僕らはみんな中出し荘(8)
宇佐「え?先輩と住子さん、今からどこかに行くんですか?」
住子「ごめんなさいね。知り合いに不幸があったんだけど、そこのお孫さん、まだ小さいから話し相手として誰か欲しいって言うから」
律「(めんどくさいけど、何度かあったことあるし…)」
宇佐「そうなんですか…」
住子「それじゃ、日曜日の夜には帰ってくるから」
宇佐「え……」
住子「ごめんだけど、しばらくは三人で協力して家事をやってちょうだい」
宇佐「えっ!てことは、俺二日間あの人達とだけで過ごすんですか!?」
住
住子「頼んだわよー」
宇佐「……行っちゃった」
シロ「へぇー。住子さん達しばらく居ないんだ」
宇佐「へ、変なことしたり暴れたりしないでくださいよ!」
シロ「わかってるわかってる」ニヤニヤ
宇佐「いやな予感しかしねえ…!」
シロ「それじゃ、ちょっと買い物行ってくるね」
宇佐「あ、それなら俺も手伝いますよ」
シロ「いやぁ、宇佐君は麻弓ちゃんとか彩花ちゃんが帰ってくるの待っておいてあげて。誰もいないとびっくりするだろうし」
宇佐「あ、わかりました」
彩花「ただーいまって、あれ?住子さんは?」
宇佐「知り合いに不幸があったみたいで、日曜日の夜には帰ってくるからって」
彩花「あらら。そうなの?りっちゃんも?」
宇佐「はい」ショボン
彩花「ふーん」………ニヤリ
宇佐「(何の笑顔!?)」
彩花「彩花ちょっと買い物してくるねー」
宇佐「え、さっきシロさんがって…もう行っちゃったし」
宇佐「金曜日だし、麻弓さんはまだまだ帰ってこないだろうなー」
麻弓「………………………………」
宇佐「うわ!?」
麻弓「ただいま………………」
宇佐「(何かあったから帰ってきたんだろうけど、かける言葉が見つからない…………)」
麻弓「…………住子さんは?」
宇佐「あー、実は……これこれしかじかで」
麻弓「あーはいはい、わかったわよ……はーああー…」
宇佐「いま、シロさん達が買い物に行ってくれてるんで」
麻弓「………うん」
宇佐「(……)」
シロ「ただーいまー」
宇佐「お帰りなさいって…!?何買ってきたんですか……?」
シロ「お・と・な・の・の・み・も・の。」
宇佐「何でですか!?おかず買ってくると思ってたのに」
シロ「それも買ってきたよー」
宇佐「柿ピー、ビーフジャーキー、するめ、ポテトチップスって!酒の肴ばっかじゃないですか」
シロ「あー、なるほど。宇佐君ったらおませさんだなぁ」
宇佐「は?」
シロ「はい♪」つSM本
宇佐「いりませんよ!」
麻弓「うるっせーぞぉぉ……」
シロ「あれ?麻弓ちゃん帰ってるの?」
宇佐「ええ、なにかあったみたいです」ボソボソ
シロ「なるほど」ボソボソ
麻弓「シーロー!付き合ってー。おかわり欲しいー」
シロ「はいはい、ちょっと待ってよー」
宇佐「うわっ」グイッ
シロ「ほーら、宇佐君もくる」
宇佐「ええ!?俺もですか?」
シロ「住子さんもりっちゃんもいないし、少しぐらい付き合ってあげてよ」
宇佐「……麻弓さん、既にできあがってません?」
麻弓「なに言ってんだ、私はまだまだ飲むわよ!」
シロ「まあ、さっきたくさん買ってきたから。お酒」
麻弓「マジ!?ご褒美に踏んでやろう」
シロ「ありがとうございます!」
宇佐「(ビール飲みながら男踏んでる……」
麻弓「おら宇佐!おまえはこっちだ」
宇佐「ええっ!」グイッ
麻弓「柿ピー」
宇佐「あ、はい」
麻弓「ビーフジャー」ムシャムシャ
宇佐「はい」
麻弓「悪くない気分だー」キャハハハ
シロ「ああ、上から食べカスが降ってくる状況って興奮する」ゾクゾク
宇佐「(ダレカタスケテー)」
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