コナン『よぅ灰原』灰原『・・・』(20)

ss好きによるオナニーss
処女作になります

【アガサ邸】

コナン『よぅ灰原』

灰原『・・・』

コナン『ん?どうした?そんな顔して』

灰原『・・・』

コナン『?博士はいなねぇのか?スケボー見てもらいたいんだけど』

灰原『・・・工藤・・・くん』

コナン『!』

コナン『何があった?まさか、博士が・・・』

灰原『いいえ、何でもないわ』

灰原『ごめんなさい、博士は今外出してるの。帰るまで待つ?』

コナン『あぁ、そうさせてもらう』

コナン(灰原の奴、泣いてたのか?)

灰原『今、お茶お持ってくるから』

コナン『悪りぃな、手伝おうか?』

灰原『いいえ。あなたは座ってて』

コナン『お、おぅ。頼んだ』

灰原『・・・』

コナン『・・・』

灰原『はい、どうぞ』

コナン『ん、悪りぃな』

灰原『・・・』

コナン『・・・っ、は、博士はどうした?いないのか?』

灰原『博士なら、今日は戻らないわ』

コナン『そ、そうか。なんか用事あんのか』

灰原『研究発表の打ち合わせみたいね』

コナン『そうか。んで、お前ぇはなんで泣いてたんだ?』

灰原『!』

灰原『貴方からそんな事、言われるなんてね。涙は拭いたはずだったんだけど』

コナン『バーロー、誰が見たってわかるよ、何があった?』

灰原『あら、心配してくれるの?』

コナン『バーロー。そんなんじゃねーよ』

灰原『やっぱり、優しいのね。工藤くんは』

灰原『怖いのよ・・・』

コナン『怖い?何が?』

灰原『夢をみたの。お姉ちゃんが殺される夢、博士や吉田さん、円谷くん、小嶋くん、みんな死んだわ。貴方もよ?工藤くん。』

コナン『・・・なんだよ、夢の話か、気持ちは分かるけどよ』

灰原『あら、貴方に私の気持ちが分かるなんて意外ね』

コナン『はぐらかすなよ。俺だって、蘭やおっちゃんが危険な目にあったらって、考える時もあるさ』

灰原『そうね。なんでもない事ね』

コナン『なんでも無くはねぇけど、考え過ぎなんだよ。たかが夢じゃねぇか』

灰原『貴方は強いのね。見た目は小学生なのに、やっぱり高校生なのね』

コナン『お前ぇだって、中身は18じゃねぇか』

灰原『この身体で生活してると、忘れてしまいそうになるのよ。でも、ある日ふと気づくの。鏡に映る自分が自分じゃない。見たままを映す鏡でさえ、本当の私を映してくれない』

コナン『・・・』

灰原『ごめんなさいね。貴方だって同じ、おまけにあの薬を作ったのは、他でもない私。私にこんな事言う資格なんて、初めからないのよね』

コナン『灰原・・・』

灰原『なに?』

コナン『悪りぃな。俺も忘れてたんだよ。今の生活に馴染み過ぎた。俺が工藤新一であるように、灰原哀は宮野志保で、この生活は仮初めだ』

灰原『・・・』

コナン『お前ぇが望んで薬を作ってねぇ事もわかってる。わかってるんだ。』

灰原『慰めてくれなくてもいいわよ、私もわかってるから』

灰原『これは、薬を作った私への罰なのかもしれないわね。』

コナン『まぁ、何度も言うけど気にすんな。過去はしょうがねぇよ。今は組織を潰して、元の姿に戻る事だけ考えようぜ。』

灰原『嬉しい事言うのね。でもダメよ。』

コナン『?何がダメなんだよ』

灰原(貴方に優しくされればされる程、蘭さんに嫉妬してしまうもの)

コナン『おーい。灰原ぁー』

灰原『ごめんなさい、この話は聞かなかった事にして。こんなの、何時もの私じゃないわ』

灰原『お茶入れ直してくるわね』

コナン『・・・』

灰原『!・・・どうしたの?工藤くん。後ろから抱きつくなんて、あなた、何をしてるか分かってるの?』

コナン『・・・もっと、弱み見せても良いんだ。もっと頼ってくれよ、灰原』

灰原『平成のホームズが聞いて呆れるわね』

コナン『なんだよ、その言い方。人がせっかく、』

灰原『離して』

灰原(ホント、女の子の気持ちはわからない人なのね)

灰原『もう・・・大丈夫だから』

コナン『あぁ、悪かったよ』

コナン(可愛くねぇやっ、、!

灰原『・・・』

コナン(・・・行っちまった、って、今何された?灰原の唇が、え?キス、、されたのか)

灰原(何、してるのかしら、

灰原(馬鹿ね、こんな事しても工藤くんを困らせるだけなのに)

灰原(鏡の中の私、顔を赤くして、涙を流して、)

灰原『これも、偽りなのかしらね』

コナン『バーロー、偽りなんかじゃねぇよ』

灰原『工藤くん!?』

コナン『ははっ、やっぱ、お前ぇも年頃の女の子なんだな。なんか安心した』

灰原『馬鹿にしにきたの?』

コナン『そんなんじゃねーよ、ただ嬉しかったんだ』

灰原『えっ?』

コナン『お前ぇがさ、感情向きだしにするの、あの時以来じゃねぇか?』

灰原『あの時?』

コナン『なんだ忘れちまったのか?姉さんを救えなかったって俺を責めたろ?』

灰原『・・・』

コナン『あの日以来、感情を出す事なんてなかったからな。安心しちまったんだよ』

灰原『工藤くん・・・』

コナン『もっと見せてくれよ。灰原哀じゃなくて、宮野志保をさ』

志保『私は・・・』

灰原『いいえ、ありがとう、次からそうさせてもらうわ』

コナン『じゃあ、俺帰るよ。博士も戻らないみたいだしな』

志保(あっ・・・)

灰原『ええ、わかったわ。気をつけて帰りなさいね』

コナン『はは、なんだよそれ。じゃ、また学校でな』

灰原『ええ、学校で』

志保(いっちゃったか・・・馬鹿、少しは気づいてくれたのかしらね、工藤くん)

新一(悪りぃな灰原、いや、宮野志保)

コナン『さて、今日の晩飯はなんだろうなっと』


~おしまい~

読んでくれた人いたかな。
コナンと灰原のこんな日常があってもいいじゃない。

このSSまとめへのコメント

1 :  葉王   2014年01月26日 (日) 19:36:18   ID: -tShiRmd

こんにちは!読ませていただきました!2828w
他の小説も書いているんですか?

2 :  SS好きの774さん   2014年08月19日 (火) 17:16:38   ID: 4Di6Wj2s

とっても面白くて灰原哀ちゃんがかわいく感じました~(ノ´∀`*)

3 :  SS好きの774さん   2014年10月05日 (日) 20:36:23   ID: gmQsnMWu

読みにくい

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