ライナー(俺はこうして…)(35)

ホモ臭い
3本立て



『ゴ』

~ある日の朝~

マルコ「ライナー、起きて。朝だよ」ユサユサ

ライナー「おお…ん、マルコか。お早う」

ライナー「…」

ライナー「マルコ!?」ガバッ

マルコ「どうしたんだよいきなり」ビクッ

ライナー「お前なんで生きエレン「おいライナー遅いぞ!」

ライナー「え…エレン…?」

エレン「朝飯が冷めちまうだろ。早く起きろよ!」チビッコ

ライナー(なんだ?マルコが生きててエレンが子供?訳が分からん)

マルコ「ライナー?まだぼーっとしてるの?全く」チュッ

ライナー(!!??)

マルコ「早く支度してくれよ。皆待ってるからな」

―リビング―

ライナー(着替えたのはいいが…ここがどこか分からんままだ。一軒家のようだが誰の家だ?そして…)

ユミベルアルクリミカジャンエレアニコニサシ「いただきまーす」チビチビ

マルコ「はい、どうぞ」ニコニコ

ライナー(なんで俺とマルコ以外は子供なんだ)アッ!サシャトルナヨ!

ライナー(……廊下に飾ってあった写真)カリヲスルノニサホウハヒツヨウデスカ?

ライナー(まるで家族のような…)エレンクチガヨゴレテイル

ライナー(しかも俺とマルコが夫婦のような…)ウルセーコドモアツカイスンナ!

ライナー(ってことはあれか?俺とマルコの子供がこいつら…は無い)ウラヤマシーゾコノヤロー!!

クリスタ「ライナーパパ、元気ないの?」

ライナー(事は無い!父親万歳!)

ライナー「いや、すまんすまん。ちょっと寝ぼけてただけだ」

クリスタ「良かった」ニッコ

ライナー(結婚したい。いや、もうしてるのか?……マルコと…)ズーン

―寝室―

ライナー(さて、マルコも寝たようだし、今日一日で分かったことを整理しよう)

ライナー(まず、この家はマルコと結婚を期に俺が建てた家だ。父俺母マルコに子供が10人で計12人の大所帯)

ライナー『なあ、あいつ等は俺とお前の子供なのか?』

マルコ『は?何だよそれ?オレが浮気したって言いたいのかよ?』ギリッ

マルコ『…酷いな…お前との子供意外に何があるって言うんだよ…皆…オレがお腹を痛めて生んだ子供だよ…』ポロポロ

ライナー『ああ!すまん!だよな!そうだよな!いやーはっは、変な事聞いて悪かったな!いやいやいや生んでくれてありがとう』アセアセ

ライナー(ってことで、結局どうやって生んだのか謎のままだが、泣かせてしまったし、もう聞けんだろうな)フー

ライナー(子供は13歳のユミルから始まりベルトルト、アルミンとクリスタが双子の天使で、ミカサ、ジャンとエレンも双子、その下がアニにコニーに、6歳のサシャで皆年子だ。…ふむ、とりあえず、俺頑張りすぎだ)

ライナー(因みに俺とマルコの年は分からなかった)

ライナー『なあマルコ、お前いくつになったっけ?』

マルコ『ふふ、永遠の15歳だよ☆』

ライナー『はっはっは、お前も冗談とか言うんだな。それで本当は?』

マルコ『アニ、オレは15歳だよね?』

アニ『ああ。違うのかい?』ライナーヲケルジュンビ

ライナー『……いつまでも若々しく居てくれて俺は嬉しいよ』

ライナー(子供の癖に殺気は一人前だった怖かった。昔のアニはもっと可愛げがあったはずなんだがなぁ)ウーム

ライナー(最後に)

ライナー(ここには巨人が居ない)

ライナー(壁も見当たらないし、当然巨人化の能力も使えなかった)

ライナー(一体ここは…どこなんだ…?)グー

~ある日の朝食~

ミカサ「エレン、また口が汚れている」

エレン「毎回毎回ガキ扱いするなよな!」

ジャン「ミカサ、俺も口がミカサ「ジャン汚い。あなたはもっと綺麗に食べるべき」

ジャン「」

~ある日のおやつ~

コニー「また俺の分取りやがって!」

サシャ「油断大敵ってやつですよ」フンス

マルコ「全く。オレの分を上げるよ」

コニー「やった!マルコサンキューな!」

マルコ「当たり前だけど、サシャの分は無し。明日もね」

サシャ「そんなぁ」

~ある日の歯磨き~

クリスタ「私も一緒に歯磨きする」

ライナー「ああ(天使)」シャコシャコ

クリスタ「うふふ、ライナーパパのお膝の上暖かいね」シャコシャコ

ライナー(11歳って合法だったか?いけるのか?ヤるんだな?今ここで!)

ライナー「クリス…」

トクニリユウノアルマワシゲリ

ライナー「ゴフゥッ」ブー

クリスタ「っきゃ」

ユミル「あー悪いなクリスタ。ゴリラの汚いのが付いちまったな」

ライナー「ユミル…お前…」ハナヂダラー

ユミル「なぁ、ゴリラ。実の娘にまさか欲情なんてしてねぇよなぁ?殺される覚悟があるってことだもんなぁ?ええおい?」ボソッ

ライナー「そんなわけないだろ(こいつも怖ぇ)」

~ある日の昼下がり~

ベルトルト「…」ショウセツヲヨム

アルミン「…」レキシショヲヨム

アルミン「ん…つまり…」ペラ

ベルトルト「そうだね」ペラ

ベルトルト「あ、そこは…」ペラ

アルミン「分かってるよ」ペラ

ベルトルト「…」ペラ

アルミン「…」ペラ

コニー「なあ、何話してるか分からないのは俺が馬鹿だからじゃないよな?」

ライナー「別々の本を読んでるのにあれで会話になってるのが凄いな」

マルコ「兄弟だからね」

ライナー「そんなもんか?」

マルコ「そんなもんだよ」

~ある日の農作業~

ライナー「よし、休憩にするか」フイー

アニ「休憩?」

ライナー「ああ、一緒に茶でも飲むか?」

アニ「それより新技の練習に付き合ってくれないかい?」

ライナー「え?今休憩って…」

アニ「いくよ」ドゴッ

ライナー「理不尽!」

アニ「ふん、そんなもんかい」

ライナー「」

~ある日の深夜~

ライナー(物音がする…?強盗か!?)

ライナー(マルコを起こさないように…武器…になりそうなものは無いが……俺なら素手でもある程度の応対はできるだろう)ゴクリ

ガサゴソ…クッチャクッチャ…ゴソゴソ

ライナー(食料庫か…音からして一人か?)ソロソロ

ライナー(よし、ドアを開けるぞ)

ライナー「誰だ!」バタン

サシャ「ひぃっ!」

ライナー「……何してる…」

サシャ「すみませんライナー!お腹がすいてどうしても我慢できませんでした。どうかマルコにだけは黙っていてください。次やったら食事抜きと言われているんです。そんなことされたら私餓死してしまいます。どうか!」

ライナー「ふぅ、強盗か何かかと思った。危うく攻撃するところだったぞ」

サシャ「ごめんなさい」

ライナー「腹が減ったらちゃんと言え。何か作ってやるから。マルコだって盗み食いを咎めてるだけで食べることには怒ってないだろ?」

サシャ「そう…なんですか?」

ライナー「ああ。駄目と言われていることをするから怒っているんだ。約束は守れ。分かったか?」

サシャ「はい。もうしません(多分)」

ライナー「よし、なら何か作ってやろう。何が食いたい?」

マルコ(良い父親だなぁ)カゲカラコッソリ



『ト』

~ある日の朝~

エレン「アニ!訓練しようぜ!」

アニ「あんたも懲りないね。いいよ、来な」

ミカサ「エレン、私が相手をしよう。そんな女狐とやる必要は無い」

エレン「新技考えたんだろ?教えてくれよ!」エレン?

アニ「教えて貰えるなんて甘いこと考えてるのかい?」ハナシヲキイテ?

エレン「いいだろーなーあー」ハナシヲ…

アニ「覚えたかったら…体で覚えるんだね」ドゴッ

エレン「痛い!けどすっげぇよアニ!流石だな!」

アニ「別に対したことじゃないよ」テレテレ

エレン「流石俺の弟だ!!」

アニ「……はぁ」ギロリ

アニ「もっと欲しいなら素直に言えばいいのに」ドカッバキッ

エレン「」

アニ「技は覚えられたかい?」

~ある日の朝、理不尽~

ミカサ「エレン、私が相手をしよう。そんな女狐とやる必要は無い」シンワザカンガエタ…

ミカサ「エレン?」オシエテモラエルナンテ…

ミカサ「話を聞いて?」イイダローナーアー

ミカサ「話を…」

ミカサ「エレン…」

ライナー「お?どうしたミカサ」

リフジンナボウリョクガライナーヲオソウ

オソウ

オソイマクル

ライナー「なんでだよ」

~ある日の黄昏時~

ユミル「クーリスタッ」ギュウ

アルミン「わあっ」

ユミル「なんだアルミンか」チッ

アルミン「なんだとは酷いね」

ユミル「クリスタは何処だよ。つーか、何でクリスタの服着てるんだ?ついにアルミンちゃんに目覚めたかぁ?」

アルミン「違うよクリスタが…」

クリスタ「見て見てユミル!カッコいいでしょ?男の子みたいでしょ」ヒョコッ

ユミル「あーもう、クリスタはそんな格好してても可愛いなぁ。大きくなったら私と結婚しようなぁ」

クリスタ「私はライナーパパと結婚するのー」

ユミルアルミン(ゴリラコロス)

ライナー「暴力の予感がする」ゾクゾク

~ある日の雷~

ゴロゴロピカドンドン

クリスタ「きゃー」

ユミル「はいはいクリスタおいで怖くないから」ギュー

コニー「俺は天才だからな!雷なんか怖くねぇけど、妹を守るのが兄の役目だからな。手繋いでてやるよ」ギュ

サシャ「わ、私だって怖くないですよ。でもコニーが怖がってるので手を繋いでてあげますよ」ギュ

ミカサ「エレン、震えている」

エレン「何言ってんだよ俺は怖くないぜ!」ブルブル

アルミン「エレン…僕が怖いから側に行ってもいいかい?」

エレン「しょうがねぇなアルミンは」ブルブル

ミカサ「私も怖い」

エレン「嘘つけよ。それよりアニは大丈夫か?お兄ちゃんが守ってやるぞ」ブルブル

アニ「(全く怖くないんだけど)ああ、お願いするよ」

エレン「よし来い!」

ミカサ「!」ギリギリギリギリ

アルミン(胃が痛い)

~ある日の雷~

ゴロゴロピカドンドン

ベルトルト(怖い)ブルブル

ジャン(ミカサにふられたエレンの糞野郎羨ましい)トボトボ

ベルトルト(でも僕はお兄ちゃんだし、ライナーやマルコに甘えるのは恥ずかしいし)ブルブル

ジャン(糞、どうやったらミカサは俺に優しくしてくれるんだよ)トボトボ

ベルトルト(でも怖い)ブルブル

ジャン(いや、もういっそのこと優しくしてくれたら誰でも…)トボトボ

ベルトルト「あ」

ジャン「よう」

ジャン「雷だな」

ベルトルト「うん」

ジャン「……」

ベルトルト「……こっち…来るかい?」

ジャン「おう」

・・・・・・・・

マルコ「ふふ、二人抱き合って寝てるよ。雨が止むまでおやすみ」

~ある日の夕方~

ライナー「マルコ。もう少し…頑張れないか?」

マルコ「ライナー、オレは君と結婚ができて、家庭が持てて、子宝に恵まれて、幸せだったよ。今までありがとう」

ライナー「っく!マルコ…」

サシャ「うっく、ひっく」

コニー「いいおばさんが、泣くなよ」グス

サシャ「コニーこそ、おじさんの癖に泣いてるじゃないですか」

コニー「泣いてねぇよ馬鹿」

クリスタ「うわああああああん」

ユミル(よしよし)

ジャン「ううっマルコ…お前…なんで…」

エレン「畜生…なんで病気なんかに…」

アルミン「ふ、ぅえええ」

ミカサ「泣いては駄目。マルコはそんな顔を見たいと思わないはず」

ジャン「泣いてねぇし」

エレン「ガキじゃないんだ」

アルミン「ふっ……う…うん…うん」

ミカサ「そう…マルコの為…」フルフル

ベルトルト「泣いていいよ」

アニ「五月蝿い」バシッ

ベルトルト「痛いよ。アニ…。涙が出るくらい、痛いよ」

アニ「私もさ」

~ある日の夕方~

ライナー「マルコ。俺ももうそろそろそっちに逝くからな」

ライナー「お前は言ったな。幸せだったと。俺もだ。マルコ、今までありがとう」

ライナー「それと、お前たちもありがとう。俺はお前たちにとって良い父親で居られたか?」

ライナー(こんな人殺しが、良い父親なんて笑えるが、俺は、マルコも、子供達も)

ライナー「心の底から、愛してたからな」

ライナー(大切な人たちに囲まれて最期を迎えれるなんて俺は何て幸せ者だ)

ライナー(ああ)

ライナー(俺はこうして…)

『リ』

ライナーの頭「死にたかった」

  了

1つおわり
続きは後ほど

再開します

  エレンの手記

X日

女型の巨人を捕獲した

アニだった

あいつは、人殺しの癖にのうのうと生きて笑ってたのか?

許せない

結晶から引きずり出して殺してやる

Y日

ついに人類の敵である超大型巨人を討伐した

惜しいのは一瞬で殺してしまったことだ

もっと苦しめてやりたかった

次は失敗しない

Z日

鎧の巨人を討伐した

前回の失敗を踏まえて今回は苦しめることに注意した

人類の猛攻に巨人化することも回復することもできなくなった鎧の巨人

エレン『なんで逃げ回るんだ?人殺しの癖に死ぬのが怖いのか』

まず両足を切り落としてやった

ライナー『怖くは無い。が、俺は使命がある。こんな所で死ねない。それだけだ』ホフクゼンシン

微かに蒸気が噴くだけで回復の徴候は見られなかった

エレン『お前の仲間の化け物共はもう死んだんだ。もう良いだろ、お前も死ねよ』バシュッ

ライナー『ぐっ』ズリズリ

エレン『流石次席様だな。片腕でも這っていけるのか』

ライナー『はっ、そりゃどうも』

エレン『両腕無くてもお前なら良いよな』ザクッ

腕を1本ずつ落としてやった

それでも這って動こうとする姿は惨めで芋虫みたいで気持ちが悪かった

さぞ痛くて苦しくて惨めだったろう

いい気味だ

エレン『日も暮れてきた。そろそろ殺してやるか』

夕焼けが綺麗に見えた

あいつにあの景色を見せたことは後悔している

先に目を潰しておくべきだった

あいつの死に際には相応しくない美しさだったから

ブレードを鋸のように細かく動かす

一瞬でやらないように、前回を受けての改善だ

エレン『じゃあな、人殺しの化け物』

ゴトリと音がして頭が落ちる

蒸気になって消えていくそれは

ライナー『死にたかった』

最期に笑った

幸せそうに死んでいったあいつを

俺は尚許せないでいる

これから先

エレン「俺は何に復讐をしたら良いんだ?」

  了

  ベルトルト「ライナがおかしい」

ベルトルト「ライナー、そろそろ起きなよ。朝食に間に合わないよ」ユサユサ

ライナー「ん。分かった」ゴロン

ベルトルト「君がのんびり寝ているなんて珍しいね」

ライナー「ああ、なんだかな、とてつもなく長い夢を見ていたみたいだ。内容は忘れたがとても幸せな夢だったと思う」

ベルトルト「ライナー、僕達は…」

ライナー「分かってるさ。自分が見えなくなるほどの夢では無かったよ」

ベルトルト「…」

ライナー「さあ、飯にしよう」

―食堂―

ギャイギャイワーワー

コニー「お、ライナー起きたか」

ライナー「おー、おはよう。お前らは相変わらず元気だな」

サシャ「おはようございます。むむ、ライナーもベルトルトも食事が丸々余ってますね?」

ライナー「馬鹿、これから食べるんだ」

サシャ「ベルトルトは?」

ベルトルト「僕もだよ」

サシャ「何か余りそうな者は…」

ライナー「無い」

ベルトルト「ごめん僕も」

ライナー「それよりお前はその手に握ってるパンから食べろよ」

コニー「駄目だそれは俺のだ」

ライナー「そうか、それは返してやれ」

サシャ「もう遅いです」モグモグ

ライナー「全くお前は、マルコに怒られても知らないからな?」

コニー「なんでマルコなんだ?」

コノシニイソギヤローガ!

ライナー「ん?何か言ったか?おっと、あそこを止めてくるか」

アサカラウルセーヨ!ウマヅラガ!

コニー「んー?いや、なんでも無い」

ベルトルト「…」

ジャン「なんだとてめぇこら。巨人の餌になるしか能がねぇ死に急ぎがよぉ」ピキピキ

エレン「あ?何か文句あるのかよ?人語でしゃべってみろよ駄馬が」ピキピキ

ミカサ「エレン止めなライナー「おいおい、朝飯くらい黙って食えんのか。ミカサもアルミンも困ってるだろ?そのくらいにしておけ」

ジャン「命拾いしたな死に急ぎ野郎」チッ

エレン「はっ、そっちこそ馬肉にされなくて良かったな」ペッ

ライナー「お前ら、いい加減怒るぞ?」ギロ

ジャン「おお…すまん」

エレン「…悪かった」

ライナー「ミカサもアルミンもいつもすまんな」ナデナデ

ミカサアルミン「!?(頭を撫でられただと)」

ベルトルト「…」

~訓練~

アニ(あいつは雌ゴリラとか…)ウロウロ

ライナー「おいおい、またサボってんのか?それとも声を掛けられないのか?お前は昔から人見知りの…グッ」

アニ「あんた…何を言うつもりだい?ばらしたいわけ?」ボソ

ライナー「ん?ああ、なんだったか。…ああ、相手が居ないなら組もうぜ」

アニ「ふん」シュッ

アニ(かわした!?)

ライナー「どうした?そんなもんか?」ニヤニヤ

アニ(むかつく)シュッシュッ

ライナー「そら、反撃だ」

アニ「ん!!」ドテーン

アニ「くそっ、何で」

ライナー「お前はここが弱いからな、もっと鍛えろ」ペチペチ

アニ「触るんじゃないよ」ゲシ

ライナー「当たらないなぁ」ニヤニヤ

アニ「チッ、言われなくても分かってるよ」ギロ

ライナー「おー怖い怖い。もう一戦やるか?」ニヤニヤ

アニ(絶対殺す)

ベルトルト「…」

~座学~

眼鏡教官「~~で、ありここは…」

ユミル「グー」

クリスタ「ユミル起きて」コソコソ

眼鏡教官「そこ、よっぽど余裕があるようだ。前で答えなさい」

ユミル「ん…朝か」

クリスタ「ユミル当たってるよ」

ユミル「まじか何処だ?」

クリスタ「ここだけど…難しくて」

ユミル(やべぇさっぱり分からん。仕方ない、恥をかきに行くか)トントン

ユミル「あ?何だよ」コゴエ

ライナー「ユミル、すまんがこの答え書いてきてくれないか?難問だから自分の答えで解説が欲しいんだが」コゴエ

ユミル「あ?何で(そうか畜生)…分かったよ書いてきてやるよ。ノート貸せ」コゴエ

ライナー「ああ頼んだぞ」っノート

ベルトルト「…」

カリカリ…

眼鏡教官「よし、模範解答だ。戻って良い。理解できているからと言っても眠らないように」

ユミル「すみませんでした」

クリスタ「ありがとうライナー」コゴエ

ライナー「なに、娘の窮地だからな」コゴエ

クリスタ(ライナーって女の子の事娘って言うんだ。古風だなぁ)

ベルトルト「…」

―浴場―

ライナー「隣2つ空いてるか?」

マルコ「ん、どうぞ」セッケンタラー

マルコ「痛っ、目に泡が」ゴシゴシ

ライナー「待て待てその手で擦るな。ほら、顔流して、目を洗え」マルコノカオヲナガス

マルコ「ああ、悪いライナー」

ジャン「マルコもやるんだな。目がぁ目がぁつって」

マルコ「笑うなよ」

ライナー「マルコはしょっちゅうやってるぞ?朝の洗顔は特に」

マルコ「そう?」

ジャン「なんでそんなこと知ってるんだよ」

ライナー「よく一緒に顔洗ってたからな」

ジャン「へぇ、お前も結構抜けてるな」

マルコ「だから笑うなよ。ライナーも余計な事言うよな」

ライナー「あっはっは、すまんな」

マルコ「もう」

ベルトルト「…」

ライナー「侘びに背中でも流してやるよ」

マルコ「お、じゃあお願いするよ」

ジャン「マルコ、俺もついでにやってくれ」

マルコ「断る」

ライナー「まあまあやってやれよマルコ。そんなに怒ることでもないだろ?」

マルコ「えー」

ライナー「お前の可愛いところが分かったんだ。良いじゃないか」

マルコジャン「!?」

マルコ「……やっぱり自分で洗うよ(貞操の危機を感じる)」

ライナー「?そうか。またやって欲しくなったら言えよ」

ジャン(また?またってなんだよ?まさかお前も)

マルコ(知らないよ!事実無根だ!僕は処女だし童貞だ!)

ジャン(王にこの身を捧げるってのも…)

マルコ(よし分かった表へ出ろ。馬刺しにしてやる)

ベルトルト「…」

~就寝~

ベルトルト(今日のライナーはおかしい。おかしいのはいつものことだけど、いつもと違った)ゴロン

ベルトルト(兵士…では無くて…何か別の…。兄貴分とは違う…ああ、父親みたいな感じだ)ゴロン

ベルトルト(ライナーは新しく父親の自分を造り上げたのか?なんでまた)ゴロン

ライナー「ベルトルト」

ベルトルト「ん」

ライナー「眠れないのか」モゾモゾ

ベルトルト「ああ、少し考え事をね」

ライナー「眠るのが怖いか?大丈夫だ。お前が眠るまで起きててやるから」カタヲダイテアタマヲナデル

ベルトルト「近いよ」オデコガクッツイテル

ライナー「こうしてると落ち着くだろ?お前が小さい頃はよくこうしてた。さあ、もう寝ろ」ポンポン

ベルトルト「ああ」

ベルトルト(こんなライナーも悪くないと思ってしまった自分は)

ベルトルト(自分が思っている以上に)

ベルトルト(人間だったのかもしれない)

  終了

お付き合いありがとうごさまいました

ひとつめはゴトリっていう首が落ちる間の走馬灯?

>>33の通りで
時系列は3→1→2です


大家族がよかった

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