淡「元カレくらいくれてやる」 (71)

閲覧注意

咲一Saki一キャラに彼氏がいたらという設定です。

憧「百合ネタ無き咲」
豊音「百合の無い咲だよー」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1389519317

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397906203

誠子「ふんふーん」

淡「亦野先輩、ご機嫌だね」

誠子「わかる?」

淡「昨日、釣りで大漁だった…とか?」

誠子「いや、釣果はイマイチ…でもその分彼氏とゆっくり過ごせたから…」

淡「そういえばフィッシャーな彼氏さんがいたんだったねー……お幸せなこって…」ムスー

誠子「この前、弘世先輩と一緒に、私の彼の友人を紹介したじゃないか」

淡「みーんな菫先輩の方にいっちゃうんだもん!」

誠子「あー、先輩モテモテだったなー」

尭深「こんにちはー」

誠子「お、尭深、やっほー」

淡「あっ!またリア充が一人増えましたよー!おとなしそうな顔して、彼とラブラブティータイムを満喫するたかみー先輩が…」

尭深「いきなりひどい言われよう!?まぁ合ってるけど…」

淡「ちくしょー!」ウガー

尭深「でも淡ちゃん、前に彼氏できたーって大騒ぎしてたじゃない…」

淡「むー…」

誠子「別れちゃったんだよ」

尭深「あっ…ごめん」

誠子「何で別れちゃったの?」

淡「ふん!高校100年生の私についてこれない向こうがいけないんだもん!こっちから願い下げ!」

誠子「なんだ、なんだ?」

尭深「何かあったの?」


淡「聞くも涙、語るも涙の悲恋話よ…」フッ

回想その1

雨の日のデート

淡「わー雨降ってきちゃったー、傘もってないよー」

彼「仕方ねーな。一緒に傘さして帰ろう」

淡「わーい。相合傘だー!」


淡「あっ、二人だと狭い」グイ (傘だけ寄せる)
彼「え?(まぁ、ここは男を見せよう)」 (自分は濡れる)

淡「うーん、雨かかっちゃうよ」グイグイ (さらに傘だけ寄せる)

彼「えー?お前相合傘するつもりねーだろ!」

回想2 ハイキング

淡「わーい!ハイキング日和だー!ちゃんと私の分までお弁当作ってきた?」

彼「はいはい、ちゃんと作ってきたよ、って…」

淡「?」

彼「何で山歩きするのに、ヒラヒラスカートにハイヒールなんだよ!あぶねーぞ!」

淡「大丈夫だってー」





淡「疲れたー、足痛い、おぶってー」

彼「もー…」

回想3 プール

淡「どうよ、私の水着姿!」

彼「お、おう、似合ってる…」

淡「へへーん、そうでしょう?あ、そうだ、私が溺れたらかっこよく助けてよ?」

彼「え!?」

淡「ひゃっほーい」バシャーン

彼「お、おい、準備運動しろって…あぁ、あんな遠いところへ」

淡「ギャー足つったー」

彼「言わんこっちゃない!」

回想4 予定

淡「ぐーぐー…」

TEL…TEL…

淡「…んにゃ?」ポチッ

淡「もしもーし?」

彼「あ、どうしたんだよ?今日デートだろ?体調悪いのか?」

淡「あ…っ」

彼「まさか…」

淡「寝過ごしましたー」

彼「お前……」

淡「だ、だってさ、ネト麻で強い人がいて盛り上がって…」

彼「……」

淡「…で、お前にはついていけないって…」

誠子「どこが悲恋だよ!?ラブコメからラブをとった感じじゃないか!?」

尭深「うーん、彼氏くんもよく頑張ったとは思うけど…淡ちゃんと付き合うには器が小さかったかな?」

淡「だよねー」

誠子「いや、お前も反省しろ!」

淡「えー」

淡「じゃあじゃあ、二人は彼氏さんとどう過ごしてるの?」

誠子「私はやっぱり外に出ることが多いなぁ、釣りを教えてもらったのも彼からだし…」

淡「かぁーっ…私は彼に釣られちゃったってかー」ケッ

尭深(荒れてるなぁ、淡ちゃん…)

こんな感じです。当然、こんなのは作者の妄想だからあんまり期待しないでくださいな。

誠子「この間一緒に釣りにいったときは、こんな感じだったよ」

一回想一

誠子「えいっ」ヒュー ポチャン

彼「よーし、じゃあ、この辺で粘ってみるか。今日はルアーじゃないから、このまままとう」 スワリ

誠子「うん」 スワリ

彼「…」

誠子「…」


誠子「静かだねー」

彼「うるさいと魚が逃げちゃうからね…」

誠子「えいっ」ポスン(肩にもたれる)

彼「うわっ!?」

誠子「アタリがあるまでこうしてていい?」

回想終了

淡「カァーッ!そりゃ魚も寄ってきませんわー!このリア充フィッシャーが!」

誠子「だって二人だけだったし…」

淡「誰がそんなのろけ話をしろとー!?」

尭深「淡ちゃんでしょ…」

尭深「釣りといえば餌はミミズなんだよね…」

誠子「海釣りだとゴカイかな」

尭深「や、やっぱりウニョウニョするの?」

誠子「ウニョウニョする。途中でブチッて切れたり…」

尭深「ひいっ…」

淡「あ、そこは彼氏さんが『俺がやるよ』とかかっこつけるところだね!」

誠子「まさか!そんなことできなかったら、釣りなんてしないよ」

淡「ありゃ?ノロケじゃない?」

誠子「あっ、でも…釣れた後に針を外すときは、私が自分でやるって言うのに替わってくれるんだよね」

尭深「なんで?」

誠子「『刺があったり、毒を持ってたりすると危ないから』って…」テレテレ

淡「時間差でノロケだと!?」

尭深「釣れた魚は?」

誠子「食べられるものは、彼のお母さんが料理してくれるんだ。すっごい上手!」

尭深「それは魚釣りの醍醐味だね。」

誠子「命をいただくことだからね。ただのゲームや趣味にしてちゃいけないって教わったよ。」

淡「た、たしかに…」ジーン

淡「はっ!?ちょっと待って!いい話だから聞きいっちゃったけど、家族公認?」

誠子「まぁそうなるかなぁ…料理も教わったし。」

淡「あわわわ…」

尭深「あ、でも彼のお母さんには私も色々教わったかも…」

淡「ひいっ…こっちからもノロケ!?」

尭深「私の場合は……」

尭深「彼氏のお母さんは趣味で茶道の先生やっててね…お稽古つけてもらう感じかな…」

淡「お、息子につく悪い虫ーみたいな感じで、しごかれるの?」

尭深「残念…いろんなお茶のお話で盛り上がります。」

淡「ちっ…」

尭深「もー。淡ちゃん、さっきから悪い子になってるよ。」メッ

淡「むー、じゃあ肝腎の彼氏さんとはどんな感じ?」

尭深「うーんと…」


一回想一

彼「はい、たかみー、お茶はいったよ」

尭深「…ありがとう、自分でいれたの?」

彼「俺だってなかなか上手いだろ?」

尭深「…ホントだ、美味しい…」ズズーッ

彼「お望みなら、抹茶も点てようか?ゲヒ殿顔負けのもてなしをするよ?」

尭深「ひょうげてるなぁ…」

誠子「あれ?お茶飲んでるだけ?出かけたりはしないの?」

尭深「お買い物くらいは一緒にいくけどね…どっちかっていうと二人でいるだけで満足かな?」

淡「なんという老夫婦…(っていうかゲヒ殿って何?)」

誠子「たまには際どい服を着て悩殺してみたら?」

尭深「悩殺って…」

淡「そーだよー、たかみ先輩、せっかくいいおもちをお持ちなんだから、スクエアカットの服とか着てアピールしたら?」

尭深「ふーむ……(ちょっとやってみたいかも)」

淡「あ、ちなみに濃い玉露のお茶を飲むと、気分が高翌揚するらしいよ?もー、『私を収穫して?』ってか、ちくしょー!!」

尭深「どこでそんなことを…」

誠子「というか応援してるのか、妬んでるのかどっちだよ…」

尭深「じゃあ今度出かけるときに合わせて着てみる」カキカキ

淡「あ、手帳つけてる。デートの予定かコラー!」

尭深「えー、淡ちゃんがやれっていったのに…」

誠子「でも、デートの予定って待ち遠しくて、つい細かく書き込んじゃうよね。」

尭深「うん。」

淡「むー!いいもん、私なんかipadのスケジューラー使うもん!」

淡「…」ドンヨリ

誠子「どうした?」

尭深「書き込まないの?」

淡「ふふふ……独り身の私に書き込む予定があると思う……?」サメザメ

誠・尭「 」

淡「アハハ…桜の花びらが舞い散って、『髪についてるよ』『あーん、とってー』とかいちゃつきたいなぁ…」

誠子「ああ、でもアレ、桜の木の下を通ると二人とも花びらだらけになるから、お互いに払い合う羽目になるんだよな…」

尭深「あ、わかる…」

淡「ちいっ!クリア済か!」

淡「あーあ…淋しいなぁ」

誠子「まぁまぁ…」

尭深「今度皆で遊びにいこ?」


ガチャ

菫「すまん、遅れた。」

照「ただいま…」

誠子「あっ、お帰りなさい。」

尭深「どこへ行ってたんですか?」

照「菫が男の人に交際を申し込まれたから返事をしにいったの。私は付き添いで近くまで…」

誠・尭「おおー」

淡「なになにー、付き合うの!?菫先輩?」

菫「いや…ちょっと合いそうになかったから断った」

淡「もったいなーい…」

照「大丈夫…」

淡「?」

照「菫と交際希望の男の人で、校門前に列が出来てるから」

淡「マンガか!?」

菫「照…冗談はヤメロ。」

照「ごめん、でも菫がモテるのは事実。男に不自由しない女、弘世菫!」

菫「変な言い方するなよ…」

淡「菫先輩ばっかりモテるー」

誠子「でもまぁ、わかる気がします。」

誠子「弘世先輩は、見た目は近寄りがたく見えるけど、話してみるとしっかり者のところとか、面倒見がいいところとか…」

尭深「普段厳しめでも、ちょっとした部分で褒めてくれたり、励ましてくれたり……男の人には『お母さん』に見えるのかも…」

菫「お母さんて…」

照「男の人って、なんだかんだで母性に憧れるって本で読んだことがある…」

誠子「見た目が美人とか、そういうことより一緒にいて心地良いんですよ。」

菫「そ、そうか…」

照「男の人に言い寄られて悪い気はしない菫であった…」

菫「ま、まぁな…って何言わせるんだ!」テレテレ




淡「ゴキュッ、ゴキュッ…っぷっはー!いいですねー!モテモテな人にリア充な人は…」

誠子「あーあ…またやさぐれモードに…」

尭深「あの、それ…私のお茶なんだけど…」

菫さんは美穂子キャプテンとは違う感じのお母さんっぽく見える…
とりあえず中断、また後日に。

淡「はーっ…みんなお盛んだなぁ…」

照「どうしたの?淡?」

淡「あっ、テルーはこういう話とは無縁だよね、ね?」

菫「あ、よせ…」

照「………」フフン

照「いっけない…咲にデートの際の心構えを教えてって言われたんだった…」チラッ

淡「え…?」

照「まぁ私の体験が役に立つかはわかんないけどー…」チラッ

淡「まさか…」

照「そういえば彼とお菓子を作りあって、一緒に試食したのは楽しかったなー。咲にはその時のことを話そうかなー?」チラッ
淡「テルーも?」

照「本当は恥ずかしいんだけどなー」ドヤ顔ッ

全員(うぜぇーー!)

菫「最初は見栄かと思ったが、どうやら本当に彼氏ができたらしい。」

尭深「お菓子作りがすごく上手らしいです。」

誠子「彼氏なのやら専属パティシエなのやら…」

菫「彼氏が照をお菓子で釣ったのか、照が彼氏に食らいついて離さないのかのどっちかだな…」

淡「でもテルー、雑誌とかに載るじゃない。スキャンダルじゃないの?」

菫「アイドルじゃあるまいし、大会終わればたいしたことないだろ?」

照「そう…アイドル☆じゃないから、静かなもの…」

誠子「アイドル(28)も不自由ですよね」

菫「ファンみんなが恋人っていうスタンスだからな」

尭深「そうこうしているうちにアラサーになるわけですね…」

淡「こわいなぁ」

菫「ま、私たち一般人には関係ないだろう。さて、いつまでもだべってないで練習するぞ。」

後日

淡「とほほ…結局女三人でお出かけか…」

尭深「これはこれで楽しいじゃない。」

誠子「ため息ついてると幸せが逃げるぞー」

淡「この二人の余裕がさらに精神的ダメージを…」

淡「ん…?あっ!?」



淡「元彼がいる…」

誠子「えっ!?あれが?」

尭深「女の子と歩いてる…」

淡「ぐ…うっ…」

誠子「ほ、ほら、元気出して!」

淡「アイツ、私といるときより楽しそう……」

尭深「淡ちゃん…」

誠子「ふーむ…」

誠子「あの彼氏…いや元彼さんか…もしかして、ホントは淡とゆっくり歩きたかったんじゃないかな?」

淡「?」

誠子「さっきから少し歩いて、お店を覗いて、話しながら、また歩いて…好きな子とそういう風に過ごしたかったんじゃないかな?」

淡「私がガサツだってこと?」

誠子「違う違う!元気で自信に溢れてる淡のいいところ。」

尭深「しおらしい淡ちゃんじゃ、ダブリーもかけられないよ。」

淡「亦野先輩、尭深先輩…」

誠子「淡と元彼さんの場合は付き合ってみて、はじめて発覚したんだよ」

淡「どういうこと?」

尭深「いずれ淡ちゃんにもぴったりな相手ができるよ、ってこと。」

誠・尭(相当、器の大きな人じゃないと難しそうだけど)

淡「そ、そーだね、元カレくらいくれてやる!気を取り直していくぞー!」

誠子「あ、でも、新しい彼氏ができたとしても、全部彼氏任せじゃだめだぞ」

淡「それってマグ…尭深「お弁当くらい作ってあげる甲斐性がないと!!ってこと。」

淡「えー」

誠・尭「返事は?」

淡「あい……」


カン

おまけ

電話中
照「でね…男の人の気を引くには…」ペラペラ

咲「うん…うん…ありがとう、お姉ちゃん。でも…」

照「どうしたの?」

咲「今まさにデート中だから…」

照「 」

一一一一

咲「ふふっ、ごめんね。でもお姉ちゃんと恋バナできるとは思わなかった…本当、仲直りできて良かったよ…」ニッコリ

咲さん彼氏(いい娘だなぁ)ホロリ

本編では書けなかったけど、菫さんに彼氏がいたら…


菫「なんだなんだ…部屋が散らかってるじゃないか…最初に来たときはきれいだったのに…」

彼「いや、だって…もうそんなに畏まる仲じゃないじゃん…」

菫「そうか…私に飽きたんだ…」

彼「な、なんでそうなる!?」

菫「お前は面倒くさがり屋なくせに、私の前では格好つけて頑張ってくれるところが好きなんだけどな…

もう、そういうところ見せてくれないのか…」ジッ
彼「…っ、手伝ってくれ!今からこの部屋をピカピカにするぞ!」

菫「フッ(全く…やればできるくせに世話がかかるんだから…)」



菫「あ…もちろんベッドの下も片付けるぞ」

もいっこ おまけ

優希「あははっ、私を捕まえてみろー、キョウタロス!」

京太郎「はははっ、まてまてー、このタコエース!」

※前、仮面ライダーとプリキュアの話になったとき、ゆーきの中の人がキュアエースなのを忘れてたので。
俺も京タコは好きだ。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom