真「ハーレム?」グリP「どうした真」 (34)

アイドルマスター ミリオンライブ!の某スレがきっかけで書き始めました。
SS自体が初めてなのでキャラの特徴とか掴みきれてなかったり、これおかしくね? みたいなのがあっても
多めに見てもらえると助かります。

それでは

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368473429

真「なんだか最近みんなからの視線が気になるんですよ」

真「雪歩とかは前から似たようなものなんであんまり気にはしてないんですけど」

グリP「はは、どうした自意識過剰か?」

真「自意識過剰なのかなぁ……ちょっと体験談挙げていいですか?」

グリP「俺も少し気になるし、お願いするよ」

真「えぇっとですね、まずは……」

ケース:大神環


環「アニキ!!」

真「……ん? 僕のことかな(兄貴って呼ばれた気がしたけど)」

環「うん! たまき、全然おしごとなくてひまなんだ!」

真「そっかぁ……はやくプロデューサーにオーディション取ってきてもらわないとね」

環「だからちょっとだけでもいいから遊んで欲しいんだ!」

真「う〜ん、僕も午後からだけど雑誌の取材が控えてるからなぁ」

環「う〜、だめ……か?」

真「」キュン

真「し、仕方ないなぁ〜、少しだけだよ?」

環「ほんとうか! ありがとうアニキ大好きだぞ!」

真(兄貴ではないんだけどなぁ……)

真「それじゃあ、公園に行こうか」


環「アニキ、かくれんぼしようかくれんぼ!」

真「オッケー、じゃあ僕がオニをするから環は隠れて!」

環「らじゃー、アニキ! ふっふっふ…見つけられるかな〜?」

真(なんだか亜美や真美みたいだなぁ)

真「それじゃあ数えるよ
い〜ち、に〜、……」

真「……、じゅ〜きゅ〜、にーじゅっ!
さーて、どこに隠れたかな?」

真「ありがちなところとしては遊具の影とかだけど……いないみたいだ」

真「あとこの公園にあるものと言えば……木か」

真「片っ端から探すしかないか!」


ガサッ


真「!!」

真「そこだね……見つけたっ!」

環「あ〜、みつかっちゃったか!」

真「ふふん、音を出したのが敗因だったね
さ、危ないから降りておいでよ」

環「らじゃーだぞ……ぅあっ!?」バキィッ

真「っ!? 環危ない!!」


ガシィッ


環「うわぁああああああ落ちてっ……ない? あれ?
もしかしてたまき、いま空とんでる!?」

真「ふぅー……大丈夫? 怪我はない?」

環「お? おー……」

真「そう、よかった
……事務所の先輩として、環に言わなくちゃいけないことがあるけど、いいかな」

真「環、きみはこれからアイドルとして羽ばたいていくのだから、怪我とかしちゃダメなんだよ?」

環「う、うん……」

真「今回は大事無かったけど、次こんなことが起きて無事でいられる保証はないんだ」

真「環はまだ子供なんだし、遊びたい気持ちも可愛いものを集めたい気持ちもわかる」

環「たまき、可愛いものなんて集めてないよ?」

真「そ、そう……」

環「うん」

真「……それでね、環にはもう少し自分を大切にして欲しいんだ」

環「じぶんを、たいせつに」

真「さっきも言ったけど環はアイドルで、アイドルとして環はいろんな人を元気にしていくと思う」

真「でも、環が元気じゃなかったら相手だって元気になれないんだ」

環「……うん」

真「だから、アイドルは元気でい続けられるように努力しないとダメなんだ」

環「たしかにアニキの言うとおり……だな」

真「うん、だから兄貴と約束して欲しいんだ
あんまり無茶なことして、怪我しないでほしい」

環「わかった、たまきムチャはしないぞ!」

真「もし無茶しちゃっても、環が怪我をしないように守ってあげるから」イケメンスマイル

環「えっ」キュン

真「……ということがあってですね」

グリP「あ〜……それはちかたないね
そんなこと言われたら俺でも惚れちゃうわ」

真「えっ」

グリP「だってかっこよすぎ」

真「あぁ、そっちの方ですか……」


バタバタバタ


真「……この足音は」

バーン!


環「アニキ! 今日もいっしょにあそんで!!」

真「はは……仕方ないなぁ
あ、そうだプロデューサー」

グリP「どうした?」

真「環にはやく仕事、見つけてあげてください」


真「きっと、誰もが元気になれるアイドルになりますから」



環「アニキー! はやくあそぼー!!」

ケース:北沢志保


真「むむむ、また男の役なのかぁ」

志保「その容姿なら無理のないことかもしれませんけど」

真「え〜……ボクだってフリフリでキラキラな服を着たらきっと可愛いはずだよ!」

志保「それでも今回の撮影の学ラン姿、とっても格好よかったですよ?」

真「ぐっ……格好いいとかって言われるのは当然嬉しいんだけどさ、なんかこう……ボクだって女の子なんだし? たまには可愛いとか言われたいというか」

志保「気持ちはわからないでもないですが、そこはやはり適材適所といいますか」

真「志保はボクが格好いい服装してて、なにか思うことはないの? ボクだって女の子なわけだし」

志保「……特には」

真「……そっか」

そろそろ撮影にはいりまーす!


真「そろそろ撮影だね、行こうか」無意識スマイル

志保「っはい」

志保(あの笑顔、なんて破壊力なのかしら)

〜撮影中〜

真『なぜ君が…なぜこんなことをするんだ!』

志保『それ、本気で言ってるの?』

真『なに……どういうことだ?』

志保『あなたはこの学園で一番の人気者、いわゆるアイドル』

志保『皆に持て囃され、輝ける道を歩いてきた存在』

志保『それに引き換えわたしは皆から蔑まれ、恐れられる存在』

志保『まるで光と闇…光であるあなたが、なぜ闇であるわたしにこんなことをするの!?』

真『時代遅れなラブレターじゃダメだった?』

志保『そういう問題じゃない!』

真『確かに、君は色々な人から恐れられているだろう』


真『でもそれは、"皆"ではない……少なくとも一人は、君のことを想っている』

真『それは——』

志保『やめて!!』

真『——僕だ』

志保『やめてっていってるでしょう!!』

真『やめないよ……だって君、泣いてるから』

志保『泣いて……なんか』

真『君が泣くと、僕も悲しいんだ……すごく胸が締め付けられてさ』

志保『グスッ……何言ってるのよぉ…』

真『ほら、泣かないで? 君に涙は似合わないよ』


真『だって、君は僕にとって太陽だから……志保』スッ


カットォー
〜撮影終了〜

真「いや〜すっごい演技だったね! ボク、ドキッとしちゃったよ」

志保「そう、ですね……ありがとうございます」

志保(最後の部分で私の名前を呼ばれるとは思ってなかったわ……台本と違うし)

志保(でも、名前を呼ばれたとき、私すごくドキドキしてた……なんで?)

真「最後のセリフ間違えちゃったけど、まさかOK貰えるとはなー」

志保「そう、ですね……それだけ感情が篭っていたということでしょうし」

志保(そう、演技とは思えないレベルだった……)

真「それもあるだろうなぁ、演技とはいえ志保(の泣き顔)みてたらドキドキしちゃってさ」

志保(これがアイドル菊地真の実力……)

志保「えっ!?」

真「どうしたの志保?」

志保「いえ、なんでもないです……」

真「そう? ならいいんだけど……ふむ」


真『僕は君の全てが知りたい……おしえてくれないか?』


志保「ッ〜〜!? きょっ今日はお先にあがらせていただきます! ありがとうございました!!」

真「あっうん……またあした撮影でね」

真(ちえっ聞き出せなかったか……先輩として相談に乗りたかったんだけどな)


真「……ということもあったんですよ」

グリP「真ってさ、なんでそんなにイケメンなの?」

真「ボクはイケメンよりも可愛いって言われたい……」

グリP「普通は男でもあの場面ではそんなこと言わない」

真「えっ言わないんですか!?」

グリP「俺の見識が狭いだけかも知れんが
そうだな、俺なら……」


グリP『悩み事があるなら溜め込まず、相談してね』


グリP「って言うかな」

真「ノーコメントで……」

グリP「」

カンカンカン

真「お、来たかな?」

ガチャッ

志保「おはようございます、今日も一日よろしくおねがいします」

グリP「おっすおはよう」

真「おはよう志保、昨日はちゃんと寝れた?」

志保「…………ええ」

真「その沈黙が気になるけど、一つだけ言わせてね」



真『悩み事があるなら溜め込まず、僕に話して欲しいな』



志保「……今はまだ、言えません……ですがいつか必ず、相談させていただきます」

ケース:北沢志保おわり

ケース:永谷昴


真「昴ってさ、野球が好きなんだよね?」

昴「好きっていうか趣味で! 特にスライダー投げた時の快感はすごくて!
あ、オレちょっと前まではピッチャーやってて! オレがマウンドに上がったときの相手の顔ときたらもう!」

真「あ、うん……それでさ、予定見る限りこれからボクたちはフリーみたいだし、キャッチボールでもしない?」

昴「キャッチボール! するする!」

真「グローブとボールはボクのロッカーの中にあるから使っていいよ」

昴「大丈夫、オレもマイグローブは常に持ち歩いてるから!」

真「凄いね……それじゃ、公園に行こうか」

昴「ラジャッコーチ!」

真「コーチ、いい響きだね」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

響「んあー」

グリP「どうした、アホ面になってるぞ」

響「アホじゃないよ! ちょっとくしゃみが出そうだけど出なくて……みたいな感じだったんだぞ!」

グリP「あの感覚ってむず痒いよなぁ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

真「ところで昴ってスライダー以外になにか変化球投げられるの?」

昴「いや〜それが実は、まだ練習中でうまく投げられなくて」

真「そっかぁ、じゃあ今日は昴の変化球特訓だ!」

昴「特訓! いい響き!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

響「っくち」

グリP「なんだか可愛いクシャミだな」

響「へへ、自分くしゃみも完璧なんだぞ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

真「よーし、じゃあなにを特訓する?」

昴「ん〜やっぱり有名どころのフォークとかかなぁ」

真「フォークね、結構難しいけどできるかな?」ニヤリ

昴「出来るかじゃなく、出来るまでやる!」

真「よし、そのいきだ!」

3時間後


昴「いっけぇええええええ!!」ククッバァン!

真「昴、いま確かに落ちたよ! フォーク出来てた!」

昴「マジすか?!」

真「嘘なんかつかないよ! いくよ昴、せーの!」

昴真「やーりィ!」

真「次に二人がオフのときもキャッチボ……否さ特訓しよう!」

昴「もちろんです! そして目指すは!」

昴真「日本プロ野球! ひいてはメジャーリーグ!」

真「……ん? なにか間違っているような」

昴「コーチ、早く戻りましょう!」

真「まぁいっか……了解、事務所までダッシュだ!」

昴「おっす!」

真「ということもあったんです」

グリP「なんで青春してるの?」

真「いやぁ、体を動かすっていいもんですよ!」

グリP「トップアイドル目指さずプロ野球に転向するなら可愛い系の仕事はもういらないよな」

真「要ります必要です必ず! フリフリの服が着られるお仕事お願いします!」

グリP「それでこそ真だ」

真「ははっ、なんですかそれは」

ダッダッダッダ

真「おや、この音は階段を駆け上がって鍛えている音ですね」

グリP「どんな音だよ」


バァン!

昴「コーチ! 今日の午後ってたしかオフでしたよね!
今日も特訓お願いします!」

真「もちろん! 一緒に——」

グリP「目指すのはなんだったかな?」

真「——踊って歌えて運動のできるアイドルを目指そう!」

昴「はい!」


グリP「俺の青春以上に青春してやがる……眩しい」

ケース:永谷昴おわり

真「とまぁ、ほかにも色々あるんですけど……そんな感じなんですよ」

グリP「ふむふむなるほど」

真「プロデューサーはなにかわかりますか?」

グリP「真がハーレム状態にあることがわかった」

真「ハーレム?」

グリP「どうした真」

真「ハーレムってあれですよね、酒池肉林というか男の人が女性をは、侍らすというか」

グリP「そのイメージで多分あってる」

真「どうしてですかぁ! ボク男の人じゃないんですよ!」

グリP「でも俺より男らしいんだけど?」

真「そこはノーコメントで」

グリP「コメントしてよ! 悲しくなっちゃう!」

真「でも、ボクがそんな状態だなんて……原因はボクにあるんですよね、ハァ」

グリP「そう気を落としなさんな、真がそれだけ魅力的だってことだ」

真「魅力的……」

グリP「そうだ、まるで大人のおねいさんのような魅力だ」

真「大人の……えへへへぇ、そうですかぁ?」

真「魅力的じゃあしょうがないですよね! へへっ、プロデューサーに魅力的って言われちゃったよ! やーりィ!」

グリP(ちょろかわ)

真「あっ、仕事の時間なので行ってきます!」

グリP「車で送るぞ?」

真「現場はすぐそこですし、天気もいいのでランニングしながら行きます! それでは!」

グリP「いや俺も行くし……ってもう居ないな」

グリP「相変わらず忙しないな本当に……でも」


グリP「男女問わず愛されるアイドルになってくれよ、真」



おわり

くぅ疲。
空が白んでやがるぜ!
正直勢いとのり子じゃねぇノリで書いた反省はしている。
でも後悔はしないし次に活かそうと思う。

それでは。


あ、話の展開上真メインになってますが、私は環Pです。

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