【安価あり】春香「汝は人狼なりや」 (54)

春香「って、何ですか?」

小鳥「推理ゲームの一種よ。それぞれが与えられた役割になりきって、村に潜んだ狼を倒すの」

千早「ですが、それと今回集まったのとはどんな関係が?」

P「実は765プロとして特番の話が来てな。その人狼ゲームを番組内でやる事になった」

真「えっ、本当ですか?!」

P「ああ。それで、今日はその予行演習として試しにやってみようと思ってな」

律子「迂闊な発言で台無しになってしまう事もあるゲームですから、初体験の人なんかは慣れておいた方がいいのかもしれませんね」

P「その通り。それで最初に聞いておきたいんだが、今までに人狼をやった事があるって人はいるか?」

雪歩「あ、一応やった事はあります」

あずさ「私も何度か……」

貴音「私も嗜んだ事があります」

律子「私もそれなりには。後は初めて?」

伊織「そうね……名前くらいは聞いた事あるけど」

やよい「私も初めてですー」

真美「けど、中々に面白そうですなー」

亜美「早くやろうよー!」

小鳥「とりあえず、ルールを説明するわ。後はやりながら覚えていきましょう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397918450

~ゲームの概要~

ある街に、市民になりすました人狼が紛れ込んだ。
人狼は毎夜市民を一人噛み殺し、街を人狼のものにしようとする。
また、時を同じくして紛れ込んだ吸血鬼は、人狼さえも出し抜き街を我が物にしようとしていた。
困った市民たちは話し合って、1日に1人人狼・吸血鬼と思われる人物を処刑する事にした。

ゲームは市民陣営、人狼陣営、吸血鬼陣営の3チームに分かれて行う。
プレイヤーはチームの勝利を目指して行動しよう。


~勝利条件~

【市民陣営の勝利条件】
生きている「人狼の数」が0人になる

「吸血鬼」がいる場合は「人狼」より先に「吸血鬼」を殲滅しなければならない


【人狼陣営の勝利条件】
「市民の数」が「人狼の数」と同数以下になる

「吸血鬼」がいる場合は「吸血鬼」を殲滅しなければいけない


【吸血鬼の勝利条件】
市民陣営か人狼陣営が勝利条件を満たした時に生存している


~ゲームの流れ~

【ゲーム開始】 プレイヤーに役職が与えられる
【夜】それぞれ与えられた役職でできる行動をする
【昼】 市民による討論を行い、人狼と思われる処刑者を決定する



~ルール詳細~


◇昼の行動◇

生きているプレイヤー達は議論を行い、人狼が誰かを推理する。
一定時間が経過した時点で投票を行い、処刑する人物を決める。
投票で選ばれた人物には弁解の時間が与えられ、その後改めて残ったプレイヤーで選んだ人物を処刑するかどうかを投票する。
その投票後、選ばれた人物を処刑する、または処刑を行わず夜に進む。


◇夜の行動◇

夜の間、プレイヤーはそれぞれ役職に基づいた行動をする。
声を出す事はできず、相談をする場合は全てジェスチャーで行う。
全員の行動が終わった後、翌日の昼に進む。

【役職】

ゲーム開始時に割り当てられる役職の中には特殊な能力をもつものもある。
その能力は人狼を見つけ出すのに重要な役割を果たす。


~市民陣営~

【市民】3人
特に能力をもたない。

【占い師】1人
毎夜一人を選び、人狼かそうでないかを知る事ができる。

【霊能者】1人
2日目以降の夜にその日処刑された人が「人」か「狼」か知る事ができる。

【騎士】1人
毎夜一人、守る対象を選ぶ。
選んだ相手と人狼が選んだ相手が一致した場合、その人物は殺されずにすむ。

【共有者】2人
互いが互いを共有者として認識できる。
要するに自分以外に一人、狼でない人物を知る事ができる。


~人狼陣営~

【人狼】2人
自分以外の人狼が誰であるか知る事ができる。
また、人狼全員で相談して毎夜一人を選び、殺す事ができる。

【狂人】1人
全ての場合において人間として扱われるが、人狼陣営に属する。
人狼陣営が勝利条件を満たした場合に勝利となる。

【サイコキラー】1人
全ての場合において人間として扱われるが、人狼陣営に属する。
人狼陣営が勝利条件を満たした場合に勝利となる。
また、夜の間に占い師、騎士、人狼の能力の対象に選ばれたとき、その相手を殺す(人狼に選ばれた場合でも死なない)。


~吸血鬼陣営~

【吸血鬼】1人
人狼が殺す対象として選ばれても死ぬ事はないが、 占いの対象に選ばれると死ぬ。
市民、人狼の両陣営を欺き生き残る事で勝利となる。

小鳥「……まあ、ざっとこんなところね」

響「うぎゃー!複雑過ぎて全然わかんないぞー!」

美希「なんか眠くなってきたの……」

P「まあまあ、とりあえずやってみろって。ゲームマスターは俺がやるから、小鳥さんは記録をお願いします」

小鳥「はい♪それじゃあみんな、役職を決めるからカードを引いてねー」

P「自分の役職を確認したか?そしたらゲームを始めるから、顔を伏せてくれ」


~ゲーム開始~


ゲームの間は一人のプレイヤーの視点で話を進めます。

また、そのプレイヤーの行動に関しても適宜安価を取ります。

そのプレイヤーが死んだ場合、改めて安価を取りそのプレイヤーに視点を移してゲーム終了まで進行します。

役職に関しては>>1がガチのくじ引きで決めてます。

最初の視点となるプレイヤーは↓です。

不適切な安価は安価下でいきます
視点は律子含む765プロアイドル13人からお願いします
視点となるプレイヤー↓

真美了解です
初日夜は役職確認のみ、犠牲者GMで行います

P「人狼は顔を上げて……よし、顔を下ろして」

P「次、占い師は……」

真美(うーん……)

真美(せっかく面白そうな役職がいっぱいあるのに真美はただの市民かー。つまんないの)

真美(まあでも、遠慮はしないっしょー。絶対勝ってやるもんね!)

P「……顔を下ろして。それでは、朝になりました。みんな、顔を上げてくれ」

P「昨晩の犠牲者は、この俺プロデューサーです。それでは、議論を開始してください」

亜美「最初の犠牲者は兄ちゃんなんだねー」

P「おう。慣れるためにやるのにいきなり殺されたら意味無いだろ?」

律子「そうですね。さて、まずはCOの確認からいきましょうか」

響「CO?」

小鳥「カミングアウトの事よ。自分の役職が何かっていう事をみんなに発表するの」

春香「発表しちゃっていいんですか?」

P「ああ。ただし、それが本当かどうかは一部の役職の能力でしかわからないから、嘘である可能性も考えなきゃいけないぞ」

律子「そういう事。まあ、今回は共有者が夜に相談できないからいきなり出るのも難しいかもしれないけど……」

あずさ「そうねえ……まあ、これはお試しだから今回はとりあえず発表してみない?」

貴音「そうですね。初日昼COは一長一短ですから、どうすれば有利になるかは何度かやってみるしかないでしょう」

律子「そうね。反対意見のある人はいる?」

一同「……」

律子「OK。それじゃあ、共有者はせーので手を上げて?せーのっ」

千早・響「はいっ」

あずさ「二人だけね。それじゃあ、二人はシロって事で」

律子「さて、後は占い師と初日吊りをどうするかって事だけど……」

真美(……話が全然わかんない)

真美「ねえねえゆきぴょん、今はどういう話なの?」

雪歩「えっとね、とりあえず千早ちゃんと響ちゃんは市民陣営だっていうのがわかって、次は占い師が名乗り出るかどうかって言うところなんだけど……」

真美「千早お姉ちゃんとひびきんはキョーユーシャってやつのせいだよね?でも、占い師はどうして?」

雪歩「えっとね、占い師が名乗り出れば、確実に騎士に守ってもらえるんだ。名乗らないと、低い確率だけど何もできないで死んじゃうかもしれない」

真美「じゃあ、名乗ったほうがいいんじゃないの?」

雪歩「それがそうでもないんだ。今シロが二人出たから、人狼はとりあえずどっちかを殺せば味方を減らさないですむよね?」

真美「うん」

雪歩「そうなると、このままなら騎士もとりあえずどっちかを守ればいい。だけど、ここに占い師まで増えたら誰を守っていいかわからなくなっちゃうでしょ?」

真美「な、なるほど……」

雪歩「まあ今回は初日夜の占い無しだし、名乗り出ない方になるんじゃないかな?」

真美「ふーん……」

律子「……それじゃあ、今日は占い師は出ないって事でいいかしら?」

真美「あ、本当だ」

雪歩「ね?最初のうちは、やった事ある人に任せて流れを知るのがいいと思うよ」

真美「うん!ありがとゆきぴょん!」

貴音「さて、後は吊りですが……ヒントが無い以上、これも無しで良いのでは?」

律子「そうね。確率的にも分はよくないし……みんな、今回は吊り無しで夜を迎える、でいいかしら?」

一同「はーい!」

律子「それじゃあ、まだ時間はあるけど形だけの投票に移っちゃいましょうか」

真美(うーん……やっぱり最初は経験のある人ばっかり喋ってるねー)

真美(あれ?でもゆきぴょんは真美が話しかけるまでずっと黙ってたような……)

P「……よし。それじゃあ初日吊りは無し。みんな顔を伏せてくれ」

真美(うーん……夜はヒマですなぁ)

真美(けど、割とスムーズに進んでるみたいだねー……)

P「……それじゃあ、朝だ。顔を上げてくれ」

P「昨晩の犠牲者は……いなかった」


~初日終了 残り13人~

春香「い、いなかった?」

美希「どういう事なの?」

千早「多分、私か我那覇さんが狙われたのを騎士が守ったんじゃないかしら」

律子「それか、騎士がどっちかを守るのを読んで選んだ他の相手が吸血鬼だったかね」

伊織「まあ、多分騎士の方でしょうね。9分の1なんてそうそう引くもんじゃないわ」

亜美「9分の1?」

伊織「人狼2人と共有者2人を引いた9人から1人しかいない吸血鬼を引く確率よ」

響「そっか、吸血鬼を当てたとしたらその4人以外を選んでるはずだもんな」

あずさ「市民が減らなかったのはいいけど、ヒントも増えなかったわね」

貴音「いえ……少なくとも、昨晩一人はシロかクロかはっきりした者がいるはずですよ」

真美「そっか、占い師!」

律子「そうね。占い師、COしてくれるかしら?」

真「あ、ボクだよ」

雪歩「えっ?」

真「えっ?」

雪歩「えっ……?待ってよ真ちゃん。占い師は私だよ?」

亜美「ほえ?」

真美「占い師が2人……?」

千早「なるほど……つまり、どちらかが人狼陣営の偽物って事ね」

律子「へぇ……どっちが偽物かは知らないけど、いい仕事してるじゃない」

中途半端ですけどここまで
基本的に素人とやった事ある程度の人間だけの設定なので初心者たちが和気藹々と楽しむ雰囲気で進みます
ガッチガチなのを期待してる人は申し訳ない

サイコキラーは独特だね
狐は背徳者(狐が誰か分かる・狐吊りで連鎖退場)がいるし
狂信者(人狼の鳴き声聴ける狂人)
猫又とか狼憑き、恋人キューピットとかも居るし

あずさ「えーと……とりあえず、2人とも占いの結果を教えてくれる?」

雪歩「私は真美ちゃんを占いました。結果は人間です」

真美「いぇい!」

真「ボクが占ったのは律子で、結果は人間でした」

貴音「ふむ……どちらも無難にシロですか。ならば霊媒師はまだ名乗らなくて良いでしょうね」

美希「うーん……それじゃあ、今日はどうするの?」

律子「こういう場合はグレランが基本ね」

やよい「グレラン、って何ですか?」

あずさ「グレーランダムの略で、役職のCOをしてなくて占い師に占われてもいない人にそれぞれの判断で投票する事よ」

千早「という事は、今のグレーは共有者COの私と我那覇さん、占い師COの真と萩原さん、それに占われた律子と亜美を除いて7人ですね」

春香「結構多いね……」

律子「まあ、不測の事態がなければ狼を吊るチャンスは6回。ここは躊躇わずに吊るべきじゃないかしら」

伊織「そうね。あと、占い師の2人に聞いておきたいんだけど、どうしてその相手を占ったの?」

雪歩「最初は特に手がかりもないし、隣の人でいいかなぁって」

真「ボクは場を仕切ってる律子が狼だったら怖いと思ったからかな」

響「なるほどなー。特に不自然な事はないね」

律子「了解。あとは……そうね、占い師の2人。次の夜からは、グレーを見つつ吸血鬼を探すように動いてくれないかしら」

真「オッケー」

雪歩「わかりました」

あずさ「他になければ……そろそろ、いきますか?」

P「そうですね。みんな、もういいか?」

一同「はーい!」

P「それじゃあみんな、怪しいと思う人をせーので指差してくれ……せーの!」


グレラン投票タイム

↓のコンマ次第で

00~13でやよい
14~28で伊織
29~42で亜美
43~57で春香
58~71で美希
72~85で貴音
86~99であずさ

が吊られます

投票結果

春香(1)→伊織
千早(0)→亜美
雪歩(0)→貴音
真(0)→春香
伊織(1)→あずさ
やよい(0)→亜美
美希(2)→あずさ
亜美(2)→あずさ
真美(0)→あずさ
あずさ(5)→貴音
律子(0)→美希
響(0)→美希
貴音(2)→あずさ


あずさ「あら~?私なのね」

P「みんな、喋るなよ?今日はとりあえず吊るつもりらしいけど、一応今回は弁解タイムを設けてあるのであずささん、どうぞ」

あずさ「そうね~、言っておいた方がいいわよね?霊媒師CO。できれば吊られたくないけど、もし吊るなら新しく霊媒師が出ても鵜呑みにしないでね?」

P「いいですか?それじゃあみんな、改めてデッドorアライブをせーので示してくれ……せーの!」



春香→アライブ
千早→デッド
雪歩→デッド
真→デッド
伊織→デッド
やよい→アライブ
美希→デッド
亜美→デッド
真美→デッド
律子→アライブ
響→デッド
貴音→デッド



P「アライブ3、デッド9。デッド多数だな。それじゃあ、あずささんを処刑するぞ。夜になったから、みんな顔を伏せてくれ」

P「占い師は顔を上げて……」

真美(あずさお姉ちゃん処刑かー。5票も集まった理由は気になるけど……ちかたないね)

真美(霊媒師って言ってたけど……どうなんだろ?役職持ちが減ってたら結構辛いよね?)

真美(それから、アライブに挙げてたはるるんとりっちゃん、やよいっち……)

真美(2人はともかく、りっちゃんが迷うなんてらしくないような……どうしたんだろ?)

真美(ゆきぴょんとまこちんどっちが本物かも確かめなきゃねー。個人的には真美に人間って言ってくれたゆきぴょんを信用したいけど)

真美(うあうあー!役職ないのに考える事多過ぎっしょー!)

真美(とりあえず、朝になったらどうしよっかなー……)


1.みんなに投票先の理由を聞いてみる
2.律子にアライブ判断の理由を聞いてみる
3.とりあえず適当に喋りながら様子見


↓3までで多いやつ
同数なら一番コンマ大きいの

P「……よし、顔を下ろしてくれ。それじゃあ、朝になった。みんな、顔を上げてくれ」

P「昨晩の犠牲者は……真と響だ」

~2日目終了 残り10人~


真美「2人?!」

美希「しかも、占い師候補の真クンがやられてるの!」

やよい「どうなってるんですか?!」

千早「……プロデューサー、占い師が吸血鬼を占ったのと同じ夜に狼が占い師を噛んだ場合、吸血鬼はどうなるんですか?」

P「占いが先に成立して、占い師も吸血鬼も死ぬ事になる」

春香「それだと……真が吸血鬼を占って、狼が真を噛んだって事?」

律子「待って。響は共有者よ?千早が何者であろうとも、吸血鬼と共有を宣言するなんてあり得ないわ」

伊織「じゃあ他に何があるのよ?!」

貴音「サイコキラー……」

亜美「えっ?」

貴音「シロ確定の響を狼が噛み、真がサイコキラーを占って返り討ちにされた……それしか考えられません」

律子「……一応、もうひとつの可能性があるわ。雪歩、昨晩占ったのは?」

雪歩「四条さんです。結果は人間でした」

律子「そう……真が吸血鬼で本物の占い師の雪歩に占われた可能性も0じゃなかったけど、それなら確定ね」

春香「じゃあ、真が本物で雪歩が偽物?」

千早「それで間違いないでしょうね」

美希「でも、それだとここからは占い師無しで進めなきゃいけないの」

伊織「あずさが吸血鬼じゃないなら相当キツいわね」

律子「そうね。ひとまず吸血鬼吊りが最優先事項よ」

千早「どこから推理を始めましょうか……」

真美「じゃあさ、ひとまず昨日の投票の事から話してみない?」

貴音「そうですね。投票は大事な推理の材料です」

律子「そうねぇ……まずは一票だけだった、伊織に入れた春香に聞いてみましょうか」

春香「えっと、私は経験者じゃないのに結構喋ってるなあと思って……まあ、伊織なら役職に関わらず喋る気もしますけど」

伊織「ふーん……亜美に入れた二人は?」

千早「私は、逆に静か過ぎる気がしたのよ。亜美にしては」

やよい「私もです。普段の亜美だったらもっと喋ってもおかしくなかったかなーって」

貴音「なるほど。では、私に入れた雪歩は何故ですか?」

雪歩「仕切ってる3人のうち一人は狼がいそうな気がしたんですけど……真ちゃんがいきなり囲えてるとも思わなかったので、残る2人から」

亜美「じゃあ、ミキミキに入れたりっちゃんは?」

律子「あんまりやる気なさそうだったから」

美希「ひどいの!」

律子「まあまあ、結局吊られなかったんだからいいじゃない。残りはあずささんに入れたんだったわね」

亜美「うん。まあ特に深い理由はなんだけど……」

真美「真美も。強いて言うなら、りっちゃんとかいおりんを間違えて吊っちゃったら怒られそうだったから」

美希「ミキも特に理由はないの」

伊織「喋ってるように見えて大した事言ってなかったからね」

貴音「私も似たような理由です」

真美「うーん……」

春香「なんかあんまり参考にならないっていうか……」

律子「いえ、ひとまずこれで十分よ。霊媒CO、あずささんは狼だったわ」

亜美「へ?」

やよい「霊媒師はあずささんじゃなかったんですか?」

伊織「あずさが嘘ついたんでしょ。誰にも邪魔されないで好き勝手言えるんだから、利用しない手はないわ」

真美「あー……あれ?でもりっちゃんあずさお姉ちゃんの事生かそうとしてたよね?」

律子「そりゃ、吊られた相手はもうボロ出さないじゃない。まあ、結果的に本物だって証明できそうだから良かったけど」

美希「何で律子、さんが本物って事になるの?」

貴音「信占い確定の真が人間だと証明しているからでしょう」

千早「なるほど……狂人がいるのにわざわざ占いに狼が出るとも思えないし、萩原さんがほぼ狂人で確定するものね」

雪歩「どうかなあ?実は私がサイコキラーで、律子さんが狂人かもしれないよ?」

律子「占いの2人には狐を探すように頼んだわ。真が対抗占いを占うなんて考えにくいでしょう?」

亜美「でも、りっちゃんがサイコキラーの可能性も……」

千早「それなら、真は昨日の朝には死んでるはずよ。律子が霊媒なのは確定でいいと思う」

雪歩「へぇ……それで、これからどうするのかな?もし間違えて狼を吊っちゃったら、吸血鬼の勝ちで終わっちゃうよ?」

伊織「雪歩……アンタずいぶんお気楽ね」

雪歩「えへへ。だって、真ちゃんがいなくなった今、私の仕事ってもうほとんど終わったでしょ?」

貴音「確かに、もう雪歩を占い師として見ている者はおりませんからね」

雪歩「それで、どうするんですか?ランダムで吊っちゃいますか?それとも用済みの私を吊りますか?占いが消えたのに吊り温存はないですよね?」

律子「……いえ。ここはサイコキラーに柱になってもらいましょう」

真美「柱?」

貴音「自分からその日の投票で自分を吊るように名乗り出る事ですよ」

律子「真がやられた以上、吸血鬼探しは狼に頼るしかない。でも、狼が誤ってサイコキラーを噛むとゲームは終了。サイコキラーが自分から吊られてくれれば、市民にも狼にも有利に働くわ」

伊織「そうね。まあ、実際は狼陣営が一人減る上に騎士がうっかり死ななくなるんだから、間違いなく市民側の方が得なんだけど」

雪歩「そうだね。律子さんによれば狼はあと一匹なんだから、焦らなくたって私や律子さんを噛んで少しでも市民を減らした方が得だよね」

貴音「……やりますね、雪歩」

やよい「それじゃあ、雪歩さんはどうすればいいと思うんですか?」

雪歩「……ねぇ、律子さん。現段階でグレーの中でも、ある程度狼っぽい人は絞れてますよね?そこを避けてグレランでいいんじゃないですか?」

真美「そうなの、りっちゃん?」

律子「……春香かやよい。貴音や伊織の線も捨てきれるわけじゃないけど」

春香「えっ?!私ですか?」

やよい「な、何でですか?」

貴音「……前者2人は、あずさへの投票を避けたからですね?」

律子「ええ。ランダムでいいなら、普通は仲間に投票なんかしないもの」

春香「でも、それなら律子さんや千早ちゃんだって……」

千早「私は共有。律子は霊媒。狼はあり得ないのよ」

亜美「なるほどー……」

伊織「……で、私たちはどうなの?」

律子「あんた達なら何食わぬ顔で身内に投票して信用を勝ち取るくらいはしてきそうだと思ったのよ」

春香「あー確かに……」

雪歩「それじゃあ、今日は残った亜美ちゃん、真美ちゃん、美希ちゃんの中からグレランでいいかな?」

真美「ちょっ!真美は人間って言われたよね?!」

伊織「アンタを占ったのは雪歩でしょ?何のアテにもならないわよ」

真美「そんなぁ~……」

律子「雪歩に主導権を握られてるのは癪だけど……いきましょうか、投票」

P「わかった。それじゃあ、怪しいと思う相手を一斉に指差してくれ……せーの!」


グレラン投票タイム

↓のコンマ次第で

00~33で亜美
34~66で真美
67~99で美希

が吊られます

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