モバP「なんか、美玲も机の下に潜ってた」 (34)

美玲「……」

美玲「……」

美玲「……」チラッ


乃々「…………」

輝子「キノコー……キノコー……」


美玲「……」

美玲「(なんでいつも机の下に潜ってるんだろ?)」

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美玲「……」

美玲「(机の下って、そんなに居心地がいいものなのかな……)」

美玲「……」

美玲「(うう……意識したらすごく気になってきた……)」

乃々「……あ、あの……」

美玲「えっ?」

輝子「ど、どうした……?」

美玲「……はっ!?」

美玲「(無意識の内に身体が机の下に向かっていた……!?)」

輝子「何か、用事か……?」

美玲「な、何でもないぞっ!」

美玲「何でもないからなっ!」

輝子「そ、そうか……」

美玲「ふーっ……」ストン

美玲「……」

美玲「(んー……)」ウズウズ

輝子「あ……霧吹きの水が切れた……」

輝子「注ぎ足さないとな……フヒ」ヒョコ

美玲「……」

乃々「……う」

乃々「お花摘みに、行ってきます……」ヒョコ

美玲「…………」

美玲「誰もいない……」

美玲「潜るなら……今のうち」

美玲「……」

美玲「……」ソローリ

美玲「よいしょ」ストン

美玲「……」

美玲「あー……」

美玲「なるほど……」

美玲「(影による薄暗さと)」

美玲「(ちょっとした閉塞感)」

美玲「(そして体育座りのこの姿勢)」

美玲「(確かに、落ち着くのも分かる気がする……)」ポケー




輝子「?」

乃々「?」

モバP「?」

美玲「……」




美玲「っ!?」

モバP「美玲?」

美玲「なっなあっ!?」ガンッ

美玲「あいった、つぅ!」

美玲「(頭打った!)」

モバP「あー……大丈夫か?」

美玲「こ、これは! 違うんだっ!」

モバP「違うって……何が?」

美玲「え、えっと!」

美玲「も、潜りたいなーっ、なんて、お、思ったわけじゃなくてっ!」

美玲「そのっ……」

モバP「……」

美玲「……」

美玲「が、がおーっ!」

モバP「……」

モバP「うん、かわいい」

美玲「へへっ」

モバP「なんで机の下に潜ってるの?」

美玲「うにゃああ!?」

美玲「か、勘違い、すんなよっ!」

美玲「輝子と乃々がいつも机の下にいるから」

美玲「どんなもんなのかなーとかっ、思った訳じゃないんだからなっ!」

モバP「……」

モバP「そうかそうか」ニッコリ

美玲「う、うがーっ!」

美玲「引っ掻くっ!」バッ

モバP「うおっと、顔はやめ、イテッ!」

輝子「フヒ……仲、いいな」




モバP「それからというもの」

輝子「……」

乃々「ぁぅ……」

美玲「……」

ギッシリ

モバP「なんでみんなで机の下にいるの?」

モバP「それも俺の机に」

ちひろ「今日は事務所に来た途端から溜まっていましたよ」

美玲「べ、別に、ウチはここが気に入ったとかじゃ、無いんだからなっ」

乃々「せまいです……」

輝子「キノコを置くスペースが無い……」

モバP「俺の足を置くスペースも無いんだけど」

モバP「誰かが他の机の下に行けばいいんじゃないのか」

モバP「ほら、ちひろさんのところとか空いてるぞ」

輝子「フヒ……ちひろさんの机は……やめたほうがいい」

モバP「え?」

乃々「後が……怖い、です……」

モバP「そうなのちひろさん?」

ちひろ「どうでしょうねえ?」(^_^)

モバP「(なんだあの笑顔、きっと聞いたり覗いたりしたらアカンやつだわ)」

モバP「(何隠してるんだろう……)」

モバP「しかし、このままじゃ机で作業が出来ないぞ」

ちひろ「机なら無駄に多く配置されてるので、空いてる所を使えばいいんじゃないですか?」

モバP「そうするかなぁ」

モバP「それにしても、なんでこんなに机があるんだろ」

モバP「俺とちひろさんしか使ってないのに」

ちひろ「さあ? 社長の考える事は分かりません」

モバP「よいしょ」

三人「……」トテトテ

輝子「よっと……」

乃々「は、端っこを……」

美玲「ウチが真ん中な!」

ギュウ

モバP「……」

モバP「おい待て! ついて来んなよ!」

モバP「そして机の下に潜るな!」

美玲「ちょっと、邪魔!」グイッ

モバP「俺の足を押し出すんじゃない!」

ちひろ「遊んでないで早く仕事してくれませんかね」

モバP「俺は遊んでないですよ!?」

モバP「仕方ない……ソファーの方に行くか」

モバP「テーブルもあるから作業も出来るだろうし」

三人「……」ストン

モバP「(なんで三人で向かい側に座るかな……)」

モバP「あのな? 構ってもらいたいのは分かったからな?」

モバP「しばらく待ってくれ、俺にも仕事があるから」

美玲「べ、別に構ってもらいたいわけじゃないぞっ!」

モバP「はいはい」

モバP「……」カリカリ

美玲「んー……」ペラ

乃々「うわあ……派手な服ですね……これ」

美玲「ん? ウチはこういうのが好みだけど」

モバP「(ファッション雑誌か)」

輝子「うーん……装飾が足りない……」

美玲「そういう路線じゃないぞこれはっ!」

輝子「そうか……」

美玲「輝子もなー、ライブの時はともかく、普段からもうちょっとお洒落に気を遣えばもっと可愛くなるのに」

輝子「ん? そ、そう……?」

乃々「そう、ですね……」

輝子「そ、そうか…照れるな……」

モバP「(……今なら机に戻ってもバレないかな?)」

モバP「……」ソローリ

モバP「……」ギシッ

乃々「……!」

乃々「あの……」

美玲「あっ」

輝子「ん」

トテトテ

輝子「よいしょ」

ギュウ

モバP「……くっ!」

ちひろ「ちょっとー、カルガモごっこもいい加減にしてくださいよ」

モバP「やりたくてやってるんじゃないんですが」

美玲「足邪魔ー!」

モバP「お前らが邪魔じゃー!」

乃々「ぐえー……」

モバP「もう頭にキた、いじり倒してやる!」

モバP「まずは頭ワシャワシャだ!」ワシャワシャ

輝子「ぬ、ぬお……」

美玲「うぎゃー! やめろっ!」

ちひろ「仕事しろ!」

モバP「全くもー」

モバP「お前らのせいで怒られちゃったじゃないか」

美玲「プロデューサーだって最後は一緒に遊んでただろ」スッ

美玲「……うーん」

乃々「……」スッ

乃々「……はい」

モバP「原因はお前らだっちゅーに」スッ

モバP「(ゲッ、ババ引いた)」

輝子「……」スッ

輝子「ヒャッハァー! アガリだぁー!」

美玲「えっ、早!」

乃々「私はまだたくさん残ってるんですけど……」

モバP「俺もまだカード残ってんだよなー」

ちひろ「仕事の方こそまだ残ってるだろお前!」

ちひろ「ババ抜きで遊んでんじゃねえよ!」

モバP「ちひろさん、言葉遣い」

ちひろ「黙れ!」

モバP「さて、ちひろさんがそろそろ危険なので解散」

乃々「えー……」

モバP「机の下から出ろ!」

モバP「そもそも何しに来てるんだお前ら! 今日は仕事休みだろ!」

美玲「今更だな……」

輝子「プロデューサーは、これから外回り……」

モバP「そうだよ! 出る前にいくらか書類片そうと思ったのにコレだよ!」

モバP「ちくしょう、頭ワシャワシャしてやる!」ワシャワシャ

乃々「ひぃー……」

美玲「やめろってば!」

モバP「しっかしなあ……」

モバP「美玲までもが机の下に潜り込むようになるとはなあ」ワシャワシャ

美玲「いい加減にやめろっ!」バッ

モバP「はいはいはい」

美玲「ふうっ……別にいいだろ、ウチが潜り込んだって」

モバP「以前はあんなに言い訳してたのに今じゃあ開き直ってるもんなあ」

美玲「うっさい!」

モバP「じゃあマジで時間がヤバいから俺は出るぞ」

モバP「待つんなら机の下じゃなくてソファーで待ってろよー?」

モバP「じゃあ行ってきます」

ちひろ「はよ行k、ゲフン、いってらっしゃい」

ちひろ「やっと静かになるわね……」

輝子「フヒ……はい、きのこの山」

乃々「あ、ありがとうございます……」

美玲「お、サンキュ」

ちひろ「……」

ちひろ「机の下から出てくる気配が微塵も無いわね」



結局、プロデューサーが帰ってくるまで机の下でダベってました

おしまい

何が言いたいのかというと、
インディヴィジュアルズかわいい

見てくれた人、ありがとう

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