講師「本当にあった昔話をしよう」(52)

校長『本日は本校が開校してから80年目という記念すべき日です……』

生徒A「俺○○式っていろんな人の話が長いから嫌いなんだよな……」

生徒B「いつものことでしょ? あきらめなさい」

校長『そもそも本校は……』

生徒A「でもさ~ 今日ってこの学校のOBの人の話もあるんだろ?」

生徒B「そうだけど?」

校長『~という長い歴史の中……』

生徒A「そう思うといつもより長く感じる……」

生徒B「感じるって言うか実際に長いわよ……」

~10分後~

校長『以上で私の話を終わります』

生徒A「やっと終わったか……」

生徒B「いつにも増して長かったわね……」

校長『続きまして、本日の講師からお話がございます』

生徒A「また話を聞かなきゃいけないのか……」

生徒A「しかも講師とかで来た人の話ってつまんないし、長いから……」

生徒B「ま、がんばりましょうよ」

校長『本日の紹介します。 この学校の卒業生で警察官の……』

講師『校長、僕の名前は紹介しなくてもいいですよ』

校長『……はい?』

講師『名前なんて言ったってどうせ一度じゃ覚えられませんから』

校長『……では名前いいでしょう』

生徒A「名前は言わなくていいなんて変わってる人だな……」

生徒B「う、うん……」

講師『どうもみなさん初めましてこの学校の卒業生で、今警官をやっている者です』

講師『僕が今から話すことは、同じ警官の友人から聞いた本当にあった昔話だ』

講師『この話はみんなにとってつまらないかもしれない……』

講師『だから別に聞いていなくてもいい。 なんなら寝てくれたってかまわない』

生徒達「「「えっ!?」」」

校長「ち、ちょっと君!?」

生徒A「良い講師だな!!!なっ!?なっ!?」

生徒B「アナタはちょっと黙ってなさい!!!」

ザワザワ

講師『でも一つだけお願いがあるんだ……』

ざわ…

>>5-8 カイジ?

講師『僕の話を聞きたい人がもしかしたらいるかもしれない……』

講師『だからその人の邪魔になるような事だけはしないでほしい』

講師『……約束できるか?』

生徒達「「「………」」」

講師『その様子なら守ってもらえそうだね』

生徒B「……すごく変わってる人だね」

生徒A「変わってるかもしれないが、俺にとって良い講師なのは間違いないな」

講師『じゃあそろそろ始めようかな』

生徒A「じゃあ俺はお言葉に甘えて寝ようかな。 お前は?」

生徒B「私は少し話を聞いてから、つまらなそうだったらそうさせてもらうわ」

生徒A「じゃあすぐにお前も寝ちゃうな」

生徒B「そうかもね」

生徒A「じゃあオヤスミ~」

生徒B「おやすみなさい」

※ここから先は小説体となりますが、あらかじめご了承ください


その日僕の友人はいつも通りに街をパトロールしていたそうだ

すると鎧?だか甲冑?だかよくわからないけど、それを着た女性が視界に入ったそうだよ。『なぜ女性ってわかったの?』って僕が聞いたらその女性は兜みたいなのを外していて顔が見えたらしいんだ

彼は無性にその女性(ひと)に声をかけたくなったらしいんだ。 もちろんその女性(ひと)が可愛かったとか、綺麗だったからとかじゃなくて、純粋に仕事としてらしいけど本当のところはどうだったのか僕にはわからない

そこで彼はいつもの調子で

「ちょっとそこの君」

って彼女に声をかけたらしいんだ。 僕はこれを聞いて『アニメの見すぎだよ』って思って笑いそうになっちゃったんだ

でも彼女は彼の話を全く聞いていなかったらしく

「この国の馬はどうなってるんだ?」

みたいな事を言ったんだってさ。 だから彼はもう一度声をかけたらしいんだ

「おい!!!聞いてるのかね!?」

って言ったんだって。 僕はこれを聞いてまた笑いそうになってしまって、笑いをこらえるのに苦労したんだよね~

でも彼女は警官相手になんともなかったかのように

「今は取り込み中なんだ、話なら後にしてくれ」

って言ったんだって。 警官相手だよ?信じられる?同じ警官の僕でもそんなこと言えないよ

「後じゃあダメな話だ!!!」

って彼は彼女に今話を聞くように言ったんだってさ。 『何でそんなに急ぐのか』って僕は思ったよ。話なんて後でもいいのにね。でも次の彼の台詞を聞いてそれがよくわかったんだよ

「君のその腰に提げているのは刀だろ?」

って彼は彼女に問いかけたんだってさ。 彼女は鎧?だけでなく刀のような物も持っていたそうだ。 これを聞いたとき僕は彼が彼女の話を一刻も早く聞きたい理由が良くわかったんだ

しかも彼女は何事もないように

「そうだが?それがどうかしたのか?」

とさも当たり前のような口調で言ったらしいんだ

「それがどうしたじゃない!!!もしかしてそれは本物なのか!?」

って彼は彼女に聞いたらしい。 もちろん心の中では『偽物に決まっている』って思っていながらもあえて聞いたらしいんだ。 でも彼女は……

眠くて誤字が出そうなのでまた夜中に出直しますね……

乙!
夜中続き待ってるよ期待

>>13-14 読んでくれてありがと!!!



「本物に決まってるだろ。 貴様はバカなのか? その前に刀に偽物なんてあるのか?」

って彼女は言ったみたいなんだけど、彼は偽物だと決めつけてたらしく

「あぁそりゃそうだよな~ 本物のわけなかったわ」

って言ったらしい。そこで彼女も話を合わせればよかったのに

「貴様ちゃんと話を聞いているのか!? 本物だと言っておろうに!!! その前に刀の偽物ってなんだ!?」

って返したんだってさ。 彼女は刀を持ってると捕まるって知らないのかな? それに刀の偽物を知らないなんて……
僕はこの話を聞いた時に彼女は、この時代の人じゃ無いみたいだと僕は思ったよ

彼はようやく本当の事が理解できたようで

「え!? それ本物だったの!?」

ってすごく驚いたそうだ。 

「先ほどからそうだと言っておろうに……」

って彼女はあきれたように言ったんだって。
話を聞いてる僕からすると常識がなっていない彼女の方にあきれちゃうけどね

彼は本物の刀を持った人に出会うのは、警官になって初めてだったからパニックになってしまって

「ちょっとパトカーまでついて来なさい!!!」

「『はとか』? なんだそれは!? 私をからかっているのか!?」

彼女は『パトカー』すら聞いたことが無いらしかったんだよ。 本当に現代人なのかな?

「『はとか』でも『ばどか』でもいいから、ちょっと来なさい!!!」

て言ってパトカーに半強引に連れて行ってしまったんだって。 彼女が大人しく従ったかって?

「はなせ!!! 私にこんな事をしてただで済まされるわけがない!!!」

やっぱり暴れたらしい……
たぶん人生で初めて見たのであろうパトカーの感想はと言うと

「何だこのヘンテコな形をした馬は? 先ほどからからやけに見かけるが……」

彼女は『パトカー』を初めて見たってより『車』自体を初めて見た様な反応だったって彼が言ってた。
それを冗談だと思った彼は

「人をからかってる場合じゃないだろ」

って言いながら『ガチャ』っとパトカーのドアを開けると彼女は

「ななな、な、なんだこの馬は!? はは、腹が開いているぞ!?」

って彼女は言ったらしい

この彼女の反応の事を聞いたときは、さすがの僕でも笑いをこらえられなかったね。
と言っても、君たちは僕の事知らないから、『さすがの僕』とか言われても、何のことかさっぱりだよね?

おっと!!こりゃ失礼話を戻そうか……


一刻も早くこの状態(刀を所持している者が近くにいる状態)から抜け出したい彼は

「早く乗りなさい!!」

って少し声を張り上げて言ったそうだ。
しかし彼女は

「う、馬の腹の中に乗るのか!?無理無理無理……」

ってすごく拒否をしたんだってさ。 その前に車って見たこと無い人から見ると馬に見えるのかな?
でも彼にはこれも、自分をからかっているようにしか、見えなかったのか

「そんなこと言ってないでとっとと乗りなさい!!!」

って前よりも大きな声で言ってしまったらしいんだ。 しかし彼女にはどうしても無理らしく

「馬の腹の中に入るくらいだったら切腹する!!!」

って言って聞かないもんだから、終いには彼が折れて外で事情聴取することにしたそうだよ

今日はここまでです

ものすごく遅い進みで申し訳ありません。

休みの日とかまとめて投稿できるようにがんばります!!

彼は事情聴取の際に一番最初に名前を聞くことにしてるって僕に言ってきたことがあるんだ。
仲間の警官もみんな名前から聞いていたけど僕は彼のためにそのことを言わなかったよ

だから彼はいつも通り名前から聞くことにしたんだって

「で? 君名前は?」

すると彼女は

「他人(ひと)の名前を聞くときは、まず貴様から名前を言うべきじゃないのか?」

って言ったんだってさ。 彼女はずいぶんと喧嘩越しだね。

しかし彼はその返しになれているのか

「俺がお前に名前を教える必要は無い」

って言ったらしいけど、僕は今までの彼女の言動からすると、絶対に彼と同じ様な言葉で返ってくるような気しかしなかったよ

案の定彼女は

「なら私も貴様に名前を教える必要は無いだろ?」

って返したそうだ。 僕の思った通りだったんだよ。 凄くない?

たぶん彼はイラッときたに違いない。 いや僕の経験からすると確実に頭にきたはずだ。
しかし彼はそれを悟られないようにがんばったのだろう

「俺がお前に名前を教える義務は無いが、お前が俺に名前を教えるのは義務だ」

と良くわからない台詞を言ってしまったらしい。 その言われた彼女は

「え? ……うん?」

良くわかってなかったようだったらしい

これを聞いて彼は、本当に頭にきていたことが僕にはわかった

「とにかく名前を教えてくれ」

って彼は言ったんだって。 これじゃあさっきの繰り返しになるだけじゃないか

「だから他人(ひと)の名前を(ry」

って彼女はまた同じ様な台詞で返して来たって言ってた

これを7、8回くらい繰り返してから

「わかったよ!!! 俺の名前は『彼方』だ!!! で?君は?」

彼の方がまた折れたらしい。 そんなに繰り返さなくとも最初から言えばよかったのに……

これはまさか・・・女騎士・・・?
クッ、殺せ!

タイムスリップ?系って今と昔の違いに驚くところが凄い好きw 支援!

>>21 それはどうかな?ww
>>22 お!!ありがと!!

「貴様が名前を教えてくれたから、約束通り私の名前を教えてやろう。 感謝しろ」

って彼女に言われたらしいよ。彼女は全体的に上から目線の様だね。 この答えに彼は

「はいはい」

と彼は言ったそうだ。どことなく投げやりな気がしてならないのは僕だけかな? しかし彼女はこの答え方を気にも止めてないかのように

「私の名はアンジェリーク・バルテスだ!!!」

って大きな声で叫んだそうだよ。 彼はこれが信じられなかったそうだ。だから彼は『アン(以下略』と名乗る彼女にこう言ったらしいんだ

「お前は俺をからかっているのか?」

って。 たぶんだけど彼女はからかってるつもりは無いのだと僕は思ったんだけど、彼はどうもそうではないらしい

彼の問いに彼女は

「私は至って真面目だが?」

と答えたそうだ

僕は何で彼は彼女がからかっているように見えたのかわからなかったから、僕は彼に直接聞いてみたところ『アンジェリーク・バルテス』って言うのは女性の騎士で、フランスでは『ジャンヌ・ダルク』の次に有名らしい。

でも彼の言っていることは僕はおかしいとしか思えなかったんだ。 だってそんなに有名らしいのに、ネットや図書館で調べても『アンジェリーク・バルテス』なんて人のことは一切書かれていなかったんだよ。

と言うことは、彼の言うことが正しいとしたら、歴史は変わってしまった、あるいは消えてしまったということになる。
つまり彼女がもし本当に『アンジェリーク・バルテス』だったら、彼女は時間を飛び越えてきたことになる…… 
彼にはそれが信じられなかったようなんだ。 『には』とか言ったけどもし本当にそうだとしたら僕も信じられない

だから彼は彼女の言うことを冗談だと思ったそうだよ。

「はぁ~…… 君ね、冗談を言うならもっとわかりやすくもっと有名な人にしてよね」

って彼はあきれながら言ったそうだよ

~~~~~~~~~~~~~
今回はここまでです!!!

僕が思っているより多くの人から書き込みが貰えて凄くうれしいです!!!

参考までにみなさんは僕のこの書き方で一回で何レスくらい読めそうですかね?

みなさんが一回で読めそうなくらいの量を投稿していきたいと思っているのでよろしくお願いします

~~~~~~~~~~~~~

「冗談? 貴様は先ほどから何をいってるんだ? 私は真面目だと言っているであろう!!!」

って彼女は言ったそうだよ。 この時、彼には彼女が少し怒っているように見えたそうだよ。 

「はいはい『バルテス』さんね」

と彼はもうどうでもいいかのように仕事をしたそうだよ。
この反応を今回の彼女は見逃さなかったみたいで

「貴様!!! その言い方なんだ!? まるで私が偽名を名乗っていると思ってるような口ぶりだな!?」

って彼女は大きな声を出して言ったんだって。 今度は本当に怒って見えたそうだよ。 でも彼は

「では『バルテス』さんの住所を教えてください」

と言ってあえて彼女を無視したそうだよ。 そんなことしたらよけいに怒るだけなのにね

>>25-26 じゃあ自分のペースで頑張ります!!!


案の定彼女は

「貴様!!! 人の話を聞いてるのか!?」

って大きな声で言ったらしいよ。 彼女自身も彼の話を無視したのにね

でも彼は

「聞いてますよ」

って軽くあしらったんだってさ。

「貴様~!!!」

でも彼女はそんな彼の態度が、気に食わなかったらしいんだよ。 まぁ僕もそんな態度取られたら、怒っちゃうかも……

でも彼は落ち着いたように

「君の名前は『アンジェリーク・パルテス』さんで間違いないんでしょ?」

って言った後に彼は続けてこう言ったそうだ『じゃあそれでいいじゃん』って。 さっきまで疑ってたりした人がいえる言葉じゃないと僕は思う

でも彼女はそれで満足したのか

「……うむ、確かにそれでいいな」

って言ったんだってさ。 僕はこれを聞いたとき彼女はバカなんじゃないか?って思ったよ。 だってさ、さっきまで本当の自分の名前を言った時に『冗談を言うなら(以下略』って言った人がこんな事言ったんだよ? 僕だったら絶対に怒っちゃう……

気を取り直して彼は

「じゃあ君の住所を教えてくれるかな?」

って彼女に言ったんだってさ。 さっきは反応しなかった彼女は

「『じゅうし』ってなんだ? 食べ物か何かか?」

って彼に問いかけたそうだ。 どうやら彼女は『住所』と言う言葉自体知らなかったらしい。

彼は予想外の答えすぎて、思わず

「はい?」

って言ってしまったらしいよ。

「だから私は『じゅうし』とは何かを、貴様に聞いているんだが?」

って彼女は言ったんだって。

「『住所』と言うのは、君が住んでいる場所の事だよ」

って彼は彼女に丁寧?に教えたそうだよ。 これを聞いた彼女は

「家だが?」

っていわゆるドヤ顔で答えたらしいんだ。 僕はこれを聞いたとき、また笑っちゃいそうになったよ

「はぁ~…… 俺が聞きたいのはそういう事じゃなくて、君の住んでいる家の場所が知りたいんだよ……」

と彼はあきれたんだって。 そりゃそうか

でも彼女は

「私の家の場所を知ってどうする気だ!!! まさか…… よよよ夜b」

変な所が女の子らしかったんだって。 変ではないか。 でも危ない言葉を叫びそうになったから、彼はあわてて彼女の口を押さえたそうだよ

「そうゆうことを町中で叫ぶな!!!」

彼は少し強引に彼女の口を押さえたものだから

「いはい、ははひへ!!!」
(いたい、はなして!!!)

彼女が痛がっていたんだってさ。 これは『ギャップ萌え』って言うのかな?彼は、さっきの女の子らしい発言や、口を押さえられてうまく話せない彼女が、可愛く見えたんだってさ。 このとき僕は、彼はもしかしたら、『ド』が付くほどのサディストなのかもしれないって思ったよ

「ご、ごめん////」

彼はこの時顔がすごく熱くなったらしいよ。 そんなに可愛かったんなら僕も見てみたかったな

「うぅ~ 痛かった……」

これを聞いてるとさっきまでの彼女が別人のように感じたよ。 前は『男勝り』な感じだったけど、今は『乙女』って感じかな?

~~~~~~~~~~~~~

ちょっと僕のこれからの更新予定をはなしますね。まず僕は今週休みがありません。
なので、火曜日の祝日にまとめて更新をする予定でおります。
そしてGWは、一日も更新できないかもしれません……

ただでさえ遅いのに、本当にすみません!!!

~~~~~~~~~~~~~

しゃあねえから保守してやるよ
べ、別にアンタの為じゃないんだから///

ゆっくりまってますよ~

>>33 う、うん……ありがとね
>>34 遅くてすみません。目標は今日、明日で20レス!!!少ないかな?


「ハッ!!! き、貴様なにをするんだ!!!」

って彼女はハッとなって言ったらしいよ。 もしかしたら彼女は、あれが素なのかもしれないね。

それに気づいた彼も『あれが素なのかな?』って思ったらしいよ。 でも彼女はそれに気づかれたくないようで

「私にこんなことするとは…… 貴様は命が不要なのか?」

って彼に問いかけながら、彼女は今まで通りの自分を演じ?続けたらしいよ。 本当に演じたのは『乙女』の方だったのかもしれないけど……

「そんなことないから!!! 命は超必要!!! お金よりも必要!!!」

って彼は彼女の問いかけに答えたらしいよ。 でも彼女が気にしたのは、彼の答えじゃなくて

「お金? お金って何だ?」

そっちかよ!!! って思わず言うっちゃったよ。 彼も言っちゃいそうになったらしいよ。

「お金を知らないのか? 貨幣のことだぞ?」

って彼は言ったんだって。 『お金』がわからない人に、難しい方の『貨幣』がわかるわけないじゃんね。

「なんだ、貨幣のことか。 変な言い方をするから、わからなかったではないか。」

……なんでわかるの?

この時彼は『話が逸れすぎてる』って思ったらしいよ。 
早く仕事を終わらせて家に帰りたい彼は

「貨幣がわかってることは、わかったから、そろそろ君の住所を教えてくれない?」

って言ったらしいよ。 でも彼女は

「『じゅうし』など私は知らん。 先ずここはどこなんだ?」

って言ったんだってさ。 彼はこれを聞いたとき『これは、早く帰れそうにない』って思ったんだってさ

でも彼は、彼女の質問に答えたんだって。 彼はずいぶんと真面目だね。
だから彼は今の場所を説明したんだって

「ここは『群馬』って言う秘境だ」

って言ったらしいよ。

すると自分から聞いたのに、彼女は

「へぇ~」

ってな具合で全くといっていいほど、関心が無かったらしいよ。 この反応、僕だったらイラッとするな

でも早く帰りたい彼は気にならないのか

「住所がわからないなら、家の周りにある建物の名前みたいなのを教えて」

って住所を割だそうとしてたんだってさ。 もう住所はあきらめればいいのに……

「建物の名前? そんなの城にしかついてないな」

と彼女は言ったらしい。

「え? 城? 城の名前でいいから言って」

って彼は言ったそうだよ。 城の名前がわかれば、ある程度は場所が絞れるって考えのもと、聞いたのかもしれない。 でも彼女が言ったのは

「ん? 城でいいのか?私の住んでる家の近くの城は、『サム=ウェルディ』だ」

この世に存在しない城だった……

彼は正直『こいつ厨二か?』と思ってしまったらしい。 まぁこれを聞いたときは、僕もそう思ったけどね。

「はぁ~……で? 本当はどこなんだ?」

って彼は彼女に聞いたんだってさ。 すると彼女は

「『本当は?』と聞かれても、私は本当のことしか言ってないから、それ以外答えられんよ」

って言ったらしい。 この答えに彼は頭を抱えていたことだろうね

「俺が知ってる限りそんな城は無いし、あったとしても外国だろ?」

と彼は彼女に言ったらしいよ。 すると彼女は

「外国? 貴様は何を言ってるんだ? ここはフランスの『グンマ』って場所なのではないのか?」

って言ったんだってさ。 僕は彼女は何を言ってるんだ?と思うと同時に、本気でタイムスリップしてきた人かもしれないって思ったよ。

「君の方が何を言ってるんだ? ここは『日本』だぞ? 何でそんなことも知らないのに、この国にいるんだ?」

と彼は彼女に問いかけたらしい。 確かに彼の言う通り、国の名前を知らないで外国に行くわけがない。 増してや知らない国に行くのだから、準備をするために、その国を調べながら準備をするんじゃないの? 
でも彼女は

「二本?一本よりも強い国ってことか? ならもっと数を増やして、百本とか千本にするべきではないか?」

と日本を初めて聞いたような口ぶりだったらしいよ

>>35 遅くても全然問題ないよ!20レス頑張って~

>>40 ありがと!!! ここってここで書いたスレのURLって乗せて大丈夫なのかな?

これを聞いた彼は『この人は本当に現代人じゃないかも』って思ったらしい。 

だから彼は、彼女のことを確かめる為に

「百本でも千本でも一万本でもいいから、君の生年月日を教えてくれ!!!」

生まれた年を聞くことにしたらしい。

「え!? 私の!?……をか?」

彼女はやはり、男勝りなしゃべり方は素では無いようだ。

「あぁ、君のをだ!!!」

「5月7日だが?」

と彼女は一番重要なところを言わなかったんだって。だから彼は

「西暦は!?」

と少し大きな声で言ったんだって。 すると彼女は

「………」

黙り込んでしまったらしい。

「どうした?」

と彼は彼女に聞くと、彼女は上目遣いで

「……怒らない?」

って言ったんだって。 すると彼は

「っ!?////……あ、あぁ怒らない」

ってな具合に彼女のギャップにやられちゃったんだってさ。 すると彼女は、両手をあわせて手を組んで、親指をくるくる回しながら

「西暦ってなんだ?」

って言ったらしいよ。 彼は思わず『oh…』ってなったんだって。 でも彼は、彼女に説明したんだってよ

「西暦って言うのは、キリストが生まれた年を、元年と数える暦のことだ」

って教えたんだってさ。 絶対にわからないよね? でも彼女は

「あぁ~グレゴリオ暦のことか……」

難しい方で理解したんだってさ

「なんだかわからないけどそれで良いから!!!」

彼にはグレゴリオ暦がわからなかったらしい。 と言っても僕もわからない。

彼が言うに、もしも本当に彼女が『アンジェリーク・バルテス』だとしたら、生まれた年は『1815年』らしい。

彼は勉強ができない癖に、昔の英雄とか騎士についてはやたらと詳しい。 つまり騎士オタなのだ。 その彼が言うのだから1815年で間違いないのであろう

「グレゴリオ暦……この国は、『せいれき』らしいが、それで言うと1815年だが?」

と彼女は言った。 この時彼女がタイムスリップしてきた、昔の女性の騎士だと言うことかわかったのだった

~~~~~~~~~~~~~

今回はここまでです。 また午後にお会いしましょう。

昨日今日で現在8レス

目標まで後12レスです!!!

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やっぱり女騎士・・・
クッ、殺せ!

>>42-45 トリップミスです
>>46 だが断る!!!

「マジで?」

彼はまだ疑ってたらしいよ。 まぁ普通は信じられないよね。 でも彼女は

「『マジ』?」

と小首を傾げながら言ったそうだよ。 『マジ』の意味がわからなかったみたいだね

「『本当に?』って聞いたんだ」

って彼は彼女のために、説明してあげたんだってさ。 すると彼女は真顔で

「なんだそう聞いたのか…… それなら本当だ。 私が貴様に嘘をついて得するようなことがあるのか?」

って言ったんだって。 でも彼はまだ信じられなかったんだって。 だって言葉が通じるんだもの、信じられるわけがない。 第一本当に彼女が1815年生まれだとしたら、どうしてここにいるんだよってことになっちゃう

>>41 転載はフリーだから問題ないと思う!

>>48 回答ありがと!!

しばらく書けなくてすみませんでした!!!

これから少しずつ更新していきたいと思います

とりあえず彼は彼女から詳しい話を聞くために、住所不定として交番に連れていったらしいよ。
もちろん銃刀法違反としてもね。

だけど車に乗らない彼女を連れていくには、少し骨が折れたようだよ
無理に乗せようとすると『自害する』だの言うし、かと言って自分からは絶対に乗らない
だから彼はしかたなく歩いて連れていくことにしたらしいよ。

歩きだしてしばらくすると彼女が

「お腹減ったな……」

って小さい声で言ったのが聞こえたんだって。
だから彼は

「腹減ったのか? じゃあどこか食べに行くか?」

と彼女に問いかけたんだって。
すると彼女は

「ち、違うぞ!!! 私はお腹……じゃない!!! 腹なんて減っておらぬ!!!」

って訂正したらしいよ。

「でも今……」

「気のせいだ!!!」

彼女は彼の言葉を大きな声で否定したらしい。
正直に言えばいいのにね

その後しばらく歩いていると、彼女の方から『グゥゥ~』とお腹の鳴るような音が聞こえたんだって。
それで彼は彼女の方を見ると、顔を真っ赤にしてお腹を押さえていたんだってさ。
だから彼は

「……何か食べるか?」

と彼女に聞くと、彼女は

「……うん」

と素直に返事をしたんだって。

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