)


ユミル(…はあ…私もなんとかしねえとな)




ジャン「ていうかお前らなんなんだよ」

ライナー「俺たち?愛の戦士だけど」

ベルトルト「そうそう愛の戦士」

コニー「え?そうなのか?」

アルミン「知らないよ…」

マルコ「みんな元気だな~」




ミーナ(えっとこの糸を引くと)クイ

ポト

ミカサ「あ」

エレン「ん?なんか落としたのか?」

ミカサ「え…えっと」オロオロ

エレン「確かこの辺で音が…あった」


エレン「ほら、落とすなんてお前らしくない」

ミカサ「ご、ごめんなさい」

エレン「いや怒ってねえって謝んないでくれよ」

ミカサ「う…うん」




ミーナ(あ~なんか全身痒くなってきた)

~訓練後~





ライナー「皆の衆、御苦労だった」

ベルトルト「いまいちスッキリする結果にはならなかったけどね」

コニー「俺はわりと楽しかったな」

アルミン「もう僕を巻き込まないでほしいかも」

マルコ「別に二人以外ジャンに恨みなんてもってないからな」



ライナー「今回は俺の見解では2勝2敗の引き分けだ」

ベルトルト「僕は最後以外勝った気がしないけどね」





アニ「作戦以外でわりと邪魔が入ったみたいだけど」

クリスタ「作戦自体は大成功だったと思います」

サシャ「というかあれ時間の問題ですよ」

ミーナ「そうそう、もう見てて歯痒いというか…」

ユミル「……お前らどうでもいいけどよ」

アニ「何?」




ユミル「あいつらくっ付けたとしてその後どうすんだよ?」


クリスタ「……」

アニ「……」

サシャ「……」

ミーナ「……」


クリスタ「本日は解散!!」




ユミル「おい現実逃避すんなクリスタ」



ユミル「今逃げたところで現実は変わらねえ」

ユミル「同じ相手を想うんなら誰もが幸せになれるわけがねえ」

ユミル「そこんところよく考えとけよ」

ユミル「私が言いてえのはそんだけ、じゃあな」





クリスタ「…わかってたけど…」

アニ「いざ言われると…」

サシャ「へこみますね」

ミーナ「正論なのがまた…」

~夜~




ミーナ「こういう時は星とか見てると落ち着くって言うよね」

ミーナ「…?あれは…ジャン?」






ジャン「…あいつら…急に仲が進展したな…」



ジャン(まだ入り込める余地はありそうだが…)

ジャン(いや…望みは薄そうだな)


ジャン(でも…俺は往生際が悪いんでね)

ジャン「ケジメ…つけねえとな」






ミーナ(ケジメ?何それ?)



ガサ



ジャン「!?」


ユミル「よう」

ジャン「そばかす!?」










ミーナ(ユミル!?まさか抜け駆け!?)





ジャン「なんだ?人の独り言を盗み聞きか?」

ユミル「生憎とそんな趣味はねえ」

ジャン「じゃあなんだよ?」

ユミル「お前、これからどうすんだ?」

ジャン「は?」

ユミル「いつまでも複数の女誑かしてるわけにいかねえだろ」

ジャン「それは語弊を招く言い方だぞ」

ユミル「けっ!」



ユミル「で?結局お前はどうすんだ?」


ジャン「ケジメはしっかりつけるさ」











ミーナ(ん~?遠くてよく話が聞こえないぞ~?)


ユミル「あっそ、お前がどうしようが知らねえが」

ユミル「クリスタを泣かしたらどうなるか肝に銘じとけよ」


ジャン「……」


ユミル「じゃ、精々頑張って自分のしたことの後始末くらいはつけろ」


ジャン「……」









ミーナ(あれ?ユミル行っちゃった)



ミーナ(何やってたんだろ?)


ミーナ(今の様子だと告白ではなさそうだし…)


ミーナ(ん~?)


ジャン「おい」


ミーナ「ふぁおう!?」ビク

ジャン「てめえも盗み聞きか?」

ミーナ「いや!なんも聞いてないよ!ただ見てただけで!」

ミーナ「あ」

ジャン「余計にたち悪ぃな」

ミーナ「へへ…」




ミーナ「ジャン」

ジャン「あ?」


ミーナ「何か悩み事でもあるの?」

ジャン「…どうしてそう思うんだよ」

ミーナ「だってジャンなんか思いつめてるような顔してる」

ジャン「…気のせいだろ」

ミーナ「私に何かできることあれば言ってほしいな」

ミーナ「昔ジャンに助けてもらったように…私にも」

ジャン「…ありがとな」

ジャン「でも、お前にできることはなんもねえ」

ミーナ「!?」

ジャン「勘違いすんなよ!これは俺の問題だからだ」

ミーナ「え?」

ジャン「そういうことだ、じゃあな」

ミーナ「え?」






ミーナ「ジャン…」



ジャン(明日だ)

ジャン(明日…)




ジャン「俺はミカサに告白する」

~次の日~




ミカサ「ジャン、何か用?」


ジャン「ああ、だが今じゃねえ」

ジャン「訓練後、ちょっとだけいいか?」

ミカサ「別に構わない」

ジャン「悪いな」

ミカサ「別にいい、それじゃ」




ジャン「あいつが死に急ぎ野郎なら俺は何急ぎ野郎なんだろうな?」

~訓練後~





ミカサ「約束の時間、話を聞こう」


ジャン「お、おう」


ミカサ「…?」


ジャン「ミ…ミカサ!」


ミカサ「?」






ジャン「俺、ミカサのことが好きだ!俺と付き合ってほしい!」





ミカサ「…ごめんなさい」



ミカサ「ジャンは前に比べるといい人になったと思う」

ジャン「……」

ミカサ「それでも私はジャンと付き合うことはできない」

ジャン「……」

ミカサ「…私は気づいてしまった」

ジャン「?」

ミカサ「私はある人と家族以上の関係になることを望んでいることに気づいた」

ミカサ「ので、私はあなたと付き合うことはできない」

ジャン「…そいつが誰かまるわかりだ馬鹿野郎」

ミカサ「そう…でもジャンも元気を出してほしい」

ミカサ「今のジャンならきっといい人が見つかるはず」

ジャン「……」



ミカサ「私は今日のことは気にしない、では」












ジャン「ケジメつけに来たってのによ…」

ジャン「慰めんじゃねえよクソが」





ミーナ「……見ちゃった」




ジャン(下手に慰められると諦めつかねえじゃねえか)

ジャン(ケジメと言った以上は諦めるけど)


ジャン「ん?」







ジャン「こいつは…」




夜、水汲み場にて待つ!!



ジャン「…果たし状ってやつか?」

ベルトルト「ちょっといいかい?」

ジャン「おわ!?おどかすな!!」



ベルトルト「ジャン、単刀直入に訊く」

ジャン「あ?」

ベルトルト「君はアニのことをどう思ってるんだ?」

ジャン「は?」

ベルトルト「どうなんだい?」

ジャン「いきなりなんだ?」

ベルトルト「…ジャン」





ベルトルト「アニのことを解放してあげてほしい」

ジャン「は?」

ベルトルト「君がアニのことをどう思ってるか知らないけど…」

ベルトルト「このままアニを苦しめるのは許せない」

ベルトルト「だからもうアニを解放してやってほしい」

ジャン「…お前結構喋るんだな」

ベルトルト「もし君がアニをまだ縛り付けるのなら」

ベルトルト「僕も手段を選べなくなる」

ジャン「……」

ジャン(俺縛り付けた覚えねえんだけどな~)

ベルトルト「僕が言いたいのはそれだけだ、それじゃあ」









ジャン「なんだったんだ?」


ライナー「ちょっといいか?」

ジャン「あ?」

ライナー「お前クリスタを縛り付けるのm アルミン「現実を見ようライナー!!」

マルコ「ジャン、気にしないでくれ!」

ジャン「???」

~水汲み場~



ジャン「でも果たし状なんて送ってくる奴なんて一体…」


ジャン「ん?」


クリスタ「待ってたよ!」



ジャン「クリスタ!?」




ジャン「あれは果たし状じゃねえのか?」


クリスタ「ん?そんなつもりないけど」


ジャン(すげえ太い字であんなこと書かれたら勘違いするわ)



クリスタ「でも勝負という意味では当たってるかも」

ジャン「は?」





クリスタ「私はジャンが好きです!!」


ジャン「随分唐突だなおい!!」


クリスタ「付き合ってください!!」


ジャン「……」


クリスタ「……」



ジャン「悪い…」


クリスタ「え…?」


ジャン「俺が今ここでお前と付き合ったら最低野郎だからな」

クリスタ「え?どういうこと?」


ジャン「俺はミカサに告白した」


クリスタ「!?」

ジャン「フラれたけどな」

クリスタ「じゃ…じゃあ」

ジャン「それで付き合ったら傷心のためみてえじゃねえか」

クリスタ「私はそれでも…」

ジャン「いいわけねえだろ馬鹿が」

ジャン「それは俺が俺を許せなくなっちまう」

クリスタ「……」


ジャン「悪いな…俺はこういう奴なんだ」

クリスタ「……」

ジャン「女神に告白してもらえるなんて俺は幸せもんだな」

クリスタ「……」

ジャン「悪い…そんじゃあな」









クリスタ「……そんなんじゃ…」グス

クリスタ「諦め…れない…」グス

クリスタ「諦めない…んだから」グス






ユミル(クソが…泣かしやがったな)





ジャン(今日はなんて日だ…)

ジャン(告白してフラれたその日に告白を受けるなんてよ)

ジャン(頭おかしいにも程があんだろ)




アニ「ジャン、ちょっといいかい?」


ジャン「ふぉう!!」

ジャン「な、なんだアニかおどかすんじゃねえ」


アニ「別におどかしたつもりはないんだけどね」


ジャン「…で?なんか用か?」


アニ「…か弱い乙女にそんn ジャン「久しぶりに聞いたなそれ」

アニ「どうも」

ジャン「いや別に褒めてるわけじゃねえからな」


アニ「で、用と言うのは」

ジャン「相変わらず切り替えが早えな」





アニ「好きなんだけど」


ジャン「…は?」


アニ「好きなんだけど」


ジャン「……」





ジャン「お前らなんか企んでるのか?」

アニ「え?もしかして誰かに告白されたの?」

ジャン「プライバシーの関係で言わねえけどな」

アニ「あ、別にいいよみんな了承済みだし」

ジャン「は?」

アニ「あ、口が滑った」

ジャン「おい待て途中でやめんな」

アニ「で、どうなの?」

ジャン「おい聞けよ」



ジャン「…悪いけど付き合えない」


アニ「…そう」

アニ「理由訊いてもいい?」


ジャン「ああ、俺はミカサに告白した」

アニ「大体わかった」

ジャン「理解早えな助かるけど」

アニ「どうも」

ジャン「うん今のは褒めてるからな」

アニ「……」カアァ



アニ「私は傷心でも別にいいんだけど」

ジャン「…それは俺が許せねえ」

アニ「……男ってめんどくさいんだね」

ジャン「否定はしねえ」

アニ「…もう行きなよ、引き留めて悪かったね」

ジャン「別に気にしてねえよ」

アニ「あと何人に告白されるだろうね」

ジャン「やめてくれ…そんじゃあな」






アニ「……」ポロポロ

アニ「これは…結構キツイ…」ポロポロ

アニ「ふぐぅ…うぅ…」ポロポロ




ベルトルト(これでアニも解放されるのだろうか…)





ジャン(二人目かよ!!)

ジャン(普通ならモテ期到来とか喜ぶところなんだろうが…)

ジャン(今の状況で喜べとか無理にも程があんだろ!!)


サシャ「ジャン!」

ジャン「は?」

ジャン「じゃあここは…」

~食糧庫前~

ジャン(なんでこんなとこ迷い込んでんだよさっさと帰れよ俺)

サシャ「ちょっと無視決め込むとか酷いですよ!」

ジャン「いやちょっと現実と夢の区別がちょっとな」

サシャ「?」

ジャン「なんでもねえ」

サシャ「そうですか」

ジャン「で?お前もなんか用か?」

サシャ「も?」

ジャン「…なんでもねえ」

サシャ「…よくわからないですけど単刀直入に言いますね」






サシャ「好きです!付き合ってください!」







ジャン(ブラーウス、お前もか)



サシャ「ど…どうでしょうか…?」




ジャン「悪い…」

サシャ「…もしかしてミカサに告白とかしました?」


ジャン「な!?なんでわかった!?」

サシャ「いやなんとなくですけど」

ジャン「…だったらわかんだろ」

サシャ「…今回はキスの件と勝手が違いますからね」

サシャ「理解はしますけど納得はしません」

ジャン「傷心で女と付き合うとか自分が嫌いになることはしたくねえ」

サシャ「じゃあ待ちます!」

ジャン「は?」

サシャ「ジャンが心の整理付くまで待ちます」

サシャ「それで他の人にいってしまったらしかたないです」

サシャ「今回はそれで勘弁してあげます」

ジャン「……」

クル

サシャ「さ、もう行ってください」

サシャ「今の私の顔見られたくないんで」


ジャン「…すまねえ…じゃあな」







サシャ「…あ~…フラれたんやな~…」ツー

サシャ「これ結構きついわ」ポロポロ

サシャ「ていうか何回も謝んなし」グス






コニー「あれ?ここトイレじゃねえな…ってサシャ?」




ジャン(もう最悪だよ!)

ジャン(俺の精神ボロボロだわ)

ジャン(これからどう接しよう…)

ジャン「今度は帰ってこれたか」

ミーナ「ジャン!」

ジャン(まさかのラスボス!?)

ミーナ「よかった…ここなら会えると思って…」

ジャン「まあここ通らないと部屋行けねえからな」

ミーナ「そうだね…」

ジャン「……」

ミーナ「…ジャンの言ってたことってああいうことだったんだね」

ジャン「!?おま!!またみてたのか!?」


ミーナ「違うの!本当にたまたま通りかかって…」


ジャン「…無様にフラれた俺を見てどう思った?」





ミーナ「やっぱり好きだと思った」




ジャン(まさかの不意打ち!?)


ミーナ「私、ジャンが好きなんだと思ったよ」

ジャン「…悪いけど俺は ミーナ「私は大丈夫」

ジャン「へ?」

ミーナ「私はジャンを見てるだけでいいから」

ジャン「……」

ミーナ「付き合えたら幸せだと思うし傷心でも私はかまわない」

ミーナ「でもジャンはそういうの許せねえとかいいそうだから…」

ジャン「…よくわかったな」

ミーナ「だから今はこっちからお断り、今だけはね」

ジャン「……」

ミーナ「じゃあ…またね」

ジャン「…おう」






ミーナ「…もったいなかったかな」

ミーナ「…でも…」

ミーナ「……」グス





マルコ(ジャン…お前は罪な男だ)






クリスタ「…あ」

アニ「……」

サシャ「……」

ミーナ「……」

クリスタ「…みんな…目…真っ赤だね」

アニ「あんたも相当だよ」

サシャ「みんな面白い顔になってます」

ミーナ「…全員…玉砕だね…」





ユミル「お前ら酷え顔だな」

クリスタ「ユミル?」

アニ「うるさい」

サシャ「あはは…」

ミーナ「事実だし」


ユミル「…たく」

ユミル「ついてきな」






4人「?」

=現在公開可能な情報=

アニ・レオンハート:ジャンに己の趣味を打ち明ける
          ジャンに合法的にプレゼントをもらう
          ジャンに告白、そして玉砕

クリスタ・レンズ:ジャンに手料理をご馳走する(グロテスク)
         ジャンに襲わせる(未遂)
         ジャンに告白、そして玉砕

ミーナ・カロライナ:ジャンにいろいろ助けてもらう
          ジャンをツンデレと名付ける
          ジャンに告白、しかし自ら一歩引く

サシャ・ブラウス:ジャンとファーストキス(本人はノーカンと主張)
         ジャンの家に行き、ジャンの家族と会う(外堀が埋まる)
         ジャンに告白、そして玉砕

ジャン・キルシュタイン:女子部屋に忍び込む
            原住民になる
            ミカサ似のエロ本でありえないくらいの回数抜く
            猫と戯れる
            はめられて自宅に一時強制送還、引きこもりのレッテルを貼られる
            ミカサに告白、そして玉砕

ユミル:ハーレム要員ではないらしいが謎

とりあえずここまで

なんとかじゃんやひろいんたちにすくいがほしいところですがおれのぶんさいでどうにかなるだろうか?
がんばります

ではまたあさに

おはよう>>1です

まったりさいかいします








ユミル「確かこの辺に…」ゴソゴソ


クリスタ「ユミル…?」

サシャ「何か探してるようですが…」

ユミル「あったあった」

アニ「これは…?」

ユミル「見てわからねえか?さk…ゲフンゲフン」

ユミル「不思議な水だ」キリッ

ミーナ(今酒って言おうとした?)



ユミル「何があったかは知らねえけど(本当は知ってるけど)」

ユミル「そういう時はこれ飲んでパーっとな!」

ユミル「幸い明日は休日だ(ご都合主義)」

ユミル「たまにはこうやって羽目外さねえと潰れちまうぞ」ニヤリ



アニ「…あんたが何考えてるかわかんないけど」

サシャ「なんか面白そうです」

ミーナ「お言葉に甘えちゃおうかな」

クリスタ「ユミル」

ユミル「あ?」

クリスタ「ありがと」

ユミル「あん?別に私が騒ぎたいだけなんだが」

クリスタ「それでも!」

ユミル「…勝手に言ってろ」

~クリスタ達の部屋~






クリスタ「では…」

アニ「傷心の乙女の会」

サシャ「始まります!」

ミーナ「かんぱーい!!」


ユミル「おい!あんまおっきい声だすな!ばれたら営倉だぞ」


ミーナ「す、すんません」

サシャ「ウェヒヒ…」





クリスタ「もうこうなったのもジャンのせいです」

アニ「そうそう」

サシャ「全く美女4人もふるなんて何考えてるんですかね?」

ミーナ「私は一歩引きました~」


クリスタ「大体思うんだけどね…」





ユミル(クリスタがわりと楽しんでるようでよかった)



アニ「ジャンはヘタレ」

ミーナ「いざって時は根性あるんだけどね」

サシャ「大体美女4人をふるなんてなに考えてるんですかね?」

クリスタ「サシャ同じこと言ってる~きゃはは♪」






ユミル(ん?雲行きが怪しくなってきた)




ミーナ「ジャンはこういうところがわかってないんだよ!」

アニ「同感」

サシャ「美女4人もふるなんてジャンは罪な男ですね」

クリスタ「サシャが同じことしか言わないよ~」ビエーン





ユミル(今度は泣き上戸か…クリスタ百面相とか見れるといいな)グビ





アニ「なんか腹立ってきた脱ぐ」ヌギヌギ

ユミル(は!?まさかこいつが一番酔ってる!?)

クリスタ「ふん!それなら私も脱ぐ!」ヌギヌギ

ユミル(ぶっほ!!クリスタ!?)

ミーナ「ぬーげ!ぬーげ!」

アニ「あんたも脱ぐんだよ」

ミーナ「へ!?」


サシャ「それでですね美女4人もふるジャンっていうのは…」ヌギヌギ




ユミル(だんだんカオスになってきました)グビ




アニ(下着)「この解放感」

クリスタ(下着)「素晴らしい」

サシャ(下着)「この美女4人の下着姿でジャンを悩殺や」

ミーナ(下着)「なんで私まで…およよ…」


ユミル(わお眼福眼福)


クリスタ「ユミル~?」

ユミル「へ?」


アニ「一緒にぬぎぬぎしようじゃないか」

ユミル「え?え?」





ユミル(下着)「お前ら…」ワナワナ



ミーナ「わお♪すごく綺麗」

クリスタ「ユミルはモデル体型だよ!」フンス

アニ「なんであんたそんな鼻が高そうなんだい?」

サシャ「美女4人から美女5人に…眼福やわぁ~」





ユミル(なんか逃げないと不味そうな空気になってきました)





クリスタ「さて…みんなでパージしたところで…」

アニ「傷心の会、再開」

サシャ「いやっふうぅぅぅぅぅぅ!!」

ユミル「声でけえ」ガン

サシャ「おぅ…頭が…」プルプル

ミーナ「ジャンに文句があります!」


クリスタ「どうぞ!」




ユミル(やばい…これ教官来ちゃうよ営倉だよ…)

ミーナ「ジャンはこういうところが!!」

クリスタ「うんうん!わかる!」


アニ「それならこんなのも…」

サシャ「あ~わかりますそれ」






ユミル(どうか無事で終わりますように…こいつら声デカい)

ミーナ「ジャンがなんぼのもんじゃあああああああああああああああい」

クリスタ「じゃああああああああああああああああああい」

サシャ「ジャンなんかいてまええええええええええええええええ」

クリスタ「いてまえええええええええええええええええ」

アニ「ジャンのばかああああああああああああああああああ」

クリスタ「ばかあああああああああああああああああああ」







ユミル(助けてください…誰か助けてください)









~そして夜が明けた~






ユミル「助かった…のか…?」

チュンチュン



クリスタ「……」ボー

アニ「……」ボー

サシャ「……」ボー

ミーナ「……」ボー


アニ「…頭痛い…」

ミーナ「…吐きそう…」

サシャ「眠いです…」

クリスタ「…ねえみんな」




クリスタ「…私…やっぱジャンのこと好きみたい…」ボー

アニ「…私も…」ボー

ミーナ「今更だよ…」ボー

サシャ「ですね…」ボー







ユミル「おいお前ら大丈夫か?普通に冷たい水持ってきてやったから飲め」

クリスタ「ありがとうユミル…」ボー

アニ「あれ?…なんで服着てないんだっけ?」ボー

サシャ「さあ?」ボー

ミーナ「うぇ…マジでヤヴァイ…」ウップ

ユミル「ここで吐くなよ!!絶対吐くなよ!!」


クリスタ「…あ~確か夜に…」ボー

アニ「そうそう思い出したわ~…」ボー


ユミル「お前ら徹夜で騒ぐとか何考えてんの?」



いやぁ~…やってしまいましたね

傷心の乙女の会、私的にはすごく楽しかったんですが

あの後が辛すぎて休日返上で寝ちゃいましたよ

どうやら他の3人も同じだったみたいです

ミーナがダズ化してたのは面白かったです

後ユミル(恩人様)がお前ら全部飲みやがって…楽しみが…って嘆いてました

あはは…でも結局ジャンが大好きっていう結果で終わりました

これからはもっともっと猛アタック決めていきたいと思いますよ!

では
                    サシャ・ブラウス

~そしてまた次の日~



ジャン「……」

ジャン(昨日はあいつらを一回も見てねえ…)

ジャン(そりゃそうだ…昨日の今日で会えるほうがどうかしてる)

ジャン(1日で4人もふるとか俺も馬鹿なことしたな)

ジャン(だからといって4人と付き合うとか最低じゃねえか)

ジャン(誰か一人選べってのも無理だし)

ジャン「…ほんとどうすりゃいいんだ…」



ガバ


ジャン「おわ!?」


ドサ



ジャン「へ?」


サシャ「ビックリしましたか?」


ジャン「え?え?」


ジャン(なんで俺サシャにタックルされてんの!?)



ジャン「大体お前大丈夫なのかよ!?」

サシャ「は?なんのことです?」

ジャン「一昨日の夜!!」

サシャ「…私は諦めるなんて一言も言ってないですよ」

ジャン「!?」

サシャ「待つとは言いましたけど…アクション起こしながら待つのもありだと思いまして」

ジャン「…言ってる意味が…」

サシャ「狩猟民族は狩りには強いんです」

サシャ「今はこれだけ覚えててくださいね」

サシャ「では!!」ダッ




ジャン「……へ?」


ミーナ「あ~らら先越されちゃったか~」

ジャン「!?」


ミーナ「でもまだ負けたわけじゃないしね」


ジャン「おま…え!?」

ミーナ「私が言ったのは「今は」ってこと」

ミーナ「その後のことはなんも言ってないからね」

ジャン「はえ?」

ミーナ「つまり私も諦めないってこと」

ミーナ「家畜以下なめんなよ♪」

ミーナ「じゃね~♪」




ジャン(今俺に何が起こってるんだ?)

アニ「全く…二人とも手が早くて困るよ」


ジャン「!?」

アニ「まあ私も人のこと言えないけど」

ジャン「お前らまた何か企んでるのか!?」


アニ「そうだね、私がジャンと添い遂げる計画ならだいぶ前から企んでたけど」


ジャン「!?」

アニ「言っとくけどか弱い乙女にも意地ってもんがあるよ」

アニ「あんたがどうしようと私はしぶといよ」

アニ「じゃ、明日から本格的にいくからそれじゃ」






ジャン(お前らフラれたのにポジティブだな)

クリスタ「みんなそれだけジャンのことが大好きなんだよ」

ジャン「おふ!?クリスタ!?」

クリスタ「私もそうだから」

ジャン「お前ら俺を驚かすのが趣味なのか?」

クリスタ「うん♪」

ジャン「やめてくれ」

クリスタ「…ジャンがどう思おうと勝手だけど」

クリスタ「それは私達にも言えるよね」

クリスタ「だから私は勝手にジャンが好きって思ってる」

ジャン「……」

クリスタ「私は諦めないよ」

クリスタ「じゃあね♪」



ジャン「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい」



ユミル「そういうことだ」

ジャン「…そばかすか」

ユミル「私には驚かねえのか…まあいいや」

ユミル「女ってのはしぶといし男より根性あるぞ」」

ユミル「だから覚悟しといたほうがいいぞ」

ジャン「…てめえに言われなくても十分わかってらあ」

ユミル「ま、私はどうでもいいけど」

ユミル「それより…」

ユミル「てめえ…よくもクリスタ泣かしやがったな」ゴゴゴゴゴ


ジャン「!?」

~数日後~


アニ「となりいいかい?だめでも座るけど」

ミーナ「じゃあ私逆側で~」

サシャ「向かいで食べさせてもらいますよ!」

クリスタ「私もここいいかな?」







ジャン「どうしてこうなった」


ミカサ「エレン、私のも食べてほしい」

エレン「お前いっぱい食わねえとまた体調崩すだろ?」

ミカサ「…エレン」





ライナー「グリズダ…なんで…」

ベルトルト「やっぱりジャンはどうにかしないとだめか…」

アルミン「もうやめようよ」ゲッソリ

コニー「アルミンが死にそうに見えるのは俺が馬鹿だからじゃねえよな?」

マルコ「あたしゃもうつかれたよ」



クリスタ「はい、あ~ん♪」

ジャン「恥ずかしいからんなことすんじゃねえ!!」

サシャ「では私にあ~ん♪するのはどうでしょう?」

ジャン「やんねーよばーか」

サシャ「ムムム…」

アニ「…あんたらよく恥ずかしげもなくそんなことできるね」

ユミル(クリスタが元気そうでなによりです)



ライナー「」チナミダ

ベルトルト「」バキボキゴキ

ジャン(結局なんなんだろうなこれ)

ジャン(俺惚れられるようなこと一つもしてねえのに)

ジャン(…それに一番振り向かせたかった奴には玉砕した)

ジャン(だから…)

ジャン(今…俺が一番振り向かせたいのは)




ジャン(わかんねーや)




ジャン「俺が一番振り向かせたいのは」

ブラウン管?

いちおうこうそうのだんかいでかんがえてたのはここまで
らすとがさいしょかんがえてたのとだいぶかわったのはひみつ

かきながらおもいついたねたをおまけたんぺんとしてかいていこうとおもうんだけど

どう?

さいしょはきせいじじつえんどとかかんがえてたけど4にんをあくにしたくなかったからこうなってしまった

じゃあおまけやっていきます
といいたいところなんですがどうやらじかんのつごうじょうすこししかこうしんできないみたい

ちょっとだけやってせきをはずすとおもいます

=ジャンの家=



クリスタ「そういえばジャンの家ってどんなところなの?」

サシャ「むっふふ~知りたいですか?」

クリスタ「そりゃまあ」

サシャ「いくらクリスタでもこれは教えられません」

クリスタ「そっかぁ~…この前はちみつが手に入ったんだけど…」

サシャ「お教えしましょう!!」

クリスタ「サシャ大好き!!」

サシャ「それはですね」

クリスタ「うんうん…」






アニ「……」

ミーナ「……」ニヤリ




サシャ「というわけでまた今度行くことになったんです!」

クリスタ「私も行きたい!」

サシャ「ではジャンに訊いてみましょう!」






ジャン「で?」

サシャ「はい?」

クリスタ「?」

ジャン「なんでこんなことになってんだ?」

アニ「まあまあ気にしない気にしない」

ミーナ「ここがジャンの家かぁ~…」


サシャ「まあ…成り行きといいますか」

クリスタ「仲間外れは、寂しいもんね」

ジャン「……」



このあとジャン母になんともいえない複雑な顔をされてしまったのは省略


=ジャンの家、終=

=ジャンの好み=



クリスタ「ジャンの好みってなんなんだろう?」

サシャ「ジャンがミカサ好きだったというのは周知の事実ですし」

アニ「腹筋」

クリスタ「やっぱそうなのかな~」

ミーナ「あ!そういえば!」

ミーナ「ジャンが初めてミカサに会った時綺麗な黒髪だって」

サシャ「私は若干茶色に近いかもです」

クリスタ「」金髪

アニ「」金髪

ミーナ(じゃあ私はなんで!?)黒髪

サシャ「汚い黒髪なんですかね?」

ミーナ「それ本気で傷つくからやめて!!」



アニ「…黒染め液」

クリスタ「実行」

サシャ「ちょっと!?二人とも!!」

ミーナ「綺麗な金髪が台無しに!!」

クリスタ「離して!!私はこれで生まれかわるの!!」

アニ「ほら髪黒くなったら新しい世界が」



ユミル「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」バン


クリスタ「ユミル!?」パ

クリスタ、アニ「あ」



バチャ

ユミル「……」ベチョ


サシャ「うわ…ユミルの頭すごいことになってます」

ミーナ「あらら…」

クリスタ「あ、あのね…」

アニ「…悪かったよ」

ユミル「別に元々黒だしいいよ」

アニ、クリスタ「…ホ」

ユミル「なんていうとでも思ったか!?」

アニ、クリスタ「!?」

ユミル「この服気に入ってたんだぞ!!」ブワ



一人の乙女の犠牲により綺麗な金髪は救われた

ミーナ(結局ジャンの好みってなんなんだろ?)


=ジャンの好み、終=

=男だらけの円卓会議=



ライナー「今日もジャンをぶっ飛ばしたいと思った人」

ベルトルト「はい」

ライナー「ベルトルトどうぞ」

ベルトルト「ジャンがアニに色目を使います」

アルミン(いや逆だよ)

ライナー「ではそれを解決するためには何をするといいでしょう?誰かご意見を」

コニー「はい」

ライナー「コニー、どうぞ」

コニー「ただ手を挙げただけです」

ライナー「……」

コニー「」


ライナー「さて、他に意見のあるものは」

マルコ「はい」

ライナー「マルコ、どうぞ」

マルコ「もうほっとくのはどうでしょう?」

ベルトルト「は?」

マルコ「ジャンが色目を使ってるならアニもそのうち呆れるはずです」

ベルトルト「君はジャンが色目を使ってないというんだね?」

マルコ「はい」

ベルトルト「君とは話し合う必要がありそうだ」


ライナー「ほらほら喧嘩はよしなさい」

ベルトルト「……」


マルコ(ジャン、今度飯奢れよ)





ライナー「では俺からも一つ」

ライナー「私はもうクリスタと結婚してるも同然なわけですが…」









アルミン(エレンもミカサに歩み寄って二人はやっといいところになってきたわけだけど)

アルミン(僕はどうしてこんなところでこんなことしてるんだろう?)

アルミン(早く帰りたい)


アルミン・アルレルト:巻き込まれ癖あり
           今日も苦労は続く!


=男だらけの円卓会議、終=

=ユミルの好きな人=



ユミル(いつの間にかジャンハーレム要員になってる私ですが)

ユミル(正直馬面には興味ありません)

ユミル(そんな私ですが…)

ユミル(あんな奴に…あんな…)


ユミル「あれに惚れるとかありえねええええええだろ!!」


ユミル「あれですか!?ちょっと雨の中優しくしてくれたから!?」

ユミル「その後毒盛られましたけど!!お腹ぐるぐるぴいいいいいいいいいいい」


ガチャ


ユミル「!?」





ライナー「あ、やっべトイレここじゃねえわ」

バタン


ユミル「……」


ユミル「死ねええええええええええええええええええええええええええええ!!」

ガチャ

クリスタ「ユミル!?どうしたの!?大きな声がしたけど」

ユミル「いやだあああああああああああああもうやだああああああああああああああ」

クリスタ「ユミル!?しっかりして!!」



ユミル:苦労人
がんばってユミルきっとみんな応援してる

=ユミルの好きな人、終=

=ミカサ似のエロ本=




アニ「ジャンに寝起きドッキリしようとしたらこんなの見つけた」

アニ「さてどうしてくれようか」




アニ「とりあえずジャンの額に『馬肉』と書いといて」カキカキ


アニ「作戦会議だ!」ッシュタ






ジャン(額に馬肉)「zzzzzz」







クリスタ「これは…」

サシャ「許せませんね」

ミーナ「本人がダメだからエロ本で妥協とは」

アニ「そんなに溜まってるなら私がなんとかしてあげるのに」

クリスタ「アニ?」

アニ「私何も言ってない、傷つくよ私か弱い乙女」





クリスタ「これは没収でいいとして」

クリスタ「なにかジャンに一矢報いたい」

アニ「あ、それならジャンの額に『馬肉』って書いといたけど」

ミーナ「ぶふ!!」

サシャ「肉!?」


クリスタ「それじゃああんまり足りないかも…」

アニ「じゃあどうするのさ」

クリスタ「……(映写機)」ニヤリ

チュンチュン




ジャン「……ん?」

ジャン「…なんだこの写真?」

クリスタ達がそれなりにいろいろ頑張った写真(顔見せng)



ジャン「……ちょっと顔洗ってくるか」




ジャン(馬肉)「…誰だ…こんなことしやがったのは」ワナワナ





エレン「あ~…朝か…」


ジャン「死に急ぎ野郎!!」バン


エレン「え?ジャン?どうし…ってぶふ!!馬肉…」

ジャン「てめえがやったんだろうが!!」ガシ

エレン「は!?違えよ!!パジャマ破けちゃうだろ!!」


ミカサ「エレンの叫び声!!」スタ


ジャン「あ」




ミカサ「ジャン…またあなたなの?」ゴゴゴゴゴ


ジャン「い…いやちげえぞ!!ちげえって!!」


ミカサ「覚悟は?」


ジャン「できt





ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ



=ミカサ似のエロ本、終=

とまあこんなかんじであとなんこかやっておまけえぴろーぐてきななにかでやっていこうとおもってます

ではおじかんのほうがきてしまったのでこのへんで

つづきはまたひにちかわったくらいになりそう
できればそのときにおわらせたいものですね

>>652
これのエレンを是非書いてほしいです。理由のあるハーレムも新鮮なので

>>1です
ごめんきょうはいろいろよそうがいのべりーはーどだったしにそう

こうしんしたいところだけどぜんしんひろうかんがやばい

あさにこうしんするからゆるしてください

お疲れ様です
自分のペースでいけばいいと思いますよ
身体壊しちゃったら元も子もないんで

更新楽しみにしてます

おはようすっきり>>1です
>>653いまのところえれんはーれむはかくよていないです
よていしているさくひんがおわってそのときしだいといったかんじです

>>657ありがとう
おかげさまですっきり

さいかいします

=4人の胸中(若干ネタバレ注意)=




クリスタ(私は…ジャンと一緒に生きたい…)


アニ(私は…お父さんを…あいつらを裏切っているのかな)


ミーナ(私最近太ったかな…?)


サシャ(今度はジャンを私の家族に紹介?きゃー♪そんなんできんわ恥ずかしい♪)






クリスタ、アニ、ミーナ、サシャ「はぁ…」


悩みはひとそれぞれ…
大きさ、種類は関係なし…と思う

=4人の胸中、終=

=原住民=



コニー「あ、ジャン」

ジャン「あ?」

コニー「そういえばこの前さ、面白いもの見たんだけど」


ジャン「なんで俺に話す?」


コニー「ジャンを見て思い出したから」


ジャン「はぁ!?」

コニー「なんかさ、結構前になるんだけど」

ジャン「結構前の記憶なんてお前にあんのか?」

コニー「あ?やんのか?」

ジャン「話脱線してるぞ」

コニー「そっか」

ジャン「で?その結構前に何見た?」

コニー「原住民」

ジャン「……は?」

コニー「原住民」

ジャン「いや二回も言うんじゃねえ聞こえてるから」

コニー「なんかパンツ一丁みたいなかっこうでさ」

コニー「シニイソギヤロウファックユウとか何回も叫びながら走ってたんだ」

ジャン「……」

コニー「んでさ、すげえ動き早くて途中で見失っちまったんだ」

ジャン「……」アセダラダラ

コニー「いやもうビックリしたぜ!!それがジャンの顔そっくりでさ!!」

コニー「ってジャン?どうした?」

ジャン「な…なんでもねえ…」アセダラダラ

ジャン(あれ見られてたとか死にたい…)



=原住民、終=

=サシャとサシャちゃん=



サシャ「ほらサシャちゃんごはんですよ~」

サシャちゃん「ガツガツムシャムシャ」

サシャ「相変わらずすごい食べっぷりですね」

ジャン母「そうなのよ~!もうこの食べっぷり見てるだけで幸せ♪」

サシャ「そうなんですか?」

ジャン母「そうよ!そのほうがご飯も作り甲斐あるってもんよ!」

サシャ「なるほど…」



クリスタ「できた!」

ジャン「だからなんでお前の料理はグロテスクなんだ?」

クリスタ「だから失礼だよ!」

アニ「猫モフモフしたい」

ミーナ「アニ、心の声出てる」

~数分後~



サシャ「ガツガツムシャムシャ」

サシャちゃん「ガツガツムシャムシャ」

ジャン母「あらま!サシャちゃんもサシャちゃんもいい食べっぷりね!」

アニ「サシャちゃんモフモフしたい」

ミーナ「どっちのサシャちゃん?」

アニ「もちろん猫」

クリスタ「ほらサシャもサシャちゃんも私の料理も食べて」

サシャ「遠慮します!」

サシャちゃん「にゃ!」

クリスタ「」ガーン



ジャン「だんだんサシャって名前がゲシュタルト崩壊してきた」


=サシャとサシャちゃん、終=

~エピローグ的ななにか~




サシャ「いや~ジャンのお母さんは神様です!」

ジャン「は?あれのどこが?」

アニ「サシャって名前は気に入らないけど猫可愛い」

サシャ「ちょ!!それどういう意味ですか!?」

ミーナ「でもいいよねこういうの」

クリスタ「うん」



ジャン「?」




サシャ「このままずっとこういうのが続けばいいんですけど…」

アニ「そうもいかない」

ミーナ「だよね」

クリスタ「…ジャンは…誰を選ぶのかな?」




ジャン「おいお前ら俺に隠れて陰口か?」

クリスタ「なんでもないよ!」

ミーナ「女同士の秘め事に男が口出しちゃだめだよ!」

アニ「そういうこと」

サシャ「では私達の部屋はあっちですのから」








ジャン「はぁ…?」

マルコ「ジャン、おかえり」


ジャン「おうマルコ、こんなところでなにやってんだ?」


マルコ「ジャンを待っていた」

ジャン「…俺そんな趣味ねえぞ」


マルコ「……話が脱線するから戻すけど」

マルコ「ジャンは…結局誰を選ぶんだい?」

ジャン「!?」



マルコ「まあ…誰かを傷つけるのはもう必然だけど」

マルコ「それでも選択しなければならない時がある」

マルコ「僕はジャンが無責任じゃないってことを信じているから」

マルコ「僕からは何も言わないけど」

マルコ「聞きたいんだ」

マルコ「ジャンが誰を選ぶのか」

マルコ「ジャンが一番誰を振り向かせたいのか」



ジャン「……」

















ジャン「俺が一番振り向かせたいのは」









ジャン「俺が一番振り向かせたいのは」

ブラウン完

だそくだらけでながったらしくなりましたがいちおうこれでかんけつです
じゃんがだれをえらんだかはごそうぞうにおまかせします
ほんとうにぶんさいなくてごめんね

きかれてないけどかこさく
アルミン「女性恐怖症エレン」長編
ミカサ「私は神に仕えしアッカマン」短編
キース「罠を疑う?」アルミン「はい!」
サシャ「春です」短編
ライナー「鍋」長編
マルコ「小さな恋の物語」


ちなみにつぎのさくひんははじめてくろすにちょうせんするからふあんがいっぱいです
まあこんなのはなしたところでしるかってかんじですが

では

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