アルミン「人の味」(65)

※サシャがアルミンを舐めまわすだけのssです。

アルミン「サシャ、今日は倉庫の掃除当番だろう?
     夕食までに終わらせなくて良いの?」

サシャ 「あ、忘れてました!すぐにやります!」

アルミン「僕も手伝うよ」

サシャ 「ありがとうございます!」



倉庫内

サシャ 「そういえば、人間って美味しいんですかね?」

アルミン「なんで、そんなことを?」

サシャ 「巨人も、人間を食べるのは、美味しいからではないかと」

アルミン「サシャらしい見解だね」

俺得

サシャ 「それで、どうなんでしょうか」

アルミン「うーん、巨人が味覚を持っているなんて話は聞いたことがないし、
     もし、味覚があれば、せめて服ごと食べたりはしないんじゃないかな」

サシャ 「それも、そうですね。味なんて、分から無いんでしょうね」

アルミン「味は、個人差が大きいんじゃないかな。美味しい人もいれば、そうで無い人も」

サシャ 「人によって、味が違うんですか?」

アルミン「骨と皮の老人よりは、肉付きの良い若い人のほうが、味は良いだろうね」

サシャ 「女子供だと、肉が柔らかくて美味しい、とかですか」

アルミン「生々しいけど、そんな感じだと思うよ」

サシャ 「なるほど……」チラッ

アルミン「どうしたの?」

サシャ 「そう言われてみれば、アルミンは柔らかくて美味しそうですね」ジー

アルミン「やめてよ。そんな目で見ないで」ガクブル

サシャ 「冗談ですよ。冗談」ジー

アルミン「目が、笑って、無い」

サシャ 「アルミンは、今日はもう、お風呂入りましたか?」

アルミン「入ったけど……何で?」

サシャ 「ちょっと、指とか舐めてみても良いですか?」

アルミン「全然、冗談じゃないじゃないか!?」

サシャ 「そうですね、指は汗をかくから、しょっぱいだけですよね」

アルミン「そういう問題じゃないからね!?」

サシャ 「例えば、そう、耳がいいですね」

アルミン「良くないよ、何で話を進めてるの!」

サシャ 「ちょっとだけ!先っちょだけでいいですから!」

アルミン「ダメ!!」フルフル

サシャ 「男の子なのに、ケチですねぇ」

アルミン「ケチとかそういう問題じゃないからね?」

蜂蜜アルミンの人だな!期待!

サシャ 「それなら、交換しましょう!私の耳を舐めても良いですよ!」チラッ

アルミン「そんなこと出来ないよ///」マッタクモウ

サシャ 「えー」

アルミン「ほら、掃除は終わったから、もう戻るよ。ご飯の時間になっちゃう」スタスタ

サシャ 「じゃあ、本あげます!」

アルミン「」ピクン

サシャ 「外の世界の本です」

アルミン「詳しい話を、聞かせて貰おうか」キリッ

サシャ 「前に、気まぐれに古本屋で、お料理の本を買ったんです。
     でも、見たこと無い食材ばかりで、仕舞い込んでたんですけど」

アルミン「それが、外の世界の、食材……?」

サシャ 「多分ですよ? 海の食材?とかの種類があって」

アルミン「いや、まさか。でも、盲点だった……」

最近はやりの人食ssかと思えば…、期待

サシャ 「私とアルミンが、二人とも知的好奇心を満たす。交換条件です」

アルミン「……わかった」

サシャ 「本当ですか?」

アルミン「僕はじっとしてるだけだからね。ここに、こうやって立ってるだけ。
     それから、痛みを感じたら直ぐにお仕舞いだからね!」

サシャ 「それは勿論、痛いことなんかしませんよ~」ドゥフフ

※以下は全て知的探究心に基づく体感的な実験行為です。

前に回りこんできたサシャは、ニマニマと嬉しそうな笑みを浮かべている。

右手を、そっと耳のあたりに差込むんで、髪の毛を梳いた。

「アルミンは髪の毛サラサラですね。羨ましいです。何か特別なことしてるんですか?」

「別に、何もして無いよ。それより、早く終わらせてね」

ムゥと不満げな吐息を漏らして、もう一度指を差し込む。

女の子に顔を触られるのは、初めてかもしれない。

少しだけ、緊張する。

そっと、耳に掛かった髪の毛を持ち上げられた。

外気に触れた耳が涼しい。

指先でクニクニと耳たぶを弄ばれる。くすぐったい。

「軟骨」
「え?」
「いただきます」

急に顔を近づけて、露出した耳を、唇で挟み込んだ。

ハム、っと咥えた音の聞こえた次の瞬間、膝の力が抜ける。

「ひぃぃぃぃいいい」
「はいほうふへふは?」(大丈夫ですか?)

心配はするが、口を離す気は無いようだ。一緒にしゃがみこんで、耳噛みを続行する。

ガクガクと膝が小刻みに震え、ペタンと床に座り込む。

ハムハムハムハムハムハム
「やぁめぇてぇぇぇ」

ハムハムハムハムハムハムハムハム
(唇で挟むだけじゃ、良く分からないですね。ちょっとだけ歯で)


コリッ

「ひゃああああん」
(これは! 中々、面白い食感かもしれませんよ)

コリコリコリ
「……!……!」
(やっぱり、舌で舐めないと、味は良く分からないです)


チロリ
「あっ……あぁっ!!」
(味は、殆ど無いですね)

チュパァ

ジュルル

「ちょっと、涎垂れちゃいましたね……痛くないですか?」

トローン

アルミン「」ハァハァ

サシャ 「あの、アルミン? 平気ですか? 顔が真っ赤ですよ?」

アルミン「ん、へーき……」ハァハァ

サシャ 「続けても、大丈夫ですか? 涎出てますよ?」

アルミン「んぐ……ん、へーきだから……」

サシャ 「いいんですね?」

アルミン「ん……」

座り込んだまま、そっと顎を上げて目を閉じる。

さっき、耳を咥えられた瞬間、耳から脊髄に雷が落ちた衝撃を受けた。

その後のことは、覚えていない。

ある意味食べられてますなぁ

マジキチssかと思って開いてみたら
これは期待

小刻みに震える様子を不審に持ったのか、髪の毛を持ち上げた後、
顔を寄せても、すぐに口に入れなかった。

サシャの吐息が聞こえる。目を閉じているから、耳元だと、こんなにも呼吸音を意識してしまう。


スゥ

ハァ

スゥ

「みみまでぇ、まっか、ですよぉ?」

声が、ゆっくりと、再生される。

音を味覚で味わえるなら、きっとサシャの声は甘ったるい蜜のような味に違いない。

耳に、絡みつく。とろける、甘み。


ハァ

スゥ

「あるみん?」

「!」ゾクゾク

名前を呼ばれた。背筋に何かが走る。冷たい汗が出る。

目が開く、火花が出そうだ。耳が熱い。

脳は沸騰している。心臓の鼓動が、暴走する。

「いきますよぉ?」

来る。分かってるけど、どうにも出来ない。奥歯がカタカタ鳴る。

力が入らない、座っているのに、膝が震える。

第三者が見たら、病人だと思うに違いない。

目を塞ぎ、手は震え、それでもサシャは食らい付く。

チュバッ

「!!!!??????」

耳を丸ごと!?

クチュ

チュパ

チュルル

「…!……!!」ビクンビクン

耳を舐めまわす音が、肉を伝わって流し込まれる。

自分には、そんな常軌を逸した趣味は無かったはずだ。

ただ、もう、否定できない。舌が這い回る音が、酷く淫猥に感じる。


レロ

ハム

舐め回した耳を、柔らかい唇で挟み込む。

体温が上がっているからか、最初よりも耳が柔らかく折れ曲がる。

咀嚼するように、ゆっくりと揉みほぐす。

ムニムニ

ハムハム

耳は真っ赤に熱くなっているはずなのに、サシャの口はそれよりも、なお熱い。

フゥ

息継ぎの音が漏れる。

ハァ

サシャの吸い込む全てが聞こえる。

ピチャ

サシャの発する全てが聞こえる。

あの続きか!
ものすご期待

耳を中心に、頭がぼぅっとしてきた。心地良さすら感じる。

自然と、目が薄く開く。目元から、水が零れた。

いつの間に涙が出ていたらしい。目じりに溜まった汗かもしれない。

気づけば、自分の口内をだらしなく外界に晒していた。慌てて閉じる。

横目で、サシャの顔を見る。凄く近い。

首筋から、顎のラインが見える。耳を食む度に、首の筋が動く。

それに合わせて、水気のある音を、耳に流し込まれる。

ジュッ

「んっ………!」

ジュプ

良い匂いがする。サシャもお風呂に入ったんだろうか。

口の端が吊り上る。笑っている。

小さく開く。赤い、長い、舌が、蟲惑的に、動く。

「痛かったら言ってくださいね?」

「え?」

ズブ

熱い、圧迫感。

「い゛っ!?」

何が起きたか、分からなかった。

ただ、耳の奥、頭の中で、音がする。

水に濡れた艶かしい舌の動く音。


「だめ、さしゃ……!」

ブチュ

「そこ、きたない……からっ」

ズチュ

舌が引き抜かれる、顔が離れる、視線を向けられる。

「はぁ……」

甘い、吐息。

離れたはずなのに、耳元のように感じる。

目が離せない。見つめ合う。呼吸が荒い。

心臓の音が煩い、熱に浮かされる。サシャの瞳が潤んでいる。

いつものサシャではない。上気した頬が艶かしい。

これは、女の顔。獲物を手に入れた狩人の顔。

「あるみん、たべても、いいですか?」

自分は、食べられる。本能でそう思う。

サシャの、あの口に、食べられる。

一方的に、自分の意思なんか関係なく、捕食される。


サシャの両手が伸びる。両手の指の隙間に自分の耳が入る。

もう、顔は動かせない。サシャしか見えない。

つばを飲む。

サシャが妖しく笑う。芳香を嗅ぐ。頭が痺れる。

舌が動く、顔が近づく。目を瞑る。

今度は、耳ではなく、唇が触れ合

コニー 「アルミーン?」

サシャ 「」ビクン
アルミン「」ビクン

※上記は全て知的探究心に基づく体感的な実験行為です。

コニー 「アルミン、まだ掃除終わらないのか? 飯食おうぜ」

サシャ 「コ、コニー……」

コニー 「なんだ、サシャもいるのか」

サシャ 「いや、えーと、何と言うか、これは」

コニー 「二人とも顔が真っ赤じゃないか!?」

サシャ 「いや、これは、不可抗力といいますか」

コニー 「アルミン、大丈夫か!?」

アルミン「あ、うん……」

コニー 「熱があるのか?」

アルミン「ううん、話してたら、ちょっと疲れただけ、大丈夫だよ」

サシャ 「そ、そうなんです。それで、休んでたんです」

コニー 「それならいいけど、無理するなよ?」

アルミン「うん、ご飯だったよね、早く行こうよ」フラフラ

サシャ 「え、ええ。そうですね! 出来るだけ速やかに!」フラフラー

コニー 「?」

サシャ 「ほら、いきますよ、コニーも!」

コニー 「なぁ、そんなに疲れるなんて、何の話だったんだ?」

サシャ 「え? ええと……それは」





サシャ 「人を食った話です」



(おわり)

座布団一枚パンツ3枚

お後がよろしいようで

>>39
続きではないです。スミマセン。
無理やり�壓げるなら、多分、前日譚になるかと思います。

うまい! 乙

乙!
座布団追加だね 
つ■

ちくしょう、いいところで……



サシャが普通に食事するのも書いてるので、
夜半の頃に、お時間あればどうぞ。

ジャン「ベン・トー?」
ジャン「ベン・トー?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1372165068/)

ジャン「カレー・ライス?」
ジャン「カレー・ライス?」 - SSまとめ速報
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サシャ「カツ・ドン?」
サシャ「カツ・ドン?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1373541621/)


初歩的なミス…!

おお!
ベン・トーの人かw

このエロさ…
この二人の続きがもっと読みたい

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