誓子「っ…はぁ、……はぁ………」

爽「大丈夫か？」

誓子「…そう言うならもう少し優しく出来ないの？」

爽「ゴメンゴメン 声出さないように我慢してる誓子が可愛いくてな」

誓子「ただのドＳじゃない」

爽「お前がそう思うんならきっとそうだろな」

誓子「なにそれ …あ、見えるとこは付けないでって言ったじゃない…」

爽「私のものだって証拠だよ」

誓子「もう…しばらくは、なるかとお風呂は無理ねごまかさないと」

爽「成香は素直だから生理だって言えばOKだろ」

誓子「最低」

爽「そりゃ誉め言葉だ」ﾊﾊ


誓子「(そんな純粋な顔で笑わないでよ)」

爽「ところでその成香は？」

誓子「聞いてないの？揺杏とテスト勉強お泊まり会だって」

爽「勉強会？ あいつらそんな仲だっけ」

誓子「けっこう仲いいみたいだよ。同学年だから共通の話題もあるんじゃない？」

爽「そーいやユキにも声かけてたな。一年がユキ一人だから気にかけてやってんのかね」

誓子「私も誘われたけどね」

爽「あれ、私誘われてねーぞ。部内いじめだよコレ！」

誓子「揺杏が爽がいると勉強しないで遊ぶからはかどらないって言ってたわよ」

爽「否定はしないな」

誓子「今頃三人で仲良く勉強とガールズトークかな」

爽「その成香の誘いをちかちゃんは何で断ったのかなー？」

誓子「ちかちゃん言うな」


誓子「（分かってるくせに）」

爽「私を優先してくれたんだとしたら嬉しーね」

誓子「（分かってるじゃん…）」

誓子「ただ単に爽の方が早かったからよ。 先約優先なの。それだけの話」

爽「『それだけ』のやつとこんなことしちゃうんだな、ちかちゃんは」ﾆｯｼｯｼ

誓子「…いちいち煽るようなこと言わないで 爽のそういうとこ、嫌いだよ」

爽「私はどんな誓子も好きだよ」

誓子「ちょっとはキズつく素振りくらい見せたら？」


誓子「（バカみたい）」


爽「なんでキズつくんだよ」

誓子「だって、」

爽「誓子から貰える言葉は『今でも』私の宝物なんだよ」

誓子「う…」

誓子「（キズつけようとした私がキズついてんじゃん）」

誓子「私達のしてることは･･･ユキへの裏切りよ」

爽「そうだな」

誓子「分かってるなら、なんでまだこんなことしてるのよ･･･」

爽「誓子こそ。 なんで本気で拒否しない？」

爽「大切な人を裏切ってるのは、お前も同じだろ？」

誓子「私は別に」

爽「成香」

誓子「」ﾋﾞｸ

爽「来週末出かけるんだって？ お前がいない時、楽しそうに話してたよ」

誓子「･･･だから？ ただ一緒に買い物に行くだけ。それだけよ」

爽「キスしたか？」

誓子「するわけないでしょ。私となるかはそんなんじゃ･･･」

爽「相変わらず嘘下手だな」

誓子「あんたが上手すぎるのよ。詐欺師になれるわ」

爽「成香の首元。あれお前だろ」

誓子「！」

爽「人には見えるとこ付けんなとか言うのに自分はいいんだな」

誓子「･･････」

爽「大丈夫、ユキも揺杏も知らないよ。割と見えにくい所だったから」

誓子「あんただって、ユキ 隠すのに必死そうだったわよ」

爽「モラルより独占欲が勝るのさ」

誓子「バカじゃない」

爽「そうだな」

誓子「とにかく･･･もうこういうのはやめましょう」

爽「嫌なのか？」

誓子「そうよ」

誓子「（よく言うわ･･･我ながら）」

爽「･･･そっか。分かったよ」

爽「もうこれで最後だ」ｺﾞｿｺﾞｿ

誓子「やっ、ちょっと･･･最後なんでしょ？」

爽「だから『これで』最後だよ」ﾁｭｯ…

爽「私もユキを失いたい訳じゃないし」

誓子「ぁっ･･･言ってることとやってることが･･･ちがっ･･･あん･･･」

爽「身体は嫌がってないけど？」ｸﾁｭ…

誓子「･･･ほんっと最低･･･」

爽「お互いにな」


誓子「（･･･本当にね）」



終わり

以上です。捏造ゴメン…
読んでくれた方、ありがとう

爽と誓子は元恋仲で、現在は爽はユキちゃんと、ちかちゃんは大天使なるかちゃんと恋仲なのに未だにズルズルとお互いに関係を続けている。揺杏ちゃんは全てを知ってるけどあえて黙認してます。というひどい捏造でした。



本当は有珠山ほのぼのが好きだから誰か書いて下さい

揺杏たそ……