みお「時定テニス親睦会?」 (407)

・このSSは「日常」と「テニスの王子様」のクロスです

・初SSなので細かい部分はご容赦ください

・何かミスなどがあればご指摘いただけると嬉しいです

・SSにおけるルールは一通り読ませてもらいました

・文章力はあまりないので更新がかなり不定期になる恐れがあります



それではよろしくお願いします

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~金曜日 教室内~

ゆっこ「みーおちゃん、スラマッパギー!!!」

みお「おはよー」

みお(毎度毎度この挨拶っていったい…)

ゆっこ「ねえねえみおちゃん、実はちょっとお願いがあってさー」

みお「朝からなにー?また宿題忘れたの?」

ゆっこ「いやいや、そうじゃありませんよ。だいたい私がいつまでも宿題を忘れるとお思いですか?」

みお「そりゃあ…」


ゆっこ「ふっふっふっ…。甘い甘い。まあー、私も本気を出せばこのぐらいできるってことですよ。国語の○○のやつだよね?」ゴソゴソ

みお「あれ?そうだったっけかなー?えーと…」

ゆっこ「」ゴソゴソゴソ

みお「国語じゃなくて数学だったような…」

ゆっこ「」ゴソゴソゴソゴソ

みお「そうだよ!宿題でてたのは○○じゃなくて△△のほう…ってどうしたのゆっこ!!顔真っ青だよ!!」

ゆっこ「……」ダラダラ

さっそくミスりました…

すいませんでした

ゆっこ「ふっふっふっ…。甘い甘い。まあー、私も本気を出せばこのぐらいできるってことですよ。国語の中村のやつだよね?」ゴソゴソ

みお「あれ?そうだったっけかなー?えーと…」

ゆっこ「」ゴソゴソゴソ

みお「国語じゃなくて数学だったような…」

ゆっこ「」ゴソゴソゴソゴソ

みお「そうだよ!宿題でてたのは中村先生じゃな…ってどうしたのゆっこ!!顔真っ青だよ!!」

ゆっこ「……」ダラダラ

中村じゃなくて高崎だ…

ゆっこ「ふっふっふっ…。甘い甘い。まあー、私も本気を出せばこのぐらいできるってことですよ。国語の高崎のやつだよね?」ゴソゴソ

みお「あれ?そうだったっけかなー?えーと…」

ゆっこ「」ゴソゴソゴソ

みお「国語じゃなくて数学だったような…」

ゆっこ「」ゴソゴソゴソゴソ

みお「そうだよ!宿題でてたのは高崎先生じゃな…ってどうしたのゆっこ!!顔真っ青だよ!!」

ゆっこ「……」ダラダラ

みお「どうしたの?」

ゆっこ「…宿題無ぇ~」

みお「いや、ほら!今日の宿題は数学で」

ゆっこ「数学のものなんにも持ってきて無ぇ~」

みお「……」

ゆっこ「……」

みお「ノート貨そっか?…」

ゆっこ「うん」コクッ

ゆっこ カキカキ

みお「そういえばさっき言ってたお願いって何だったの?」

ゆっこ「おお!そういえば!あやうく忘れるところだったよ」シュビッ

ゆっこ「なんでもね、今度の土曜日に『時定テニス親睦会』って言うイベントがあるらしいんだよ」

みお「時定テニス親睦会?」

ゆっこ「そうそう。そこにはプロ顔負けのテニスプレイヤーがいっぱい参加してくれるらしいんだけどねー、なんと!!事前にエントリーすればその人たちと試合ができるのですよ!!」

みお「へぇー、それ本当だったらすごいね。でもゆっこテニスやったことないでしょ?」

ゆっこ「大丈夫!!何とかなるって」

みお(その自信はどこから…)

ゆっこ「それに来てくれるのは中学生みたいだし」

みお「中学生?さっきプロ顔負けって言ったじゃ~ん。なんか矛盾してるような…。そのイベント駄目な気配ビンビンだよ」

ゆっこ「そう?とにかくさ!わたしそのイベントに出たいからみおちゃん一緒に参加してくれない?」

みお「テニスって!!!あんた本気で言ってる?私だよ!?」

ゆっこ「そこを何とか!!」

みお「うーん…明日、テニスか~。私のほかにはだれか行くの?」

ゆっこ「とりあえずまいちゃんはOKだって。だよねまいちゃん!」

まい「オッ…ケィ」グッ

ゆっこ「あとでなのちゃんも誘ってみるよ。でもあと3人たりないんだー」

みお「7人必要なの?」

ゆっこ「そうだよ。チラシにも書いてあるし。見る?」

みお「みるみる」

みお「おっ、意外としっかりしたチラシだな。どれどれ」

『○月△日(土) 中学テニスプレイヤー集結!!

 時定テニス親睦会  参加者募集!!!

 全国優勝チームがこの時定に!!』


みお(一見して特にほかのチラシと変わりはなさそうだけど…)



『参加規約 ①ダブルス2試合、シングルス3試合のチーム戦になるので最低7人でのエントリーをしてください。
②エントリーは中学生以上の方でお願いします。



みお(う~ん、最後のが…)

③試合において起こることは全て自己責任となります。試合前にその旨の誓約書を書いてもらうことになるのでそちらに同意できない方は参加をご遠慮ください。時定市はその責任を負いません。』


みお(この③の文必要なのか?こういうもんなのか?ほかにもツッコミどころあるし…)ウーン

ゆっこ「みおちゃん…、みおちゃん!!」

みお「あ…、ごめん、ちょっとボーっとしてたよ」

ゆっこ「??」

ゆっこ「で、参加してくれる?」

みお「いいよ、土曜日暇だし」

ゆっこ「やったー、さっすがみおちゃん!!」

みお「でも残り3人はどうするの?」

ゆっこ「私のなかではあと2人やってくれそうなひとがいるからあとの1人はみおちゃん探してよ!」

みお「!!?」

ゆっこ「お願い!!一生のお願い!!!」

みお「だから一生のお願い何回使えば気が済むの?」モー

ゆっこ「そんなこといわないでさー」

みお「わかった。だれか暇な人探しておくよ」ハァー

ゆっこ「よーし、これでテニスできるぞー!!」

みお「エントリーはいつまで?」

ゆっこ「当日に7人そろっていればいいんだって。だから平気平気」

ゆっこ「はー、もう今から楽しみだよ~」

みお「しかし、このチラシ「テニス」の『ス』の文字の真ん中の線が出ちゃってるね…。ワープロ打ちのはずなのに」

ゆっこ「ほんとだ、気づかなかった」

みお「これじゃあ「テニス」じゃなくて「テニヌ」だよ…」

ゆっこ「『ス』を書こうとして『ヌ』に間違う気持ちもわからなくはないけど」

みお「ちょっとおかしいよね」プッ

ゆっこ「うん」ゲラゲラ

ゆっこ「じゃ、そういうわけなのでよろしくね~」

みお「わかった。ゆっこもさっさと宿題写しなよ」

ゆっこ「ああ!!そうだった」

ゆっこ「急いでうつさないと―」ピュー

みお(まったく…。しかし土曜日か…。お母さんは相変わらずセパタクローしてくるって言ってたし、うちで暇そうなのはおねいちゃんだけ…)ウーン

みお(絶対連れて行きたくはないけどほかに誰かいるのか?)

みお(テニス…、中学生…、男子…、ほとばしる汗…、熱い友情、熱い抱擁、絡み合う指、絡み合う腕、絡み合う体…)

みお「///」

みお(なんかスポーツものもいいかもしれないな)

みお(今度書いてみよう)

みお「やばい、私もちょっと楽しみになってきた」

みお「どんな人たちが来るのかな?」

テニヌクロスって最初にばらさなきゃよかったのに…

~土曜日 早朝 とあるバス内~

越前「時定…ってこの辺りではあんま聞かない名前っすね」ファー

不二「ここからだと結構遠いみたいだからね」

桃「今日はそこで試合するんですよね部長?」

海藤「黙ってろ桃城!!」

桃「何だと?やんのかマムシ?」

海藤「上等だ。表出ろ!!!」ガタッ

大石「やめろ2人とも!!しかしこういった催しごとには何度も参加させてもらったが、ただの親睦会でここまでの遠出をすることになるのは初めてだ。それに竜崎先生に聞いた話だとどうやら氷帝に立海、さらには四天宝寺と全国上位に入ったチームを片っ端から呼んでるみたいだし…」

河村「燃えてくるぜ!!バーニング!!!」

パンパン!!!

手塚「みんな聞いてくれ。これから我が青春学園は時定市に向けて出発する。すでに何人かは聞いていると思うが我々の他にも多数の強豪チームがこの親睦会に参加していると言うこと
   だからただの親睦会と思わず気を引き締めていくぞ」

越前「うす」

手塚「みんな、油断せずに行こう」

みんな「はい!!!」

~土曜日 時定市記念公園~

みお「ふふー、ようやくついたよ~。」

みお姉「まったくもー、時間ぎりぎりになっちゃったね」

みお「みお姉が準備に手間取ったんじゃないのさ!!!」

みお姉「まあまあ怒らない怒らない。そんな過去に振り返ってちゃいけないってwww」

みお「あんたが振り返らせたんでしょうが!!!」

ゆっこ「あっ、みおちゃん早く早く!!」アセアセ

みお「えー、どうしたの?まだ時間はあるでしょ…ってハカセ!?」

ハカセ「ハカセです」

ハカセ「坂本もいっしょだよ~」

坂本(なんで俺がこんなところに…)

みお「……」

みお「まさかとは思うけど…」

みお「ハカセと坂本が昨日行ってた2人ではないよね?」

ゆっこ「まっさか~、私もそこまで馬鹿じゃないよwww」

ハカセ「ハカセはなのの応援に来たの~」

ゆっこ「それにしてもみおちゃんはお姉さん連れてきたか~」

みお「本っっっ当に不本意だけどね…」

みお「ゆっこの方は?」

ゆっこ「現地集合にしてるんだけどまだ来てない」

ゆっこ「まいちゃんもいないし」

みお(そこはかとなく嫌な予感がする…)

みお「そっかそっか。あれ?じゃあなのちゃんは?」

ゆっこ「はっ!!!」

ゆっこ「そうなんだよ!!!」

みお「へっ?」

ゆっこ「なのちゃんがどっかにいなくなっちゃったんだよ!!」

みお「な、なんだって~!!?」

ゆっこ「実は…」

~ゆっこ 回想~

なの「わー、私ここに来たの初めてなんですよ!!大きな公園ですね~」

ゆっこ「そうでしょ~!!毎年夏になると花火もやってるんだよ!!」

なの「そうなんですか?そうでしたら今度行ってみたいな~」

ゆっこ「いいね~、じゃあなのちゃん今度の花火大会は一緒に行こうよ」

なの「えっ、いいんですか?」

ゆっこ「そりゃあモチのロンのすけだよ~」

ハカセ「ハカセも行きたい~」

ゆっこ「もちろんハカセも一緒にね~」

はかせ「やったー!!!じゃあ坂本はお留守番ね」

坂本「ニャー!!(なんでだよ!!)」

ゆっこ「はははは!!坂本も一緒に行こうよー」

はかせ「だめです。坂本はお留守番したそうだからいいの」

坂本「ニャー!!!(だからなんでだよ!!!)」

なの「はー、今からもう楽しみになってきました!!」

ゆっこ「まだ気が早いってば」

なの「そうですね」フフフ

なの「そうだ、まだ時間もありますし飲み物でも買ってきましょうか?」

なの「私ちょっと喉が渇いちゃって…」

ゆっこ「あ、じゃあお願いね~。あとでお金払うね!!」

なの「いいですよそんなの」

なの「ハカセは何が飲みたいですか?」

はかせ「ジンジャーエール!!!」

なの「おう!!?なんでそんなもの知ってるんですか?飲んだことないでしょ?」

はかせ「テレビでやってた」

はかせ「はかせジンジャーエール飲みたい~。いいでしょなの~」

なの「はいはい、じゃあジンジャーエール買ってきてあげますからちゃんと相生さんと待っててくださいね」

はかせ「はーい」

ゆっこ「早めに戻ってきてね~」

~ゆっこ 回想終了~

ゆっこ「…というわけで…」

みお「完全にやばいじゃん!!!」

ゆっこ「いや、そんなにやばくh」

みお「やばいわ!!!!!」

みお「この公園が広いのはゆっこだって知ってるでしょ?」

みお「多分なのちゃんこの公園来たの初めてだろうから絶対迷子になってるよ!!!」

ゆっこ「うーん、やっぱそうなのか…」

みお「なのちゃんに連絡したいけどなのちゃん携帯持ってないしな~」

はかせ(今度なのに携帯電話機能をつけてあげよう)

はかせ(そうすればハカセはなのに褒められるかもしれない)

はかせ(そしたらおかしいーっぱいたべていいよっていってくれるかもしれない)

はかせ「ププププププ」

ゆっこ「おわ!!ハカセ急に笑わないでよ~」

ピンポンパンポン~

スピーカー『それでは時定テニス親睦会の開会式を行いたいと思います。参加される方は第1コートのほうまでお越しください』

ゆっこ「なんてこったい!!!」

みお「まずいよ!!なのちゃんもまいちゃんもいないし他の人たちも来てないでしょ?」

ゆっこ「てか、みおちゃん!!」ハッ

みお「なにさ!!!」

ゆっこ「みおちゃんのお姉ちゃんは?」ドーン

みお「!!!!!?」

みお「いねぇ!!!」

ゆっこ「なんてこったい!!!!!」

みお「何してんだあのバカ姉は!!!!!?」

みお姉「何してるの~?置いてくよ~」

みお「あっ!!いつの間にあんなところに!!!」

みお「てかそれこっちのセリフだよ!!!」

みお姉「先にコート行ってるよ~」ピュー

みお「話を聞けやぁぁぁ―――――!!!!!!!!!!」

みお「てか早っ!!!」

ゆっこ「でもとりあえずコートに行っとかないと後で参加できないよ」

みお「それもそうか…、ここまで来て参加できないのもやだし…」

ゆっこ「とりあえず行こうよ!!!」

みお「わかった…」

みお(なのちゃん大丈夫かな?)

バイトがあるので一旦離脱。

更新は下手すると明日になります(T_T)

テニプリかよw

余計なお世話かも知らんがみお姉の名前は「よしの」だぜ

全国優勝時なら、まだまともな時期だな

全国優勝の時でも、人間を客席まで飛ばしたり、五感を奪う奴はいるんだよなあ

まだ科学でギリギリ説明できるから普通普通

やっと時間できた…

投下です

~公園内 遊歩道~

なの「うわー、完全に迷子になっちゃいましたね…」

なの「ジュースはみんなの分しっかり買えましたけど…」

なの「まさか帰り道がわからなくなるなんて思わなかったしな…」

なの「はかせ~、坂本さ~ん、相生さ~ん、長野原さ~ん」

なの「困ったな~、早くいかないとそろそろ始まる時間だし…」チラッ

なの「だれか人いないかな~」

なの「そうすれば道でも聞けるんですけど…」

パコーン、パコーン

なの「ん?今のは何の音かな…」

なの「こっちから聞こえてくるようですけど…うわっ!!!」

なの「テニスコートがありました…」

バコーン、バコーン

なの「テニスしてますね…」

なの(でもスゴイ!!二人ともすごく強い打球を打ってる感じがする!!!)

なの(それに顔つきも体つきもすごく強そうだし…)

なの(あっ、こっち向かれました)アセアセ

なの(でもこれは道を聞くチャンスです!!!聞かないと帰れません!!!)

なの(がんばれ私!!!)

~第18コート~


???「?」


???「どうしたの?」


???「あの女子、何をあわてているのだ?」


???「ほら俺たちがら悪いから怖がってるとか?」


???「かもしれんなぁ」


???「おっ、こっちに近づいてきた」


???「なんかあったのかな?」

なの「す、すいません!!!えー、あのー、そのー、道に迷ってしまいまして…、もしよければ道を教えていただきたいんですが…」アセアセ


???「ああ、道に迷っちゃったんだwww確かにここ迷いそうになるよね」


???「どのコートに行きたいんですか?」


なの(えーと、確か…1番コートって言ってたような…)


なの「1番コートです」


???「OK!!と、言いたいところだけど1つ条件があるよ!!」


なの「!?」


???「お前何をいっておるのだ!!!」


???「うるせーな兄貴、好みのタイプだったからつい…」ボソボソ


なの「そ、その条件っていったい…」


???「俺にテニスで勝つことだ!!!」


???「俺に勝ったら道を教えてあげるよ!!!」


なの「な、なんだってー!!?」ドヒャー

なの「でも、私、その、初心者でして…」


???「大丈夫!!手加減するからさ」


なの「ウーン」


???「そういえばお名前聞いてませんでした。聞いてもいいですか?」


なの「は、はい!!」


なの「私は東雲なのといいます」


???「おれは石田純、こっちは兄の銀」


石田銀「どうも」


石田純「というわけで早速勝負だ!!」

石田鉄じゃね?

>>>37

ご指摘ありがとうございます。

どーも名前があやふやになってしまう…

なの「でも、私、その、初心者でして…」


???「大丈夫!!手加減するからさ」


なの「ウーン」


???「そういえばお名前聞いてませんでした。聞いてもいいですか?」


なの「は、はい!!」


なの「私は東雲なのといいます」


???「おれは石田鉄、こっちは兄の銀」


石田銀「どうも」


石田鉄「というわけで早速勝負だ!!」

なの「どうしても勝負で勝たないと駄目なんですか~」ウルウル


石田純(うっ…か、可愛い…)


石田鉄「だ…だめだめ!!勝負に勝つ以外に方法はなーい!!!」


なの「うー」ウルウル


石田銀(好きな娘には悪戯がしたくなるというアレか…、鉄、お前はまだ若いな…)


なの(え~、なんでこんなことになっちゃうんですか~。助けてくださいはかせ~、阪本さ~ん)ナミダメ

石田銀「おい鉄、わかっているだろうな…。1番コートと言うことはおそらく…」コソコソ


石田鉄「わかってるよ兄貴、テニスの親睦会に参加しようとしに来た人ってことだろ…」コソコソ


なの(でも勝たなきゃ道が教えてもらえないし~)


石田銀「その通りだ。」コソコソ


石田鉄「でも親睦会への一般参加は確か13時集合だったはず。まだ20分以上もあるし2、3ゲームなら余裕だろ…」コソコソ


なの(しょうがありません!!!腹をくくってしまいましょう!!!)


石田銀「まあ…確かにそうだが…、あまりおふざけが過ぎんようにな…」コソコソ


石田鉄「わかってるよ。最終的にはなのさんには笑顔で戻ってもらわないと…」コソコソ


なの(でもやっぱり怖い~!!!!!!!!!!)


石田鉄「よーし!!じゃあなのさん!!!始めましょう!!!」


なの「は、はい!!!」ドキーン

石田鉄「先に2ゲーム取った方が勝ちってことで!!それじゃまずはなのさんからサーブをお願いします!!」


なの「わ、わかりました!!」


なの(とは言ったものの…テニスなんてやったことなかったですし…)


なの(それどころかルールを知ったのだって相生さんが『テニスの親睦会に出よう!!!』って言ったあとに覚えたありさまだし…)


なの(あ~、ホントにどうしたらいいんだ~!!?確かボールを~)アーダコーダ


石田鉄「なのさーん?」


なの「ふぁい!!?」

石田鉄「どうしたんですか~?」


なの「だ、大丈夫です!!なんでもありませんから…」


なの(えーい、こうなったら昨日見たテニスの試合を思い出しながらなんとなくで行くしかありません!!!)


なの「じゃあ行きまーす!!!」


石田鉄「よっしゃ来い!!!」


なの(こうトスを上げて…)


なの「う~~~」パッ


石田鉄(いやー、ほんとかわいいなぁ)ホンワカ








なの「へやっ」ボギャグシャドゥビルギャルーン!!!!!







石田鉄「!!!!!?」


石田銀「!!!!!?」



ドゴーーーーーーン!!!!!

ご飯食べるので抜けます

投下

~1番コート~


司会「それでは時定テニス親睦会の開会式を行いたいと思います。まずはじめにこの親睦会の主催者である大工グループ…」


みお「あっぶなかったね…」ゼイゼイ


ゆっこ「ホントだよ…まさかあそこから全力ダッシュをすることになろうとは…」ゼイゼイ


みお「つーか…ほんとに…まいちゃんとかなのちゃんはどうすんのさ…」ゼイゼイ


ゆっこ「まあでもどうにk…」


みお「?どうしたのゆっk…」


司会「それではお招きしたテニスプレイヤーの方と一般の参加者それぞれの代表者からの選手宣誓を行いたいと思います。ではお願いいたします」


手塚「よろしくお願いします」


まい「まか…された」


みお・ゆっこ「まいちゃん!!?」

まい「選手宣誓」


手塚「私たちはスポーツマンシップに則り…」


ゆっこ「なんでそんなところにいるのさまいちゃーん!!!」


ゆっこ「到着してるなら連絡くらい入れてくれてもいいじゃないかー!!!」


みお「マイペース過ぎるでしょ…」ボソッ


まい「…!!」クルッ


ゆっこ・みお(こっち向いた!!)


まい「ドッキリ…大成功…」


みお・ゆっこ「……」

手塚「それでは選手宣誓を終わります」


ゆっこ「うおー!!隣の人スルースキルたけー!!!てかほんとに中学生なの!!?」


みお「……」


みお(さっきのまいちゃんのインパクトが強すぎたからあれだったけど…)


みお(あの選手宣誓をしているメガネの人…)


みお(超ドストライクだ~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)ハタガタツー


みお(ウォォォォォォ!!!!!)


みお「ストライクだ~~~!!!!!」クワッ!!!


ゆっこ「うおっ!!」


周り一同 ビクッ!!


みお「あっ…」(声がでちゃった…)


ゆっこ「ど…どうしたのみおちゃんいきなり…」


みお「ご…ごめん」

なの「あー、選手宣誓終わっちゃったんですね~」


ゆっこ「あ、なのちゃんだ!!」


みお「ホントだ!!よかった間に合って…」


ゆっこ「よく迷わずに来れたね。案内板とかあった?」


なの「え~と、その~、そう!親切な人に教わったというかなんというか…」


ゆっこ「そうだったんだ~。いや~よかったよかった」


みお「反省しろ!!!」ドカッ!!!


ゆっこ「あべし!!!」


みお(でもなーんか怪しいな…歯切れ悪いし…)


みお(まあいいか)


みお「なんにせよなのちゃんも無事についたから良しとしますか」


なの「はい!!」


なの(うう~ごめんなさい。時間もなかったですし… 多分大丈夫ですよね…)


~同時刻 遊歩道~


千歳「しかし本当に良かったのか金ちゃ~ん。開会式すっぽかして…」


遠山「ええやないか別に~、わい開会式なんてつまらんもん」


遠山「それよりも千歳や師範と打ってた方がよっぽどええわ!!!」


千歳「そりゃそうだけどなぁ…」


千歳「しかし師範はこの辺で弟さんと打ってるっちゅう話やったはずやけど…」


遠山「打ってる音聞こえへんな…」


千歳「師範どっか別の所行ったの…金ちゃん!!」


遠山「どなんしたんや?」


千歳「あそこのコートで倒れてるの、あれ師範と違うか!!?」


遠山「!!?」

遠山「ほんまや!!すぐに行かんと!!!」バビュ


千歳「金ちゃん相変わらずはやっ!!!フェンスもひとっこえって…」ダッシュ!!


遠山「到着っと…!!?何や… これ…」


千歳「うっ…」


千歳(師範に…もう一人倒れてるのは弟さんか?)


千歳(それにしても周りの…じ…地面がえぐれとる!!?)


千歳(師範たちの後ろのフェンスは根こそぎぶっ飛んでるし…)


千歳「何が起こったっちゅーんや!!?」


遠山「わいの必殺技でもこんなにならへんで…」ゾクゾク


石田銀「ううっ…」


遠山・千歳「!!?」


遠山「師範!!大丈夫かいな!!!」


石田銀「金…ちゃんに…千歳か…」


千歳「待っとれ!!今すぐ人よこして」「待ってくれ!!」


千歳「どないしたんや師範!!」


石田銀「わしの心配はいい… それよりも早く親睦会の会場へ行かねば…」グググ


遠山「師範あんまり無理せんと…」


石田銀「このままでは…ほかの選手も犠牲になるぞ…」


千歳「何やて…」

~ 1番コート ~


司会「それでは一般参加者グループの各代表者さんにはくじ引きを引いてもらいますので前の方にお願いします」


司会「そちらのくじに書いてある番号のコートへ行ってもらいそこで人数の確認をした後、試合を始めたいと思います」


ゆっこ「じゃああたしがくじをひいてくるね」シュビッ


なの「がんばってください!!」


ゆっこ「よっしゃ行くぞ~!!」ドドド


みお「ちょいまち!!!」グイッ


ゆっこ「ぐえっ」ビーン

ゆっこ「ぐえっ」ビーン


みお「まだ重要な問題が片付いてないんですけど…」


ゆっこ「へ?なになに?」


みお「なになに?じゃないでしょうが!!!」


みお「私にゆっこ、なのちゃんとまいちゃん、それにお姉で合わせて5人じゃん!!?あとの2人は?ゆっこ呼んでるんでしょ!!」


ゆっこ「うーん、それは…そろそろ来ると思うんだけどな~」


みお「これで来なかったら…」「おーい、相生~」

なの「あれ?田中君に中之条君じゃないですか」


中之条「ごめんごめん。支度に手間取って遅れちゃって…」


田中「誘ってもらったのに悪かった!!!お詫びと言っちゃなんだが…」ゴソゴソ


田中「どら焼き、食うか?」スポン


みお(なぜアフロから…)


ゆっこ「いただきぃ!!!ありがと!!」ムシャムシャ


みお(思考ノータイムで食った!!?)


中之条「いやー、しかしギリギリになっちゃってごめんね」


ゆっこ「それはいいけど支度ってそんなかかるもんなの?」


田中「いや~、それがさ~「寝坊だよ。寝坊」おい!!」


中之条「待ち合わせの時間になっても来なかったからどうしたんだろうと思って家に行ったら…」


田中「…俺がぐっすり夢の世界に入り浸ってたってわけだ」

みお「はぁー…まあ間に合ったから良しとしますか」


みお姉「そうそう!!今日はみんなで楽しくいこう!!!」


みお「おう!?いきなり現れた!!?」


中之条「この人は?」


なの「長野原さんのお姉さんです」


田中「へぇ~、道理で似てると思ったよ」


みお「似てない!!!」


田中「いや、でも似て「似!!!・て!!!・な!!!・い!!!!!」…はい……」


みお姉「はいはい、怒らない怒らない」


みお「ぐぬぬ~~~!!なんか悔しいな…」


なの「そ、そうですよね!!楽しくテニスしましょう。テニス!!!」アセアセ

みお「そうだね。せっかくの機会だし楽しくテニスを…」


みお「テニスを…」


みお「……」


みお「てかゆっこ!!!」


ゆっこ「へぁっ!!?」


ゆっこ「な、何?大きな声出して」


みお「…くじ引き!!!」


ゆっこ「……」


一同「……」


ゆっこ「行ってきまーーーーーーす!!!」バビュン!!!


なの(大丈夫かな相生さん…)

ゆっこ「ただいまーーーーー!!!」ズビュン!!!


みお「早っ!!!」


ゆっこ「速攻くじ引いて帰ってきた」


みお「それにしたって早すぎでしょ!!!」


ゆっこ「やだな~みおちゃんったら、これこそ『ご都合主義』ってやつですよ」


みお(意味が違うような…)


ゆっこ「とりあえず私たちは4番コートってコートだからそっちに行こう!!!」


みお姉「それじゃ今日はがんばるぞ~」


一同「オー!!!」


まい「がん…ばる」グッ

今日は寝ます


テニスまでたどりつけてねぇ…


よかったよ

どうも>>1です。

生存報告かねていくつか投下します。

~4番コート~


越前「遅いっすね」


大石「まあこの公園も結構な広さだし迷っているんじゃないか?」


菊丸「ホントにな~、てか大石さ、この公園の地図見た?」


大石「ん?なんでだ?」


菊丸「いや、この公園の広さもそうだけどその中にすごい数のテニスコートが入っててさ、そこらへんじゃお目にかからないぐらい」


乾「この公園はもともと遊具を中心に置いてあったらしい。だが噂によると親睦会のために主催者の大工グループがわざわざ建設しなおしたそうだ」


菊丸「だひゃ~、たかが親睦会でそこまでするの?」


乾「そこまでは知らない。…が、常識を逸脱しているのは間違いないな」


桃城「まあ俺たちにはそこまで関係ないんじゃないんですか?」


不二「確かにそうだね。僕たちはただテニスをしに来たんだから」


手塚「そういうことだ」


ゆっこ「おくれてすいませ~ん!!」


越前「来たみたいっすよ」


大石「良し!!こっちも一列に並べ!!!」


一同「うす!!!」

「チーム時定's」


みお姉(テニスは初めてだから楽しみだな~)


田中(よっしゃ!!気合い入れていくぞ!!!)


中之条(ドキドキするな~大丈夫だろうか…)


なの(今日は迷惑にならないように精一杯…けがさせないように……。そして私の左前の人怖い!!!あと心なしか私に視線が!!!)ウルウル


ゆっこ(ふあ~。みんな強そうだな~。てかほんとに中学生なの!?)


みお(イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生イケメン中学生…)シコウボウソウチュウ


まい「……」スピースピー


「チーム青学」


手塚(相手は高校生か…)


桃城(ひょー、カワイイ女子がいっぱいいるな!!!)


海藤(そりゃあ親睦会だし普通の奴が相手だよな…)


高村(あ~海藤を怖がっちゃってる…しかたないよなあの顔だし…)


大石(さて…パッと見はテニス経験はあまりなさそうだな)


菊丸(なんか前の人目が血走ってるけど…)


越前(寝てる…)






青学一同(そして……)










青学一同(なんだあの背中のねじは…!?)


なの(ひぃ~~~!!見られてる~~~~~)

ほかのところにまで迷惑をかけるレベルで眠いので寝ます。

本編、みお達VS青学とは別に


○「安中さんの受難(サブタイあり)」

○「オグリキャップとの邂逅」

○「中村先生の東雲なの捕獲大作戦」

○「高崎VS跡部(タケノコキャッスルVSアトベキングダム)」


などを予定しています。こんなことしたらおもしろそうじゃねぇか?と言うのがあればぜひアイディアを戴ければ(余裕があれば)書きます。

日常のssあまりないから期待
他にどの作品とクロスオーバーできそう?

跡部王国は、この時期はまだ建国されてなくね?

>>1です。少し投下します。

>>66
いま思いつくのは「バスケ」と「サッカー」くらいですね。
某テニヌと某超次元です。どちらも読んでないので話がしっかり作れるかどうか…

>>67
その通りです。建国されていません。が、ゴロがよかったので使っています。
実際に使うのは「氷の世界」です。死角を狙い撃つあれです。


「チーム時定'sベンチ」


はかせ「なの頑張れー!!!」


阪本(なんで俺がこんなところに…)


阪本「おい、なんで俺らはこんなところにいるんだ!?」ボソボソ


はかせ「いいでしょ~!!!」ヘヘヘ


阪本「よくねえよ!!!」


はかせ「ここならなのとかゆっことかすっごく見えるよ!!!」


阪本「そういうことを言ってるわけではなくてだなー」


はかせ「それに阪本は監督だよ」


阪本「監督だと!?」シッポピョーン


阪本「……」シッポフリフリ


阪本「し、しょうがねえな。監督ならしょうがねえ」


はかせ(ちょろい)ニヤッ

「チーム青学ベンチ」


不二「手塚ちゃんと手加減してくれるといいんだけど」


乾「そうだな…」


不二「……」


乾「……」


不二「乾…もしかしてさ…」


乾「やめてくれ」


不二「僕たちってもしかして…」


乾「やめてくれ!!!」







不二「出番ない?」

乾「違う!!断じて違う!!!…はず」


不二「乾ならもう答えが見えてるんじゃないか?」


乾「……」


乾「俺たちの出番がこれだけの確率は『97%』だ…」


不二「せいぜい解説役くらいか…」


不二「試合に出れる人数も限られてるからしょうがないね」


乾「ちっくしょぉぉぉ!!!」

審判「これより『チーム時定's』対『チーム青学』の試合を始めます」


審判「お互いに礼!!」




全員『よろしくお願いします!!!』





みお姉「さあ~!!一番手はわたしだよ~!!!」


ゆっこ「みおちゃんのお姉さんがんばれ!!!」


みお(剣道はでたらめな強さだがはたしてテニスはどうなのか…)


みお(それよりも…)


手塚「ではよろしくお願いします」


みお姉「こちらこそ~」


みお(いきなりあのメガネイケメンの人だ~~~~!!!!!)ヒャッホウ!!!


なの「ヒャッホウ!!?」


みお(やばっ!?声に出てたか?)ビクッ


ゆっこ「なのちゃんどうしたの?」


なの「い、いえ何でもないです」(私の空耳だったかな?)


なの「それよりも大変です!!!」


みお・ゆっこ「??」


なの「私気になってあの青学って学校調べてみたんですけど…」


みお・ゆっこ「うんうん」


なの「今年の全国大会優勝校でした!!!」


みお・ゆっこ「」


ゆっこ「なんですとぉーーー!!!!!」


みお「嘘でしょ!!?勝てるわけないじゃん!!!」


なの「しかもあのメガネの方は部長さんです!!!」


みお「しょっぱなからベリーハードじゃねぇか!!!」


ゆっこ「いや~、でもそれだったら『プロ顔負けの中学生』って納得いくよね~」ハハハ


みお「まあ確かに…」

みお(でもまじで大丈夫なのか…あの人本気の顔をしてるよ…)




みお(本気の顔…)





みお(顔…)




















ゆっこ「みおちゃん何ティッシュ鼻に詰めてるの?」


みお「ああ、気にしないで」




まい「……」ブン!!ブン!!





田中「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!『水上がテニスラケットで素振りをしていると思ったらゴルフクラブで玉ねぎを打っていた』な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何でこんなことしてるのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった… 高度なギャグだとか天然ボケだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」



中之条「ぐああああ!!!目に…目に汁があああ!!!!!」


~少し時間戻って青学ベンチ~


大石「手塚、わかっているとは思うが…」


手塚「何のことだ?」


大石「いや、今回の試合はあくまで『親睦会』であり、相手は『一般の女子高校生』なんだ」


手塚「そのことか。十分認識しているつもりだ」スタスタ


大石「そ、そうか。ならいいんだ…」ホッ… (さすがの手塚もここは…)


手塚「つまり親睦会だろうと相手が女子だろうと油断するなと言いたいのだろ?」


大石「そうそ…んん!!?」


不二(これダメなパターンだ)

手塚「やはり勝負においてどんな状況下でも手を抜くことは失礼だからな」


手塚「安心しろ。俺は相手がだれであろうと油断しない」


大石「いや、ちょっ…」


手塚「それに…」


大石「何だ?」


手塚「いや、なんでもない」


手塚「では言ってくる」


スタスタ…


越前「やばくないですか副部長…」


大石「やばいよ!!!」


大石「あの人たちにドン引きされるぞ…」


大石「あのKYがああああ!!!!!」













~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


死神「!!?」ビクッ!!

隊長「どうした?」

死神「い、いえ何も…」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今日はこれで失礼します。


GW中には更新できたらと思ってます。

>>1です。

投下します


~第3シングルス みお姉VS手塚~


みお姉「お手柔らかにお願いしますね~!!!」


手塚「……」キリッ


みお(まじイケメン)


審判「ザ・ベスト・オブ1セットマッチ 青学サービスプレイ」


手塚「フッ!!」パーン!!!


ドピュン!!!


青学一同「……」


時定一同「……」


みお姉「ひょえ~」


審判「15-0」

大石「サ、サービスエースだと…」


越前「でもある程度は抜いてましたね」


不二「ある程度はね…、それでもテニス初心者が取れる球ではないよ」


桃城「これ本格的にまずいっすよ…ほら、あっちのベンチ見てください…」




ゆっこ「ちょっとちょっと!!!」


ゆっこ「早すぎだよ!!!」


みお「わたしテニスなんて授業でしかやったことないのにあんなの打てないよ!!!」


なの「そもそもわたしはテニス自体やったことがありませんよ~!!!」


アーダコーダソーダエート


ハカセ「すごいすごいすご~~~い!!!」


阪本(いや、あんなもん打てねえだろ)ニャー




桃城「混乱が起きてますよ」

不二(しかし…)


不二(あのサーブを見ても向かい合ってる当の本人はだいぶ落ち着いてるな……)


不二(むしろ…)






みお姉「いや~今のスゴイな~♪」


みお姉「お姉ちゃんがんばっちゃうぞ~~~♪」


ゆっこ「ノリノリだ!!!あれを見てもみおちゃんのお姉ちゃんノリノリだ!!!」


みお「お姉まじか!!!」





不二(楽しそうだな……)

手塚「フッ!!!」パーン!!!


菊丸「うへ~また容赦ないサーb」


みお姉「うりゃ!!!」パーン!!!


一同「!!!」


みお「打ち返した!!!」


スポーン!!!


みお姉「ありゃりゃ!?」


審判「30-0」


みお姉「すっとんでっちゃった」


みお姉「捉えられたと思ったんだけどなぁ…」


手塚「……」


河村「今の…」


不二(眼も体もしっかり追いついていた…)


桃城「偶然…ってわけではないみたいですね…」




手塚「フッ!!!」パーン!!!


みお姉「ハッ!!!」パーン!!!


みお「また打ち返した!!」


ゆっこ「しかも今度はいいとこ!!!これ抜けるんじゃないか!!!」


不二「いや、確かに悪くないけど手塚ならすぐに追いついて…」




手塚「ハッ!!!」パーン!!!


みお姉「ほいさ!!!」パーン!!!


パーン!!!… パーン!!!…

越前「普通に部長と打ち合ってますね」


大石「何者なんだあの女性は…」


ゆっこ「おおーーーーー!!!なんだか分からないけどいい感じじゃない!?」


みお「いい感じだよ!!」(スポーツ全般強いのかお姉は…)


なの「これならもしかして…」




みお姉「私スポーツはなんでもできるんだよね~」パーン!!!

みお姉(とまあ、コツも少しつかめたし出だしは悪くない…)


みお姉(悪くはないんだけどなぁ…)


みお姉(涼しい顔しているところを見るとまだまだ余裕みたい?)


みお姉(いや、と言うよりは手を抜かれてるんだよなぁ…)


みお姉(……)













みお姉(ムキにさせたいなぁ)ニヤッ


手塚(笑ってる…)


パーン!!!… パーン!!!…


みお「あ…、あれは…、あの顔は!!」プルプル


なの「どうしたんですか長野原さん?」


みお(被り物つけて追いかけてきた時の…、ケーキに桂馬さされた時の…、くさや入りのジャム食べさせられた時の…、町内会の出し物に出てくれと言われた
時の…)


みお(必ず見せたあの顔…)


みお(あの人を食ったようなにくたらしい笑顔!!)


みお(ぜったいろくなこと考えてねェ!!!)


みお(今にして思えばお姉は間違いなく『大福くん』のこと知ってたな!!!)


みお(知っててわざと行かせやがったなぁぁぁーーーーー!!!)


みお「こなくそがぁ…」ギリギリ


なの「え!?なんで急に機嫌悪くなってるんですか??何か心の声が口からはみ出てますよ!!歯ぎしりの音がここまで聞こえちゃってますよ!!!」



田中「しかしスゲーな。長野原の姉さんって本当に初心者なのか?」


中之条「左右に振られてもしっかりついていってる。運動神経が高い証拠だよ!!」

手塚(ずいぶんと楽しそうに返球している…)


手塚(まだ余裕のようだな…)


手塚(ならばこちらもギアを上げるだけ)


手塚(本気でやるつもりはなかったんだが…)


手塚「いい勝負になりそうだ」パーン!!!



みお姉「さーて」


みお姉「これならどうかっ、なっと!!」パーン!!!


ゆっこ「ナイスショット!!!」


みお姉「!!?」


みお姉(いつの間に前へ!?)


みお姉(バックに構えてドロップ?でも十分間に合…)




スパンッ!!!


コロコロコロ・・・



みお姉「!!?」


審判「40-0」


なの「い、今のどうなって…」


みお「まったく跳ねなかった…」


中之条「ノーバウンドのドロップ…だと!?」


中之条(確かに理論上は可能かもしれないけど実際にできるなんて…)


桃城「『零式ドロップ』!!?」


海堂「そこまでやるんすか部長…!?」


越前「試してみたくなったんじゃないんですか?」


河村「試す?何を?」


越前「あの女の人をに決まってるじゃないですか」


大石「だからあの女性の何を…」


不二「『本来の力』…かな?」


越前「そんなところっす」


越前「この感じだとあの人まだまだ余力残してますよ」


みお姉(どっひゃ~驚いたよ~。あんなの打たれたら取りようがないや…)


みお姉(でもでも♪それでもやりようはいくらでもあるんだよ~)


みお姉(となるとまずは…)


みお姉「……」


みお姉「うん。これで行こう」




ゆっこ「まだまだ負けてないですよ!!!」


なの「頑張ってください!!!」


みお「……」ムー


ゆっこ「ちょっとみおちゃん!?何ふてくされたような顔してるの?」


なの「そうですよ!!次に点を取られたらゲーム落としちゃいます!!ピンチの時こそ応援しましょうよ!!!」


みお「多分必要ない」ハァー


ゆっこ・なの「???」


みお姉「ほっ!!!」パーン!!!


手塚「フッ!!!」パーン!!!



不二(ボールを深めに返球しだしている…。手塚を前に出さない気らしいね…)


不二(よほどドロップを警戒しているようだけどそれだけじゃ…)



ダッ!!


不二「なっ…!!?」


桃城「女の人が前に出た!!!」


不二(深めの返球は前へ出てくるタイミングを作るためか!!)








みお「いやね、ホントに癪だけどさ…」







海堂(しかしそこからどうする…?)


海堂(部長の虚はつけてねェ…)


海堂(左右どちらに打とうが前に落とそうが拾われる…)








みお「身をもって知ってる」







手塚(構えはドロップ!!)


手塚(俺ならこの距離でも十分拾え…)








みお「『相手の驚いた顔を見るため』のお姉はとんでもないことを平然とやってのけるから」







スパンッ!!!


コロコロコロ・・・




手塚「!!?」


一同「!!?」


乾「ぜ、『零式ドロップ』…」


審判「40-15」

今日はここまでです。

ようやくテニスに入って一安心

なのが待ち遠しい

面白い

>>1です。

ひっそり更新します。


ゆっこ「スゲーーーーー!!!」


なの「すごい!!すごいです!!!!!」


みお(ほんと、ただでは転ばないなお姉は)ハァー




手塚「驚きました…まさか『零式ドロップ』を見ただけで真似るとは…」


みお姉「んふふ~~~。ありがと~~~」


手塚「しかし、それは元々俺の技です。俺がその技を一番知っています」


手塚「2度目は通用しませんよ」


みお姉「ほほう」


みお姉「それは楽しみ♪」


手塚「行きますよ」


みお姉「よっしゃ来い!!!」


パーン!!!


大石「そんな…、あんなにたやすく『零式ドロップ』を真似るとは…」


菊丸「ねえねえオチビ!もしかしてあの人は『無我の境地』とか?」


越前「いや、全然。素のままですね」


乾「氷帝学園の樺地に近い能力を有しているということか…」


越前「どちらかと言えばあのすかした王様に近い感じがしますよ」


海堂「でも部長はこのままやられっぱなしってわけではないでしょう」


不二「確かにね…、それにしても…」




みお姉「フッ!!!」



田中「おー!!またあのドロップか!?」


ゆっこ「よし!!!決まったーーーー!!!」




グググ!!!



ゆっこ「!!?」


みお「ボ、ボールが…」


ゆっこ・みお「あの人の方に吸い寄せられてる!!?」



グググググ!!!



手塚「ハッ!!!」パーン!!!


みお姉「おわっと!!」パシュ!!!




桃城「こ、これはまさか!!?」


不二(『手塚ゾーン』まで使うとは…)


みお姉「ちょっと~~~」


みお姉(どこに打っても…)スパン!!!


みお姉(どんなふうに打っても…)シュパ!!!


みお姉(全部あの子の方に行っちゃう!!!)パーン!!!


審判「アウト!! ゲーム青学ゲームカウント1-0」




みお姉「うーーーーー」ジタバタジタバタ


手塚「チェンジコートですよ」


みお姉「わかってるよ~~」


大石「とりあえず1ゲーム目を取ったはいいがいったい何者なんだあの女性は…」


海堂「あれは間違いなくスポーツやってる人間でしょう」


乾「ああ、俺もそう思って少し調べてみた」


乾「本名は『長野原よしの』。剣道の全日本選手権で三連覇を成し遂げた大学剣道界の覇者だそうだ」


桃城「それはすげぇ。運動能力が高いわけだ」ヒュー


乾「その圧倒的な強さと相手の嫌がる所をニコニコしながらえぐってくる容赦のなさで相手選手の心をバキバキへし折っていき、三度の国体では黒星どころかただの一太刀ももらわずにストレートで勝ち上がる離れ業を見せつけた…」


乾「曰く『帝王』、曰く『百年に一人の天才』、曰く『究極生命体』…」


乾「大学剣道界では半ば神格化されているほどの強豪らしい」


大石「そこまでの人なのか…」


越前「でも今回は剣道じゃなくてテニスですよ」


不二「その通り。彼女が剣道のエキスパートなら手塚はテニスのエキスパートだ」


不二「仮に樺地君と同じ能力を持っていても手塚はそれを上回るよ」


菊丸「実際に手塚は樺地に勝ってるしね~~~」


河村(手塚が樺地君との試合で苦戦したのは…コピー能力があったのはもちろんだけど、それに加えてあのパワーがあったからだ。だから技をコピーされ持久戦になった時にジリジリと押されだした…だけどあの人にはそれがない…どう見てもあの人には樺地君以上のパワーがあるとは思えない…)


不二(あくまで樺地君と同じだったら…だけどね…)


大石「さて、これからどうなるかな…」


越前「副部長。ちょっと喉渇いたんでジュース買ってきます」シュタ


大石「わかった。迷子になるなよ」


越前「大丈夫ですよ」スタスタ


ゆっこ「ちっきしょう~~~~~。やっぱ強えーーーーー!!!」


はかせ「ゆっこ~~!!勝てるの~~~??ねえ勝てるの~~~~???」





みお「1ゲーム終わってみれば完敗だ…」


みお(こりゃさすがのお姉でも無理か…)


なの「で、でも勝負はこれからです!!」


田中「そ、そうだ!!まだ逆転できる!!」


中之条「まだ諦めるには早いですよ!!!」


千手観音(木製:全長50cm)「……」


一同「……」








――――――― あれ? ―――――


―――――――――――――――――― まいちゃんは? ―――――――


越前「ふー、ジュースジュースっと…」


越前(自販機ってどこにあるんだ?)キョロキョロ





越前(あったあった。さっさとファン○でも買って…)



自販機[まな板]




越前「……」


越前「じゃあこっち…」




自販機[ねじ]




越前「……」


越前「隣は…」



自販機?[水上麻衣]



越前「!!?」ビクッ!!!


自販機? ガタガタ!!!


越前「選手宣誓の人ですよね…自販機の中で何してるんですか…」


まい[in 自販機]「驚いた?」


越前「誰でも驚きますよ…」


まい「……」ゴマンエツ


越前「何ていえばいいのか…ずいぶん本格的っすね」


まい「自信作」


まい「よければ買っていく?」


越前「……」

越前「……」


越前「……」チャリンチャリン


越前「……」ピッ


越前「……」


越前「……」チャリンチャリンチャリン


越前「……」ピッ


越前「……」


越前「……」チャリンチャリンチャリンチャリンチャリン!!!


越前「……」ピッ!!!


まい「……」ゴソゴソ


ガシャコン!!!


越前「……」ゴソゴソ


越前「……??」


越前「……」ペタペタ







越前「……」カチッ <ジャスタウエイ!!!


カッ!!!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


みお「ん?今、ちょっと揺れなかった?」


中之条「え?地震?」


ゆっこ「そう?それよりも試合試合!!!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



越前「」プスプス・・・


まい「」プスプス・・・


越前「…何か言うことありませんか?」


まい「……」


まい「面白かった?」


越前「面白くないです」


―― 遅まきながら何を言っても無駄な人種だと悟った越前であった ―――――







越前(千円持ってかれた…)

【おまけ】安中さんの受難 ~近所でテニス大会があるというので行ってみることにした~


安中(今日は近所でテニス大会があるというので行ってみることにした)


安中(テニスの試合なんてテレビでもみたことがない)


安中(それに今日はプロ顔負けの人たちがいっぱい来るらしい)



安中(だから今日はすっごく楽しみだ)


~ 第12コート ~


安中「……」



「囲碁サッカー部チーム」VS「氷帝チーム」



安中「……」



第2試合 ダブルス2



安中「……」






桜井「これぞなだれ裏定石『三・連・陣』!!!」クワッ!!!


向日「アクロバティーーーーーーーック!!!!!」グルグルグル!!!!!


小木「『小木禁止点流』奥義!!小木嵐!!!」ジブィルブリュ!!!


忍足「F・A・S (フラット・アプローチ・ショット)!!!」パシンッ!!!




安中(え~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!)

>>1です。おまけ始まったばかりですが明日早いので寝ます。

一応次の更新は月曜日の予定です。

乙乙

囲碁サッカー部wwwwwwww

>>1です。

ようやく投下できるようになりました。

静かに投下します。


大工(相変わらずわけわかんねえ…)


関口(……)


高崎「…うむ」









高崎「うまく囲碁サッカーの動きをテニスに応用しているがあと3オクターブはほしいな」


大工・関口・安中「!!???」


大工「あの…高崎先生…」


高崎「何だ?」


大工「何が起こってるのか説明してくれませんかね…」


高崎「確かにルールブックを見ていてもこれを初心者が理解するには難しいか…」


大工(読んでねェ…)


関口(読んでない…)


安中「?????」


高崎「テニスの、今やっているのはダブルスと言って2人でペアを組んでやるものらしいが、主に前衛後衛に分かれて役割分担しているそうだ」ルールブックミル


高崎「基本的に前衛は攻撃、後衛は守備といった具合にな」


高崎「元々囲碁サッカーは走攻守すべて一人で行うものだから分担に関してはあの二人ならばさほど難しいものではないだろう」


大工「じゃあそれに則って小木が攻撃で桜井が守備ってことですか?」


高崎「違う。そう見せかけているんだ」


大工・関口・安中「???」


高崎「そのテニスの常識を逆手にとって小木が前で派手に動きつつも要所要所を締めるナイスディ~~~~~~フェンス」


大工・関口・安中「?????」


高崎「そして後ろの桜井は落ち着いているようにも見えなくもなくない動きの中に大海原を彷彿とさせる強大な破壊力を秘めている」


大工・関口・安中「???????」


高崎「例えるなら『攻めのナポレオン、守りのガンジー』と言ったところか」


大工・関口・安中「!!!?????」


高崎「しかし…そうしているにもかかわらずのらりくらりと大事なところをはぐらかされている…これはこちらの意図が読まれている証拠…」





高崎「おそらくあのメガネの子…」











高崎「囲碁サッカーを知っている!!!」ドンッ!!!





大工・関口・安中「な、なんだってーーーーーーーーーーー!!!!!」


向日「くそ!!思ったより粘られちまってる!!」


忍足「当たり前だ。あの陣形は間違いなく囲碁サッカーを源流としている特殊スタイルだからな」


向日「いや、わけわかんねえよ!!!てか囲碁サッカーってなんだ!!?」


忍足「囲碁サッカー知らんのか?まあいい…」


忍足「要するにあれは言わば『攻めのナポレオン、守りのガンジー』」


忍足「あの陣形をなめてかかると大火傷するぞ」


向日「?????」


審判「ゲーム氷帝ゲームカウント4-2」


桜井「くそっ!!!」


小木「相手もなかなかやります。さすが本職ですね」


向日「おし!!チェンジコートだぞ忍足。…忍足?」


忍足「ちょっといいですか?」


桜井「俺ですか?」


忍足「ええ、もし間違っていたら悪いんやけど…」


忍足「もしかして第102回中学囲碁サッカー全中MVPの桜井さんですかね?」


桜井「お、俺のこと知ってるんですか?」


向日(全中MVP!!?てか囲碁サッカーってわけわかんないスポーツに全国大会あんのか???)


大工(102回大会!!?そんなに???)


忍足「いやあ…まさかこんなところで会えるとは…感激ですわ。あ、握手してもらってもいいですか?」


桜井「いや、こちらこそそんな風に言ってもらって光栄です」ガシッ


向日「えーと、その、え?」


小木「もしかしてあなたも囲碁サッカーを?」


忍足「もっぱらやる側ではなく見る側ですが…あとちなみに…」スッ


向日「忍足さーん…???」


桜井「こ、これはっ!?」


小木「『囲碁サッカー協会認定公式審査員証』ですか!!!」


忍足「はい。選手としての才能はなかったんですがどうにも諦めきれなくて…」


桜井「いや素晴らしいですよ…選手でもとれる方はそうそういないのに…」


高崎「ほう、『囲碁サッカー協会認定公式審査員証』を持っているのか…。道理で囲碁サッカーに理解が深いはずだ」


大工「…公式審判なんているんですね。あと協会とかも…」


高崎「当たり前だ」


安中「……」


安中「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」アゴガーーーン





忍足「ではぜひこの後に…」


桜井「わかりました。楽しみにしてます」







向日「…ドユコトォォォ!!???」


向日「ってバカ!!!!!違う!!!!!」


忍足「何やうるさいなぁ」


向日「忍足ストォォォォォップ!!!!!説明プリーーーーーズ!!!!!」


向日「てか根本的なこと聞くぞ!!」


















向日「囲碁サッカーって何だぁぁぁ!!!!!!!!!!」


大工(いい質問だ)


忍足「お前、本当に囲碁サッカー知らんのか?」フー


向日「ふざけんな!!生まれてこの方そんな単語聞いたことがないわ!!!」


忍足「多分知らないのお前だけやで?」


向日「嘘だろ!!?」


忍足「そうだろ?跡部」









跡部「あ、あーん?し、知ってるに決まってんだろ。なあ樺地?」ダラダラ


樺地「うす」


宍戸「い、囲碁サッカーを知らないなんて激ダサ過ぎるよな??」ダラダラ


鳳「そ、そうですね」ダラダラ



向日(こいつら絶対知らねぇ!!!)


向日(挙動不審すぎんだろ!!!バレバレだよ畜生!!!)


向日(全員目をそらすんじゃねぇよ!!こっち見ろよ!!!こっち見てんの樺地だけじゃねぇか!!!)


樺地「……」


向日「……」


樺地「……」


向日(これはこれで怖ぇ!!!)



向日(そんで…そんなことしている間に…)


向日(あっちはあっちですごいことになってやがる!!!)


向日(前の奴はラケット二本を持って上に立てつつ腕を伸ばしてがに股…)


日向(そんでこっちのことがん見…)


日向(意図がわからない分怖いんだよ!!!岸○メルかてめーは!!!)


向日(後ろの奴はブリッジ!!?いや、腕組んでるから首ブリッジか?)


向日(何してんの?ピクリとも動かないんですけど???)


忍足「こんな時でも型を組んで集中を切らさないのはさすがやな」


向日「!!?」


桜井「ではそろそろ試合を再開しましょうか」スクッ



桜井「んん~~~~~~~…ドルチェ!!!」ババッ!!!


小木「あまねく囲碁の神々よ…!!!」ゴゴゴゴ…


忍足「光陰にまみれし金剛の球よ…!!!」ドドドド…


向日「」


向日(あれ?これ俺もやんなきゃダメなの???)


忍足「……」ジー


向日(見てる!!!めっちゃ見てる!!!)


向日(やれってか!!?やらざるおえないのか???)


向日(間違いない!!やらなきゃヤラれる!!!)


向日(ちくしょう!!!こうなりゃやけくそだ!!!)


向日「あ…」


向日「荒ぶる鷹のポーズ!!!」バッ!!!


忍足・小木・桜井「!!!!!」


忍足・小木・桜井「……」


向日(外した!!?ノーリアクションはきつい…)


忍足「そ、そこまでやるのか向日…!!?」


桜井「下手に動けなくなりましたね…」


小木「私と刺し違える気ですか…望むところ!!!」


向日「」


向日(はいぃぃぃぃ!!???)


安中「もうわけがわからないよ~~~~~」ウワーン!!!


>>1です。


短編その1が終了です。次から本編に戻ります。


しかし囲碁サッカーは空気感を作るのが難しい…


作れているのかすら分からん…


まい「……」スタスタスタ


ゆっこ「あ!!まいちゃん!!!」


みお「どこ行ってたの?銅像おいてあるからびっくりしちゃったよ!!!」


みお「つーかなんで黒焦げ!!?」


まい「これあげる」ゴトッ


みお「なにこれ?」(スルーかい!!!)


まい「エイジャの赤石」


みお・ゆっこ「ドユコトーーーー!!?」


田中「WRYYY…ってあれ???」


みお「いやいや、そんなことしてる場合じゃ…」


パーーーン!!!


みお姉「うわっと!!」


審判「ゲーム時定ゲームカウント3-0」


田中「ぐわ~~~!!!また取られちまった!!」


中之条「長野原のお姉さんはくらいついてるけどやっぱり無理なんじゃ…」


田中「ばっきゃろー!!だからこそ応援するんだ!!!」


中之条「でも無理だ!!!あのボールを吸い寄せる技を攻略しないと…」


田中「っ!!!」


みお(確かに…あの第一ゲーム以降、イケメンさんの謎の技でお姉は2ゲーム落とした…)


みお(私としてはお姉が振り回されているとこを見れただけでも収穫だが…)


みお(あのお姉にしては消極的じゃないか?)


みお(いつもなら野球で単独ホームスチールを笑いながら狙ってくるような奴じゃないか!!)


みお(絶対何か狙ってる!!!)





みお姉(もう少しなんだけどなぁ…)


手塚(この人は…)



お姉「せーのっと!!!」パーン!!


手塚「ハッ!!!」パーン!!


パーン!!!パーン!!!



越前「戻りました…」


大石「どうした越前!!顔は煤けてるし頭はアフロになってるぞ!!!」


越前「……」


越前「色々あったんですよ…」


大石「お、おお。そうか…」


越前「それよりも3-0になったんですね」


大石「ああ、『手塚ゾーン』まで出すとは思わなかったがこのままおしきるだろうな」


越前「だといいんですけど…」


大石「?」


手塚(やはりそうか…)


手塚(先ほどからスピンやスライスを駆使しているところを見ると…)


みお姉「せいや!!!」スパン!!!


手塚(この『手塚ゾーン』の正体が回転であることに気付いたようですね)


手塚(しかも、自分も回転をかけて『手塚ゾーン』の回転を打ち消す対抗策まで瞬時に考え、実行している)


手塚(テニス初心者が、初見で、たった2ゲームのうちにそれをを見極めるとはすさまじい…)


手塚(しかし、その程度の回転では『手塚ゾーン』は敗れませんよ…)パーン!!!

















みお姉(なーんて思っちゃってるんでしょ?)


みお姉「さーて、ここからがお姉ちゃんの本領発揮よ!!!」スッ


手塚「!!?」


ゆっこ「え!!?あれって!!?」


みお(剣道の構え!!?しかもラケットの面が横に向いてる!!!)


みお姉「ん~~~!!」グワッ!!!


乾「あ、あれは剣道の『胴』!?」


みお姉「おりゃ!!!」ドゴン!!!


ゆっこ「フレームで打(↓)った(↑)―!!!」


パシュン!!!


手塚「くっ!!」


審判「ゲーム時定ゲームカウント1-3」


みお「すご……」


みお姉「これぞ名付けて…





『胴打ちショット』!!!」


みお「台無しだよっ!!!」


>>1です。見てる人いたらごめんなさい。寝ます。続きは次回…


○ステータス

▼長野原みお

破壊力:S
スピード:S
射程距離:B
持続力:A
精密動作性:A
成長性:E


・パラメータが軒並み高レベルでバランス良く装備されている。大学剣道界では全国大会三連覇を果たし、向かうところ敵なしの怪物
・テニスでもその才能を如何なく発揮し、「相手の技をコピーする」と言う樺地のお株を奪う技を披露している
・成長性がEなのはすでにこの時点で「完成」されているから

度の超えた悪戯も許してしまおうかと思うほどかわいい。


▼手塚國光

破壊力:A
スピード:S
射程距離:S
持続力:A
精密動作性:A
成長性:E

・言わずと知れたテニヌ界最強クラス筆頭の男
・派手な技が多いテニヌ界で見た目地味な技しか持ってないのにこの座にいるのは正直すごいと思う。まあ地味ってだけで十分チートだが…
・作中で無我の三つの扉である「百錬自得の極み」「才気煥発の極み」「天衣無縫の極み」を全て開けた唯一の男。ほんとチート

改めて見るとチートだらけだな…怖い。


このステータスは「このSSにおける>>1の勝手な解釈」であるのでそこらへんはよろしくです。


次回で決着が着く…といいな。


しっかり囲碁サッカーやれてると思う

>>1です。更新します。


みお姉「ええ~~~!!?会心のひらめきだと思ったのに…」


みお「うん!!技はすごいよ技は!!!」


みお「ただそれに反比例してネーミングセンス皆無じゃーーん!!!」


みお「技が良かった分、名前が何のひねりもねえしなびたはくさいみたいじゃーーーーん!!!」


みお姉「も~~~。名前なんてそんな意味ないわよ。みおったらこ・ま・か・い(ハート)」


みお「言ってることめちゃめちゃじゃねえかよ!!!」


手塚「……」


青学一同「……」


大石「い、一体何が…」


乾「おそらくフレームでボールの中心、つまり核の部分をピンポイントに強打することでボールにかかった回転を打ち消したのだろう…」


乾「パワーやスイングスピードもそうだが、何より核を正確に打ち抜く技量がそろって初めてできる芸当だぞ…」


不二(やはり剣道日本一は伊達ではないか…)


不二「これで勝負はまたもつれてきそうだね……」


桃城「いやいや、部長にはて 海堂「部長には『手塚ファントム』がまだあるでしょう」」


マムシヤンノカアア!!? ヘンナイイガカリツケンナオラ!!!


越前「いや、無理でしょ」


河村「何でだい?実際に『手塚ゾーン』が破られた真田戦では『手塚ファントム』で盛り返したじゃないか」


乾「『破られた方法が違う』んだ」


乾「帝王・真田戦では『雷』の打球のせいでラケットがはじかれ、引き寄せていたにも関わらず打つことが出来ずに破られた…つまり回転そのものが無くなったわけではないから『手塚ファントム』で外への回転をかけてボールを出すことができた」


乾「一方、今の長野原さんの場合は回転そのものが打ち消されているんだ。だから『手塚ファントム』を使っても外へ逃がすための回転そのものが打ち消されてしまうだろう…手塚の肘への負担が増すだけだ」


菊丸「そんな…」


みお(その後、流れをつかんだお姉は盛り返した―――)


審判「ゲーム時定ゲームカウント3-3」


田中「YES!!!」


みお(しかし地力では勝っているイケメンさんも盛り返す―――)


コロコロコロ…


みお姉「サーブまでコロコロ転がっちゃった…」


大石「『零式サーブ』!!!」


審判「ゲーム時定ゲームカウント3-4」


みお(勝負は大方の予想に反してもちれ…)


みお「……」エッヘン!!!


みお(勝負は大方の予想に反してもつれた!!!)


ゆっこ(舌をもつらせてどうするのさ、みおちゃん!!!)


みお(こいつ…!?直接脳内に…!!?)


審判「ゲーム時定ゲームカウント3-5」


なの「次のゲーム取られちゃったら負けですね…」


ゆっこ「まだ!!まだいける」


まい「……」


みお「ファイトお姉!!!」


みお姉「任せんしゃい!!!」ガッツポーズ






手塚(予感のようなものはあったがまさかここまで粘られるとは…)


手塚(心のどこかで初心者だから、女性だからとあの人を見くびっていたのか)


手塚(いや、単純にあの人が強いのだ)


手塚(だから…ここで決める!!!)


みお姉「それじゃ!!!ここから… 手塚『12球』」


みお姉「???」


手塚「次のラリーは『12球』で俺が勝ちます」キラキラ!!


みお姉「宣言なんてまた大胆ね」







桃城「まさか!!?」


大石「『才気煥発の極み』!!!」


不二「勝負に出たな手塚…」


中之条「あのキラキラは!!?」


田中「戦意高揚だとぅ!!?」


なの・みお「??」


ゆっこ「田中ッ!!!」


田中「何だ!!?」


ゆっこ「……押し艦は!!?」


田中「もちろん吹雪一択!!!」


ゆっこ・田中「「YEAAAH!!!」」


ゆっこ・田中「「……」」ピシパシグッグッ


なの・みお「?????」








田中「お前も吹雪押しとは知らなかったぞ相生!!!」


ゆっこ「へ?私は金剛押しだよ?」


田中「!!!!?????????」ホワッツ???





中之条(僕はもちろん長門お姉さまだよ!!!)


みお姉「やれるものならやってみなっと!!!」パーン!!!


手塚「はっ!!!」スパーン!!!



パーン!!! パーン!!!



ゆっこ「今まで以上の打ち合いだ!!!」


みお(4球…、5球…、)


パーン!!! パーン!!!


手塚(そしてこれが…)


手塚「12球目です!!!」パーン!!!


中之条「ああ!!」





スパーン!!!


審判「15-0」


越前「なっ!!!」


なの「長野原さんのお姉さんが追いついてそのまま決めましたよ!!!」


みお(何だ今の…)







みお(今のお姉…イケメンさんがボールを打つ前に動いた!!?)







手塚「……」


手塚(才気煥発の極みの絶対予告が破られた…)


手塚(あり得ない…ことではないが…)


みお姉(ん~~~!!!この感覚久しぶりだなぁ!!!)


みお姉「どうしたの?宣言外れちゃったけど?」ニコニコ


手塚(次で今の正体を見極める!!!)


手塚「なら次は…「24球」!!?」


みお姉「『24球』で私がポイントを取るよ」


みお「逆宣言!!!」


ゆっこ「お姉さんやっちまえ~~~~~!!!」


田中(カッケェ)


中之条(これは惚れる)


まい「…がんばれ」ボソッ





手塚「ではいきますよ」(ならば見せて貰いましょう…)


手塚(先ほどの力を!!!)


手塚「はっ!!!」パーン!!!


みお姉「そいや!!!」スパーン!!!


ここで唐突だが話は3年前に遡る ―――――




彼女、長野原よしのは国体の決勝戦の舞台にいた。


相手はとある強豪大学の主将を務める優勝候補筆頭。


お互いに実力伯仲。決勝戦にふさわしい戦いであったと言えるだろう。


むせかえる汗の匂い、静かながら熱気に包まれる会場、荒い息、実力が拮抗した相手…


自他ともに認めるマイペースさを持つ彼女であっても頬を一筋の滴を伝わせながら相手の些細な動きも見逃さまいと集中していた。


もちろん笑顔が崩れることはなかったが…


そして試合開始から5分が過ぎようとしたとき、彼女は異変を感じる。







相手の動きが読める。次の行動が見えるのだ。




「予測」…



ではない。そんなものは剣道に限らずどんなスポーツでも日常的に行われているものだから分かる。そんな生易しいものではない。


もっと確実なもの…、言うなればこれは「予知」


極度の集中力が目に見えるはずのない筋肉のわずかな伸縮、目線の揺らぎ、本人ですら気づいていない無意識の移動。それらから彼女は相手の次の動きを感じ取ることを可能としていたのだ。


しかしそこは鬼才、長野原みほし。
その能力はさらに先へと加速していく。


「行動の予知」ができるのなら「行動に対する迎撃」も考えられる。


実際、彼女はこの異変に戸惑いながらも相手の猛攻を危なげなく防ぐことができていたのはいい証拠だろう。その間わずか十数秒。


本来ならこの時点で本気で攻め込んでいたなら彼女は勝っていた。


しかし、攻め込まなかった。


なぜか?








楽しくなってきたのだ。


相手の心まで見透かすようなこの力によって行動がすべて自分の手のひらにあるような感覚に彼女は高揚していた。


情報が蓄積された今、もはや彼女は実物の相手を見なくても、「予知から導かれた相手」からでも予知ができていたのだ。


相手がこうしてくるから私はこうしよう。


次にこうするなら私はこう行こう。


相手が無意識に送ってくる行動の情報


それを読み取り本能的に行動を「予知」する


その予知に対し自分が反撃する


その反撃に対して相手がどう行動するかを「頭の中にいる相手」を見て「予知」する


それを読み取り…



その繰り返し




彼女の頭の中の両者は本人たちを追い越し、さながら録画した動画を早送りするように戦い続けた。


行動の選択肢は膨大。しかしながら、その中で最も有効な選択肢を本能的に感じ取ることができた彼女のシュミレートが完璧だったのは言うまでもないだろう。


結果、彼女は勝った。当然だが。


彼女が動いてからわずか1秒強、流れるように撃ち込まれ、彼女の望むまま追い詰められた相手の面に5太刀目が見事に撃ち込まれた。


のちに自身が通う道場の師範から長野原みほしの性格と実際に起こった出来事を合わせて、『その感覚』に名前が付けられた…









『鏡花水月の極み』と…



みお姉(この状態になるための条件は相手が自分と同等、またはそれ以上に強いこと… 私の集中力は相手の力が強ければ強いほど増すのよ!!!彼は強かったからなれるかもと思ってたらほんとになれたよーー!!!)キャッホーイ!!!



みお姉(相手の先が読める!!体がなめらかに動く!!!)


みお姉(きっもちいい~~~~~~~!!!!!)


手塚(間違いない…才気煥発ではないにせよ動きが完全に読まれている!!!)


みお姉「どどん!!!」パーン!!!


手塚「くっ!!!」


審判「30-0」


ゆっこ「この流れならもしかして…」


みお(ここから逆転来るか!!?)



みお姉(ようやく表情に影が見え始めたかな?)


みお姉(まあ無理もないけどね~~)フフーン


みお姉(私の『鏡花水月の極み』はいわば私の真の力ってやつなのよ!!!)


みお姉(…何かかっこいいわね真の力ってwww)


みお姉(と・に・か・く!!!)


みお姉(あなたにも相手の動きを読む力があったみたいだけど私の方が一枚上手よん♪)


みお姉(さあさあどうする?)


手塚「……」


みお姉(…当然やる気みたいだけど特に目立った変化はない…か)


みお姉(ラケットも構えないなんて…まあいいけどね)ヒュ!!


みお姉「次は『7球』よ!!!」パーン!!


みお「お姉!!!どうせならイケメンさんに勝って…」


手塚「いえ」ゴオォォ!!!


バイガエシダーーン!!!!!


みお「…しまえって……あり???」


手塚「『1球』です」


審判「……」ポカーン


手塚「審判…」


審判「…!! さ、30-15!!!」


みお姉(今のは…何?)


手塚「確かに…あなたの才能は素晴らしいです…」


手塚「本来の土俵でないテニスでこの立ち回り…その強さ…感服します」


みお姉「いやーそれほどでも」


手塚「しかし」


手塚「スポーツは才能が全てではありません」


手塚「才能も大事かも知れませんが、それ以上に!!」


手塚「今まで培ってきたもの…汗を流し、反復し、苦難に耐え…」


手塚「そういった『努力の集約』こそが才能を凌駕すると俺は信じています」


手塚「ここで俺が負けたらその信念が揺らいでしまうのです」


手塚「俺にも全国大会優勝校の部長としてこれまで修練を積み、強敵たちと闘ってきた意地と誇りがあります」


手塚「だからその心を通させていただきますよ」


手塚「この『百錬自得の極み』はその覚悟を形にしたものと思ってください」


みお姉「……」


みお姉(今までと別の、桁違いのオーラが左腕に…さすがにオーラの動きまでは読めないなぁ…)ツー


みお姉(……)


みお姉「さあ~できるかな?」



パーン!!!… パーン!!!…


手塚「ふっ!!!」パーン!!!


みお姉(回転かかってる!?またあの技??破られたのに??)


みお姉「『胴打ちショッ…ああ!!?」バキン!!


シュルルルルル!!


みお姉(回転が強すぎて打ち消せていない!!?)


みお姉(回転の威力も上がってるの!!?)


みお姉(ってことは当然…!!?)


グググググ!!!


みお姉(やっぱし戻ってる!!?)


手塚「はっ!!!」バイガエシダーーン!!!


みお姉「う!!?」パシュン!!!


審判「30-30」


みお姉(先読みに勝っても打ち返せなきゃ意味がない…打ち返した球が倍返しになって返ってくるなんて…本当に八方手づまりかな)ハァハァ


みお姉(私もあれが使えれば…いや、だめだ)


手塚(思った通りだな…)


大石「急にこっちが有利になってきたぞ…さっきまでペースをつかみ切れていなかったのにいったいなぜ…?」


乾「そうか…!!越前の言ったことは正しかったんだ…」


越前「俺何て言いましたっけ?」


乾「彼女は『樺地』ではなく『跡部』だという話だ」


乾「あの人はその純粋さで見た技をそのまま真似る樺地とは違ってその才能で技を真似ることのできる跡部のような人だった。そしてそれに加え『才気煥発の極み』を凌ぐほどの先読みの力も兼ね備えていた。これはおそらく剣道界の頂点で戦い続けた末にたどり着いた極地だと俺は考えている」


乾「しかし彼女は『テニスプレイヤーではない』んだ。コピーされた技も見よう見まねでやっているに過ぎない…もちろんそんなこと簡単にできるわけないからすごいことには変わらないんだがな」


菊丸「テニスプレイヤーでないって大事なところなの?」


乾「大事なところだ。テニスプレイヤーでないということは『無我の境地』への扉を開いてないということ…」


乾「だから『百錬自得の極み』は使えない」


河村「手塚は土壇場でそのことに気付いた…」


乾「ああ、そもそも『手塚ゾーン』を使えない時点で気づくべきだった。もし『手塚ゾーン』が使えるなら回転が見えている以上、攻略に『胴打ちショット』を編み出す必要はなかったからな。そもそも本職でもないのに強すぎたんだよあの人は」


乾「さっき手塚も言っていたが才能よりも大事なのは『どれだけ”それ”に打ち込んできたか』と言うこと、この場合はテニスだな。そしてどちらがよりテニスに打ち込んできたかなどは考えるまででもないだろう」


乾「この勝負を分けたのは『テニスプレイヤーとしての経験値の差』だ」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 


審判「ゲームセット ウォンバイ 青学 6-3」


大石「やったぞ!!!」


みお「お姉…」


みお姉「負けちゃった~~~~~」ショボン


手塚「今日はありがとうございました。あなたと闘えて光栄です」


みお姉「そんなに持ち上げないでよ~~!!結果だけ見れば惨敗よ私」


手塚「いえ、この勝負を分けたのは『経験』。もしあなたにもう少しテニスの経験があれば…どうなっていたかは分かりませんでした」


みお姉「いいのいいの。結果は結果!!!」


みお姉「でも機会があればリベンジさせてもらうかもね~~~」


手塚「楽しみにしています」


みお姉「それじゃあバイビー!!!」タタタタッ!!


手塚(…本当に嵐のような人だったな…)



タタタッ…タッ…タッ…


……


みお姉(……)


みお姉(『努力の集約』… か…)


みお姉(あーあ…あれは私には真似できないよ…私には必要ないものだったからね…)


みお姉(……)


みお姉(違う…それは多分言い訳だ。ある意味、私から一番遠かった物…欲することを許されなかったもの…か…


みお姉(あれが私のほしかったものだったんだろうな…)


みお姉(……)


みお姉(…多分)


みお姉(くそー、負けたのいつ振りだろう…小学校低学年の時が最後だったっけか?)


みお姉(悔しいって感覚も久しぶり…相変わらず慣れないよこれには…私もまだまだ青いねー。なんて)


みお姉(でも…ね?君もそうだろうけどさ…)






みお姉(私は…とっても楽しかったよ)ニコッ






第3シングルス みお姉-手塚


勝者:手塚

>>1です。ようやく第一試合が終わりました。今日は寝ます。

更新が遅めなのでこのSSが見捨てられないかガクブルしていますよ。

次は第二試合&おまけに入りたいと思います。

おまけではオグリが暴れる予定



みお姉の名前はみほしじゃなくてよしのだよ

細けぇことはいいんだよ!
乙!

囲碁サッカーの空気感すごい好き

>>1です。更新します。


みお姉「……」ウツムキ


ゆっこ「お姉さん…」


なの「あ、あの元気出してください!!すごかったですよ!!!ね!!長野原さん?」


みお「うん…すごかったよお姉…」


みお「だから顔上げてよ。お姉に辛気臭い感じは似合わないからさ」


みお姉「それって…」カオアゲル


みお姉「こ~んな感じ~?」ノッペラボー


みお・なの・ゆっこ「」


みお姉「ん~~~~!!!」ベリベリッ!!


みお姉「ははは~~~!!!驚いた驚いた!!!」プークスクス


みお姉「いや~~!!念のため仕込んどいておいてよかった~~~!!!」


みお「」ドサッ


なの「長野原さん!!!」


ゆっこ「みおちゃん!!!」


みお「」ブクブク


田中「泡ふいとる!!!」


なの「うわ~~~~!!!」オロオロ


みお姉「水上さん!!粘土ありがとね!!!」


まい「グッジョブ…」グッ!!!


ゆっこ「みおちゃ~~~~ん!!カムバァーーーーーーク!!!」


みお姉「おーい、みお~~~!!またイチゴ、食べちゃうぞ(ハート」


みお「イチゴぉぉ!!!!!」ガバッ!!!


中之条「うひゃ!!!」


みお「スゥイイイイイイイツ!!!!!」


みお「ってバカ野郎!!!」ハッ!!!


みお「このアホ姉が~~~~!!!めったに落ち込まないお姉がうつむいてるから励ましてやろうと思ったらこの仕打ちかい!!!」


みお姉「あはは~~~!!!」


みお(も~、まったくこたえてないのか…)


みお姉「でもちょっとへこんでだのは事実だよ。ありがとね。みお」


みお「おっふ」


みお姉「???」


手塚「ああ、あの人はかなりの強敵だった」


乾「見ていたからわかるよ」


手塚「あの人ほどではないにせよおそらくあのチームは曲者ぞろいだ。予想以上の苦戦を強いられるかもしれんな」


河村「可能性は…ないわけではないか…」


越前「なるようになりますよ」


不二「そうそう。仮に次の相手もかなりの曲者だとしても…」






不二「こっちの曲者二人組はしっかりとスイッチ入ってるみたいだしね」





桃城「足引っ張るんじゃねえぞマムシ」


海堂「こっちのセリフだ」

>>1です。大石さん抜けてたので再投下。



大石「お疲れ手塚」


手塚「ああ、あの人はかなりの強敵だった」


乾「見ていたからわかるよ」


手塚「あの人ほどではないにせよおそらくあのチームは曲者ぞろいだ。予想以上の苦戦を強いられるかもしれんな」


河村「可能性は…ないわけではないか…」


越前「なるようになりますよ」


不二「そうそう。仮に次の相手もかなりの曲者だとしても…」







不二「こっちの曲者二人組はしっかりとスイッチ入ってるみたいだしね」






桃城「足引っ張るんじゃねえぞマムシ」


海堂「こっちのセリフだ」


なの「次は第二試合ですよ!!!がんばっていきましょう!!!」


ゆっこ「よっしゃ!!!やったるぞ~~~~!!!」ダッシュ!!


田中「待てや相生」グッ


ゆっこ「ぐへっ!!!」エリツカマレル


田中「おめーの試合はまだだろうが」


ゆっこ「そうだった!!ついつい」テヘペロ


中之条「まああんな試合見せられたらこう…体動かしたくなるのも無理ないよね」


田中「でもとりあえず…」





田中「おれらの雄姿をしっかり見ててくれよな!!行くぜ!!!」


中之条(足手まといにならないように頑張ろう!!)


第二試合


第2ダブルス


田中・中之条ペア VS 桃城・海堂ペア













はかせ「何か忘れられちゃってるかも…」


阪本「そう言ってやるなガキ。>>1もまだ話の作成に慣れてない上に、がんばって面白くしようと四苦八苦してるんだ。基本的に解説すらできない俺たちに構う余裕はないんだ…」


阪本「実際ここで俺らが話しているのも>>1が『あれ?そういえばはかせってどうなってんだっけ?』って思い出して無理やり出番作ったようなものだからな」


はかせ「でもはかせはもっと出たいもん!!!」


はかせ「もっと出れればはかせだって活躍するもん!!!何かビューと言うロボットを作ってね、ガキーンってみんなやっつけてね、なのやゆっこからは『カッコイイー!!!』って言われてね」


阪本「あんまうるさいと明日のお菓子抜きな」


はかせ「それとこれとは違うんだけど~~~~~!!!!!」ザメザメ


~ 第14コート付近の遊歩道 ~


観月「迷いましたね…」


不二(裕)「ちなみにはぐれもしましたね…」


クラエ!!オギキンシテンリュウオウギ!!!『オギレップウザン』!!!


不二(裕)「この公園は一体敷地面積どれだけあるんでしょうか?地図を見る限り途方もない広さなんですけど…」


フザケンナ!!!アクロバグェヘ!!!  ガシャーーーーン!!!


観月「どうやら東京ドーム十個分くらいはあるみたいですね」


ムカヒーーーーー!!!


不二(裕)「ひえー、すさまじいですね。迷うわけだ」


向日「ぶっへぇ!!!」ゴロゴロゴロゴロ!!!!!


観月「全くです。でも困りましたね。これでは君はお兄さんのいる青学が試合をしているコートまでたどり着けませんよ」


観月「おやぁ?僕はてっきり憧れのお兄さんを見に行くためにこちらの方まで来たのかと思いましたよ」ンフッ


不二(裕)「観月さ~ん、からかわないで…」ハッ!!!


観月「どうしました?」


不二(裕)「い…いや…その…い、犬が…」ダラダラ


観月「犬?」


オグリキャップ「はっはっはっはっ」シッポフリフリ


観月「そういえば君は犬が苦手でしたね。どうして苦手なんでしたっけ?」


不二(裕)「え、ええ…昔、小さいころに犬に噛まれたことがありましてそれからはなるべく犬には近づかないようにしているんです」


観月「でももったいないですね。こんなかわいいのに」


不二(裕)「犬が!?カワイイ!!???」


不二(裕)「ぶっちゃけ恐怖の対象でしかないですよ…」


観月「僕は小型犬を飼っていますがかみついたことなんて一度もありません。かみつく犬の方が少数なんですから怖がる心配はないと思うんですけどねぇ」


不二(裕)「すいません…やっぱり怖いものは怖いんですよ…」


観月(幼少のころに負った心の傷はトラウマとして残る…やはり言葉だけでは納得できませんか…しかし、犬の素晴らしさを彼にも知ってほしい…)


観月「よし!!あの犬に触りましょう」


不二(裕)「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」アゴガーン!!!


オグリキャップ「はっはっはっはっ」シッポフリフリ


不二(裕)「無理無理無理無理です!!絶対噛まれますって!!!」


観月「大丈夫ですよ。基本的に噛む犬は少数だと言ったでしょ」


不二(裕)「で、ですがもしソイツが少数派だったら…」


観月「心配性ですねぇ」ンフッ


観月「あの犬には首輪がしっかりついています。つまりは飼い犬!!!飼い犬はしつけを受けている場合がほとんどですから大丈夫なんですよ」


不二(裕)「そういうものなんですか…」


オグリキャップ「はっはっはっはっ」シッポフリフリ


観月「そういうものです」(警戒心が薄くなってきている…あとは…)


観月「ただ、あなたから触るのも難しいでしょうから私から触りますね。私がある程度触ってから君も触りましょう。それなら平気ですよね?」


不二(裕)「それなら…なんとか…」


観月(よし!!!)


観月「じゃあ触っていきましょうか」


不二(裕)「き、気をつけてください!!」プルプル


観月(カワイイ!!!)


観月(やはりボクの目に狂いはなかった!!!)


観月(これを機に彼には犬を好きになってもらい…)


観月(僕が新設した『聖ルドルフ愛犬同好会』に勧誘する!!!)


観月(正直なところ、部員が僕と柳沢の2名ではつらいんだよ!!!)<ダーネ!!!


観月「さーて、よ~しよ~し」サスリサスリ


オグリキャップ「はっはっはっはっ」シッポフリフリ


観月(嫌がられてはいない!!いける!!!)


観月「んふっ!!!じゃあ『お手』」テヲダス


オグリキャップ「わうん」ガブッ!!!


観月「」


不二(裕)「」




キュイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!


















観月「いやぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ゴォォォォォォ!!!!!


不二(裕)「」


アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


観月「」


不二(裕)(観月さーーーーーーん!!!!!)ガタガタ


不二(裕)(だから言ったじゃないですか観月さーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!)ガタガタガタガタ


観月「がっ…はっ…」ガクガク


観月(まさか…かまれるとは…祐太君は…)チラッ


不二(裕)「」ガタガタガタガタ


観月(完全にトラウマえぐっちゃってますね…)


観月(このままでは祐太君は二度と犬に近寄って行けなくなってしまう…)


観月(それは愛犬同好会部長の名に恥じることとなってしまうのですよ…)


観月「だから…ここで寝ているままではいけないのです…」ググググッ!!


不二(裕)(立ち上がった…)ガタガタガタガタ


観月「ゆ、祐太君、お、落ち着きなさい…」


観月「おそらく私の何かが彼…この犬のことですが、彼の気に障ったのでしょう…おそらく『お手』の動作が…」


観月「だから『お手』さえしなければ安全な…」


オグリキャップ「わうん」ケツニガブッ!!!


観月「」


不二(裕)「」





キュイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!













観月「んふぅぅぅっぅぅっぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ボフウウウウウウウーーーーーーーーーーー!!!!!


不二(裕)(すいません観月さん!!!俺、逃げますっ!!!)バッ!!!!


ンフゥゥゥッゥゥゥゥーーーーーーーーーーーー!!!!!


不二(裕)「はっ!!!!!」








チッチ「はっはっはっはっ」ピョンピョンピョンピョン!!!


不二(裕)「い、いゃ」


チッチ「わふん」ガブッ!!!







ギャアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

>>1です。少し早いですが今日はこれで狩猟します。寝ます。

次から試合が本格的に動きますよ。

田中ワールドが待っています。

乙wwwwww

>>1です。久しぶりに投下します。


審判「ザ・ベスト・オブ1セットマッチ青学サービスプレイ」


桃城「さあーー、暴れるぜ!!」


海堂「フシュー」ユラユラ


田中「頼むぜ相棒!!!」


中之条「よーし!!来い!!!」




ゆっこ「ぶちかませ田中~~~!!!」


なの「応援してますよ~~~」


みお「……」


みお姉・まい「……」ボソボソ


みお(駄目だこいつら…間違いなく悪巧みだ…)



手塚(あの人たちはどれほどか…)


大石(しかし個性的な髪型だな…)


桃城(アフロにリーゼントか…この笑いを取ろうとしている感じはあの人たち思い出すな…)


桃城(とりあえずはは様子見ってことで…)ヒュ!!!


桃城「らぁ!!!」バーン!!


ゴゥ!!


中之条「……ッ!!!」










中之条「ひゃぁ!!!」ヨケル



手塚「……」


桃城「……」


海堂「……」


ゆっこ「……」


なの「……」


みお(ですよねー)


海堂(…当然っちゃあ当然だよな)


海堂(相手はテニスかじった程度の相手なんだからこれが普通…)




みお(そもそもさっきの試合はお姉が異常だっただけ…)


みお(何の練習もしていない私たちがあのサーブを打つのは難しいよ…)




田中「相棒ーーーー!!!なんで逃げるんだーーーー!!!」


中之条「無理だよ田中君!!!早すぎるよ!!!」


田中「バカ野郎!!!根性があればできないことはねえ!!!」


中之条「じゃあ次は田中君の番だから打って見せなよ!!」


田中「もちろんだぜ!!!大和魂見せてやるよ!!!」


桃城「すいませーん。サーブもう打っても大丈夫ですか~~」


田中「あ、大丈夫で~す」


桃城「おらっ!!!」バーン!!!


田中「うぉんちゅう!!!」カラブリー


審判「30-0」


田中「くっ……!!」カタヒザツク


中之条「『くっ……!!』じゃないよ!!!田中君も打てないじゃないか!!!」


田中「悪い悪い…コートの外から見るのと実際に近くで見るとでは全く違うな…早いもんだ…」


田中「だがしかし!!次は打ち返すぜ!!!」


中之条「うん!!がんばろう!!!」


桃城(マジで大丈夫か?)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



審判「ゲーム青学1-0」


海堂「……」


桃城「……」




















田中「」チーン


中之条「」チーン


ゆっこ「駄目だこりゃ!!!」


桃城(サービスエース4連発しちまった…)


海堂(ちょっとやりすぎじゃねえか…)ボソボソ


桃城(ああ…次からはもっと力を抑えるぜ…)ボソボソ



なの「田中さん!!中之条さ~~~ん!!」


みお「えー…起きないんだけど大丈夫かな…」


みお「ん?」


みお姉・まい「……」トテトテ


みお姉・まい「……」ゴソゴソ


みお(あの二人…田中たちに駆け寄って何を…)


ベチャ!!! バチャ!!!


田中「ヘブンッ!!!!!」ビクーーーン!!!


中之条「ポリエステルッ!!!!!」ビクーーーン!!!


みお「仰向けのままとんだ!!!」


田中「ブラボー!!!おお、ブラボー!!!」パチパチ!!


中之条「貴様が見ているのはそう…幻覚!!!」


みお「幻覚見てるのはあんたらだよ!!!」


田中「げっふぁあ!!!何だったんだ今の…花畑にいたのに花が全部枯れたぞ…しかも一気に…」ゼェゼェ


中之条「何と言うかこう…体が拒絶反応を起こしたよね…僕は一昨年死んじゃったおばあちゃんに会ったよ…」ゼェゼェ


みお姉「いえーい」


まい「いえーい」


なの「長野原さんのお姉さんと水上さん、何かしたんでしょうか?」


ゆっこ「さあ?ここからじゃ見えなかったしね」


みお(蘇る悪夢ッ!!!)ガタガタ


田中「でも今のヤツのおかげで何とか試合ができるぜ…」


田中「ぐぬぉぉ…!!!あ、相棒…おまえのサーブだ…」


田中「ぶちかましてやれぃ!!!」


中之条「田中君…」グッ!!!


桃城(こういう熱い感じは好き)


中之条「行くよ田中君!!」


田中「燃えるぜバーニング!!!」


河村「!!?」





海堂「来んぞ桃城!!」


桃城「分かってるよ!!」


中之条「おりゃ!!」パーン!!


中之条「ってああ!!?」


桃城・海堂(このコースは!!?)


海堂(やべえ!!!)


桃城「避けろ!!!」(アフロに当たる!!!)


田中「へっ?」スポン!!


海堂・桃城・中之条「!!?」


田中「どうしたんですか?大声出して?てかボールは?」キョロキョロ


桃城「いや、それがよお…」


アフロ「ずばしゅ!!!」スパーン!!!


桃城(アフロからボールが!!)


海堂(しかもくそ速えぇ!!!)


審判「15-0」


桃城・海堂「はぁぁぁぁ!!!!?????」


ゆっこ「アフロwww」


なの「あww相生さんwww笑っちゃ…ダメ…ぷっふwww」


みお「ありwwなのこれwww」



田中「何か今、アフロからすごい勢いでなんか出たな」


中之条「……っ???」(相変わらずの異次元アフロだ!!何が起こるかさっぱりだ!!)


海堂「おい審判!!今のあっちの得点になるのか?」


審判「えー、前例がないものでどういっていいか…アフロは体の一部ってことでいいんでしょうかねぇ?」


桃城「『ねぇ?』じゃないですよ!!こっちも初めてなんですよ!!!」


不二「乾…実際どうなの?」


乾「うーん…体に当たった状態でサーブが入るというのはかなり珍しい。当たって入らなければ再度やり直しだから入れば得点、と言うのも分からなくはないが…」




桃城「納得いかないですよ!!ちゃんとルールに則ってくださいよ」


海堂「常識で考えろ!!」


審判「ガタガタガタガタうるせー!!!てめーらがルール守れとか常識で考えろとか言えた義理じゃねえだろうが!!!自分の胸に手を当ててその言葉を吐けるかもう一度考えやがれぇぇぇ!!!!!」


桃城・海堂「!!?」



手塚(耳が痛いな…)


越前(痛いっすね…)


大石(あれ~~??耳が全然痛くないぞ~~~???)

>>1です。今日はここまでです。寝ます。

次回更新は少し感覚空きそうです。研究室が忙しくなっていたので…

ムーンボレーって常識的な技なのか?


>>1です。更新します。


審判「15-0!!!」


海堂(納得いかねぇ…)


桃城(何かスゲー怒ってる…)



田中(……)


中之条(次は当てないようにしないと…)



桃城「マムシ!!しょうがねえから切り替えるぞ!!!」


海堂「当たり前のこと説教臭く言うんじゃねえよ!!!」


桃城(こんのマムシが~~~~!!!)


海堂(うるせえな~~~~~~~~!!!)


中之条「よーし、次は…」


田中「俺にあてろ!!!」


中之条「はい?」


桃城「何!!?」


海堂「オイ何言ってんだ?」


田中「俺らはテニス初級者であっちは中学生ながら全国大会優勝校…実力の差ははじめから明白だった!!!」


田中「最初こそ長野原のお姉さんがいい勝負してたから『俺でも行けんじゃね?』って思ったが一ゲームやってみて痛いほどわかった!!!」


田中「正攻法じゃ無理だと!!!」


中之条「!!?」


田中「ならさっきみたいにイレギュラーばんばん起こして乱戦に持っていくしか俺らに勝つ道はない!!!」


中之条「でも…わざと田中君に当てるようなことはしたくないよ!!!さっきのだってたまたま…」


田中「甘ったれるんじゃねェ!!!」


田中「危険を冒した先にしか…」







田中「勝利はねえんだ!!!」ドン!!!


中之条「!!!」ハッ!!!


桃城(あっちはまじめにやってるんだ…笑っちゃだめだ…)プルプル…


海堂(マジでこの空気感は四天宝寺のアホペアと同じにおいがする…)


田中「俺を信じろ相棒!!!」


中之条「わかった…」ギュ!!!


中之条「僕、田中君を信じてアフロにサーブを打ち込むよ!!!」


田中「それでこそ相棒だ!!!」


海堂(よくよく考えれば…ノリこそふざけてるが間違ったことは言ってねえ…)


海堂(実力は間違いなく俺らの方が上…ならどうするか?実力で劣る人間が勝つためにとことんかく乱するのもセオリーの一つ…)


海堂(問題はそのかく乱の方法が飛びぬけておかしいって所だ…)


桃城(警戒はしておかなくちゃいけねえよな…)


中之条「行くよ田中君!!」ヒュ!!


中之条(ただ君を信じて…打ち抜く!!!)パーン!!!


ゴーーーーー!!!


桃城(やっぱまたアフロに!!)


海堂「無駄だってこと教えてやる!!!」


海堂(いくらアフロからのボールが早くても返すだけ、ラケットにしっかり当てるだけなら余裕なんだよ!!!)


アフロ「すぼっ!!!」シュ!!!


海堂(どっから出てくる!!?)


アフロ「肉まん!!!」ボシュ!!


田中「やべ!!俺のおやつが!!!」


海堂・桃城(肉まん!!???)


アフロ「ずばしゅ!!」パーン!!!


海堂(肉まんとは逆方向にボールが!!!)


審判「30-0」


海堂「くそっ!!!」


田中「やべーやべー、危うく肉まんがボールにつぶされるところだったぜ」ハハハハ!!!


中之条「田中君は相変わらずだな」フフフフ!!!


桃城(やべーよやべーよ超やべーよ!!!!!)


桃城(なんで『またいつもみたいに』って感じなんだ!??)ダラダラ


海堂(ふざけんなよ!!なんでアフロから肉まんが出るんだよ!!!)


海堂(どう考えてもおかしいだろ!!いや待て!!そもそもアフロからボールが飛び出してくるのがおかしいわけであってだなぁ…)ダラダラ


手塚「目に見えて混乱してるな」


大石(むしろあそこまでされてペースを保てる人間はいるのか!??)


みお(あいつのアフロっていったい何?)


なの(今度はかせに調べてもらいましょう…)


ゆっこ「ぶっふwwwぶぇっふぇwww」 ←悶絶中


おまけ「あやとり」


まい「……」シュパシュパシュパ!!!


はかせ・阪本 ワクワク


まい「ほうき」バッ


はかせ・阪本「おー」パチパチパチ




まい「……」シュパシュパシュパ!!!


はかせ・阪本 ワクワク


まい「東京タワー」バッ


はかせ・阪本「おー」パチパチパチ




まい「……」シュパシュパシュパ!!!


はかせ・阪本 ワクワク


















まい「バッキンガム宮殿」バッ


はかせ・阪本「!!???」


桃城「よっしゃ気合い入れるぜ!!」


海堂「フシュー…」ブラブラ



中之条(もう一発…!!)ヒュ!!


中之条「はあ!!」パーン!!


田中「おっしゃ!!アフロにイン!!!」スポッ!!


桃城(さっきみたいに別のものが出てくる可能性を考えつつ…)


アフロ「ぶっふふぇ!!!」スパーン!!!


桃城(出てきたボールを認識して反応する!!!)


桃城「っしゃ!!!」パーン!!


アフロ「何だと!!?」


田中「打ち返された!!?」


桃城「何度もやられるわけにはいかねーんすよ!!」


中之条「くっ!!」パーン!


海堂「やっとまともなボールが来たぜ…」ユラァ…


海堂「おらっ!!!」ブォン!!!


田中「何だこりゃ!!?」


中之条「まさか『バギーホイップショット』!!?中学生に打てる球じゃ…」


菊丸「でたー!!十八番の『スネイク』!!!」


中之条(届かない!!)スパーン!!



審判「30-15」


桃城「ようやくとれたか」フゥ


中之条(あんなの…取れない…。ごめん田中君…)

肉まんへのリアクションで死ぬほど笑った

>>1です。今日はここまでです。

次回は中村先生が登場します。

>>1です。

更新しよう。そうしよう。


ゆっこ「マギーがホッピングでショッピング?」


みお「どういう状況だよ!!『バギーホイップショット』だよ!!!」


なの「えーと…一般的には『バギーウィップ』と呼ばれているみたいですね。日本語にすると『馬車の鞭』。腕を鞭のようにしならせ、通常のトップスピンよりも強く回転させることでボールの軌道を曲げるショットとあります!!」


ゆっこ「うん!!まったく分からないや!!!」


みお(相変わらず…ゆっこはバカだな)


ゆっこ「とりあえずすごい回転がかかってボールがめっちゃ曲がるってことでいい?」


みお「まあ概ね合ってるね」


なの「ですね」


海堂「スネイク!!」ブォン!!!


海堂「スネイク!!!」ブォン!!!


海堂「スネィィィィイク!!!!!」ブォン!!!


中之条「おわーー!!」ズサー!!


田中「相棒ーーーーー!!!!!」


審判「ゲーム青学2-0」


桃城(お前も本気じゃねえか!!)ボソボソ


海堂(なかなか粘るんだからしょうがねえだろうが!!!)ボソボソ




中之条「ごめん…田中君…」


田中「気にするな!!!これから挽回していこうぜ!!!」


中之条「…うん」


なの「だいぶ疲れているみたいですけど平気でしょうか?」


みお「うーむ、とりあえず劣性なのは間違いないね…ここからどう展開していくか…」


ゆっこ「しかしテニスってこんなに長くやるスポーツだって知らなかったよ~もうおなかペコペコ!!なんつって!!!」グー!!!


みお「確かにね~。あっ!!!よく見たらもうお昼じゃん!!!」


なの「ああ、本当ですね!!」


なの「でも田中君と中之条君が試合をしているときに食べるのはちょっとかわいそうな気もするんですが…」


ゆっこ「そうだね~~~」


みお「それは私も考えてるよ。お昼は田中たちが終わった後でみんなで食べるとして、私たちはこれ!!!」バーン!!!


ゆっこ「み、みおちゃん…それは…その箱は…まさか…」ガタガタ


みお「ふっふっふっ…ここまで来ることはそう多くないからね…来るついでに七人分買ってきていたのだよ…」クックックッ


なの「はわわわわ…」ガタガタ


みお「そう!!!外はサクフワ!!中はトロ~リ!!クリームとシュー皮の織り成す絶妙のハーモニーに加えトチオトメと言う大きなイチゴのメガトンパンチ!!!『駅前のあれ』にも勝るとも劣らないこの近くのとあるお店でしか買えない限定20個の!!!」


みお「ス~プァ~デラックスシュークリームだぁぁぁ~~~~~~!!!!!」パカーーーーー!!!!!


小木魚×7「「「「「「「……」」」」」」」バーーーーーン!!!!!


―― 意外!! それは木魚!!! ――


ゆっこ・なの「」ガクブル


みお「」ガクブル


みお「はっ!!!」バッ!!


みお姉「やっぱ甘いものには牛乳よね~」 シュークリーム×1


はかせ「おいしー!!!!!」 シュークリーム×1


阪本(マジでうまいなこれ)ニャー シュークリーム×1


まい「とてもおいしい」 シュークリーム×2


リチャード坂田「たまには甘いものもいいですネーーー!!!」HAHAHA!!!!! シュークリーム×1


みお「……」ガシッ!!!


リチャード坂田「へっ!??」


みお「誰だテメェは~~~!!!!!」ドラゴンスクリュー!!!


リチャード坂田「ひでぶ!!!」ゴシャーーーン!!!


なの「どっひゃ~~~!!!」


ゆっこ(待てよ!??)


ゆっこ(ワン!ツー、スリー!!フォー、ファイブ、シックス!!!)


ゆっこ(セブン!!? セブンがない!!!)クワッ!!


ゆっこ「みおちゃんあと一個どっかある!!!」


みお「ラスワン!!!」


田中「おっ!!シュークリームだ!!一つもらっちゃお!!」パクッ!!


みお・ゆっこ(田中のやろーーーーーーーーーーーーー!!!!!)



クロスボンバー!!! パプアァァァァ!!!!!



田中「おっし!!挽回していくぞーーー!!!」ボコボコ


中之条・桃城・海堂・審判(突っ込むのはやめよう…)










ゆっこ「あれ?なのちゃんは?」


はかせ「さっきのひと医務室に運んでくるって」


パーン!!… パーン!!!


桃城「おらっ!!」パーン!


田中「よいしょー!!」パーン!


海堂「『スネイク』!!」シュパーン!


中之条「うおぉぉぉぉぉ!!!!!」フッサフッサフッサフッサ!!!!!!


中之条「そりゃ!!」フッサーー!!!


海堂「『スネイク』!!」シュパーン!


中之条「うおぉぉぉぉぉ!!!!!」フッサフッサフッサフッサ!!!!!!


中之条「そりゃ!!」フッサーー!!!


越前「あのモヒカンの人は見た目とは裏腹に結構粘るスタイルですね。一緒に笑いもとってきますね」


大石「ああ、最初こそ驚いていたが『スネイク』にもしっかりくらいついていってる。モヒカンがもっさもっさ揺れてる」


乾「そして…」


中之条「しまった!!」


桃城「もらった!!」バッ!!


桃城「うおおおおお!!!!!」


桃城「『ダンクスマッ…』!??」


桃城(アフロがいねえ!!?いつの間に!!?)


桃城(くそ!!どこだ!!?)バーーーン!!!


田中「ここだぁ!!!」バッ!!


桃城「地面から出てきやがった!!?」


海堂「隠れ身の術だと!!!」




乾「あのアフロの人が奇想天外な動きで仕留める」


河村「なんだかんだふざけてるように見えて抑えるところは抑えてるんだよな…」


大石「前の試合もそうだったがポイントは取っているのにいまいち波に乗り切れていない状態が続いているから何とかしたいんだがな…」


菊丸「おお!!いいこと閃いちゃった!!!」ピコーン!!!


大石「何だ?」


菊丸「今のいまいち波に乗り切れていない感じって相手の予想外の動きと笑いのせいでうまく実力が発揮できてないってことだよね?


菊丸「それってまんま四天宝寺戦と同じじゃん?だからその時の状況をまるまる真似すればいいと思ったんだけど」


乾「つまり桃城と海堂にマスクをかぶらせてポーカーフェイスにするということか?」


菊丸「大正解~!!」


越前(当たり前のようにマスク着用が許されているっ!!?)


大石「考えは悪くないと思うが…でも今、マスクを持っている人間なんてここにはいないだろ。竜崎先生は六角中のオジイとセパタクローをするためにここへは同行してきていないし…」


菊丸「そうなんだよね~。そんな都合よくマスクなんて…」


不二「マスクなら僕が持ってるよ」


大石「マジで!??でかした!!!」


不二「マスク…と呼べるのかはいまいち疑問だけど表情は隠せるし間違いなく役割は果たしてくれると思う」


菊丸「正直なところ、相手を混乱させるだけで十分だし」


乾「それなら問題ないだろう。さっそく二人に渡す準備をしておこう、マスクはどこに?」


不二「僕のバックの中に入ってるよ」


河村「それじゃあ僕が取りに行ってくるよ」


乾「俺も行こう」


不二「よろしく頼むよ」


手塚「しかし不二、よくもそんな都合よくマスクなんて持っていたな」


越前「ホントですよね。普通使う機会なんてありませんし」


不二「いや、このマスクはこっちに来てから買ったんだ。あまりにも…その…個性的でね」クスッ


手塚・越前「???」


不二「最初は売り物ではないって言われちゃったんだけど何とか交渉して二つ譲ってもらったんだ」


越前「よっぽど欲しかったんですね」


不二「まあ後で見てみればわかると思うんだけど、ああいう何とも言えない空気を放ってるものが好きでついつい買っちゃうんだ」


不二「二人がつけてくれるならとても面白くなると思うよ」


河村「ただいま…」


大石「あれ?乾は?」


河村「トイレに行ってくるから先に行っててくれって」


河村「それよりも不二…、一応確認しておきたいんだけどこれでいいんだよな…」


不二「そう、それだよ」


大石「……」


菊丸「www」プルプル


手塚「ある意味個性的なデザインではあるな」


越前(これがその辺に売ってるこの町って怖い)


河村「…じ…じゃあ…タイミングを見て渡してくるよ…」


不二「いや、僕の持ち物だし僕が持っていくよ」


不二「あ…、そういえばさ」


河村「何だい?」












不二「ちゃんと名前ピンも持ってきてくれた?」


おまけ「東雲なの捕獲大作戦」


中村「今日、この公園で東雲なのがテニスをすると情報を得たのでやってきた」


中村「適当にぶらぶらしていたら東雲を発見」


中村「だが東雲を発見したはいいが常に集団で行動しており隙がない」


中村「しかしあきらめなければ必ずどこかでチャンスは来る」


中村「そんなわけで遠目から東雲の様子をうかがっているわけだが…」


中村「今日こそ東雲なのを捕獲して隅から隅まで調べ上げたい!!!」


中村「私の決意は五郎のアームロックより固いぞ!!!」


ドラゴンスクリュー!!!  ヒデブ!!!


中村「と…そんなことを言ってる間にさっそくチャンス到来だ」


中村「どうやらあちらでけが人が出たらしい…」


中村「見る限り東雲はけが人を背負って医務室へ行くつもりなのだろう」


中村「だから医務室へ行くための道で待ち伏せしてやる」クックックッ


~ 第一コート近くの遊歩道 ~


中村「さてここからが本題だ」


中村「私は幾度も東雲を捕獲しようとしてきた。尾行に始まり家への潜入、睡眠薬、回路ショート君、落とし穴などなど…」


中村「どれもこれも成功しなかったがな!!!」


中村「てーか改めて考えると犯罪すれすれだな!!!」


中村「そこで今回はこの新作を試してみることにした」


中村「でれでれってれ~~~~!!! 『サンダーボルト君』」(ダミ声)


中村「まあ、こんな大仰な名前を付けてはいるが大したものではない」







中村「ただの地雷だ」


中村「作戦はこうだ…」


中村「①地雷を仕掛ける」


中村「②東雲をうまく誘導する」


中村「③東雲が地雷を踏む」


中村「④東雲に10万ボルトの電流が流れ、東雲はショート」


中村「⑤東雲をお持ち帰り」


中村「完璧だ…、そして東雲を好き放題に…」ハァハァ


中村「おっと、よだれが…」


中村「さらに今回はタイミングもいい」


中村「なにせ毎度毎度、間に入ってくる中之条も試合中でこちらに来ない!!」


中村「これならば間違いなく捕まえられるはず!!」


中村「神は言っている!!『ここでさらっちゃいなよ』と言っている!!!」


中村「覚悟しろ東雲なの~~~!!!」


①地雷を仕掛ける


中村「この『サンダーボルト君』は威力と小型化に重視したかわりに一回使ったらしばらくは充電しなくてはいけない」


中村「つまり一回こっきり仕様なわけだ」


中村「東雲がかからない場合やかかっても一発じゃショートしない場合も考えて複数設置しておくか…」エッホエッホ


中村「よし、できたぞ!!!」






②東雲を誘導する


中村「よっと…」ドサッ


中村「いくつかの分かれ道には工事中と書かれた看板を設置した」フゥー


中村「これで東雲はまっすぐこちらに向かってくるはず」


中村「次だ!!!」


③東雲が地雷を踏む


中村「ここまで来ればあとは待つだけ」


中村「もう少しで奴は来るはず」


中村「それまでトイレの後ろにでも隠れてるか…」


中村(……)


中村(思ったより長い…)


④東雲に10万ボルトの電流が流れ、東雲はショート


ゴロゴロピシャーーーン!!!


中村(あれは『サンダーボルト君』が起動した音!!! ひっかかったな!!!)


中村「よし!! 私の勝ちだ東雲なの!!!」ダッ!!!










門脇「」










中村「」


門脇「ス…スーパー…テ…」ガクッ


中村「」


中村「……」ズルズル


中村「……」ガサッ!!


中村「ふう…」






中村「誰だあのオッサン!!!!!」






なの「」


リチャード坂田(急に固まったんだけどどうした…)


③東雲が地雷を踏む Part2


中村「あのオッサンのせいで『サンダーボルト君』が一体使えなくなってしまったがまだまだ予備が埋められているから心配ないだろう」


モウスコシデイムシツデスヨ~


中村(今度こそ来たか!!!)


なの「もー、長野原さんって普段はやさしい人ですけど怒ると怖いんですよね」タッタッタッ!!


リチャード坂田「そ…そうだねーーー」


中村(踏んで感電しろ!! 東雲なの!!!)


ゴロゴロピシャーーーン!!!


中村(キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!)


中村「今度こそもらったーーーー!!!!!」










乾「」










中村「だから誰だ貴様は!!!」


なの「あ…あれ? もしかして中村先生ですか?」プルプル


中村「ギニア!!!」


なの「中村先生もテニスをしに来たんですか?」プルプル


中村「いやー、そうしようとも思わなくもなくなかったり…」


なの「それよりもさっきから雷みたいな音が…」プルプル


中村「あー、なんだそのー、えーと」


中村(まずい!! なんとか撤退を…)ジリジリ


カチュ!!!


中村「」


中村「」シタミル


サンダーボルト君「……」


中村(踏んじゃった)


―― この間、わずか0.2秒!!! ――


中村「おんぎゃーーーーーーーーーーーー!!!!!」ゴロゴロピシャーーーン!!!


なの・坂田「え~~~~~~~~~~~!!!!!」


中村「げっふ」ドサッ!!


なの「な、中…」カチュ!!


④東雲に10万ボルトの電流が流れ、東雲はショート


なの「きゃあ!!!」ゴロゴロピシャーーーン!!!


リチャード坂田「ほげぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」バチバチ!!!


なの「う~~~!!! 何なんですか今のは~~~。雷みたいな音がたくさんしましたよ~~~~!! 怖いですよはかせ~~~!!!」プルプル


⑤東雲をお持ち帰り


中村「」


リチャード坂田「」


門脇「」


乾「」


なの「はかせ~~~~」プルプル




ハカセーーーーー!!!!!

>>1です。ストックが尽きたのでここで終わりにします。

次回はみんな大好き「大福くん」の登場です。

おやすみなさい。

乙wwwwwwwwww

>>1です。

一週間ぶりに再開します


はかせ「はっ!!!」


みお姉「どうしたの~?」


はかせ「なのが呼んでる気がする」


阪本(なんだそれ)ニャー


はかせ「もしかしたらはかせはなのの所に行かなきゃいけないかもしれない」


みお姉「なのちゃん、医務室に行ったんでしょ? 少し遠いよ?」


はかせ「それでもはかせは行くんだけど!!」


まい「エクレアもあるよ」


はかせ「……」


阪本「……」


はかせ「…牛乳も欲しいんだけど」


阪本(おいコラ)フニャー!!!


審判「ゲーム時定2-1」


海堂「くそったれが!!とうとう一ゲームとられっちまったぞ!!!」


桃城「そんなことは分かってんだよ!!」


桃城(しかしどうする…これと言っていい案が浮かばねえ…)


海堂(まともに打ち合えさえすればこっちに分がある…何とか出来ねえか…)


不二「二人とも荒れてるね」


海堂「不二先輩…」


桃城「何すか?俺らを茶化しにきたんですか?」


不二「そんなつんけんしないでくれよ。せっかく二人にプレゼントを持ってきたのに」


海堂「プレゼント?」


不二「そう、この状況を打破することができるとっておきのアイテムさ」


桃城・海堂「……」


不二「あまりうれしそうじゃないね?」


桃城「まさかそのアイテムって…」


不二「マスクだよ」


桃城・海堂「やっぱりな!!!」


桃城「あー、不二先輩。勘違いしてもらっちゃ困るんすけどね…俺らも好き好んでマスクをつけるわけじゃないんですよ」


桃城「あの時、四天宝寺戦は絶対に負けられない試合だった…だからなりふり構わず勝ちに行ったんすよ」


桃城「今はその時じゃないっす。これはただの『親睦会』ですから」


海堂「今回ばかりは桃城の意見に同意です」


不二「そうかい?僕はむしろ今こそつけるべきだと思うけどね」


不二「相手も自分も楽しくテニスができるように努力していくのも大事だと思うけどなぁ」


不二「なんせ『親睦会』なんだから」


桃城「うっ…」


不二「これはあくまで僕の意見だからいいんだけど…」


不二「ただ驚いたよ」


不二「君らに『負けていい試合』なんて概念があったなんてね」


桃城・海堂「はい?」ピクッ


不二「だってなりふり構わず勝ちにいかないてことは別に負けてもいいってこと…」


不二「『親睦会』でなら負けたところで大したことないって思ってるんだね」


桃城・海堂「……」ピクピクッ


不二「あーあ、君たちはどんな試合だろうと全力でやるつもりだと勝手に思ってたよ」


不二「君たちが負け犬でもいい、精一杯やりましたけど駄目でした~でいい、なんて考えたなんて気づかなかった」


桃城・海堂「……」ブチッ!!


不二「余計なお世話だったね。僕はすぐに戻るよ」










海堂「…ちょっと待てこら」

うぉぉおー!日常ssキタコレ!


不二「何だい?」


桃城「…るよ」


不二「ん?何だって?」


桃城「マスクをかぶるって言ってんだよ!!!!!」


海堂「上等だぁ!!!何が何でも勝ちにいってやるよクソがぁ!!!!!」


不二「いやー、別に無理しなくてもいいんだよ?」


桃城「ふざけてんじゃねェ!!!絶対勝ってやる!!!ハリー!!マスクハリー!!!」


海堂「かく乱が何ぼのモンじゃぁぁぁぁ!!!シバキ倒す!!!スネイク祭りだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


不二「そこまで言うなら仕方ないね」ニヤッ


不二「じゃあこれがマスクだからしっかりかぶっていってね。あとこれは名前ピン」


桃城「よっしゃぁぁぁ!!!もう表情は崩れねぇぞぉぉ!!!」


海堂「かく乱し返してやるわぁ!!!ネットの上で全力でランバタ踊ってやるわぁ!!!」


不二「ガンバレー」


越前「不二先輩ってあんな一面があったんですね」


大石「三年間付き合ってきたが初めて見たよ」


みお(何かあっち荒れてるなー)


田中「ふー、ようやく一ゲーム取ったな」


中之条「うん!!このままいければもしかしたら…」


田中「ああ、勝てるぜ!!」


中之条(だけど…何だろう?このもやもやした感覚は…)


田中「どうした?またすぐ試合は再開されるぞ?」


中之条「う、うん。なんかいやーな予感が…」チラッ


中之条「……」


田中「?」


中之条「…的中した」


田中「ん?今何を見…」















大福くんA【桃城】(数分前の自分を殴りたい)


大福くんB【海堂】(理解できねえ…いや、理解したくねえ)


みお「だだだだだだだだだだだだだ大福くんだぁーーーーー!!!!!」


ゆっこ「みおちゃんどうしたの落ち着いて!!てか大福くんって何?」


みお「私が聞きたいよ!!!」


ゆっこ「いやいやいや!!みおちゃん名前言ってたじゃん!?」


みお「名前しか知らないよ!!!詳しいことなんも知らない!!!そういやマスコットキャラらしい!!!」


ゆっこ「あんなのマスコットじゃねーよ!!!顔のパーツ何にもないよ!!」


大福くんA(眼もねえ…、耳もねえ…、口もねえし鼻もねえ…)ペタペタ


大福くんA(どっからどう見てもつんつるてん…。こんなのマスクじゃねえ…)


大福くんA・ゆっこ「もはやこれ(あれ)…」


大福くんA・ゆっこ「「ただの大福じゃねえか!!!」」


大福くんB(いくら乗せられたとはいえなんてもんつけてんだ俺は…)


田中「何じゃありゃあ…」


中之条(まさか…ここに来てるのか父さん…)


おまけ「CとD」


中之条父「……」


中之条父「……」チラッ


大福くんC「うっふん!!うんふふっん!!」フリッ!!フリッ!!


中之条父「……」


中之条父「……」チラッ


大福くんD「いやーん!!ちょっとそこのかっこいいお兄さ~ん!!ちょっと大福買っていかな~い?お兄さ~ん!!」


中之条父「……」


スタスタ…


大福くんD「あらぁ?中之条さんお疲れさ」


中之条父「ふんっ!!!」バキッ!!!


大福くんD「まんやげふぅ!!?」


大福くんC「小春ぅーーーーー!!!!!」


中之条父「キモいんじゃーーーーー!!!!!」


大福くんB「『大福スネイク』!!!」バシュン!!


大福くんA「『大福スマッシュ』!!!」ドゴーン!!


大福くんB「『ブーメランっぽい大福』ぅ!!!」バリュン!!


大福くんA「『ナイフで切る大福』ぅぅ!!!」ズバーーーン!!!


大福くんB「『トルネード大福』ぅぅぅぅ!!!!!」ギュルギュルギュルギュル!!!


田中「キャベンディッシュるヴふぁ!!!」


中之条「バルトロメオるんえじゅばっは!!!」


ゆっこ「なんか変なこと口走って吹っ飛んだーーーーーーー!!!!!」


審判「ゲーム青学4-1」


みお(冷静!!?)


大石「二ゲーム連取したか…」


大石(すげーシュールだ…)


不二「ふっきれたみたいだね…動きが見違えるようだよ…」


河村(やけくその間違いじゃないのか…)


菊丸「体力を…ププッ、持っていかれるよね…」ヒーヒー


越前(体力より精神力を持っていかれそうだな…)


手塚「……」
















手塚「…悪くない」


一同「!!?」


田中「うぐっ…」グググ


中之条「」


ゆっこ「田中…、中之条…」


みお(中之条の意識が…無い!!?)


田中「相棒…」


中之条「」


田中(とりあえず意識を呼び戻さねえとか…)


田中「ん~~~~~~~~」キューーーン!!!


田中「『破』ぁぁぁ!!!」ドンッ!!!


中之条「っ!!!」ビクビクッ!!


田中(とりあえず意識は戻ったみたいだな…)


越前(今、何した?)


田中(もう少しなんだ…、もう少しで俺の『奥義』を使う準備は整う…)ゼエゼエ


田中(大福が出たあたりで流れが変わりそうな気配がしたから『氣』を練っておいて正解だったぜ…)


田中(この奥義はさっきのギャグとは比べ物にならない力を持つ。体への負担こそ大きいが発動させられれば一矢報いるどころか逆転勝ちだって夢じゃない…)


田中(だがこれはあくまでダブルス!!相棒が立ち上がれなければ試合はそのまま終了し俺たちは負けだ…)


田中(…いや、負けでもいいのかもな。相棒のダメージも心配だし…)チラッ


中之条「……」


中之条(君の方を見なくても君がまだやる気だって言うのは分かるよ。ずっと友達だったからね…)


中之条(そして僕の身を案じ試合を棄権しようとしていることも…)


中之条(ごめん田中君…、僕も戦いたいのは山々なのさ…)


中之条(でも重いんだ、動いてくれないんだ…、体が、心が)


中之条(僕みたいなやつががんばったところであの人たちは越えられない…)


中之条(そう気づいてしまったから…)


ゆっこ「中之条がんばれ!!」


みお(中之条!!)


師範代「……」


中之条(相生さんは、応援してくれてる…)


中之条(長野原さんは心配そうな顔をしてくれている…)


中之条(そういえば東雲さんは今いないんだっけか…)


中之条(水上さんは…)


はかせ「ドロー2。はかせはウノなんだけど!!」


まい「ドロー4返し。色は赤」


みお姉「さらにドロー4返し。色は緑ね」


はかせ「ちくしょう!!!」バサッ!!


阪本(!!?)


中之条(…ウノやっとる)


師範代「…」


中之条(そういえばあれは誰なんだ…)




師範代「何かを犠牲にしなければ何も得ることはできない」




中之条(!!!)




師範代「何かを変えることができるとすれば…大事なものを、人間性をも捨てることができる人間だ」


師範代「何も捨てることができない人間には何も変えることができない」




中之条「……!!!」グググ!!!


田中「相棒!!」


中之条(そうだ…僕はまだ…何もしていない…何も捨ててなどいない!!!)


中之条(ここで…動けなかったら何も変わらないじゃないか!!!)


中之条(まだ…やれるんだ!!!)グググ!!!


中之条「僕は…まだ、やれ…るぞ」


田中(そうか相棒…おまえはまだ戦うんだな…)


田中(お前の気持ちに気付けないなんて駄目だな俺は…)


田中「やれるだけやってやろうぜ…!!!」


中之条「うん!!!」


田中(だが体力の限界も近いのは事実…)


田中(がんばってくれ!!!もう少し…もう少しなんだ…)


中之条(だが僕は何を捨てられるんだ…僕は何を捨てればいいんだ…)


大福くんA「…ここまで来た以上、立ってくるなら手は抜きませんよ!!!」ヒュン!!


大福くんA「『大福サーブ』!!!!!」ドゴーーン!!!





―― 瞬きすら許されぬ刹那の時の中… ―――





中之条(   僕は…    何を…     捨てられる?  )


中之条(    何を…    )






―― 中之条は… ――





中之条「……」ガシッ!!!


大福くんA(髪の毛をつかんで何を…)


中之条「キ…」ブチッ!!


中之条「キエェェェェェェ!!!!!!!!!!!」ブチブチブチブチッ!!!


大福くんA・B「!!?」






―― 『理性』を捨てた ―――






中之条「シュッシュッポッポーーーーーーー!!!!!」パーーーン!!!


みお「」


ゆっこ「」





―― ついでに『髪の毛』も捨てた!!! ―――


大福くんB(何だぁ!!?急にパワーもスピードも上がりやがった!!!)


大福くんB「くっ!!『大福』!!!」ビュン!!


大石(もはやスネイクの面影がなくなるまで浸食されたのか…)ツー



中之条「キエッ!!キエッ!!キエーーーーーーーーッ!!」ドドドドドド!!!!!


大福くんB(バカな!!!あの距離を一瞬で詰めたのか!!!)


中之条「アッチョンブリケ!!!」バギャーン!!!


大福くんA「どけマムシ!!!」


大福くんB(マムシ??俺は大福…、いや俺のことか!!!)


大福くんA「ふんっ!!!」メキメキッ!!!


大福くんA(パワーをためろ!!!もっと!!!もっとだ!!!!!)


大福くんA「うおおおおおおお!!!!!」


大福くんA「喰らえ!!!『ジャックの豆の木風味つぶあん大福』!!!!!『あとナイフ』!!!」ズゴガーーーン!!!


大石「桃城も洗脳されてたーーーーーーー!!!!!」


ゆっこ「てか技名長え!!!!!」


みお「技名の付け足しだと!!!」


中之条「ポンデリングッ!!!ポンデリングッ!!!」バタバタバタバタ!!!


河村「ジャックナイフと正面からぶつかる気か!!!」


ゆっこ「危ない!!」


中之条「うんしゃばだーーーーーーー!!!!!」キュルキュルキュルキュル!!!


中之条「『A・P・S』(合気道・パッシング・ショット)!!!」


バチチーーーーン!!!


大福くんA(ショットの力をそのまま、いやそれ以上にして…)グオッ!!


大福くんB(俺ら二人のラケットを弾きやがった!!!)クッ!!!


>>1です。中之条がはじけたところで今日は終わりにします。


次回は田中の奥義&第2ダブルス決着を書ければいいと思っています。


おやすみなさい。

あげ

>>1です。久々に投下します。


決着まではおそらくいけないと思われますね…


審判「15ー0」


大石「なんて威力のショットなんだ!!」


手塚「意図的に己のリミッターを外してショットの威力を上げ、さらに相手の力を利用してカウンターで打つパッシングショットか…」


不二「二人ともボールを取りに行ったラケットが弾かれたね…」


河村「すごいな…」


越前「……」ドクン!!!


中之条「マカロンっ!!!マカロンっ!!!」


田中「……」


越前(何かやばい感じがする…、モヒカンの人からじゃない!!アフロの人の方から!!!)


越前(そして…俺はこの感覚を知っている!!!)


越前(どこだ…どこで感じた感覚だ!!?)


みお・ゆっこ「……」


ゆっこ「戻ってこれるかな中之条…」


みお「どうだろうね…」


なの「わ、私は戻ってきました~~~~」プルプル


ハカセ「なのだー」ワーイ


みお「おー、なのちゃん遅かったね。道に迷った?」


なの「いえ、道には迷っていないんですが…色々ありまして…」


みお「???」


みお「じゃあとりあえず医務室には行けたんだ。あの人大丈夫だった?」


ゆっこ「自分でけがさせといて何言ってんのさみおちゃん」ゲラゲラ


みお「あ?」


ゆっこ「すいませんでしたーーーーーーーーー!!!!!」ジャンピングドゲザーーー!!!


みお「よろしい」


なの「ええ、擦り傷が少しと足首をちょっと捻挫したくらいだったので処置はすぐに終わりました。今は念のため安静にしてもらってるみたいですね」


みお「よかったー」フー


なの(道中のことはいわなくてもいいかな?)


ゆっこ「なのちゃん言いたいことありそうな顔してる」


なの「ふえぇ!!?」


なの(ピ…ピンポイント過ぎる…)


みお「そうなの?」


なの(何か話を…、そうだ!!)


なの「そ、そうです!!少し気になることが…」


ゆっこ「なに?」


なの「…実はあの医務室」


なの「ベッドがとても多かったんですよ…」


みお・ゆっこ「???」クビカシゲ


ゆっこ「それって変なことなの?」


みお「この公園結構広いからほかの所よりベッドの数が多くても不思議じゃないとおもうけどなぁ…」

















なの「でもさすがに30台はおかしいですよね…」


みお「おかしい。絶対おかしい」


ゆっこ「バカの私でもわかる。それはおかしい」


なの「私もおかしいなと思って医務室の人に聞いてみたんですよ。『何でこんなにベッドがあるんですか?』って」


ゆっこ「ふむふむ」


なの「そしたら…『今日のために発注した。どうせ必要になる』と言われました」


みお「うーん?それってベッドが必要になることがたくさん起こるってことじゃ…ってはう!!!??」ビクーーン!!


なの「どどどどうしたんですか長野原さん???」


みお(待てよ??確か…)ザー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ザー

みお「テニスって!!!あんた本気で言ってる?私だよ!?」

ゆっこ「そこを何とか!」

みお「うーん…明日、テニスか~。私のほかにはだれか行くの?」

ザー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


みお(あの時…)ダラダラ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ザー

ゆっこ「そうだよ。チラシにも書いてあるし。見る?」

みお「みるみる」

みお「おっ、意外としっかりしたチラシだな。どれどれ」

『○月△日(土) 中学テニスプレイヤー集結!!

 時定テニス親睦会  参加者募集!!!

 全国優勝チームがこの時定に!!』


ザー

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みお(確か…!!?)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

参加規約

①ダブルス2試合、シングルス3試合のチーム戦になるので最低7人でのエントリーをしてください。

②エントリーは中学生以上の方でお願いします。


『③試合において起こることは全て自己責任となります。試合前にその旨の誓約書を書いてもらうことになるのでそちらに同意できない方は参加をご遠慮ください。時定市はその責任を負いません。』


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『③試合において起こることは全て自己責任となります。試合前にその旨の誓約書を書いてもらうことになるのでそちらに同意できない方は参加をご遠慮ください。時定市はその責任を負いません。』




みお(あれってそういうことか!!!!!)


みお「」ガクガク


ゆっこ「みおちゃん?」


みお(やばい…、やばいぞこれは!!!)


みお(大量のベッド、参加規約③、そして桁外れの力を持つ参加者たち… この3つから導かれる答え…!!!)


みお(この時定テニス親睦会は…)



















中村「やばすぎる!!!」ガバッ!!


中村「あれ?」


医務員「お目覚めですか?」


なの「どうしたんですか長野原さん?さっきから何か考えことしてるみたいですけど…」ボソボソ


ゆっこ「とりあえずそっとしとこう…」ボソボソ


なの「わ、わかりました」ボソボソ


みお「いや、ねーな!!!」


ゆっこ・なの「っ!!!」ビクッ!!!


みお「だいたい今やってんのテニスだよ?テニスで起こる怪我なんて大したことないでしょ!!あー、無駄に心配したー」ハッハッハッ!!


ゆっこ「ちょっとみおちゃん?急に高笑いとかどうしちゃったの?戻ってみおちゃん!!」カタユスル


みお「いやー、私ってホント馬鹿!!」ハハハー


ゆっこ「みおちゃん、それ私のセリフ!!!」


なの(すでに4人がベッドに転がっているなんてとても言えない…。しかも原因が電流による感電なんて絶対言えない!!!)ナンデデンリュウガナガレタカハシラナイケド


中之条「ありのーままのー姿見せるのよー」


中之条「見・せ・て・るっ!!!」ビシッ!!


田中「……」コォーーー


みお「確かに最初のお姉たちの試合はすごかったよ?なんか跳ねないボールとか、ボールが手元に戻るとか、オーラとか出てたし」


みお「でも怪我につながるようなものでもなかったからね!!と言うかテニスボールぶつけて重症負うなんてありえないから!!せいぜい青あざ位でしょー」


みお「何々?とてつもないショット出して?ボールが直撃して?当たった人は吹っ飛んじゃうとか?」


みお「そんなポンポン人が飛んでたら大問題だっつーのって」


みお「だからこれは単なる私の勘違い…」





田中「『轟』っ!!!!!」ボゥ!!!






みお「……」トウイメ


みお「…はい?」


大石「今度はなんだぁ!!?」


田中「どうやら間にあったようだな…」キュンキュンキュンキュン!!!


なの「うわー!!」


ゆっこ「アフロが燃えとる!!」


越前(この圧迫感は!!?)


越前(そうだ思い出した!!これは…おやじと同じ…世界レベルのプレイヤーと対峙した感覚っ!!)


越前(どうしてこのアフロの人が急にこんな雰囲気を出せるようになったんだ…?)


田中「助かったぜ相棒…。おかげで奥義を出す時間が稼げた…」


中之条「メケメケメケメケ!!!」


みお「奥義?」


田中「そう…奥義の名は…」
















田中「『憑依合体(仮)』だ!!!」


みお・ゆっこ「アウトだよーーーーーーーーー!!!!!」


田中「もちろん本家とは若干違う」


ゆっこ「本家って言っちゃったよ!!!」


田中「ほらココココ、(仮)[カッコカリ]ってあるだろ?」


みお「あー、ホントだねー、じゃねえよ!!!どこのモバゲーだよーーー!!」


田中「で、この憑依合体(仮)についてだが…」


みお「アッ!!会話全スルーだよ!!!」ヒザパァン!!!


田中「長野原、頭を冷 ゆっこ「言わせねーよ!!!」」


田中・ゆっこ「……」


田中「で、俺の憑依合体(仮)はな…」


ゆっこ「ふむふむ…」


みお(アッ!!アイコンタクトォォォ!!!)ヒザパァン!!


田中「まあ、要するに本家の術が通常の霊を憑り着かせるのに対し、俺の術は『生霊』を呼び寄せ、使役するということだ」


田中「この術の発動に時間がかかったのはこの状況を打破できる生霊を探していたわけであってな…」


阪本(何を言ってんだ…………?こいつ……)


田中「どうやら近くに強力な魂を持つ人がいたようなのでちょっと手伝ってもらうことになったぜ!!」


田中「そしてその強力なパワーは!!イメージとして実体化できる!!!」


田中「そうこのように!!!いでよ『庭球師の赤』!!!」ブワッ!!


庭球師の赤[パッションズレッド]『モットアツクナレヨ!!!』キシャー!!!


みお「~~~~~!!!このドテカボチャ!!!」


田中「何だよそれ!!?」


みお「ツッコミどころ多すぎンだよ!!!何だあの名前!!隠してるつもりなのか!!!隠しきれてると思ってるのかーーーーー!!!」


ゆっこ「てかこの近くにいんの?マジで!!?」キョロキョロ


みお「類は友を呼んでるんだよーーー!!!やっぱあんたは田中だよっ!!!」


田中「YES I AM!!」ビシッ!!


みお「~~~~~っ!!!」ジタバタ




阪本「おいガキ、わけわからんぞ。どういうことなんだ?」ボソボソ


ハカセ「ggrks」


阪本「おう!!?」



みお「水上さんたちは何をしてるんですか…」


まい・みお姉「『神と師に捧げる舞踊』(ワイクルー・ラーム・ムエ)」

>>1です。今日はここまでにします。更新遅くなって申し訳ないです。

最近、キャラが言うことを聞かなくなってきている気がしてきます。

おやすみなさい。

乙!
おもろい展開きたwwwwww

何が起きるんだ…

>>1です。ようやく忙しさに一区切りついたのですこし投下します。


田中「さあ、『赤い悪魔』の異名をとくと味わってもらいますよ!!」


大福くんA(何か違うよね?)


大福くんB「それなら見せて貰おうじゃねえか!!」パーン!!


田中「この一球は絶対無二の一球ナリ!!」スパーン!!



パーン!!… パーン!!…









中之条「キル!!ミー!!ベイ!!ベー!!」


大福くんA「どしたのワサワサ!!」


パーン!!… パーン!!…


大福くんB(ちい!!また傾きかけている流れを引き戻す!!)フシュー


大福くんB「行くぞ!!『トルネード大福』!!!」ギュルギュル!!


田中「それを待ってたぜ!!」ギラッ!!


大福くんB「何だと!!?」


田中「見よ!!己がアルクの形をかたどることで魂が燃え上がる!!!」ゴウ!!


田中「喰らってくたばれ!!O・C・F・H(俺が・クロス・ファイヤー・ハリケーン)!!!」ゴォウ!!


田中「うおおおおおおおお!!!もっと燃え上がれ俺の魂いいいいいいいいいいい!!!」


不二「ボールのジャイロ回転に合わせて回った!!!」


大石「いや、そこじゃない!!本当に全身燃えてるぞ!!?」


ゆっこ(牙○牙??)


田中「さらに合わさるは黄金長方形によって生み出される『黄金の回転』!!まさに無敵!!」


大福くんA「いったい何者なんだこの人は!!?」


河村「燃えた意味は?」


田中「吹き飛べぇぇぇぇ!!!」バチコーーーン!!!


大福くんA「よけろ!!」


大福くんB「ちぃ!!」サッ


フェンス「完全にとばっちりじゃない?」メキョメキョ!!


越前(フェンスがねじり曲がって燃えだした!!)


田中「うまく避けられてしまったか…」


なの「もうなんかむちゃくちゃですよ…」ズーン


ゆっこ「もはやテニスじゃねーよ!!田中のヤツ当てる気満々じゃねーか!!!」


田中「そりゃもちろん。KO狙いだしな」


ゆっこ「もちろんじゃないよ!!KO狙いってなんじゃ!!もう一度言うけどそれテニスじゃないから!!!」


田中「相生こそ何を言ってんだ?プロの試合は得点よりも相手を戦闘不能にして勝利するケースが7割なんだぞ?」


田中「今、力を借りている人はその代表格だ。かの有名なウィンブルドンでは10人以上のトッププロをけし炭にしたとかしないとか言われてるし」


ゆっこ「ツッコミが追いつかねーよ!!!」


ゆっこ(確かに私はそんなテニス知らないけどそれはないだろ!!もう私ひとりじゃ無理だよ!!何でか知らないけど頭の中で『サライ』が流れ出す始末だよーーーーー!!)ゼェゼェ


ゆっこ(あれ?そういえばみおちゃんは?こんなツッコミどころしかないこんな状況で『時定の自動ツッコミ機』長野原みおが何もしないわけない!!てか助けてみおちゃん!!!)

































なの「長野原さん!!しっかりしてください長野原さーーーん!!!」カタユサブル


みお「……」マボロシノヒダリマガオ


ゆっこ(駄目だ!!考えることを放棄してるよ!!!)


ゆっこ(ボケの許容範囲をオーバーしたせいで顔が死んでる!!)


なの「長野原さーーーーん!!!」


みお「……」マボロシノヒダリマガオ


大福くんA(まずい…まずいぞ…)


大福くんA(まさかあんな技を使ってくるとは…降霊とかあり得ないだろ!!)


大福くんA(しかしこの威圧感は本物…。気温も気持ち10℃は上がってる感じがするし…)タラッ


大福くんA(何よりプレースタイルががらっと変わったのがいい証拠だ…)




手塚「今までのトリッキーな動きで相手の隙を突くテニスから強引な力技を多用するテニスにプレースタイルが変わったな」


大石「ああ、しかもさっきの技は間違いなく海堂の『トルネードスネイク』をつぶしにかかっていた。あえて相手の得意なショット、よりどころとなる決め球を狙って打ち勝つことで精神的にも優位に立つつもりなのだろう…」


大石(正直な話、さすがに降霊は冗談だと思っていたがこうも違うと信じざるおえないな…)


大福くんA(まじでどうする?勝負を避ければ主導権を持ってかれてそのまま負ける…)


大福くんA(かといってあのショットとまともにぶつかれば間違いなくこちらが消し飛ぶ…二人仲良くバーベキューってか…笑えねぇな)


大福くんA(俺らが勝つには乱戦に持ち込んでの短期決戦、仕掛けるならポイントで勝っている今しかねぇが…)


大福くんA(ん…?これは…!!?)ピクッ!!


大福くんA(センサーON!!!)カシャ!!!


なの「大福からアンテナ出た!!?」


大福くんA(しめた!!どうやらこのコートから発する熱で上昇気流が生まれ、急激に積乱雲が発生しているみたいだな。このまま行けばあと5分もしないうちにこの辺一帯は激しい雷雨に巻き込まれる!!)ピコーンピコーン


大福くんA(そこに勝機を見出してやる!!)


大福くんA(今日は予測の調子がいいな…なんでだろ?)


なの(はわわわわ!!?なぜに?ナゼニ?なぜ頭からアンテナ?)ジィー


はかせ「……」ジィー


なの(まさか私と同じロボット!!?)ジィー


はかせ「!!!」パァー


はかせ「なの!!!今度なのにもアンテナつけてあげるね」シュビ!!!


なの「いりません!!!」


大福くんB(くそが!!あまりの威力にビビっちまったじゃねえか!!!俺としたことが情けねぇ…)


大福くんB(…俺としたことがってそもそも俺は…)


―― 俺は×××だ ――


大福くんB(何だちくしょう…この大福をかぶってからよくわからなくなってきちまった…)


大福くんB(俺は大福…ではねぇ…)


大福くんB(俺はいったいなんだ…何なんだ?)


河村(あの状態で頭抱えられてもいまいち深刻な感じがしなくて困る)


審判「15-15」


田中「バーニングラァァァブ!!!」ズバーン!!!


大福くんA「うおおおおお!!!」バチーン!!


中之条「ァリゴリズム体操ぅぅぅぅぅぅ!!!」ガキーーン!!


大福くんB「くっ!!」スパンッ!!


中之条「ドルチェェェェ!!!」ズビュ!!


大福くんA(前に詰めるのが早い!!)


大福くんA「くそっ!!」パーン!!


菊丸「ああ!!ロブはいいけど大きい!!あれじゃアウトだ!!」


河村(いや…)


田中(よし、これは…)


大福くんA(ここで突風が吹く!!)ゴウッ!!


田中「インだと!!」


田中「ちぃ!!」バビュン!!!!


越前(10m近い距離を一瞬で詰めた!!?)


田中「うらっしゃい!!!」ズバーーン!!


大福くんB「っ!!!」バチーン!!


田中(早めに決着をつけたいのは分かる!!そこにあえてのっかる!!!そのうえで君たちを倒そう!!!)


大福くんA(マムシも決め球が狙われてることに気付いているはず…、でもトルネードはおろか普通のスネイクも使わないのはビビりすぎだ!!!)


大福くんA(くそったれが!!!マムシのやつ…、あからさまに弱くなってんじゃねえかよ!!いつものうざいくらいの粘りはどこ行ったんだよ!!!)


大福くんB(俺は…)




―― 俺は大福だ ――




『違うっ!!!』

























―― じゃあ苺大福だ ――


『だから違う!!そういう問題じゃねえ!!!』


































―― 俺は苺大福なんかには逃げないぞ!! ――


『違…だれだてめぇ!!!』


大福くんA「おいこらマムシてめぇ!!!」


大福くんB「!!!」




―― 俺はマムシだ ――




大福くんA「何逃げ腰になってんだ!!しょんべん漏らしたのか!!?ああ??」


大福くんA「それとも今の頭みたいに脳みそまで大福になったのか?」


大福くんB「てめぇ…ふざけてんじゃ…」ピキッ!!




―― 俺は大福だ ――


大福くんA「ふざけてるのはてめえだ!!!」


大福くんB「俺が知ってるお前はそんなんじゃねえだろうが!!!」


大福くんA「なっ!!!」





―― 俺は×××だ ――





大福くんA「やる気がねえなら下がってやがれ!!!俺一人でやる!!!」


大福くんB「この…くそ野郎が…」


河村(表情が見えないんだよなぁ…)


大石「おい二人とも!!喧嘩をしている場合じゃないぞ!!!」


手塚「問題ないだろう」


越前「そうそう」


大石「??」




大福くんA「ぬんっ!!!」ベキベキベキッ!!!


大福くんA「これが俺の全力だぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


大福くんA「『ジャックナイフ』!!!」ゴバーーーン!!!


ゴウーーーーーーーーーーーーーッ!!!


田中(いいよいいよ!!!熱いよ!!これぞ青春!!!いいねぇ!!!)


田中(こんな熱い魂にはこちらもさらに熱く燃えたぎった魂で答えよう!!!)


田中「見せてやる!!これぞ『太陽神四十八ノ奥義』の一つ!!!」


田中「この男はこれで95年のウィンブルドンを制した!!!」


ゆっこ「マジで!!?」


田中「こおぉぉぉぉ!!!」ゴォォォォォォ!!!!!


田中「O・C・F・H・S(俺が・クロス・ファイヤー・ハリケーン・スペシャル)!!!」ズバババババ


ゆっこ「分身したぁ!!?」


大石「いや、だからそこじゃない!!燃えてるぞ!!?」


みお「いや、分身もおかしいですよねー!!!」


大石「分身はちょいちょい見てるんだ」


菊丸「分身程度なら余裕」


みお「えーーーーーーーーーーーーー!!?」


大福くんB「さっきの技の人数が増えただけじゃねえか…」


大福くんB「俺にはその技が破れないとでも?」


田中「この回転を打ち破るにはジャイロ回転のさらなる上…、少なくとも『黄金の回転』を使わなければならない!!つまり、その回転がわからない君にこの術を破るすべは…ない!!!」


大福くんB「回転がわかるかどうかだと?」


大福くんB「あるじゃねえか…、とてつもなくでけえ手本が目の前によぉ!!!」


田中「!!!」


田中(まさか!!?俺の技の軌道を読んで打ち込む気か!!)


大福くんB(今までの俺ができたかどうかはわからねえ…が!しかし!!今の俺なら、この大福を通して己と言う存在を再認識した俺になら打てる!!!)コオォォォォ!!!



大福くんB「俺は…マムシでも…大福でもねぇ…!!」




大福くんB「俺は…」パキッ!!




海くん「俺は……!!」パキパキッ!!!







海堂「海藤薫だぁぁぁぁ!!!!!」パキーーーン!!!


不二「僕の大福が割れたぁぁぁ!!!!!」ガーン!!!




海堂「『黄金回転スネイク』(ゴールデンジャイロスネイク)!!!!!」バビュン!!!

今日はここで終わります。

せっかくの締めで痛恨のミス…  ×海藤 → ○海堂 で

乙!おもろかった

>>1です。更新します。

ようやく第二試合が決着します。みんな粘ること粘ること…


中之条剛

破壊力:D
スピード:B
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:B
成長性:A

・決して高いパラメータとは言えないがその頭にそそり立つモヒカンのように己の信念をまっすぐに貫き気高く生きるナイスガイの一人
・破壊力に劣るものの粘り腰のテニス、いわゆる「シコリ」で相手の根負けを狙ってくる
・ただし、理性と羞恥心の枷を外すことで超人的な力を得る「パーサークモード」ではステータスは鷲巣様もびっくりの5倍プッシュ。相手のショットの力を無効化し倍返しにして返す「A・P・S(合気道・パッシング・ショット)」が使用可能となる

「日常」においてトップクラスの被害者。彼には強く生きてほしい。


田中

破壊力:C
スピード:A
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:B
成長性:A

・おはぎのようなアフロが特徴。曲者ぞろいの「日常」界における偉大なトリックスター
・試合でもそのトリッキーぶりを発揮し、相手を大いに困らせている。アフロからのカタパルト噴射を筆頭に108の小ネタが存在するが一部を除きお披露目されることはまずない
・中でも己の氣を消費し特定の霊(生霊のみ)を自身に憑依させる『憑依合体(仮)』は霊媒師でも上位、かつ霊力の高い系譜で知られる田中家だからこそ許される秘奥義であり、生きている人間も生霊として憑依させることができるのが大きな利点である。なぜ生霊しか憑依できないのかは永遠の謎


もう今回の話において中之条との友情も強く書けたらと考えてたら「熱い」のイメージしかなくなっていた。奴を呼び寄せたことはもはや必然


桃城武

破壊力:A
スピード:B
射程距離:B
持続力:A
精密動作性:B
成長性:A


・テニプリの中では「くせ者」と比較的落ち着いたあだ名を持つ気象予報士
・相手の「心を読む」力を発揮して相手の動きを予測できるが今回は相手が悪く空振りしまくり。逆に気象予報士としてはセンサーのおかげもあり精度が高くなった
・大福の被害者A。浸食率はいまいち


当初の予定では第二試合を決めるはずだった男。締めを海堂に譲る形となった。備考なし


海堂薫

破壊力:B
スピード:B
射程距離:A
持続力:S
精密動作性:A
成長性:A

・蛇のようなしつこさに定評のある海堂薫。持久戦のバジリスク
・黄金の回転を得たのでテニプリランキングで一気に上位に上がるだろうがしょせんこの話の中で消えていく運命。すこしさびしい
・大福の被害者B。浸食率がフルスロットル。もう少しで人格が乗っ取られる寸前までおいこまれてしまった

とんとん拍子に第二試合の主人公となった男。>>1は海堂と大福との戦いが本当に必要であったのかどうかが今更になって気に出している


まずはおまけから


おまけ 世界の実力


~ 第12コート ~


助っ人A「」ボケー


助っ人B「あれ、ちょっと?松…じゃねえや。えーと…そう!!助っ人…助っ人Aさん??なんでそんな呆けた顔してるんですか???」パーン!!


宍戸「くそったれがあぁーーーーー!!!!!」バキャ!!!


宍戸「ぐあああああああああ!!!!!」


助っ人B「あっ、やべ」パシュ!!


宍戸(浅いロブになった…!!)


鳳「宍戸さーーーーーーん!!!!!」


宍戸「今が千載一遇のチャンスだ!!!俺に構うなあああ!!」ビクビク


鳳「それ完全に右手折れてますよ宍戸さーーーーーん!!!痙攣おこしてるじゃ…」


宍戸「構うなって言ってるだろうがああああ!!!最後のチャンスかも知れねえんだ!!!奴に渾身の一発決めろおおぉぉぉ!!!」ビクビク


鳳「くっそーーーーーーー!!!燃えろ俺の小宇宙!!!」ゴウ!!!


助っ人B「助っ人Aさん?聞いてますかーーーー!!」


助っ人A「」ボケー


鳳「ネオスカット…」メキメキ!!!


鳳「グラウンドスマアアアアアアアアアッシュ!!!」バギャギャン!!!


助っ人B「おっと」ギン!!!


ボール「何や動けへんぞ」


鳳「バカな…僕の必殺技をこの近距離で…」


鳳(しかも空中で止めるとかありえないじゃないですか…)


宍戸「くぁせdrftgyふじこ」ビクビクビクビク


助っ人B「君たちは強い…。確かに強い。この時代の中学生たちが中学テニス界始まって以来の黄金時代と言われるのもうなずける」


助っ人B「しかしまだ世界の広さを知らないんだ…。酷な言い方をすれば『井の中の蛙、大海を知らず』ってことだよ」


鳳「それにしても…2人がかりで1ポイントもとれないなんて…そこまでの差があるなんて…」


助っ人B「フェデラーはそのサーブで僕のラケットやコートごと…そのはるか先にあるカリブ海を割った…」


助っ人B「ジョコビッチの『亜空間返球打』の前にはどんなショットも通じなかった…」


助っ人B「ナダルがそのフットワークで二十人に分裂したときは負けを覚悟したし…」


助っ人B「マレーなんかは試合の前日に夜襲をかけてきたこともあったね…」


助っ人B「そうやって世界のトップたちと昼夜を問わず命を削りあって今の僕はある」


助っ人B「その過程で空力…『風』を極めた僕にとっては君の全力程度なら空中にとどめることもたやすい」


鳳「そんな…」


助っ人B「ボールを返そう」フワッ


宍戸(浮きやがった…)


鳳(まさかこれが…世に名高きあの…)


助っ人B「『AIR-K』」ゴウッ!!


宍戸「ぶるあぁぁぁぁぁ!!!」


鳳「おぼろろろろろろろ!!!」


助っ人B「竜巻のごときこの球を止めるすべ無し」


跡部(これが世界のプロの実力…俺様の目にも死角が一切映らねえだと…)ゴクッ!!


安中「」


高崎「またひどいありさまだな…」


桜井「高崎先生…、小木さんは…」


高崎「医務室に連れて行ったから大丈夫だ…だがまた行かなくてはいけないかもな…」


関口「あの人たちってあれですよね…、あの有名なあれですよね…」


大工「さあ…どうだろうな」


関口「……」


大工「……」


関口「どうやって呼んだんですか…」


大工「…金だ」マネーサイン


関口「…ですよね」


助っ人A「こけし!!!」カッ!!


助っ人B「うお!!起きた!!!」


おまけ いつの間にか


ゆっこ「そういえばいつの間にかみおちゃん復活してたよね?どして?」


みお「どうしてって…別に何でもいいじゃん…」


ゆっこ「でもさー、さっきまでこの世の終わりみたいな顔してたみおちゃんがソッコー元に戻ったから何があったか気になっちゃったのですよ!!」


みお「…終わったことだから。何も聞かないでおいて」


ゆっこ「うーん?まあ聞かないでくれって言うんだったら聞かないけど」


みお「お願い…」

















































ゆっこ「ところでさ、話変わるけど何かみおちゃんの口がすごくくさいんだけど?気のせいか魚の腐った匂いがするような…」


みお「話変わってねーよ」


本編に行きます


田中「うおおおおおおおおお!!!!!」


海堂「かあああああああああ!!!!!」


手塚(お互いがすさまじい螺旋軌道だ。どちらか…もしくは両方がただでは済まんぞ…)


みお「まだにクライマックス!!!」


みお姉「ぐふっ!!」ドサッ!!


まい「彼女の魂の炎…たしかにこの拳で打ち砕いた!!」


ゆっこ「こっちもクライマックス!!?」


田中(まさか『黄金の回転』を打ち込んでくるとは思わなかった!!まさに若き力!!!)


田中(だがこの勝負、一日の長がある俺に有利!!もらった!!)


大石「ぶつかるぞぉぉぉーーーーーー!!!」


すいません。 ×みお「まだに… ○みお「まさに… でした。上げなおします。


田中「うおおおおおおおおお!!!!!」


海堂「かあああああああああ!!!!!」


手塚(お互いがすさまじい螺旋軌道だ。どちらか…もしくは両方がただでは済まんぞ…)


みお「まさにクライマックス!!!」


みお姉「ぐふっ!!」ドサッ!!


まい「彼女の魂の炎…たしかにこの拳で打ち砕いた!!」


ゆっこ「こっちもクライマックス!!?」


田中(まさか『黄金の回転』を打ち込んでくるとは思わなかった!!まさに若き力!!!)


田中(だがこの勝負、一日の長がある俺に有利!!もらった!!)


大石「ぶつかるぞぉぉぉーーーーーー!!!」


ズガンッ!!!


田中「っ!!?」


ゆっこ「ボールが田中のアフロを貫いたぁーーー!!!」


田中(ばかな…ばかなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!)キュルキュルキュルキュル!!!


田中(なぜ…なぜ俺が打ち負け…)ハッ!!


海堂(普通に打ってもテメェが有利になるのは分かってたからな…少しアレンジさせてもらったぜ…)


田中(そうか!!!これは『二重の黄金回転』!!!)


田中(さっきまで俺は彼が『黄金の回転』の軌道を描いたスネイクを打ったと思っていた!!!)


田中(正しい!!これは正しかった!!しかし!!!)


田中(さらに彼は『ボールそのもの』にも黄金回転をかけていたのだ!!だから打ち負けてしまった!!!)


田中(黄金回転のかかったボールを黄金回転の軌跡で打ち込むことで『二重の黄金回転』を生み出したのだ!!!)


田中(軌道を黄金回転にするのにもかなりのコントロールを有するというのに彼は…)


田中「ぐおおおおおお!!!」ミキメキ!!


田中(感動に浸ってる場合じゃなかった!!このままではアフロに引っ張られてこの体も回転に巻き込まれてしまう!!許せ!!)


田中「『バラバラ緊急脱出』!!!」スポーン!!


アフロ「我が生涯に一片の悔いなし!!!」メキャメキャ!!


ゆっこ「アフロが!!!」


河村「抜けた!!!」


大石「やはりかつらだったか!!」


田中(これでとりあえずしきりなおしを…)


海堂「桃城がさっき打ったジャックナイフには二つの意味があった!!!」


田中「!!?」


海堂「一つはテメェに必殺技を打たせ勝負の場に引きずり出すため…」


海堂「もう一つはその威力を使ってテメェの体をずらすためだ」


田中(体をずらす?)


海藤「分からなかったか?桃城がジャックナイフを使ったおかげでテメェの体は通常よりも左にずれたんだよ」


田中(それがどうしたと…)


海堂「そして!!」


海堂「後ろに目でもあれば『あいつ』が真後ろにいたことに気付けたんだけどなぁ!!」


田中(まさか!!?)クルッ!!


大福くんA「テンションが上がったことで目の前の勝負に集中しすぎたみたいですね…いけねーな、いけねーよ。これは『ダブルス』っすよ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
















中之条「しゅっしゅっぽ?」


田中(相棒が真後ろに!!?俺と相棒が一直線になるよう誘導されていたのか!!?)


大福くんA「そして!!」ガシッ!!ググググ・・・


中之条「ごちうさぴょんぴょ…ブベラ!!!」メキョ!!


中之条「ぶるらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ギュルギュルギュルギュル!!!


田中「相棒ーーーーー!!!!!」


桃城「あの人にこの球を防ぐ手段は…無い!!!」スポーーン!!!


田中(あの球をまともに喰らってはもうこの試合は無理だろう…)


田中(ここまでか…無念!!!)




―― 中之条 『黄金の回転』を受けたことにより戦闘不能 ――


第2ダブルス 田中・中之条ペア - 桃城・海堂


勝者:桃城・海堂ペア






バタバタバタバタ!!!






みお「ちょっと待ったーーーーー!!!」Bダッシュ


なの「まだ中之条さんが空中で回ったままなんですよ!!」Bダッシュ


ゆっこ「上昇気流に乗って雲まで行っちゃいそうなんですけど!!?」Bダッシュ






















中之条「ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁタ…タスケ…ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュル!!!!!










田中「そういや黄金回転を喰らったままだったな!!これはまずい!!!」


田中「このままいくと相棒が…」


みお「中之条が…」ゴクッ!!







田中「回転に飲み込まれて死ぬ」


ゆっこ「マジやばさ1000%じゃないですかーーーーーー!!!」


桃城「どのみち雲に突っ込んだら雷の餌食になりますよ!!!」


なの「雷!!?」ヒィ!!


田中「力を使いすぎたなーいやー参った参った」ヘヘヘ


みお「のんきに笑ってる場合じゃないよ!!」


田中「大丈夫だ安心しろ。あの現象はもう一度黄金の回転を逆回転でぶつければ治る」


なの「早くしてあげてください~~~!!!」


田中「任せておけ!!行くぞ!!この一球は絶対無二のイジャボラ!!!」スゥー


田中「」ドサッ!


一同「???」


田中「……」


田中「…れ……」


一同「れ?」


田中「霊力が尽きた…」ピクピク


一同「」


なの(もうダメだーーーー!!!)


海堂「くそっ!!俺がやってやる!!!」ガタッ!!


海堂(だが間に合うか?)


キィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


桃城(何かくる!?)


桃城「伏せろ!!!」


一同「!!?」


竜巻「ちょっと通りますねーーー」ゴウッ!!


中之条「おんぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」


みお「たたたた竜巻だぁーーーーーー!!!」


ゆっこ「中之条が吹き飛ばされた!!!」


田中「相棒ーーーーー!!!」ピクピク


桃城(何だこの今までに感じたことのない感じは!?天候が荒れるとかそんな次元超えてんぞこれ!!?)


桃城「ここにいたら何かまずそうだ!!一旦避難しないとやばい!!」


なの「何がどうまずいんですか?中之条さんも助けないと…」


桃城「俺も確実なことは言えませんが…最悪の場合…」


なの「さ、最悪の場合…」ゴクッ!!







桃城「雷に打たれて死ぬ」


なの「逃げましょう!!」


ゆっこ「Oh!!アンビバレッジ!!!」ゲッツ!!


みお姉「避難できそうな所で一番近いのは第一休息所だよ~~~~~」ビューーーーン!!!


みお「ドップラーーーーーーーーーーーーーーー!!!??」


越前「部長、俺らも」


手塚「ああ」


菊丸「大石!!」


大石「……」スゥーー


菊丸(え?何してんの?)












大石(奉行モード)「(休息所へ)前進せよぉぉぉぉ!!!」カッ!!


一同「おおーーーーーー!!!」


おまけ PM2:30


校長「ふー」ドボドボドボ


校長「いやー、昼下がりの緑茶と饅頭はいくつになってもやめられませんな」ハッハッハッ


チチチチチチチ…


校長(小鳥たちの囀りが私の心を穏やかにしてくれるようだ…)ズズズ


校長「今日は一日天気もいいようだしこの後散歩にでも行こうかな。三歩ほど」


校長「……」


校長「……」ズズズ


校長「ニュース見ようか」ピッ


アナウンサー『ここで臨時ニュースが入ってきました。今日の14時20分頃、時定市上空に突如として巨大な積乱雲が発生しました、また、その3分後にはこちらも急に巨大竜巻が出現し積乱雲に衝突。今現在これらが合わさり『竜の巣』が出現した模様です。それに伴いまして『竜の巣』の半径5kmに非常警戒警報が出されました。近くにいらっしゃる一般人、ロボット、海賊の方は至急建物内に避難してください。繰り返します…』


校長「」ヒェハーーーー…ヒェハーーーー…


校長が出たところで今日は終わります。寝ます。

次回はついに天使の試合が開始します。淑やかな心に機械仕掛けの翼をもった天使です。

こうご期待。

>>1です。更新します。

最近ジョジョを見直してスタンドのステータスに「S」がないことを思い出したのでキャラクターのステータスも少し変えました。

多分わかってたと思うけどちょいちょい出てきてたステータスはジョジョを模したものです。


長野原みお

破壊力:A
スピード:A
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:B
成長性:E


手塚國光

破壊力:B
スピード:A
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:A
成長性:E


中之条

破壊力:B
スピード:B
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:C
成長性:A


田中

破壊力:C
スピード:B
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:B
成長性:A


桃城武

破壊力:A
スピード:B
射程距離:B
持続力:A
精密動作性:B
成長性:A


海堂薫

破壊力:C
スピード:B
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:A
成長性:A

それでは本編もよろしくお願いします。


~ 第一休息所 ~


ドドドドドドドドドドドドドドッ!!!


大石「飛び込めェーーーーー!!!」


一同「ぬおおおおおおおおお!!!」


ゆっこ「スライディーーーーーーング!!!」


ゆっこ「あ…あぶねーー!!」ドッ


みお「あとちょっと避難するのが遅かったら一発くらいは雷当たってたかもね」ゼェゼェ


なの「カミナリコワイカミナリコワイカミナリコワイカミナリコワイカミナリコワイカミナリコワイカミナリコワイカミナリコワイカミナリコワイ」ガタガタガタ


ハカセ「ボウフウコワイボウフウコワイボウフウコワイボウフウコワイボウフウコワイボウフウコワイボウフウコワイボウフウコワイ」ガタガタガタ


阪本(こいつら大丈夫か…)


みお姉「うわー、外すごい雷。みお危なかったね~」


みお「このバカ姉!!!とっとと逃げやがって!!!」


まい「……」ペラッ


越前「あの距離を全力で走ったのにあっちの人たち元気っすね…」


手塚「やはり全員すさまじい使い手と言うことだ」


菊丸「うわー、服びちょびちょだ…」


大石「」コヒューコヒュー


桃城「俺ら試合したばっかですよ…」ゼェゼェ


海堂「無駄に体力使っちまった…」フー


田中「おぶってもらっちゃって申し訳ない…」グター


河村「気にすることはないよ」


不二「困ったときはお互い様さ」


乾「その通りだ」メガネクイッ












不二「ん?」


手塚「乾か、ずいぶんと長いトイレだったな」


乾「俺ずっとトイレ行ってたことになっているのか?」


越前「全然帰ってこないんで心配してましたよ。何かあったんですか?」


乾「俺もよくわからないんだがどうやらスタンガンに近いものをくらって気絶していたらしい」


越前「えっ!!?」


手塚「ファンタスティックだな」


乾「ああ、ファンタスティックだ」


越前「えっ!!???」


大石「雷がやむまでここで休憩しよう。どうせ試合も中断だ」ゼーゼー


不二「あ、そうだ桃城に海堂」


桃城「何すか?」


不二「試合の時に渡した大福返して」ダイジナモノダシ


桃城・海堂「……」


不二「え?なんで無言?」


桃城「…今日は意見が一致することが多いな」スタスタ


海堂「…まったくだ」スタスタ


不二「ちょっと!?なんで距離とったの?なんで海堂はボール出してるの?」


桃城「滅びよ…」ポーイ


海堂「『黄金回転スネイク』!!!」


大福「ひでぶぅ!!!」パーーーーーン!!!


不二「僕のマスクがぁぁぁぁ!!!!!」


SW「これにて一件落着だぜ!!」


桃城「滅びよ…」ポーイ


SW「ええええええええええええええええ!!!」


海堂「『黄金回転スネイク』!!!」


SW「ジョーースターーーーさーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」ギュルギュルギュル!!!


不二「そんな…僕の大福が…」orz


桃城「散滅すべし大福!!!」


ピシャーン!!ゴロゴロ…キシャー!!!


ゆっこ「しかしすごいことになってるね…この建物ごと飛んじゃったりして…」


なの「冗談でもそんなこと言わないでください…もう何もできない…」シンダメ


みお「クシャルダオラが住むライジン島ですかっての…グランドラインも真っ青だよ…」


ハカセ「はかせははかせ~。発明凄いぞなの凄いぞ~。はかせはお菓子が大好きで~」ポロポロ


阪本(とうとう恐怖に耐えきれなくなって泣きながらオリジナルソング歌いだしたぞ…)ダラダラ


ゆっこ「……」







河村「…ちょっとあっち行ってくるね」


菊丸「あの子気になるの?」


河村「ああ、あんな小さい子が泣いてるのをどうにも見過ごせない」スタスタ


菊丸「確かにね、じゃあこの菊丸栄二様も行ってあの子を元気にしてあげよう!!」ピョーン!!


ハカセ「はかせは強いぞ泣かないぞ~ヒック・・・はかせはいい子にするんだぞ~~~」ポロポロ


阪本(とりあえずっ!!踊るっ!!!)ヨッ!!ハッ!!ショ!!ニャー!!!








菊丸(芸達者な猫だな~~~~)ピョーン!!


河村「ねえ君、大丈夫かい?」


ハカセ「ふぇ?」


阪本「ああ、気にしないでくれ。このガキが泣くのはよくある…」クルッ


河村・菊丸「」


阪本「……ことで…」ダラダラ


ゆっこ「ハカセ!!!」


ハカセ「ゆっこ…?」


ゆっこ「ここはひとつ私が魔法を見せてあげましょう!!」


ハカセ「魔法…」


ゆっこ「そう!!天気を元に戻すすっごい魔法!!」


ハカセ「!!!」バッ!


ハカセ「ほんと~~~!!!」キラキラ


ゆっこ「ほんと~~~!!!」ニコー


なの(ハカセの顔が一気に明るく…相生さんありがとうございます…)シンダメ


みお(こういうことさせたらゆっこの右に出るものはなかなかいないよね。そこは素直に尊敬。さすが『笑顔の天才』)クスッ


みお「ふっ…しょうがない…私も 乾「俺も手伝おう」」


みお「パロ・スペシャル!!!」ガシッ!!


乾「ぐああああああああああ!!!」バキッゴキッ!!


まい「人越拳 霞獄」カッ!!


乾「なぜぼおおおおおおおおお!!!」ドシュシュシュシュシュ!!!


ゆっこ「す、すさまじい突きのラッシュ!!!」


乾「」


みお「それで何をすればいいの?」


まい「手伝う」


ゆっこ・ハカセ「か…かっこいい~~~!!!」


越前(ホント乾先輩って不憫ですよね…)コソッ ←子供が心配で様子を伺いに来る


手塚(頼れるやつなんだがな…)コソッ ←同じく


ゆっこ「まいちゃんいつの間にサングラスかけたの?似合ってるね~~~!!」


まい「形から入る」


みお「ねぇ~。どうすればいいのさ~?」


ゆっこ「はいはい!!始めます!!」


ハカセ「早く早く~!!」


ゆっこ「そんなに難しいことじゃないよ!!ただ『魔法の呪文』を唱えるだけ!!」


ハカセ「魔法の…」


みお「呪文…」


まい「わくわく」


みお(いったいどんな呪文なんだ…。とりあえず『エクスペスト・パトローナム(守護霊よ来たれ)』を唱える未来までは予測できた!!)


ゆっこ「こうね…おなかに力を入れて腹の底から思いっきり叫びましょう…」


ゆっこ「『太陽ォォォォォ!!!』と」


みお「ななめ上いったよちくしょう!!」


みお「ずいぶんと懐かしいもの持ってきたね…いや、趣旨はあってるけどさ…」


越前「今のなんですか?」ボソボソ


手塚「『太陽のジャンゴ』と言うゲーム知らないか?」ボソボソ


越前「知らないっす」ボソボソ


手塚「漫画は?確かコロコロでやってた。愛読書だった」ボソボソ


越前「俺ボンボン派でした」ボソボソ


手塚「…カルチャーショックだ」ボソボソ


越前(そんなこと言われてもなぁ…)


阪本(まずい…、非常にまずいぞ…、いつもの癖で普通に会話しちまった…)ダラダラ


阪本(完全に今の聞かれたよな…)ダラダラ


阪本(どうすんの俺!!?)ダラダラ


阪本(どうすんの俺ぇ!!?)ダラダラダラダラ




河村(今…この猫しゃべったのか??)ダラダラ


河村(いや、猫がしゃべるわけがないから気のせいか?)ダラダラ


河村(でもすごくしゃべったように聞こえたしなぁ…)ダラダラ


河村(どうしよう…)ダラダラ




菊丸(絶対今この猫しゃべったよね…)プルプル


菊丸(ついに来た…)プルプル


菊丸(猫を追いかけること丸数年…、ついに…)プルプル


菊丸(猫としゃべれるようになった!!!)ブワッ!!


阪本・河村(泣いた!!?)


ハカセ「本当にそれで晴れるの?とハカセはハカセは聞いてみる」


ゆっこ「ハカセそのしゃべり方何?」


ハカセ「なんでもないです」


ゆっこ「そっか、なんでもないか」ハハハ


みお(平和だなぁ…)


ゆっこ「まあ~論より証拠と言うわけで…」


ゆっこ「よ~し、行くぞ~~~!!」


ゆっこ・ハカセ「せーの!!!」


ゆっこ・ハカセ「『太陽ォォォォォ!!!』」


キュイン!!!


みお「あっ…」


―― ゆっこが本気で太陽を出す気だったのか…それは分からない ――


―― ただハカセを勇気づけるためのでまかせだったなのかもしれないし ――


―― そうでなかったかもしれないし ――


―― ただ…一つだけ確信して言えることがある ――


―― その時、私は、私たちは ――


―― 空へと昇る一筋の赤い閃光を見たんだ… ――


ボッ!!!


太陽「ででーん」


ゆっこ「」


ゆっこ「うわーーーーーーーー!!!」


ハカセ「ふわ~~~~~!!!」


なの「ひょえーーーーーーーーー!!!」


まい「……」パァー


みお「雲に風穴空いたぁーーーー!!!」


手塚「一体何が起こったと言うんだ…」


越前(まじですか…)ボーゼン


おまけ 太陽神再び


ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


助っ人A「なあ…おまえこのままでいいのかよ!!」


太陽「……」


助っ人A「何もしないままでいいのかよ!!!」


太陽「……」


助っ人A「あきらめんなよ!!!」


太陽「……」


助っ人A「誰にでも逆境は存在するんだよ。そこをどう乗り越えていくか!!!それが大事なんだ!!!」


太陽「……」


助っ人A「ガッツだ!!!!!ガッツでガッツンガッツンだ!!!」


太陽「……」


助っ人A「分かった!!そこまで言うなら俺にも考えがあるぞ!!」


太陽「……」


助っ人A「お前を…全っ力でサポートしてやる!!」


助っ人B「そろそろ帰りませんか~~~?」


助っ人A「この一球に!!俺の!!!魂を込める!!!!!」


助っ人B「え、ちょ」


助っ人A「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」パーーーーン!!!


キュイン!!!


ボッ!!!


太陽「ででーん」


助っ人A「よっしゃこら!!!」ガッツ!!


助っ人B「帰りますよ~~~!!!」


助っ人A「後半戦の開幕だ!!がんばれ少年少女たち!!!」










なの「ニュースによると嵐が一瞬にして消えたそうです」


みお「ゆっこすごーーーーーー!!!」




おまけ 緊急搬送


ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


救急隊員『―― 現場にて男子学生二名を発見。どうやら二人とも頭を強く打っている模様。近くにそれらしきものがないのと現場の状況から見て彼ら同士で衝突した可能性が高い。搬送先は… ――』ザー





中之条「」





救急隊員『―― 何!!?土砂崩れの影響で道路がふさがっただと!!何とかならないか… ――』ザー





阿久津「」





救急隊員『―― 分かった。道路が通行できるようになるまでは公園の医務室で待機している…ああ、もちろん学生は連れてくぞ。当たり前だ…場所は… ――』ザー


ゆっこ「へいへいへいへ~~~い!!雨もやんだし試合を再開するぜ!!いえ~~~い!!!」


ハカセ「いえ~~~い!!!ほら、なのも!!!」


なの「い、いえーい///」


みお「いやいや!!この超常現象置いといていい問題ではないって!!」


ゆっこ「置いておく!!!」ドン!!!


ハカセ「おく!!!」ドドン!!!


みお「暴君がここに二人も!!?」


みお姉「まあまあ、とりあえずいいんじゃないの?ほらほらリラ~~~ックス」


みお「私が悪いみたいになってるじゃん!!てかお姉さっきまでどこ行ってた!!」


みお姉「マッサージチェアー座ってた」


みお「はあ!!?」


みお姉「いやー、走ってきたから疲れちゃって…」


みお「この(考えていることが)異次元の女剣士め…」ピキッ


みお姉「ほら落ち着いて。ひーひーふー」


みお「ラマーズじゃねえか!!!」ドオ!!!


みお姉「よける!!!」サッ!!!


みお「ぬおおおおお!!!アホ姉は反省と言う言葉を知らんのか~~~~~~!!!」ジタバタ


ラバーズ「もっとももっとももっとももっとも!!!」ワッショイワッショイ


みお「NO!!ラバーーーーーズ!!!」メーーーン!!!


ラバーズ「まぎゃあああああああああ!!!」ブチッ!!


みお「よけるなお姉ぇーーーーーー!!!」


みお姉「お姉ちゃん神拳奥義『年下イケメンガード』×2」


河村&菊丸「「えっ」」


阪本「えっ」


みお「どらあああああああ!!!!!」ババババババババッ!!!


河村「ぐはあああ!!!」


菊丸「ぎゃふん!!!」


大石「ああ、竹刀でぼっこぼこに!!」


阪本(今だ!!!逃げる!!!)ピュー


みお「は~~~~、は~~~~」ゲホゲホッ


みお姉「んふふ~~~♪」


菊丸「」


河村「げほっ…」プルプル


大石「二人とも大丈夫か!!?」


みお「ごめんなさい…ついカッとなってしまって…」ハー


みお姉「そうそう、ちゃんと謝 なの「もうやめてあげてください~~~」」


河村「いやぁ…こういった怪我には慣れてるから大丈夫だよ…」


越前(河村先輩…)ホロッ


ゆっこ(怪我に慣れてるの?テニスで?)


ゆっこ(……) ←めぐる回想


ゆっこ(そりゃそうだ!!!)ハッ!!


菊丸「はっ!!!」


大石「気づいたか」


菊丸「うう…一体何が起こったのさ…大事なこと忘れた気がする…」


河村「奇遇だね…僕もだよ」


阪本(よっしゃおら!!!)


ゆっこ「さてひと段落したところで~試合を再開しましょう!!!」


ハカセ「しましょう!!!」




ゆっこ「それでは!!」


みお「がんばって!!」


まい「期待」




ハカセ「なの~~~~~!!!」


なの「はい!!頑張ります!!!」





手塚「また第2シングルスだが頼むぞ」


大石「この試合は任せた」




河村「うん、修行の成果を見せてあげるよ」


越前「修行したんすか!?」






第三試合


第2シングルス


なの VS 河村




ピンポンパンポーーーン


スタッフ『館内の皆様方にご連絡です。先ほどの嵐の影響でただ今コートが荒れに荒れてしまいました。ただいまからコートの修繕に入りますので親睦会の開始を30分後とさせていただきます。親睦会に参加の方々は申し訳ありませんが今しばらくお待ちになっていてください』


ピンポンパンポーーーン






一同「……」


なの「ま…待ちましょうか…」


一同「賛成…」


今日はここまでです。寝ます。


次回はおまけ「知りがたきことドッピオの如く」からです。


見ている方がいらっしゃればどうぞよろしく。

>>1 久々に更新


おまけ「知りがたきことドッピオの如く」


真田「うむ。暇だ…」


真田(くそっ、珍しく親睦会などに参加しようなどと言うからこんなことに…)


真田(まずは状況を整理しよう)


真田(まず我々立海はこの親睦会に来たはいいが予定より早くに到着してしまった)マアコレハイイ


真田(時間まで練習してもよかったのだが幸村が『せっかくの親睦会でかたっ苦しいことはしたくない。しばらく散歩でもしてくるよ』とフラッと出て行ったのをきっかけに各自自由行動)コレモベツニイイ


真田(俺は練習するつもりだったが幸村がわざわざ俺の方に来て『お前は練習するな』と言われ…)ゲセヌ


真田(練習が禁止されている以上俺もやることがないので公園内を歩くことにした…)フラフラーットナ


真田「それでこのざまか…」


真田(まあ、こういう風に一人でゆったりとする機会など無かったに等しいからちょうどよかったのかもしれん)


真田(もしかしたら幸村はそんな俺の状態を見透かして休養を取るように進言してくれたのかもしれないな)


真田「ん?あんなところに店が…」


真田「『大工カフェ』…、地元の方では見ない店だな」


真田(コーヒーショップ…、確か幸村はよく行くと言っていた…)


真田(俺はコーヒーなんぞに興味はなかったから行ったことはない…)


真田(あんなもののどこに人を引き付けるものがあるというのだ…)


真田(日本人は黙ってコブ茶を飲むべきだと思うのだがな…)ウーン


真田「まあ人は人、俺は俺だ。他人がいくら行こうとも俺は行かん。どこか別の所にでも…」


ピチャン…


真田「何だ?雨でも…」チラッ


ジャバーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


真田「」


ピシャーーーン!!!… ゴロゴロ… キシャーーー!!!


真田「」


真田(近くにある建物はあそこだけか…)


真田「…入ろう」


ウイーン イラッシャイマセ


真田(入ってしまった以上は何も頼まないわけにはいかんな…)


真田「さて、何を頼もうか…」


玉村「カウンターの上に貼ってあるのがメニューなのでこの中から選んでください」


真田「わかりました」


真田「こ、これは!!!」クワッ!!


玉村(眼が怖い…)ビクッ


真田(何だこれは!!?呪文か!!?)


真田(ラテ?エスプレッソ??マキアート???)


真田(フ、フラぺ…フラペチー…このハイカラ野郎が!!!)グググッ!!!


玉村(ひいいいい~~~)ドキドキ


真田(何が何だかさっぱりわからん…)


真田(コーヒーにこんなに種類があったのは知らなかった…)


真田(サイズもS、T、G???SはわかるがTとGってなんだ??)


真田(しかし!!ここで弱みを見せて引くのは敵前逃亡に等しい!!!立海の恥だ!!!)


真田(かといって聞くのも恥ずかしい!!!)


真田(焦りを気取られることなく!!ごく自然に!!!注文しなければならない!!!)


真田(下手に注文すればとんでもないものが出てくる可能性もあるが…はたして俺が飲めるかどうかも問題だ…)


真田(そういえば…前に幸村が飲んでいたものを無理やり飲まされたことがあったな…)ハッ!!!


真田(あれは俺も飲めるものだったんだが…名前が思い出せん…)


真田(思い出せ!!幸村は何を飲んでいたんだ!!!思い出すんだ真田!!!)ウーン


真田(思いだせぇぇぇーーーーーーーー!!!!!)


~~ めぐる回想 ~~


~~ 真田『またそんな西洋かぶれなものを飲んでいるのか幸村』 ~~


~~ 幸村『西洋かぶれって…』 ~~


~~ 真田『日本人なら急須の茶を飲むべきではないのか!!?』 ~~


~~ 幸村『これもおいしいって、飲んでみるといいよ。ほらほら』 ~~


~~ 真田『無理やり飲ませるな!!!』 ~~


~~ 幸村『ごめんごめん。でもおいしかったでしょ?この…』 ~~






~~ 幸村『エスプレッソは』 ~~


真田(っよし!!!これだ!!!)


真田「ではこのエスプレッソの…」ドキドキ


真田「T(ティー)で」ドキドキ


玉村「……」


真田「……」


玉村「えーと…」


真田「…?」


玉村「エスプレッソのT(トール)でよろしいでしょうか?」


真田「!!???」ピシッ!!!


真田「『知りがたきこと陰の如く』!!!」ゴワッ!!!


玉村「???」ビクッ!!


真田(トール!!?トール???透?????ティーじゃないのか!!?)


真田(てか何だトールって!!?)


真田(…よし一旦落ち着け。『陰』を使っているので店員には俺の動揺は知られていないはず…)ダラダラ


真田(この程度の窮地何度も乗り越えてきただろうがっ!!!)


玉村(何?この黒い霧みたいなのは何???)


真田「いや、ははは…エスプレッソのティーを飲もうかと思いましてな…」


真田「いやはや参った。ははははは!!」ドキドキ


玉村「???」ドキドキ


真田「エスプレッソのティーのS(スモール)で」ドキドキ


玉村「……」ダラダラ


真田(これで終わりだ。大したことはない。この程度で揺らぐ『皇帝』では…)


玉村「エスプレッソの…S(ショート)でよろしいでしょうか?」


真田「」











真田「その…スモールのショートで結構です…」ダラダラ


玉村「は、はあ…」ダラダラダラ


真田「……」ゼイゼイガクガク


玉村「ではエスプレッソの…」


玉村「あっ…そうなりますとアイスとホットが…」


真田(『早きこと風の如く』!!!)


真田「ホットでぇぇ!!!」ダラダラダラ


玉村「はいぃぃぃ!!!」ビクビクッ!!!


玉村「!!!」


店員「えっと…その、ホットになりますと…」ドキドキ


真田(何だ!!?次は何が…)ガタガタ







玉村「サイズが…ソロと…ドッピオになりますが…」


真田「」


真田(ドドドドドドドッピオぉぉぉ!!!?????)


真田「……」


玉村「お、お客様???」


真田(『静かなること林のごとく』…)


真田(ここで何か喋ればまた何か失敗を犯すかもしれん…)


真田(しかしドッピオ!!?何っだドッピオ!!?そんなわけのわからんもの15年生きてきたが初めて聞いたぞ!!!)


真田(しかもあの店員『サイズが』と言っていた…。つまり先のSとかTは大きさを表しているわけではないのか???わけわからん!!!どっちだ???)


真田(予想すら困難なこの状況では何か別の案を考える必要があるな…)


―― そのとき!!真田は気づいた!!! ――


真田(こ、これは!!!)メニューミル


真田(『本日のコーヒー』!!!これだ!!!)クワッ!!!


真田(このままエスプレッソを頼んだままではこのドッピオ地獄を抜け出すことは未来永劫叶わない…)


真田(だがしかし!!!ここでエスプレッソから本日のコーヒーにすれば何とかこの流れを断ち切ることができるかも知れん…)


真田(あくまで可能性…。成功する確率も高くない…)


真田(でも逃げてどうする!!!『皇帝』に逃走の2文字はない!!!)


真田(『退かぬ、媚びぬ、省みぬ』!!!)


真田(俺はそうやっていくつもの戦いに勝ってきただろうが!!!)


真田(行かなければ始まらないのだ!!!)


真田「……」スーーーーー、フゥーーーーーー


真田(いざ!!!参らん!!!!!)


真田「そ…そういえば…『本日のコーヒー』が飲みたいと思っていたんだ。すっかり忘れてた…」ゼイゼイガクガク


真田「今から変えられますか?」ゼイゼイガクガク


玉村「……」ダラダラ







玉村「『本日のコーヒー』はエスプレッソとなっていますが…」ハワワ


エスプレッソとなっていますが…


エスプレッソとなっていますが…


エスプレッソとなっていますが…(果てしないエコー)



真田「ごっはぁぁぁ!!!」クリティカルヒット


真田(すまん幸村…すまん皆…)ガクガク


真田(俺はここまでのようだ…必ず皆で…立海に勝利を…)ガクッ


真田「じゃあ…そこら辺を適当に…」


幸村「あれ?真田じゃないか」


真田「幸村ぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!?」


切原「あー、真田副部長だ」ヒョコ


丸井「おっ、ホントだ」ヒョコ


真田「お、お前たちまで…」


幸村「見たことのある後姿だったからまさかとは思ったが真田がコーヒー店に入ってるなんて驚いたよ」


真田「ま…まあな…」


真田(まずい…このままたかがコーヒー一杯注文するのにグダグダしてては副部長としての威厳が無くなってしまうのでは…)


真田(いや違う…待てよ?これはチャンスなのではないか!!?)


真田(何とかして幸村たちを先に注文させてそれを俺が後追いで注文すれば…)


真田(一気に道が開ける!!!)パァー


真田(ならばさっそく行動開始だぁ!!!)


真田「そ、そうだ幸村!!お前たち先に注文したらどうだ?俺はもう少し考えたいからな」


幸村「いいのかい?じゃあ遠慮なく」


丸井・切原「俺も俺も~~~」


真田(いいぞ!!!そのまま注文してくれ!!!)


幸村「そうだなあ…、じゃあ今日は」


真田(来い!!)ゴクッ


幸村「バニラクリームフラペチーノ・モカシロップ・ヘーゼルナッツシロップ・チョコチップ・エキストラホイップ・チョコソースで」サラッ


真田「( ゚д゚)」


丸井「じゃあ俺はホワイトチョコレートモカフラペチーノ・ヘーゼルナッツシロップ・チョコチップ・エキストラホイップ・エスプレッソショット・キャラメルソースで」サラッ


切原「あ、じゃあ俺は丸井さんのにプラスしてチョコソースを追加で」サラッ


真田「( ゚д゚)」












真田「( ;゚д゚)」ガチガチガチガチ


幸村「真田ももう決まっただろう?何にするんだい?…真田?」


真田「( ;゚д゚;)」ガチガチガチガチ



真田は生まれて初めて心の底から震えあがった…

真の恐怖と決定的な挫折に…恐ろしさと絶望に涙すら流した

これも初めてのことだった…

真田はすでに注文する気概を失っていた…


真田「か…」


幸村「か?」







真田「帰ったら全員グラウンド千周だああああああああああ!!!!!」ハーーーン!!!







幸村・切原・丸井「何で!!?」


今日はここまで。寝ます。

真田さん…ゆっことの絡みが見たくなった乙

ひっそり生存報告

面白い

久々に更新。少し更新


ババババ…




ババババババババ…




ババババババババババババ…




バババババババババババババババババババ…


おまけ フェイ王国テニス大会


ワイワイガヤガヤ


5番「お前それ新しいラケットか?」


48番「よくわかったな。春の新作だぜ」


16番「よっしゃ!!やってやるぞ!!!」


32番「テニスにはけっこう自信あるわ」


8番「しかし今度はテニスか…」


98番「何を辛気臭い顔しているんだ8番。金一封のチャンスなんだぜ?」


8番「むしろお前らが喜んでいる方が不思議だ。このテニス大会はあのお転婆姫がいきなり始めたことだぞ?『楽しませたら金一封』の時と同じようにな…」


98番「確かにあれはやばかったけど今回はテニスだろ?あの時は何しても落とされる可能性があったがテニスで落とされるとしたら負けた時…だろ」


8番「まあ…そうなるわな」


98番「仮にどんなヤツが相手だったとしてもこっちには『奴』がいる…。心配はないさ」


8番「だといいんだが…」


98番「そんなネガティブに考えるなよ」ポンポン


8番「すまない…」


おつき2「全員注目!!姫から説明があるぞ!!!」


ザワザワ…


姫「あー、これよりフェイ王国テニス大会を始める」


姫「ルールとしてはこちらが用意した10人の選手とお前らが戦うサドンデス方式だ。コートは5面用意してあって各コート2名ずつ待機してもらうようにしている。試合形式はシングルス、最終的に残った方のチームが勝利チームとなる。勝てばチーム全員に金一封を与えるぞ」


ザワザワザワザワ


98番「こっちは50人以上いるんだぞ。こりゃあ金一封はいただきだな」


8番(普通に考えれば簡単すぎる…。何か見落としている点はないか?)


姫「では早速お前らが対戦する10人の選手たちに登場してもらおう」


おつき2「では入ってくれ」パンパン


ゾロゾロ


○対フェイ王国用選抜メンバー


①平等院鳳凰

②デューク渡辺

③鬼十次郎

④遠野篤京

⑤越知月光

⑥伊達男児

⑦伴力也

⑧袴田伊蔵

⑨平義之

⑩原哲也


おつき2「しかし本当にこの面子でよかったのですか?上位10名をそのまま呼んだ方がよかったのでは?」ボソボソ


姫「……」カチッ


ガコン


おつき2「え、ちょ」グラッ


アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


姫「私には私なりの考えがあるのよ。てか画面の前の人たちはすでにある程度は察しているわよ」


平等院「本気でやっていいんだな?」


姫「もちろん」


姫「では試合をはじめるぞ!!」ダン!!


平等院「俺の相手は誰だ!!?」


?番「なら俺から行かせてもらおう」


8番(やはり先陣を切るのは『奴』か…)


23番「あいつは…フェイ王国テニス大会3連覇の偉業を成し遂げた…」


95番「一兵士にしてフェイ王国最強のテニスプレイヤー…」


23番・95番「「73番!!!!!」」


73番「悪いがお前たちの出番は…ない」ドヤッ


23番「やっちまえ73番!!!」


審判「ザ・ベスト・オブ・1セットマッチ・兵士サービスプレイ」


73番「たかだか10人…俺を相手どるには数が少なすぎるんじゃないか?」トントン…


平等院「何だと?」


73番「いきなり行くぜ!!これが国を制覇した必殺の…」












73番「『ツイストサーブ』だ!!!」バビュン!!


平等院「……」


95番「ヒュー!!いつみても奴のサーブはほれぼれするぜ!!!」


パシュ!!!


8番(奴の顔面へ!!)


99番「もらった!!!」


平等院「滅びよ…」キーーーーン


73番「えっ…」


ドゴーーーーーーーーーーーーン!!!!!


大穴「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーーーーン」ヒューー


兵士たち「「「「「「「え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」」」」」」」


8番「73番んんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!」


平等院「ちっ、つまらん」


86番「ま…まさかあの73番が…一撃で」ガクガク


8番「やっぱりあの姫は俺らを全員処刑していくつもりなのか…」ガタガタ


62番「駄目だ… 番がやられてしまったら俺たちは…」


???「うろたえるな!!」


8番「あなたは…」


隊長「まずは落ち着くんだ。かりそめにも」


8番「隊長!!?死んだのでは?」


隊長「生きていたのだよ。かりそめにもな」


隊長「かりそめにもテニスの格言にはこんな物がある…『テニスに一発逆転ホームランはない』…と」


隊長「どんな強大な相手であろうとあきらめずに積み重ねていけば必ず勝利をつかむことができるのだ…」スッ


隊長「かりそめにもその言葉の神髄をここでお前たちに見せよう…」


8番「隊長…」















デューク渡辺「『デュークホームラン』!!!」ドゴーーーン!!!


隊長「アベシ!!!!!」













大穴×2 ヒューー


兵士たち「「「「「「「「ひ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」」」」」」」」


姫「やれ」


※ここからは一部音声のみでお送りさせていただきます

ダゴンバコングシャ!!!コレガホンモノノブラックジャックナイフダァ!!!!!ボゲグシャ!!!フォン!!フォン!!!マッハ!!!マッハ!!!クァwセdrftgyフジコ!!!テレレーテッテッテッテッテレレー!!ダンジノハル!!!!オゲロロロロ!!!ヤラナイカ!!!イヤァァァァァァァ!!シュルルルルルルル!!!バニッシュ!!!ズベラアアア!!!バキューーーーン!!!ブッフファフェ!!!!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!ナンデヤネン!!モウイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!


18番(どうする!!?このままでは全滅は必至!!!逃げるか…)


???「おっと待ちな…、お前の相手はこの俺だ」


18番「くっ…」


遠野「この俺が直々に処刑してやるぜ」


~なんやかんやで30分経過~


ゆっこ「それじゃ行こうなのちゃん!!!」


なの「……死にたい」ドヨーン


みお「おまけやってる間に何が!!?」


なの「……行きましょう」フラー


みお「ちょっとゆっこ!!なんでなのちゃんあんなに暗くなってんの!!?リアルに頭の上に『ドヨーン』のエフェクトが見えそうだよ!!!何があったの?」コソコソ


ゆっこ「わたしだってびっくりしてるよ!!気が付いたらなのちゃんはあんな感じに…」コソコソ


みお「いやいやいやいや!!?だってだよ?」


[before] なの「私もがんばりますよ~~!!長野原さんのお姉さんたちには負けません!!!」


みお「これが!!!」


[after] なの「……私はしょせん殺人機械…。人並みの温かみすら持つことが許されないないただのクズ鉄…」


みお「これになってるんだよ?よくわからないこと言ってるし!!?」


みお「もはや別人だよ!!!」


まい「さっきまでなのちゃんはいなくなったはかせを探しに行っていた」


みお「そういえばはかせが途中からいなくなってたね」


まい「そして今のはかせがこの状態」


はかせ「テニスコワイテニスコワイテニスコワイテニスコワイテニスコワイテニスコワイ」ガタガタ


阪本「」チーン


みお「」


ゆっこ「その間に何が…」ウーン


なの(私…試合を棄権した方がいいんだろうなぁ…)ハァー


―――――――――――――――――

―――――――――

――――――

―――


~約10分前~


??「~~~~~~~~~~」ペラペラ~


木手(まずい…私は英語わからないんですが…)


??「~~~~~~~~~~」ペ~ラペラ~ペ~ラ


木手(困っていて私に何かを聞いているのは分かるのですが内容がわかりませんね…)


木手「どうしたものか…」


はかせ「はかせに任せてください」


木手「…いきなり出てきてなんですかオチビちゃん」


はかせ「どうも。はかせです///」テヘヘ


木手「なぜ照れるんだい…」


クラウザー『どうでもいいんだが早くトイレがどこだか教えてくれないか…もう少しで限界を迎えそうなんだ』プルプル


はかせ『トイレはあっちです。道をまっすぐ行って二つ目の曲がり角を右に曲がるとあります』


クラウザー『助かった!!恩に着る!!!』ピュー!!!


はかせ『いえいえ』


木手(さらっと英語しゃべった!!!)


クラウザー「さっきはすまなかった…あまりの腹痛に日本語を使うことすら忘れていたよ…」フゥ


木手「まったく…日本語喋れるならさっさと喋ってください…」


クラウザー「しかしさっきのアイスはなんだったんだ…お腹が冷えたとかそんなレベルじゃなかったぞ…そもそもあれは食べ物だったのか…」


木手「子供ですかあなたは」※クラウザーさんは一応12歳です


クラウザー「もはや兵器…」


木手「話聞けや」


はかせ「これもひとえにはかせのおかげです」ムフー


クラウザー「ああ、君のおかげで助かったよ」ナデナデ


はかせ「えへへへ//」


木手「だから話聞けや」


なの「はかせ~~~!!どこですか~~~!!!」


はかせ「なのだ~~~~~!!!」

今日はここまでで。寝ます。日常二期やってくれないかな…

クラウザー12歳とか嘘やろ


嘘やろ……


更新します。


なの「ほんとうにすいません!!!ご迷惑おかけしました!!!」ペコー


クラウザー「いえ、この子のおかげで僕は人間としての尊厳を失わずにすんだよ」


なの「そんな大事に!?」


クラウザー(お姉さんか何かかな…?)





木手「オチビちゃんははかせって呼ばれてるのか…」(何でだ?)


はかせ「そうです。はかせです。なのを作りました」


木手「へ~」


木手「…へ?」


なの「それよりもはかせ!!勝手にどこかへ行ったりしないでとこちらにつく前に言ったじゃないですか~。どうして約束を破るんですか~」


なの「探すの大変だったんですよ~」


はかせ「はかせもテニスやりた~い!!!」


なの「え~?そのためにわざわざこっちに来たんですか?」


はかせ「だってなのははかせがテニスやりたい~って言ったらどうせ『危ないからはかせはやっちゃいけない』って言うもん!!!」


なの「そんなの言うに決まってるじゃないですか~」アセアセ


はかせ「テニスやるテニスやるテニスやるテニスやる~~~~~~」バタバタ


なの「だめです!!」






はかせ「テニスやるテニスやるテニスやるテニスやる~~~~~~」バタバタ


なの「…だ、だめです!!」







はかせ「やるぅ~~~~…」ジワッ


なの「くっ…」


なの(駄目です!!あんな危険なスポーツ、はかせには早いんです…。ここは心を鬼にして…)


なの「駄目って言ったら…」


クラウザー「いいよ、やろう」


なの「駄目ですってええ!!?」


はかせ「ほんとに!!!」


クラウザー「さっきのお礼さ。やっても構わないよ」

はかせ「わーい!!はかせテニスやる~~~!!!」


なの「い、いいんですか?試合のお時間とかは…」


クラウザー「僕は第一試合で出たからもう試合はないんだよ。だからこの後は時間も空いているんだ」


はかせ「テニステニス~~~!!!」


なの「でもはかせ!!テニスはとっても危ないんですよ?それに次は私の試合です!?時間がなくなっちゃいます!!」


はかせ「なのもテニスする~~~!!」


なの「なぜそうなる!!?」ガビーン


なの(でもはかせ一人をここに置いておくわけにはいかないしな~)


クラウザー「ではダブルスで一セットの試合をするというのはどうだろう?それなら一緒にできるし時間もかかりませんよ」


クラウザー「もちろん怪我をさせないようにおもいっきり手加減しますよ」ボソボソ


なの「そ…それなら…」ボソボソ


なの「でもダブルスって2対2で試合をすることですよね?誰かもう一人探してこないと…」


クラウザー「いるじゃないですかそこに」


木手「!!?」ギクッ!!


クラウザー「君はこの子に借りを作っただろう」フフン


はかせ「だろう~~~」フフン


クラウザー「どうせ暇そうだし付き合ってくれてもいいんじゃないかい?」


木手「…しょうがないですね」ハー


はかせ「わーい!!!」


なの「すいませんすいません!!!」


おまけ 猛反発ラケット


はかせ「テニスができることになりました」


なの「あの人たちのおかげですね」


はかせ「テニスをするためにはラケットが必要です」


なの「そうですねぇ~」


はかせ「なのではかせはラケットを作りました」


なの「作っちゃったんですか!!?」


はかせ「てれててってて~~~『ラケット』」


なの「そのままかい!!」


はかせ「このラケットで阪本を弾いてみます」


阪本「ふざけんな!!!」


なの「それは阪本さんがちょっとかわいそうですよ」


はかせ「じゃあラケットの上に乗るだけでいいから~~~」


なの「はぁ~~。坂本さんお願いしていいですか」


阪本「…ったくしょうがねえな」ヒョイ


ピヨヨーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!


キューーーーーーーーーーーン!!!


キラーーーン!!!


なの「」


はかせ「」


なの「……はかせ…」オロオロ


はかせ「ちょっとラケット強くしすぎちゃったかもしれない」テヘヘ


なの「あ…あほ~~~~~!!!!!」


おまけ 皿、割れる


遠野「処刑法其の五『コロンビア・ネクタイ』」ベコッ!!


18番「ぐはっ!!!」


18番(駄目だ…意識が遠のいて…)プルプル


遠野「よくここまで頑張りましたぁってか?」


18番「万策尽きたか…」


遠野「これでとどめだ」


キュン!!


遠野「ん~~~?何か下から音が…」


ドカッ!!


遠野「な…」ガッ


18番(黒猫がいきなり地面から現れて奴の顎に…)


遠野「ニー!!!!!」キーーーン!!!


18番「さらに跳ね返って膝に当たった!!?」


遠野「ぎゃああああああ~~~~~俺のお皿があああああああ~~~~~~~~~~」ゴロゴロゴロゴロ


河童「皿割れるっちゅーのははたから見てもいたいもんやな。俺も皿割れるとごっつ痛いねん」


姫「……」ポチッ


河童「あっ」ガコン


ナンデオレェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!


遠野「お皿がぁぁぁぁ!!!お皿がぁぁぁぁ!!!」ゴロゴロ


姫「……」ポチッ


遠野「」ガコン


オサラァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!


18番「助かった…のか?」





遠野「ああああああああああああああああああああ!!!!!」






河童「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」








ガシッ!!!







遠野「地獄の断頭台!!!」パリリーーーン!!!


遠野・河童「皿があああああああああああああああああ!!!」


少ないですが今日はこれまでです。


みそスープ

また俺得なssを見つけてしまった……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月08日 (木) 20:33:14   ID: xkpXj05q

面白いですね!!早く続きみたいです!

2 :  SS好きの774さん   2015年03月31日 (火) 16:51:57   ID: c8xemuGk

上の人と同意見。

3 :  SS好きの774さん   2015年08月03日 (月) 01:11:26   ID: DhWP287U

続き期待

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