モバP「アイドル達の主張!」 (119)

この世界は様々な主張で溢れている。

経済、政治、軍事、エネルギー、環境、幾多の分野で今日もいくつもの議論が行われ、その結論は出ない。

P「ならさくっと決めてしまえばいいのです!」

ちひろ「あの、待って下さい」

P「はい?」

ちひろ「ここまで豪勢なセットを用意して何かの特番かと思ったら何ですかこれは?」

P「だから様々な議論に対して結論を出そうってお遊びです」

ちひろ「お遊び!?」

P「アイドル達に趣旨は伝えてありますから」

ちひろ「それでは喧嘩になるだけでは?」

P「大丈夫です、10分もあれば適当に誰かに聞いてきますから」

ちひろ「そんな適当な多数決で決めるんですか!?」

P「大丈夫です。最低でも2人、多いときは200人には聞いてきますから」

ちひろ「2人!?」

P「では入場頂きましょう! どうぞ!」

ちひろ「どうぞって、こんなふざけた企画……」

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ありす「どうも、橘です」

裕子「サイキックアイドル エスパー!」

ちひろ「本当に来た……」

裕子「エスパー!」

P「ほら、ユッコって言ってあげてください」

ちひろ「はあ?」

P「待ってますよ」

裕子「エスパー!?」

ちひろ「ゆ、ゆっこー!」

裕子「ありがとうございます!」

ちひろ「これ、スケジュールとか調整したんですか?」

P「俺の手に掛かればこれくらいはな」

ありす「それで、ここでは数が正義だと聞きましたが」

P「そうだ、勝った方が正義だ」

ありす「それさえ分かれば充分です!」

ちひろ「そんな安っぽい正義、誰が認めるんですか」

P「いいんです、裕子いいな?」

裕子「今日こそ証明してあげますよ!」

ちひろ「それで、テーマは?」

P「テーマはずばり!」

デデンデンデデン!




アイドルマスターシンデレラガールズ特別討論
その1 超能力はあるのか?


チャラッチャラー! ちゃらっちゃらー!

ちひろ(下らない……)

P「これぞ人類のロマン! 夢! 希望! 愛!」

ちひろ「いや、こんなのやってもらえばいいでしょうに」

ありす「分かってませんね。ここで証明したいのは裕子さんが超能力者かどうかではなく、超能力はあるのかどうかです」

裕子「あります! 絶対にあります!」

ありす「証拠は?

裕子「……今は、まだ」

ちひろ「得意のスプーンは?」

裕子「実家に」

ありす「では仕方ありません」

ちひろ(納得するの!?)

P「だがここであるだのないだの言っていても投票する浅草の観光客も困ってしまう」

ちひろ「浅草!?」

P「妥当な人選です」

ちひろ「どこが!?」

P「なので、各陣営それぞれ一人ずつ助っ人を呼んでもらいました」

ちひろ「この事務所、そんなに暇人だらけだったんですか」

留美「待たせたわね」

ちひろ「いい大人が何してるんですか」

ありす「お待ちしていました」

留美「この席?」

ありす「ええ、どうぞ論破しちゃって下さい」

裕子「そんな簡単にエスパーは屈しません!」

留美「しょうがないわね、こんな所で話すことになるとは思わなかったけれど」

ちひろ「まあお遊びですからね」

留美「私は毎日、念じ続けてきたわ」

裕子「何か思念を宇宙に送っていたんですか?」

留美「いえ、この書類にPさんの名前が書かれますようにって」

P「」

ちひろ(婚姻届けええええええええええええええええええええええええええ!?)

留美「ないならないではっきりさせたいの、実力行使に出るから」

P「頑張れ裕子!」

ちひろ(情けない!)

裕子「任せてください! こちらも優秀な助っ人を用意してきました」

千佳「はーい!」

P「ち、千佳?」

ちひろ(そこは茄子さんとかほたるちゃんとかでいいのに!)

千佳「あのねー! Pくんといるとなんにでも変身できちゃうの! これって魔法なんだよね!」

ちひろ「純真な目が痛い……」

ありす「それはただの仕事です、魔法ではありません」

千佳「魔法だもん!」

裕子「超能力です!」

留美「噛み合ってないわね」

ちひろ「留美さんが一番、噛み合ってません」

P「この白熱した議論! 判定に移ります!」

ちひろ「白熱ってなんでしたっけ?」

P「では私は浅草に行って参ります!」

ちひろ「本当に行った!?」

コンマ判定 00は100扱いでお願いします
超能力はある下1
    ない下2

ありす「当然です」

留美「ないのね、Pさんここにサインを」

P「い、いいいいいいいいいいいま持ち合わせが!」

留美「大丈夫、必要な書類は全て私が用意するわ」

千佳「ないんだ……」

裕子「そんな事はありません! こうなったら今ここで!」

P「頼む裕子!」

裕子「サイキック……スプーン曲げ!」

留美「え?」

P「婚姻届けが……真っ二つ」

留美「問題ないわ、いくらでも予備は」

千佳「すごーい……」

ありす「全て破られてますね」

留美「どういう…こと……なの…」

ありす「これは……」

裕子「へ?」

P「た、助かった」

ちひろ「プロデューサーさん結論は?」

結論! 
超能力はない! ……多分

ちひろ「続くんですか?」

P「もちろん!」


P「第二回!」

ちひろ「さっきから5分も経ってませんが」

P「いやー有意義な討論でしたね!」

ちひろ「いや、そうでも……」

P「では次の方、どうぞ!」

長介「どうも」

ちひろ「誰!?」

P「誰とは失礼な、国民的人気アイドル……の弟さんだ」

ちひろ「弟ぉ!?」

長介「高槻って言えば分かりますか?」

ちひろ「なんで……そんな子が」

P「相手を見れば分かりますよ、どうぞ!」

イヴ「こんな勝負は簡単ですよー」

ちひろ「いや、全く分からないんですが」

P「そうですか? ならきちんとした形で出す必要があるみたいですね」

デデンデンデデン!




アイドルマスターシンデレラガールズ特別討論
その2 サンタはお金がある家にしか来ないのか?



チャラッチャラー! ちゃらっちゃらー!

ちひろ(こんなお題!?)

P「では、長介君どうぞ」

長介「うち……昔から貧乏でさ。クリスマスプレゼントとか、なくて…ケーキも半分の半分したのを皆で分けて食ってた」

ちひろ「」

長介「朝起きてもプレゼントはない、友達はゲームとキックボードとかさ」

イヴ「……」

長介「でも、去年くらいから変わったんだ。ケーキは一切れきちんと食えるようになって、プレゼントもあった」

ちひろ(それは)

長介「それってねえちゃんがテレビに出て、お金を貰えるようになったからってだけじゃないのかって。だとしたら……ねえちゃんに俺、嘘つかせてる」

イヴ「いますよ、サンタはいます」

長介「ならどうして今までは来てくれなかったんだよ!」

ちひろ(遊びにしては重いんですが!)

P「両者、助っ人を」

ありす「任せてください」

ちひろ(あんたどんだけ暇人なの!?)

長介「お願いします、もうはっきりさせたいんです」

ありす「簡単です。収入が増えて、サンタにプレゼントの購入依頼ができるようになっただけです」

ちひろ(サンタの存在自体は信じてるのね、この子)

P「だそうだ、イヴ」

イヴ「日本では論より証拠と聞きましたー!」

ブリッツェン「……はふ」

ありす「ただのトナカイです」

長介「……ただの?」

イヴ「そうです、このブリッツェンなら簡単にどこまでも一直線ですよー」

長介「あんなの、いるんだ」

ありす「心動いてはいけません、飛べたところでお金のある家にしか来ないんです」

長介「そ、そうだ。そうに決まってる!」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「分かってます、ではちょっと選ばれし子供たちに聞いてきます!」

ちひろ「誰が選んだ子供たちなんですか!?」

コンマ判定 00は100扱いでお願いします
世の中は全て金だ下1
そんなこたーない下2

長介「そ、そうだったんだ……」

ありす「くっ、ここまでの大差では」

ちひろ「選ばれし子供たちってこんなにいるんですか……」

P「これではっきりしたな」

イヴ「長介君、実はサンタは来てたんだよ」

長介「え?」

イヴ「サンタはその家にとって一番、大切なものを届けるから。長介君の家にもサンタは来ていたんだよ」

長介「でも、何も」

イヴ「大切な家族の笑顔、いらなかった?」

長介「あ……」

イヴ「分かってくれてうれしいな」

長介「いや、でも物だって欲しかったって」

イヴ「」

ちひろ「プロデューサーさん早急に!」

結論!
サンタはお金がなくても来る! けどお金があるに越したことはない!

ちひろ「夢も希望もない!?」

P「みんな、貯金はしっかりしような!」

ちひろ「第三回……」

P「元気がありませんよ!」

ちひろ「あんな身も蓋もない結論を出していてよくそんなハイテンション保てませんね」

P「ちひろが…悪魔じゃ……ない…?」

ちひろ「別にサンタがいようといないと私の利益に関わりありませんから、なら夢があった方がいいです」

P「あっ」

ちひろ「普通の感情でしょう!?」

P「では次の討論に移りましょう!」

ちひろ「聞いてます!?」

菜々「はーい! ナナでーす!」

ちひろ「年齢詐称はありかなしか、では心さんどうぞー!」

菜々「決めつけないでください!」

P「言いたくなる気持ちはわかりますが、今回は違います!」

ちひろ「他とかどうでもよくありません?」

菜々「あるもん!」

P「可愛く言ってますが、これ別に仕事じゃないからな?」

菜々「いつでもナナはウーサミンハイッ! ですよ」

ちひろ「お相手は?」

P「えーっと、そろそろ」

みりあ「はーい!」

ちひろ「よかった平和」

P「それでは討論に移りましょう!」

デデンデンデデン!




アイドルマスターシンデレラガールズ特別討論
その3 ウサミン星はどこにあるの!?



チャラッチャラー! ちゃらっちゃらー!

ちひろ「何で出てきたんですか?」

菜々「証明するためです!」

ちひろ「勝ち目ありませんよ? それこそ亀に向かって犬になれって言うくらい無茶です」

P「ちひろさん、あくまで討論はお二方の間で行われるものですから」

菜々「そうです! ちひろさんはナナの勝利をそこで見ていてください!」

ちひろ「どうしてそこまで自信満々なんですか……でもこの討論内容、存在自体はみりあちゃんも認めてる?」

みりあ「うん、私もあると思う!」

菜々「ありがとうございます!」

ちひろ「何だかんだ言ってまだ子供……」

みりあ「菜々さんの頭の中に」

菜々「」

ちひろ「」

P「これはいい先制攻撃ですね」

ちひろ「先制攻撃というかとどめだと思いますが」

P「さあ反論をどうぞ!」

菜々「助っ人を呼びます!」

ちひろ(いきなり!?)

薫「がんばりまー!!」

菜々「お願いします!」

ちひろ「9歳に頼るさんじゅ……」

P「それ以上はいけない」

薫「あのねー! ウサミンせいはあるよー!」

みりあ「どこにあるの?」

薫「みんなの心だってせんせぇがいってた!」

ちひろ「助っ人ってなんでしょうね」

菜々「そんなことありません! ちゃんと物質としてこの世に存在します!」

ちひろ「確かに水掛け論ですね」

P「それでは集計を!」

ちひろ「みりあちゃん助っ人は?」

みりあ「必要なあるのかなって」

ちひろ「なるほど」

P「ということでM78星雲の方々に聞いてきます!」

ちひろ「そこまで行けるならウサミン星も探してきてくださいよ!」

P「嫌ですよそんな無い物探し」

ちひろ「なっ……」

コンマ判定 00は100扱いでお願いします
ジュワッシュワシュワジュワ! 下1
シュシュシュワジュワジュジ! 下2

ちひろ「読めません!」

P「大丈夫です、光の巨人さん達なら読めます。ちなみに上は知ってる下は知らないです。
  彼らも知らないなら多分、ないでしょう」

知ってる95票 知らない92票

菜々「やったー!」

薫「ばんざーい!」

みりあ「あるんだ……」

ちひろ「まあ、よくこんなにもたくさん聞いてきましたね」

P「それでは回答の一部をご紹介します」

ゾ○ィー「子供の夢を守るのが我々の仕事だ」

タロ○「皆が信じる心の中に、それはある」

○イア「皆にもいつまでも綺麗な心を持ち続けてほしい」

ちひろ「これ知ってるって言うんですか!?」

P「ちなみに知らないって答えた方の意見はこちら」

ベリ○ル「そんなもんある訳ないだろ信じてるやつは馬鹿か!」

P「圧倒的な力を持つ彼に賛同する意見が多かったんですが、フルボッコにされ逆転しました」

ちひろ「私たちのせいでそんな戦いが……」

菜々「」

薫「せんせぇ凄いねー!」

P「ちなみにセ○ンさんはみりあのファンだそうだ」

みりあ「いつも応援ありがとうございます!」

ちひろ「え、これどう収拾付けるの……」

結論!
ウサミン星は皆の心の中にある!

菜々「こんなのナナが欲しかった答えじゃありません!」

P「宇宙規模でお送りする特別討論も第四回!」

ちひろ「誰に届けてるんですか……」

P「さあ次もはりきっていきましょう!」

千枝「はい! やっと千枝の番が来ました!」

ちひろ「もう油断しませんから」

P「いえ、今回はハートフルにお届けします」

ちひろ「本当ですか?」

P「相手を見れば納得しますよ」

仁奈「よろしくおねがいするでごぜーます!」

ちひろ「ああ、なるほど」

P「はい、今回は心温まる討論となります」

ちひろ「さっそくいきましょう!」

デデンデンデデン!




アイドルマスターシンデレラガールズ特別討論
その4 仁奈ちゃんのお父さんって本当に海外出張なの!?



チャラッチャラー! ちゃらっちゃらー!

ちひろ「ハートフルってなんですか」

P「家族を想う……これぞ愛」

ちひろ「なんてことを討論させるんですか!? それも子供に!」

P「これは仁奈からかな」

仁奈「こう思ったのには理由があるでごぜーまして」

ちひろ(ドキドキ)

仁奈「ママにパパはいつ帰ってくるです? って聞きました」

P「……」

仁奈「ママ、星を見上げてさあ…いつでしょうねって」

ちひろ(アウトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!)

P「なるほど、それはつまり星になったと」

ちひろ「そんな事を言ってる場合じゃ……千枝ちゃんは否定するのよね?」

千枝「単に忙しくて休みが取れないだけです」

ちひろ「そうよね、千枝ちゃんはいい子でよかっ」

千枝「きっと新しいパパがすぐに来ますよ」

P「いい子ってなんですか」

ちひろ「どうしてさっきからこんなのばっかり……」

仁奈「知りたいですよ、パパは帰ってくるですか?」

ちひろ「助っ人は?」

千枝「では千枝から、どうぞ」

マキノ「出番ね」

ちひろ「おお、これはまともな」

マキノ「結論から言うと、確認はできなかったわ」

仁奈「そう……で……」

千枝「あ……」

ちひろ(もういたくないんですが)

マキノ「でもそこに希望があるのよ」

P「なるほどな」

ちひろ「どういうことです?」

マキノ「どこかにいれば居場所は分かる、例え死んでいようとね」

P「つまり仁奈のお父さんは、とんでもない仕事をしているかもしれないってことだ」

ちひろ「とんでもない……」

千枝「国家機密でしょうか」

マキノ「いえ、世界よ」

P「世界レベル!?」

ちひろ「それ言うと来ちゃいますから!」

P「分かりました、そうと分かれば俺も相応の機関に聞いてこよう」

ちひろ「というかこれ討論ではなくただの親探しですよね?」

P「それもまた、運命さ」

ちひろ「そんなごまかしどうでもいいんで、早く聞いてきてください。どこに行くんですか?」

P「学園都市」

ちひろ「んはぁ!?」

学園都市のレベル4以上に聞きました
仁奈のお父さんはちゃんといる下1
残念ながら星になってしまった下2

仁奈のお父さんはちゃんといる79票
残念ながら星になってしまった 3票

P「いました」

ちひろ「ここまで大差だと本当にいるんですね」

仁奈「う……わぅ……」

千枝「よかったぁ」

マキノ「あそこは私でも無理」

ちひろ「よく入り込めましたね」

P「9歳の女の子が困ってるって噂を流しましたら、第一位の方が非常に協力的でして」

千枝「女の子が好きなんですか?」

P「一桁までだとか言ってた」

ちひろ「うわぁ」

千枝「気持ち悪い……」

マキノ「何よそれ」

仁奈「で、でも…ちゃんと協力してくれた人であります」

P「ああ、ここからお礼を言ってみろ。きっと届く」

仁奈「ありがとうごぜーます!」

???「第一位から凄まじい感情の昂ぶりを観測!」

???「放っておけ、いつものことだ」

結論!
仁奈ちゃんのお父さんはいるに決まってるんだろうがアアアアアアアアアアアアアア!

ちひろ「最後の叫びは誰ですか」

P「誰かです」

P「やってきました第五回!」

ちひろ「飽きませんね」

P「勢いのまま突き進むだけです!」

ちひろ「安らぎが欲しいんですが」

P「ではそんな安らぎを貴方に!」

春菜「こんにちは」

ちひろ「眼鏡ですか」

P「眼鏡でしょうね」

春菜「私と言えば眼鏡! ですが今日は!」

ちひろ「まさか!?」

春菜「眼鏡です!」

P「ですよねー」

春菜「それ以外で来てしまったらアイデンティティに関わります」

ちひろ「別にそこまで固執しなくても」

P「さて相手だが」

ちひろ「誰です? 比奈ちゃんですか?」

P「この方です!」

愛梨「あの、私でいいんでしょうか」

ちひろ「対立要素が見えません」

P「春菜にはあるらしいんですよ」

ちひろ「どんな?」

春菜「シンデレラガールズの過去の総選挙が物語る事実!」

ちひろ「はいぃ!?」

春菜「眼鏡を常時着用しているアイドルの順位の低さ!」

P「というか春菜が最上位」

春菜「これでは普及も進みません!」

ちひろ「ならばシンデレラガールに着用させてしまえ、と?」

春菜「その通り!」

ちひろ「蘭子ちゃんは?」

春菜「あの子は眼鏡を魔道具にしてしまいますから」

P「なるほど」

ちひろ「こんなの当人同士で話し合ってもらえばいいでしょう!」

春菜「いえ、世間がどう思うかです」

ちひろ「世間ってせいぜい200足らずの人に聞いても……」

愛梨「もしこれで春菜ちゃんが勝ったら、私は着けるんですか?」

P「まあ、仕事に取り入れる」

春菜「ふふふ……」

ちひろ「これも討論でも何でもありませんよね」

P「いいんですよ、本人が討論って言ってるんですから」

ちひろ「助っ人も何もあったものじゃないですね、これだと」

P「実は来てます」

○田「どうも、古○です」

ちひろ「ファッ!?」

春菜「眼鏡界のレジェンドです」

ちひろ「だからってこんな大物……」

○田「この眼鏡があったから、2000本打てました」

ちひろ「失礼ですがアイドルとは関係ありませんよね!?」

愛梨「眼鏡って凄いんですね!」

ちひろ「あくまで凄いのはこの人ですから!」

P「では和歌山県のヤクルトファンに聞いてきます!」

ちひろ「だからさっきから対象がおかしいんですって!」

古○はレジェンドだ! 下1
こいついなくても別に 下2

ちひろ「質問の設定がおかしすぎます!!」

P「まあそれはそれで」

古○「オッケーイ!」

ちひろ「いや微妙ですが!」

春菜「やはり眼鏡!」

P「眼鏡最高!」

愛梨「やっぱり眼鏡なんですね!」

ちひろ「愛梨ちゃん、和歌山県のヤクルトファンは愛梨ちゃんに眼鏡が似合うかどうかなんて、これっぽっちも考えてないから」

春菜「主張が認められました!」

P「賛成意見はこちら!」

土○「まあこの人がいたからね」

○中「輝けた時代が俺にもあった」

○タジーニ「フルタサンアリガト」

ちひろ「どうして和歌山に!?」

P「楓さんのライブで、反対意見はこちら」

野○「まだまだや」

○本「監督としての才はなかった」

ちひろ「よく答えてくれましたね……」

結論!
○田はやっぱり凄い!

ちひろ「討論は!?」

P「そんなもんいいでしょう」

P「特別討論も折り返しを過ぎ第6回目!」

ちひろ「10回もやるんですか!?」

P「素晴らしきアイドルの熱意!」

ちひろ「熱意ですか……」

幸子「ボクがカワイイからですよ!」

ちひろ「可愛いのと今回のと関係あるんですか?」

P「あるんじゃないですか、本人的には」

幸子「今日はボクがカワイイってことを証明すればいいんですよね?」

ちひろ「証明するってどうやってするんです?」

P「誰を相手に指名したんだ?」

幸子「出てきてもらってもいいですよ」

こずえ「こずえー?」

P「この場にいる二人に聞きました! 可愛いのはどっち!」

ちひろ「こずえちゃん」

結論!
こずえは可愛い!!

幸子「ちょっと待って下さい!」

P「第六回はここまで! みなさん次回をお楽しみに!」

幸子「せめてちゃんと判定して下さい!」

P「んだよもう……暇じゃないのに」

ちひろ「遊んでる人のセリフですか」

P「乗ってきたくせに」

ちひろ「う……」

P「しかし可愛いかどうかなんて人次第だろ、助っ人とかいるのか?」

こずえ「いるよ?」

P「お、こっちからか。いいぞ」

美嘉「ふひ、ふひひ」

P「」

ちひろ「あ、これは」

幸子「何だか目が怖いんですが」

美嘉「も、もちろんこずえちゃんは可愛いよ。もうずっとこのまま」

P「とんでもないの連れてきやがって」

ちひろ「幸子ちゃん、どうします?」

幸子「今から誰かに……」

P「呼べるのいるのか?」

幸子「いますよ!」

莉嘉「お姉ちゃんここにいた!」

幸子「え」

美嘉「いいじゃんアタシの趣味に口出さないで!」

莉嘉「駄目だよそんな小さい子に手だしたら!」

美嘉「手は出さないから!」

莉嘉「そういう問題じゃない!」

美嘉「いいの!」

莉嘉「よくない!」

P「姉妹喧嘩になってるぞ」

ちひろ「これ判定次第で姉妹の仲が」

P「では全国の長谷川さんに聞いてきます!」

ちひろ「何でそんな危ない橋を渡ろうとするんですか!」

小学生は最高だぜ!下1
子供に興味などない下2

小学生は最高だぜ!07票
子供に興味などない64票

こずえ「むー」

幸子「ボクが全く関係ないんですが」

莉嘉「帰るよー」

美嘉「も、もう少し……」

P「集まった意見はこちら」

長谷○「今シーズンも迫力あるプレイを皆さんにお届けし、優勝を目指していきたい」

長○川「勝って終わりたい、引退の覚悟はある」

ちひろ「誰に聞いてきたんですか!?」

P「頑張ってほしいですね、ちなみにこんな意見も」

長谷○「あのセリフはそんな意味で言ったんじゃない!」

智○「昴さん覚悟!」

○谷川「ちょっと待って!」

P「いやー今回も白熱の一戦でした」

ちひろ「まあ、よかった……のかな?」

幸子「全然よくありません!」

P「討論はどこまでも続くよ第7回!」

ちひろ「7回目なら、七海ちゃんですか?」

P「そんな規定通りの道など進みたくないよベイベー」

ちひろ「まあ、普通なんて言葉ここにはありませんね」

P「それはどうかな?」

卯月「はい! 卯月です!」

ちひろ「嘘!?」

P「ところがどっこいこれは現実!」

ちひろ「中途半端に引用すると敵を作りますよ」

P「全方位敵しかいません」

ちひろ「それで、今日はどうして?」

卯月「私って、普通に頑張ってるだけなのに……」

ちひろ「だと、思うけど?」

卯月「最近、皆に言われるんです。普通の子はこんなに可愛くないとか、アイドルできないとか、超常的な力を持ってるんじゃないかとか」

P「まあ確かにこの尻は普通じゃない」

ちひろ「どこ見てるんですか」

卯月「今日、ここで私は普通だって証明したいんです!」

ちひろ「つまり相手は卯月ちゃんを普通じゃないって思ってる子が来るってこと?」

未央「そのとーり!」

P「NG対決か」

ちひろ「看板アイドルをこんなことに付き合わせないでください!」

P「その看板アイドルが出たいっていうから」

未央「そしてもう一つ! 私は不憫じゃない!」

P「アイドルやってる時点でな」

未央「こんな仲間に囲まれて、楽しくやれてるだけでも私はいい!」

P「ただここで言うべきは卯月が普通かどうかだぞ?」

未央「分かってるって、卯月の普通じゃないエピソードその1」

P「あれか、トイレの時間が常に3分8秒とかか」

卯月「ええ!?」

ちひろ「本当に測ってるんだとしたら警察呼びますよ?」

P「いや、卯月が入ったと同時にカップラーメン入れて、さあ食おうって思ったら出てきたから」

卯月「あ……そんな」

未央「へー」

ちひろ「それはまあ、確かに意識しますね」

P「それともあれか? 俺に掛けてくる電話の時間が常に午後11時丁度とか」

未央「毎日?」

P「会わなかった日だけ、仕事の報告とか。休みにここ行きましたーとか」

ちひろ「へー」

未央「ほー」

卯月「あ、あぅ」

P「ああそういえばこんなのもあった、俺がネクタイ欲しいなって思ったら次の日にプレゼントしてくれたりとか」

卯月「そ、それはプロデューサーさんが種類が少ないかなって気にしてたから」

ちひろ(嫁ですか……)

未央「でもこれで結論だね! 卯月は普通じゃない!」

卯月「待って!」

P「それでは聞きに――」

ちひろ「ちょっと待って下さい!」

P「何ですか?」

ちひろ「いつもへんなところにばっかり行くんですから!」

P「長谷川○子さんに失礼だ!」

ちひろ「そういう意味ではありません!」

P「では島根県のスターバックスに聞きに行ってきます!」

ちひろ「あるの!?」

未央「どうなんだろ?」

卯月「今から調べてみるそうです」

島根にスタバはある!下1
いや、多分だけどない下2

P「やっぱりなかったよ」

ちひろ「もうお茶目さんなんですから」

未央「まあないものは仕方ないよね」

卯月「結論は?」

ちひろ「持ち越しということで」

未央「じゃあもっと普通じゃないところ見つけておくね」

卯月「私も普通らしく振舞えるように頑張ります」

P「じゃあ皆でスタバ行くか!」

未央「驕りだよね?」

P「くっ、こいつ」

ちひろ「何にしましょうかねー?」

P「ちひろさんも?」

ちひろ「喋り続けて疲れちゃいました」

P「仕方ありませんね」

結論!
島根にスタバはない!

松○市民「誠に遺憾である、抗議したい」
※一店舗ありました
本当に知りませんでした、ここにお詫びします

P「呼称なんて気にするな!」

ちひろ「八つ当たりですか?」

P「そんなこんなで八回目!」

ちひろ「もうすぐ終わるんですねこんな茶番も」

P「今回の討論はマジです」

ちひろ「また重たいテーマですか」

P「茶番と書いてマジと読みます」

ちひろ「どっちですか!?」

P「横浜が負けてるので今日はやりますよ!」

ちひろ「そんなのこっちにぶつけてこないでください!」

P「とはいえ、関係あるんですよ」

ちひろ「え?」

友紀「今日もビールがうまい!」

P「敵のエースいじめて楽しいか?」

友紀「すっごく楽しい!」

P「……○ね」

ちひろ「アイドルに言う言葉じゃありませんってば!」

巴「まあ二人とも落ち着け、ここはうちの出番じゃ」

P「好調だからって……」

巴「いつまでも大きな顔させとくわけにはいかんからのう」

友紀「この前はどーも」

巴「シーズンはこれからじゃ!」

ちひろ「割って入る余地がありませんね」

P「ぐぬぬ」

ちひろ「どーします?」

P「助っ人を呼ぶ!」

ちひろ「プロデューサーさんが呼んでどうするんですか!?」

輝子「フ、フヒ?」

P「頼んだ、お前が頼りだ!」

ちひろ「完全に名字だけでしょうが!」

友紀「きのこじゃ強くはなれないよ?」

巴「まったく、やっぱりそのチームはどこかずれとる」

P「うっさい! ここから100連勝するんだ!」

ちひろ「子供じゃないんですから」

友紀「助っ人ならこっちも呼んでるよ!」

巴「うちもや!」

○ペス「コンニチハ」

エルドレ○ド「オウエンアリガト」

ちひろ「○田さん来た時点で何となく察してましたけど」

P「俺も呼ぶ!」

ちひろ「輝子ちゃん呼んだでしょう!?」

○ト「オレノデバン」

P「お前はいい」

ちひろ「呼んでおいてその扱い!?」

P「こうなったら決めようじゃないか! 今シーズンはどこが優勝か!?」

友紀「へー、いいんだ?」

巴「やるだけ無駄じゃ」

P「何とでも言え!」

ちひろ「まさか横浜ファンに聞こうとか思ってませんよね?」

P「横浜ファンが優勝するとか思ってる訳ないだろ! いい加減にしろ!」

ちひろ「え? ファンなんでしょう?」

P「だからカマタマーレファンに聞きに行く!」

晴「何であそこなんだよ」

ちひろ「どこから!?」

横浜優勝下1
巨人優勝下2
広島優勝下3

横浜優勝

P「いやったあああああああああああああああああああああああ!!」

巴「カマタマーレってなんじゃ?」

友紀「さあ?」

晴「J2のチームだよ、野球オタク」

ちひろ「なお現実」

DeNA 4勝12敗

P「いやあああああああああああああああああああああああああ!!」

友紀「今年も応援よろしく!」

結論!
横浜は優勝する! いつか! きっと! 必ず! どこかで!

P「まだ負けてない!」

ちひろ「先は見えてますよ」

P「うるさい9回目!」

ちひろ「野球だとこれで終わりなんですけど」

P「やってやるぜ! どこまでも!」

ちひろ「はいはい今度は何ですか?」

P「お次はああああああああああああああああ!!」

ちひろ「無駄に声を張り上げないでさっさとして下さい」

P「あんまり気乗りしない」

ちひろ「自分で企画しておいて……」

みく「さっさと呼ぶにゃあ!」

結論!
どうでもいい!

みく「何でにゃあ!?」

P「どうでもいいし」

ちひろ「こらこら」

みく「重要な討論内容なのにゃ!」

P「本当かよ?」

みく「見るにゃ!」

デデンデンデデン!




アイドルマスターシンデレラガールズ特別討論
その9 最も猫キャラにふさわしいアイドルは前川みくである!



チャラッチャラー! ちゃらっちゃらー!

P「あったなこんなBGM」

ちひろ「自分で用意しておいて」

みく「みくが築いたこのキャラ、最近ちょっと軽視され過ぎてる気がするのにゃ」

P「だそうですが、どう思われます?」

雪美「……にゃ」

P「雪美はかわいい」

雪美「……P、もっと」

P「かわいいなあ! かわいいなあ!」

ちひろ「もう少し真面目に聞いてあげてください」

P「だって自分から増やした結果だろ? もうちょっと喜べよ」

みく「それとこれとは話が別にゃ!」

雪美「みく……だめ?」

みく「うぐ」

P「うわー子供を泣かしたー」

みく「い、今は話が別!」

ちひろ「つまり猫キャラアイドルとしてもっと褒めてほしいの?」

みく「少しくらい……」

ちひろ「褒めてあげればいいじゃないですか」

P「よかったねおめでとう」

みく「Pチャンの心はどこにあるのにゃ……」

P「荒れてるよ、波のようにな」

ちひろ「また詩人みたいな」

みく「もし……もし、みくが勝ったら撫でてくれる?」

P「勝てばな」

ちひろ「全国の犬好きとかやめてくださいね」

P「やりませんよ、では聞いてきます」

ちひろ「もうそれ以外ならどこでもいいですから」

P「この事務所のアイドルに聞いてきます!」

みく「にゃ!?」

猫キャラと言えばみくだと思う下1
いや、その理屈はおかしいかと下2

みく「ふにゃああああああああああああああああああ!!」

雪美「……ふふ」

ちひろ「人数が人数だけに庇いにくい」

P「大差だな」

ちひろ「うーん、みくちゃん頑張ろ!」

みく「36人……」

P「いいじゃないか、みくは俺だけの猫なんだから」

みく「ふにゃっ」

P「ほら、そのまま大人しく」

みく「にゃ、にゃあ」

ちひろ「あれ? 優しい」

P「浅村以外眠っていてくれ、一緒に堕ちよう……どこまでも」

ちひろ「何か違う話になってません!?」

結論!
みくは可愛い! 雪美も可愛い!

幸子「ボクも可愛いですよ!」

P「ラスト10回目!」

ちひろ「ついに……」

P「何ですけど、誰が来るか全く知らないんですよね」

ちひろ「呼んでないんですか?」

P「いえ、何か全10回って勝手に書き換えられてましたから来るでしょうけど」

ちひろ「アイドルが勝手にってことですか?」

まゆ「そうですよぉ」

P「」

ちひろ「」

まゆ「うふふ、こんなに楽しいことをまゆ抜きでするなんて」

P「待て、これは討論なんだ。まゆも何かあるのか?」

凛「あるよ」

P「凛!?」

ちひろ(逃げよう)

凛「そうはいかない」

まゆ「決着をつけましょう」

凛「もちろん、そのつもりで来たから」

デデンデンデデン!




アイドルマスターシンデレラガールズ特別討論
その10 最もプロデューサーの事を理解しているのはどっち!?



チャラッチャラー! ちゃらっちゃらー!

P「そんな理解いらない」

凛「もちろん私だよね?」

まゆ「寝言は寝て言ってもらえますか?」

凛「決めるのはまゆじゃない」

まゆ「分かってますよぉ」

ちひろ「誰に聞くんですか?」

P「そのまま聞きに言って逃げちゃえば」

凛「は?」

まゆ「そんなことしたら……ねえ?」

P「」

ちひろ「観念して下さい」

P「う……なら! やっぱりこの事務所のアイドルに!」

理解してるのは凛だ下1
   いや、まゆだ下2
  何を言う、私だ下3

ちひろ「もう最初の最大200人って前提はあってないようなものですね」

P「俺だってまだ将来決めたくない!」

まゆ「皆さん、分かっていただけているようで何よりです」

P「」

凛「まあいいよ、今日は」

ちひろ(今日は!?)

P「待って……まだ……仕事…」

まゆ「こっちでしましょうね、Pさん」

依頼出してきます
距離感スレ765verやろうかと思ってます、お暇な方はどうぞ
では、ここまでお読みいただきありがとうございました

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