日菜子「なにしてるんですか?」 (19)

短いです 美穂肇日菜子です

P「ん? これか? プラモデルだよ」

美穂「プラモデルですか……とっくにそういうのは卒業したと思ってました」

P「今でもたまに作るぞ……子供のころからけっこう好きなんだよ」

肇「買ったんですか?」

P「違うぞ、楓さんがくれたんだ」

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肇「楓さんが?」

P「あぁ、前に楓さんが声優としてガンダムに出させてもらったんだ、んで自分の役の子が乗ってたやつをもらったんだって」

日菜子「それで手に余ってPさんの手に渡ったと」

P「そういうことだな、女の子ってあんまりこういうの興味ないし」

肇「これ、キュベレイパピヨンって言うんですか……」

美穂「ガンダムってこんなやつでしたっけ……」

P「もともとのキュベレイってやつは敵サイドの機体だからな、かなりフォルムも変わるさ」

日菜子「それで作ってどうするんですかぁ?」

P「事務所のどっか高いところに飾っておこうかな、あんまり手元におくと年少組がいじって壊しちゃうかもしれないからな」

肇「作った作品を保管するのも大事ですからね」

P「そうだな、別に欲しかったら持って帰ってもいいぞ?」

美穂「持って帰っても部屋にミスマッチですけどね」

肇「陶器を飾ってる棚に置くとなにか威厳を感じるかもしれませんね」

日菜子「日菜子はあんまり知らないのでいいですよぉ」

P「なら事務所に飾るか……後少しだけで完成するから待っててくれ」

美穂「家で組み立ててたんですか?」

P「あぁ、家と休憩の時にぽつぽつやってたんだよ」

日菜子「大の大人がプラモデル作りですか……」

P「彼女もいないからやることがないんんだよ、察しろ」

肇「恋人は作らないんですか?」

P「どうせ仕事で会えないしなぁ、まず身近にそういう女性がいないんだ」

肇「事務所のアイドルの中に好みの人はいないんですか?」

P「プロデューサーがアイドルに手を出しちゃいかんだろ、そこまで落ちぶれとらんわい」

日菜子「ここに美少女が三人ほどいるんですけどねぇ」

P「だからなんなんだ、ジェットストリームアタックでもすんのか?」

美穂「やっぱりわたし達には魅力が無いんですか……ぷくー」

肇「ぷくー」

日菜子「ぷくー」

P「冗談だよ、皆誰にも渡したくないくらい可愛いよ」

肇「本当にPさんはロマンがありませんね」

美穂「アイドルの扱いは分かっても女の子の方はダメダメなんですね」

P「っていうかほっぺた膨らませるの流行ってるのか?前も肇がやってたけど……」

肇「最近流行っているとしたら原因はおそらく私ですね、えっへん」

美穂「別に誰も褒めてないよ肇ちゃん」

日菜子「ただ肇ちゃん凄くかわいいんですよねぇ、あざとかわいいというか」

肇「ぷくー♪」

美穂「肇ちゃんという美少女に許された特権ですね……つんつん」

P「俺から見たらみんな十分すぎるほど美少女だけどな」

日菜子「なら置いていかれないように頑張らないといけまんせんねぇ……」

P「そのためのプロデューサーだろ、俺はいつでも力になるぞ?」

美穂「でもがわたし達のことをしっていても私達はPさんのことをまだ全部知りませんし」

肇「私達はもっとPさんのことをわかりたいんです、知りたいんです」

日菜子「そのためには一緒に遊ばないといけませんねぇ」

P「まぁアイドルの調子をコントロールするのもプロデュース業のひとつだしな、飯でも食いに行くか」

肇「その前にそのプラモデル組み立ててから行きましょうか」

美穂「あとどれくらいかかりそうですか?」

P「四、五分ってとこだな、退屈だしなんか曲かけるか、お前らレボリューションとネットワークならどれがいい?」

日菜子「?……日菜子はネットワークにします、なんとなく」

肇「私はなんとなくレボリューションにします」

美穂「わ、わたしで決まっちゃうの? でもPさんが何を指してるかだいたいわかっちゃったんだけど……」

P「そうか美穂、流石だな」

ガチャ

楓「ただいま帰りました」

日菜子「おかえりなさいですぅ」

肇「お疲れ様です」

美穂「お疲れ様です……Pさん、わたしもわかりあえる素質っていうのがあるんですか?」

P「あぁ、ここにいるみんなはセンスというか感性が似てるしな……」

楓「ギャグセンスはどうなんでしょうね、このパピヨン……ちょうかっこいい……なんて」


「「「「………………さぶっ」」」」

今日のは終わります
いいタイミングで肇ちゃんがきてくれたので書いてみました

今回はソファでPがガンプラ作っているのを周りで子犬みたいにじーっとみている感じで書きました

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