ミカサ「僕は君さえいれば良い」エレナ「私はアニと戦いたくない」 (83)


進撃の巨人のss

エレンとミカサの性別が入れ替わってます

至らぬところは脳内補完してください

前スレ
ミカサ「僕はミカサ」エレナ「私はエレナ・イェーガー」
ミカサ「僕はミカサ」エレナ「私はエレナ・イェーガー」 - SSまとめ速報
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スレ立て乙

本編通りの結末かそれとも新たな結末か。続き期待。

よっしゃ、はよ



「見ろよ……これ商会の回紙だ……」


「どういうことだ……!?現在、トロスト区内で調査兵団が巨人を掃討中!?」


「壁はどうなったんだ!!?」


「こんな情報……王政のお墨付きもない…眉唾物じゃないか…!!」


「しかし……」


「見ろ!!王政側も同じ発表をしているぞ!?」


「じゃあこれが真実だとでもいうのか!?壁はどうやって塞いだんだ!?」


「そんなの出来るわけがない!!」



「……待て」


「どうかしたか?」


「この一節、読んでみろ……」


「……!?」


「巨人が岩で扉を塞いだ…だと……!?」


「人類を助けたのか!?巨人が!?」


「なんだそれは……!?」


「巨人の力を操る……!?」


「おい……ここに人相が書かれているぞ……!?」


「……」


「なかなかじゃないか?」


「お前は何を言ってるんだ」










エレナ「……ハァ」

エレナ(重いなぁ……)ジャラッ

エレナ(トイレに行きたいけど)


「……」ギロッ


エレナ(あの男の人にはちょっと言い辛いし……)ハァ

エレナ「あの……」


「なんだ」


エレナ「えっと…水をくれませんか……?」

エレナ「喉が渇いて……」


「……貴様は自分の立場を理解しているのか?」


「化け物の癖に……」


エレナ「……」


「おい、この女と口をきくな。お前まで誑かされたらたまらん」


「あぁ、すまない」


エレナ(巨人になる……確かに、化け物って言われてもおかしくないのかもしれないけど……)

エレナ(でも……話ができない程、私が怖いの……?)

エレナ(拘束するほど……?)

エレナ(私にも訳が分からないから無理もない……けど……)

エレナ(私だって……私…だってみんなと……同じ……)

エレナ「……」

エレナ(……そういえば)

エレナ(104期の皆は全く私のこと怖がったりしなかったな……)

エレナ(危険を犯して……助けてくれて……)


「ったく……いつまで…こんな見張りなんか……」


エレナ(……会いたい)


エレナ(一生このまま、檻ごしでしか面会できなかったらどうしよう)


エレナ(嫌だ、そんなの……)

エレナ「……」グスッ




ギイイイイ



エレナ「……!!」

エレナ(誰か来た!!)

エレナ「……」グシグシ



ハンジ「ここ暗っ!?しかも埃っぽいね。こんなところに監禁とか無慈悲すぎないかい」スタスタ

ミケ「……風呂にも入れていないようだな」スンスン

ハンジ「それはひどい!!……あ、でも入れてたらそれはそれで問題か。憲兵団変態疑惑ってシャレにならないよね」

ミケ「さっき会った黒髪の少年が壊滅させそうだな」

ハンジ「あの子、目付きヤバかったよねー。何人かヤってる目だよ、あれは」

エレナ(……危機感ないのかな?)




ハンジ「ごめんね、エレナ。待たせてしまって……」

ハンジ「やっとここから出るメドがついたよ!!」

エレナ「……!!」

エレナ「本当ですか!?」キラキラ

ハンジ(あっ、可愛い)

ミケ「……」フッ


ハンジ「私は調査兵団で分隊長をやってるハンジ・ゾエ」

エレナ「えっと!存じ上げてます!!」

ハンジ「あれ?知り合いだっけ?」

エレナ「いえ!!調査兵団が好きで……」

ハンジ「へぇー!!これは期待できそう!!」

ハンジ「で、そっちの彼は」

ミケ「……」スンスン

エレナ「きゃっ!?」

ハンジ「……ミケ、自重しようか?かなり高度な域に到達してる人になってるよ」

ミケ「……」スッ

ハンジ「ピース?……違うの?二番目に良い香り?えっ?一番は?……リヴァイ?あぁ、あれはね。石鹸の匂いっするよね」

ハンジ「彼も同じ分隊長のミケ・ザカリアス。そうやって初対面の人の匂いを嗅いでは……」

ミケ「……」フッ

ハンジ「鼻で笑う癖がある」

ミケ「よろしく」

ハンジ「匂いの評価が高いと早く仲良くなれるよ、多分。私なんて最初の一年間は空気扱いだったからね」

ミケ「同じ風呂なしという条件のはずなのにどうしてここまで違うのか」

ハンジ「素質じゃない?……まぁこんなのでも分隊長を務めるほどの実力者ではあるんだよ、偏見をもたず……──」

エレナ「兵長は石鹸の匂い……!!」

ハンジ「どうしたの?」


ハンジ「あ!!」

ハンジ「ごめん、着いちゃった……」

エレナ「え!?ここどこですか!?」

ハンジ「……むしろ説明なんていらないかも!!」

エレナ「いやいや!!」

ハンジ「エレナが感じたこと、考えていることをぶちまけちゃって!!」

エレナ「そんな適当な!?」

ハンジ「いってらっしゃーい!!」ドンッ

エレナ「きゃっ!?」





ガチャッ……バタン…



エレナ(……流されてきてしまった)


「おい、進め」


エレナ「は、はい」

エレナ(……ここは、審議所?)



「そこにひざまずけ」


エレナ「……」

エレナ「……あの、スカートなんですけど」


「……だからどうした」


エレナ「丈が……」


「……それで?」


ミカサ「エレナ!!タオルケットがあるから使って!!」

エレナ(あ、ミカサだ)


「こいつにそんなもの……」


アルミン「さっさとエレナにかけてください」

エレナ(アルミンの目が笑ってない……)

ジャン「……」ギロッ

ライナー「……」ハァ

ベルトルト「……」

アニ「……」ギロッ

ユミル「……」チッ

クリスタ「……」ジーッ

エレナ(……!!みんな!!)

エレナ(そして、どうしよう、私の同期の周囲だけ空気がおかしい。どす黒い)




エレナ(……?あれ?マルコとサシャとコニーは?)


「なんだお前ら!!会議所に食い物を持ち込んで!!」


サシャ「スープの味が薄いことに文句を言うために持ってきました!!」

コニー「くそっ!!なんで俺まで巻き込まれてるんだよ!!」

エレナ「……」


エレナ(二人は締め出されてたんだね……!!)


エレナ(嬉しい……!!)

エレナ(みんな……来てくれたんだ……)

ダリス「始めようか……」

エレナ(あの人、ひげがもじゃもじゃ……偉い人で……誰だっけ……)

ダリス「エレナ・イェーガーさんだね?君は公のために心臓を捧げると誓った兵士である……違わないかい?」

エレナ「はい」

エレナ(あ……!!思い出した!!あの人、兵団のトップのダリス・ザックレー総統だ……!!)

ダリス「決定権は全て私に委任されている」

ダリス「君の生死も今一度改めさせていただくことになる」

エレナ「……」ゴクリ

ダリス「異論はあるかね?」

エレナ「……」

ミカサ「あr」

ジャン「!?」ギュッ

ミカサ「……」ムグムグ

エレナ「ありません!!」


ダリス「聡明な女性で助かるな。壁の中の一部は今、パニックに近い」

ダリス「あるものは君を悪魔と呼び、あるものは君を救世主と呼ぶ」

エレナ「……」ゴクリ

ダリス「また、あるものは天使、小悪魔、女神、聖女、悪女──」

ダリス「……まぁ色々と呼ばれている」

エレナ(……途中から面倒になってない?)

ダリス「結果から言うと民衆に君の存在を隠すことは不可能だった。今回は君の動向をどちらの兵団に委ねるかを決定する」



ダリス「憲兵団か……」


ナイル「……」スッ


ダリス「調査兵団だ……」


エルヴィン「……」キリッ


>>2ありがとう!!
>>3まだまだ未定ですがいい結末になるよう頑張ってみます
>>4今月から週1のペースに落ちます……すいません。まったりお待ちいただけたら幸いです

今日はここまでです
つぎは来週の日曜日!ではありがとうございました!!

無理せず頑張って。良い結末になるよう期待。

hannjisannita-

>>16まるで天使のよう。もしや名字はレンズではありませんか?ありがとう!!
>>17ハンジ「hannjisanndayo!!」
>>18ありがとう!!励みになります!!


ダリス「憲兵団より案を聞かせてくれ」

ナイル「はい」スッ

ナイル「憲兵団師団長ナイル・ドークより提案させていただきます。我々は──」

ナイル「……!!」ハッ

エレナ「……?」キラキラ

ナイル(……この娘、よく見ると、俺の愛するマリーの若かりし頃に似ている……!!)

ナイル(特に目許の辺り……!!まるであの頃のマリーのようだ……!!)

ナイル「……」チラッ

エルヴィン「……」ニヤッ

ナイル(こいつ……!!)

ダリス「ナイル?」

ナイル「わ、我々は……」

エレナ「……」キョトン

ナイル「っ……!!」

ナイル(あれはマリーじゃない!違うんだ!巨人だ!!マリーじゃない!俺はマリーそっくりの美少女に死刑宣告をしているわけでは……美少女?なに考えているんだ俺は……!!)



「師団長?」


ナイル「……ェ…ナのじn…ぃを……てっ……いきに…かぃ…う」ボソボソ

エルヴィン「聞こえませーん!!」

リヴァイ「もっとはっきり言えねぇのか……」チッ

ミカサ「審議の場だという自覚はあるの?」

リコ「真面目にやらないのか?」

アルミン「こんな頼りない人の主張なんて信用できないよ……」


「確かに……」


「聞こえづらい……」

ナイル「……」

ダリス「やめたげてよお!!」

エレナ「総統!?」


ダリス「……」ゴホン

ダリス「ナイル、続けてくれ」

ナイル「……速やかに処分すべきだと──」

ミカサ「……処分?」ギロッ

ジャン「……人間として扱ってないのか?」ボソッ

アニ(ダメ、怒っちゃダメ。ダメ。あれは将来の上司 。上司……)チッ

クリスタ「……ひどい!!」チャキッ

ユミル「落ち着けクリスタ、とりあえずその握りしめたブレードを手放そう」

アルミン「暴論だよ」ギロッ

ベルトルト「……そうだそうだ!!」

ライナー「……」ゴゴゴゴゴォ


「あれっ?今、鎧の巨人が見えたような……?」


「俺も……」


ナイル(どうしよう、マリー。俺、殺されるかも……)ガ
クガク


ナイル「えっとですね……彼女を英雄視する声とか………政治的にですね…さまざまな実害があったので……できる限り情報を残して貰って……英霊にですね……」

エレナ(英霊って……つまり死んじゃうってこと?)

エレナ(というか政治的に?……英雄?私が?)

ニック「そんな必要はない」スッ

ナイル「!?」
エレナ(あれは……5年前から指示を集めだした宗教の……?)

ニック「あの女は侵入してきっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっlた害虫だ。即刻」

ミカサ「エレナが害虫になわけない!!あなたの目は節穴以下!?」

ジャン「落ち着け、ミカサ。あんなジジイの審美眼が確かなわけない」

アニ(落ち着いて、私。イライラ良くない……良くない……!!)ギロッ

ニック「な、なんだその目は……」

ダリス「傍聴席、ニック司祭、静粛に願います」

ダリス「次、調査兵団の案を」


エルヴィン「はい、調査兵団団長エルヴィン・スミスより提案させて頂きます」

エルヴィン「我々はエレナを調査兵団の一員として正式に迎え入れます」

エルヴィン「巨人の力を用いてウォールマリアを奪還します」

エルヴィン「三食食事つきで住まいは趣のある古城を用意 。監視つきであれば外出許可や面会も出します」

エルヴィン「以上です」



ダリス「……案外厚待遇だな?」

エルヴィン「彼女の力を使えばウォールマリアは奪還できます。その為に英気を養ってほしいのです」

ダリス「なるほど」

今日はここまでで明後日に持ち越し
ありがとうございました!!


やっぱり(完全敵対キャラ以外の)皆がエレナに対して甘いな
これぞ『可愛いは正義』ってやつか

今日、これなくなりました申し訳ないですが日曜日にまた来ます

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月06日 (火) 04:10:08   ID: Fob33CIZ

待ってました

2 :  SS好きの774さん   2014年05月17日 (土) 21:52:12   ID: bU1CVs-0

続きー
早くー(´・Д・)

3 :  SS好きの774さん   2014年06月18日 (水) 19:02:36   ID: 4H0knY28

HAYAKU!!!

4 :  SS好きの774さん   2015年10月15日 (木) 23:13:43   ID: r4SV6aJb

え、逃げたの?

5 :  SS好きの774さん   2017年04月13日 (木) 15:21:24   ID: Y5xde3oB

早く出して続き気になる放置しないで

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