エレン「なんだ?この本」(81)

………
食堂


男「おはよう」

幼馴染み男(男幼)「おはよう、男」

幼馴染み女(女幼)「おはよう、男。寝癖ついてる」

男「ああ、これか」ナデナデ

女幼「ちゃんと直すこと」

男「うるせえな…お前は俺の母さんかっての」

男幼「とにかく、朝食を食べようよ」



………
書庫

エレン「へえ…」ペラッ

………
女幼「男、口に食べかすがついてる」フキフキ

男「やめろって」

ホモ「今日も熱いねえ」

ノッポ「ははは」

男「そんなんじゃねえよ」

ライバル「くそ!羨ましい」

友「まあまあ落ち着いて」

芋女「バカ男!パァンをください!」

バカ男「やなこった」モグモグ

レズ「朝からうるせえな…」ナデナデ

女神「ちょっと、撫でないでよぉ」

………
エレン「賑やかだな…」ペラッ

………
格闘訓練

男「女!今日も組んでくれよ」

女「懲りないね。あんたじゃ私には勝てないよ」

男「いや、今日こそはお前の蹴りを見切ってやる」

女「…やれるもんならやってみな」ザッ

幼女「また男、女と組んでる」ギリリ

ホモ(やな予感)

幼男(ううっ…胃が)キリキリ

………
エレン「…」ペラッ

………
男「ぐあっ!」ドサッ

女「ふん、甘いね」

男「まだだ!」ムクッ

女「諦めな。勝負はついた」

男「でやっ!」シュッ

女「ふっ!」グイッ

男「うわっ」ドサッ

女「まだやる?」

女幼「女め…よくも男にひどいことを」ギギギギ

ホモ「」ブクブク

男幼「うわっ!女幼やめて!ホモが泡吹いてる!」

………
エレン「ははっ」ペラッ

気になってしょうがないから突っ込ませてもらうんだけど

エレン「なんだこの本?」
エレン「なんだこの本?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1368937787/)

とタイトルかぶせてるよね?
エレン「…」ペラッ ってくだりを見ても


それもそうだ腰折ってすまなかった
続けてください④

………
座学

男「あれ?ホモは?」

女幼「さっきの時間、気絶して医務室に行った」

男幼(君が送ったんだろ…)

男「そうなのか…大変だな」

男幼(元々の原因は君にあるからね)

教官「では始める」

なんたらかんたら

教官「では、この場合、どうすれば良いのか…男幼」

男幼「はい、その場合、なんたらかんたら」

教官「素晴らしい答えだ。その通り、これは…」

男「さすがだな」ヒソヒソ

男幼「いやぁ…」テレテレ

………
エレン「男って鈍感なんだな」ペラッ

>>7
うわー調べてから書くんだった

>>12
大丈夫だと思う
余計なこと言ったよマジでごめん

………
夕食

女幼「男、よく噛んで食べて」

男「ちゃんと噛んでるって」

女幼「昔からあまり噛んで食べてない」

男「んなことねえよ。な、男幼」

男幼「はは、そこまでは僕もわからないな」

芋女「バカ男!今度こそ」

バカ男「やらねえって!」

女神「芋女、私の半分あげる」スッ

芋女「神ぃいいい」

レズ「おっと」サッ

芋女「!?」

女神「ちょっとレズ!」

レズ「女神はただでさえチビなんだから、ちゃんと食え」グイッ

女神「むぐっ」

芋女「パァン…」

………
エレン「この芋女、サシャみてえだな」ペラッ

……
ライバル「はっ!男は女幼に世話されて…ガキかよ」

男「なんだと!」ガタッ

ライバル「やんのか?」ガタッ

友「やめろよ、ライバル!」

女幼「男、やめなさい」ニギッ

男「…ちぇっ」

ライバル「」

ライバル「ふざけんなよ、てめえ!」ガッ

男「あ?やめろよ服が破けちゃうだろ!」

ライバル「服なんてどうでもいいだろうが!いつも女幼といやがって、羨ましい!」

……
エレン「ライバルは女幼に惚れてたりするのかな?」ペラッ

……
ガチャ

一同「!」

教官「何の騒ぎだ?」スッ

教官「誰か説明してもらおうか…」ゴゴゴゴ

女幼「芋女が放屁した音です」スッ

芋女「えぇっ!?」

教官「また貴様か…」

芋女「」ガーン

家畜以下女「くく…」プルプル

教官「少しは慎みを覚えろ」バタン

……
エレン「それはねえよ」ペラッ

……
翌日
立体機動訓練

男「今日こそは一番になってやるぜ!」

女幼「怪我をするといけないから無茶はだめ」

男「わかってるって」

ライバル「お前じゃどのみち一番にはなれねえよ」

男「なんだよ」

ライバル「成績一位の女幼と、立体機動の成績が高い俺がいるからな」

男「お前が不調かもしれないだろ」

ライバル「あいにく絶好調だ。ま、せいぜい女幼にだっこされてろ」タッ

……
エレン「…」ペラッ

……
女幼「男、だっこしてあげる」スッ

男「やめろよ!」バシッ

女幼「…」シュン

男幼「男、女幼が落ち込んじゃったよ」

男「過保護なんだよ、昔から!」スタスタ

男幼(いや、今のは過保護というより女幼からのアピールだよ。気づいてよ…)

女幼「…男幼、相談がある」

男幼(うわ…きた…)

女幼「今度こそ男を振り返らせる方法を考えてほしい」

男幼(何回目だよ、その相談…胃が…)キリキリ

……
エレン「男幼、大変だな」ペラッ

……
男幼「男は鈍感だからね…」ウーン

女幼「…」

男幼「近すぎるのが問題だからいったん距離をおく、って作戦は前やったし…」ウーン

女幼「…」

男幼「甘えてみる作戦も失敗。完全に無視する作戦は却下…」ウーン

女幼「当然」

男幼(考えてる僕の身にもなってよ…)

男幼「うーん…もう正面から行くしかないな」

女幼「どういうこと?」

男幼「つまり


……
エレン「あれ?途切れてる」ペラッ ペラッ

アルミン「珍しいね、エレンが書庫にいるなんて」スタスタ

エレン「今日は書庫の掃除当番だからな」

アルミン「その本は?」

エレン「ああ…なんか机の上にあったんだけど、続きが書いてないんだよ」

アルミン「へえ…ちょっと見せて」

エレン「ん」スッ

アルミン「…」ペラッ ペラッ ペラッ

エレン「読むの早いな」

アルミン「中身が薄いからね…」ペラッ ペラッ ペラッ ペラッ ペラッ ペラッ

アルミン「…」ペラッ ペラッ

アルミン「うーん…誰かが書いてる途中みたいだね」パタン

エレン「なんでそう思うんだ?」

アルミン「この本、文房具屋さんで売ってる日記帳なんだ」

アルミン「手書きだし、文章も本としてはあまり相応しくない」

アルミン「それに…これ、僕達の話だから」

エレン「えっ?」

アルミン「気づかなかったの?芋女なんてサシャしかいないよ」

エレン「いや、サシャっぽいなとは思ったけど」

ガチャッ

キース「イェーガー、掃除は終わったか?」

エレン「あっ、ハッ!」バッ

アルミン「…」バッ

キース「アルレルトか。消灯まで時間がない。二人とも、就寝準備にかかれ。規則違反にはキツイ罰がある」

エレン「ハッ!」

アルミン「ハッ!失礼します!」

ガチャッバタン

キース「うむ、掃除はしっかりできているな」スタスタ

ガチャッバタン








ガチャッ
?「…」カキカキ

三日後・書庫

エレン「ジャンとケンカした罰で、また掃除かよ…」サッサッ

ジャン「うるせえな…愚痴る前に手を動かせ!」サッサッ

エレン「動かしてるっての…ったくよ」サッサッ

ジャン「だいたいお前はミカサといちゃいちゃしやがって…」ブツブツ

エレン「ん?…あ」スッ

エレン「…」ペラッ

エレン(続きが書いてある…)

ジャン「おい、何サボってんだ!」

エレン「あ、ああ、すまん」パタン



ジャン「ふー、終わった…教官に報告頼むぜ」スタスタ

エレン「お前が行けよ」

ジャン「少しサボった罰だ」ガチャ
バタン

エレン「ちぇっ」

エレン「…」

エレン「…」ペラッ



女幼「どういうこと?」

男幼「つまり、面と向かって告白するってことだよ」

女幼「…っ///」カァァ

女幼「そ、それはまずい。無いとは思うけど、もし私が男に拒否されたら、今の関係が崩れる…家族でいられなくなる…」

男幼「無いと思うなら大丈夫でしょ。それに男なら今の関係を崩すことはないと思うよ」

女幼「万が一ということも考えなくちゃ。その方法に私は賛成できない」

男幼(変なとこで奥手なんだよなー)

男幼「けど、他に思い付かないよ」

女幼「思い付くまで待つ。明日までに考えて」

男幼(えー、思い付くまで待ってくれないのねー)キリキリ

男幼「…前向きに善処いたします」キリキリ


エレン「男幼は胃痛持ちだっけ」ペラッ


男幼(はぁ…しかしどうすればいいのやら)バシュ

男幼(バカップル男とバカップル女に聞いてみるか?)シュルシュル

男幼(いや、どうせ惚気て本題が吹っ飛ぶだろうし、あの二人なら『いつのまにか惹かれあった』とか言って参考にならないか)スタッ

男幼(野郎共にはすでに前回、前々回で一緒に考えてもらったけど、ろくな案がなかったし)

男幼(ここは女性陣の力を借りるしか…いや、女幼がもう相談した後か?)バシュ

男幼(うーん…とりあえず相談してみるか…女幼とじゃ思い付かなかったことも出るかもしれないし)シュルシュル

男幼(それに女神と話せる口実になるし)ニヤ

男幼「ふべっ!」ドカン

教官「男幼!何をぼんやりしていた!」


エレン「あー、バカップルはフランツとハンナだろ」ペラッ


夕食

男「えっ?今日は一緒に食わないのか?」

男幼「うん。ちょっと他の人に聞きたいことがあってね。じゃあね」スタッ

女幼(これは…男幼が私と男の二人きりで食べるように仕向けた作戦!)

女幼(男幼、ありがとう)ジッ

男幼(女幼からのアイコンタクト…『早く方法を考えろ』か。胃が…)キリキリ

男幼「隣、いいかな?」

芋女「構いまふぇんゆ」モゴモゴ

レズ「珍しいな。構わんが女神には手を出すなよ」

女神「そんなこと言わないの。どうぞ」

男幼「実は相談したいことがあって…(神様…)」スッ


エレン「ああ、こいつら、ユミルたちか。なんでレズって名前なのかと思ったわ」ペラッ


レズ「そいつは難しいな」

女神「前に相談されたことがあるから」

男幼「やっぱりか」

芋女「ここは男を手料理で魅了してですね」

レズ「前やったろ。結局男は無反応で。お前、余った料理食いたいだけだろ」

芋女「バレちゃいましたか」

女神「うーん…女幼が男に冷たい態度をとるのは?」

男幼「前やったけど、女幼が10分ぐらいで我慢できずにやめちゃったよ」

レズ「病気だな」

女神「ごめんね。私たちじゃ力になれそうにないよ」

男幼「いや、そんなことないよ。ありがとう(かわいい)」


エレン「…」ペラッ


家畜以下女「女幼が男を振り向かせる方法…うーん」

家畜以下女「前に女幼から同じ相談を受けたし、私も思いつかないなあ」

女「やっぱり直接気持ちを伝えればいいんじゃないの」

男幼「それは嫌なんだって」

女「なら知らない」

男幼「ありがとうね」スタスタ

男幼(うーん…困ったなあ…)チラッ

ライバル「羨ましいんだよてめえ!女幼と二人きりで!」

男「なんだよ。一緒に食うか?」

ライバル「そういう問題じゃねえっての!」ガッ


エレン「…」ペラッ


男「あ?やめろよ、服が破けちゃうだろうが!」

ライバル「またかよ!服なんてどうでもいいだろうが!」

友「ライバル!やめろって!」

女幼「やめなさい」ダキッ

男「おい、くっつくなよ」

ライバル「」

ライバル「てめえ!」グオッ

女幼「…」パシッ

ライバル(女幼が俺の手を…!)

女幼「暴力を振るうのは、最低な行為だ。ので、あなたは最低だ」

ライバル「」


エレン「ホモを医務室に送ったお前が言うなよ」ペラッ


男幼「ケンカはだめだよ」

男「ライバルが一方的に絡んできただけだ」ガタッ

女幼「男!」

男「いちいちうるせえよ」スタスタ

女幼「…」

男幼「はぁ…」

女幼「…男幼、良い方法は思いついた?」

男幼(明日じゃないのかよぅ…)キリキリ

男幼「やっぱり直接告白しかないよ」


エレン「ひどいもんだな」ペラッ


女幼「それ以外の方法は?」

男幼「ないよ…男は鈍感すぎる…」キリキリ

女幼「そうだけど…」モジモジ

男幼(まーたガラにもなく恥ずかしがってさ…ああ、もう)

男幼(仕方ない、最終手段だ。ここは多少嘘を使ってでも女幼を焚き付けるしかない!女、ごめん)

男幼「そういえば、最近男って女と仲いいよなー」

女幼「…」ピクッ

男幼「対人訓練でもべったりだし。まさか?まさか?うーん…」

女幼「…」ピクッピクッ


エレン「おっ」ペラッ


男幼(いける。たぶん)

男幼「もしかして、付き合ってr女幼「それはない、男は私が好き」

女幼「…」フー フー

男幼「それは君の妄想だよ。男は一度として女幼に好きだと言ったことはないからね」

女幼「そんなことは!」

男幼「そうやっていつまでも自分の妄想に閉じ籠って動かないつもりかい?待っていては何も変わらない。手にいれたいなら自分から行動しなくちゃ」

女幼「…」

男幼「ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん」

女幼「…わかった。行ってくる!」ダッ


エレン「おー」ペラッ


男「…」スタスタ

女幼「男!」タタタ

男「ん?なんだよ」

女幼「話がある。来てほしい」クイッ

男「うるせえな。また明日にしろ」

女幼「今!」

男「」ビクッ

女幼「…今、話したい、大切な、事、なの」ギュッ

男「…わかったよ」ポリポリ



エレン「…」ペラッ


バタン

男「で、大切な話ってなんだよ」

女幼「…」モジモジ

男「早くしろって」

女幼「う、うん…」グッ

女幼「あのね、男」

男「なんだよ」

女幼「私たちは、今までいつも、一緒だった」

女幼「昔から、そう。訓練兵になった今も、一緒。男幼も」

男「ああ、そうだな」


エレン「…」ペラッ


女幼「でも、私は心配。いつか、私から、男が離れて、いってしまうことが」

男「いつまでも一緒にいるわけにはいかねえだろ」

女幼「違うの!」

女幼「私が




エレン「あっ、おいおい。良いとこで途切れてるじゃねえかよー」

アルミン「ふふ、熱心だったね」

エレン「うわっ、アルミン!?」ビクッ

アルミン「そんなに驚かなくても」

アルミン「何読んでたの?」

エレン「前読んでたやつだ。続きが書いてあったんだよ、ほら」スッ

アルミン「どれどれ…」ペラッ

アルミン「…」ペラッ




アルミン「…なるほど」パタン

エレン「中途半端な所で終わってるだろ?」

アルミン「うん。…この後、どうなると思う?」

エレン「女幼が男幼に告白するんだろ?」

アルミン「うん。その次は?」

おっと、男幼に告白してどうすんだ
訂正 男幼→男

エレン「男がokする、のかな?」

アルミン「それはわからないね。男次第さ」

エレン「だよな」

アルミン「…ねえ、エレン。この本は僕たちのことだって、前に言ったよね?」

エレン「ああ、そうだな」

アルミン「ライナーはこの本で、誰に当たると思う?」

エレン「ホモだろ?あいつよく医務室行くから」

アルミン「うん。芋女は前にサシャだって言ったよね。じゃあ女神は誰?」

エレン「クリスタだろ?レズはべったりなユミルだろうし」

アルミン「僕は誰だと思う?」

エレン「うーん…この中なら男幼しかないだろうけど」

アルミン「そうだね。男幼は間違いなく僕だよ」

アルミン「女幼は誰かな?」

エレン「アルミンによく何か相談を持ちかける…ミカサか」

アルミン「うん」

アルミン「…僕は、この本と同じようなことを、ミカサから相談されているんだ。長い間ね」

エレン「じゃあ、お前がたまにお腹が痛そうにしているのって…」

アルミン「そう、ストレスからくる胃痛だよ」

アルミン「…エレン、君は誰に当たると思う?」

エレン「…」

アルミン「エレン、答えて」

エレン「…男、なのか?」

アルミン「そうなんだよ。君は男だ。ライバルのジャンとケンカし、勝てもしない女のアニに挑み、女幼のミカサの気持ちに気づきもしない、鈍感野郎」

エレン「…違う」

アルミン「エレン」

エレン「違う、違う…俺は男じゃない…」

アルミン「いや、君は男だ。間違いなく」

エレン「…」

エレン「だってよ、俺ここまで鈍感じゃねえし」

アルミン「いや、今日だってミカサが抱きついたのに平然としてたし」

エレン「恥ずかしいんだよ!知らん顔しないと!」

アルミン「ほえ?」

エレン「今朝もミカサが俺の口回りを拭いてくれたけど、本当に弟としか見られてないんじゃないかって、そう思ってんだよ!」

アルミン「えっ?」

エレン「昨日も寝る前にやたらいい笑顔で『おやすみ』とか言っててすごくドキッとしたけど、ミカサは俺を家族としてしか思ってないだろうし、俺もミカサを家族として見ないといけないんだろうから悲しかったし、この前裁縫してもらった時も、俺だけ特別みたいだったからもしやと思ってミカサになんで裁縫してくれたんだよって聞いたら、素っ気なく『家族だから』って言ってたし、やっぱり俺はミカサに家族としてしか見られてないんだろうなって」ペラペラ

アルミン「」

アルミン「ストップ」

アルミン「つまり?エレンはミカサのことが?」

エレン「…」モジモジ

アルミン「ミカサのことがぁ?」

エレン「…」モジモジ

アルミン「ミカサのことがぁ?」イライラ

エレン「好きなんだよ!悪いかよ!///」カァァ

アルミン「ごめんごめん」

アルミン「さて、エレン。君が次にとるべき行動は何かな?」ニヤニヤ

エレン「な、なんだよ」

アルミン「ミカサは女幼。君は男。つまりは?」ニヤニヤ

エレン「えっ…でも…」モジモジ

アルミン「あーもう!」

アルミン「ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん!」

アルミン「行け!エレン!今すぐだ!」バシッ

エレン「わ、わかったよ!」ダッ

アルミン「後で報告よろしく!」

タタタ

アルミン「…ふー」

アルミン(やっとか…これで胃痛ともおさらば…ひゃっほい!)

アルミン(しかし誰が書いたんだろうな、この本…)ペラッ

アルミン(ミカサ…じゃないなぁ。字が違うし)ペラッ

アルミン(ま、いいか)ポン

アルミン(さて、みんなを集めて冷やかしに行きますかな)スクッ

アルミン(今までの胃痛分、恥ずかしいという苦痛を…)ククク

ガチャ

キース「…アルレルトか。イェーガーとキルシュタインはいるか?」

アルミン「いえ、いません」

キース「報告しろと言ったのだが…まあ綺麗に掃除してあるから、説教だけで勘弁してやるか」

アルミン「はぁ、そうですか」

キース「自由時間はできる限り仲間と過ごしなさい。信頼関係は大切だ」

アルミン「ハッ!失礼します!」タタタ

キース「うむ」

バタン

キース「さてと…」カキカキ


女幼「違うの!」

女幼「私が言いたいのはそうじゃないの!」

女幼「私は、男が他の女の所へ行ってしまうのが怖い。私は男といつまでもいたいの」

女幼「私は、男が、好きだから!家族だからではなく、異性として、好きだから!」

男「…」

女幼「男…私といつまでも一緒にいてほしい」

男「え、やだよ。俺お前を家族としてしか見れないし」

女幼「」

男「んじゃぁな。おやすみ」スタスタ

女幼「」

女幼「」

女幼「…」

女幼「ぅ…」グスッ

女幼「ぅ…ぅ…」ポロポロ

女幼「ぅぁぁぁん…」ポロポロ

女幼「男…男ぉ…」ヒック ヒック

女幼「私は…私はどうしたらいいの…」ヒック ヒック



教官「女幼…何を泣いている?」

女幼「教官…!」ヒック ヒック

教官「お前が泣くとはな。理由を話してみなさい」

女幼「はい…」グスッ





教官「そうか…辛かったな」ダキッ

女幼「…!」グスッ

教官「今は思いっきり泣け。失恋も次の糧だ」ギュッ

女幼「はい…ぅぁぁぁ」ヒック ヒック

教官「よしよし」ポンポン





女幼「ありがとうございました」グスッ

教官「気にするな。これも大人の仕事だ」クルッ

女幼「」キュン

女幼「あの、教官…///」ドキドキ

教官「なんだ?」

女幼「また何かあったら、甘えてもいいですか?///」チラッ

教官「ああ、その時は遠慮なく甘えろ」

女幼「はい!」

バタン

教官「ん?あれは…」スタスタ

女「ぅ…ぅ…」グスッ グスッ

教官「どうした?何かあったのか?」

女「教官…私、男に…振られて…」グスッ

教官「そうか…




キース「む、こんな時間か」カキカキ

キース「今日はこのくらいにするか」

キース「そういえばまだタイトルを書いてなかったな…」カキカキ


『教官になって振られた訓練兵を慰めたらいつの間にかハーレムになってた』


キース「うむ」

キース「…ふひっ」



終わり

待っててくれた人、すまん。ありがとう

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