弦之助 「甲賀と伊賀の和睦のために」 (232)

バジリスクです。
ドラマCDのようなほのぼのした内容です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398347762




江戸城


家康 「跡取り争いが大変じゃ……。」


天海 「竹千代派と国千代派の争いがたえませぬ。」


家康 「どうすれば良いのか……。」


天海 「そうです家康様 。」


家康 「なんじゃ?」


天海 「どちらかを決める代理戦争をすれば良いのです。」


家康 「代理戦争とな?」




天海 「はい、このままでは戦争になる可能性がなきにしもあらず。」


天海 「しかしそれでは多くの武士の血が流れてまする。」


天海 「そこでです家康様、武士の代わりとなるもの同士戦わせれば良いのです。」


家康 「武士の代わりとな?」


天海 「にいとでございます。」




家康 「にいととはなんじゃ?」


天海 「大人になっても働かず、親のすねをかじり、一日中家にいるものでございます。」


天海 「親は仕事もしにくい歳で我が子のためと一生懸命働いておるのです。」


家康 「なんてことじゃ。」


天海 「奴らを戦わせれば武士の血が流れることもないでしょう。」


家康 「奴らにとってもイイ運動になるかもしれぬのう。」


家康 「よし、江戸じゅうのにいとを集めるのじゃ。」


天海 「わかりました。」




その頃 甲賀卍谷 弾正屋敷


豹馬 「ついに明日………。」


左衛門 「弦之助様と伊賀姫………」


左衛門 「いや、朧との祝言か。」


刑部 「クッ…やはり弦之助様には甲賀のものを嫁にもらってほしかったのう。」


左衛門 「いた仕方のないことじゃ。」


左衛門 「弦之助様も朧も互いに好うておる。」


刑部 「しかし!」


豹馬 「刑部!」


豹馬 「あの弦之助様がおきめになったことじゃ。」


豹馬 「それを祝うのが我らの役目であろう。」


左衛門 「そういうことじゃ。」




豹馬 「弦之助様………。」


豹馬 「すまぬ、風にあたってくる……。」 ガラッ


スタスタスタ


左衛門 「豹馬……。」


刑部 「無理も無い。」


刑部 「ああは言っておったが一番複雑な心情であろう。」


左衛門 「嫁入り前の父親に似た感覚じゃな。」



刑部 「だがわしは認めぬぞ!」


左衛門 「諦めろ刑部。」


刑部 「何としてでもやめさせねば。」


刑部 「そうだ左衛門!」


左衛門 「なんじゃ?」


刑部 「お主の術で朧に化けるのじゃ!」


左衛門 「何ィッ!」


刑部 「祝言をメチャクチャにするのじゃ!」


左衛門 「断るッ!」



刑部 「断るとな、左衛門………。」


左衛門 「そんなバカな真似はせん。」


刑部 「ほ~う、あのことをバラされとも良いということじゃな?」 ニヤニヤ


左衛門 「あ、あのこと?」


刑部 「左衛門、お主」


刑部 「お胡夷の風呂を覗いておったろう。」


左衛門 「なッ何ィィッ!!」 ギクゥッ




刑部 「実の妹の裸をみるとはけしからん兄さまじゃのう。」


刑部 「フハハハハハハハハハハッ!」


左衛門 「………よし、わかった。引き受けよう。」


刑部 「頼んだぞ。」


刑部 「フフフフフ。」


刑部 (わしも覗いていたとはいえぬからのう………。)

懐かしいな。支援






江戸城


家康 「よし、よりすぐりのにいとを集めたわい。」




Aチーム


Aにいと1 「な、なんでおらが家康様の前に…ヒィッ!」 ビクゥッ


Aにいと2 「デュフフッ家康ナウ。」


Aにいと3 「顎にタマキン袋とかwwww」


Aにいと4 「wwwwwwww。」


Aにいと5 「レッツバジリスクタイムとかマジしn…」 ブツブツ


Bチーム


Bにいと1 「どんなアニメが好きなんだい?」


Bにいと2 「小学生の出てるアニメ。」キリッ


Bにいと3 「ロリコン乙wwww」


Bにいと4 「ロリコン万歳!」


Bにいと5 「小学生は最高だぜ!」


Bにいと12345 「イエイッ」 ガシィッ


家康 「およそ人とは考えられぬのう。」


天海 「Bチームは小さなおなご好きが多いようですな。」






家康 「今日お主らに集まってもらったのにはあるわけがある。」


にいと’s 「わけ?」


家康 「お主ら、徳川家跡取り決めのために戦ってくれぬか?」


にいと’s 「戦う!?」


Aにいと1 「そ、そんな、無理でございます。」


家康 「ほう、わしの言うことが聞けぬというのか?」 ゴゴゴ


にいと’s 「ヒィィッ!」



天海 「ルールを説明する。」


5対5の戦い
相手を気絶させたら勝ち
相手を殺したら脱落
もちろん気絶させられても脱落
生き残ったチームには一族5年の税を免除する


天海 「親は喜ぶぞ。」


>>1です
今日はこれまで

にいと ひどいな 乙乙

バジリスクSSとは素晴らしい



弦之介 「朧殿。」


朧 「なんです弦之介様?」


弦之介 「わしの名前が違うのだが。」


朧 「まあ、無能な>>1ですね。」


弦之介 「まったくでござる。」


>>1です
すいませんでした思いっきり間違えていますね
これからは弦之介でいきます

>>1です
投下するでござる



伊賀鍔谷 お幻屋敷


朧 「はぁーっ……。」


朧 「ついに明日ですね……。」


朧 「弦之介様…。」 ///




庭の茂み




左衛門 「よし、頼んだぞ刑部。」


刑部 「うむ。」


左衛門 「お胡夷には黙っていてくれ。」


刑部 「任せておけ。」 ズププププ







朧 「緊張しますわ………。」




刑部 (壁の中 「フフフフフッ」


刑部 「スゥゥーーーーッ


刑部 「火事だーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!! 」


朧 「エェッ!」


刑部 「火事だぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」


朧 「たっ大変ですわ。」 アタフタ


朧 「井戸の水で火をッ…!」


ダダダダッ


刑部 (地面の中 「よし、やはり井戸にむこうたな!」


刑部 「ソォイッ!!」 ズプッ


朧 「キャァッ!」 足を掴まれる


ズンッ




刑部(フフフフフ。)


刑部 (あらかじめ作っておいた土の台…。)


刑部 (そこに顔をうずめさせた!)


刑部 (………。)


刑部 (水を多くしたから怪我はないだろう。)




朧 「イタタタタッ…。」


朧 「!早く水を!」


タタタタタッ




刑部 「フハハハハハハハハッ!」 ズプププ


刑部 「左衛門!」


左衛門 「任された!」




左衛門 「ほう、よく型がとれたのう。」


刑部 「ガハハハッわしにかかればこんなものよ。」


左衛門 「それにしても美しい顔じゃのう……ハッ!」


左衛門 「イカンイカン、わしはお胡夷だけじゃ。」


左衛門 「それ以外のおなごなど………いかんぞ如月左衛門!」


刑部 「いいから早くやれいッ!」




左衛門 「フンヌッ!」ズッ




ザワザワザワッ




刑部 「ほ~う、いつ見ても見事じゃのう


刑部 「お主の術は。」


左衛門 「………














左衛門 「フッ。」ニコッ






甲賀卍谷 地虫屋敷



十兵衛 「ついに明日は、弦之介様の祝言か……。」


十兵衛 「あの小さかった弦之介様がおなごを嫁にもらうようになるとはのう………。」


十兵衛 「それはさておき………


十兵衛 「なぜお前らがここにいるのじゃ!」




豹馬 「ウオオオオオオッげ、弦之介様ーーーーッ!」 ブワッ


豹馬 「いかないでくだされーーーーッ!」ウワーンッ




将監 「おお、また笑いおったわい!」カランカラン


将監孫 「キャッキャッ」 ニコニコ


将監 「かわいいのう。」 カランカラン




お胡夷 「十兵衛殿、兄さまの居場所を探してくれぬか?」








十兵衛 「なぜここにいるのじゃ!」


豹馬 「慰められに。」 グズッ


将監 「孫の自慢に。」


将監孫 「ダァッ!」


お胡夷 「兄様の居場所を聞きに。」


弦之介と朧には幸せになって欲しいな
SS内だけでも

支援

ほのぼのを見てから本編見返すと死にたくなるなぁ…
支援



十兵衛 「やれやれ、今日の占いで凶とでたが………。」 ハアッ


十兵衛 「このことだっt 豹馬 「じゅうぅべぇーーーーーーーーーーーっ!!」


豹馬 「弦之介様がいなくなったら………わしは………


豹馬 「ウウッククッ………」 グズッ


十兵衛 「泣くでない豹馬、男だろ。」


十兵衛 「弦之介様も立派な大人じゃ。」


十兵衛 「いつまでも子供ではない。」


豹馬 「しかし………


十兵衛 「つべこべ言わずに見送ってやれぃッそれが弦之介様の師であるお前の役目じゃろうッ!!」 ゴォッ


豹馬 「!」 ビクゥッ




十兵衛 「お主ののその見えぬ目でしっかり見届けてやれ。」


十兵衛 「弦之介様の立派なお姿をな。」


豹馬 「十兵衛………。」





豹馬 「すまなかったな十兵衛。わしとした事が………。」


十兵衛 「別に良いぞ豹馬。」


十兵衛 「だが祝言で取り乱すでないぞ。」


豹馬 「心得ておる。」





お胡夷 「十兵衛殿ッ!」


十兵衛 「なんじゃお胡夷。」


お胡夷 「早く兄様を探してくだされ。」




十兵衛 「お主は一言目に左衛門、二言目にも左衛門じゃのう。」


お胡夷 「当たり前です。」


お胡夷 「兄様はかっこいいです。男前です。特にあの目、あれで見られたら濡れてしまいます。」


十兵衛 「破廉恥なことを言うでない。」


十兵衛 「それに左衛門は豹馬とともにおったろう。」


豹馬 「ここに来てからは知らぬ。」


将監 「お主ら、そんなことよりわしの孫娘を見ぬか。」


>>1です
今日はここまででござる

天善殿がギャグみたいに死んでおられるSSはここでござるか

乙でござる

豹馬がいいパパみたいになってる

どうも、>>1です
こんな時間に投下します



十兵衛 「見よ、豹馬。」


豹馬 「見れぬ、今はまだ昼じゃ。」


十兵衛 「そういえばお主の術は夜しか使えんからのう。」


十兵衛 「術を使う時は見えているのか?」


豹馬 「見えている。」


十兵衛 「なら夜の間ずっとあけていれば良いではないか。」


豹馬 「それでは恐れて誰も近寄ってこないぞ。」


なんという俺得。
天善いじりに期待しておりますぞ。



将監 「ガハハハッ、そんな光った恐ろしい目で孫を見られたらたまらんわい。」


将監 「のう、孫よ。」


将監孫 「ダァ?」


将監 「ハハハハッまだわからぬか。」


将監 「こいつには平和にスクスクと育ってほしいものじゃ。」


将監 「伊賀を目の敵にしていたが………


将監 「甲賀と伊賀の和睦も悪いものじゃないのう。」

お胡夷 「将監殿………。」




十兵衛 「お胡夷。」


お胡夷 「はい、なんでしょうか。」


十兵衛 「左衛門の大体の位置がわかったぞ。」


お胡夷 「本当ですか!」


十兵衛 「ああ、刑部とともにおる………。」


十兵衛 「何やらあやしげなことをしておるわい。」


お胡夷 「あやしげなこと?」


十兵衛 「占いではこのままだと甲賀と伊賀の関係がさらに酷くなるよう出ておる。」


豹馬 「なにぃッ!」




豹馬 「あの二人もしや!」


豹馬 「伊賀に攻め入るつもりでは!」


お胡夷 「そ、そんな!」


十兵衛 「まだそうと決まったわけでない。」


十兵衛 「刑部はともかく左衛門は頭のまわる男じゃ。」



____________________



刑部 「ヘェックショイッ!」


左衛門 「どうした刑部。」


刑部 「誰かがわしを馬鹿にしておるな…。」





十兵衛 「むやみに伊賀との不戦の約定を破るとは思えん。」


お胡夷 「なら…


豹馬 「しかし今まで十兵衛の占いが外れたことはないぞ。」


将監 「ならあの二人を止めねばならぬ。」



十兵衛 「祝言の前日に騒ぎは起こせぬ。」


十兵衛 「なんとしてでも明日、あの二人を止めるぞ。」


豹馬 「わかった。」


お胡夷 「兄様は私が止めます。」










ー その夜 ー

江戸 城下町



Aにいと5 「くらぇっ!」ブンッ


Bにいと1 「ウグゥッ」ドガァッ


Aにいと5 「無様だなロリコンにいと。」


Aにいと5 「パチス◯で鍛えた腕の味はどうだ?」


Bにいと1 「…あまり痛くないでござる。」


Bにいと1 「こっちの番だ!」ブンッ


Aにいと5 「グァッ」ドゴォッ


Aにいと5 「…そんな痛くないな。」


Bにいと 「くそぉっ。」







天海 「長くなりそうですな。」


家康 「うむ。」











その頃甲賀卍谷 弾正屋敷


弦之介 「なかなか眠れぬ………。」


弦之介 「完全にうかれておるな……。」


弦之介 「朧殿……。」


弦之介 「少し外に出てみるか……。」




弦之介 「うむ、月が綺麗じゃ……。」


弦之介 「伊賀からもこの月が見えるのか。」


弦之介 「朧殿もこの月をみていれば良いのだが…。」





その頃 伊賀鍔隠れ谷 お幻屋敷


朧 「スースー…。」 スヤスヤ


朧 「ムニャァ…弦之介様………。」


寝てました












弦之介 「明日のわしと朧殿の祝言、無事に成し遂げてみせる。」






弦之介 「伊賀と甲賀の和睦の為に。」


どうも>>1です
スレタイ回収して、無事に一日目が終わりました
9時半ぐらいに投下するでござる

山田風太郎先生がこの体たらくを御覧になったら……

投下するでござる






ー 祝言の日 ー
伊賀鍔隠れ谷 お幻屋敷





朧 「朱絹、どうじゃ?」


朱絹 「とても綺麗です朧様。」


朧 「ありがとう。」





朧 「朱絹も早く着れたら良いのに。」


朱絹 「私にはそんな人が………


朧 「……小四郎。」 ボソッ


朱絹 「なっ!」 ///


朱絹 「小四郎殿とは何もございませぬ。」 ///


朱絹 (小四郎殿と結婚………。)


















小四郎 「朱絹殿!」


小四郎 「拙者の嫁になってくだされ!」


朱絹 「ハイッ!」 ///























小四郎 「朱絹…。」 ハアハア


朱絹 「来て………小四郎………。」///


小四郎 「朱絹!」 ガバッ


朱絹 「アアンッ!」///


















朱絹 「グフフフフフフフフッ」 タラッ


朧 「よだれが出てますよ朱絹。」





朱絹 「と、とにかく私はまだ予定はありません。」///


朧 「それは残念だわ。」



















陽炎 「フフフ………。」 スッ


陽炎 「見つけた……………。」


今日はここまでです

乙乙



陽炎 「朧………!」 ギリッ


陽炎 「あいつさえいなければ……弦之介様は…。」


陽炎 「まあいいわ、あなた達の関係も今日で終わりよ。」


陽炎 「フフフッ。」











左衛門 (朧ver 「刑部。」ヒソヒソ


刑部 「なんじゃ左衛門。」ヒソヒソ


左衛門 「なぜ陽炎がおるのじゃ。」


刑部 「実は昨日のことをうっかり喋ってしまってのう。」


左衛門 「やれやれ、なんていったんだ?」


刑部 「明日の祝言を失敗させるといった。」


左衛門 「はぁ。」


刑部 「すまなかったな。」


刑部 「しかしわしらに協力してくれているではない。」


左衛門 「それもそうじゃな。」


ミス
してくれているではない ×

してくれているではないか ◯

個人的には甲賀忍法帖より伊賀忍法帖の方が好きだな

最後の上泉伊勢守がかっこよすぎる









伊賀鍔隠れ谷 お幻屋敷
祝言の間



弦之介 「」 ソワソワ


ガラッ


弦之介 「」 ビクゥッ


仗助 「失礼するでござる。」


弦之介 「なんじゃ仗助か。」


仗助 「なんじゃとはひどいですぞ弦之介様。」


弦之介 「すまぬ仗助。」




夜叉丸 「おい。」ヒソヒソ


蛍火 「なんです夜叉丸殿。」ヒソヒソ


夜叉丸 「ありゃ本当に甲賀の頭領の孫なのか?」


蛍火 「ええ、まあ。」


夜叉丸 「子供みたいにソワソワしてるじゃないか。」


蛍火 「でも少し可愛らしいですよ。」


夜叉丸 「おい。」




蛍火 「私たちもいつか……。」


蛍火 「フフフッ。」///


夜叉丸 「そうだな。」


夜叉丸 「その時はよろしく頼むぜ蛍火。」


蛍火 「夜叉丸殿……。」///






仗助 「ケッ。」




仗助 「イチャイチャしやがって。」


仗助 「まったくもってうらやまけしからんぞ。」


十兵衛 「みっともないぞ仗助。」


将監「全くじゃ。」


仗助 「十兵衛殿には[ピザ]の気持ちがわからんとです。」


仗助 「それよりわしらしかおらんのですか?」


十兵衛 「さあな。」


十兵衛 (豹馬、お胡夷、頼んだぞ。)







念鬼 「クソっ、甲賀者め。」


念鬼 「たった3人しか来ておらんとは。」


陣五郎 「しまいに将監のやつ、孫を連れてきておる。」


陣五郎孫 「ダアッ!」


蝋斎 「お主もな。」










念鬼 「小四郎、天膳は来ておらぬのか?」


小四郎 「天膳様は今朝方山に山菜を取りにまいられました。」


念鬼 「えっ!?」










天膳 「ふう、籠がいっぱいになってきたな………。」


天膳 「めでたい祝言の日じゃ、うまい伊賀の山菜を振舞おう。」








天膳 「しかし、弦之介にはこの腹下し草を………。」 ガサッッ


天膳 「ムッ。」


クマ 「やあ」


天膳 「」


ウワアアアアアアアアッ




ここまでです!
天膳様はこれからもドンドン死にますのでよろしくお願いします

てっ天膳様が死んでおられる…!?

天膳様が殺されちゃった!

天膳様やっときたか!

投下します












朧 「さあ朱絹、急がないと祝言に遅れてしまいますよ。」


朱絹 「はい、まいりましょう。」


朱絹 「あれっ。」 ガッt


朱絹 「扉が開かない!」


朧 「そ、そんな。」


朱絹 「だ、誰か開けてくだされ!」 ドンドン





陽炎 「これで大丈夫だわ。」


陽炎 「刑部殿、そのまま壁の中から抑えていてくだされ。」


刑部 (壁の中 「任せろ。」 ググッ


左衛門(朧ver 「陽炎、行くぞ。」


陽炎 「はい。」





陽炎 「安心しなさい朧。」


陽炎 「弦之介様は私が幸せにしてあげる。」

























陽炎 「永遠にね。」






ー 祝言の間 ー


陽炎 「失礼します。」


仗助 「おお陽炎殿、遅かったのう。」


陽炎 「ええ、準備に手間がかかりまして。」


陽炎 (私と弦之介様の幸せのためのね。)


十兵衛 「陽炎、お主左衛門たちを知らぬか?」


陽炎 「さあ?私は着物の準備をしておりましたので。」


十兵衛 「………。」








弦之介 「遅いのう………。」 ソワソワ


弾正 「急くでない弦之介、みっともないぞ。」


弦之介 「しかし緊張してしまうのです………。」






弦之介 「おじじはどのような心情であったのですか。」


弾正 「わしか………。」


弾正 (今でもお幻とのことを思い出す………。)


弾正 (もう一度あの頃に還れるならどれほどうれしきことか………。)


弦之介 「おじじ?」


弾正 「よう覚えておらぬ………。」


弾正 「しかし弦之介お主は今日のこの時、忘れるでないぞ。」


弦之介 「わかっております。」


弦之介 「この日からゆっくり、ともに歩めば良い………。」


弦之介 「甲賀と伊賀、ともに。」


弾正 (若いのう弦之介。)


弾正 (昔の自分を見ているようじゃ。)









左衛門(朧ver (このままうまくいくと良いのじゃが………。) スタスタ


お幻 「朧や。」


左衛門 「うわぁッ!」


お幻 「何を驚いておる。今までどこにおったのじゃ?」


左衛門 「少し準備に………。」


お幻 「まあ良いわ、急がないと弾正の孫におこられるぞい。」
















お幻 「花嫁をつれてまいりました。」 ガラッ


左衛門 「」 ドキドキ








その頃 朧たち


朧 「誰か、開けてくだされ!」 ドンドン


刑部 「フハハッ無駄じゃ無駄じゃ。」


刑部 「今頃左衛門が祝言をメチャクチャにしておるわ。」




タタタタタッ





刑部 「ムッ!」


刑部 「 ! 」





豹馬 「声の元はそこかっ!」 ダダダッ


刑部 「なにぃっ豹馬!!」








豹馬 「」 チャキッ


刑部 「クソっひとまず部屋の中に………。」 ズププッ


※注 部屋の中には朧がいます


朧 「えっ。」


刑部 「えっ。」 ズプッ


目があいました






朧 「キャーーーーーッ変態ー~ーーーーーーーーーーッ!!」


刑部 「ウワァァーーーーーーッ出られないーーーーーーーーーーーーッ!!」 ガチッ



※ ここでは忍術を無効にされた刑部はコンクリート埋めにされたとお考えください




朱絹 「キャッ!上半身露出壁埋め男が!」


お胡夷 「そいやっ!」 ガラッ


朱絹 「扉がひらいた! 」


豹馬 「無事か伊賀のものよ。」


朧 「あなたは弦之介様の…


豹馬 「早く祝言の場へ!急がねば大変なことになりますぞ!」




11時ぐらいにきます
それまでさらばじゃっ!

投下しろ、>>1








ー 祝言の間 ー


弦之介 「遅かったですな朧殿。」 ドキドキ


左衛門(朧ver 「はい………。」


左衛門 (弦之介様がキョドってらっしゃる。)


弦之介 「お、朧。」


左衛門 「なんですか?」


弦之介 「いや……何というか体つきが男らしいというか………。」


左衛門 (しまった!体つきを変えるのを忘れていた!)


左衛門 「気のせいですわ。」 オホホホ






弦之介 「そうであったか。」


左衛門 「きっと瞳術の使いすぎですわ。」





弾正 「弦之介、始めるぞ。」


お幻 「朧、よういしなされ。」


左衛門 「はい。」


左衛門 (このまま杯を飲むわけにはいかぬ!)


弦之介 「さあ朧殿、準備を。」


左衛門 (よし、朧の姿でチ◯コとか破廉恥なことを言えば!)


左衛門 「弦之介、実は私チンk 朧「ちょっと待ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」ガラッ


弾幻弦左小蝋念陣夜蛍十陽将仗 「!!!!」





弦之介 「お、朧殿!?」


朧 「弦之介様!」


弦之介 「な、ここにいる朧殿は!」


左衛門 「しくじったな刑部!」


朧とめがあう


左衛門 「うおおおおおっ!」 ビキッザワザワッ


弦之介 「さ、左衛門!お主何を。」


左衛門 「くっ。」 ダッ


ヒュルルルル……


左衛門 「!? 」


バリィィッ


左衛門 「ウオッッ危ないっ!」 ズシャッ


小四郎 「よくも朧様に化けてくれたな………。」 ゴゴゴゴゴゴ






左衛門 (こ、殺される!)


左衛門 「逃げるしかッ ドンッ


左衛門 「へっ?」


豹馬 「」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


豹馬 「よくも弦之介様の大切な場を………。」


左衛門 「待て豹馬、話せばわかる!」


豹馬 「問答無用!」 シャキンッ



ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ



お胡夷 「兄様………着物姿もにあっておりましたよ。」///








ー しばらくして ー




弾正 「これより甲賀弦之介、伊賀朧の祝言を行う。」


お幻 「弦之介や、杯を。」


弦之介 「はい。」 スッ


弦之介 「」 ゴクッ


弦之介 「朧殿。」


朧 「はい………。」///


朧 「」コクッ


朧 「弦之介様…。」///


弦之介 「朧殿…‥。」///






弾正 「誓いの接吻を。」


弦之介 「いくぞ………。」///


朧 「はい………。」///


小四郎 「朧様ーーーーーーーーーーーーーッ!」 ワーーーッッ


豹馬 「弦之介様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」 ウオーーーーーッッ



弦之介 「」
朧 「」








チュッ



















この日、甲賀と伊賀のが一つになった


>>1です
今日はここまでだ
天膳様?さあ、今頃どうなっているのやら

支援

400年の宿怨は重い・・・

>>1です
投下します






左衛門 「」 ブラ~んッ


刑部 「」 ブラ~んッ


豹馬 「どうじゃ左衛門、刑部、甲賀名物大木地獄は。」


豹馬 「ちなみに樹齢は150年以上じゃ。」


左衛門 「オェェッッ」 ゲロロッ


小四郎 「」 ヒュルルルル……ドパンンッ


小四郎 「汚いものを出すでない甲賀者。」





豹馬 「これ小四郎、その呼び名は禁止されたはずじゃ。」


小四郎 「すまない豹馬殿、しかしこやつらを許すわけにはいかぬ!」


小四郎 「朧様に化け、あろうことか破廉恥なことを言おうとしたのですぞ!」


豹馬 「うむ。」


豹馬 「左衛門、刑部、懲りたか。」


左衛刑部 「すいませんでした………。」 ボロッ
















弦之介と朧の祝言の後、甲賀と伊賀の間では名前での呼び合いが強制された。
甲賀と伊賀を結ぶ街道は整備され多くのものが行き交い、途中の道では店などもできた。
甲賀十人衆と伊賀十人衆は以外と中が良くなり、孫を自慢し合うものもいる。
およそ十年前には考えられなかったことである。
しかし中には………………………












天膳 「ムムムッ」 ギリッッ






天膳 「認めぬぞ!伊賀と甲賀の和睦など!」














第一部 弦之介 「甲賀と伊賀の和睦のために」 完


>>1です
一部が終わりました
二部もこのまま続けたいと思います
主人公は天膳様です!

投下します!




ー 甲賀卍谷 弦之介屋敷 ー


朧 「あなた~。」///


弦之介 「なんだ朧?」


朧 「フフッ、呼んでみただけです。」///


弦之介 「ムッ、このかわいい奴め。」 ダキッ


朧 「エヘヘッ。」/// ギュ~ッ





庭の茂み





天膳 「さっそく夫婦しておるわ………。」 ガサッ







天膳 「祝言の日の料理で弦之介に腹下し草を食わせてやりたかったが……。」


天膳 「熊に殺されるとは情けない……。」


天膳 「小四郎の話では巣穴で吊るされていたそうだ……。」


天膳 「今度会ったら刀の錆にしてくれる!」 ガササッ


弦之介 「ムッ。」








弦之介 「そこにいるのは誰じゃ。」


朧 「あなた?」


弦之介 「下がっていろ朧。」 チャキッ




天膳 (くそ、わしとしたことが!)


天膳 (どうすれば………ハッ!)


天膳 「ニ、ニャ~ッ。」




朧 「まあ、猫ですわ。」


弦之介 「そうであったか。」




天膳 「ふう、助かった……。」





ー 伊賀鍔隠れ谷 天膳屋敷 ー


天膳 「クッ弦之介め、このわしにあんな恥ずかしいことを。」


天膳 「よかろう、わしを怒らせたことを後悔させてやるわ。」 ゴゴゴッ


天膳 「誰か協力してくれるものを探さねば。」






小四郎 「嫌です。」


天膳 「ないィッ!」


小四郎 「やめてください天膳様、そんな事考えてるのはあなたぐらいですよ。」


小四郎 「陣五郎殿は将監殿と孫を自慢しあっていますし。」


小四郎 「蝋斎様は弾正様とお幻様と一緒にお茶会をしております。」


天膳 「貴様、わしに逆らうか!」


小四郎 「……熊。」 ボソッ


天膳 「」 ビクッ


小四郎 「天膳様の遺体を運んだのは誰ですか?」


天膳 「ウッ!」 グサッ


小四郎 「拙者がいなかったら治ることなく熊の餌になっていたんですよ。」


天膳 「うぐっ!」 グササッ


小四郎 「死なない以外なにも忍術ないじゃないですか。」


天膳 「グワアァッ!」 グササアァッ



>>1です
今日はここまでですまたあした



がんばれ天膳、負ける天膳

小四朗め、みんな言うの我慢してたのに

~輝かしい天膳様の戦績~

vs地虫→喉に仕込んでいた槍の穂に刺され死亡(一回目)。復活後、ネタが割れている地虫相手に渾身の一太刀で勝利。
vsお胡夷→血を吸われるとさすがにキツい。念鬼に丸投げ。
vs弦之介(in伊賀)→瞳術に終始ビビりっぱなし。小四郎に丸投げも失敗。何もしてないくせに朧を責め倒す。
vs刑部→朧を犯すことに夢中で完璧に不意打ちを喰らい死亡(二回目)。復活後、朱絹の手を借り、とどめだけ刺す。
vs豹馬→盲目二人相手に余裕を見せるも瞳術で返り討ちにあい死亡(三回目)。身ぐるみ剥がされる。
vs左衛門→人海戦術にて勝利。自慢の一張羅を無事取り戻す。
vs陽炎→女を前にすると警戒心がまるで無い。毒の吐息にかかり死亡(四回目)。しかし得意の人海戦術で陽炎を生け捕る。
vs弦之介→盲目の弦之介と互角の斬り合い。不運にも板を踏み外し首を落とされ死亡(五回目)。周囲の手を借りなんとか復活。
vs朧→破幻の瞳により敗北。六回目の死亡で、ついに完全に死亡した。


まとめてみたら死にすぎててやばい

天膳「ふぇぇぇ…不戦の約定解いてよぉ…」

>>1です
今日はバイトがないのでお昼には投下します

了解

天膳 (cv.速水奨)「ニ、ニャ~ッ。」

・・・イケメンな猫だ

まあ天膳様は死を活用して倒すから2人以上敵にばれず常に有利な状況で一人一殺してるから戦法としては間違ってない・・・か?

弾正とお幻がお茶会してるのか、よかったなぁ…

>>1です
投下しますあ





ー 江戸城 ー


Bにいと3 「はあ、はあ………。」


Aにいと1 「ついにおらたちだけになった………。」


Aにいと1 「臆病者でいじめられて引きこもったおらだけど!」


Aにいと1 「おっとおとおっかあを楽させてやりでだ!」


Bにいと3 「それはこっちもだ!」


Bにいと3 「こんなロリコンなダメ息子を育ててくれた!」


Aにいと1 「負けていった他の仲間たちのために。」


Bにいと3 「ここで。」





ABにいと 「負けるわけにはいかないんだッ!!







ガッ……






ドサッ








天海 「家康様………。」


家康 「うむ。終わったな。」


天海 「両者同士討ちですわい。」





家康 「決着はついた。にいとたちを集めよ。」


天海 「はい。」



Aにいと1 「ウウッ、すまないだ。」 ボロッ


Aにいと2 「よく最後までがんばった。」


Aにいと3 「あとは家康様の判断できまるのか。」


家康 「………。」





家康 「……お主らは!」


にいと’s 「 ! 」 ビクッ


家康 「家にこもり、働きもせずに飯を食っている!」


家康 「親にも迷惑をかけるろくでなしだ!」


にいと’s 「……。」


家康 「………しかしわしは見た。」


家康 「その太った体でただひたすらに親のために戦う姿。」


家康 「少しでも迷惑をかけた親に対して恩を返そうとする心。」


家康 「その心にわしは感動した。」


家康 「お主らのその心が働くための第一歩になるだろう。」


家康 「親の肩を揉むなどでも良い。」


家康 「ゆっくりで良い、少しずつで良い。」


家康 「親孝行をしてやれ。」






家康 「敗者はいない、ここにいるものすべて勝者じゃ!」


Aにいと1 「ということは………。」


家康 「うむ、一族五年の税をなくす。」


家康 「これが一つ目の親孝行じゃ。」 ニカッ


にいと’s 「ありがたき幸せ!」 ガバッ


家康 「親を大事にせい。」









天海 「あれでよかったのですか?」


家康 「大丈夫じゃ、あやつらの目を見てみろ。」


家康 「あれなら心配ないわ。」


天海 「いや、そっちじゃなくて跡取りの方です。」


家康 「えっ。」


天海 「どうなさるですか?」





家康 「………。」


家康 「くじ引きでよくね?」









江戸跡取り争い これにて終了



>>1です
夜にまたきます

家康がこれくらいちゃらんぽらんだったら・・・

にいとぱあとが面白いでござる

と言うか、あれからずっと戦ってたのかよ!





ー 伊賀鍔隠れ谷 ー


天膳 「小四郎にいじめられた………。」


天膳 「小さい頃はよくわしのぴょろりで遊んでおったが…。」


天膳 「反抗期かのう。」





天膳 「確かにわしは死なない以外なにも忍術はない………。」


天膳 「………。」


天膳 「あれ?もしかしてわし伊賀で一番弱いのか?」





天膳 「みんな忍術をもっていてわしの能力もばれている。」


天膳 「死体をバラされて埋められてはおしまいだ。」


天膳 「………。」


天膳 「よし、修行しよう!」 スクッ







天膳 「とは言ったもののどうすれば……。」


天膳 「>>138に行ってみよう。」


大御所様の所

阿福の寝床




天膳 「なに、阿福様のところか、遠いのう。」


天膳 「>>141で行こうかのう。」


逆立ち

地虫に乗って




ー 甲賀卍谷 地虫屋敷 ー


十兵衛 「今日の占いで凶と出たがはたしてなにがおこるのか。」


十兵衛 「今日の占いで凶………ククッ。」


天膳 「失礼する地虫殿。」 ガラッ


十兵衛 「おお天膳か、久しゅうのう。」





天膳 「十兵衛、よりいって相談があるのじゃが。」


十兵衛 「断る、今日の占いで悪いことがおきると出たがおそらくお主のことだろう。」


天膳 「何をいうておる。江戸へともに参ろうと誘いにきただけじゃ。」


十兵衛 「何をしにいく天膳?」


天膳 「阿福様に会いに行こうと思う。」


十兵衛 「竹千代様の乳母のか?」


天膳 「そうじゃ。」





天膳 「そこでお主に乗って江戸までの行きたいのだが。」


十兵衛 「諦めろ天膳、わしは無理じゃ。」


十兵衛 「若い頃の弦之介様ならともかくお主のような大人では速さがでんわ。」


天膳 「困ったのう、どうすれば良いのか。」


十兵衛 「江戸は遠いから>>146に行けばよかろう。」


天膳 「それは良い考えじゃ。」



地獄

駿府




天膳 「どうしても江戸に行かせたいようじゃな。」


十兵衛 「誰にいっておるのじゃ?」


天膳 「いや、気にするな。」


>>144
ルンバ猫が浮かぶんだけど




弦之介 「十兵衛。」 ガラッ


朧 「失礼します。」


天膳 「朧様!」


朧 「天膳、来ておったのか?」


弦之介 「これは天膳殿、祝言の時は残念でござった。」


朧 「たしか熊に襲われたのですよね。」


天膳 「朧様っ!」 シィーーッ


十兵衛 「熊にやられるとは、ハハッお主もまだまだよのう。」


弦之介 「ハハハハッ。」


朧 「フフフッ。」


天膳 (クゥッ、コケにしやがって………。)






天膳 (くそっ弦之介め………どうにかしてやりたいが………。)


天膳 (そうだ!)


天膳 「駿府に行こう!」


>>1です
次回、伊賀甲賀十人衆江戸にいきます
お楽しみに


駿府に行ってどうなるものでもなさそつだがww

駿府行ってどうするんだ?wwww

>>1です
投下しまする




出発の日


弾正 「まさか甲賀十人衆と伊賀十人衆がともに江戸に観光に行ける日がくるとは……。」


お幻 「長く生きるといいことがありますのう。」


蝋斎 「何をいいなさるお二人方、まだまだこれからじゃろう。」


弾正 「そうじゃのう……弦之介の子供、ひ孫を見るまでは[ピーーー]ぬからのう。」




ハハハハハッ





夜叉丸 「年寄りくさいぜ。」


小四郎 「これ夜叉丸殿、そのようなことを言うてはいけません。」






将監 「まさか本当に行けるとはのう。」


陣五郎 「これも朧様と弦之介様のおかげじゃな。」


陣五郎 「それより将監、お主も孫を連れてきたのか。」


将監 「ああ、可愛いだろう。」


将監孫 「キャッキャッ。」


陣五郎 「何を~、わしの孫の方が可愛いわ!」


陣五郎孫 「アブッ!」







ワシノホウガ!イヤワシノマゴノホウガ!





左衛門 「二人とも楽しそうじゃのう。」


お胡夷 (私も兄様の子が欲しい………。)





念鬼 「江戸にはなにがあるのじゃろうかのう?」


刑部 「ハハハッ田舎者め。」


豹馬 「ならお主はわかるのか刑部?」


刑部 「グヌヌッ!こ、これから行くのだからよかろう。」


念鬼 「田舎者はお主のようだったのう刑部。」


仗助 「甲賀も伊賀も田舎であろうに何をいいあっているのじゃ。」


豹馬 「それもそうじゃ。」





朱絹 「楽しみですね。」


陽炎 「ええ、そうですわね。」


蛍火 「朱絹はどうするのですか?」


朱絹 「何をです?」


蛍火 「小四郎のことよ。」


朱絹 「ど、どうもしません!」///


陽炎 「江戸で初めてを奪ってやればいいのです!」


朱絹 「陽炎殿!」 ///







陽炎 「大丈夫ですわよ。暗闇でアレをアレしてアレですわ。」


朱絹 「その……あの…まだ…。」/// ボソッ


朱絹 「経験がないのです。」///


陽炎蛍火 「エエーーーーーーーーーーーーーッ!」



ひとまずこれまでです


いつの間にか打ち解けてる女性陣に吹いた

11時くらいに投下します




陽炎 「あ、あなた今までしたことない!?」


蛍火 「その体ですからてっきり男を取っ替え引っ替えしてると思っていました。」


朱絹 「そんな淫乱ではありませぬ!」///


朱絹 「あ、貴方たちはどうなの?」


蛍火 「は、初めても今も夜叉丸殿のものです……。」///


陽炎 「処女ではないですわ。」///


陽炎 (弦之介様でシて膜がなくなったなんていえない。)///






朧 「あらあら、みんな出発前からはしゃいでいますね。」


弦之介 「甲賀と伊賀が皆仲良くなっていてくれてよかった。」


朧 「そうですね。」


弦之介 「これをきにもっと仲が深まれば良いのう。」






朧 「天膳のおかげですね。」


弦之介 「急に駿府に行こうと言いだして驚いたがな。」


弦之介 「天膳殿にも何か考えがあったのだろう。」


朧 「きっとみんなの仲が良くなる様にと考えたんだわ。」


弦之介 「さすが天膳殿だな。」


弦之介 「さて、江戸にはどれくらいいられるのじゃ?」


朧 「たしか10日間はいられるはずです。」


弦之介 「ふむ、里のものへ土産を買う時間はじゅうぶんにあるのう。」


朧 「はい、ですから夫婦水入らずで過ごしましょうあなた。」///


弦之介 「朧……。」






天膳 「うむむ…。」


十兵衛 「どうした天膳、顔に凶と出ておるぞ。」


天膳 「いや大丈夫じゃ、問題ない。」


天膳 (本来の目的からはなれすぎている。)


天膳 (江戸に修行しに行くはずがますます伊賀と甲賀の仲をよくしているではないか!)






天膳 (天正の戦では鉄砲で撃たれて死んでしまった。)


天膳 (生き返ったらなんか伊賀と甲賀がすごく仲悪くなっていて驚いたのう。)


天膳 (あとから聞いたがうちのものが甲賀の隠居に化けたそうだ。)


天膳 (しかし、このままでは伊賀と甲賀がいい雰囲気になってしまう!)





天膳 「そんなことはさせぬぞ!」


十兵衛 「うるさいぞ天膳。」


天膳 「すまぬ。」











弦之介 「朧、準備はできたか?」


朧 「バッチリです。」


弦之介 「よし、皆の衆、出発じゃ!」



オオオオオーーーーーーーーッ




>>1です
江戸に向かう一行になんかあるかも!?
今日はこれまでです


十兵衛に素直に謝る天膳様かわいい


天正の時に陰謀仕掛けてないとかこの天膳様うっかり過ぎんだろ萌えた

投下します!




ー 港 ー



朧 「あっという間に港につきましたねあなた。」


弦之介 「それがSSのいいところじゃ。」


朧 「ですね。」





陣五郎 「海怖い………。」 ブルブル


将監 「大丈夫じゃ陣五郎、心配するでない。」


陣五郎孫 「ダァダァッ!」 ニコニコ


将監 「お主の孫は楽しそうじゃのう。」 オーヨシヨシ


陣五郎 「まだ自分の体質に気づいてないだけじゃ。」





夜叉丸 「スゲーッ!本当に海を進んでやがるぞ蛍火!

ミスした
すいません(´・_・`)




夜叉丸 「スゲーッ!本当に海を進んでやがるぞ蛍火!」 キラキラ


蛍火 「子供っぽいです夜叉丸殿。」


夜叉丸 「子供っぽくて結構、船に乗るのは初めてだからな。」 キラキラ


蛍火 (子供のようにはしゃぐ夜叉丸殿もステキ…)/// キュン








豹馬 「ではいくぞ………。」


念鬼「 」 ゴクッ…


豹馬 「丁か半か!」


蝋斎 「半!」


刑部 「半じゃ!」


念鬼 「半にする!」


お胡夷 「兄様はどうするのです?」


左衛門 「………丁じゃ。」


豹馬 「ハァッ!!」 ゴォォッ






サイコロ

ー 四ー ー 六 ー


念鬼 「うがああああああああっ!」


刑部 「負けたぁぁぁっ!」


蝋斎 「左衛門、お主中々やるのう。」


左衛門 「いやいや、たまたまでござる。」


お胡夷 「これで三連勝ですね兄様。」






刑部 「持ってけ泥棒!」 ジャラッ


念鬼 「まだまだこれからじゃ!」


蝋斎 「四回戦といこうかのう豹馬。」


豹馬 「いきますぞ。」
























ー 30分後 ー


念鬼 「十五連敗じゃ……。」 ズーーン


刑部 「手持ちの半分がもうなくなってしまった……。」 ズーーン


蝋斎 「まさか十五連勝とはのう。」


お胡夷 「兄様、やりましたね!」


左衛門 「うむ、大量じゃのう。」 ジャラジャラ









弾正 「微笑ましいのうお幻。」


お幻 「これも朧たちのおかげですじゃ。」


弾正 「四百年の怨念も愛には勝てぬということじゃ。」


お幻 「違いないですじゃ。」






弾正 「もしもあの夜のことがなければもっとはやくこうなっていたかもしれぬのう。」


お幻 「天正の戦ですか………。」


弾正 「まだ恨んでおるかお幻?」


お幻 「いいえ、今でも信じておるますじゃ。」


お幻 「弾正様のせいではないと。」


弾正 「お幻………。」







お幻 「でも、ああするしか弾正様を助ける方法がなかったのですじゃ。」


弾正 「すまなかったのう……。」


お幻 「いいですじゃ。今はこうして伊賀も甲賀も一つになっています。」


弾正 「生まれた星が違えども人は人じゃのう……。」


お幻 「そうですじゃ……。」



今日はここまでですじゃ

乙ですじゃ
兄さまはイカサマしてたんだろうかのぅ……

そういえば蛍火は海から召喚できるものはあるのか

陽炎も邪魔に加担してたはずなのに、さらっとスルーされてるしww
えらくあっさり弦之介のことあきらめたな

>>188
ダ、ダイオウグソクムシ…

>>1です9時くらいに投下します
>>189さん陽炎の活躍はあとになります





天膳 「ウウゥッ………。」 ゲッソリ


小四郎 「大丈夫ですか天膳様。」


天膳 「わしは伊賀鍔隠れ十人衆の薬師寺天膳ぞ、船酔いなどウッ!」


天膳 「オロロッロロロロロッッ。」 ゲロッ






小四郎 (やれやれ、ここ最近の天膳様はどうも威厳がない。) ユサユサ


小四郎 (まあそれはそれでいいのだが。)


天膳 「オロロッオロロロロロロォッ!」 ゲロロッ



















ー 江戸 江戸湾 ー



弦之介 「江戸についたでござる。」


朧 「楽しみですわ。」


弦之介 「わしらが泊まる宿に行ってみようかのう。」


朧 「綺麗なところでありますように。」


弦之介 「大丈夫じゃ天膳殿のすすめてくれた宿だ、きっといいところでござる。」






ー 馬尻少宿 ー


女将 「ようこそ馬尻少宿へ、お待ちしておりました。」


天膳 「久しゅうな女将、世話になる。」


女将 「どなたですか?」


天膳 「なッッッ!」 ガーーーン





天膳 「わしじゃ、薬師寺じゃ!」


女将 「ちょっと待ってください。今思い出します。」 ウムムッ





念鬼 「大丈夫か天膳?」 ヒソヒソ


天膳 「ここの宿には何回も来ておるから大丈夫じゃ。」 ヒソヒソ






念鬼 「ちなみに最後にここに来たのはいつじゃ?」


天膳 「三十年前。」


念鬼 「Oh………。」






念鬼 「アホか!バカなのか!だからいつも死ぬのか!」


天膳 「何をいうか念鬼!貴様でも許さぬぞ!」


念鬼 「考えてみろ、三十年間変わらぬ人間がおるか?」


天膳 「ここにおる。」 エッヘン


念鬼 「[ピーーー]。」





天膳 「ハッ!そういうことか!」


天膳 「お主もしや先代女将の娘か!?」


女将 「どうして母の名を……まさかピョロリ様ですか!?」


天膳 「大きくなったのう女将娘。」

>>1です
今日はここまでです

乙乙
おかしい…天膳がかわいい…

ピョロリ様て呼び方それでいいのか天膳wwwwww

まーた伊賀の精をお注ぎ申すのか・・・


親しみやすさに定評のある天膳様

メール欄にsagaって入れた方がいいよ
下げじゃなくてサガね

天膳、このピョロリはなんじゃ?

>>1です、お久しぶりです
シフトが入りまくって忙しかったですが夜には投下します

>>205さん教えていただきありがとうございます

いつの夜でもいいけど、はよ!!

みなさんお久しぶりです>>1です
PCが見事にぶっ壊れてしまいましたが見事に復活しました!
明日から投下します!

待ってた

投下するぜーーーッ



















ー 三十年前 江戸 馬尻少宿 ー





天膳 「失礼する。」


女将母 「いらっしゃいませ天膳様。」


天膳 「しばらくぶりだな女将母、元気であったか?」


女将母 「はい、娘共々元気でございます。」


天膳 「娘とな?」


女将母 「5年ほど前に祝言をあげしました。」


天膳 「それは良いことじゃ。どれ、祝いにもらっておけ。」 ゴソゴソ


スッ 伊賀名物お幻饅頭


女将母 「あ、ありがとうございます……。」








女将 (5歳 ) 「お母様、お客ですか?」


天膳 「おお、この娘か。小さい頃の女将母によう似ておる。」 ヨシヨシ


女将 「エヘヘッ。」///


女将母 「フフフ。」


いつからわしがいいやつだと錯覚しておった?



天膳 「名を教えてくれぬか?」


女将 「女将っていうんだよ。おじさんは?」


女将母 「ピョロリ様っていうんだよ。」


天膳 「えっ。」





女将母 「私が子供の頃お母様に教えてもらったのよ。」 フフッ


女将 「そっか、だから頭からピョロリが生えているんだねピョロリ様。」


天膳 「その名で呼ぶでない!」


女将母 「娘のこともよろしくお願いしますピョロリ様。」 ニコッ


女将 「よろしくねピョロリ様。」


天膳 「ウヌゥッ……まあ良いか。」


























女将 「というのが私とピョロリ様の話でございます。」


念鬼 「ガッハハハハハハハハハハ!お主がピョロリとな!」


蝋斎 「フハハハハッ!とんだ笑ばなしじゃのう天膳!」


朧 (私も小さい頃言ってたなんて言えない…………。)


天膳 「クゥッ、こけにしおって………。」





女将 「さあみなさん、疲れたでしょう。今日はゆっくりしていってください。」


弦之介 「うむ、皆の衆、参ろうぞ。」


ワイワイガヤガヤ


















































陽炎 「フフフッ。」 ニヤァ


今日はここまでですじゃ


ピョロリ様がいい人になったのかな?も思ったら陽炎が危険で危ない
ピョロリ様と違ってうっかりしてないからこれは本当に危険だぞ

もうピョロリ様ったら///

>>1です
今日の夜投下します
江戸観光編スタートです





江戸観光一日目


弦之助 「ここからは自由行動でござる。」


朧 「夜になったら宿に帰ってきてくださいね。」


一同 「は~い。」






夜叉丸 「行こうぜ蛍火!」


蛍火 「はい!」///


左衛門 「刑部、賭場にいかぬか?」


刑部 「船での負けを取り戻してくれるわ!」







弾正 「お幻や。」


お幻 「なんじゃ弾正。」


弾正 「その………あれじゃ、わしと一緒に江戸をまわってくれぬかのう。」


お幻 「弾正…………。」


弾正 「お主と江戸に来るのが夢じゃったからのう。」


お幻 「もう叶っておるわ。」


弾正 「それもそうじゃのう。」





朧 「がんばって朱絹。」ヒソヒソ


陽炎 「大丈夫ですって。」ヒソヒソ


朱絹 「よし、がんばります!」ヒソヒソ


朱絹 「あ、あの小四郎殿。」///


小四郎 「なんでござるか朱絹殿?」


朱絹 「い、一緒に行きませんか?」///






小四郎 「拙者は天膳様のお供に……。」


朱絹 「だめ………‥ですか?」///


小四郎 「ウグゥッ!」 ズキュゥゥーーーーーーーーーンッ


朱絹 「そうですよね、やっぱり私なんか………。」


小四郎 「そんなことないでござる!」


小四郎 「一緒に行きましょう朱絹殿。」


朱絹 「やった!」///


今日はここまでですじゃい!


死んだってすぐ生き返るピョロリ様なんかより朱絹さんの方が大事ですよね当然!

朱絹と小四郎がいい感じでいいな

明日はバイト休み!
よっしゃぁぁーーーーーーーっ!
ということで明日の昼過ぎに投下します

おしい守れなくてすまん

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