モバP「必殺仕事人?」 (33)

浜口あやめ「そう、この世の裏で暗躍する影の集団……」

丹羽仁美「暗殺を得意とする者……その名は!」

あやめ・仁美「必殺仕事人!」シャキーン

モバP「……ドラマの話なら来てないぞ?」


※注意事項
・アイドルマスターシンデレラガールズのSSです
・アイドルの性格・言動・行動・設定が違うかもしれません。ご了承ください。
・R-18にはしませんが、R-15くらいにはなってしまうかもしれません。


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あやめ「P殿! そういうことじゃないんですよ!」

仁美「プロデューサーは浪漫が足らない!!」

モバP「分かってるよ! 最近、噂になっているあの話だろ?」


そう、ここ最近、芸能関係各社はこの噂でもちきりだった。

……『闇の仕事人』の存在……。

アイドルを自分だけの物にしようとした某会社の社長が、何者かに襲撃されたのだ。

その方法がまたとんでもなく、裸にされガムテープでグルグル巻きにされ、
会社の黒い部分が書かれた書類とともに箱詰めされ、警察署に送られたという……。

実際、その会社はうちの事務所に圧力をかけようとしていたらしく、
他の事務所からは「天誅」だと、そういう言葉ばかり聞こえてきた程だ。


まゆ「Pさんは、狙われる立場になるような人じゃないですよね?」

モバP「……いつからいたの?」

まゆ「ずっと前から」

モバP「……まぁ、それはともかく」

まゆ「あん、Pさんのいけず」

モバP「とにかく! そういった人や会社にならないようにしましょうってことだ!」

あやめ「まぁ、それが一番ですよね」

まゆ「わかりましたぁ」

仁美「…………」

モバP「ん、どうした仁美?」

仁美「じゃあ、プロデューサーは……そういう仕事人に依頼する立場の人に、なれる?」

モバP「え……?」

仁美「ごめん、どうしても……言っておかなきゃいけないことがあって……」

新田美波「おはようございます!」

三船美優「おはようございます」

モバP「美波……三船さん……」

美波「どうしたんですか?」

美優「そんなに怖い顔して……」

モバP「××社の社長から……陰湿なセクハラを受けているのは本当の話ですか?」

美波・美優「……!!」

モバP「その表情は……本当なんですね……」

美優「ごめんなさい……相談できなくて……」

美波「…………知られたく……無かった……です」

モバP「謝るのは俺の方だ……アイドルがそんな目に合っていながら、気づくことができなかった……」


まゆ「あの……」

モバP「いつからいたの?」

まゆ「お二人が挨拶した時から」

モバP「最初からかい……」

まゆ「……美波さん、美優さん、どこまでされたんですか?」

美優「っ!?」///

美波「あ、あのっ」///

まゆ「……事務所の仲間を……そんな風に扱う人が……すごく許せないんです……!」

美優「まゆちゃん、泣かないで……!」

まゆ「……本当に泣きたいのは、美波さん、美優さんの方なのに……悲しくて……」

美波「……大丈夫、まだ、せっ、性的なことをされたわけじゃないから……」

美優「だけど……事務所へ迷惑をかける位なら……」

モバP「もっと、自分を大事にしてくださいよ!!」

美波「ごめんなさい……プロデューサー……」

美優「……ごめんなさい……ごめんなさい……」

まゆ「…………」

モバP「クソッ……」




まゆ(…………Pさんを困らせる人は……許さない……!)

[某所]

まゆ「集まってくださって、感謝します」

緒方智絵里「まゆちゃんの頼みだし……それに、プロデューサーさん、困ってるんでしょ……?」

水本ゆかり「……××社の社長か……悪い噂は聞いていましたが、美波さんや美優さんに手を出すとは……」

五十嵐響子「まったく……命知らずだよねぇ……」


まゆ「では……『仕事』を行うということで……」



そう、Pさんが噂と言っていた仕事人……

『現代』の仕事人は、まゆ達4人なのです。


実は、智絵里ちゃんの緒方家、ゆかりちゃんの水本家、響子ちゃんの五十嵐家、
そして、まゆの佐久間家……江戸時代から続く『裏』の家業を行ってきた家なのです。

その長きに渡るDNAは、確実にまゆ達にも受け継がれてきました。

しかしまさか、まゆがPさんに一目惚れして上京した先に、『裏』に関わる家の娘が3人もいるとは思ってませんでしたが。

3人との相談の末、「Pさんが自分では解決できない困った問題に対して、『仕事』を行う」という事となりました。

まゆも含めて、Pさんに対して恋心を抱いているようでした。


けれど、私達は『裏』の人間……Pさんへの抜け駆けもせず、その正体を明かすことなく、

ただ、Pさんの笑顔が見たくて……表のアイドルと、裏の仕事人の2足の草鞋を履いてきたのです。


さて、そんな私達の『裏』の中身はと言うと……


響子「ふふっ……薬なんて無粋なモノは使わないよ。材料の組み合わせがぐ・う・ぜ・ん、その成分になっただけだよ」


響子ちゃんは家庭的な料理という面が強いですが、
裏の仕事人としては相手の体を料理で(材料の組み合わせ方で)壊すという、とんでもない娘です。


ゆかり「…………これはあなたが手をかけた、もしくは手をかけようとした人達の、嘆きよ……」


ゆかりちゃんといえば、フルートですが、
裏の仕事ではこのフルートで、ある特殊な音波を出すことによって、相手の精神をズタズタに引き裂いてしまいます。


智絵里「……えい」


智絵里ちゃんは、見た目や言動に儚げな印象を持たれていますが、
裏の仕事中はその手刀から繰り出されるチョップなどで、あらゆる物質を真っ二つにします。


まゆ「あなたが……悪いんですよぉ……?」


そしてまゆは、トレードマークのリボンで、相手の体を縛り上げます。
先代達は、紐や糸でそのまま首を吊らせたり、胴体と切り離したりしていたようですが、
まゆは殺す事はしません。

まゆ達は【不生不殺】(いかさずころさず)を信念とし、ずっとそれを心がけてきました。


しかし…………この信念が揺らぐ事になろうとは、まゆにはまったく想像がつかなかったのです……。


とりあえず、プロローグまで。
続きは書け次第投下します。

感想・ご意見もお待ちしております。

R指定はグロや残虐でなくえっちぃシーンだと期待して構いませんね!?

モバP「悪いな、まゆ。買出しを手伝わせてしまって」

まゆ「いいんですよぉ。まゆは平気ですから」


××社の社長に『仕事』を行ってから、5日が経過していました。

当然、マスコミはこぞって××社を叩きまくりました。

まゆ達が【不生不殺】を信念とする理由はここにあります。

たとえ生きていても、世間に対しては白い目で見られる、
いっそ殺してくれと頼まれても、絶対に殺してあげない。

まゆ達も、血で血を洗うなんて生活、したくないですしね。


ちなみに、Pさんや事務所は『裏』とはまったく関係ありません。

Pさんがスカウトしたまゆ達4人が、偶然にも『裏』の家業を行っていただけです。

……芸能神の見えざる手でも働いていないかと思うくらい、疑っていますが。


?「あれ? まゆじゃないか!?」

まゆ「えっ!?」


そこにいたのは、かつて私が読者モデルをやっていた時、お世話になった先輩でした。

まゆ「先輩! どうして!?」

先輩「いやぁ、まゆの活躍を耳にして上京したんだ!」

モバP「先輩というと……」

まゆ「読者モデル時代に、お世話になった先輩です」

モバP「あ、これはどうも、まゆのプロデューサーをしているPと申します」

先輩「どうも、まゆのファン第0号です」

まゆ「ちょっ、先輩!?」

先輩「あははっ、まゆのCDも思わず2枚買っちゃったよ」

まゆ「うぅ……かなり恥ずかしいです……」

先輩「それで余計思ったね。私はまゆを超えてトップアイドルになる!」

まゆ「……まゆと同じCGプロに?」

先輩「いや、CGプロとは違う事務所だよ。同じ事務所だと何かと甘えちゃいそうでね」

モバP「移籍ならいつでも歓迎ですよ」

先輩「あははっ。その時はそうさせてもらおうかな! じゃ、今度はステージで!」


そう言って、先輩は去っていきました。


モバP「すごくバイタリティにあふれる人だったなぁ……くそっ、先を越されたか」

まゆ「それはそうと、Pさぁん? 先輩の胸元ばかり見てませんでした?」

モバP「いや、それは……」

まゆ「確かに先輩は、まゆよりお胸がおっきいですよ! Pさんのスケベ!」ゲシッ

モバP「痛ぇっ!? 尻を蹴るな!」

1週間後―



モバP「あー、お茶が旨い……」

まゆ「Pさん、おじいちゃんみたいですよ」

モバP「いたの?」

まゆ「どうですか? まゆが愛をこめて入れたお茶の味は?」

モバP「……もうちょっと、蒸らし時間が欲しかったかな」

まゆ「じゃあ、今度からそうします」


キャスター
「ニュースです。今日、午前11時頃、○○区の空き地で女性が倒れているとの通報があり、
警察が駆けつけましたが、死亡が確認されました」


モバP「○○区って、ここから近いな……」

まゆ「嫌ですねぇ……」


キャスター「死亡が確認されたのは、○○ ○○さん、20歳で……」


まゆ「え……?」


私は目を疑いました。

テレビの画面に映っていたのは……1週間前に会った、先輩、だったのですから……。


それから、私の視界が、真っ黒になって……


モバP「まゆ!」


最後に、Pさんが私の名を叫んでいました。




小出しですが、がんばって書いてます。

>>9の望む展開には、成らない気がしてます。

展開バレになりかねないしスルーしてくれてもいいけど
もし返り討ちでNTRとかそっち方面あり得るなら注意欲しいかな

なんとか、時間取れたので投下します。

>>17
その発想は無かった……!
ということでご安心ください。

まゆ「ここは……?」


知っている天井……もとい、事務所の仮眠室でした。


モバP「気がついたか?」

まゆ「Pさん、まゆは悪夢を見ていました……」

モバP「…………」

まゆ「この間会った先輩が……亡くなったって……ニュースで……」

モバP「……まゆ」

まゆ「酷い夢ですよね……先輩が……死ぬなんて……」

モバP「まゆ、自分の感情を押し殺そうとするな」

まゆ「……ぁ……」

モバP「……泣きたい時は、泣けば良い」

まゆ「……うっ……うあっ……うあああああああああああああああああああああああっ!!!」


しばらくの間、まゆは泣き続けました。

だいぶ落ち着いた頃には、まゆの中でどす黒い感情が渦巻いていました……。



絶  対  に  殺  し  て  や  る  !

智絵里「……たとえまゆちゃんでも、『私事』は駄目だよ」

まゆ「ふざけないでください……。たとえポリシーを曲げてでも殺したい相手がいるんですよ!!」

響子「ふざけているのはまゆの方でしょ!」

ゆかり「そうですよ! 一番殺す事を躊躇っていた貴女がどうして!!」

まゆ「……先輩は、まゆがまだ読者モデルをしている時に、一番お世話になった人でした……」


まゆ「当時のまゆは家の事とかもあって、周りに壁を作って誰も近寄れない雰囲気を纏ってました」

響子「今とは大違いだね……」

まゆ「その壁を、言うなれば巨大なハンマーで破壊したのが、先輩でした」


先輩『読者モデルは、楽しく撮影してこそだ!』


まゆ「そんな先輩にまゆは言ってしまいました。『裏』の人間である事も、あまりにも先輩がお節介すぎる事も」

智絵里「は、はっきり言っちゃったんだ……」

まゆ「けれど、先輩はあっけらかんとこう言いました」


先輩『私がそれ位の事でまゆを嫌うと思ってるのか? それに、お節介大いに結構!
   一人で悩まずにしっかり相談してくれれば、戦えるってもんだろう?』


ゆかり「す、凄い人ですね……」

まゆ「そんな先輩を……殺した奴を……まゆが……生かしておくと思いますか!?」

智絵里「まゆちゃんの気持ちは分かるよ……だけど、『私事』は駄目」

まゆ「なら、まゆは一人ででも!」

響子「まぁ、落ち着いてよ。『私事』じゃなくて、『仕事』ならOKでしょ?」

まゆ「……!? まさか……」

ゆかり「その『まさか』ですよ。まゆさんの先輩さんが所属していた△△プロのプロジェクトに対して『仕事』を行うんです」

智絵里「ジュニア・アイドル・スクール・プロジェクト、略称JISプロジェクト」

響子
「多数のプロダクションから12歳以下のジュニアアイドルを短期移籍させ、
学校のようにお互いを切磋琢磨させて、高みを目指そうというプロジェクト」

まゆ「それだけを聞くと、良い様に聞こえますが……もしかすると?」

ゆかり「ええ。この計画には恐ろしい裏がありました」

智絵里「スクールとはあくまでも表の意味……裏の意味はスレイブ」

まゆ「……!!」

ゆかり
「そう。短期移籍させている間にそのアイドル達を快楽漬けにして自分達のものにし、
そのまま表の世界から消えうせてしまう……そんな計画が実行されようとしている」

響子「そして、プロジェクトにウチの事務所も参加する意思がある事が分かった」

智絵里「事務所のアイドル……まゆちゃんの先輩が殺されたというのに、△△プロの社長は……」


△△プロ社長
『このプロジェクトは彼女にも指導として参加してもらうつもりでした。
このままプロジェクトを続けること、それが彼女の意思であると思っております!』


まゆ「自分達の手で先輩を殺した上に……先輩の意思すら捻じ曲げたと……!?」

ゆかり「先輩さんはおそらく、この計画の真の目的に気づいたんでしょう。だから……」

まゆ「…………決まり、ですね。……協力してくれますか?」

響子「やっと、調子が戻ってきたね!」

智絵里「……がんばって、調べた甲斐がありました!」

ゆかり「私達は、チームですよ!」

まゆ「では、『仕事』をはじめましょう……!!」

今回はここまで。

しかし、4人見てると、必殺仕事人というか、
昔ルパンのTVスペシャルに出てきたタランチュラを連想するというかw

生存報告代わりの保守
エタらずやっていきます

夜――△△プロ社長邸


響子「こっちはほぼ終わったよ」

まゆ『またいつもの手ですか』

響子「勘違いしないで、材料の組み合わせがぐ・う・ぜ・ん、その成分になっただけだよ」

まゆ『じゃあ、私達も忍び込みますんで』

響子「はいはーい」


Pi!


黒服A「く……身体がうごかねぇ……!」

響子「悪いね、でも恨むならお宅の社長さん恨んでくれるかな?」

黒服B「ぐ……」

響子(まゆ……殺すんじゃないわよ……)

※書いてはトラブルで消え、が繰り返されたために進みませんでした。
最後の部分は決まっているので、これからもう一度書き直します。

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