モバP「また仕事貰いました」 ちひろ「続・アイドルのヤンデレ劇場?」 (43)

モバP「仕事貰いました」ちひろ「アイドルのヤンデレ劇場?」

の続きです。

多分、前のを読まなくても大丈夫だと思います。

※キャラのイメージが崩れる可能性があるのでご注意ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397836863

ちひろ「またですか」

モバP(以下P)「いやぁ、是非またやって欲しいってスタッフさんが」

ちひろ「あぁ…またあの人ですか」

P「まぁ、うちのアイドルを出させてくれるのは嬉しいんだが…なんで俺がアイドルの恋人役をしなくちゃならないんだよ。美味しい役だけど、スゲェ疲れるんですよ、あれ」

ちひろ「自分の胸に聞いてください」

P「なぜぇ…」

P「スタッフさん、どうも」

スタッフ「おぉ、また来たね! よろしくよろしく!」

P「…どうせ、あなたがアイドルのヤンデレ姿を見たいだけじゃないんですか?」

スタッフ「なっ、何を言っているんだい。そ、そんなことはないぞ、決して、な」

P「…はぁ。…そうだ。前回の反省点として、ヤンデレについて詳しく知らないアイドルがいたんです。教えといた方がいいですか?」

スタッフ「ダメだ」

P「えっ」

スタッフ「君ならわかるだろ? 僕は個性を大事にしたいんだ。知らないなりの振る舞いにも、くるものがあるだろ?」

P「そ、そうですね」

スタッフ「それと、君。前は普通の恋人からスタートさせていたね?」

P「はい、そうですが。ダメでしたか?」

スタッフ「いや、別にそれで構わないよ。ただ、最初からクライマックスでもいいと思うんだよ、僕は」

P「……つまり?」

スタッフ「最初から病んだ状態で始めてくれ! もっと僕にアイドル達の病んだ姿を!」

P「………ぜ、善処します」

P「と、いうわけだ」

P「さて、最初に誰が…」

「私がやるわ」

P「か、川島さん?」

瑞樹「違うわ、今からはあなたの恋人、瑞樹よ。わかるわね?」

P「…み、瑞樹さん」

瑞樹「……ふふっ」

P「な、なんでかわ…瑞樹さんが?」

瑞樹「この前は若い子たちばかりだっから、ここは大人の私がいかないとってね」

P「そ、そうですか」

瑞樹「それじゃあ、いくわよ、Pくん」

~川島瑞樹~

P「ただいま~」

瑞樹「あらっ、おかえりなさいPくん。ご飯ができてるわ、早く食べましょう」

P「はい、ありがとうございます」

瑞樹「もうっ、敬語はダメだぞっ!」

P「は……う、うん」

P(キャラ変わった…)

瑞樹「さっ、早く食べましょう」

P(戻った)

瑞樹「どう? 美味しいかしら?」

P「あぁ、美味しいよ」

瑞樹「ふふっ。愛する人ができた時のために、今まで料理の腕は磨いてきた甲斐があったわっ♪」

P「そ、そうなんだ…ははっ」

瑞樹「………Pくん、あーんっ」

P「えっ」

瑞樹「はいっ、あーんっ」

P(これは避けられない…)

P「あ、あーんっ…んぐっ、うん。美味しいよ」

瑞樹「でしょ♪」

P「……ふぅ。ごちそうさま」

瑞樹「お粗末様です」

瑞樹「……ねぇ、Pくん」

P「ん? なんですかかわ…瑞樹さん」

瑞樹「Pくんは…なんで、その、け、結構、と、と…年な私を、アイドルにしようと思ったの?」

P「年なんて関係ありませんよ。かわ…瑞希さんは綺麗です。人を惹きつける魅力がある。理由はそこですよ。それと、まだかわ…瑞樹さんは若いですよ」

瑞樹「そ、そう…っ//」

瑞樹「…でも、私も本当にヤバイの。両親からも…ねぇ、Pくん。私をアイドルに、そして自分の恋人にしたんだから…最後まで付き合ってくれるわよね?」

P「えっ」

瑞樹「私はPくんのためなら何でもするわよ。何がして欲しい? はぐ? きす? さっきみたいに、世話してもあげてもいいわ。一生ね。…それはもう、結婚かしら? ふふっ、遅からず早からず、いつか私達は結ばれるわ。私にはわかるわ。それはもう決まった事なの。私とPくんが出会った、その日から、ね」

P「えっと…」

瑞樹「ううん。何も言わなくてもいいの。私にはPくんが言いたい事、考えてる事がぜーんぶわかるわ。…もう、私達の間に会話なんていらないかしら。そうね、いらないわ。私達は通じあってるもの」

P「」

瑞樹「さぁ、いらないものは無くしましょう。こっちへ来て、Pくん」

P「う、うわぁーっ!!」

~川島瑞樹 終了~

P「」

瑞樹「お疲れ様、Pくん。 …あら、Pくん?」

P「……あぁ…お疲れ様です、川島さん…」

瑞樹「瑞樹でいいのよ」

P「……………………瑞樹」

瑞樹「よろしい♪」

P「………ははっ」

スタッフ「やぁ、お疲れ」

P「疲れた…何あの気迫…怖かった…」

スタッフ「なかなかの威圧感だったね」ゾクゾク

P「愛が重過ぎますよあれは…」

スタッフ「それがヤンデレだろ?」

P「あれは…なんか…違うような…後がない、そんな感じが…」

スタッフ「う、うぅん。まぁ、次も頑張りたまえ」

P「ぁぁ……」

P「つ、次は…誰がいく…?」

「オレがでるよ、プロデューサー」

P「えっ、晴が?」

晴「なんだよ、オレじゃダメなのかよ」

P「いや、別にそういうわけじゃ」

P(こういう事に率先してやるやつではない思ってたんだがな…)

晴「? よく分かんないけど、ほら、いくぞ」

P「あ、あぁ」

~結城晴~

P「そういえばさぁ、最近の晴くらいの年の子は、もう誰かと付き合ったりするのか?」

晴「ん? あぁ、そういう話はたまに聞くな。よくクラスの女子が話してるよ」

P「へぇ…」

晴「な、なんだよ」

P「いや、晴は可愛いしな、クラスの子とからに目ぇ付けられてるんじゃないかなって」

晴「なっ// か、かわいくねぇよ! ……はぁ。多分、それはないぜ。あいつらとはよくサッカーやるんだが、オレは単なるサッカー仲間っていう感じがする」

P「…そっか」

晴「…そ、それに、い、今はプロ……ぴ、Pのか、彼女だからなっ// 他の男なんか…あぁ! オレらしくねぇや!」

P「晴可愛い」

晴「だ、だからやめろよそれっ!//」

晴「しかし、最近はあんまり、オレに可愛い衣装着させようとしないよな。結構かっこいいものばっかりで」

P「あぁ、まぁそこらへんは考えてるからな。どうやったら晴の魅力を十分に出せるか」

晴「み、魅力って…」

P「だが、俺は断然可愛いはるちん派だ」

晴「う、うるせぇっ!//」

P「はるちん可愛い」

晴「~っ//」

晴「……なぁ、P。オレって、マジで可愛いのか?」

P「あぁ」

晴「そ、即答かよ…// …じゃ、じゃあさ…ちょっと待ってろ!」ダッ

P「えっ、どこに行くんだ? …行っちまった」

ーーーーー
ーーー


ガチャッ

晴「お、おまたせ」

P「おっ、やっと帰って……っ!?」

P(はるぴょん!? はるぴょんじゃないかっ!!)

P「……………」ジーッ

晴「な、何かいえよっ!//」

P「え、えっと…可愛いぞ!」

晴「~っ// ほ、ほんとか?」

P「あぁ」

晴「そっか…P、嬉しいか?」

P「えっ? あぁ、嬉しいよ!」

晴「…うん。じゃあ、たまにはこの格好になるのも、悪くないかな」

P「ほ、ほんとか!?」

晴「あぁ。…で、他に何かないか?」

P「ん?」

晴「オレ、Pのためなら何でもするよ。クラスの女子が話してた。彼女というのは男の所有物だって」

P「いやそれは間違って」

晴「なぁ、何かないのかよ。オレ、Pのこと、あ、愛してるんだぜ。Pもだよな? オレのこと、その、愛してくれるよな!? なぁ!」

P「あ、あぁ。愛してるぞ」

晴「…だよな。なら、オレはPの物。さぁ、何をしてくれもいいぜ。それがPの愛なら、オレは全て受け止めてやるよ」

P「な、何を言って…」

晴「もっと可愛いの着るか? それとも露出度高めのやつか? なぁ、何か言ってくれよ。そうだ、Pの行きたいところにオレを連れ回してくれてもいいぜ。なんせ、オレはPのものだからな」

P「違う…」

晴「違わねぇよ。なぁ、何か言ってくれよ。それとも、ないのか? オレに頼みたい事はないってことか? …それは、Pにオレはいらないってことか?」

P「そ、そんなことはないぞ!」

晴「そうか…あぁ、それならいいんだ。…なら、どうにかしてくれよ。オレの体が、Pの為に何がしてあげたくてうずうずしてるんだ。さぁ、なにか命令してくれよ!!」

P「う、うわぁーっ!!」

~結城晴 終了~

P「」

P(晴は可愛い? 晴はかっこいい? 晴はこわい? 晴は)

晴「お疲れ、P」

P「お、おつかれ…」

晴「…あー、あれでよかったのか?」

P「…ん?」

晴「いや、ヤンデレ?ってやつだよ。正直、オレあんまり知らなくてさ。この前、橘に聞いたんだよ」

P「へ、へぇ」

P(つまり、あれは晴の演技? いや、演技に決まってる筈なんだが…他のが、なぁ…)

晴「それで、どうだった?」

P「あ、あぁ…なかなかの迫真の演技だったぞ。良かった」

晴「そ、そうか…//」

P「そういえば、なんで晴はこれをしたいと思ったんだ?」

晴「…いや、最近はかっこいい衣装着させてくれるし、そのお礼…ってのはおかしいか。まぁ、そういう気分になっただけだ」

P「……そっか」

スタッフ「お疲れ」

P「はるちんは天使でした」

スタッフ「あぁ、なかなかのものだった。あぁっ、僕のところにも相手に全力で尽くす人が現れないかなぁ!」

P「あ~、晴はそういう感じでしたね」

スタッフ「そう! 私はあなたのために尽くします!って感じのやつ。他者愛型だったけかな」

P「型なんてあるんですか」

スタッフ「そうだよ。ヤンデレは奥が深いからね」

P「へぇ…」

P(調べてみるか)

P「……へぇ、こんなのもあるんだ」

杏「あっ、プロデューサー。何見てんの?」

P「んー? いや、別に」

杏「うわっ怪しいー。職場でそういうサイト見るのは、杏、感心しないなー」

P「職場でのうのうと睡眠、ゲームをするお前には言われたくない」

杏「杏のは充電だよ。…で、何見てたの?」

P「…はぁ。これだよ」

杏「ヤンデレの…タイプ? へぇ、こんなにあるんだ。で、なんでプロデューサーは見てたわけ?」

P「いや、今そのヤンデレを題材とした仕事してるだろ?」

杏「あっ、そうだったっけ?」

P「おまっ……はぁ。そろそろ次いかないとなぁ」

「次は私が出るよ、プロデューサー」

P「おっ、凛か」

凛「まだ決まってないよね?」

P「あぁ」

凛「うん。それじゃあ、私でるよ」

P「よし、わかった」

杏「じゃっ、杏は向こうで休んでるねー」

~渋谷凛~

P「なぁ凛。今日はどこへ行こうか」

凛「プロデューサーの家」

P「えっ?」

凛「プロデューサーの家」

P「ほ、他に…」

凛「プロデューサーの家」

P「お、オーケー」

凛「それじゃ、案内してよ、プロデューサー」

~部屋のセット~

P(またこの部屋か)

凛「へぇ、ここがプロデューサーの家?」

P「あ、あぁ」

凛「へぇ…結構片付いてるんだね」

P(まぁ誰も使ってないからな)

P「それで…俺の家に何の用?」

凛「別に。ただ、プロデューサーと二人っきりになりたかっただけだから」

P「そ、そうか…ははっ、それは嬉しいな」

凛「嬉しい? プロデューサー、それホント?」

P「あぁ」

凛「そっか……ふふっ♪」

凛「ところでプロデューサー…この家に人を上げたのって、私が初めてだよね?」

P「ん? いや、この前幸子が」

凛「へぇ…私が初めてじゃないんだ…」

P「あ、あぁ」

P(なにこの威圧感)

凛「そっか…幸子が、ねぇ…」

P(よくわからんが幸子逃げて)

凛「……クンクン…ほんとだ。かすかにこの部屋から、幸子の匂いがする」

P「えっ…」

P(いやいや、この前撮ったの一ヶ月前だぞ!?)

凛「ねぇプロデューサー…私って、プロデューサーの恋人だよね? なのに、何で私が初めてじゃないの? なんで他の女の子を家に上げてるの? ……ねぇ」

P「そ、それは…け、結構前の話で…」

凛「…あっ、そうか。私と付き合い始める前の話だったんだ。それなら、納得かな?」

P「おぉ…」

凛「でも、私が初めてじゃないっていうのは……悔しいなぁ」

P「」ビクッ

凛「…まぁ、いいか。でも、前の事は忘れて。今は、私がいるの。だから、お願い、プロデューサー」

P「わ、忘れるって…そんな…」

凛「……はぁ。いいよ、無理しなくて」

P「えっ」

凛「私が…忘れさせてあげるから」

P「そ、それは…どういう…」

凛「プロデューサー………!」

P「う、うわぁーっ!!」

~渋谷凛 終了~

P「…………」

凛「お疲れ、プロデューサー」

P「……お疲れ、凛」

凛「ねぇ、プロデューサー。私の演技…どうだった?」

P「……あ、あぁ、よかったよ」

凛「そう……よかった」

P「………うん」

スタッフ「やぁ、お疲れ!!」

P「……ども」

スタッフ「いやぁ、最初からぶっ飛ばしてたねぇ!『あなたの家に行きたい』をしつこく迫る女子、くるものがあるね!」

P「……そう、ですね」

スタッフ「…ん? どうしたのかね? 元気がないようだが」

P「……スタッフさん、すいません。私、もう無理です」

スタッフ「えっ」

P「この番組は今回で終わりじゃあ!」

スタッフ「えっ、えーっ!!?」

ちひろ「………と、そこから強引に説得。番組は打ち切りですか」

P「すいません…俺のメンタルが、もう…」

ちひろ「お、お疲れ様です…」

P「はぁ……」

杏「……ねぇ、プロデューサー」

P「ん? なんだ杏。いたのか」

杏「プロデューサーは……杏のこと好き?」

P「えっ? ん、まぁ好きだが」

杏「じゃあ、プロデューサーは杏のもだね。プロデューサーは杏のもの。プロデューサーの愛も、お金も、時間も、身体も…意思も」

P「あ、杏…さん?」

杏「そんな杏のプロデューサーに命じるよ…もっと杏に休みを!!」

P「無理」

杏「ぐっ……じゃ、じゃあ、杏を養えー!」

P「いいぞ」

杏「まぁ無理だよね……えっ」

P「杏、結婚しよう」

杏「ぷ、プロデューサー!」

P「杏ぅ!」


ちひろ「なんだよこれ!!!」

終わりです。

これで前スレにあったリクエスト(?)を書き終わったと思います。

あと、前スレで
幸子「プレゼントボックスに閉じ込めようとしたり!」
と、いうセリフに「お前、自分から入っただろ!」って突っ込まれてましたが
幸子のセリフで「 …ってフタを閉めないでー! 」があり、これを見て思いついたネタでした。
つまり
幸子がプレゼントボックスに入る→それをみたPが蓋を閉めて幸子を閉じこめようとする
ってことでした

分かりづらかったようで、申し訳ないです

読んでくださった方、ありがとうございました。

~おまけ~

ありす「Pさん」

P「ん? なんだ?」

ありす「先日、杏さんから、杏さんがPさんと結婚すると聞いたのですが…なぜ、杏さんはありもしない嘘を」

P「………やべっ」

ありす「……へっ? 今、なんと?」

P「……ありす、すまん。それホントだ」

ありす「」

P「ありす…お前はまだ若い。この先、俺よりいい人が」

ありす「………ですか」

P「ん?」

ありす「話はどこまで進んでいるんですか?」

P「進んでるも何も、まだお互いの気持ちを打ち明けただけだ。杏には悪いが、まだ杏にはアイドルとして輝いて欲しいからな。あと、ファンには騙すようなことになるから、打ち明けることになった」

ありす「…へぇ。まだ、そこまで話は進んでいないんですね? なら、大丈夫ですよ」

P「へ?」

ありす「私にはPさんしかありえません。それに従い、Pさんには私しかありえません」

P「いや、俺は杏と…」

ありす「私は諦めません。いつか、Pさんの真の相手は誰か、教えてあげます」

P「」

P「~って事があってさ」

杏「へぇ~…じゃあ、早めに進めようか」

P「えっ」

杏「まずはお互いの御両親に挨拶だよね。プロデューサーは杏の両親に会ったことあるけどさー、杏はプロデューサーのご両親に会ったことないんだよねー。うわっ、緊張してきたよ」

P「え、えっと…」

杏「…言ったよね? プロデューサーは、杏のものなの」

P「……あ、あぁ! わかった! それじゃあ、今から行くか!」

杏「あっ、プロデューサー。杏はさっきのでもう疲れたよ。だからおんぶを要求する」

P「はいはい。ほらっ、いくぞっ!」

杏「ごーごー!」

杏(プロデューサーは杏のものだよ…だから、早めに処理しないとね…忙しくなりそうだなぁ…まっ、いいか)

おわり

おまけというより後日談

html化の依頼出してきました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom