クリスタ 「ライナーの息が臭い」(161)

クリスタ 「ねえ、ライナー」

ライナー 「おう、なんだクリスタ?(結婚しよ)」

クリスタ 「お願いがあるんだけど(うっ…くっせー、でもここは我慢我慢!)」

ライナー 「クリスタの願いならなんでも聞くぜ!」

クリスタ 「呼吸をするのをやめてくれないかな?」ニコッ

ライナー 「それは俺に死ねと言っているのか?(まさか巨人だって事がばれたのか…)」アセタラー

いきなりですが風呂とご飯食べるので続きは23時頃から書く予定です

今から書いていきます

オリジナル設定など結構出てくるようにするつもりなので苦手な方は注意してください

クリスタ 「まさか自分で気が付いていないなんて事はないよねライナー?」

ライナー 「?あっあれか俺がホモとかいうくだらない噂を本気にして」

クリスタ 「別にライナーがホモでもバイでも私には関係ないよ、でもライナーの口臭には私耐えられない…」

ライナー 「(えっ俺って息臭かったのか?)」

クリスタ 「その様子だと気が付いていなかったみたいだね、本当にやれやれだよ。ライナーの口臭は歩くバイオテロ、超大型巨人なんかよりよっぽど人類に害をなしてるのに、自分は気がつかずにのうのうと暮らしていたなんて…」

ライナー 「いきなりなんだったんだ一体、なんかのゲームか? いやもしかして俺の息は本当に臭いのか?とりあえずうーんそうだなエレンにでも話を聞いてみるか(あいつなら本当に臭かったら忌憚なく臭いと言うだろうしな…)」

ライナー食堂へ移動

ライナー 「ようエレン、今ちょっといいか?出来れば二人で話がしたいんだが」

エレン 「…ライナー、か。まあいいぜ」

ライナー 「助かる、空き教室にでも移動しよう」

ガラッ

ライナー 「単刀直入に聞くが俺って息臭いか?」

エレン 「…」

ライナー 「俺に気を遣う必要はない、真実がしりたいんだ」

エレン 「ああ、わかったよ、正直言うと今この距離でお前と話すのは巨人の群れに囲まれるより辛い」

ライナー 「…、そうか時間を取らせてすまなかったな、ありがとうエレン…俺はもう部屋に戻る」

エレン 「ああ…」

ライナー 「そうか、俺は本当に息が臭かったんだな…、しかし不思議なのはベルトルトとアニだ。昔から一緒にいたがそういう事は言われた事がない、ベルトルトはともかくアニが気を遣うとは考え難い、あいつらにも話を聞いてみる必要がありそうだな…」

ライナーは再び食堂へ 

ライナー 「ベルトルト、アニ、ちょっと話があるから後で裏の倉庫へ来てくれ」

ベルトルト 「(「任務」の話だろうか…)わかった」
アニ 「ああ」

3人で倉庫へ移動

ライナー 「なあおまえら、俺って息臭いがおまえらは平気なのか?(もしや人間だけが臭いと感じるのかもしれん)」

ベルトルト 「…」

アニ 「平気な訳があるかい…、これだよこれ」ポロッ

ライナー 「なんだこれは…」

ベルトルト 「鼻栓だよ、これなしで君に近づくとか正直考えたくもない」

アニ 「巨人になれる奴は限られてるからね、臭いぐらいで任務をあきらめる訳にはいかなかったのさ」

ライナー 「そ、そうか…、時間を取らせてすまなかったな」

ライナー 「どうやら対人間用の武器という訳でもなく単純に俺は息が臭いという事らしいな…」

数日後

キース 「今日は対巨人の実戦訓練を行う!訓練兵どもあっちを見ろ」

一同 「あっあれは!」

エレン 「あれどこからどう見ても本物の巨人だよな…」

アルミン 「調査兵団の技術担当のなんとかって人が捕獲した巨人に人を襲う習性はそのままだけど人は殺さないとかいう都合良すぎる薬を開発したらしいよ」
エレン 「なっなんだよそれ」

アルミン 「それで教官が手にしてる木で作った模擬刀を使って実際に巨人と戦うという訓練らしい」

エレン 「面白そうだな!」

20分か30分ぐらい休憩します

ちなみにライナーは好きなキャラです、この話でもライナーが最終的にはヒーローになるようにする予定です

再開します

だいたいの内容は考えていますが文章は全て即興で考えているので投稿ペースが安定しないかもしれませんがご了承ください

キース 「では訓練を開始する!口火を切る勇者はいるかな?」ニヤッ

エレン 「はっはい!俺、やりたいです!」

キース 「(エレン・イェーガーか、もとより成績上位者には皆やらせるつもりではあったがその心意気は買おう)よし、イェーガー訓練兵お前から始めろ!殺さないとは言え相手は巨人だ油断したら大怪我を負うぞ、心してかかれ!」

エレン 「ハッ!」

キース 「よし、囲いの中に入ったな。ではこれから巨人を解き放つ、準備は良いか?」

エレン 「いつでも大丈夫です、教官!」

ギィィ

エレン 「きっ来た…(威勢の良いこと言っちまったがやっぱりちょっと怖いな…)」

巨人 「うぶぉぉぉ!」

エレン 「(図体はでかいが動きは全然鈍いぜ!)これならいける!今だ!」

ズコォォォン

エレン 「やった…のか…」

巨人 「うぶぉぉぉ!」

エレン 「動いた…」

キース 「上出来だ、イェーガー、貴様の斬撃は完璧に巨人のうなじを捉えていた、威力も申し分ない」

エレン 「で、ですが教官…、巨人は、巨人はまだ生きています…!」

キース 「貴様はあくまでこれが訓練だという事を忘れていないか?貴様の持っているのは木製の模擬刀、なにより巨人が死んでしまったら他の者が訓練出来ないだろう」

エレン 「た、確かに…」

キース 「わかればよろしい、では次の者、ライナー・ブラウン!」

ライナー 「ハッ!」

ギィィ

ライナー 「ふんっどこからでもかかってきやがれ!」

巨人 「うっうぶぉ?」

ジャン 「どうしたんだ、巨人の奴ライナーに襲いかからないどころか近づこうとさえしねーぞ?」

ライナー 「(な、何故だ何故奴は俺を襲わない?もしかすると本能的に俺が巨人という事を理解して共食いはしないという事か?だとすればまずい他の皆は普通に巨人に攻撃されるのに俺やベルトルト、アニだけ巨人が近づかないというのは怪しい、任務成功のためにも怪しまれるのは避けたいが…)」

キース 「…もういいブラウン、下がれ、次はそうだなレオンハート、おまえがいけ!」

アニ 「ハッ!」

アニ 「(ライナーを襲わないというのはそういう事か…?なら私も)」

巨人 「うぶぉぉぉ!」

アニ 「なっ(普通に攻撃してきた…?)ふー間一髪…」

巨人 「うぶぉぉぉ!」

アニ 「さっきは虚をつかれたが…あんたは私みたいに速くない!」ズコーン

キース 「見事だレオンハート、次はフーバーお前がいけ!」

ベルトルト 「(僕の読みが正しければ奴は男の巨人は襲わないはず…しかし一応身構えてはおこう)」

巨人 「うぶぉぉぉ!」

ベルトルト 「来たか」シュッ

キース 「うむ、素晴らしいぞフーバー」

3時間後

キース 「よし訓練を終了する、皆に怪我がなくなによりだ、では解散」

エレン 「なあアルミン、なんでミカサはさ、参加しなかったんだ?あいつが一番強いだろ?」

アルミン 「ああそれは多分、ミカサなら模擬刀でも巨人を殺しかねないからだと思う…」

エレン 「そ、そうだな…」

ライナー 「結局巨人が襲わなかったのは俺一人か…、ベルトルトやアニにも普通に向かっていった事からも考えられる可能性はただ一つ…俺の…息だ…」

ライナーは一人誰もいない中庭へ

ライナー 「うっうっ巨人さえ俺を避けるというのか…、もう訓練兵も任務も知った事か、俺は全て止めてやるぞ…」

バタン 教官室

オイライナーガヤメルラシイゾ 

マジカヨソレ

コニー 「ライナー、訓練兵を止めるって嘘だよな?」

ライナー 「嘘じゃねえぞ…」

コニー 「なんでだよ、ライナーお前は俺と違って頭も良いし実技の成績も良い止める必要なんてねえじゃねえか!」

ライナー 「なんでもだ…」

コニー 「…もしかしてあれか?最近皆がこそこそとライナーの息が臭いとかいってるのが原因か?」

ライナー 「…」

コニー 「あのさ、ライナー俺馬鹿だからよくわからないけどよ別にお前息くさくねーぞ?」

オイオイマジカヨコニーノヤツハナマデバカナノカ?

ライナー 「コニー…無理しなくて、いいんだ…」

コニー 「別に無理なんかしてねーよたしかに俺は馬鹿だけど臭くねーもんは臭くねーて事ぐらいはわかるつもりだぞ!」

ライナー 「うわぁぁん!こ、コヒー!」ウルウル

コニー 「だからさ、ライナーもう少し頑張ってみないか?一緒に」

ライナー 「ああ、ああ、俺頑張ってみるよ!」

エレン 「なんかコニーがかっこいい」

アルミン 「いくらかっこよくても臭いものは臭いからね?(しかしいくらなんでもライナーが不憫だ…、はっそういえば!)」

アルミン 「ねえライナー、ちょっといいかな?」

ライナー 「ん?」

アルミン 「もしよかったら今度の休暇つきあってくれないかな?」

ライナー 「(なんだこれはデートのお誘いか?)俺はホモじゃないぞ?」

アルミン 「いや…そういう事じゃないから…、この話はライナーにとっても悪くない話になるはずだよ」

ライナー 「まあそういう事ならokだ、だがどこへ行くんだ?」

アルミン 「まあそれは行ってのお楽しみ、という事で」

ライナー 「了解した」

アルミン 「じゃあ次の休暇朝9時に兵舎の前でね」

ライナー 「ああ」

そして休暇の日

アルミン 「ごめんライナー待った?」

ライナー 「いや俺も今来た所だ」

アルミン 「よかった(ライナーと1日過ごす訳だから念には念を入れて三重に鼻栓をつめていたら思わず時間をとられてしまった)」

ライナー 「(アルミンの鼻が不自然に膨らんでるな…)」

アルミン 「じゃあ行こうか!」

ライナー 「お、おう」

アルミン 「えーっとたしかこの辺のはずなんだけど」テクテク

アルミン 「あっここだ、すみませーん!」

ペトラ 「えーと君は、着てる服からして訓練兵の子?」

アルミン 「僕がアルミンで、こっちがライナーです」

ペトラ 「クシュン、ごめんねちょっと風邪気味で、それで何の用事かな?」

アルミン 「リヴァイさんとハンジさんに会いに来たんですが」

ペトラ 「えーとあの二人の知り合い?」

アルミン 「いえ知り合いではないんですがちょっと大切な話があって…」

ペトラ 「(あーファンの子かー)申し訳ないけどちょっと無理かな?」

アルミン 「巨人との実戦訓練の為に巨人に薬を投与して巨人の性質を変えた天才にあって話さないといけない事があるんです!!これは人類の希望かもしれないんだ!」

ペトラ 「(うーんファンって感じじゃないなあ)まあちょっとだけなら、ね」

アルミン 「あ、ありがとうございます!ほらライナーもお礼を言ってえーと…」

ペトラ 「ごめんごめん名前言ってなかったね、私はペトラよ、あの二人もう30分もすれば帰ってくるからちょっと待っててね」

読んでる人いるかわかんないけどちょっと休憩します
また30分以内に再開します

再開します
書き貯め0なので1、2時間書いたら休憩挟まないと脳がパンクするのでペースイマイチかもですがご了承ください

トコトコ

ペトラ 「アルミンくん、ライナーくん二人が戻ったわ、一番奥の104って部屋だから間違わないようにね」

アルミン「わかりました」

ライナー 「104、ここだな」

コンコンシツレイシマース

リヴァイ 「おいそこのチビ、アルミンとかいったな、お前俺に喧嘩売りに来たのか?」ギロッ

アルミン 「い、いえそんなつもりで来たんじゃありません!(おまえにチビ呼ばわりされたくねーよ)」

リヴァイ 「俺は清潔なのが好きなんだ、そこにそんなくせーもの持ち込みやがって(だいたいペトラもどうかしてやがるこんな汚物を通すなんて)」

ハンジ 「ええーいい匂いじゃない♪」 

アルミン、リヴァイ 「(こいつ気が狂ってやがるぜ)」

リヴァイ 「おいチビ、お前ポケットに鼻栓入れてるだろそいつをよこせ」

アルミン 「はっはい(くっ予備の鼻栓が…)」

リヴァイ 「臭いは消えねえがこれでちっとはマシになったな、んで話ってなんだ」

アルミン 「たしかに、ライナーは臭い、とてつもなく臭い」

リヴァイ 「それに反論するのなんてそこの変態ぐらいだろうよ」

ライナー 「(全く遠慮がねえなこの二人…)」

アルミン 「しかしその臭いライナーが人類の希望足り得ます!」

リヴァイ 「訳わかんねーこと言ってるんじゃねーぞチビ」

アルミン 「それを今から説明します」

リヴァイ 「ふん、まあ良い話せ」

アルミン 「えーとリヴァイ兵長はハンジさんが作った巨人を制御する薬の事はご存知ですよね?」

リヴァイ 「もちろんだ、もっともあれはせいぜい3、4m級までしか使えない、加えて失敗すれば余計に凶暴になる欠陥品だがな」

ハンジ 「…」

アルミン 「…まあ薬そのものは別に良いです、それであれを使って成功した巨人を訓練兵団で訓練に使ってるのもご存じですよね?」

リヴァイ 「ああ」

アルミン 「僕たちもあれを使って訓練しました、もっとも僕は選ばれませんでしたけどね、でもここにいるライナーはじめ実技訓練の上位20名ほどが訓練を受けた訳です」

リヴァイ 「ほう」

アルミン 「そして20名の中でただ一人ライナーだけが巨人に襲われなかった、いやむしろ…巨人が彼を避けました」

ハンジ 「それってもしや…」

アルミン 「はい、恐らく巨人はライナーの臭いを避けています、もちろんわずか20分の1ですから偶然かもしれません、確証もありません」

リヴァイ 「なるほど、な」

アルミン 「しかし僕はこの可能性にかけたい」

リヴァイ 「つまりこの汚物を調査兵団に随行させれば任務の危険度が格段に下がる、ということか」

アルミン 「それは50%の答えです、僕が考えたのは…、ライナーの臭いを研究して人工的に作り出して各兵士に携帯させる、というものです!」

リヴァイ 「そこでこの変態の出番、か」

アルミン 「はい」

ハンジ 「(変態は否定して欲しいなあ…)」

リヴァイ 「まあこいつは変態だが間違いなく天才ではある、可能かもしれん…」

ハンジ 「あのー盛り上がってる所申し訳ないけど…ライナーくんの意志はどうなのかな…?」

ライナー 「…(俺が人類に協力だと馬鹿馬鹿しい)」

ハンジ 「そのー自分の臭いをそんなことに使われるなんてやっぱり良い気はしないだろうし…」

リヴァイ 「汚物の意志なんか関係ねーよ、そんなもんで人類が助かるなら安すぎるぐらいだ」

ライナー 「…」

アルミン 「ライナー、僕はここに来る前君にもメリットがあると言ったよね」

ライナー 「ああ、そういえばそんな事言ってたような気もするな」

アルミン 「リヴァイ兵長、例えばライナー臭を使って任務を終えた後皆でご飯を食べる所を想像してもらえますか?」

リヴァイ 「俺を殺す気か?考えたくもねえ」

アルミン 「僕も同意見です、辺り一面の兵士から漂うライナー臭、巨人より恐ろしい」

ライナー 「(無慈悲だ…)」

アルミン 「つまりライナー臭の研究と共にそれを打ち消す消臭剤の開発が必要という事です」

リヴァイ 「まあだいたい理解した、つまりそこの汚物にとってのメリットっつうのは、消臭剤が完成すれば臭いに悩む事もなくなる、そういう事だな?」

アルミン 「はい」

ライナー 「!俺やります!どんな協力でも惜しみません!なんならケツを差し出しても良いです!」

アルミン 「(やっぱりホモじゃないか…)」

リヴァイ 「恐ろしいやつがいるもんだな汚物の上にホモとは」

ライナー 「(冗談を本気にしてやがる…)」

ハンジ 「じゃあライナーくんはこの研究というか作戦というか、協力してくれるんだね?」

ライナー 「も、もちろんです!」

リヴァイ 「そうなるとこっちに残ってもらう必要があるがまあ訓練兵団には俺が話をつけておこう、そこのチビも残ってもらう事になるがかまわんな?」

アルミン 「もちろんです!(ハンジさんの研究色々見せてもらおう!)」

対巨人用決戦兵器の開発が決定

そしてライナーが人類側に寝返ったところで今日はひとまず終了です

また夜にでも続きを書く予定です

本筋を終わらせたあとライナーとアルミンが研究に協力してる間の訓練兵団なども書くつもりですがこちらは現時点では内容一切未定なので何か意見があれば取り入れるかもしれません(反映されない場合もあるので悪しからず)

ここまで読んでくれた方々ありがとうございます

少し時間が出来たので少し投下します

リヴァイ 「訓練兵団の方は近いし俺がいけばいいが…司令の方は早馬を飛ばす必要があるな、おいオルオ!」

オルオ 「は、はい兵長なんでしょうか」

リヴァイ 「かくかくしかじかだ、急いで頼むぞ」

オルオ 「了解しました」

ハンジ 「さて、そうするとまずはライナーくんの息のサンプルが必要になるんだけど…(リヴァイ大丈夫かなあ)」チラッ

リヴァイ 「俺はその間に必要なものや、飲み物でも買ってくる事にしよう(臭くてかなわんしな)」

ハンジ 「じゃあまずはこの袋に息を吐いてくれるかな、思い切り空気を吸ってたくさん頼むよ」

ライナー 「は、はい」スゥー

アルミン 「(く、来るぞ…だけど僕には三重の鼻栓がある何も問題ないはずだ…)」

ハァッー

アルミン 「うっうっうぉえぇぇぇ!」バタン

ハンジ 「だ、大丈夫アルミンくん?」パンパン

ハンジ 「顔叩いても反応しないなあ…」

ライナー 「…(改めて俺の息やべえぞ…)」

ハンジ 「ライナーくんやかんに氷水入れて来てくれるかな?氷はその奥にある箱に入ってるから」

ライナー 「わかりました」ガサゴソ

ライナー 「ん、これかな(なんだこの箱中の氷が全然溶けてないぞ…)…」

ハンジ 「ふふっやっぱり驚いてるみたいだね、それは冷凍庫って言って氷を溶かさずに保存出来る私の発明なんだよ」

ライナー 「は、はあ…(やっぱこの人すげえぞ!この人なら本当にやれるかもしれん)」

ライナー 「とりあえず氷水を用意しました、これをアルミンの顔にぶっかければ良いんですね?」

ハンジ 「まあそうなんだけど、ちょっとその前に、アルミンくんが寝てるうちにもう一袋お願いしていいかな?」

ライナー 「わかりました」ハァッー

ハンジ 「よし、それじゃ少ししたらアルミンくんに水かけて起こしてね」

ハンジ 「よし、無事アルミンくんも起きたし裏庭へ行こうか」

アルミン 「何かあるんですか?」

ハンジ 「それは見てからのお楽しみふっふーん」

裏庭へ移動

ライナー 「こっこれは、巨人ですか?」

ハンジ 「そう見ての通り巨人だよ、壁外調査の時に運良く捕獲に成功したんだ、名前はソニーとビーンだよ」

アルミン 「彼らにライナーの息を嗅がせる、という事ですね?」

ハンジ 「ご名答!」

中途半端ですが今はここまで、また夜に続きを書きます

夜は8時過ぎから投下する予定です

ちなみに気になってる人がいるかわかりませんがコニーがライナーを臭いと思わない理由などは本筋終了後サイドストーリーとして触れる予定です

さて今から投下します途中でご飯食べに行くつもりなので中断も挟みつつ1時ぐらいまでの予定です

ハンジ 「さてこれから巨人に臭いを嗅がせる訳だけどちょっと注意点があるんだ」

ライナー 「はあ」

ハンジ 「一応彼らには凶暴性を抑える薬は投与しているんだけど…、人間もそうだけどさ嫌な臭い嗅いだら卒倒するかもしれないじゃない?」

アルミン 「ライナーの臭いは強烈ですからね…」

ライナー 「(巨人が卒倒するかもしれないとか…さすがにないと信じたいが…)」

ハンジ 「てな訳で暴れる可能性もあるから気をつけてねってお話!」

ハンジ 「では実験を始めようか」

バサッ

ソニー 「うっ?」

ビーン 「うげほっ…」

アルミン 「巨人が倒れた…死んだのか?」

ハンジ 「いや死んではいないと思うよ(確証はないけどねー)ほら巨人って死んだら蒸発するというか消えるじゃない?でもソニーもビーンも倒れたまま残っている」

ライナー 「あっあの」

ハンジ 「なんだい?」

ライナー 「以前…訓練の時は巨人は俺に近寄らないだけで倒れたりという事はありませんでした」

ハンジ 「そういってたね」

ライナー 「でも今は…、もしかして俺の口臭は凶悪化してるんじゃないでしょうか…?」

ハンジ 「多分それはないと思うよ、この前の時は君は普通に息はしてただろうけど意図的に巨人に息を吐きかけたりはしなかったでしょ?」

ライナー 「はい…」

ハンジ 「でも今回は袋にたっぷり貯めた口臭を一気に解放した、おそらくはその違いだと思うよ」

アルミン 「(たしかに普段のライナーも十二分に臭いけど気絶するほどではない…だが袋に息を貯める為に一気に吐き出した時はやばかった…)」

ハンジ 「よし、実験は成功と言っていいのかはわからないけどライナーくんの口臭が巨人に効果的な事はわかったね」

アルミン 「そうですね!」

ライナー 「そういえばもう一袋の方はどうするんですか?」

ハンジ 「もう一袋はラボで解析するんだ、何日かかかるから君たちは一度訓練兵団に戻っていいよ」

アルミン 「いや僕たちもハンジさんを手伝いますよ!」

ハンジ 「気持ちは嬉しいけど、日用品とかその他色々みんな兵舎にあるでしょ?こっちで買い揃えるのもいいけど結構お金かかるだろうし」

アルミン 「た、たしかに…」

ライナー 「よし、じゃあ荷物整理や部屋の片付けの為にも一度戻ろうぜ」

アルミン 「ああそうだね!」

リヴァイ 「まあそういう事だ、その間に俺が各所に話をつけておく」

ハンジ 「あっリヴァイ帰ってきたんだね」

アルミン、ライナー 「じゃあ僕らはこの辺で一度失礼します、今日はありがとうございました!」

リヴァイ 「ああ」

ハンジ 「バイバイ!」

リヴァイ 「おい変態」

ハンジ 「全く相変わらず酷いなあ」

リヴァイ 「あそこでアホな顔して伸びてる糞みてえな二匹はやっぱり…」

ハンジ 「そう、ライナーくんの口臭で倒れたんだよ」

リヴァイ 「全くもって恐ろしい汚物だな…」

ハンジ 「息を吐くだけで巨人を倒しちゃうなんてリヴァイの人類最強の座も危ういかもねー」キャハハ

リヴァイ 「(んな細けー事にはこだわっちゃいねえが、あれを人類というカテゴリーに分類していいのか…?)」

アルミン 「戻ったらまずはキース教官の所へ行こう」

ライナー 「リヴァイさんたちから話が伝わっていればいいが」

アルミン 「まあ多分それは問題ないと思うよ(訓練兵たちにも噂は広がってるかもしれないけどね…)」

ライナー 「それが終わったら部屋に戻って必要なものを揃えよう」

アルミン 「足りないものがあったらそれは途中で買って行こうね、あっそういえばライナー」

ライナー 「なんだ?」

アルミン 「君は歯ブラシは持っていかなくていいからね」

ライナー 「は…」

アルミン 「君の口臭は人類の希望なんだ、臭ければ臭いほど良い、むしろ多少なりとも改善されたら困るんだよ!」

ライナー 「(こいつは天使の顔をもつ悪魔だ…)」

ここで一度休憩します、しばらくしたら再開します

あと、ライナーたちがリヴァイとハンジの所へ戻る時に訓練兵たちから一人助っ人を連れて行きます
私が戻るまでに一番多かったキャラにしますがレスがなかった場合は適当に選びます
あと成績上位10名+ユミルのなかからでお願いします(マイナーキャラだとキャラ設定に困るので)

ではコニーに決定します

正直ジャンやミカサが来たら完全に定跡から外れるのでストーリーどうしようかなとか思ってました

キース 「ふむ、かねリヴァイ兵長から連絡のあった通りだな、しかし解せんのは何故コニー・スプリンガーをも同行させるのかという事だ、兵長からの連絡ではアルレルトとブラウンを預かるとの事だったが」

アルミン 「はっ!それはライ、ブラウン訓練兵の精神の安寧の為であります!」

キース 「精神の安寧?」

アルミン 「はい、率直に言えば研究開発においてはブラウン訓練兵」

キース 「まあそうかしこまらずライナーで良い」

アルミン 「ライナーにとっては精神的に辛い日々が続くと思います、逃げ出したくなる事もあるかも知れません、しかしライナーの親友のコニーが入れば必ずや心のワクチンとなりライナーを助けてくれるはずだと考えました」

キース 「ふっまあよい許可する、ブラウン、アルレルト、そしてこの場にはおらんがスプリンガー、3人で必ずや人類の希望を見いだせ!」

ライナー、アルミン 「はっ!」

アルミン 「よし許可が出たね、部屋へ戻ろう」

ライナー 「ありがとな俺の事考えてコニーの同行も許可もらってくれて」

アルミン 「どういたしまして」ニコッ
アルミン 「(本来は極限までストレスの不可を与えた方が息は臭くなるはず、しかしこの計画の肝はライナーだ、計画が完了するまでライナーには協力してもらう必要がある、

しかし不可をかけすぎては途中でライナーが逃げ出してしまう可能性がある、そうなってはもともこもない、コニーはその為のいわば飴に過ぎない…)」

訂正 不可→負荷

ちなみにライナーの中では鼻栓してたベルトルトより鼻栓せずに接してくれるコニーの評価が高くなっています

アルミン 「さて出発の準備をしようか、足りないものは明日買いに行こう」

ライナー 「おう、あまりに大荷物になっても仕方ないし最低限だけだな」

アルミン 「服とかは洗濯して着回せるように3、4着必要かな、あとは暇つぶしに読む本とか各自必要なものを」

ライナー 「ああ(歯ブラシはいらないんだったな)」

アルミン 「だいたい終わったかな、ちょうどそろそろコニーが訓練から戻る頃だ食堂へ行こう」

食堂へ移動

アルミン 「コニーちょっといいかな?」

コニー 「おっなんだ?」

アルミン 「もし良かったら僕らと一緒に調査兵団のラボへ来てくれないかな?ライナーの為にも」

ライナー 「(事後承諾だったのかよ…)」

コニー 「ライナーの為に?おうならいいぞ!行くよ!」

ライナー 「(コニーいいやつ過ぎだろ…)」

アルミン 「よし、じゃあコニーも部屋へ行って荷物とか準備して来てね!」

コニー 「おう!」

ベルトルト 「あっライナー、ちょっといいかな?」

ライナー 「よう」

ベルトルト 「アルミン悪いんだけどライナーと二人で話がしたいんだけど…」

アルミン 「わかったじゃあ僕は部屋へ行ってコニーを手伝うよ」

ベルトルト、ライナー 「すまない、ありがとう」

ベルトルト 「ライナー君が人類の為の研究に協力するという噂を聞いたんだけど…」

ライナー 「…(たしかにこいつらには悪いとは思う、しかししょせんベルトルトもアニも“鼻栓組”に過ぎない俺にとっては自然に接してくれるコニーの方がよっぽど大切だ)」

ベルトルト 「気持ちはわかるよ」

ライナー 「!?」

ベルトルト 「なにやら協力すれば君の臭いも解決出来るかもしれないらしいじゃないか…」

ライナー 「理解してもらえるならありがたい」

ベルトルト 「あんな悪臭に一生悩まされるなんて想像を絶する苦悩だろう、それが解決出来るかもしれない機会を逃す手はない(それに別に僕もアニも積極的に任務を果たしたいと思っていた訳ではないしライナーがやめるというなら都合は良い、これで壁内で見つけた楽しみを失わずにすむしね)」

ライナー 「そういえばアニはどうした?」

ベルトルト 「外で熊と遊んでるよ」

ライナー 「熊をいじめてるじゃなくてか…?」

ベルトルト 「その辺は触れない方が良いと思うよ…」

ライナー 「…」

一夜が明けその他の訓練兵にも噂が広がった

モブ1 「おいおいライナーの臭いが人類を救うかもってまじかよ」

モブ2 「あいつの臭さが役に立つ事もあるんだな」

ワイワイガヤガヤ

ライナー 「ここにはい辛い…」

アルミン 「…、外へ買い物に行こうかコニーと一緒にさ、ライナーも何か買っておきたいものとかあるでしょ?」

ライナー 「おうそうだな!」

ライナーたち三人は市場へ向かった

コニー 「なあアルミンまずはどこへ行くんだ?」

アルミン 「まずは金物屋だよ、訓練兵団では食事が出たけどあっちでは自分で作らないといけないからね、ナイフとか鍋とかを用意する必要があるんだ」

ライナー 「それが終わったらあとは各自の買い物か」

アルミン 「食器を買ってからね」

コニー 「お菓子とか買いたいな!」

アルミン 「コニー遠足じゃないんだからね?」

コニー 「お、おうすまねえ」

アルミン 「よしだいたい買い物は終わったね」

ライナー 「ああ、結構な量になっちまったな」

コニー 「お菓子も買ったぞ!」

アルミン 「とりあえず調理器具はラボに置かせてもらって兵舎に戻ろうか」

ライナー 「そうするか」

明くる日

アルミン 「ライナー、明後日にはラボへ来て欲しいとの連絡が来たよ」

ライナー 「解析が終わったのか、楽しみなような不安なような…」

アルミン 「でもとりあえずはこれで一歩前進する事は間違いないよ」

ライナー 「ああ前向きに考えていくべきだな」

コニー 「あんま心配すんなって!きっとなんとかなるさ!」

ライナー 「そう信じたいな…」

少し休憩します
30分ぐらいで再開予定

再開します

途中で寝たらすみません

ラボへ到着

ペトラ 「待ってたわよアルミンくん、ライナーくん、それにえーとコニーくんで良かったかな?」

コニー 「コニーですよろしくお願いします!」

ペトラ 「間違わなくって良かったわ、ってくさっ、あっごめんなさい…」 

ライナー 「…」

ペトラ 「そのこの前は風邪ひいてて鼻が利かなかったから、臭いになれてなくって…」

ライナー 「(この前普通に接してくれたのはそういう…)」 

ペトラ 「さて二人がお待ちかねよ!入って入って前と同じ104だからね」

リヴァイ 「よう元気だったか汚物」

ハンジ 「またそういう事を言わないの」

ライナー 「よろしくお願いします」

アルミン 「よろしくお願いします」

リヴァイ 「そこのハゲチビは…」

コニー 「コニーです!」

ハンジ 「えーとそろそろ本題へ移って良いかな?」

アルミン 「解析が終わったんですよね?」

ハンジ 「うん、これから説明するよ」

ハンジ 「結論から言うとライナーくんの臭いを人工的に再現する事自体は可能だと思う、でも…」

アルミン 「でも…?」

リヴァイ 「臭いは再現出来てもまだ消臭剤の方は手付かずって事だ、なにしろ汚物の臭いは半端ねえからなあ」

ハンジ 「でもってとりあえず今はね、こんなものを作っているんだ」

リヴァイ 「おいここで蓋はあけるなよ」

アルミン 「その小瓶は?」

ハンジ 「これはねライナーくんの臭いを真似て人工的に作った液体を薄めたものなんだ、これを体に振り掛ければ本物みたいに気絶とまではいかないけど巨人避けにはなると思うよ」

アルミン 「ライナー風の香りの香水みたいなものですか?」

ハンジ 「うん、それに薄めてあるこれなら消臭剤ももう完成してるんだ」

リヴァイ 「薄めてあると言っても相当臭いがな、100倍に薄めてあるこいつでも頭がクラクラするぜ」

ハンジ 「とりあえず裏庭で試してみるかい?」

アルミン 「はい(鼻栓してるし大丈夫…)」

コニー 「やってみようぜ!」

リヴァイ 「俺はここで待ってるぞ」

ライナー 「…」

裏庭

ハンジ 「えーとじゃあアルミンくん、コニーくんにこれをかけるからね、ライナーくんはそのままでいいからね」

ライナー 「(覚悟はしていたがこれは精神的にかなりくるな…)」

ハンジ 「よしじゃあソニーとビーンの所へ行こうか」

コニー 「???」

ハンジ 「ああ今のは巨人の名前ね」

コニー 「うおーまじで巨人がいるぞ!」

アルミン 「ははっ」

ハンジ 「さてじゃあ巨人の鼻栓外すよ」

アルミン 「あっ、巨人たちが嫌そうな顔して離れて行きますね」

ハンジ 「でしょ?とりあえずはこんなものでも兵士の被害を相当数減らせると思うよ」

アルミン 「そうですね、巨人を倒す武器にはなりませんが兵士の安全確保にはかなり役立ちそうです」

ハンジ 「あっこれ消臭剤ね」シュッシュッ

ライナー 「あのーハンジさん俺にも消臭剤を…」

ハンジ 「あー、ライナーくんが臭いのは口臭でしょ、まさか消臭剤を飲ます訳にもいかないしまだ君には使えないんだよね、ごめんね体臭だったら使えたんだけど…」

ライナー 「そ、そうですか…」

アルミン 「とりあえずリヴァイさんも待ってますし部屋へ戻りますか」

リヴァイ 「どうだその汚物も存外役に立つもんだろ?」

ライナー 「(褒められてんのかなこれ…?)」

リヴァイ 「そういえばそこのハゲチビ、お前鼻栓しなくて平気なのか?」

コニー 「俺はライナーが臭いとは思いません…」

リヴァイ 「お前鼻がおかしいのか?」

コニー 「もしかするとあれが理由かも…」

果たしてコニーがライナーを臭いとは感じない理由とはなんなのか?

本来本編終了後の予定でしたが同行者にコニーが選ばれた為ここで語られます

そして人類が見いだした希望巨人避け香水、こんなもので本当に巨人に対抗出来てしまっていいのか?

もちろんここで終わるはずはない!

そんな謎を残して今日は終了です。

明日(日付的には今日)は夜に書けたら書きますがもしかしたらこれないかもしれません

今日はあまり量は書けないと思いますが少し投下出来そうです

今日は番外編 「臭い/zero」 (コニーの嗅覚が)“zeroへと至る物語” 

を中心に投下予定です

21時前後投下開始予定です

まさかの寝てしまい昨日は投下出来ずorz

本日帰宅したら投下予定です…

帰宅しましたので投下します
相変わらず書き貯め0、全て即興で書いているので速度が遅かったり、一応気を付けているつもりですが展開の矛盾などご容赦ください

番外編 臭い/zero


リヴァイ 「どうやら何かしら理由があるようだな、配慮に欠いた発言だったなすまない」

コニー 「いえ気にしてませんよ」

リヴァイ 「なら良かったが…、良かったらその理由を聞かせてくれないか?」

コニー 「…」 

リヴァイ 「嫌なら無理にとは言わん」

コニー 「別に嫌ではないんですが巨人が侵攻して来た時の事なので…その思い出したくない人がいるかも、と」

リヴァイ 「少なくとも俺やハンジは気になどせん、そこの汚物がそんな事を気にする繊細さがあるとも思えない」

ライナー 「…(あーこれ加害者側だわー)はい」

リヴァイ 「問題はないようだ、話せ」

コニー 「わかりました」

ここからコニー目線の語りと鳥瞰視点を含めた回想に入ります

コニー 「あれは超大型巨人が現れた日の事でした」

突如として現れた超大型巨人が聖なる乙女の名を冠する人類の一つ目の希望を打ち砕いた

外の世界にいる巨人の脅威を伝え聞いてこそいたが多くの人々にとってそれは巨人との最初の邂逅であり、コニーにとってもそれは同じであった

100年に渡る壁内の安寧を鑑みれば極一部の兵士を除けばそれは当たり前の事だった

壁の内側に侵入した巨人は様々な街や村を襲い、人々はまるでゴミクズのように殺された

そうした村の一つにコニーの生まれた村があった

コニー 「俺が育った村にも巨人が来たんです」

まだ幼かったコニー少年を含め多くの村人は巨人の恐怖に怯えた

コニー 「でもその巨人少し変で、多分奇行種だったんだと思いますが人を襲ったりという事はなかったんですよ」

事実コニーの村は巨人が襲来したにも関わらず小屋がいくつか踏みつぶされたぐらいで目立った被害はなかったのである

しかしながらその巨人が最も変わっていたのは人を襲わなかった事ではなかった

コニー 「死人も出なかったんです、でもその巨人すげー臭くて…村人の大半が気を失ってしまったんです」

リヴァイ 「それはそこの汚物よりくせーのか?」

コニー 「ライナーの臭いがわからない以上正確な事はわかりませんが、ライナーの臭いを嗅いでも皆さんが気絶してない以上巨人の方が臭いと思います」

コニー 「それでその巨人の臭いを嗅いで以降なにを嗅いでも臭いとか一切思わなくなった、という事です」

リヴァイ 「つまり、その巨人、“臭いの巨人”に嗅覚を破壊されたって訳か」

コニー 「恐らくは…、でも死人も出なかったので特にその巨人に憎しみとかはないです、そのおかげでライナーと友達になれましたし」

ライナー 「…(あー多分その巨人俺だわ…、悪臭とか発してるの知らなかったけど…、つーか巨人になると臭いもパワーアップとか知りたくなかった新事実だわ)」

ライナー 「(もしかしなくてもコニーは別に俺が臭くない訳じゃなくて単に臭い感じてないだけだよね…もう俺死のうかな…)」

コニー 「まあでも、例えライナーがどんなに臭くても大切な友達な事に変わりはありません!もし嗅覚が戻ってもライナーは永遠に俺の友達、いや親友です!」

ライナー 「コニー…(まじ天使結婚しよ)」

ここで本編に戻ります

少し休憩挟んで再開します

アルミン 「(臭いの巨人か…まさか、ね…、いや仮にそうだったとしてももはや…)」

ハンジ 「いやー色んな巨人がいるもんだねー興味深いなあ」

リヴァイ 「話がそれちまったがハンジの作った巨人避け香水が今度の壁外調査で使われる事が正式に決定した」

アルミン 「初の実戦ですね…」

本日はここまでです

また明日投下予定

野球始まるまで1時間ぐらい投下します

コニーの村に限らず話の都合上原作設定無視な箇所は多々あると思いますが気にしないでください

リヴァイ 「2週間後に出発予定だ、期間は10日前後になるだろう」

ハンジ 「とりあえずは2週間ほど協力してもらう事になるね」

リヴァイ 「壁外調査の間はここの管理と掃除でもしといてもらう事になる、万が一臭いが外に漏れたら大惨事だ」

アルミン 「わかりました」

ライナー 「(管理はともかく掃除ってなんだよ…ああそういえば綺麗好きとか言ってたような…)」

リヴァイ 「お前らの部屋はラボの2階の空き部屋にベッドを入れてあるからそこを使え、食事は出ないが1日2000クロネが支給されるからそれで3人分をまかなえ、キッチンは1階にあるから自由に使うと良い」

1クロネ=1円の設定

ライナー 「料理か…実は結構得意だったりする…」

アルミン 「ライナーが作ったものとか食べたくないよ」

ハンジ 「とりあえず今日は部屋に荷物を置いて食材を買い出しに行くと良いよ、明日は10時にラボの研究棟へ集合だから」

3人 「わかりました」

アルミン 「大方荷物は片付いたし遅くなる前に買い物へ行こうか」

コニー 「こう見えて狩りの後に調理とかしてたから料理得意なんだぜ!」

アルミン 「じゃあコニーにまかせるよ!(よしライナー作の料理は避けられそうだ)」

ライナー 「…」

市場へ移動

コニー 「俺は臭いはわかんねえけどここら辺の野菜は香りが強くて臭みを消す効果があるらしいぞ!」

アルミン 「(肉や魚の臭みはとれるかもしれないけどライナーに効果あるのか?)」

ライナー 「よ、よしじゃあその野菜買って帰ろうぜ」

アルミン 「(まあ気休めにはなるかな…)」

コニー 「よし出来たぞ!ウサギ肉と香味野菜のシチューだ」

ライナー 「良い香りがするな」

アルミン 「兵団の食事とは比べものにならないよ」

ライナー 「(これを食べてたら多少臭いが改善されるかもしれんな…)」

ハンジ 「みんなおはよう」

アルミン 「おはようございます、今日は何をするんですか?」

ハンジ 「今日はライナーくんの口臭対策をしようと思う」

ライナー 「!」

ハンジ 「まさか消臭剤を飲ませる訳にはいかないからね、キャンディタイプの錠剤にしていつでも舐められるようにしようと思うんだけど…」

グツグツ

ハンジ 「こうして消臭剤から口に入れても問題なさそうな成分以外を煮沸してから更に煮詰めてるんだけど」

アルミン 「なかなか強烈な臭いですね…」

ハンジ 「まあ強い臭いには強い臭いで対抗しないといけないしね…」

コニー 「それならかくかくしかじかの花の蜜と薬草を使ったらどうでしょう?俺の村の狩猟民の間で昔から毒消しに使われて来たんです」

ハンジ 「花の蜜か、味が大分ましになるかもね試してみようか」

その後10日に渡り改良を重ねついに試作品が完成した

ライナー 「よしじゃあ舐めるぞ」

ハンジ 「じゃあ舐め終えたらまたこの袋に息吐いてね」

ライナー 「はい」ハァー

ハンジ 「よしじゃあそれをまたソニーとビーンに嗅がせてみよう」

裏庭

アルミン 「じゃあ袋を開けますね」

ライナー 「これは!たしかにかなり嫌そうな顔はしているが前みたいに気絶する事はないぞ!」

ハンジ 「どうやら成功のようだね、壁外調査から戻ったらまた研究をすすめよう」

数日後壁外調査出発当日

リヴァイ 「今回から実験的ではあるがこの巨人が嫌う臭いの香水を使用してもらう、人間にとっても嫌な臭いだから野営時には見張りの者以外は必ず消臭剤を使え」

モブ兵士 「うわっまじでくせえな…」プシュー 

モブ兵士2 「でもこれで巨人が来なくなるなら」

リヴァイ 「各班準備はいいな出発するぞ」

その後行軍はかつてないほど順調に進み、巨人の遠影を確認する事はあったが巨人との接触がないまま調査の期間が終了、壁外調査は大変にはかどった

ミケ 「たしかにすげー臭いだがここまで効果があるとはな…最初に聞いた時はなんの冗談かと」

リヴァイ 「特に鼻の利くおまえには辛かったろうがこの程度で巨人の脅威を避けられるなら安いもんだろう?」

ミケ 「ああ、その通りだ…」

アルミン 「では!」

リヴァイ 「ああ作戦は成功した」

ハンジ 「私としては巨人に会えなかったのは少し寂しいけどねー」

ライナー 「と、とにかくやりましたね!(やったやったぞ!臭い臭いと蔑まれた俺も役に立てるんだ!)」

リヴァイ 「ああ汚物にしては上出来だ」

しかしそんなに都合良く話が進む訳もなかった…

という所で一端終了です

誰に需要があるのか読んでる人がいるのか大変怪しいですがもうしばらく続きます

今日ものんびり投下していきます

ちなみに終わる気配がありませんが完結後同じ世界観での続編 痛快バディヒーローアクション ライナー&コニーを考えています

巨人避けの香水が開発され早3ヶ月が経とうとしていた

この頃になると今までまとまって大勢で行動していた調査兵団も効率を求めわずか2、3人という極少数でのチームを複数作り活動するというのが普通になっていた

もっともリヴァイはこの事をあまりよろしくは思っていなかったのであるが、しかしながら圧倒的効率の前にやむなく黙認していた

しかしそれは人類のライナーの臭いに対する行きすぎた自信、つまり過信だった

モブ兵士 「ふふっしっかし調査兵団は手当も良いし、この香水のおかげで壁外に出るとはいえ危険も一切ないし本当に美味しいよなあ」

モブb 「ああ本当にその通りだ壁内の兵士と違って妙なしがらみも少ないしな」

モブ 「さて今日もちょちょっと仕事を済ませちゃいますか!」

モブb 「ああそうだな、今日が終わったら明日から帰路の行軍、そんでもって3日後には愛しい家族に会えるって寸法だ」

1時間後

モブc 「あっあそこにちょっと離れてはいるけど巨人がいるな、念のため警戒しておくか」

モブ 「そんな必要ないぜ、なんてったてこっちにはこの香水がある」ニヤッ 

モブb 「その通りだ巨人なんか気にせずさっさと終わらせちまおうぜ」

モブc 「ああそうだな」

モブc 「ふーすっかり作業に熱中しちまったな、おーいモブ…」

ウォォォ

モブc 「嘘だろモブたちが巨人に襲われてる…、とりあえず急いで兵長に連絡しないと…」

モブc 「はあはあ…へ、兵長…」

リヴァイ 「どうした血相変えて?」

モブc 「きょ、巨人が、巨人が襲撃して来ました」

リヴァイ 「なんだと?奇行種か?」

ミケ 「り、リヴァイ大変だ巨人が次々と兵士を襲撃しているという連絡が入っている…」

リヴァイ 「(やはり少数での行動が仇となってしまったか…)やむを得ん、撤退する、信号弾を打て」

アルミン 「リヴァイ兵長、巨人の襲撃を受けたというのは本当ですか?」

リヴァイ 「ああ…」

ライナー 「…」

リヴァイ 「まあ気にするなライナー、お前のせいではない過信しすぎた俺たち兵士の責任だ」

ハンジ 「そうライナーくんが気にする事じゃない…まあまた振り出しに戻っちゃったけどね」

アルミン 「しかし何故急に巨人が襲撃して来たんでしょうか?」

ハンジ 「多分だけど慣れだね、ほら臭い臭いでもずっと嗅いでれば慣れるでしょ?それと同じで巨人たちにライナーくんの臭いに対する抗体みたいなものが出来てしまったんだろうね」

寝そうになった、もう少しだけ進めたら今日は寝ます

アルミン 「それならもっと濃度を上げて臭いを強烈にすれば…」

ハンジ 「とりあえずはそうするつもりさ、でも結局は巨人に慣れられていたちごっこだろうね、根本的には解決にならないよ…」

アルミン 「そんな…」

ライナー 「…」

リヴァイ 「まあ今までほど効率良く作業が出来る訳じゃねえが無いよりは多少マシだ」

ハンジ 「そうだよ、決して役にたたない訳じゃない、むしろ今までが上手くいきすぎてただけさ」

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