提督「艦娘とスイーツと」 (827)



注意

※艦隊これくしょんのssになります
※キャラ崩壊、口調崩壊してます
※補給事情、シリアス、深海棲艦等の設定をほぼ投げ捨てています 


このssは艦娘と提督がお菓子を食べるだけのssになります。基本的にはそのスイーツに合った(思いついた)キャラを1が独断と偏見で決めるものになります。
不満があるかもしれませんが。その点は理解していただけると有難いです



これらが苦手な方は、注意してください
それでも大丈夫な方は、駄文ですがお付き合いください


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397490860




※プロローグ的な何か


~ 鎮守府 提督執務室 ~


提督「さて、そろそろあいつらが戻ってくるころですね」カチャカチャ

鳳翔「はい、演習に問題がなければまもなく報告に来るはずです」コポコポ

提督「…で、こちらの準備のほうは?」

鳳翔「問題ありません。このとおり万全に整えてあります」

提督「ありがとうございます。無理いって支度をを手伝ってもらって」

鳳翔「いんですよ。これも秘書官の務めですから。それより提督は大丈夫なのですか?」

提督「私ですか?」

鳳翔「はい、こういってはなんですがこんなこと提督がすることではないかと思いますので。確かにみんな喜ぶかと思いますが」

提督「そんなことですか。それならご心配なく、これは私が好きでやってることですから」

提督「自分なりの応援というかそんなつもりなんですけど…迷惑ですかね」

鳳翔「迷惑だなんてそんな…!むしろここまで気を使ってもらって感謝してもし足りないぐらいです!!」

提督「ありがとうございます。そういってもらえると少し気が楽になりますよ」

提督「まあ後は…あいつらの意見を聞いてみてからにしましょうか」コンコン!


金剛「ヘーイテイトクー!第一艦隊演習から無事帰港しましたー!!」バターン!!

利根「演習はこちらの大勝利だったぞ!まあ相手方もなかなかに固かったがな」

加賀「あそこで金剛さんや榛名さんのクリティカルがなければかなり苦戦しましたね」

榛名「いえ、赤城さんや加賀さんの索敵があってこそあそこで上手くいったわけですから私たちだけの力では決して…」

赤城「謙遜しなくてもいいんですよ。事実それが勝利に繋がったわけですから」

金剛「そうそう、もう少し榛名は自信を持つべきデース」

北上「まあそこが榛名っちのいいところだけどね~」

赤城「そうですね…って、提督、一体これはどうしたんですか!?」

金剛「オウッ!この準備はティータイムですねー?」

利根「にしてはちと豪華ではないか?お茶はともかくケーキやクッキーがこんなにもあるとは…」


提督「報告ご苦労様。まあとりあえずそこに掛けてくれないか?」

榛名「提督。まさか私たちのために…!!」

提督「半分正解で半分違う。まあお前達に食べてほしいというのは本当だが」

北上「ありゃ、じゃあ何か別の理由があるの?」

提督「まあそれはお茶をしながら話そうか。それじゃあ鳳翔さん」

鳳翔「はい、今お茶を淹れていきますね」

金剛「鳳翔さん、ありがとうございマース!!」

鳳翔「いえ、どういたしまして」

赤城「お菓子…ケーキ!!」ジュルリ

加賀「赤城さん。皆さんと分け合いましょう…独り占めは許しませんよ」

利根「目が笑っていないぞ。加賀」

榛名「加賀さんもお菓子は譲れないみたいですね」

 ~ ~ ~

鳳翔「みなさん、お味はどうですか」

金剛「それはもうとっても美味しいデース!!」

北上「うんうん、お世辞抜きでマジで美味しいよ。大井っちに食べさせてあげたいぐらいだなー」

利根「そんな事いって全くその気はないじゃろ?」

北上「あ、バレた?」

利根「そんな勢いよく食べてればなぁ。まあ我輩も人のことは言えんが」

赤城「もぐもぐもぐもぐ」

加賀「赤城さん。赤城さんの分のクッキーはあと三枚分ですからお忘れなく」

赤城「もぐもぐ!」

榛名「赤城さんはもう食べることに夢中ですね…」


提督「いやぁ、みんなが気に入ってくれたようで何よりだ。準備した甲斐ががあったってもんだよ」

利根「…で、提督。話とは一体なんじゃ?まさか本当にお茶会がしたかったというわけじゃないだろ」

提督「そうだな。みんなもだいぶ堪能してくれたみたいだしそろそろ話そうか」

榛名「ま、まさか提督の異動命令が…!!」

金剛「ちょ!いきなり何を言い出すんデスか!!」

北上「あー、じゃあこれは最後の晩餐的なやつって事かな?」

利根「北上も何を言い出すんじゃ!」

加賀「提督…」

提督「…お前らが望んでいるならそれも考えるが、悪いが全く違うぞ」

榛名「そうですか…良かった!」


北上「いやー、つい冗談で言ってみたけど…これはないわー」

利根「全くじゃ。ついでに言うなら提督の異動なんぞちっとも望んでおらんからな」

金剛「万が一そんなことした日にはたとえ一人でも反逆してやるのデース…」

加賀「その時は付き合わせてもらいますよ」

赤城「二人とも、まだ提督が話してる途中ですから…」

北上「あっ、赤城さんが元に戻った」

利根「ようやく満足したようじゃな」

赤城「流石に提督が話そうとしてるときに空気を読まずに食べませんよ」

提督「えーっと、そうだな…まあ話す前にちょっと質問したいんだが」

榛名「質問ですか?」

提督「お世辞とか社交辞令とかどうでもいい。ただ率直な意見として聞きたいんだ」


利根「…えらく物々しいな。で、一体なんじゃ?」

提督「…お前達は、俺に対して何か不満はないか?」

加賀「…はぁ?」

提督「一応俺は提督という立場でお前達を指揮している。しかし指揮しているとはいえそれだけだ」

提督「肝心の戦闘はお前たち任せで俺からは何もできない。できることといえばお前達の無事を祈ることぐらい」

提督「…でありならもお前達にはこれといって不満を漏らしていないだろ?俺はそこが心配になったんだ」

提督「もしかしたら俺が不甲斐ないばかりにお前達にばかり負担を強いているんじゃないかとな」

提督「確かにお前達からみたら頼りない提督かもしれない。だからといってお前達に負担なんてかけたくないんだ」

提督「だから不満があるようなら…なんでもいいから言ってくれないか?」

提督「流石に異動とかになると時間はかかるかも知れないが、なるべく有能な後任が来るように調整するつもりだ」


提督「だから無理しないで何かあれば」

北上「あー、じゃあ遠慮なく言わせてもらうね」

榛名「北上さん!?」

北上「あのさー、提督って…馬鹿なの?」

提督「…は?」

北上「だってさー、今までの私たちの戦果を見てよ。今まで大本営が攻略できないところまで攻略してるんだよ」

北上「普通上に不満があるようならここまでできないっしょ?」

提督「い、いやそれはお前達の力があってこそであって…」

加賀「では提督は誰がここに着任しても同じような戦果をあげれたと?」

赤城「ここは深海棲艦との戦いにおいても最前線です。正直補給一つとっても苦労するはずです」

加賀「しかし私たちは補給で苦労したことはない。これは提督の実力では?」


提督「……それは、お前達に苦労をかけたくはないからであって、別に…」

金剛「そのほかにも開発や入渠や戦術等等、提督が指導してくれなければここまで上手く回ってませんヨ」

榛名「そうですね。むしろ提督がここまでやってくれるほうが珍しいのでは?」

金剛「デスねー」

利根「…あくまで噂だが艦娘自体を使い捨ての道具として見てない提督もいると聞く。無論環境については言わずもがなだ」

利根「それなのにこの環境を作り上げている提督の何処に不満を持てと?」

北上「…って事よ。みんなこんな風に思っているのに提督が一人だけで空回りしてればそりゃー馬鹿じゃないかって聞きたくもなるよねー」

提督「……」

北上「提督はさ、提督自身が思っている以上にみんなに頼られてるんだよ?」

北上「まあ不満があると言われればそれだけだね。もう少し自覚してくださいってことで」

提督「…みんな、ありがとう」


鳳翔「だから言ったじゃないですか。みんな不満なんてないと」

赤城「鳳翔さんも同じような質問を受けていたんですか?」

鳳翔「はい、そのときも皆さんと同じことを言ったんですが納得されなくて…」

提督「いや、鳳翔さんは秘書官を勤めているから建前だけでも言ってくれているのかと思って…」

加賀「ここまで来るともう馬鹿を通り越して病気ですね」

榛名「…ですね」

提督「…まあみんなの気持ちは分かった。そこまで気にしすぎた俺が馬鹿だったよ」

利根「まあ我輩たちに気を使ってくれていたのは有難いがな」


提督「とは言えど俺がお前達にできることは少ない。だからちょっとした提案なんだが…」

榛名「なんでしょうか?」

提督「お前達のためにこんな風にお茶会を開きたいんだが…どうだ?」

利根「お茶会じゃと?」

提督「ああ、といっても今みたいに大人数じゃなくて一人一人でだ」

赤城「一人一人とは何か理由でもあるんですか?」

提督「俺が一人一人もてなしたいからだ」

加賀「…すいません。説明を」

提督「今回はこうやってクッキーやケーキを用意したが、やはり食べ物の好みは一人一人違うだろ?」

提督「だから俺がリクエストを聞いてそれを用意する。それを食べてお前達には少しでも戦闘の疲れを取ってもらう。…でもってもし不満があるようならその場で話を聞きたい。大まかな感じとしてはこうだな」

北上「一人一人提督がもてなすのか。なんかホストみたいだねー」

提督「ホストほど上手接待はできないがな」


榛名「成程、だから一人一人という訳ですか」

提督「流石に人数が多くなると用意も大変だからな。俺が不甲斐ないせいもあるが」

金剛「提督と、二人っきりでティータイム…!」

榛名「でしたら、榛名も全力で…!!」

利根「なにやら邪念を感じるが…我輩はいいと思うぞ?」

北上「私も。それにしても提督も物好きだねー。さっきも言ったけど特に不満はないのにさー」

提督「まあ俺の自己満足とでも思ってくれ」

赤城「しかしみんなのリクエストを聞くとなるとそれだけでも大変そうですけど大丈夫なんですか?」

加賀「そうですね。鳳翔さんも毎回色々なものを作るのは重労働でしょうし…」

提督「あーその点は大丈夫。作るのは俺だから」

赤城「なるほど提督ですか。それなら安心…えっ?」


榛名「て、提督…今何と?」

提督「いや、俺が作るから大丈夫たって言ったんだが…」

金剛「………」

金剛「ハァァァァァァl!!?」

提督「そんな大声を出さなくても…あー。やっぱり男が菓子を作るのは気持ち悪いか」

加賀「いえ、気持ち悪いとかそれ以前に…提督ってお菓子作りができるんですか?」

提督「自慢じゃないが自信はあるぞ。その証拠がそれだ」

利根「それってまさか…これは全部提督が?」

提督「久しぶりに作ってみたからカンが鈍ってるかとも思ったんだが、まあ大丈夫みたいで良かったよ」

北上「鳳翔さんが作ったのかたのかと思ってた…」

鳳翔「いえ、私は準備を手伝っただけでお菓子作りは提督が一人でやったんですよ」

金剛「悔しいですが、私たち姉妹よりも絶対に上手いデース…」

提督「ちなみに他にも色々と作れるぞ。和洋中何でも。流石に飴細工とかは無理だがな」

赤城「そこまでできたらもう職人ですよ…」


金剛「けど提督の手作りスイーツを食べれるならなおさら望むところデース!!」

赤城「私もです。ところで順番とかは決めているんですか?」

提督「ああ、その辺は戦闘でMVPを取った順番に…」

金剛「」ガタッ

加賀「」ガタッ

提督「…しようとも思ったんだが、そうすると不公平なことになるから完全にランダムになるようにしたよ」

加賀「くっ!」

金剛「残念デース…」

提督「って言うかお前らが全力を出すような気がしたから止めたんだよ」

榛名「私も賛成ですが…提督は大丈夫なのですか?ただでさえ提督の仕事があるのにその上私たちのためにそこまでしなくても…」

提督「なーに、少しでもお前達のために何かしてやりたいと思っていたんだ。だからそんなに気にするなって」

榛名「提督…!」


北上「あー、ちょっと感動してるところ悪いんだけどさ」

提督「ん。どうしたんだ」

北上「提督。今からちょーっと大変になるみたいよー」

提督「大変になる?またなんでだ」

北上「理由はまあ…後ろを見たら?」

提督「後ろ?窓がどうしたt」


チョット!ナニミンナデオチャカイナンテヒライテルノ!!
コレハサスガニユルサレナイワネ…
ネェサマ…シンジテタノニ!!
アラアラ、コレハセツメイシテモラワナイトネ
プップクプゥーーー!!!
ムネカ!ヤッパリムネナンカ!!


提督「 」

北上「まあ、その…がんばってね」



この後、全員に説明した(&お菓子を振舞って納得してもらった)

プロローグ終了

次から本編という名の短編連作です


~アイスクリーム~


長門「…で、記念すべき提督のもてなしの第一号が私か」

提督「ああ、まあゆっくりくつろいでくれ」

長門「そうさせてもらおう。で、頼んでいたものだが…」

提督「こちらに用意してあるぞ。ほら」

長門「おお、これは…!!」

提督「ただのバニラアイスというのも芸がないからな。色々と用意させてもらったぞ。もちろん自家製だ」

長門「おお、このピンク色のは苺か!それでこの茶色いのがチョコ。で、この緑色なのが…」

提督「抹茶だな。後は胡桃を練りこんだナッツ風味、後は小豆を練りこんだ餡子風味…こんなもんか」

長門「ああ聞いているだけで我慢ができん!早速いただくぞ!!」ガツガツ

提督「焦って食べるなよー、艦娘といえど頭に刺激がいくぞ」

長門「ふふっ、そんなことがこの長門に~!!!」キーン!!

提督「いわんこっちゃない。ほらお茶だ」スッ

長門「す、すまない…つい」ゴクゴク


提督「しかし、そこまで長門ってアイスが好きだったのか。意外だな」

長門「いや、そこまで隙というわけでは…ただな」

提督「ただ?」

長門「大和がいる手前、私が大声でアイスが食べたいと叫ぶのはいささか抵抗がな…」

提督「あー、あれか」

長門「私にも…私にもアイスを作れる能力があれば!」

提督「そこまで意地を張らなくてもいいとは思うが」

長門「分かっている。あくまでこれは私の意地みたいなものだ」

長門「しかし、それでも購えない…アイスの魅力からは!!」ググッ

提督「まあなんだ。誰も見ていないんだ、思う存分食べておけ」

長門「提督、感謝する…!」

長門「この恩は、必ず戦果で返して見せるぞ!!!」

提督「…こっちとしてはまさかアイスでここまで感謝されるとは思わなかったがな」


~ベルギーワッフル~


提督「お待たせ。生クリームとチョコソースをトッピング。仕上げにフルーツでよかったか?」

若葉「うむ、感謝する。提督」

提督「しかし、なんというか…若葉がベルギーワッフルを食べたいなんていうとは思わなかったぞ」

若葉「うん?それは私らしくないと?」

提督「そういう意味じゃなくてだな…こう、もう少しカロリーメイトとかウィダーとか効率を重視しそうなのが好きそうに見えたからさ」

若葉「ふっ、まるで機械だな。というか提督は頼まれたらそれも作れるのか?」

提督「似たようなものは作れるだろうが完全再現は無理だな。だからその点はまあほっとしているんだが」

若葉「…確かに私の態度が堅いというのは自覚している」

若葉「けどな、こういうのが洒落たのが嫌いなわけじゃないんだ」

若葉「まあ流石にみんなの前でベルギーワッフルが食べたいなんていった日にはなんて言われるか分からないがな」


若葉「だからだな、その…」

提督「?」

若葉「こういう、みんなの前で無理しなくてもいい機会を作ってくれた提督には、その…感謝している」

提督「…どういたしまして」

若葉「…ありがとう、提督」ボソッ

提督「若葉、今なんていった!?」

若葉「~!!!なんでもない!冷めないうちにいただくぞ!」

提督「だから若葉、今なんて」

若葉「くどい!聞いてなかった提督が悪い!!」

若葉「~///!!!」パクパク

提督「……」

提督『ヤバイ、ちょっとドキッとした』


~カツ丼~


赤城「パクパクもぐもぐ」

提督「…ああ、確かに俺はお前達に満足して欲しいとはいったさ」

赤城「ムシャムシャゴックン」

提督「なるべくお前達の希望にはこたえてやりたい。その気持ちは本当だ」

赤城「ガツガツムシャムシャ…」

提督「で、それを踏まえてだ。お前に一ついいたいことがある」

赤城「もぐもぐカチャチャ…ふぅ、ご馳走様でした」

提督「カツ丼はおやつじゃねぇだろぉぉぉぉ!!!」


赤城「提督、堪能させてもらいました。ありがとうございます」

提督「どういたしまして、じゃなくてだなぁ。そもそも作った俺が問題なんだけどさぁぁぁぁ!!」

赤城「カツの揚げ具合、卵の半熟具合、割り下の配合…どれをとっても絶品でした」

提督「だからそうじゃなくってさぁ。おやつにカツ丼って言うのがねぇぇぇぇ!!」

赤城「あとアクセントの三つ葉がいいですね。まさに名脇役といったとこでしょうか」

提督「色々と褒めてくれるのは嬉しいんですけど、まずは話をきいてくれませんかぁぁぁ?」

赤城「さて提督。恥ずかしい話なんですがお代わりはありませんか?あればとても嬉しいのですが…」

提督「畜生!想定した通りだ!おまちどぉぉぉ!!!」ドンッ!!

赤城「ふふっ、提督も楽しそうで何よりです」

今日はここまでです。

こんな感じでお菓子に合わせて艦娘を書いていく感じになります
艦娘のリクエストがあればどうぞ
もっとも、お菓子については完全に1のイメージになりますが

それではまた


~ミルクプリン~


潮「あ、あの…提督。本当にこんなことをしてもらってもいいんですか?」

提督「いいからいいから。ちょうど今用意ができたところだよ。ほら座って座って」

潮「は、はい…」ストッ

提督「はい、潮のリクエストのミルクプリンだぞ」

潮「うわぁ…すごくおっきいですね」

提督「小さいのだと物足りないかと思って特別サイズを用意してみたんだ。ただミルクプリンなんて作ったことなかったからさ、調べながら作ってみたんだが…まあ食べてみてくれないか」

潮「分かりました。それではいただきます」パクッ

提督「…どうだ?」

潮「なんですかこれ!とっても美味しいですよ!!」ニパァァ!!!

提督「美味しいか。いやー良かった良かった。それなりに自信はあったんだが潮が気にいらなかったらどうしようかと思ってたんだ」

潮「いえ、今まで食べたプリンの中でも一番の味です!!」

提督「んなオーバーな…まあ嬉しいけどな」


提督「ところで、潮は普通のプリンよりミルクプリンのほうが好きなのか?」

潮「そうですね、普通のプリンももちろん好きですがこのミルクプリンのほろっと崩れる食感が好きなんです」

提督「まあ食感のほうがゼラチンを使っているから、しかし、やはり…」

潮「…提督、どうかしたのですか?」

提督「いや、なんでもないさ。ただな…」

潮「?」バイーン

提督「食べるものでもそれなりに影響って出るもんなんだなーって思っただけさ」

潮「???」バインバイーン!!


???「今ウチのこと思ったやつ、今なら爆撃だけで許したるから出てこいやぁ!!」


~シベリア~


提督「………」ジーッ

響「…どうしたの提督。私の食べる姿をまじまじと見て」モグモグ

提督「いや、なんていうかさ…響がシベリアを食べるってすごいシュールだと思ったんだよ」

響「確かにシュールかもね。ただ一番シュールなのはこれじゃないかな」

響「カステラ生地に羊羹をはさんだだけなのに、その名前がシベリアなんだからね」

提督「それについては諸説あるみたいだが、実際のところ本当に好きなのか?言葉のつながりだけで決めたんじゃ…」

響「そんなことはないよ。せっかく提督に造ってもらえるのにそんな冗談みたいな事で決める訳ないじゃないか」

響「ただ、ちょっと自分に似てる気がしてね」

提督「シベリアがか?」


響「うん、だって考えてみて。カステラは元々はポルトガルのお菓子。そして羊羹は日本のお菓子。それが組み合わさってこんな美味しいお菓子になったんだよ」

響「どこか違う土地で違う道を見つけるなんてさ、本当、何があるかなんて分からないよね。私もまあ、そうだったから…」

提督「響…」

響「…ゴメン、ちょっと暗くなっちゃったね。そんなつもりはなかったんだけど」

提督「いや、響の立場を考えれば分からなくもないよ。っとそうだ、響に一つ聞いてみたかったんだが」

響「なんだい?答えられる範囲なら答えるけど」

提督「ソ連にシベリアみたいなお菓子って…」

響「あるわけないよ」

提督「デスヨネー」


~あんパン~


長良「提督ー、おっじゃましまーす!!」バッターン!!

提督「おい、元気なのはいいことだがドアはもう少し大人しく開けんかい!!」

長良「ごめんなさーい、いや提督のお菓子が食べれれると思うとどうも嬉しくなっちゃっいまして」ゼェゼェ

提督「楽しみにしててくれたのは正直嬉しい、ただなんでそんなに息を切らしてるんだ?」

長良「食べる前に今日の分のトレーニングを終わらせようと思ってちょっとがんばってきちゃいました!!」

提督「また無茶なことを…」

長良「そんなに大変じゃないですよ?提督もどうですか?」

提督「お前に付き合って最後には入渠していったしてしていった五十鈴や名取を見ているからな、丁重にお断りさせていただくよ」

長良「まったく、あの二人もオーバーですよね」

提督「お前の基準がおかしいだけだからな」


長良「…うん、疲れたときにはあんパンに牛乳!これですよね」モグモグ

提督「刑事の張り込みに見えないこともないがな」

長良「けどこのあんパン、普通のとちょっと小さめですけどどうしたんですか?」

提督「おやつ用につまみやすいように小さくしたんだよ。それなら二口ぐらいで食べれるだろ?」

長良「成程、言われてみれば確かに食べやすいです」パクパクモグモグ

提督「だからといってあんまりぽんぽん詰め込むなよ。最悪のどに詰まらせるぞ」

長良「大丈夫ですって…さて」

提督「もう食べ終わったのか、えらく早いな」

長良「体力を回復させるために、ちょっと横にならせてもらいますねー」ゴローン

提督「せめて自分の部屋で寝ろぉぉぉぉ!!!


~バウムクーヘン~


提督「はいよ、本場…とまではいかないだろうけど今さっき焼き上げてきたばかりの出来立てだぞ」

Z3「Danke schon.…本当に焼きたてなんですね」

提督「ああ、しっかしいざ作ってみると疲れるな。これは」

Z3「まあ普通は家庭で作るようなものじゃありませんから。むしろよく作れたものだと思いますよ」

提督「まあやる気を出せばこんなもんさ。そういえば何かつけるか?クリームとかなら少し待ってもらえれば用意できるが」

Z3「いえ、このままいただきます。そのままの味を楽しみたいので」

Z3「では…」パクッ

提督「…どうだ」

Z3「Es schmeckt!!とても素晴らしいです。提督」


提督「おう、そりゃ良かった。はいコーヒー」

Z3「どうも…うん、やはりこれにはコーヒーが合います」

提督「そういえばここに着任してから結構経ったけど少しはここには慣れたか?日本とドイツだと色々と勝手の違うところもあると思うんだが」

Z3「安心してください。皆さんに良くしてもらったおかげで随分慣れましたよ」

提督「それならいいんだが…やはり向こうが恋しくなったりは?」

Z3「恋しくない…といえば嘘になりますが、提督にこれを作ってもらったおかげで少し気が楽になりました」

Z3「ただ、また向こうが恋しくなった時は…また作ってもらえますか?」

提督「別にかまわないが、今度はみんなと食べような?」

Z3「…!!はいっ」

今日はここまでです…なんですが、誰か即興でやってもらいたい艦娘はいますか?
もしいるなら今から取り掛かりますが、どうでしょうか?

もしいないようでしたら今日はここまでにします。

それでは、また

いきなりこんなことを提案してしまい、申し訳ございませんでした!

それでなんですが、この後曙を書かせていただきまして、五月雨と羽黒は明日させていただきます。
それでは、しばしお待ちください


~チョコチップクッキー~


曙「全く…提督の仕事をほっぽりだしてみんなの接待をするなんてどうかしてるんじゃないの?」パリパリ

曙「実際指揮なんてあんたじゃなくても誰でもいいんだからね。まだ武蔵さんとかがやったほうが格好が付くわよ」ポリポリ

曙「それにこんな子供だましみたいなもので私たちの気を惹こうだなんて…最っ低!!」ムシャムシャ

提督「………」

曙「なによクソ提督?言いたいことがあるならハッキリいいなさいよ」モグモグ

提督「あー、それなら言わせてもらいたいんだが…」

提督「文句を言うのはまだ分かる。ただな、なんでクッキーを食べる手が止まってないんだ?」

曙「こ、これは、その…仕方ないことなの!!」

曙「こんな湿気っぽいところに置いといたらせっかくのクッキーが台無しになるじゃない!だからこうして私が」

提督「チョコチップクッキーって、俺の記憶が間違ってなかったら曙のリクエストだったよな」

提督「散々悪態ついているけど…実はものすごく気に入ってるんじゃないのか?」


曙「そ、そんなことないわ!!誰があんたが作ったものなんて」

提督「そうか…残念だな。せっかくお代わりも用意していたんだが」スッ

曙「えっ」

提督「曙が気に入らないなら仕方ない。他のみんなに配るとするか…」

曙「ちょ、ちょっと待ってよ。それは私の…」

提督「なら、俺に対して何か言うことがあるんじゃないか?」

曙「う、うぅぅ…」

提督「…さーて、袋詰めの準備をっと」

曙「お、美味しいです…お代わりを、お、お願いします…!」

提督「はぁ、はじめから素直に言えばいいのに」

提督「たまには素直になってみたらどうだ?そっちのほうが今より素敵だぞ?」

曙「うるさい!うるさい!うるさーーーい!!!」

というわけで今日はここまでです。

曙がなんかえらい事になってしまいましたが…仕方ないですね
それでは、また

     ∧_,,∧
. /\. (`・ω・´) /ヽ
 | ● ⊂   ⊃ ● |    祝!!!きんいろモザイク二期決定!!
 ヽ/ /   く \ /
    (ノ⌒ヽ)

このスレはきんいろモザイクを心より応援いたします!!!



…以上、作者の暴走でした。それでははじめます


~ソフトクリーム~


五月雨「て、提督…これってまさか!」

提督「そう、五月雨のリクエストに答えるために妖精さんに無理言って作ってもらったソフトクリームサーバーだぞ!」ドーン!

五月雨「確かに食べたいとは言いましたけど、まさか本体まで用意してくれるとは思いませんでした」

提督「いやぁ。はじめは何とか自分でやってみようとしたんだけどなかなかうまくいかなくてな。こうなったら最後の手段ってことで妖精さんに依頼してみたんだ」

五月雨「私はとっても嬉しいですけどよく妖精さんも作ってくれましたね」

提督「妖精さんも甘いものが大好きみたいでな。資材+この後ソフトクリームを振舞うって条件でやってもらったんだ」

提督「で、使い方だけど、ここのレバーを押せば…ほら!」ニュルー

五月雨「すごいすごーい!!本当にお店みたいにでてきますね」

提督「さて、全部俺がやってもいいけど、こういうのはやっぱり自分の手でやってみたいだろ。ほら」


五月雨「えっ、やっていいんですか!提督」

提督「ああ、ただ自分が食べきれる量だけにして置けよ」

五月雨「分かりました!!よーし」

提督「そうそう、レバーをあまり強く押しすぎると出る勢いが…」

五月雨「それー!!ってきゃぁぁぁぁぁ!!!」ニュラァァァァァァァァァァ!!!!

提督「ありすぎるから調節しろよなって…遅かったか」

五月雨「言うのが遅いです~!!」

提督「まあ予想はしてたけどな…あーあ、服にベッチャリ付いちゃって」

五月雨「うわーん!シミになっちゃうよ~」ヌギッ

提督「ってここで脱ぐなー!!」


~パウンドケーキ~


提督「…どうだ羽黒。味のほうは?」

羽黒「はい、とても美味しいです!本当にありがとうございます。私なんかのためにここまでしれくれて…」モグモグ

提督「羽黒だけじゃないから気にしなくてもいいぞ。それにしてもまた変わった注文だな」

羽黒「!!や、やっぱり迷惑だったんでしょうか」ビクッ

提督「いや、別に迷惑って。ただ『パウンドケーキの真ん中の部分が食べたいです』って言うのがちょっと気になっただけさ」

羽黒「あっ、その事でしたが」

提督「…なあ羽黒、お前もしかして他の姉達にいじめられたりしてるのか。そうだとしたら俺もちょっと」

羽黒「違います!姉様方にはとてもよくしてもらってます!こんな駄目な私には素敵過ぎる姉さんたちです…」ウルッ


提督「わ、悪かった。ちょっと邪推が過ぎたな…じゃあ何で真ん中の部分なんて指定したんだ?」

羽黒「…あの、普段私たちがお菓子とかをもらったときはみんなで取り分けたりするんですが、私は姉さんたちにいい部分を食べてもらいたくて端っこをいただいているんです」

羽黒「妙高姉さんは気を使わなくてもいいとは言ってくれているんですが、やっぱり姉さんたちが大事なので…」

提督「…末っ子の苦労ってやつか。で、今日ぐらいは真ん中を食べたかったと」

羽黒「はい、今日ぐらいはいいかなと思って」

提督「で、真ん中を食べてみた感想は?」

羽黒「とっても美味しかったです。ただ…」

提督「ただ?」

羽黒「姉さまたちと一緒に食べるのが一番美味しいな…って」

提督「…実はパウンドケーキな、後一本残ってるんだ」

羽黒「へ?」

提督「妙高たちへのお土産だ。あとでみんなで食べてくれ。」

提督「もちろん羽黒もいっしょにな」

羽黒「…ありがとうございます!」


~みたらし団子~


提督「………」

鳳翔「あら、どうしたんですか?」

提督「いえ、やはり鳳翔さんと和菓子は絵になるなって少し見惚れていました」

鳳翔「ふふふ、そんな恥ずかしくなる事を言わないでください」

提督「それにしても、みたらし団子のほうはどうですか?鳳翔さんにお茶菓子を出すというのも緊張しまして…」

鳳翔「とても美味しくできていますよ。私が作るのよりも美味しいです」

提督「またまた、自分なんて鳳翔さんから比べたらまだまだですよ」

鳳翔「いえ、提督の作ってくれるお菓子には提督の真心がこもっていますから」

提督「…鳳翔さんのほうが恥ずかしいことを言ってませんか?」

鳳翔「言ってませんよ。だってこれは本心から言っていますので」


鳳翔「提督もご存知かと思いますがお菓子作りって繊細なものです」

鳳翔「作る人が美味しくなるように作ればお菓子はそれに答えてくれますし、適当に作ればそれなりのものになります」

鳳翔「けどこのお団子は適当に作ったものとは違います」

鳳翔「みたらしのあんの加減も絶妙ですし、お団子の部分もとてもなめらかです」

鳳翔「提督が心をこめて作ってくれたというのがこのお団子からも感じられます」

提督「いやぁ、鳳翔さんからそこまで褒めてもらえるとは…」

鳳翔「いえいえ、私はただ素直に感想を言っただけですから」

鳳翔「そうそう、あえて一言付け加えるなら…もう一本いただきたいかなと」

提督「了解しました、すぐに用意させていただきます」スッ

鳳翔「………」

鳳翔「…こんな素敵な提督と会えて、私は幸せ者ですね」


~フルーツポンチ~

イムヤ「ねぇねぇ提督、まだなのー?」ソワソワ

提督「焦るなって、いま仕上げを目の前でやってやるからさ」

提督「さて、パインや苺やキウイをカットしたものをボールに入れまして」

イムヤ「それでそれで~?」

提督「で、この中にちょっと香り付け程度にお酒を入れて…ってイムヤってお酒は大丈夫だっけ?」

イムヤ「少しぐらいならたぶん平気よ。それより早く早くー!!」

提督「さあ、後はこの中にラムネを投入すれば…」シュワァァァァァ!!!

提督「お待たせ、提督特製フルーツポンチの完成だ!!」

イムヤ「うわぁー!やっぱり果物の彩が綺麗ねー」

提督「ほらっ、器によそってやったぞ」

イムヤ「ありがと!それじゃあいただきまーす」パクッ!

イムヤ「~!!うーん、この炭酸の刺激と果物の甘さが最っ高!!」モグモグ


提督「そういえば酒のほうはどうだ?ちょっと度数が高めのやつを使ったんだが強すぎたりとかはしないか?」

イムヤ「大丈夫。むしろアクセントとしていい感じよ」

提督「ならいいんだけが…ほら、酒に弱いやつだと少しの酒でも反応するからさ」

イムヤ「へー、けどお酒に弱い子ってどんな感じなのかしらね///」

提督「………」

イムヤ「ど、どうしたの提督?まじまじと私の顔なんか見ちゃって…ってまさか///!!」

提督「ああ、そのまさかだ」

イムヤ「キャー!提督に襲われるー///!」

提督「外で頭冷やして来いこの酔っ払い!」


~くまさんホットケーキ~


電「司令官さん、上手くいきそうですか?」

提督「任せておけって…よっと」クルッ!

電「わぁっ!すごいです」

提督「よし、焼き上がりもいい感じだしこんな感じかな?」

電「うわぁ、ちゃんとクマの形になっているのです!!」

提督「流石に顔はかけないからその辺はチョコシロップでこうして…」チョコチョコ

提督「おまたせ、電のリクエストのくまさんホットケーキだよ」

電「ありがとうございます!けど、司令官さんがかわいく作ってくれたから食べるのが…」

提督「なーに、またすぐ次を焼くさ。だから冷めないうちに食べちゃいな」

電「分かりました!それではいただきます!!」モグモグ!


提督「しかしクマさん型のホットケーキねぇ、そんなに難しくないから電も覚えてみるか?」

電「えっ!いいんですか?」

提督「別にいいぞ。まあまずは練習もかねてやってみようか」

電「なのです!!」

 ~ ~ ~

電「ううっ、やっぱり駄目でした…」

提督「おかしいなぁ、確かに横で見ている限り問題はなかったんだが」

提督「何で最後の最後で形がヌ級やイ級になったんだろう…」

電「ゴメンなさい司令官さん。私のせいで…」ウルッ

提督「まあなんだ。また時間があったらクマさんができるように練習しようか?」

電「……はい」グズッ


今日はここまでです。

それと、たくさんのリクエストありがとうございます。
こんな口調じゃない等色々とあると思いますが、そこのところは大目に見ていただければ幸いです。

後、リクエストのほうはダブらない限りは順番でやっていこうと思いますのでリクエストがあればまたよろしくお願いします

それでは、また


~ティラミス~


愛宕「はい、提督。あーん」

提督「自分の分があるからいい。っていうか提督をからかうんじゃない」

愛宕「えー、別にからかってるつもりはないんですけど~」クスクス

提督「口元が笑ってるのに説得力があるわけないだろ」

愛宕「あら、ばれちゃいましたか」

提督「これでも嘘を見抜くのは得意でな」

愛宕「それにしてもこんなお菓子を簡単に作れちゃうなんて、提督に憧れちゃいます」

提督「逆に気持ち悪いだけな気もするがな。ところでもう食べ終わるみたいだけど、お代わりはいるか?」

愛宕「えっ、お代わりなんて用意してくれてるんですか?」

提督「ああ、たっぷりとまではいかないがな」

愛宕「うぅ、食べたいのは山々なんですが…」


提督「なんだ?何か問題でもあるのか」

愛宕「あまり食べ過ぎちゃうと太っちゃうじゃないですか」

提督「太る?見た感じそうは見えないけど」

愛宕「艦娘とはいっても体重は気にするんです!」

提督「そうか、じゃあ食べないって選択も」

愛宕「こんなに美味しいのに食べないわけにはいかないじゃないですか!!」プクー!

提督「お、おう」

愛宕「もうっ、これでも少し肉付きとか気にしているのに~」

提督「肉付き、ねぇ…」チラッ

愛宕「って提督、どこ見てるんですか~」バイーン

提督「い、いや。肉付きが良すぎるのも大変なんだなーって思って」

愛宕「もうっ、提督のエッチ!!」


~ドラ焼き~


龍田「う~ん、やっぱりドラ焼きはつぶあんよね~」モグモグ

提督「こしあんのドラ焼きもいいが、やはり小豆の食感を感じられるつぶあんがいいよな。こればっかりは好みによるだろうけど」

龍田「けど良かったわ~提督が普通のドラ焼きを用意してくれて」

提督「普通?ああ、生クリームとかチョコ入りとかそういうのとかか」

龍田「わがままなのは分かるけど、私的にはちょっと許せないのよね~」

提督「けどあれも一定の需要はあるからな」

龍田「それは他のお菓子でやってほしいのよね。ドラ焼きは餡子だけで完成されてるのだからね~」

提督「龍田も案外保守的だな」

龍田「じゃあ提督はどうなの~?」

提督「悪いが全く同意権だ」


龍田「ところでこれ、お土産にいくつかもらっていっていいかしら?」

提督「お土産、ああ別にかまわないけど」

龍田「ありがとうございます~天龍ちゃんもドラ焼きが好きなのよね~」

提督「成程、天龍へのお土産か。いいんじゃないか?」

龍田「あら、天龍ちゃんにはあげないわよ~?」

提督「へ?」

龍田「天龍ちゃんの前でこのドラ焼きの大切さを話しながら食べるのよ~」

龍田「天龍ちゃんもいい子だからね。私が大切にしてるって言えば無理にくれなんて言わないわ」

龍田「けどやっぱり食べたいっていうその我慢してるときの天龍ちゃんの顔がね、とってもかわいいのよね~」

提督「…龍田。お前の趣味とかにケチをつけるつもりはない、つもりはないが…」

提督「あまりにもかわいそうだから最後はちゃんと天龍にあげろよ」

龍田「もちろん、その辺は分かってるわよ~」


~メロンパン~


夕張「提督、お邪魔しまーす」ガチャ

夕張「ってありゃ、誰もいないや。おっかしいな~」

夕張「時間はあってるしリクエストだってちゃんとしたはずなんだけど…うん?テーブルの上にメモあるな。何々…」


『作業中。悪いが少しそこで待っていてくれ  提督』


夕張「待つって、一体どれだけ待つのかしら…」ズドドドドド

提督「夕張ー!!いるかー!!!」バターン!

夕張「あら提督、はやかったんd」

提督「よしいたな!さあ食べろ!!」ポイッ

夕張「えっ、何を…って熱っ!」

夕張「なにこれなにこれ!?ってこの匂いは…」

提督「さあっ、冷めないうちに食べるんだ夕張。お前のリクエストのメロンパンだぞ」


夕張「急かさないで…ってやっぱり熱い。だけど美味しい!!」モグモグ

提督「だろう?なんてったっていま窯から出してきたばかりの焼き立てだからな」

夕張「って言うかこんな焼きたてってこんなサクサクなの!?すっごく食感がいいんだけど」

提督「これが焼きたてパンの特権だな。これを味合わせたかったんだ」

夕張「そうなんだ。ありがとう…けど」

夕張「できることなら座ってゆっくりと味わいたいわね」

提督「それもそうだな。まあまだいくつかあるし今度は時間をかけて食べたらいいさ。今お茶を淹れるぞ」

夕張「わーい!できればミルクたっぷりの紅茶でお願いしまーす」

提督「はいはい」


~スイートポテト~


提督「はいよ。まだ出来立てだから気をつけろよ」

大鳳「ありがとうございます。スイートポテトって一度食べてみたかったんですよ」

提督「そ、そうか…」

大鳳「全く、いくら私が爆発で沈んだとはいえお芋の摂取を控えるようにいうなんてひどいと思いませんか!?」ムシャムシャ

大鳳「ガスが関係しているとはいえそんなことで爆発してたらキリがないですって、って提督…?」モグモグ

提督「い、いや。俺のことは気にしないでくれ。まだまだあるからたくさん食べてくれ」ガチャガチャ

大鳳「…じゃあ何で鋼鉄製の盾を持っているんですか?ここにはそんな危険なものがあるとでも?」

提督「い、いや、これはその…ラッキーアイテムだよ。占いで今日のラッキーアイテムは盾って出てたからさ」

大鳳「ふぅーん、そうだったんですか…」

提督「そ、そうそう、ハハハ…」

大鳳「そうそう、私も今日の占いを見たんですが…」

大鳳「私のラッキーアイテム、ライターだったんですよね」ニコッ


提督「!!!」

大鳳「さて、ここにそのラッキーアイテムであるライターがあります」

提督「お、おい大鳳落ち着け。まずはそれを下ろそう、なっ」

大鳳「提督も不思議なことを言いますね。私はただラッキーアイテムだとしか言ってないですよ」

大鳳「で、私はこのライターを好きなときに着火できます」

大鳳「さて提督。私に何か言うことは?」

提督「全部ワルノリでしたー、ごめんなさーい!!」

大鳳「全く、そういう事を気にしてる人の前でそんなことをするのはいけませんよ」

提督「いや、本当にゴメン。ただまあ一応念のため気をつけたほうがいいって言われたんでな」

大鳳「言われた?一体誰にですか?」

提督「…陸奥」

大鳳「………何もいえませんね」

提督「…ああ」


~プリン?~


加賀「…うん、このプリン特有の風味、たまりませんね」チュルッ

提督「…そうか」

加賀「まるで絹のような食感、そしてプリンの風味を引き立てるカラメルソース、全てが完璧に調和してる。まさに思考の一品です」モグモグ

提督「…なあ加賀、食べてるところ悪いんだが一つ質問させてくれないか?」

加賀「なんですか提督。あまり食べてるときに話はしたくないのですが」

提督「空母、いや一航戦ってみんなそんな感じなのか?」

加賀「…?すいません、おっしゃる意味が分からないのですが」

提督「じゃあ言い方を変えよう。お前らどんだけ大食いなんだ」

加賀「大食いなんてそんな…私は普通にプリンを食べてるだけですよ」

提督「まあ俺も普通に食べてるだけなら何も言わないさ。ただな…」

提督「加賀が食べてる容器が修繕バケツって事が問題なんだよ!!」


加賀「えっと、これは私がちゃんと消毒をして提督に渡したので容器としては問題なかったと思いますが」

提督「ああ問題ないだろうさ!だから俺が言いたいのはなぁ」

加賀「しかし私が言ったこととはいえよく作れましたね。流石提督です」

提督「俺も良く作れたもんだと思ったよ!っていうかだからそうじゃなくってだなぁ」

加賀「ご安心を。私はお代わりとは大丈夫ですので」

提督「その上まだ食うようならもう軽くホラーじゃねぇか!!」

加賀「…というわけで話は以上ですか?私も温くならないうちに完食したいのですが」

提督「あーもー、好きにしやがれぇぇぇぇ!!」

加賀「ありがとうございます。それでは」モグモグ

提督「…もうやだ」

~フルー


~フルーツサンド~


蒼龍「提督。リクエストのやつってできた?」

提督「も、もちろん…、ほら、蒼龍のリクエストのフルーツサンドだ」

蒼龍「嬉しいなぁ!一度食べてみたかったんだよねー」パクッ

蒼龍「…!!うん、果物もいっぱいで生クリームもたっぷり!本当最高ね」モグモグ

提督「た、食べるペースがそこまで速くないけど、お、お代わりとかはいるか?」

蒼龍「うーん、ちょっと欲しいけど…っていうかなんで提督そんなにおびえてるのさ?」

提督「い、いや蒼龍も一航戦のやつらと同じぐらい食べるようだとしたらこれで足りるかどうか心配だったんだ」

蒼龍「いや、あの二人は特別だと思うけど…ってことは結構な量があるの?」

提督「まあ、蒼龍が食べる量にもよるけど」

蒼龍「じゃあ私も少しがんばっちゃおうかな!で、どれだけあるの?」

提督「…3斤分」

蒼龍「…はい?」

提督「食パン3斤分」(だいたい一キロぐらい)


蒼龍「はぁぁぁ!?いやいや、いくら私でもそんなに食べれないわよ」

提督「あー、ちょっとやりすぎたか」

蒼龍「もうそれやり過ぎってレベルを超えてるわよ。っていうかそれどうするの?」

提督「いや、蒼龍がたべれないのならこの後戻ってくる遠征組にでも」ガチャリ

赤城「話は聞かせて」

加賀「もらいました」

赤城「そういうことなら」

加賀「この一航戦に」

二人「「おまかせあれ!!」」

蒼龍「」

提督「帰れ」

こんな夜遅くまで付き合ってくれる人が何人いるか分かりませんが質問です。

最後に即興で一本やりたいんですが、誰かリクエストありますか?

こんな遅くにありがとうございました。

とりあえずZ3と響は前にやりましたので、今回は如月でいきます。後ゴーヤは明日やらせていだだきます。
それでは、しばしお待ちください


~バナナケーキ~


如月「ああ、提督…とっても大きいです」

如月「こんな立派なの…わたし見たことありません!!」

如月「あっ、横からしr」

提督「よーし如月そこまでだ。それ以上いけない」

如月「えー、何でですか提督。私はただ提督手作りのケーキを褒めてただけですが…」

提督「言い方が紛らわしいんだよ!もう少し子供っぽく言えないのか」

如月「紛らわしいって、一体どういうことでしょうか?」クスクス

提督「…よし、如月のおやつは没収っと」ヒョイ!

如月「冗談です!冗談ですよー!!!」


提督「全く、、如月が町で見たケーキを再現してしてみた結果がこれだよ」

如月「ゴメンなさい、提督が困る顔がちょっと面白かったからつい」

提督「だからといって悪乗りしすぎだ」

如月「けど、本当に大きいですね、このケーキ」

提督「まあ丸ごとバナナが入ってるからな。それなりの大きさになるさ」

如月「提督、もう名前言ってますよね」

提督「知らんな。それよりそろそろ食べたらどうだ?眺めていてもしかたないだろう」

如月「そうですね、ってそうだ」

提督「どうした、フォークとナイフならそこにあるだろ?」

如月「いえ、これはやはりかぶりついたほうが需要があるのかと思ったんですが」

提督「い い 加 減 に し ろ !」

それでは今日はここまでです

如月は…なんというか…如月好きの方、大変申し訳ございません!!
思いついたネタで書いた結果がこれです。失礼いたしました

それでは、また

改二じゃぁぁぁぁぁぁl!!! しかもとねちくじゃぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!

利根!利根!利根!そして筑摩!!ビスマルク?欲しいけどいないんじゃぁぁぁぁl

けどこれでもう何も怖くない…って勲章四つってなんでやねーんщ(゚ロ゚щ) !!!

なんだこのハードルの高さは!!可愛さか!利根の可愛さ分ってか!!
よしそれなら納得はする!しかし、この等価交換はどうなんじゃ

おいおい答えてみんかい運営さんよぉぉぉぉぉ!!
バンバンバンバンバンバンバン
バン     バンバンバン
バン (∩`・ω・) バンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄ ̄



…以上、発表を見たときの1でした。それでははじめます


~いちご大福~


漣「ご主人様、ちゃんとリクエストどおりにしてくれましたか?」

提督「まあ作ってはみたけどさ、絶対食いにくいと思うぞ」

漣「いいんですよ!ちょっとした夢だったんですから」

提督「まあ漣がいいというならいいんだけどさ…ほら、いちご三個入りのビックいちご大福だ」ドンッ!

漣「キター!!」

提督「どんだけ嬉しいんだよ…」

漣「いやー、一度食べてみたかったんですよ。一口で食べきれないようないちご大福を」モグモグ

提督「だったら二個でも三個でも食べればいいだろーが」

漣「ちっちっちっ、ご主人様はロマンが分かってませんね」


提督「ロマン?」

漣「ご主人様にはありませんか?小さいお菓子を食べながら『もうすこし大きかったらな…』って思ったことは」

漣「そりゃあ数を食べたほうが満足するというのは理屈では分かります。けどですね、やれるのならやっぱり一度ぐらいはやってみたいじゃないですか」

提督「…そういえば、ちょっと前に同じことをやったやつがいたな」

漣「でしょ!それに挑戦する…まさにロマンですよね!!」

提督「で、そのロマンが叶った感想は?」

漣「…夢は、夢のままだけでもいいのかもしれませんね」ッゲプッ

提督「そうして大人になっていくんだ。いい勉強になったな、漣」

漣「はい…」


~チョコレートパフェ~


提督「ほら木曾、お前に言われたとおりにしてやったぞ。窓は完全に閉めたしカーテンも引いてある。ついでに戸締りも万全だ。だからいい加減座ったらどうだ?」

木曾「…念のためだが、ここには盗聴器の類とかは?」

提督「一応ここで機密情報を扱うこともあるからその辺のセキュリティも大丈夫だ。こう見えてしっかりしてるんだぞ」

木曾「分かった。それじゃあ失礼する」スッ

提督「全く、いくらなんでも気にしすぎなんじゃないか」

木曾「提督!いくらなんでも危機感がなさ過ぎるぞ」

木曾「提督自身はどう思っているか知らないがここは最前線の戦場だ。あくまで可能性だが深海棲艦側から罠を仕掛けてくる可能性も十分ある。だからこそ…」

提督「はいはい、話はそれまでにしようか。長く話すとあれを用意した意味がなくなるかな」

木曾「…っ!!」ゴクッ

提督「はいよ。チョコレートパフェ(お菓子のトッピングマシマシバージョン)」

木曾「お、おお…!!」キラキラ


提督「まったく、我慢せずに早く食べたほうがいいぞ。中のアイスとかが解けるから」

木曾「…!!いっただっきまーす!!」

提督「しかし、パフェ一つでなんでこんなに厳重になるんだ?」

木曾「そりゃあもちろん、俺のこんな姿を誰かに見られたら格好のネタになるからに決まってるじゃないか」ポリポリ

木曾「せっかく改二になって、俺のことを尊敬してくれるやつもできたのにこんな情けない姿を見せるわけにはいかないしな」モグモグ

提督「…確かに今の満面の笑顔の木曾をまるゆが見たらビックリするだろうな」

木曾「それに青葉や秋雲の心配もある。この姿を撮られたりした日には…」

提督「…確実にお祭り騒ぎだな」

木曾「全く、好物を食べるのも楽じゃないぜ」

提督「もういっそマントとか外したらどうだ?」

木曾「断る、結構気に入ってるんだ」

提督「はぁ、ご苦労なこって…」

※この次は、1による提督の勝手な経歴が入ります
突っ込みどころ満載ですが、温かい目で見ていただけると幸いです


~最中~


間宮「…ふぅ、ご馳走様でした。この最中とっても美味しかったですよ、提督さん」

提督「い、いや。間宮さんから比べらまだまだですよ」

間宮「いえ、お世辞抜きに美味しかったです。私のところに職人として来てほしいぐらいです」

提督「ハハハ、まあまだ少量作るだけですから何とかなっていますが間宮さんみたいに大量に作るとなると発狂しますよ」

間宮「そんなことないですわ。というより一つ質問なんですが提督さんは以前お菓子作りの仕事をしていたことがあるんですか?この出来を見ても素人さんがちょっと見ただけでできる感じには思えないのですが」

提督「いえ、仕事としてはないですね。ただ、実家が製菓業を営んでおりまして子供の頃から父達の働く姿を見ていましたので」

間宮「まぁ!そうだったんですか」

提督「だから基本的には基礎的なものは父たちから教わったようなものですね…最も、私は次男だったんで実家は兄が継いだのですが」

提督「で、色々と悩みましていっそ家業とは全く違うことをやってみようと思い軍に入ったわけです」

間宮「で、各地で戦果をあげて提督になったと…」

提督「正直自分でも驚きましたがね。まあ全てみんなのおかげですよ」

間宮「そこは誇ってもいいと思いますが?」

提督「まさか、こんな事で慢心してるわけにはいきませんよ。それにまだ深海棲艦との戦いは続いていますしね」


間宮「…なるほど、ところでもう一つ質問なんですが、この戦いが終わったら提督はどうするつもりですか?」

提督「そうですね、そうなったら私は必要なくなりますし軍を辞めて違うところに行こうかなとも思ってますよ」

間宮「軍にこのままいるという選択肢は?」

提督「正直なところ軍内部の派閥争いとかに興味はありませんので…仮にいても適当な理由で閑職に追いやられるのが見えていますので」

間宮「そうですか。ではそうなったら結婚とかは」

提督「結婚ですか!?いやぁ、考えたこともないですね」

間宮「では誰かいい相手がいればもしかしたら…?」

提督「相手ですか、そうですね…その時h」ガタガタッ!!

チョ、チョット、ソンナニオサナイデクダサーイ!!
アナタガオシタデショ!トイウカキキトレナイカラシズカニシテ
ソウデス!サスガニバレタラオコラレマスヨ
イヤー、ナントカナルンジャナイ?テイトクダシ
ソレヨリカンジンナトコロヲキキノガサナイヨウニ

間宮「………」

提督「…間宮さん。最後の質問はあいつらから?」

間宮「…どうしても聞いて欲しいと頼まれまして」

提督「よーしおまえらちょっと入って来い。少し、お話しようじゃないか」ゴゴゴゴゴ…


~桃まん~


大和「ふふっ、この本物みたいな見た目。だけどちょっと小さめでそのまま食べられる…こういうのってちょっと面白いですよね、提督」プニプニ

提督「だな、しかし大和が桃まんを食べたいなんていうと思わなかったぞ」

大和「やはり意外でしたか」

提督「まあアイス勝負がしたいといわれるよりはましだが、なにか理由でもあったのか?」

大和「理由、という理由はないのですが…しいて言うなら変わったものを食べてみたかったという感じですかね」

提督「変わったもの?」

大和「はい、前の大戦時において私自身はあまり外洋に出たことがありませんので正直あまり世間を知らないんです」

大和「だから今度は世間を知るために色々なものを体験してみたいと…そう思ったんですよ」

大和「それにそういうのを知るのにお菓子は適していますからね。その土地によってこれほど変わってくるものもないですし」


提督「成程。けど何でその中から桃まんをチョイスしたんだ」

大和「一つは桃まん自体を気に入ったから、そしてもう一つは…提督にお菓子を振舞ってもらったという記念にです」

大和「提督も知っているとは思いますが、桃まんは中国ではおめでたい席に出されるものです」

大和「こうやって提督自身に振舞ってもらえる機会なんてそうそうないですから、これにしてみたんですよ」

提督「お祝いねぇ、で、味のほうは満足してくれたか?」

大和「はい!とっても満足しました!!ありがとうございます」

大和「ところで提督…」

提督「ん?なんだ」

大和「先ほどいったアイス対決ですが機会があればやりますか?私も提督の実力を知りたいので…」

提督「色々と勝てそうにないのでお断りします」


~ゴーヤチャンプルー~


ゴーヤ「提督、これはどういうことなの!」

提督「なにって…ゴーヤのリクエストの品だが」

ゴーヤ「ゴーヤはおっきなケーキが食べたいっていったでち!!」

提督「あー。確かにそんなことを言っていた様な…」

ゴーヤ「それがどうなったらゴーヤチャンプルーになるの!!」

提督「いや、これには理由があってだな…けどこれも美味しいぞ?」

ゴーヤ「はぐらかさないで欲しいでち!」

提督「分かった。あのな…俺はゴーヤの深層心理を考えてみたんだ」

ゴーヤ「…へ?」

提督「確かにゴーヤはケーキが食べたいと言った。しかしいつもゴーヤが言ってることは?」

提督「いつもMVPを取る度に『チャンプルー?おかずじゃないよぉ…』とよく言っているだろ?」

提督「つまり!ゴーヤは心の奥底ではゴーヤチャンプルーを求めているんだよ!!」

ゴーヤ「な、なんだってーーー!!!」


ゴーヤ「って違うでち!!あれはあくまで癖みたいなもので、別に食べたいって訳じゃあ」

提督「我慢するなゴーヤ。口ではそう言っていても本当は食べたいんだろ?なっ」

ゴーヤ「違うでち!絶対に違うでち~」

提督「ほらほら、遠慮なく食べろって。お代わりもあるから」

ゴーヤ「ふぇーん、提督がいじめるよぉ~」

提督「いじめるとは失礼な。俺はゴーヤのことを思ってだな」

ゴーヤ「その気遣いがあさっての方向を向いているんでち~」

提督「全く…」

提督『まあ、本当はケーキもちゃんと用意しているんだけどな』


※この後ネタ晴らしして、ゴーヤはいっぱいケーキを食べたとさ


赤城「全く、毎回オチ要因として私たちを呼ばないでもらいたいものですね」ムシャムシャ

加賀「そうですね赤城さん。あ、提督。お代わりお願いします」パクパク

提督「いや、お前らなんで普通にゴーヤチャンプルー食べてんのさ」

今日はここまでです

別にゴーヤが嫌いなわけではありません。ただちょっといじりたくなるだけなのです。

それでは、また

赤福…そういうのもあるのか!

横から失礼いたしました。今日は時間があるので九時ごろから番外編を投下する…予定です。
(あくまで予定ですので期待しないでください)

某ヒゲデブD「赤福と聞いて」
Mr「やめて!」


~番外編~


夕立「提督に説明を要求するっぽい!!」

巻雲「要求するのです!!」

提督「なんなんだお前達、藪から棒に」

夕立「そうやってしらを切っても誤魔化されないっぽい!」

巻雲「私たちはただ真実を知りたいのです!!」

提督「…悪い、何がなんだか分からない」

夕雲「ゴメンなさい提督、でも巻雲ちゃんがどうしてもって聞かなくて」

日向「こちらからも謝る。しかし注意する前にここに来てしまったものでな」

夕立「えっへん!!」

提督「…夕雲、日向、この二人が何を言いたいのか説明してくれないか?」


夕雲「分かりました。といってもこの二人の疑問ももっともなのですが…」

巻雲「大丈夫です。提督がそういうなら説明させていただきましょう」

提督「微妙に不安が残るんだが…まあいい、で、俺は一体何を説明すればいいんだ」

夕立「私たちが知りたいのはただ一つ」

巻雲「ズバリ!提督は何処でお菓子を作っているのですか」

提督「あー、そのことか」

夕立「提督のお菓子は美味しいって評判だけど提督自身が作ってる姿を見たのは誰もいない…これはミステリーっぽい?」

巻雲「それに作っているだろうと思われた食堂には提督が出入りする姿は見られませんでした。これはどういうことなんですか」

夕立「さらにさらに謎なのは提督さんが作ったお菓子が何処にも見あたらないっぽい事なの!」

巻雲「毎回毎回お代わりを用意してる割には提督がお菓子を余らせている姿を見たことがないです。これはどういうことなんですか!?」

日向「…ということだそうだ。何か二人に聞きたいことは」

提督「大丈夫、大体理解できたよ」


夕雲「ただ二人が疑問に思うことももっともです。確かに私たちは提督がお菓子を作っている姿を見たことはないですし」

提督「いや、男が黙々とお菓子を作ってるところを見てもなんも面白くないだろ」

日向「それに毎回みんなのリクエストに答えているがそうなるとかなりの道具が必要なはず。しかしそれすら見あたらないというのは二人じゃなくても不思議なものだよ」

提督「はぁ~、分かった。じゃああらぬ疑いをかけられる前にその疑問に答えようか」

夕立「おぉ!ついに提督の秘密がわかるっぽい!?」

巻雲「よーし、ではさっそくその秘密の場所にいきましょう!!」

夕雲「提督、何か隠したいことがあるなら別に無理をしなくても…」

提督「まあ隠してたって訳じゃないから別にいいさ」

日向「万が一だが、今まで既製品を買ってきてそれを出してたということは?」

提督「安心しろ、それはない」

赤城「まあそうですね、提督のあの味を既製品で再現できるとは思いませんし」

加賀「既製品でバケツプリンが売っているとは考えにくいですしね」

夕雲「………」

日向「………」

提督「………」

赤城「…?どうしたのですか皆さん。そんな唖然として」

提督「お前らは…まあいい、もう突っ込むのも疲れた」

日向「何というか…元気出せ、提督」

 ~ ~ ~ 

提督「はい、着いたぞ?っていうか司令室の隣だけどさ」

巻雲「ってここは応接室じゃないですか!!」

提督「正確には元だな、まあプレートはそのままだけど」

加賀「そういえば確かに別の場所も応接室はありましたが…」

提督「ここだと色々と不便でな。思い切って移動させたんだよ」

日向「成程、で、そうなると今ここはどうなっているんだ?」

提督「それは見てもらったほうが早いだろう。さあ、どうぞ」ガチャッ

夕立「う、うわぁぁぁぁぁー!!!」

赤城「な、なんですかここは?」

提督「ここがお菓子作りで使ってる作業場だよ」


夕雲「作業場っていうか、もうこれ完全に厨房じゃないですか」

提督「なんかな、必要なものをそろえていったらこうなったんだよ」

巻雲「それに良く分からないような機材がいっぱい…」

提督「ああ、冷蔵庫とかの他にオーブンとか蒸し器とか色々あるからな。壊さないようにしてくれよ」

赤城「くっ、こんな身近にこんな理想郷があったなんて…不覚!!」

加賀「灯台下暗しとはいったものですね」

提督「お前らは何をいっているんだ」

日向「しかしこれだけのものを一体どうやって調達したんだ?ここまでおおっぴらに改装したとなると相当な予算を使ったと思うんだが」

夕雲「ま、まさか…横領!?」

夕立「えっ!?提督さんって犯罪者さんなの!?」

提督「人を勝手に悪人に仕立て上げるな」


赤城「では一体どうやって?」

提督「そうだな、順番に話していこう」

提督「俺もはじめはここの厨房を借りてお菓子作りをしようと思ったんだが、いってみたら厨房はかなり忙しそうだったんだよ」

提督「流石にその状況を見たら厨房を使わせてくれとはいえなくてな、どうしたもんかと思っていたんだ」

提督「そこで助け舟を出してくれたのが…」

妖精s「「「私たちなのです!!!」」

巻雲「ひゃぁぁぁ!?」

日向「うわっ!!ビックリした」

妖精A「提督さんが悩んでいたので話を聞いてみたら厨房が自由に使えそうにないということ」

妖精B「私たちも日頃提督さんにお世話になっている身…だったらここで一肌脱ぎましょうということでやってやったんですよ」

夕雲「と、ということはまさか…」

提督「ああ、この厨房全部妖精さんの手作りなんだ」


夕立「ええぇぇぇぇぇ!?それってすごすぎるっぽい!?」

提督「おれもかなり驚いたさ。はじめは冗談か何かと思ったんだが…」

妖精C「私たちがそんなことぐらいで時間をかけるとでも?」

提督「…まさか二日足らずで作ってくれるとは思わなかったがな」

夕雲「二日って、冗談ですよね」

提督「冗談じゃなくて大マジだ。だからこそみんなに心置きなくお菓子を作れるようになったんだが…」

日向「ま、まあ艦を作ることに比べたら簡単…なのか?」

巻雲「け、けどそれでも費用は相当かかったんじゃないですか?」

妖精A「いえいえ、費用は使用した資材分ぐらいですよ」

妖精B「まあ私たちもそのほかに少し条件を出させていただきましたが…」


加賀「条件?」

妖精C「条件は一つ。私たちにもお菓子を提供してもらうことです!!」

提督「妖精さんもお菓子が大好きでな。余ったり余分に作った分はみんな妖精さんに渡しているんだよ」

夕立「だから余らなかったぽい?」


提督「そういうことだ。これで二人の疑問は解消できたか」

夕立「疑問は解消できたけどちょっと残念っぽい」

巻雲「あーあ、余ったお菓子を二人で隠れて山分け作戦が…」

夕雲「どうりであんなに必死だったのね」

日向「残念だったな。まあいずれ順番が回ってくる。そのときまでゆっくり待てばいい」

夕立「はぁーい…」


加賀「そうそう、焦りは禁物ですよ…赤城さん、そっちは?」ガサガサ

赤城「こちらも確認できません。となるとあちらでしょうか?」ゴソゴソ

夕雲「………」

日向「………」

妖精s「「「………」」」

提督「…必死で探してるところ悪いが、材料はその日のうちに使い切るからな。余らせてることはないぞ」

一航戦s「「(´・ω・`)   (´・ω・`) 」」

日向「これがうちの空母隊のエースか」

夕雲「この姿からは想像もできませんね」

以上、番外編でした。

実際司令室の隣に厨房なんて勝手に作った日には大問題になる気がしますがどうなんでしょうか?

それでは、この後はいつもの投下に戻ります。


~あんみつ~


提督「…さあ、どうする瑞鳳?選ぶのはおまえ自身だぞ」

瑞鳳「うーん、アイスは好きだけど今回はいいです。そのままで食べます」

提督「あいよー。それじゃあちょっとアイス片付けてくるわ。そのまま食べてていいぞー」

瑞鳳「はーい、じゃあお言葉に甘えまして…」

瑞鳳「うん、やっぱりあんみつって美味しい!!」

瑞鳳「この寒天のプルプル加減、そしてその無味に味をつけるあんこと黒蜜、さらにそこに入って全部を調和していく果物。このバランスが重要なのよね~」

提督「お前はあんみつの評論家か何かか。まあ気に入ってもらえたようなら何よりだが」

瑞鳳「はいっ、とっても気に入りました!!」

提督「けどせっかくのあんみつだからアイスを入れてクリームあんみつにしたほうが良かったんじゃないのか?」

瑞鳳「…正直ものすごく悩みましたけど、やっぱりあんみつはあんみつとして食べたかったので」


提督「やっぱりクリーム入りは邪道ってか?」

瑞鳳「邪道だなんてとんでもない!あんみつの世界にアイスを入れるという発想はとてもすばらしいものだと思います!!」

瑞鳳「いいですか、あんみつというのはそれこそ無限の可能性を秘めているんですよ。抹茶をいれてもいい、トッピングにこだわってもいい、蜜一つをとってもそれこそ多種多様に味が変わるんですよ」

瑞鳳「いい機会です、提督にはあんみつについてしっかり勉強してもらいます!!」

提督『ゲッ!?…本能で分かる。これはヤバイ流れだ』

提督「ず、瑞鳳。ちょっと急ぎの仕事が入っていたのを思い出したわ。ちょっと片付けてくるから食べててくれないか?あ、片付けはやっておくかr」

瑞鳳「それって…私のあんみつ講義より大事なんですか」ゴゴゴゴゴ…

提督「そ、そりゃあ提督の仕事だし…な?」

瑞鳳「…数は少なくても、精鋭だかr」

提督「あーゴメンゴメン、そんな急ぎの仕事じゃなかったわーいや、何を勘違いしてたのかなー」

瑞鳳「そうですか!!それじゃあ今からあんみつについて勉強をしていきましょう!!」

提督「ソウダネー、ワーイヤッター」

提督『…こりゃ三時間はあんみつ議論に付き合わされるな』


~カステラ~


龍驤「なあ提督、これはウチに対してのいやみか何かか?」

提督「いきなり何を言い出すんだ?俺はただカステラを出しただけだぞ」

龍驤「確かにウチはカステラをリクエストした。そして提督は作ってくれた…ここまでは別にええねん」

龍驤「ただな…なんで丸ごとウチの前に出すねん!!」

龍驤「イヤミか、うちに対するイヤミなんか!!流石のウチでもしまいには泣くで!」

提督「いや、食べる量も分からないからここで好きな量を切り分けたほうが龍驤にいいかと思ってこうしたんだが」

龍驤「あ、そんなつもりでいったんじゃ…ちょっとウチも言い過ぎたわ。ゴメン」

提督「別にいいさ。確かに…何がとまではは言わないが龍驤の気に触ったんだしな。こっちこそ配慮が足りなかったよ」

龍驤「いや、うちもちょっと過剰になりすぎてたわ。我ながら情けないわ…」


提督「…まあいつまでもくよくよしててもしかたないし切り分けて食べるとするか」

龍驤「あ、切り分けるのはウチがやるわ。くだらないことでヤイヤイ言ったせめてもの償いってことで」

提督「い、いいって。せっかくのもてなしなんだから俺が」

龍驤「気にせんといてな!これぐらい…うん、下の紙に何か書いてある、何々…」

提督「あっ」


                ~龍驤(仮)~


龍驤「………」

提督「こ、これはだな、その、ちょっとしたジョークというか、親愛の意味もこめてというか、その」

龍驤「ほーう、で、言い残すことはそれだけやな」ゴゴゴゴゴ

提督「いや、ちょっとまtt」

龍驤「問答無用!!」ゴォォォォォォ!!!

提督「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」ドギャーン!!

短いですが今日はここまでです

最後に誰かリクエストはありますか?よろしければ即興でやります

日向、了解しました。『しばしお待ちください


~あんころ餅~


日向「…うん、餅のつき加減もいいしあんの甘さも程よい。緑茶に良く会うな」モグモグ

提督「そりゃどーも、ほら、お茶のお代わりだ」

日向「ありがとう…うん、美味い」ズズズッ

提督「そういえば日向。あんころ餅を選んだのってやっぱり伊勢つながりだからか?」

日向「な訳ないだろう。ただ食べたくなったからリクエストしただけさ」

提督「相変わらずドライだな…けどな、あまり冷たくしすぎると伊勢もさびしがるぞ」

日向「寂しがる、ねぇ…」

提督「こんな事をいうのもどうかと思うが、お前達は最後まで戦い抜いた姉妹艦なんだろ。だったらもう少し伊勢に対して態度をやわらかくしてやってもいいんじゃないか?」

日向「…無理だな」

提督「何でだ?そんなに伊勢が嫌なのか?」

日向「まさか!嫌なわけないさ…ただな」

提督「ただ?」

日向「…冷たくしとかないと、暴走するんだ。伊勢」


提督「…暴走?」

日向「ああ、伊勢にとっても前の大戦のことが傷になってるみたいでどうも私に対して過保護になってるみたいなんだよ」

日向「…いや、四六時中一緒にいたがるのはもはや過保護を超えているか」

提督「そ、そうなのか?」

日向「バレンタイン等何かの記念日にはプレゼントを要求したり、でもって何も用意してないと泣き出したり…」

日向「一度だけだが怖い夢を見たとか言ってわたしの布団に潜り込んできたことがあったな」

提督「えー」

日向「そのときも甘えるなといって布団から追い出したが、たぶん私が態度を軟化させたらもっと悪化するぞ」

日向「全く、それ以外を除けば姉としても同じ航空戦艦としても尊敬できるんだが…」ハァッ

提督「…姉妹艦も、色々と大変なんだな」

日向「…まだ私たちはいいほうかも知れないがな」ハァ

今日はここまでです。

それでは、また

イベント中なのでちょっとした番外編を投下します

※微欝注意!!

推奨BGM  http://www.nicovideo.jp/watch/sm22351223


~番外編1~


~ 鎮守府 提督執務室 ~

提督「………」カリカリ

提督「……………」カリカリカリカリカリ

提督「……………あぁぁーーー!!何やってんだ俺はぁぁぁ!!!」ガッターン!!

鳳翔「て、提督。落ち着いてください。提督が焦ってもどうにもなりませんよ」

提督「し、失礼いたしました。しかし、無力なもんですね。あいつらは未知の海域の制圧にいっているというのに、自分はここにいるしかないとは…」グッ!

鳳翔「まあ、それが私たちの任務ですから。それに提督が前線に出るほうがよほど危険ですよ」

提督「分かっています。分かっていますが…何もできない自分が無力でたまらないんです」

鳳翔「大丈夫です。それにあの子達の強さは提督が一番ご存知じゃないですか。きっと何があってもここに帰ってきますよ」

提督「………」


鳳翔「けど、そこまで心配してくれなんて提督って本当に優しいですね」

提督「…あいつらは俺の自慢の艦隊です。それこそ、俺にはもったいないぐらいの」

提督「だからこそあいつらには何もあって欲しくないんです。上の手前こんなことおおっぴらにいえませんがぶっちゃけ海域攻略なんてどうでもいいです」

提督「ただ俺は、あいつらが無事に帰ってくればそれで…!!」

鳳翔「…大丈夫ですよ。あの子達を信じてあげてください」

提督「鳳翔さん…」

鳳翔「そうだ。気分転換とはいきませんが休憩にしましょうか。今お茶を用意してきますね」

提督「すいません、なんか気を使わせてしまって」

鳳翔「いえいえ、心配してくれるのは嬉しいですが、提督も少し気を休めた方がいいですよ」ガチャッ

提督「………」

提督「気を休める…か」


???「そうそう、提督は気を張りすぎなんだって」ヒョコッ

提督「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!だ、誰だ!?」

シオイ「へへっ、ドッキリ大成功ってやつだね」

提督「ってシオイか、いきなりひょっこり現れるんじゃないってーの!!」

シオイ「だってー一番に提督にあいたかったんだもーん」

提督「おまえなぁ、島風じゃないんだから…ってお前が帰ってきたってことは?」

シオイ「さあ、どういうことでしょうか?」ニヤニヤ

提督「海域を攻略できたんだな!」

シオイ「大当たりーーー!!第一艦隊、無事に敵海域を攻略できました!!」


提督「大戦果じゃないか!よくやり遂げたな。けど未知の海域だったし随分苦労しただろ?」

シオイ「いやー苦労したよ。敵本隊の目前に夜戦海域があってもう砲撃がバンバン飛び交ってておっそろしかったんだから」

提督「そうだったのか…すまない。上からの情報がなくてな。そんな肝心なことをお前達に伝えられないとは…」

シオイ「まっ、緊急指令だったし仕方ないよ」

提督「けどそれでも無事に帰ってきてくれてよかったよ。で、長門たちはまだ帰投途中か。まあ戦艦だしそれなりに損傷があるのか…ならすぐに入渠準備を急がせないと」

シオイ「………」

提督「…ん?どうした、急に黙り込んで」

シオイ「…ごめん、提督。私ね…」






シオイ「提督に、お別れを言いに来たんだ」






提督「…は?何言ってんだ」

シオイ「あのね、夜戦のときに敵の駆逐艦から直撃をもらっちゃって…長門さんたちは帰投したほうがいいって言ってくれたんだけど…」

シオイ「提督の期待に答えたくて、無理に進軍してもらったんだけどね」

シオイ「…最後の最後に、装甲を貫かれちゃって…」

シオイ「笑っちゃうよね、潜水艦が最後も沈むなんてね」

シオイ「ほんと、冗談みたい………」

提督「…おい、何冗談を言って…!!」ハッ!

シオイ「あれっ、早かったな。もう少し持つかなって思ったんだけど」スゥゥッ


シオイ「…馬鹿なことだってのは分かってる、だけど提督にどうしても自分の口から謝りたくて…」

シオイ「驚かせちゃってゴメンね、だけど、そろそろ時間が」

提督「……ねぇ」

シオイ「…提督?」

提督「ふざけた事いってんじゃねぇぞ!シオイ!!」

提督「消えるだぁ?何勝手なこと言ってんだ、どんな形にせよここに戻ってきたんだ。だったら修理でも入渠でも何でもしてこい!」

提督「資材や資源なんて気にすんな!あるだけ使ってもいいからとっとといってこい。そしてここに戻ってきやがれ、いいか、絶対だ」

シオイ「提督…」

提督「馬鹿なこといってんじゃねぇぞ…マジで」

提督「早く、戻ってこいよ…消えるんじゃねぇ…!!」


シオイ「…あはっ、提督の怒鳴った所、はじめて見たかも」

シオイ「けど嬉しいな、そこまで私たちことを思ってくれてるなんて」

シオイ「あーあ、なんで轟沈しちゃったんだろ…わ、私…」ジワッ

シオイ「ほ、本当は…もっと、みんなでいたかったのに…」ポロッ

シオイ「ゴメンなさい…本当に、ゴメンなさい…!!」ポロポロ

提督「…そうだシオイ。おまえのリクエストまだ聞いていなかったな」

シオイ「…!!」

提督「そうだ、今から用意しよう。なーに、どんな無茶でも答えてやるよ。お前が食べたいものなんだって作ってやるぞ?」

提督「そうそう、今鳳翔さんがお茶を入れてくれてるんだ。それを飲んでゆっくり考えるとするか」

提督「だから…消えるな。消えないでくれ…シオイ…!!」


シオイ「…ありがとう提督。本当に嬉しいよ…」

シオイ「けど、ゴメンね。こんな形で別れる事になっちゃって」

提督「待て!頼むから待って」

シオイ「…みんなに、お別れがいえなかったけど…とっても楽しかったよ」

シオイ「また、出会えるかもしれないから…その時まで」スゥゥゥゥッ

シオイ「……バイバイ」シュン!

提督「待て!シオイ、待ってくれ」

提督「シオイぃぃぃぃぃ!!!!!」
 

 
 ~ ~ ~ 

提督「さあおかわりだシオイ。どんどん食べてくれよな」

シオイ「提督~ご馳走は嬉しいんだけどこんなに食べられないって」

提督「なに時間はたっぷりとあるんだ。ゆっくり堪能すればいいさ」

シオイ「うぅ、たくさん食べれるのは嬉しいけど、これじゃあ食べ過ぎで沈んじゃうy」

提督「沈むなんていうなぁぁぁぁぁ!!」

シオイ「ひゃぁぁぁぁ!?」

提督「す、すまない。ただまあ食事中にそんな暗い話題を出すことはないと思ったらつい口がでたんだ」

シオイ「もぉーすッごくビックリしたよ」

提督「悪い悪い…ハハハ」


イク「むぅー、なんでシオイだけあんな特別待遇なの!」

ゴーヤ「差別でち!潜水艦差別でち!!」

ハチ「いや、あれは特別待遇というよりは何か後ろめたいことがあるように感じるんですが」

まるゆ「提督さんが何かしたんでしょうか?」

イムヤ「あー、何でも夢の中で何度もシオイを轟沈させる夢を見たんだって」

まるゆ「ご、轟沈!?」ビクッ

イムヤ「まああくまで夢の中でって話だけど…どんだけひどい夢を見ればあんな待遇になるのかしら?」

ハチ「さあ…どうなんでしょうね?」

イク「潜水艦差別ハンターイ!」

ゴーヤ「ハンターイ!ハンターイ!でち!!」



シオイ「うぅ、嬉しいけど辛いよぉ」モグモグ

提督「ゴメン、本当にゴメンな…シオイ」


以上、E-2をダメコン装備したシオイで切り抜けた1の心情をそのまま書きました
…うん、ダメコンがあると分かっていてもあれは心臓に悪い…いやマジで
皆さんはくれぐれもダメコンを使用する際には色々と注意してください

ちなみにこれを書いている時点でE-3まではクリアできました
がんばってE-4までの攻略を目指そうと思います

…Eー5は空母が育ってないので諦めました。(レベル30代じゃどうしようもないので…)

それでは、また


~番外編2 ~


~ 北大西洋海域 ピーコック島 ~


離島棲鬼「………」

戦艦棲姫「ドウシタ、ナニカカンガエゴトカ?」

離島棲鬼「イエ、ココマデノケイカイガヒツヨウダッタカ…トオモッタダケデス」

戦艦棲姫「ホォ…?」

離島棲鬼「タシカニココハワタシタチニトッテモジュウヨウナキョテンデス、シカシ、イササカセンリョクヲハイチシスギナノデハ?」

戦艦棲姫「ココヲハッケンサレタイジョウソナエハヒツヨウダ…チガウカ?」

離島棲鬼「ソレハワカリマス。シカシ、サイシンエイノリ級ヤル級、サラニ港湾棲姫マデハイチスルホドデショウカ?」

離島棲鬼「サラニココマデノアイダニソ級、装甲空母姫マデハイチとは…」


戦艦棲姫「離島棲鬼、ヤツラヲナメルナ」

離島棲鬼「!!」

戦艦棲姫「ワタシハマエノタタカイデヤツラトヤリアッタガ、アイツラハツヨイ」

戦艦棲姫「アイツラヲナメテカカッタワケデハナイガ、ソレデモケッカテキニハヤツラニマケテシマッタ…」

戦艦棲姫「センリョクガカジョウトイウテンハヒテイシナイ、シカシ、マンガイチトイウコトモアル」

戦艦棲姫「マア、コチラトテソウヤスヤストタオサレルツモリハナイガナ」

離島棲鬼「…コノタタカイ、ドウナルトオモイマスカ?」

戦艦棲姫「ワカラナイ、タダマアヒトツイエルコトハ…」

戦艦棲姫「…ワタシタチノホンキヲ、ヤツラ二ゼンリョクデオモイシラセルダケダ」


戦艦棲姫「マアアレダケゲンジュウナケイカイモウヲコウチクシタンダ、ヤツラガココマデコレルカドウカスラワカラン」

戦艦棲姫「ソレデモココマデコレタトシタラ、ソノトキハオモイキリクルシマセテヤルサ…ナァ?」

浮翌遊要塞「」コクッ

浮翌遊要塞「」ニヤァ

離島棲鬼「…ソウデスネ、ワタシトシタコトガカンガエスギテイマシタ」

戦艦棲姫「ナニ、オマエノキモチモワカル。マア、ゼンリョクデオモテナシスレバイイ…ゼンリョクデナ」

離島棲鬼「ハッ」

ル級「た、大変、大変です!!姫様方ー!!」

戦艦棲姫「ナンダソウゾウシイ、スコシハオチツケ」


ル級「し、失礼しました。しかし事が事なのでいち早く姫様たちにお伝えしたくて」

離島棲鬼「キンキュウダト…」

戦艦棲姫「…ナルホド、ヤツラガセメテキタカ」

離島棲鬼「!!」

戦艦棲姫「オドロクコトハナイ、コレモソウテイシテイタコトダ」

戦艦棲姫「ワレラガドウヨウシテハ、ダレガミナヲシキスルトイウノダ?」

ル級「いえ、それよりもっと悪いといいますか、何というか、その…」

離島棲鬼「…?ズイブンハギレガワルイナ」


戦艦棲姫「ナニ、オオカタカイイキノヒトツセイアツサレカカッテイルノダロウ、スグニエングンヲオクレバ」

ル級「……あの、とりあえず報告させていただきます」

ル級「本日未明、サメワニ沖、ズンダ海峡、ポートワイン沖及び中部太平洋海域で艦娘と交戦」

離島棲鬼「…ン?」

ル級「同日、全海域、完全に制圧されました…!!」

戦艦棲姫「……はい?」

離島棲鬼「全海域…制圧?」

ル級「はい、どうやらそうみたいです」


戦艦棲姫「ちょっ、何でそんな簡単に制圧されてるのよ!!まさかこっちの戦力が配置されてなかったとか?」

ル級「いえ、そのような報告はないです」

離島棲鬼「…考えたくないけど、こちらから誰か寝返ったとか?」

ル級「たぶんそれもありません。一応交戦記録はありますので」

戦艦棲姫「交戦記録があるの!?ちょっとそれ見せてもらえる」

ル級「どうぞ、むしろ見てくださいな」

離島棲鬼「まああまりに不自然ですもんね、しかしいくらなんでも全海域を即日で制圧するなんて…」

ル級「……こういうのもなんですが、それを見ると納得できますよ」

戦艦棲姫「どんだけすさまじい戦闘だったのよ…」ピラッ


~ サメワニ沖 ~

リ級「フフフ、更に強化された私の力をm」

日向「強化か、素敵な言葉だな」

伊勢「そうそう、特に連撃とかっていいよねー」

熊野「まあ強化されたのはあなた達だけではなくて…」

鈴谷「私たちも強化されたってのを忘れないでほしいよねー」

飛龍「ああ、制空権ならご心配なく」

蒼龍「ちゃーんと私たちが確保してるからね」

リ級「……あのー、ギブアップは?」

日向「そんなものはない」

リ級「デスヨネー」


~ ズンダ海峡 ~

扶桑「ああ、前の夜戦での傷が思ったより深いわね…」

利根「むぅ、我輩としたことが失敗したぞ」

翔鶴「けど良かった、瑞鶴が無事ならそれで…」

瑞鶴「なに馬鹿なこといってるのよ!!」

山城「お姉さま!しっかりしてください!!」

筑摩「そうです!!姉さんらしくないじゃないですか」

ル級「いやいや、あんた達小破しかしてないじゃなん!なにそんな大げさに言ってるn」

山城「黙りなさい、姉さまに傷を着けたのがどれだけ重罪かわからないのですか?」

筑摩「これはお仕置きが必要ですね…物理的に」

ル級「えっ、なにこのとばっちり」

瑞鶴「とにかく早く入渠させなきゃいけないから…手早くお願いするわね」ジャキッ

ル級「笑顔は本来戦闘に用いられr」ドカーン!


~ポートワイン沖~

港湾棲姫「え、えっと…」

龍驤「ドーモ、港湾棲姫サン、リュウージョーデス」

大鳳「サッソクデスガソノケンカ、カワセテイタダキマス」

龍驤「巨乳シズムベシ、慈悲ハナイ」

大鳳「ハイクヲヨメ、カイシャクシテアゲマス」

港湾棲姫「こ、この人たち怖いよー」

金剛「オーウ、向こうがものすごく怯えてイマース」

比叡「あっちも運がなかったねー、…主に胸的な意味で」

霧島「さあ、冗談はこれぐらいにしてさっさと片付けちゃいましょう」

榛名「そうですね、時間はもったいないですし」

港湾棲姫「だ、だれか助けてーーー!!!」


~中部太平洋海域~

球磨「クマー!!」

卯月「ぷっぷくぷぅ~!!」

夕立「ぽいぽい!!」

子日「ネノヒダヨ!!」

吹雪「私もg」

ビスマルク「Feuer!!!」

ソ級「」

ソ級「あ、ありのままにいま起こったことを話すわ」

ソ級「よく分からないことを話す奴らが攻めてきたと思ったら、気づいたら全滅させられていた」

ソ級「な、なにをいってるかわからないと思うけど私もよく分からないわ」

ソ級「ただひとつ言えることは…」

ソ級「…なんなんだ、あいつら」


~ ~ ~

戦艦棲姫「…なにこれ」

ル級「いや、本当になんなんでしょうね」

離島棲鬼「って話が違うじゃないですか!!やつらどんだけ強いんですか」

戦艦棲姫「いや、私が戦ったときはここまでじゃなかったはずなんだけど…」

離島棲鬼「そ、そうだ!いまからでも増援を送れば例え制圧されててもまだ巻き返せるんじゃ…」

ル級「それについても報告がひとつ」

ル級「全海域、艦娘たちによる制圧後他の駆逐ならびに軽巡、雷巡、重巡が海域全体を完全に制圧」

ル級「おかげで補給線もズタズタにされまして、援軍を送り込むことはもはや不可能とのことです」

戦艦棲姫「………あれ、これ詰んでる?」

ル級「まあ詰んですますね」


離島棲鬼「詰んでる、じゃないですよ!!なんか名案はないんですか!?」

戦艦棲姫「いや、もう少し時間があれば何とかなったかもしれないけどここまで展開が速いとねー」

離島棲鬼「っていうか向こうも向こうですよ!どんだけ高火力になってるんですか!!」

戦艦棲姫「知らんがな、むしろ私が聞きたいわ」

ル級「そこまでして何か駆り立てるものでもあったんですかね?」

離島棲鬼「け、けどまだここまでは来てないみたいだし、今から陣形を整えれば何とか…」

ル級「そうそう、もうひとつ報告することがったんですが…」ドガーン!!

ル級「……主力艦隊が、現在進行形で来ています」

離島棲鬼「」

戦艦棲姫「」

浮翌遊要塞「」\(^o^)/オワタ

浮翌遊要塞「」/(^o^)\ナンテコッタイ

今日はここまでです

あー、E-2で三隈がでない…資源的に辛いです
それではまた


~ 数時間前 鎮守府大食堂 ~

艦娘s「「「「「えええぇぇぇ~!!!」」」」」

提督「すまない…本当にすまない」

イク「ちょっと提督、一周年記念パーティが中止ってどういうことなの!?」

五月雨「もうみんなで協力して準備も万端だったんですよ」

夕張「今日だけは演習も遠征しないでみんなでおもいっきり楽しもうって言ったのは提督ですよね?」

神通「流石に今回ばかりは納得できないです」

秋雲「そーだそーだ!!」

提督「お前達が言いたいこともわかる。ただな…今回ばかりはパーティとか言ってられなくなったんだよ」


長門「大げさだな。まさか深海棲艦たちが攻めてきたのではないのだろ?」

提督「……ついさっき、上から命令が届いた」

提督『南西海域、及び中部、北大西洋に深海棲艦の拠点を発見。規模が拡大しないうちに直ちに出撃し、殲滅せよ』

提督「…まあ早い話が緊急の出撃翌要請だな」

金剛「シット!何で向こうは空気を読まないんデスか!!」

榛名「いえ、流石にそれを提督に言うのは酷かと…」

伊勢「にしてもタイミング最悪じゃん。案外向こうも狙ってたんじゃないの?」

日向「ない…とは言い切れないか」


飛龍「けどさー別に一日ぐらい遅れてもいいんじゃないの?」

瑞鳳「いくら深海棲艦と言っても、一日でそこまで規模が大きくなるとは思わないけど」

提督「…さっきも言ったがこれは上からの命令だ」

提督「しかもこれはここに直接届けられた。これがどういうことかわかるだろ?」

飛鷹「…拒否権はないってこと?」

瑞鶴「しかも何かあるようならそれなりの処罰があると…全く嫌なもんね」

提督「本当だったら俺と鳳翔さんもみんなのために料理を準備するつもりだったんだが、こうなった以上それもできない」

赤城「」ガクッ

加賀「」バターン!

翔鶴「二人とも、しっかりしてください!!」

霧島「この二人の反応はもはや恒例行事みたいなものですね」


提督「そんなわけで俺はすぐに指揮をとる準備をする。各艦隊は早急に戦闘準備に入ってくれ」

北上「いやいや、そう急に戦闘準備に入ってくれって言われてもね~」

鈴谷「まったくやる気が湧かないんですけどー」

摩耶「ま、まあ戦闘って言うなら仕方ねーよな、うん、そうだ…」シュン

鳥海「言動と態度が全くかみ合ってませんよ、姉さん」

那智「むぅ、提督の手料理というのを期待していたんだが…」

妙高「仕方ないですね。事故だと思って今回は諦めましょう」

足柄「いい事思いついたわ、今から上に圧力かけにいかない?物理的に」

加古「あ、いいね。やっちゃう?」

青葉「やります?やっちゃいます!?」

羽黒「や、止めてください!!」

衣笠「あんたたちも悪乗りしないの」


隼鷹「ちっくしょー、せっかく酒が無礼講で飲めると思ったのによ~」

千歳「ああ、お酒たちが飛んでいく…」

千代田「…この二人にとってはこれでよかったのかも」

最上「それにしても、ここどうしようか?」

名取「片付ける…にはもったいないですよね」

三隈「装飾とかもそろえて本格的に作りましたからね」

龍田「そうね。特に天龍ちゃんもものすごく張り切ってたわね~」

天龍「お、俺を比較に出すなって!!」

暁「それをいきなり中止だなんて、流石に提督でも許せないわ」

響「まあまあ、提督も好きで中止したわけじゃないんだから」

初春「にしても難儀じゃな、さて、どうしたものか…」


不知火「…提督、一つ質問が」

提督「何だ?不知火」

不知火「まず一つ。今回の作戦では攻略に必要な資源の提供はされるのですか?」

提督「ああ、緊急の作戦ということで予算はしっかり割いてもらったぞ」

不知火「…ではもう一つ」

不知火「先ほど提督は『出撃、殲滅せよ』といいましたが、今回は上からは調査等の指令は出ていないのですか?」

提督「あ、ああ…、今回は特に何も出てないな」

不知火「ありがとうございます。さて、今提督の言ったことをまとめますと…」

不知火『手段は問わず、敵拠点の殲滅さえできれば、今回の任務は終了』

不知火「…ということでよろしいのですね?」

艦娘s「」ガタッ!


提督「ま、まあそうなるかもしれないが、流石にそれはm」

大和「何だ。そういうことならはじめに言ってくださればよろしかったのに…」

武蔵「仕方ない、パーティは夕方からだな」

大鳳「…やりますか?」

赤城「もちろん」

加賀「全力でやらせていただきます」

扶桑「…山城、艦隊の援護準備は」

山城「問題ないですが、別に完全に倒してしまってもいいのでは?」

比叡「ちょっと、私たちの分もとっといて欲しいんだけど」

龍驤「まあ資源が問題なのなら…こっちのやりたい放題やな」ニヤッ

祥鳳「弾薬の制限のない支援艦隊のの恐ろしさ、思い知らせましょう」


利根「筑摩、我らも出るぞ」

筑摩「はい、重巡の底力見せつけてやりましょうカ」

愛宕「私たちも忘れないでね―」

高翌雄「…ついにあのビームの封印を解く時が…!!」

古鷹「それは止めてください」

長良「じゃあ私が」

五十鈴「止めなさいっての」

由良「さて、私たちは後片付けね」

鬼怒「っていっても海域攻略後のだけどねー」

阿武隈「潜水艦とかは、私たちじゃないと処理できないし」

那珂「そういう仕事なら那珂ちゃんにお任せ!!」

川内「夜戦なら私が!!」

神通「え、わ、私は…」

木曾「無理に乗らなくていいからな、頼むから神通はそのままでいてくれ…」

神通「は、はいっ」

多摩「いいハナシだニャー」

大井「うんうん、木曾も立派に成長したのね」

矢矧「…原因のいくつかはお前達だと思うぞ」


睦月「睦月型、問題なし!」

吹雪「吹雪型、問題ないです」

綾波「綾波型、問題ありません」

暁「暁型、大丈夫よ」

初春「初春型もじゃ」

白露「白露型、問題ない…というよりすぐにでも出撃したいのが約一名」

夕立「ガルルルルル!!!」

陽炎「陽炎型、同じく」

島風「夕雲型と島風、問題ありません!!」

長波「なーんで島風が仕切ってんだ?」

夕雲「しっ!!」


シオイ「魚雷はつめるだけ積む?」

イムヤ「そうね、少しでも殲滅できるようにしないと…」

ゴーヤ「クルージングで鍛えた射撃を見せるときなの」

イク「震えて眠れ、なのねぇ…」

ハチ「イク、キャラが壊れてるよ」

Z1「で、僕らはどうする??」

ビスマルク「おい、私たちはすでにここの一員だ。だったらすることは一つだろ」

Z3「…そうだね」

ビスマルク「国籍など関係あるか、殲滅あるのみだ」

提督「え、えーっとみんな、なんでそんな殺気を出してるんだ~?」

艦娘s「「「!!!」」」ギロッ

提督「」

大和「あ、失礼しました。それでは今から海域の制圧に行ってまいりますので提督はパーティの準備をお願いします」

提督「い、いやだから海域の攻略が優先だから今回は」

大和「お 願 い し ま す ね ?」ゴゴゴゴゴ…

提督「は…ハイ」

 ~ ~ ~

戦艦棲姫「ってもうここまで来てるってどういうことなのよ!?道中には装甲空母姫も他の戦艦棲姫もいたわよね!なんでそんなホイホイ突破されてるのよ!!」

ル級「えーと、お二方から伝言をいただいてますので伝えさせていただきますね」

離島棲鬼「いやな予感しかしないんだけど…」


○あっちのほうが私たちよりも深海棲艦っぽかった、正直無理です   装甲空母姫

○秋のときよりもっと禍々しくなっていた…なにあれ  戦艦棲姫


ル級「…とのことです」

浮翌遊要塞「」( ゜Д゜)ポカーン


離島棲鬼「ちょ、ど、どうするのよ!?まだ来るのは先だと思ってたからそんな戦闘準備できてないんだけど」

戦艦棲姫「だ、大丈夫よ。今ソ級が食い止めてくれてると思うからその間に何か…そうだ。レ級ちゃんを呼べばいいのよ!」

ル級「レ級ちゃんですか?」

戦艦棲姫「そうよ!彼女がいれば間違いなく足止め…いや、向こうの障害になってくれるわ!!急いで伝令を」

ル級「…えーっと、レ級ちゃんなんですが…」

戦艦棲姫「えっ?」

ル級「強さ的にみんなから浮いてることを気にしてどこかの海域の巡回にいったまま帰ってきていませんが」

戦艦棲姫「」

離島棲鬼「駄目じゃん」

ル級「更に報告が一つ」ドガーン!

ル級「…ソ級、破られたみたいですね」


離島棲鬼「…っ!!いいわ、ここまできたらもうやってやるわよ」

戦艦棲姫「ええ、こうなったら長門でも大和でもどんな相手でも沈めてやるわ」

離島棲鬼「さあ、かかってきなさい!!」

ル級「…!!敵艦隊、対敵します!!」


離島棲鬼「ココマデ……クルトワ…ネ…………イイ…デショウ……」キリッ

戦艦棲姫「ナンドデモ…シズメテ…アゲル」キリリッ



大和「沈める…とは、面白いことを言いますね」ゴゴゴゴゴ

武蔵「まあいい、そっちがその気ならこちらも全力を出せるというものだ」ゴゴゴゴゴ

長門「駆逐たちを悲しませるとは…許せん!!」ゴゴゴゴゴ

陸奥「…さあ、危険な火遊びの始まりよ!」ゴゴゴゴゴ

赤城「ああ、それ以上何も言わないでください。おなかが減るだけですから」ゴゴゴゴゴ

加賀「できることならとっとと沈んでください、あなた達が…ね」ゴゴゴゴゴ


離島棲鬼「」

戦艦棲姫「」

ル級「あー、あかんわこれは」


戦艦棲姫「だ、大丈夫!まずは陣形を整えて」

隼鷹「ヒャッハー!!支援艦隊のおとおりだぁぁぁ!!!」ブロロロロロ!!

飛鷹「ちょっと、ちゃんと狙いなさいね」バババババ!!!

伊勢「命令!目に付いたものはとりあえず撃て!以上」ドゴォ

Z1「了解、直撃させます」ドガーン!

Z3「ドイツの底力、見せつけてやります」ドカァッ!!

日向「全く、どんな命令だよ…まあ了解」バコォォン!!

離島棲鬼「きゃぁぁぁぁ」

戦艦棲姫「くっ、他のみんなは大丈夫?」

ル級A「え、ええ…私たちは大丈夫ですが…その、そっちの浮翌遊要塞が…」ショウハ

戦艦棲姫「えっ?」クルッ

浮翌遊要塞「」\(^o^)/オワタ

浮翌遊要塞「」\(^o^)/オワタ

ル級B「だめみたいですね」


離島棲鬼「い、いやぁぁぁぁぁ!!」コンラン!

戦艦棲姫「お、落ち着いて。支援攻撃は今のが最後、ここは落ち着いて制空権を確保するのよ」

離島棲鬼「り、了解」ブロロロロ!!

戦艦棲姫「艦載機数ではこちらが有利、制空権を渡さなければこちらにも勝機が」

赤城「甘いっ!!」シュイン!

加賀「私たちの優秀さを見せてやりなさい」シュババババ!!!

バババババババキューン!!!

制空権確保!!

戦艦棲姫「ちょっ、おかしいでしょ!なんで空母二隻で制空権が確保できるのよ!」

赤城「気合です」

加賀「気合ですね」

ル級「気合の力ってすげー」


離島棲鬼「なにを感心してるの!!このままじゃまずいって言うのに」

武蔵「なに、問題ないだろ。この後の砲撃を全部避けきればいいんだ」ジャキッ

大和「もっとも、逃がすつもりはないですけどね」ガチャッ

長門「時間が惜しい…全力でいくぞ」ガチャガチャ

陸奥「恨むのならこの日に襲撃したことを恨んでね」ガシャン!!

赤城「ご安心を、私たちは戦闘に参加しませんので」

加賀「あくまで私たちは露払い、後は戦艦方にお任せいたします」

大和「ええ、任されました」

戦艦棲姫「」ドウスル?

離島棲鬼「」アキラメマショウ

ル級「」コンナヤクバッカ!!


 ~ ~ ~

大和「…というわけで、全海域制圧完了しました」

武蔵「さぁ、これで思う存分パーティが開けるというものだな」

赤城「戦闘でおなかがすいてますので料理をどんどん出してくださいね」

加賀「ご安心を、料理を残すということは間違ってもしませんので」

陸奥「全く、今度は空気を読んでほしいわね」

長門「うむ、全くだな」

提督「………」

提督「ま、まあ結果的には良かったんだけどさぁ」

提督「こんなむちゃくちゃな戦果、上にどうやって報告すればいいんだよ…」

今日はここまでです

イベント終了後投下したところで流れ的にもう遅いんですけどね
ちなみに自分はE-4までクリアできました

E-5?三隈?初風?知らない子ですね
…っていうかドロップしねぇぇぇぇぇ!!!

次のイベントに期待します。それではまた


~キャロットケーキ~


卯月「~♪しれいかぁーん、まぁだですかぁ~?」

提督「はいはい、今盛り付けるからもう少し待ってろよ」

卯月「はぁ~い!!」

提督「あいよ、人参たっぷりのキャロットケーキだ」

卯月「わーい!いっただきまーす!!」パクッ

提督「しっかし卯月も変わってるな、色々と選べる中で人参をつかったお菓子を選ぶなんて」

卯月「何をいってるのしれいかん!!人参は甘くてやわらかくてとっても美味しいんだぴょん!!」

提督「…それ、今度食事中に大声で言ってくれないか?駆逐艦組みが税揃いしたときにでも」

卯月「???」


提督「まあなんにせよ好き嫌いがないことはいいことだ。うん」

卯月「えっへん!!しれいかん、ありがとぴょん!!」

提督「というか卯月って人参関連なら何でも好きなのか?キャロットゼリーとかムースとか」

卯月「もっちろん!!何でもだいすきなんだぴょーん」

卯月「けど一番大好きなのは…」

提督「大好きなのは?」

卯月「生をボリボリやるのがいいんだぴょーん!!!」

提督「………」

提督「…まあ、尼突っ込まないが…ほどほどにしとけよ」

卯月「?????」


~ショートブレット~


雪風「~♪」サクサクサク

提督「………」ジーッ

雪風「~~~♪♪♪」サクサクサクサクサクサクッ!!

提督「………」ジーッ

雪風「~♪」サクサクッ

提督「はい、次の」ヒョイッ

雪風「…しれぇ、なーんで雪風をずーっと見てるんですか?」

提督「い、いや、そんなずーっとなんて見てないぞ、うん」

雪風「嘘をつかないでください!いくら雪風でも気づきます!!」


提督「あ、あのな、雪風が食べてるのを見るとなんていうか…こう癒されるんだよ」

雪風「癒し、ですか?」

提督「そうそう、こうなんといっていいか…雪風が美味しそうに食べてくるからこっちとしても嬉しくなってついつい見ちゃうんだよ」

雪風「えへへっ!そんなに美味しそうに食べてましたか?」

提督「ああ!!こっちまで元気が出てくるようだよ、だから俺のことは気にしないでどんどん食べてくれ!」

雪風「はいっ、ありがとうございます!!」

提督「………」

提督『…昔買ってたハムスターが同じような食べ方してたってのは、流石に言えないよな』


~芋ようかん~


まるゆ「て、提督、本当にやっていいんですか?」

提督「別にかまわないが…切り分けたほうが食べやすくないか?」

まるゆ「い、いえっ、贅沢、罰当たり、色々と思うところはありますが…どうしてもやってみたいんです」

提督「…ほらお茶、苦しくなったら飲むといい」ゴトッ

まるゆ「ありがとうございます!それではまるゆ…いきます!!」バクッ

提督「…芋ようかん丸かじりか、昔なにかの特撮で見たことがあったな」

まるゆ「~~~!!!」バタバタッ

提督「って言わんこっちゃない!ほらおちゃ、お茶で流し込めって」

まるゆ「~!!!」ゴクゴクッ

まるゆ「…ふぅ、あやうく轟沈するところでした」

提督「頼むからゆっくり食ってくれ、陸で、しかもい芋ようかんで轟沈したなんて冗談にもしないぞ」

まるゆ「す、すみません」


まるゆ「けどなんというか…まるゆは今とっても幸せです」

提督「また随分大げさだな」

まるゆ「確かに大げさですけど、こうして甘いものをゆっくり味わえるのって本当に幸せだと思いますよ」

まるゆ「まだまだ深海棲艦の脅威はありますけど、こういう時間があるなんて前の戦争のときじゃ考えられませんでしたから…」

提督「あっ…」

まるゆ「…だから、今、まるゆはとっても幸せなんです!」

提督「…悪かった、茶化すつもりはなかったんだが」

まるゆ「大丈夫です!!自分でも大げさだなーって思いましたし」

まるゆ「…けど、こんな時間がもっともーっと続くようにになればいいですね」

提督「………」

提督「…できる、いや、絶対にしてみせるさ」



~チョコクレープ~


陽炎「はぁっ…」

提督「どうした、えらく疲れてれるみたいだけど。はいクレープ」

陽炎「さんきゅー、いや、ちょっと色々と溜まっちゃってね」

提督「何だ?指揮に問題があるようなら話してくれれば相談に乗るぞ」

陽炎「あ、大丈夫。そういうのじゃないから」パクッ

提督「となると一体どうしたんだ?」ドウダ、アジノホウハ?

陽炎「ちょっとね…みんなから相談されることが多くて疲れちゃって」ア、アマクテイイカンジダヨ

提督「相談?」ソイツハドーモ

陽炎「うん、ほら私たち陽炎型ってだいぶ人数が増えたじゃない」

提督「今回の作戦でも天津風と浜風が入ったしな」

陽炎「…で、なぜか何かあると私に相談してくるのよ。一番艦だからかもしれないけど」


提督「まあ言い方を変えれば陽炎が一番のお姉さんがだからな。というよりそんなに困るような相談事なのか?」

陽炎「…じゃあ提督はこれをどうにかきる?」バサッ

提督「ん?何々…」


○早く改二になって時雨ちゃんとユニットを組みたいから設計図をください!!
○頼むから部屋を変えるか増やして、というより私に睡眠時間をください…
○ここに着てから毎日毎日付き合いで走り回って足がパンパンです。何とかしてください
○時々軽空母の人たちから鋭い眼光を感じるんですがどうにかできないでしょうか?
○野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん野分ちゃん


提督「    」

陽炎「…無理でしょ」

提督「…上層部に期待するしかないな」

陽炎「だよねー!!」

提督「まあしかたないなー」

二人「「………はぁっ」」

今日はここまでです

私事で更新が放置気味になってすいませんでした
またしばらく更新できたりできなかったりが続くかもしれませんがご了承いただけると幸いです
それでは、また


~お汁粉~


まるゆ「…ふぅ、出撃帰りのお汁粉はあったまりますね」

提督「季節的には真逆だけどな」

まるゆ「海の中はまだまだ冷たいですから」

提督「そんなもんなのか?」

まるゆ「そうですよ!今日行ったキス島周辺は特に」

提督「…悪い、ちょっと鋼材が不足していてな」

まるゆ「それにしてもこのお汁粉、ちょっと甘すぎませんか?」

提督「あっ、甘すぎたか?疲れて帰ってくると思って甘めに作ってみたんだが」


まるゆ「いえ、別に甘さについては別にいいんです。まるゆも甘いのは大好きですので」

まるゆ「けど、やはり昔に比べると今は恵まれていますね」

提督「…俺は昔のことはそんなに知らないんだが、確かに今のほうが物資の面では恵まれているな」

まるゆ「昔はそれこそ骨身を削るような戦いでしたから…こんな甘いのもなんてそれこそ贅沢の極みみたいなものでしたし」

提督「…今も決して恵まれてるわけじゃないが、みんな一生懸命頑張っているんだ。こちらとしてはできることは限られてるがそれには答えないとな」

まるゆ「提督…ありがとうございます」

提督「というわけでそれを食べたらまたキス島に」

まるゆ「だからってすぐに現実を突きつけるのはやめてください!」


~ラスク~


提督「ほいっ、どうぞ。弥生」

弥生「ありがとう…提督」パクッ

提督「………」サクサクサクサク

弥生「………」サクサクサクサク

提督「お、お茶のおかわりはどうだ?」

弥生「お願い」コポコポ

提督「………」ゴクゴク

弥生「………」ゴクゴク

提督「な、なあ。何か感想はないか?」

弥生「とても美味しいです。お茶のほうもとても」


提督「いやぁ。まあ弥生が気に入ってくれたんならいいけどさ。なんかこう…リアクションがあってほしいんだが」

弥生「…すいません。そういうのはちょっと苦手なもので」

提督「まあ無理にとはいわないけどさ。少しは卯月みたいに分かりやすいリアクションがあったほうがいいと思うz」

弥生「うーん、弥生、美味しいラスクがたくさんでとっても幸せ~」

弥生「提督には教えちゃうけどね、弥生、甘いものが大好物なんだ~っぴょん!?」

提督「どぅえrふぇいおせhj!!」

弥生「………///」

提督「や、弥生。今のは…」

弥生「忘れてください」

提督「えっ」

弥生「勢いで何とかなると思ったんですが駄目でした。お願いですから忘れてください///」

提督「お、おう…」


~ハニートースト~


鈴谷「提督ー、注文のものはできたー?」

提督「…ああ、何とか用意できたよ」

提督「ほらっ、鈴谷の注文のハニートーストと…」スゥッ

提督「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノだっ…!!」

鈴谷「おおっ、提督すごいじゃん!あんな長いのを一息でいえるなんてなかなかだよ」

提督「分かってるんだったらこんなん注文すんな!!」

鈴谷「うーん、けどやっぱ注文内容がが長いと味も微妙だなー」

提督「お前は作ってもらっといてそれか!」


鈴谷「冗談だって。とっても美味しいよ!けど一回は頼んでみたかったんだよねーこういう長い注文を」

提督「だったらここじゃなくて店で頼めばいいだろうが」

鈴谷「わかんないかなー提督」

鈴谷「たとえばだけどお店に行って今のを注文するとするじゃん。でさ、店員さんが反応してくれればいいけどもし(はぁ?)みたいな顔されたらどうよ」

鈴谷「間違いなく周りの人からもものすごい痛い娘に見られるじゃん。流石にそれは鈴谷的にどうかって思ってねー」

提督「…確かに想像しただけでもいたたまれなくなるな」

鈴谷「まあそれ以前にこんな長いのを一息で言える自信がないからねー。いや、ほんとすごいよ提督」

提督「…悪い、ものすごく嬉しくないわ」


~ドラ焼き~


長波「でさ、あの時の田中少将がさー」パクパク

提督「うんうん」

長波「…っとまあね、一時はどうなるかと思ったんだけどその時の指揮をした田中少将がね」モグモグ

提督「うん」

長波「いやぁ、やっぱ彼は本物でしょ。戦上手n」モグッ

提督「…長波、無礼を承知で言わせてもらう」

長波「ん、どうしたの提督?」

提督「食べるか田中少将の話しをするかどっちかにしなさい!!」

長波「ちょ、そんなに怒ることはないでしょ~ちょっと酷いよ提督」

提督「まあ急に怒鳴ったのは謝る。ただどんだけ長波は田中少将が大好きなんだ。さっきから食べながらずーっとその話しだし」

長波「えっ、提督。ひょっとして…ヤキモチ?」

提督「違うわい!!」


長波「冗談冗談、けどね、どうしてもこれを食べながらだと思い出しちゃってね」

長波「田中少将も甘いものが好物でね。特にドラ焼きが…」

提督「あっ」

長波「…また彼にも食べてもらいたいと思ったらつい、ね…」

提督「…悪い、ちょっと無粋だった」

長波「いいって、確かに私もはしゃぎ過ぎてたしね」

提督「…いや、考えてみれば長波からしてみたらパートナーみたいな存在の人だったからな」

提督「…すごい人だったんだよな」

長波「いやいや、すごいなんてもんじゃないよ!!」ガタッ

提督「あっ」

長波「いい、もう一度話すことになるけど本当に田中少将はね…」

提督『…薮蛇だったな』

短いですが今日はここまでです

ちなみに本文の田中少将の甘い物好きは完全な捏造になります
まあ甘いもの嫌いな人はあんまいない…と思いまして

何というか…色々と申し訳ございません

それでは、また


~カロリーメイト~


提督「なぁ、不知火」

不知火「なんでしょうか提督」サクサク

提督「いや、作っておいてなんなんだけどさぁ…そんなんでいいのか?」

不知火「ええ、大変結構です。それにしてもこんなものまで手作りするとは…」サクサクサクサク

提督「市販品をそのまま買ってくるのも味気ないからな。それに作り方はクッキーとだいぶ似てるし」

不知火「しかし大豆プロテインの代用品としておからを使うというのはどうなんですか?」

提督「大豆には変わりないから別にいいだろ?軽く別物になった気もしないこともないが」

不知火「そして代用品でもこの美味しさとは…恐るべし」

提督「大げさだなー」


不知火「しかし、作っていただいてもらってなんですが不知火は大変怒っております」

提督「ん、ちゃんと味とかも再現してみたんだが」

不知火「違います。不満があるのは種類の方です」

提督「ん?種類というと…チーズ味とチョコ味がか?」

不知火「何故!!フルーツ味を!!用意していないんですか!!!」

提督「あー、不知火ってなんかああいうの嫌いかなと思ってあえて作んなかったんだ」

不知火「なんという…なんということを」ガクッ

提督「そんなにフルーツ味が好きだったのか」

不知火「あれは至高です。栄養補給としても優れていますし何よりデザート感覚が味わえるすばらしい品です」

不知火「それをないがしろにするとは…嗚呼」

提督「あー、なんだったら今からでも作ってやるぞ。一応材料は買ってあr」

不知火「待ちます。いつまでも待ちますのでお願いします」

不知火「というか作ってくださいお願いしますこの通りです」orz

提督「お、おう…」


~じゃがいものパンケーキ~


大鯨「あ、あの、提督…本当にいいんでしょうか?」

提督「かまわないさ。ちゃんとリクエスト通りの物も用意したしゆっくりくつろいでくれ」

大鯨「はい、ではお言葉に甘えまして…」

提督「はいよ。ジャガイモのパンケーキりんごソース添えだ」

大鯨「ありがとうございます!!では、いただきますね」パクッ

提督「どうだ。できるだけソースと合わせてちょうどいい甘さになるようにしてみたんだが」

大鯨「…うん!!とてもよく合っています!美味しいです」

提督「それは何よりだ。で、これが今回作ったレシピだ。箇条書きで見にくいかも知れないがそこのところは勘弁してくれ」

大鯨「いえ、本当にありがとうございます!忙しいのにこんな無理な注文までさせてしまって…」


提督「なーに、上に送る書類に比べれば簡単なもんさ。で、これを誰かに作ってあげるのか?」

大鯨「はい、イムヤちゃんやゴーヤちゃんたちに作ってあげようかと思っています」

提督「大鯨は優しいな。さすがは潜水艦たちのお母さん代わりなだけはあるな」

大鯨「いえ、そうではないんですよ」

提督「えっ?」

大鯨「みんな、前の大戦のときにジャガイモばかり積まされたこともあってジャガイモが苦手みたいで…これなら気に入ってくれるかなって」

提督「あー、確かにジャガイモは潜水艦の中でも保存も利くからな」

大鯨「はい、だからまずはこういうので苦手を解消してくれればいいなって思いまして、で、提督にお願いしたんです」

提督「なるほどね」

提督『っていうかもうそれ完全にお母さんの思考じゃん…というのは止めておこうか』


~フレンチトースト~


暁「ふん!司令官の馬鹿っ!!もう知らない!!」プンプン!

提督「おいおい、そんなに怒るなって」

暁「だって、私は大人が食べるフレンチトーストをお願いしたわよね」

提督「ああ、そうだな」

暁「それなのに、なんで…」

暁「なんで回りにフルーツが添えてあるの!」バン

暁「なんで生クリームとチョコでデコレーションしてあるの!!」バン!

暁「なんでチョコでクマさんのイラストが描かれているのよ!!!」バァン!!

提督「あー、悪い。なんかノリでやっちゃったわ」

暁「どんなノリならこんな風になるのよー!!!バカー!!!」


暁「暁はね、こう…粉砂糖だけがかかった大人っぽいものが食べたかったの!それなのにこれじゃあお子様向けじゃないの!!」

提督「そうか、じゃあ俺のと交換するか」ゴトッ

暁「えっ」

提督「いや、俺のは暁が言ったデコレーションがされてないやつだからさ。こっちを暁にあげるよ」

暁「ちょっ」

提督「いやー、恥ずかしいなー。男がこんな甘々なフレンチトーストを食べるなんてなーけど暁がどうしてもって言うみたいだしなー」

暁「だっ、駄目ーーー!!!」

提督「どうしたんだ。暁の言うとおりにしたんだが何かまだあるのか?」

暁「て、提督がそんな可愛らしいのを食べたら提督の威厳に関わるわ。だからここは…そう、私が我慢して食べてあげるわ!」

提督「えー、別にいいよ。暁に悪いし」

暁「いいからそっちをよこしなさーい!!」

提督「はいはい」


~甘口抹茶小倉スパ~


青葉「う、うぅ…」

提督「どうした青葉。ちゃーんと青葉がいった通りの物を用意してあげたんだぞ?」

提督「麺に抹茶を練りこみ、生クリームに小倉餡をトッピング、仕上げにフルーツを乗せたすばらしい一品だ。そうだろう」

青葉「そ、そうですねぇ…」

提督「ハハハ、気に入らなかったか?それじゃあ俺の方の甘口キウイスパに変えてやろうか?さあどうする」

青葉「こ、こっちでいいです…」

青葉「まさか、こんな展開になるなんて…青葉一生の不覚です」

提督「さて、なんのことやら」


提督「『提督に作れないようなものを言って困らせて、それをネタにして記事を書こう』なーんてことは俺は知らないからな」

青葉「思いっきり知ってるじゃないですか!!」

提督「まあどうでもいいじゃないか。結果的に青葉のリクエスト通りのものはできたんだし後は青葉が美味しく食べてくれればいいだけのことさ」

青葉「ああ、私は本当になんて事を…」

提督「ああおかわりなら心配しないでくれ。妖精さんたちに丁寧に断られた分がたくさんあるからいやって言うほど食べられるぞ!」

青葉「えええええ!!!っていうか提督もなんでこんな地雷なものをたくさん作ったんですか!!」

提督「ノリと勢いでやった。今は反省してるし後悔もしている」

青葉「本当にどうするんですかー!」

提督「青葉…頑張ろう」

青葉「」チーン

では、今日はここまで…の前に最後に一人だれかリクエストはありますか?
あればお願いします

飛鷹、了解しました。
他の三人は次回にやらせていただきます


~ところてん~


飛鷹「ふぅ、まだ夏本番でもないのになんでこんなに暑いのかしらね」

提督「旧暦では一応夏だけどな」

飛鷹「まあ、だからこそこれがいいんだけど…」

提督「よーし、器の位置は大丈夫だな。それじゃあ、よいしょっと」ストーン

飛鷹「うわー、やっぱり作りたてのところてんって綺麗、というより打ち出すのやりたかったなー」

提督「これは譲れません」

飛鷹「何加賀さんの真似してるのよ。それに全然似てないし」

提督「冗談だよ…はいよ、酢醤油、七味、薬味色々。好きなものをお使いください」

飛鷹「じゃあ酢醤油と七味で…うん、美味しい!!」チュルルル!

提督「じゃあ俺も同じものをっと」

飛鷹「うん、甘いのもいいけどやっぱりこういうのもいいわよね」

提督「最近洋菓子ばっかり作ってたからな、確かに新鮮だな」


飛鷹「それに私、あまり甘いもの好きじゃないのよね」

提督「へぇ、飛鷹って辛党だったんだ」

飛鷹「いや、もちろん甘いものも好きよ。ただね…」

提督「ただ?」

飛鷹「どうしても甘いものだとお酒に合わなくて…」

提督「お前も酒が中心かっ!」

飛鷹「だ、だって仕方ないじゃない。隼鷹に付き合ってたらどうしてもお酒を飲むんだし、そこで甘いものを出されても…ねぇ?」

提督「俺に同意を求めんな」

飛鷹「ところてんならその点はお酒にも合うからセーフなのよ。分かる?」

提督「お前達が大変飲んべぇなのは分かる。後は分からん。というか分かりたくない」

飛鷹「うーん、提督を納得させるにはやっぱり…」ゴトッ

提督「ってここで酒盛りを始めようとすんなー!!」

というわけで今日はここまでです
それではまた


~磯部巻き~


加古「うーん、やっぱりお餅は付きたてが一番だよねー」モグモグ

提督「四角いほうが保存が利くから色々と便利なんだが味はやっぱりつきたてだな」

加古「というか提督もよくやるよ。普通磯部巻きをリクエストしたとしてもお餅をつくところから始めようとはしないよ?」ムシャムシャ

提督「何事にも妥協したくないだけだ。いつも世話ばかりかけてるお前達のためならなおさらな」

加古「いやー、いい男だねー。提督ってさ」パクパク

提督「おだてても何も出せないぞ」

加古「まあ、ただの料理馬鹿といえなくもないけど…」ボソッ

提督「ん?何か言ったか?」

加古「な、なんでもない!!なんでもないよー!!」


提督「にしてもよく食べるな。もう何個食べたんだ?」

加古「ただいま六個目だよー」ムシャムシャ

提督「…まあいくら食べるかはお前の自由だが、この後に支障がでないようにしろよ」

加古「大丈夫だよ!ちゃんと対策もあるからね」

提督「ん、何か胃薬でも用意してるのか?」

加古「違う違う。もっと自然にさ…ふあぁ」

加古「というわけで、おやすみなさ―い」バタッ

提督「食べた後すぐ寝ると牛になるぞ…じゃなくって」

提督「寝るんだったら自分の部屋に戻って寝ろー!」

加古「ZZzzz…」


~杏仁豆腐~



提督「いやぁ、この前は助かったよ」

古鷹「いえ、ああなったら加古ちゃんはなかなか起きませんし、仕方がないですよ」

提督「俺が担いで運んでもよかったんだが、艦娘といえど女の子だからな。そういうのは女の子同士のほうがいいだろうと思って」

古鷹「けど提督も手伝ってくれたじゃないですか」

提督「部屋に着くまで二人に付き合っただけだけどな」

古鷹「その優しさがみんな嬉しいんですよ」

提督「そんなもんなんかな」

古鷹「ふふっ、提督も案外鈍感なんですね」

提督「はいはい、どうせ鈍感ですよっと」


提督「というかそろそろ食べたらどうだ?せっかく古鷹のリクエストどおりフルーツたっぷり入れたんだからさ」

古鷹「そうですね、それではいただきます」

古鷹「…!!美味しいっ」ピカッ

提督「うぉっ、まぶしっ!!」

古鷹「ご、ゴメンなさい!!どうも嬉しいことがあると反応しちゃいまして」

提督「い、いや感想がすぐに分かるからと思うぞ。初めてだったから少し驚いたが」

古鷹「け、けど…」

提督「まあ気にするなって。ああ、だからか…」

古鷹「?どうかしたんですか?」

提督「いや、この前二人と付き合ってたときやけに古鷹の目が光ってるなーとは思っていたんだが、成程」

古鷹「………え?」ピカッ

古鷹「えええええぇぇぇぇぇ!!!!」ピカァァァァァァ!!!!!!

提督「じょ、冗談だっt、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」


~アップルパイ~


提督「…ほい、焼き立てだから気をつけて食べろよ」カタッ

鳥海「ありがとうございます。それでは…」サクッ

提督「どうだ?気に入ってもらえたか」

鳥海「はい!焼き立てだとここまで美味しくなるのですね。市販のパンのとは大違いです」

提督「あれは生地はともかく中身はスカスカだからなぁ」

鳥海「ええ、ここまで違うともうあれが食べれなくなってしまいますね」

提督「あれはあれで小腹が減ったときとかには役に立つんだがな…はい、アップルパイで使ったりんごを使ったアップルティーだ」

鳥海「紅茶まで…うん、美味しいです」ズズッ

提督「それはなにより、で、相談したいことって何だ?」

鳥海「ええ、実は姉さんのことで一つお願いが…」

提督「姉さんってことは…摩耶か?」


鳥海「はい、姉さんの順番はまだでしたよね」

提督「そうだな…まだ先だったとは思うけど」

鳥海「もし姉さんの番が来たときなんですけど、思いっきり可愛らしいのを用意していただけませんか?」

提督「…は?」

鳥海「いえ、もう姉さんはメニューのほうは決めているみたいなんですがどうも恥ずかしがって素直にいえないと思うんで」

鳥海「多分なんですが提督に伝えるときもものすごくぶっきらぼうにどうでもいい感じに伝えると思うんですよ」

鳥海「で、その後部屋に戻ってものすごく後悔する姿が容易く想像できてしまうので先に提督に伝えておこうかと」

提督「成程、で、可愛らしいっていうのは?」

鳥海「正直に言いますと姉さんの趣味です」

提督「   」

鳥海「…お願いできますか?」

提督「あ、ああ…。何というか、お前も苦労しているんだな」


~カレー~


比叡「どう考えてもおかしいですよね!!」バン!

提督「ん?何がだ」

比叡「私はカレーに合うお菓子や飲み物をリクエストしたはずなんですけど、これはまんまカレーじゃないですか!!」

提督「そうだな、どうみてもカレーだな」

比叡「何をいっているんですか!!どうしてこうなったかの説明を求めます」

提督「まあまあ、説明の前にまずは食べてみろって。話しはそれからだ」

比叡「むー、まあそこまでいうなら…」パクッ

提督「どうだ。口に合うか?」

比叡「むぅ、姉さまのカレーには及びませんがかなり美味しいです」モグモグ


提督「美味しいか、そりゃあよかった。じゃあこれ」ピラッ

比叡「なんですかこのレシピ」

提督「このカレーのレシピだ。このとおりにやれば同じような味になるはずだ。参考にしたらいい」

比叡「ってだから私はカレーのレシピではなくてカレーにあうお菓子とかのレシピをですね…」

提督「『甘いものは比叡の愛でいっぱいデース!』…って金剛が言っていてな」

比叡「!!!!!」

提督「だから余計なおせっかいとは思ったんだが、金剛のために比叡には改めて基本に戻ってカレーを作ってあげるのもいいかと思ったんだ」

比叡「提督…」

提督「…そのとおりにやれば、金剛もきっと喜んでくれるぞ」

比叡「!!!分かりました!色々とありがとうございます!!」

提督「いいさ、それじゃあ後は頑張れよ」

比叡「はいっ!比叡、精一杯頑張ります!!」ガチャッ!!

提督「………」

提督「金剛に頼まれていたとおりにはやってみたが、これで少しは改善すればいいんだがなぁ」


~ ~ ~

比叡「けど、確かに美味しかったけど提督のレシピのおかげと思うとなーんか悔しいなぁ」

比叡「確かにあのカレーは美味しかったけどこう…インパクトがないわね」

比叡「私のお姉さまに対する愛みたいな…うーん」

比叡「よーし、それじゃあ少しだけ比叡風のアレンジを加えようっと」

比叡「金剛お姉さま。喜んでくれるといいなぁ…」


※アレンジは料理が上手になってから行いましょう。結果?以下略で

今日はここまでです
というかちょっと今までの見返してみたら何故かまるゆを二回やっていました
で、リクエストをいただいていた加古と古鷹を放置していたと…
何というか…疲れてたんですかね。申し訳ございませんでした

それでは、また


~シャーベット~


ザァァァァァァ…

時雨「雨、まだ降ってるね」シャクシャク

提督「今日一日は降り続くみたいだな」

時雨「おかげで出撃もできないね」ザクザク

提督「まあ向こうだって雨の中仕掛けてくることはないだろう。休日だと思えばいいさ」

時雨「…で、その休日を僕は提督特製のシャーベットを食べながら満喫してると。なんかみんなに悪いかな?」パクッ

提督「この天気はたまたまだろ。たまたま雨で出撃できない日に時雨の順番が当たっただけだ。そんなに気にすることもないだろ」

提督「それに甘いものが食べたいのなら俺のところより間宮さんのところにいって何かしら買ってるさ」

時雨「まあ、確かにそうかもしれないけどさ」

時雨『休日に提督を独占できるってのが大きいんだよね…』


時雨「ところで提督。ちょっと提案なんだけど」

提督「ん?なんだ」

時雨「このシャーベットなんだけどさ。暑いときの作戦の帰投後にみんなに配ったらどうかな?」

時雨「間宮さんじゃないけどみんなの疲れも取れると思うんだ」

提督「これをか?まあできないことはないが…アイスなら大和が用意してくれるだろ」

時雨「確かに大和のアイスも美味しいんだけど。このシャーベットのさっぱりしたのが好きなことも多いと思うんだよ」

時雨「まあ正直に言っちゃうとボクのわがままなんだけど…どうかな?」

提督「うーん、そうだな…」

提督「流石に毎回というわけにはいかないだろうけど用意してみるようにするか」

時雨「本当に!?」

提督「暑い日に冷たいもので指揮を高めるのもいいと思っただけだ。まっ、任務の間に作るようになるだろうからそんなに期待するなよ」

時雨「それでもとっても嬉しいよ。ありがとう提督」

提督「どういたしましてっと」

提督『問題は戦艦及び空母専用のシャーベットを用意するか否かだな…下手してみんなの分を食べつくされたら困るしなぁ』


~かにぱん~


朧「ねえ提督。いきなりこんなこと言うのもなんだけどさー。提督っていろんな意味で馬鹿だよね」

提督「おいおい、提督に向かって馬鹿とは失礼な」

朧「じゃあ聞きたいんだけど提督ってかにぱんって知ってた?」

提督「知ってるさ。かにの形をしたパンだろ?保存食とまではいかないけどなかなかに日持ちするな」

朧「ふーん、じゃあ確信犯ってわけね」

提督「確信犯とは穏やかじゃないなぁ」

朧「だってそうだよね。私は今提督がいったようなかにぱんをリクエストしたはずなのに」チラッ

朧「なんでこんなタラバガニみたいなパンが出来上がってんのさー!!」


朧「なにこれ!認めたくないけど本物そっくりだよ!!というか似すぎて気持ち悪いって」

提督「いや、これはだな…あの朧が頼むぐらいだからさぞかしリアルなかにぱんがいいかなって思って、で作った結果がそれだな」

朧「もー!だからといって爪とか甲羅の感触まで再現することないじゃん!」

提督「安心してくれ。デコレーションに使ったのは砂糖とかちゃんとたべれるものだから食べる点についてはは問題ないぞ」

朧「そういう問題じゃないでしょ!!」

提督「まあまあ、後は食べてからでもいいじゃないか。きっと気に入ってくれるはずだよ」

朧「むー、まだ言い足りないのにー」パクッ

朧「…けど、いくらそっくりでもカニの身は入ってないんですね」モグモグ

提督「あたりまえだ」


~ウイスキーボンボン~


提督「駄目だ」

隼鷹「えー、なんでさー!いいじゃんか少しぐらいさ」

提督「何といわれようが駄目なものは駄目だ」

隼鷹「だってちょっと大きくするだけじゃないか!妖精たちの力も借りればお茶の子さいさいだろ」

提督「確かに妖精さんたちならやりかねんが、それ以前にな…」

提督「何処の世界にウイスキー一瓶入れたウイスキーボンボンを欲しがるやつがいるんじゃーーー!!!」

隼鷹「ここにいるぞー」

提督「やかましいっ!」


提督「ほら、ウイスキーボンボン自体は作ってやったんだからこれで満足しておけ」

隼鷹「だからー、これじゃあ足りないんだよ。なんていうか…飲んだ、じゃなかった食べた気がしなくてさ」

提督「本音が出てるぞ、っていうか一瓶サイズのウイスキーボンボンなんて食べたらそれこそおかしくなるぞ?」

隼鷹「そん時は中身だけ飲んで外側はまたリサイクルすればいいじゃないか!どうよこのエコの精神」

提督「ただ酒を飲む理由が欲しいだけだろ、それ」

隼鷹「ギクッ!!」

提督「ギクッ!じゃないわ。バレバレだ」

提督「全く、お前といい飛鷹といいドンだけ酒が好きなんだよ…」

隼鷹「酒は燃料!」ドンッ!

提督「いい加減にしろっ!!」


~フルーチェ~

利根「提督よ、準備のほうはできたか?」

提督「準備はできたが…たぶん後悔することになるぞ」

利根「何、一度はやってみたかった事じゃ。後悔はせんよ」

提督「そこまでいうならもう止めないが…ほらっ、これが希望通りの」

提督「ボウルいっぱいのフルーチェ(いちご味)だ」

利根「おおう!!それじゃあ早速いただくとするぞ!!」パクリ

利根「うむ、このなんともいえない食感と甘み、やはりたまらんのう」ジーン!

提督「しかし空母連中じゃないんだから流石にその量はきついと思うんだが…」

利根「何をいう!昔から甘いものは別腹というではないか!心配しなくてもこの位朝飯前じゃよ」

提督「…まあ、いいけどな」


~十分後~

利根「む、むぅ…たまらんのう」

提督「どうだ、かなりきつくなってきただろ?」

利根「まだだ、まだこの程度…うっ」

提督「確かに始めはいけそうに感じるんだよ」

提督「けどな、次第に食感や甘みが苦痛に変換されてきてこれを食べること自体が苦行となるんだ」

提督「この辛さは実際に味わってみないと分からないからな。そうだろう?」

利根「ま、まさか提督も…?」

提督「…そうして人は成長していくもんさ。頑張れ、利根」

利根「くぅぅ、人の忠告は利いておくもんじゃな…勉強になったぞ」

今日はここまでです

連日こんな時間の投下になってしまい申し訳ありません
どうしても艦これをやりながらだとこんな時間になってしまいまして…

それでは、また


~番外編~


~ 深夜 鎮守府内提督私室 ~

提督「ZZZ…zzz…」

???「……」ススッ

???「……」コクッ

???「……」チラッ

???「……」クイッ

???「……」コクッ

???「オイ、起きろ」ユサユサ

提督「…ん?もう朝か…!!!」

戦艦棲姫「……」ニヤァ

提督「しっ、しんk」ガバッ

戦艦棲姫「黙れ。いいか、大声を出そうとなんてするなよ?」

提督「~~!!」

戦艦棲姫「まあ大声を出したとしたら、その声を掻き消すぐらいの主砲音がここ一帯にに響き渡ることになるな」

戦艦棲姫「その時ここのやつらがどんな反応を示すかは、まあ興味はあるが…」


提督『深海棲艦が鎮守府内に侵入だと!?馬鹿なっ、今までそんなことなんてありえなかったはずだ』

提督『しかもよりにもよって戦艦棲姫か…想定していなかったとはいえ警備が甘かったか…』

提督『しかし、たとえ戦艦棲姫といえど単艦なら俺が逃げ出せれば何とか有利に』

戦艦棲姫「ああ、いい忘れた。ここに来たのは私一人ではなく…」

戦艦棲姫「この二人もいるぞ」

ヲ級「……」

レ級「~♪」

提督「なっ!?」

戦艦棲姫「私たち三人の戦力は知っているな。私たちが全力で暴れれば…」

戦艦棲姫「奇襲ということも相まって、ここに相応の被害を与えることができるぞ」

提督「っ!?」


戦艦棲姫「どうだ、自分の置かれている立場が理解できたか?」

提督「……目的は」

戦艦棲姫「ほう?」

提督「…いままで深海棲艦が鎮守府を奇襲したというデータはない。しかしそれを、それも相応の戦力をもって奇襲したということはそれなりの理由があるのだろう?」

戦艦棲姫「察しがいいな。それに怯えてる様子もない。なるほど、たいしたものだな」

提督「お褒めの言葉ありがとう。で、目的を早く言え。艦娘のデータか?それとも上層部の今後の作戦動向か?」

戦艦棲姫「ふむ、確かにそれらのものも興味深い。しかしそんなものは今回はどうでもいい」

提督「何だと?」

戦艦棲姫「率直に言うと私たちはお前に用があってここまで来たんだ」


提督「俺にだと?」

戦艦棲姫「なんだ、その意外そうな顔は」

提督「…心当たりが全くないからな。それに、それ相応のリスクを負ってまでか?」

戦艦棲姫「ああ…さて、説明も面倒だ。仕事をしてもらおうか。いくぞ」

提督「……!!」

戦艦棲姫「何度もいうが、大声を出そうとするなよ。それに万が一怪しい行動をとったとしたら…」チラッ

ヲ級「……!!」

レ級「~~♪!!」

提督「…分かってるよ」

戦艦棲姫「よし、では行くか」


~ 司令室横 作業場兼厨房 ~

提督「………」ジュー

戦艦棲姫「さあ、手早く焼き上げてもらおうか。ちなみに私はバターとメープルシロップアリアリでな!」

ヲ級「……」つ『チョコシロップと生クリーム。あればミントの葉っぱででデコレーション』

レ級「私はフルーツ山盛りで、あとできたらウサギさんのかたちでおねがいしまーす♪」

ヲ級「……」つ『レ級、やっぱり子供っぽいね』

レ級「子供じゃないです!けど早く焼けないかな~」コンコン!

戦艦棲姫「レ級、楽しみなのはわかるが行儀が悪いぞ。静かに待て」

レ級「はーい」

提督「…なんで俺は深夜にホットケーキを焼いてるんだ」

戦艦棲姫「いっただろ、仕事をしてもらうと。さあさあ無駄口叩かずさっさとしてくれ」

提督「……なんだこれ?」


 ~ ~ ~ 

提督「ほらっ、お前達のリクエスト通りに仕上げたぞ」ゴトッ

戦艦棲姫「おおぉ、これは…!」

レ級「わーい!本当にウサギさん型だー!!」

レ級「それじゃあさっそくいっただきまーす」パクッ

レ級「うん、!フルーツと生地がとっても合ってて美味しいです!!」モグモグ

ヲ級「……!!」つ『なんちゅうもんを…なんちゅうもんを食わせてくれたんや』グズッ

戦艦棲姫「うん…噂に違いなしだな」

提督「噂?」

戦艦棲姫「艦娘達が話していたんだ。提督のスイーツ作りのプロだとな」

戦艦棲姫「始めは下らない噂だと思っていたさ、ただ提督のスイーツを食べたと思われるやつらの解説がな…こう…上手くて」

提督「まさかそれだけのためにここに?」

戦艦棲姫「…敵情視察だ」プイッ

提督「視線ををこっちに向けろよ」


レ級「けど噂どおりでよかったです。ちょっと悪いと思ったけどみんなと戦った甲斐はありましたね」

提督「…勝った甲斐?」

ヲ級「……」つ『みんなでいっぺんに来るわけにもいかないから深海棲艦側で模擬戦を行った』

ヲ級「……」つ『勝ったものがここに潜入できると、で、勝ったのが私たち』

提督「お前達実は馬鹿だろ」

ヲ級「……」つ『そんな気はする』

提督「せめて否定しろよ」


戦艦棲姫「…まあいい、しかし覚えておくといい」

戦艦棲姫「今回はこんな理由でここに来たが、私たちが本気を出せばこんなところ簡単に落とせる」

戦艦棲姫「これでもお前達はまだ私たちに挑もうとするか?最終的に待つのは絶望だぞ」

戦艦棲姫「まあ、それでも挑み続けてるなら…」

提督「何を言ってるかわからないがせめて口元を拭いてから喋れ。口元にホットケーキのカスだらけじゃあ説得力がまるでない」

戦艦棲姫「なっ、馬鹿な!さっきちゃんと拭き取ったはず」ゴシゴシ

提督「冗談だ」

戦艦棲姫「」

ヲ級「……」つ『やっぱり馬鹿かもしれない』


レ級「けど今日はご馳走様でした!流石に戦闘では手は抜けないけど、ちょっと考えが変わったかな?」

ヲ級「……」つ『ご馳走様、泣きたくなるほど美味しかった。またなんかあったらお願い』

提督「…はぁ、何というか…どういたしまして。しかし二人は偉いな。しっかりお礼がいえるなんてなー」チラッ

戦艦棲姫「っ!」

提督「いやー、偉いなー、きっと上の人の教育がいいんだろうなー、きっとそうだよなー」チラッチラッ

戦艦棲姫「~!きょ、今日は…その、かんs」

川内「ん~、提督。こんな時間になにやってんの?夜戦の予行練習でmy」ガチャッ

提督「あっ」

戦艦棲姫「あっ」

川内「……えっ?」


川内「…しっ」

川内「深海棲艦だーーー!!!」


ビーッ!ビーッ!ビーッ! ナンダ、テキシュウ!?、ドコドコ!バショハドコダー!!


川内「てっ、提督大丈夫、えーっと、えーっと武装武装…あった!これなら」ガチャッ

レ級「ゴメンなさい!!」ゴスッ

川内「がはっ!」バターン!

戦艦棲姫「よくやったレ級。よし、今のうちに脱出するぞ!!」

ヲ級「ルートは私が案内する」

提督「ってお前喋れたのか!!何で喋んなかったんだよ」

ヲ級「キャラ付けを頑張ってみたけどやっぱ無理だった。以上」


レ級「それじゃあ、今日はありがとうございましたー!!」ダッ!

ヲ級「ありがとう…また会う日まで」ダダッ!!

長門「戦艦棲姫か…覚悟!!」スチャッ!

戦艦棲姫「…っ、ご馳走様でした!じゃあねっ!」ダッ

長門「くっ、逃がすかー!!」

提督「………はぁ、なんとかなったか」

夕雲「提督、大丈夫ですか?怪我とかは」

霧島「深海棲艦がここに侵入できたのも驚きですが、まさか提督を人質に取っていたとは…」

日向「すまない。私たちの怠慢だ。何といっていいやら」

提督「いや、俺も油断していたから日向達だけの責任じゃないさ。しかし、これからは少し警備を厳重にするようにしないとな」


那智「それにしても、深海棲艦たちは一体何を…」

赤城「恐らく提督のスイーツ目的ですね」カチャカチャ

加賀「ですね、ここで発見された事といい食べたと思われるお皿についたケーキの欠片といい間違いないです」ガサガサ

赤城「そしてこの残っているホットケーキ。恐らく提督が私たちのためにとっといてくれたのでしょう」チラッ

加賀「冷めてしまうと美味しくなくなってしまいます。早速頂ましょう」

赤城「ですね、しかし深夜の間食というのは後ろめたいものがありますが…」

加賀「時間的に見れば午前と午後が変わっただけです。あまり大差ありませんよ」

赤城「言われて見ればそうですね」パクッ

加賀「そうですよ」モグモグ

那智「……絶対そんな馬鹿らしい理由じゃないだろ」

提督『確かに馬鹿らしいが、大体あってるんだよな~』


~笹だんご~


川内「さーさーのーはーさらさらっと」

川内「さーらさらっと…うん?」

川内「提督~、この後ってなんだったけ?」

提督「忘れた。っていうかリクエストってやっぱ七夕つながりか?」

川内「正解!っていうか今日ぐらいだしね。笹が使われるのって」

提督「後はパンダの餌ぐらいしかイメージないしな」

川内「けどさー、なんでお団子を笹に包んだろうね?」

提督「笹の葉には防腐作用があって、団子を包むことによって日持ちさせることができる…とか何とかだと思ったが」

川内「なるほどねー、にしてもこの笹の葉についたお餅はどうにかならないかな」

提督「そればっかりはどうにもならないな」


提督「ところで仙台は七夕の短冊になんて書いたんだ?やっぱ夜戦がらみか」

川内「ちょっと、なんで私=夜戦って決め付けるのさ」

提督「いや、ちょっと前なら改二ってのもあったけど今はそれもないからとなると残るのは…って思って」

川内「いやいや、いくらなんでもそこまで夜戦ジャンキーじゃないから」

提督「じゃあなんて書いたんだ?あっ、言いたくなければ別にいいぞ。そこまで無理させたくないし」

川内「大丈夫だよ。まあ私が書いた願い事はね…」


          『目指せ!ニンジャスレイヤー』


川内「ほらっ、あんな感じになれば更に夜戦でも大活躍できそうじゃん!提督もそう思うよねっ?」

提督「お前は何処を目指そうとしてるんだ」


~ブラウニー~


秋雲「いやー、本当に助かったよ」カキカキ

秋雲「何とか一人で頑張っていたんだけどやっぱり無理があるもんだね、さすがの秋雲さんでも参っちゃったよ」カキカキ

秋雲「けど提督が手伝ってくれるおかげで何とが目処がつきそうだよ。いやー感謝感謝」ケシケシ

秋雲「おまけにこのブラウニーのおかげで脳が活性化されて少し仕事も効率よくね」モグモグ

提督「秋雲、お前何か勘違いしてないか?」

秋雲「ありゃ?」

提督「確かに俺はお前達のために精一杯もてなしをするとは言った、言ったけどなぁ…」

提督「なんで俺が秋雲の原稿の手伝いをせにゃならんのだ!!」カキカキ

秋雲「いやー、ほら、使えるものはエラー猫でも使えって昔から」

提督「いわねーよ。というより他の姉妹艦をあたればいいだろうが」

秋雲「それがねー、何故か私が頼みに行こうとするとみーんないないんだよねー。さっきまで誰かがいた形跡はあるんだけどね」

提督「お前どんだけ避けられてるんだよ」


秋雲「でしょ!?ひどいよね。前ちょっと原稿の修正をお願いしただけなのにさ」

提督「…それは今俺がやってるような原稿の束を押し付けてか?」

秋雲「???そうだけどそれがどうかしたの?」

提督「うん、そりゃ避けられるわ」

秋雲「って言うわけで提督、よろしくお願いしまーす」ペコリ

提督「…一応聞いておくが、これで終わりなのか?」

秋雲「………実は後同じようなのが二束ほど」

提督「」

秋雲「が、がんばろーってアハハ…」

提督「」チーン


最後に一人、誰かリクエストがあればどうぞ

那智、了解いたしました

それでは少々お待ちください


~クラッカー~

提督「お、お待たせ…」

那智「ああ、ありがとう提督。悪かったな、スイーツという条件なのにこんなのを作らせてしまって」

那智「とはいえ自分で言うのも何だがあまり甘いものを多く欲しいとは思わなくて、それだったら…」サクッ

那智「こんな風にクラッカーに色々なものを乗っけたカナッペ風のほうが好きなんだ」

那智「とはいえチーズにサラミ、ミニトマトとかだとスイーツというより酒のつまみだけどな」

提督「!!」

那智「まあ、今日は酒代わりに紅茶を楽しませてもらうさ」

提督「……あれ?」


那智「ん、どうした提督?」

提督「い、いや、この流れだとどこからかワイン辺りを出すのかと思ったんだが」

那智「何の冗談だそれは、確かに酒は好きだがこのような場で酒を飲みだすほど常識はずれではないぞ」

提督「えっ」

那智「いや、常識的に考えてそうだろう?まあ飲んでいいなら飲みたいが」

提督「…那智」

那智「ん?」

提督「お願いなんだが那智のその常識感覚をあの空母二人組に教育してくれないか?割とマジで」

那智「空母二人組?あー、あいつらか」

那智「無理、だな。あれはもう筋金入りだ。強制してもすぐに戻るさ」

提督「デスヨネー」

それでは、今日はここまでです
雷については後日やらせていただきます

それでは、また


~クリームソーダ~


雷「ほら提督!クリームが口に付いてるわよ、これで拭きなさい」

雷「そうそう、さくらんぼの種は紙に包んでね。そうしたほうが片付けやすいでしょ」

雷「もーっ!コップは飲み終わったら元の位置に戻すの!水滴がテーブルに付いちゃうじゃないの」

提督「…雷?」

雷「ん、どうしたの?」

提督「いや、俺のことはどうでもいいから雷もクリームソーダを味わったらどうだ?もともと雷のリクエストだし、それに時間が経つとアイスが溶けちゃうぞ」

雷「味わってるわよ、けど提督が気になっちゃってゆっくり味わえないの」

提督「いや、だから俺のことはほうっておいてだな…」

雷「いいからいいから、提督はゆっくり味わってなさい!!」

提督「うーんjん、なんだかなぁ」


提督「そうだ、ちょっと雷に見せたいものがあるんだ」パクッ

雷「何?ってなにさくらんぼを軸ごと食べてるのよ!!危ないじゃないの」

提督「いいからいいから」モグモグ

雷「全くもう!」

提督「んーっと…ほらっ、こんなことできたりする?」ペロッ!

雷「あらっ、口の中で軸を結んだのね、へー…って」

雷「口の中でさくらんぼの軸を結べる人って、確か…///」

提督「どう、意外だったか?」ニヤニヤ

雷「っ…!!て、提督の…」

雷「提督のエッチー!!!」パチィイイン!!

提督「ぐほぉぁ!?」ドゴォッ!

ちょっとキャラが思いつかないので募集します

だれかリクエストがあればどうぞ


~黒こしょうせんべい~


那珂「那珂ちゃん!これでも鎮守府のアイドルを務めてます!!」

那珂「戦闘に遠征!ライブやダンスもなんでもこなせちゃうの」

那珂「そんな那珂ちゃんは、甘いものがとーっても大好きなんだ!」

那珂「特に生クリームをたーっぷりつかったショートケーキとかはもう本当に」

提督「…分かった。分かったからここだけはそんなキャラは作らなくていいから」

那珂「じゃあお言葉に甘えて楽にさせてもらいまーす」グタッ

提督「全く、今くらいそんなキャラを作らないでもいいとおもうが」

那珂「えへへ~。提督にも那珂ちゃんの苦労を分かってもらおうかなーって」

提督「ああ、一人でものすごく空回りしてるのがよく分かったよ」

那珂「ひどいっ!」


提督「…で、甘いものが大好きな那珂ちゃん(笑)がリクエストしたのがなんでこれなんだよ」ゴトッ

那珂「うーん、イメージの問題かな?」バリバリ

那珂「那珂ちゃん、本当はこう辛い系の和菓子が好きなんだけど流石にボリボリ食べる姿なんて見せられないじゃん」ボリボリ

那珂「だから提督以外いないこの場所なら思いっきり音を立てて食べれるからお願いしたの!」バキバキ

那珂「はぁっ、アイドルも楽な仕事じゃないねー」ゴクゴク…

提督「…まあせんべいをボリボリやりながらお茶を飲む姿はアイドルとはかけ離れてるな」

提督「っていうよりさ、それ以前にソファーの上で胡坐をかくなよ。せんべい以上にアイドルとしてどうなんだよ」

那珂「だってー、こっちの方が楽なんだもん!」

提督「…アイドルって案外こんなもんなのかもな」


~ショートケーキ~


吹雪「提督、私はショートケーキのような駆逐艦になりたいです」

提督「お前はいきなり何を言っているんだ?」

吹雪「考えてみてください、昔から今に至るまでスイーツといえばかなりの種類があります」

吹雪「和菓子や中華菓子、洋菓子と数え切れないほどありますが…その歴史の中でも一番人気があるのがショートケーキですよね」

提督「断言はできないが、まあ人気は間違いなくあるな」

吹雪「そう!まさに駆逐艦の主役である私が目指すべきケーキではないでしょうか」

提督「あー、そういうことか」

吹雪「ええ、今はそんなに目立つ活躍はないですが、いずれはショートケーキのようなみんなに愛される艦になってみたいんです!どうでしょうか?」

提督「うーん、確かに考え自体は悪くないと思うんだけどなぁ…」


吹雪「どうしたんですか提督?何か言いたいことがありそうですが?」

提督「いや、あくまでこれは俺の考え、というか想像なんだが…」

吹雪「はい」

提督「こういっちゃ何だが、ショートケーキってもはや完成されてるよな」

吹雪「確かに、中身のフルーツが変わることがありますが基本的には完成されてますね」

提督「そう、完成されてるものが目標って言うのもな」

吹雪「え?それの何処が問題…!!」ハッ!

提督「改二」

吹雪「」

提督「ここでそれを宣言すると、後々妖精さん達の気分次第では改二の順番が」

吹雪「撤回します」キリッ

提督「早いなおい!!」

短いですが今日はここまでです

ちょっとネタがないのでキャラのリクエストがあれば引き続きお願いします
それでは、また


~ピーチパイ~


提督「相談?」

浜風「ええ。食べながらで大変申し訳ないのですが」パクッ

提督「そんなこと気にしなくていいさ。それにピーチパイは冷めたら美味しくなくなるしな」

浜風「ありがとうございます」モグモグ

提督「それにしても相談だったら陽炎型の誰かに相談すればいいんじゃないか?」

浜風「あの、ちょっと言うのが恥ずかしいんですが」

提督「ん?」

浜風「相談内容というのが、ちょっと…オカルトっぽいことでして」

提督「オカルト?」

浜風「はい。なのでみんなに話すと笑われそうで、それで提督にと」

提督「いや、別に笑いはしないけどさぁ…で、どんな事があったんだ?」


浜風「はい、といっても私自身最近になって気づいたんですが、誰かから見られてるような気がするんです」

浜風「それも四六時中ではなく、決まって私が入渠中の時や大破して帰還したときに特に視線が感じられて」

浜風「けど、辺りを見回しても誰もいなくて…あるのは警備中の艦載機があるだけで」

浜風「すべてを深海棲艦のせいにするのはどうかとは思いますが、やはりこれも」

提督「あー、大体原因が分かったわ」

浜風「本当ですか!?それじゃあ、何か対策は」

提督「なーに、もし今度から視線を感じたらあえて胸を張ってみたらいい。感じ的には見せつけるような感じで」

浜風「…はい?」

提督「そうすれば自然と視線を感じることはなくなるはずだ、間違いない」

浜風「はぁ、分かりました…で、原因については」

提督「悪いが答えられないな。あえて言うなら…察してやれ、か」

浜風「?」

~赤福~


伊勢「いやぁ、提督に無理いって作ってもらったけどやっぱり美味しいねぇ~」モグモグ

提督「期限の問題もあるから本場のというわけにはいかないがな、日向も美味しいって言ってくれたんだぞ」

伊勢「へぇ、あの日向がねぇ。まーったく、何か感想があっても私にはそんな素直に言ってくれないのにさ」ズズズッ

提督「っていうかさ、伊勢があんまりにもしつこく聞いたりするから素直に答えてくれなくなったんじゃないのか?」

伊勢「ひどっ!?」

提督「いやー、日向の態度を見てるとそんな風に思えるんだよ。だからちょっと日向に対して距離を置いてみたらいいんじゃないか?」

伊勢「はっはぁ~?そうして私と日向を離してその隙に日向といちゃいちゃする気でしょ?そうは問屋がおろさないんだからね!!」

提督「なわけねーだろ!!」


伊勢「いやいや、提督とはいえ男の子だからね。あの日向の魅力にやられたとしても無理はないからね」

伊勢「けど残念、日向は絶対に渡さないよ!!どうしてもっていうならせめて素手で空母ぐらい沈められるようになってから出直してきなさい」

提督「それもう人間やめてるじゃねーか」

伊勢「確かに人間は辞めてるかもしれないけど、それぐらいの人じゃないと日向は任せられないよ」

伊勢「後の条件としては私とも対等に砲撃戦を繰り広げられる人かな?それが最低ラインだね

提督「お前は小姑か何かか!!」

伊勢「失礼な!大事な妹を思う優しいお姉さんだよ!」

提督「度を越しているわ!!」

提督「…はぁ、日向が苦労するわけが分かったよ」


~森の動物ケーキ~


摩耶「まったく、わざわざ菓子を食うのに用意も何もないと思うんだけどなー」

摩耶「まっ、鳥海が言ったとおり少しは身だしなみは整えたけど…相手は提督だろ、なーんでこんなにかしこまるんだか」

摩耶「ちーっす、提督。お邪魔するぜー」バターン!!



執事(提督)「いらっしゃいませ、お嬢様」ペコッ

摩耶「       」

執事「さあ、こちらにどうぞ。すでに準備はできていますのでどうぞお掛けになってください」

摩耶「て、提督!何馬鹿みたいなことやってんだよ!っていうかこれなんだよ!マジで意味わかんねーし!!」

執事「さあさあ、まずはお掛けになって」

摩耶「ちょっ、しっ、仕方ねーな」スッ

執事「お待たせいたしました。摩耶様ご注文の『森の動物ケーキ~キツネ、クマ、ウサギ三種』でございます」

摩耶「       」


摩耶「かっ、可愛い…じゃねぇ!!」

摩耶「提督!!アタシが頼んだのはシンプルなケーキだったはずだぜ!それが何でこんなかわ…じゃなくってガキ臭いケーキになってんだよ!!」バン!!

執事「いえ、これは妹様からの要望もありまして、それらを踏まえて作ったものです」

摩耶「鳥海!?」

執事「それでは、ゆっくりとお楽しみくださいませ」

摩耶「くそっ!まあ食わないわけにいかないし、仕方ねーか」

摩耶「アタシは別にこんな執事がいるようなこんな空間とか、ウサギややクマの形をしたケーキなんて別に」

摩耶「べっ、別に…好きなわけじゃ///」

執事「(・∀・)ニヤニヤ(・∀・)ニヤニヤ」

摩耶「!!うっ、ウザッ!ウザッ!!!」シッシッ!

執事「失礼いたしました」

摩耶「っ!た、ったく…なんだよこれ、マジで」パクッ

摩耶「けどまあ、悪くは…ねーかな」ニコッ


~マンゴープリン~


夕雲「はい提督。あーんしてください」

提督「大丈夫、一人でも食べれるよ」

夕雲「もうっ、つれないですね」パクッ

夕雲「そうだ、お菓子作りでお疲れではないでしょうか?よろしければこの後膝枕でも…」モグモグ

提督「だから大丈夫だって。っていうか夕雲、こう言ってしまうと夕雲にも悪い気がするが…」

提督「お前、そこまでして天津風の制服が欲しいのか?」

夕雲「はい、すっごく欲しいです!!」

提督「で、仮に手に入れたとしたら」

夕雲「寸法を直して巻雲ちゃんに着せますが何か?」

提督「はい却下ー」


夕雲「ひどいです!いいじゃないですか制服の一枚ぐらいいただいても」

提督「いやぁ、完全に不純な目的だしなぁ…」

夕雲「不純じゃありませんよ!可愛い可愛い巻雲ちゃんの新たな可能性を探ることが何の問題があるんですか」

提督「むしろ問題しかないんですが」

夕雲「本当は天津風ちゃんに直接制服を借りようかと思ったんですが、先に巻き雲ちゃんに先手を打たれたみたいで…最終手段として提督にお願いしたんですよ?それでも駄目なんですか」

提督「駄目だな、ってか巻雲も必死で阻止しようとしてるじゃないか」

夕雲「まあ必死で阻止しようとしてる巻雲ちゃんも可愛いんですがね」

提督「しまいにゃ巻雲も泣くぞ?」

夕雲「泣き顔…可愛そうですがそれもアリかと」キラッ

提督「だめだこの一番艦」


~ヌードル寿司~


大潮「では提督、お願いします!!」

提督「あまり気は進まないが…やってみるか」

提督「まずカップ○ードルに溶き卵、食パンをちぎったものを入れて後は普通にお湯を入れて2分47秒待つ」

大潮「思ったんですがやけに細かい時間ですけど何か理由があるんですかね?」ジリリリリ!!!

提督「知らん、で、時間になったら具と汁をざるで分けて汁は器に入れる」サバァッ

提督「後は具のほうを用意していた海苔とご飯で海苔巻きにして、食べやすい大きさに着れば…」クルクル

提督「ヌードル寿司のできあがりーっ」

大潮「おおーっ、って言っても見た目は普通の海苔巻きと変わりませんね」

提督「そりゃまあ基本海苔巻きだからな。っていうか何でこんな昔の漫画に載ってたやつを知ってるんだ?」

大潮「前に比叡さんからこれが出てた漫画を借りて読んだことがあって、その時から一度やってみたかったやつなんです」

提督「比叡…なんちゅう文献をを参考にしてるんや」


大潮「じゃあ提督、いただいちゃってもいいでしょうか?」

提督「いいよー。さて、試しに俺も食べてみるか」

大潮「それじゃあ海苔巻きを漬け汁につけてっと、いっただきまーす」パクッ

提督「そこは普通に言うんだな」

大潮「おお…うん、ああ」モグモグ

提督「で、何か感想はあるか?」

大潮「感想といいますか…ラーメンを海苔巻きにしたらまあこんな味になるかなって感じですね」

大潮「正直美味しくも不味くもなくて反応に困る味です」

提督「漫画補正って恐ろしいな」

大潮「もう少し美味しいものを期待していたんですが…」

提督「まあ、材料が材料だからこれが限度だろ」

短いですが、今日はここまでです

り、リトルグルメ(だったような)もスイーツに入るような入らないような物ですし一応スイーツってことで…
それではまた


~カキ氷~


矢矧「ねえ提督、カキ氷とアイスクリームってどっちが美味しいかしら?」

提督「カキ氷を食べながらそれを聞くか?」

矢矧「いや、食べながらふと思ったのよ、で、どうかしら?」

提督「難しい質問だな…まあどちらも美味しいとは思うけど」

提督「答えになってないかもしれないけどその時の食べるときの気分だよな。そりゃあアイスクリームは美味しいけど、喉が渇いたときとか、さっぱりしたのが食べたいときはカキ氷がいいし」

提督「…とはいってみたけど、最終的には食べる人の好みになるとは思うぞ」

矢矧「そっか、ありがとう。やっぱ好みって重要よねー」

提督「で、そんな矢矧はどっちが好きなんだ?」

矢矧「私はどちらかといえばカキ氷ね。けど大和が作ってくれたアイスも大好きだけど」

提督「あれはもう別次元の物だから」


矢矧「あー、私もあんな風に上手にアイスを作れるようになれればな」

提督「で、阿賀野たちに振舞いたいってか?」

矢矧「えっ、よく分かったわね」

提督「矢矧は優しいからな。さっきの質問といいたぶんそんなことだろうと思ったんだよ」

矢矧「できればみんなが美味しいっていってくれるのをを振舞いたかったから提督の意見を聞いてみたかったのよ」

提督「なに、矢矧が一生懸命作ったんだったらみんな喜んでくれるさ、それは矢矧が一番よく知っているんじゃあないか?」

矢矧「…確かにそうかもね」

提督「ああ、なんだったら時間があるときに作り方を教えてようか?流石に大和ほど上手くは作れないけど」

矢矧「教えてくれるなら嬉しいけど…いいの?提督」

提督「もちろん!みんなに喜んでもらいたいって気持ちは俺にも分かるからな」

矢矧「…ありがと、提督」


比叡「みんなのために一生懸命作ってもあまり喜ばれないのは何ででしょか?」

提督「よーし比叡、まずはその鍋に投入しようとしてるスイカとメロンの角切りを降ろせ、話はそれからだ」

比叡「いや、ちょっと夏らしさをですね…」

提督「いいから降ろせ。オーケー?」

比叡「ぶーぶー!」


※この後、大井に対する偏見とクレイジーサイコレズ要素が出てきます
 苦手な方はご注意ください


~北上さんクッキー~


大井「ありがとうございます!ありがとうございます提督!!」

提督「悪いがこれっきりだからな、これ以上なんか言われてももう二度と作らないからな」

大井「分かっています。それにしても…なんて愛らしいのでしょう、このクッキーは」

提督「大井がデフォルメした北上のイラストを持ってきて『これと同じようなクッキーを作ってください』って言われたときはどうしたもんかと思ったが…」

大井「それでも作ってくれたじゃないですか!なんだかんだいっても優しいですよね」

提督「…笑顔の横で酸素魚雷をちらつかせていたやつが言う台詞じゃないよな」

大井「ハテ、ナンノコトデショウカ」

提督「…北上、姉妹艦とはいえ哀れな…」ハァッ

大井「何かいいましたか?」

提督「な、なんでもないです」


大井「嗚呼、北上さんが私の中に入ってくる…幸せ!!」サクサク

提督「ただクッキーを食べるだけだろ!気持ち悪い言い方すんな!」

大井「もう、提督ってデリカシーがないんですね」サクサクサクサク

提督「そんなデリカシーなら投げ捨ててやりたいわ、で、残りはどうすんだ?」

大井「ああ、残りは後でいただきますので持って帰ります。大丈夫ですか?」

提督「持ち帰るのはかまわないが北上にそれを見られたら確実にドン引きされるぞ?」

大井「大丈夫です。ちゃんと防腐処理を施して厳重に…おっといけない。気にしないでください」

提督「…もう好きにしろや」

大井「うふふ、北上さん。ずーっとずっと大事にしますからね…」ウットリ

提督『うわー、今までで見た中で一番いい笑顔してやがるわ』


~チーズタルト~


飛龍「ねえねえ提督、大食いになるのってどうやればなれるもんなのかな?」

提督「お前は何をいっているんだ」

飛龍「あのね、私も多聞丸みたいにたくさん食べれる人、まあ艦娘だけど、になりたいのよ」

飛龍「けどどうしてもあまり量が食べれなくて…今だってチーズタルト一切れで満足しちゃうの」

飛龍「だからなにかいい方法があれば聞きたいんだけど」

提督「これ以上鎮守府の家計を圧迫させてたまるか!」

飛龍「えー、だってー」

提督「…とまあそれは冗談としても、無理して食べれるようにならなくていいだろ」

提督「多く食べれるようになったからってそれが結果に繋がるって訳じゃないんだし、そもそも食いすぎで気分悪くなったなんてなったら元も子もないぞ」


飛龍「うーん、やっぱそんなもんかな」

提督「まあ山口提督にあこがれる気持ちも分からんでもないがな」

提督「っていうか大食いについてならあのコンビに聞いたほうがいいだろ」

飛龍「えっと、一応聞いては見たんだけどね…」

 ~ ~ ~

赤城「大食い?無理してしないほうがいいですよ」パクパクモグモグ

加賀「大事なのは己の程を知ること。限度を超えると碌な事にならないわ」モグモグムシャムシャ

 ~ ~ ~

飛龍「っていいながらハイペースで食べ続けるのをみたら、参考にはねぇ…」

提督「むしろあの二人にこそ小食になってもらいたいんだがな」



~おはぎ~


あきつ丸「む、むぅ…」

提督「どうした?おはぎを睨み付けながら難しい顔をして?あれ、リクエスト間違っていたっけ?」

あきつ丸「い、いえっ!間違っていないであります!しかし、そうではなくて…」

提督「うん?」

あきつ丸「正直、自分がこんな贅沢をしていいものかと思いまして」

あきつ丸「さらにいえば上官である提督殿にこんなことをしてもらうとは…」

提督「これについては俺が好きでやってることだ、気にすることもないよ。それにあきつ丸だけを特別扱いしてる訳じゃないんだ、そこまで難しい顔をするなって」

あきつ丸「…分かりました。では、提督殿に感謝していただきます!」パクッ

提督「おう、どうぞ召し上がれ」


あきつ丸「…しかし、これは困ったことになったのであります」モグモグ

提督「だから気にしなくてもいいと」

あきつ丸「いえ、提督殿のことではなくてこれからの事を心配したのであります」

提督「これからの事?」

あきつ丸「はい、正直こんな美味しいものを知ってしまった以上、また陸軍の管轄に戻るのは…」

提督「嫌だと?」

あきつ丸「…その通りであります」

提督「これが甘みの魔力か」

あきつ丸「くっ、まさかこんな形でこの艦隊に篭絡されるとは自分でも思ってもいなかったであります!」

提督「食べるもんは重要だからなぁ」

今日はここまでです

まるゆについてなんですが自分がボケて二回投下してしまいました
まあ毎回キラ付けのデコイ役として活躍していますしいいんじゃないかと…という言い訳ですが

それでは、また


~桃~


榛名「さて、それでは比叡姉さま対策会議を始めたいと思います」

提督「いや、その前に桃を食べちゃえよ。剥きたてだから変色しちゃうぞ?」

榛名「それもそうですね、それでは…」パクッ

榛名「あ、甘っ!とっても甘いです!!」パァァァァ!!!

提督「だろ?今日取れたばかりの桃だからな。いやー、取れたてが手に入ってよかったよかった」

榛名「はぁ…けど、こんな美味しいものを食べるとこの後の会議が憂鬱です」

提督「まあ…あれだよな、比叡の料理下手についてだよな」

榛名「はい、どうにかならないでしょうか?」


提督「といっても対策なんてなぁ。確実なのは榛名と霧島がつきっきりで見張るしかないんじゃないか?」

榛名「もちろん試しました、けど最終的には比叡姉さまが私たちが気になって集中できないからと追い払うんです」

榛名「で、私たちが見てたときには大丈夫だったものがあっという間に変化するんですよ、不思議です」

提督「あいつは黒魔術でも使ってんのか」

榛名「分かりません。ただ調味料を入れてるだけだとは思うんですが」

榛名「けど正直な所比叡お姉さまが料理が下手なのはいいんです、ただ問題なのは…」

榛名「比叡お姉さまが声をかけてきた駆逐艦の子達が比叡お姉さまの作った料理をなんともいえない顔で食べて、そしてお礼を言っていくのを見るのがとっても辛いんですよ」

提督「うわぁ」

榛名「駆逐艦の子達をこれ以上涙目にしないために、何かいい案をお願いします!」

提督「…もう料理じゃなくて、ゆで卵を作るぐらいのところからやり直させてみるか」


~フレンチトースト~


島風「おっそーい!遅いよ提督ーーー!!」バンバンバンバン

提督「待て待て、後もう少し…」ジュー

島風「もー!戦闘だったらもうやられちゃってるよ」

提督「分かったよ…ほらっ、完成だ」ドン

島風「わーい!!それじゃあいっただk」ヒョイッ!

提督「あれ、トッピングはなしでいいのか?俺は別にかまわないが」

島風「うー!なんでそんなに遅いのさーーー!」

提督「トッピングしようとしようとしたのを取ってった島風が悪い」


島風「うん!遅いのが気になったけどとっても美味しいよっ」モグモグ

提督「あのな、フレンチトーストってのは弱火でじっくり焼いてこそふんわりと焼きあがるn」

島風「ダメダメ!弱火とかじゃなくて強い火でパパパっと焼いてよ!そうすれば早く焼きあがるでしょ」

提督「………」

 ~ ~ ~

提督「で、どうだ。強火でパパパっと焼き上げたフレンチトーストの味は?」

島風「…美味しくない、さっきのがいい」

提督「だったら少し我慢できるようになろうな」

島風「はーい…」


~クリームあんみつ~


提督「………」

祥鳳「うん、餡の甘さも程よく寒天もフルフルしてて、そして何といってもこのアイスがそれらを調和させる!素敵ですよねか」パクッ

提督「あ、ああ…美味しいのはわかる。分かるんだが、その…意外だな」

祥鳳「意外?何がですか?」

提督「いや、てっきり瑞鳳と同じようにそういうのを嫌っているもんだと思ったんだが」

祥鳳「いえ、嫌いでしたら提督に直接リクエストなんてしませんよ。まあ確かに瑞鳳とは好みは違っていますけど」

祥鳳「全く、瑞鳳って変な所頑固なんですよね」

提督「ハハハ、まあ、頑固だったな」

祥鳳「あー、提督も瑞鳳に説教されたんですか?」

提督「まあその…うん」

祥鳳「確かに瑞鳳のいうようにアイスが邪道という意見も分からなくはないですよ?けどそれに囚われていたら何もできないと思いませんか?」


祥鳳「今まで誰も思いつかなかったような発想をして成功を収めたお菓子はそれこそたくさんあります、大事なのは挑戦精神です」

祥鳳「それなのに瑞鳳ったら邪道は邪道とまったくこっちの話も聞かないで…」

祥鳳「そもそもあんみつというのは明治時代の文明開化の時代に新しく作られた歴史があるというのにそこを無視しているというのは」

提督「あのー、もうその辺で大丈夫d」

祥鳳「はい!?」ギロッ

提督「いや、それに似た話はまえ瑞鳳からも聞いたし改めて聞く必要はないかなーって」

祥鳳「…攻撃隊、発艦はじめt」ゴォッ!!

提督「いやー、祥鳳の話はためになるなー。で、続きは?」

祥鳳「ふふっ、分かりました。いいですか?あんみつというのはまずは…」

提督『うん、二人とも間違いなく姉妹艦だな』


~ポッキー~


朝潮「提督、お願いがあるのですが」

提督「ん、どうした?そんな真剣な顔して」

朝潮「私とポッキーゲームをしていただけないでしょうか」

提督「ぶふぉぁっ!?」

朝潮「てっ、提督!?大丈夫ですか」

提督「だ、大丈夫だ…で、今何と」

朝潮「?ですから、私とポッキーゲームをして欲しいのですが」

提督「…朝潮、お前それが何か知ってるのか?」

朝潮「いえ、詳しくは知りません。ただ荒潮が『提督とコミュニケーションをとるにはこれが一番よ~』と教えてくれたので」

提督「あいつか。通りでポッキーなんて買って来れるものをあえて注文されたわけか」


朝潮「しかし、提督がそこまで動揺するとは…それほど効果があるものですか」

提督「あー、そうだな、いや、そういう意味じゃあないが…」

朝潮「もしかして私にはできないことでしたか?そうだとしたら失礼しました」

提督「んー、じゃあ実際にやってみるか。とりあえずポッキーを咥えれくれるか?」

朝潮「?こうでひょうか」パクッ

提督「オッケー、それじゃあ…」サクッ

朝潮「!!!」

提督「………」サクサクサクサク

朝潮「て、提督の…///」

朝潮「提督の助平ーーー!!!」バチーン!

提督「ぐふぉぁ!?」


~生チョコ~


荒潮「ふふふ、チョコっていうと基本的には硬いけど、生チョコは別なのよね~」

荒潮「この口の中に入れたときのとろける感じ、やっぱりたまらないわ~」

荒潮「もちろん普通のチョコも美味しいのだけれども、私はやっぱり」

提督「よーし堪能したな。さあ、話を聞かせてもらおうか。荒潮」

荒潮「あらあら?提督さんそんなに怖い顔してどうしたの~」

提督「しらばっくれるな。この前朝潮に教えたポッキーゲームのことだ」

荒潮「あら、そんなことあったかしら」

提督「っていうかお前の所に朝潮が直接行っただろ」

荒潮「ええ、顔を真っ赤にして怒ってたわね~『なんて破廉恥なことを教えるんですか!!』って」

提督「そりゃそうだ。あんだけ怒ってたからな」


荒潮「けど提督とのお菓子を使ったスキンシップには一番いいと思ったのよ~」

提督「うちは合コン会場じゃないんだぞ」

荒潮「まあ提督に迷惑をかけたことは謝るわ。朝潮ちゃんちょっと真面目すぎるからついつい意地悪したくなっちゃうの」

荒潮「だけど~、いくら教えるといっても実際にやってみるのはいかがなものかと思うわ~?」

提督「あ、あれは実際に体験させないと納得しない感じだったから」

荒潮「本当に~、嘘はいけないわよ?」

提督「け、けっして嘘をついてるわけじゃあ」

荒潮「提督~?」

提督「…朝潮の困った顔を見てみたくなってついやっちゃいました」

荒潮「あらあら、じゃあ提督も反省しなくちゃね」

提督「…なんか納得いかん」


~キッシュクーヘン~


Z1「ゴメンね提督、難しい注文言っちゃって」

提督「いや、ハチに聞いてみたらちょうどレシピが載っている本を持っていてな、何とか再現できたぞ」

提督「とはいえ用意できない材料もあったから出来栄えのほうはなんともいえないが…喜んでくれると嬉しい」

提督「とまあんな話は後でいいな。それじゃあ、リクエストのキッシュクーヘンだよ」

Z1「うわぁ…いい香り」

提督「ジャムとチェリーの香りだな」

Z1「それじゃあ、Mahlzeit」パクッ

提督「じゃあ俺も失礼して…うん、自分で作っといてなんだが結構美味いな」モグモグ

Z1「Lecker!」

提督「ドイツ語で美味しいだったっけ、それ」


Z1「うん、そうだよ!けど…やっぱり向こうとは違うかな」

提督「あー、まあ材料も違ってるし代用したのもあるかならー」

Z1「けど違っていてもこっちのほうが美味しいかも」

提督「いや、本場のほうが美味しいと思うぞ」

Z1「…ううん、提督がボクのために一生懸命作ってくれたのが大きいのかも知れないね」

提督「ったく、よくそんな恥ずかしいことを平気でいえるな」

Z1「仕方ないよ、だって事実なんだもん」

Z1「けど、提督に会えなかったらこれも食べれなかったんだよね。じゃあ改めて…ありがと、提督」

提督「…Bitte schon.」



~水あめ~


提督「軽巡洋艦のなかでも古株であり、この鎮守府内でもさまざまな任務をこなす」

提督「時に演習に、時に遠征に、時に戦闘にとさまざまな活躍を見せ、駆逐艦たちからの信頼も厚い」

提督「決め台詞は『フフッ、怖いか?』…とまあ色々と頼りにされてる天龍だが…」

天龍「ふふっ、ようやく白くなってきやがったぜ」ネリネリ

提督「一心不乱で水あめを練ってる姿を誰が想像できようか」

天龍「提督、何さっきから一人でブツブツ言ってんだ?少し不気味だぞ」

提督「いやいや、ちょっとな。にしても何で水あめなんかリクエストしたんだ?こっちは準備があまりないから楽だけど」

天龍「まあ俺も別のお菓子でもよかったんだけどよー、ちょっと練習したくてな」


提督「練習?」

天龍「ああ、前駆逐艦のやつらと駄菓子屋に行ったときに水あめを買って誰が一番早く練れるか競争したんだよ」

提督「お前ほんと面倒見が良いな」

天龍「で、まあ俺が一番になったんだけど話の流れで今度全員分の水あめを練ることになっちまって…」

提督「また地味に辛いことを」

天龍「まあ今回はその練習って事で、しっかしなかなか白くならねーもんだな」ネリネリ

提督「というか天龍もそんなところで張り合わなくていいだろうに」

天龍「だって悔しいじゃんか!駆逐艦に負けたなんてプライドが許さないぜ」

提督「…まだまだでかい子供だな」ハァッ

天龍「んだと!?」

最後にリクエストを募集します

だれかいましたらどうぞ

リクエストありがとうございます

それでは今日は叢雲と千歳をやらせていただきます
残りについては後日…港湾棲姫はどうなるか分かりませんが

それでは、しばらくお待ちください


~ヨーグルトゼリー~


叢雲「ふぅん…正直ここまで作れるとは思ってなかったわ」

提督「それは褒められてると受け取って良いのか?」

叢雲「何いってるの、すごく褒めてあげてるじゃないの」

提督「どう聞いても褒められてるようには聞こえないんですが」

叢雲「情けないわね、感謝も素直に受け取れないなんて」

叢雲「まっ、私たちを指揮するぐらいの提督ならこれぐらいできて当然よね」

提督「やたら提督に求めるハードルが高いなおい」

叢雲「あら、そうかしら?」


提督「ったく…好き放題いいやがって」

叢雲「まっ、こんな軽口を叩けるのもアンタだけなのよ」

叢雲「…こんなこというと誤解されるかもしれないけど、私たちはアンタが提督だからこそここまで頑張れるし、期待に答えたいと思ってるわ」

叢雲「他の提督じゃあ私たちをただのモノとしかみないから…だけどアンタは私たち一人一人を見てくれてるから」

叢雲「アンタが提督じゃなかったら、きっと私たちは…って違う!違うの!!」

叢雲「だから、こんな軽口を聞けることに…そう、感謝しなさい!!いいわね」

提督「叢雲…」

叢雲「!!ちょ、だらだら話ししてたからゼリーがぬるくなっちゃったじゃないの!全く」

提督「…素直じゃないな。まあ、俺もだけどな」


~柿の種~


提督「ええ、正直覚悟していたさ」

提督「那智はまともだったが飛鷹、隼鷹があれだったから恐らく用意してくるとは思っていた」

提督「というかリクエストが柿の種ということでもう確実に持ち込むだろうとは思っていたさ」

提督「けど、いくら覚悟していてもなぁ…」

千歳「提督~おいしいですよぉ~これ///」ポリポリ

提督「誰が先に酒を飲んでくる自体を想定できるんじゃーい!!」

千歳「あれれ~何でそんなに怒ってるんですか?あっ、一杯飲みますか?」

提督「いらん!!ってかどんだけ飲んできたんだよ、もうグテングテンじゃん!」

千歳「え~一本だけですよ、一本だけ」

提督「それはひょっとして大瓶ですか?」

千歳「そんなことはどうでもいいんだ。重要なことじゃない」キリッ

提督「ミストさんネタじゃねーか」


千歳「だってー、隼鷹か酒を飲もうとしたら怒られたっていうから~」

提督「そりゃあ怒りますわ」

千歳「というわけで考えたんです。逆に考えるんだ。先に飲んどけばいいやって」

提督「なんと言うダメな意味でのすばらしい発想」

千歳「えへっ、褒めてもいいですよ」

提督「あー、そういえばお酒は何処から調達を」

千歳「えっ、そ、それはその…まあ気にしなくてもいいんじゃないですか」

提督「そうだね、別にいいね」

千歳「そ、そうですよ。ほら、お酒は楽しむものですからね」

提督「…後で空母寮ならびに千代田に報告っと」

千歳「ちょっ、そ、それだけはやめてーーー!!!」

ということで今日はここまでです

にしても深海棲艦人気ですね…また番外編でもやりましょうか
それでは、また


~こんにゃくゼリー~


由良「なんていうか…提督って本当にいろんなものが作れるんですね」ムニュムニュ

提督「まあな。というかこれを作るときは料理というより実験をしているような感じだったけどな」

由良「あはは、ご苦労様です」

提督「あーそうだ、言う必要もないとは思うけど食べるときはよく噛んで食べろよ。のどに詰まらせたなんてなったら笑い話にもならないぞ」

由良「大丈夫ですよ。私もそこまでうっかりではないです」

提督「うーん、それにしてもちょっと食感が硬かったかな?販売してるやつはもう少し軟らかかったような」ムニュッ!

由良「いいじゃないですか、そっちのほうが手作りって感じがして良いですよ」

提督「うーん、まあ由良が満足してるのならいいけどさ」


由良「というより私は硬いこんにゃくゼリーのほうが好きなんです。よく噛んだ方が満足感も出ますし満腹になりやすいですし」

提督「ん、由良ってそういうの気にしていたりしたのか?別にダイエットしてるって訳じゃないんだろ?」

由良「それはまあそうですが、私だって少しは体型を気にしてるんですよ」

提督「乙女だなぁ、由良は」

由良「むー、どういう意味ですか?」

提督「いや、みんな戦闘ばかりの日々だからあまりそういうところに気が使えないんじゃないかと思っていてな」

由良「提督さんが気づかないだけですよ。見えないところでみんな努力しているんですからねっ」

提督「はぁ、そんなもんなのか」

由良「提督さんも少しは乙女心を勉強したほうがいいんじゃないですか」

ということで、中途半端ではあるんですが、リクエストがそろそろかぶってきたので分かりづらいかも知れませんが今までやった艦娘一覧表を作成しました。

よろしければ参考にどうぞ



スイーツを食べた艦娘一覧(重複含め)


 1 長門  アイスクリーム   2 若葉  ベルギーワッフル   3 赤城  カツ丼          4 潮   ミルクプリン     5 響   シベリア

 6 長良  あんぱん      7 Z3  バウムクーヘン      8 曙   チョコチップクッキー   9 五月雨 ソフトクリーム   10 羽黒  パウンドケーキ

11 鳳翔  みたらし団子   12 イムヤ フルーツポンチ    13 電   くまさんホットケーキ  14 愛宕  ティラミス     15 龍田  ドラ焼き

16 夕張  メロンパン    17 大鳳  スイートポテト     18 加賀  論外プリン       19 蒼龍  フルーツサンド   20 如月  バナナケーキ

21 漣   いちご大福    22 木曾  チョコレートパフェ   23 間宮  最中          24 大和  桃まん       25 ゴーヤ ゴーヤチャンプルー

26 瑞鳳  あんみつ     27 龍驤  カステラ      28 日向  あんころもち      29 卯月  キャロットケーキ  30 雪風  ショートブレット

31 まるゆ①芋ようかん    32 陽炎  チョコクレープ   33 まるゆ②おしるこ        34 弥生  ラスク       35 鈴谷  ハニートースト

36 長波  ドラ焼き     37 不知火 カロリーメイト   38 大鯨  じゃがいものパンケーキ 39 暁   フレンチトースト  40 青葉  甘口抹茶小倉スパ

41 飛鷹  ところてん    42 加古  磯部巻き      43 古鷹  杏仁豆腐        44 鳥海  アップルパイ    45 比叡  カレー

46 時雨  シャーベット   47 朧   かにぱん      48 隼鷹  ウイスキーボンボン   49 利根  フルーチェ     50 川内  笹だんご

51 秋雲  ブラウニー    52 那智  クラッカー     53 雷   クリームソーダ     54 那珂  黒こしょうせんべい 55 吹雪  ショートケーキ

56 浜風  ピーチパイ    57 伊勢  赤福        58 摩耶  森の動物ケーキ     59 夕雲  マンゴープリン   60 大潮  ヌードル寿司

61 矢矧  カキ氷      62 大井  北上さんクッキー  63 飛龍  チーズタルト      64 あきつ丸 おはぎ      65 榛名  桃

66 島風  フレンチトースト 67 祥鳳  クリームあんみつ  68 朝潮  ポッキー        69 荒潮  生チョコ      70 Z1  キッシュクーヘン

71 天龍  水あめ      72 叢雲  ヨーグルトゼリー  73 千歳  柿の種         74 由良  こんにゃくゼリー


…なんか歪んでしまいました

最後にリクエストを受け付けます。

誰かいましたらどうぞ

リクエストありがとうございます

とりあえず今日は三日月と舞風をやらせていただきます
後は後日ということで

それでは、しばらくお待ちください


~ミニクロワッサン~


提督「知ってるか?クロワッサンのサクサク感ってバターの層が重なってできているんだぞ」

提督「そのために多量のバターを使うわけだが、食感がかるいからついつい食べ過ぎちゃうんだ」

提督「それがミニクロワッサンとなると小さい分さらに食べやすくなってそうすると」

三日月「もうっ!人が美味しく食べてる横で聞きたくない話をしないでください!!」パクパク

提督「ははは、冗談だよ冗談」

三日月「私は紅茶を飲みながら静かに食べたいんです、そんな話題はいりません」ズズズッ

三日月「…で、これって本当にかなりの量のバターを使ってるんですか?」

提督「うーん、まあ、そうなるかな。少なくとも普通のパンの倍ぐらいは入っているぞ」

三日月「うぐっ、それじゃあまり食べられないじゃないですかー!」


提督「大丈夫だろ、夜中に食べるって訳じゃないんだし食べ過ぎたとしたら夕食を控えればいいじゃないか」

三日月「それはそうなんですが…」

提督「どうした?何か不満そうだが」

三日月「このクロワッサンが美味しすぎるから手が止まらないじゃないですか!!!」

提督「おーおー、よく食べることで」

三日月「これじゃあ夕飯抜いたぐらいじゃどうにもなりませんよ」

提督「そうだ、なんだったら長良あたりに三日月のことを頼んでおこうか?たぶん付き合ってるだけでもカロリーを消費すると思うが」

三日月「こんなに食べた後じゃ動けないですよー!」

三日月「はぁ、体重計が怖いです…」


~ポルボロン~


提督「うーん、何というか…作っておいてなんだが随分変わったお菓子を知ってるんだな」

舞風「何をいってるんですか?スペインでは有名なお菓子なんですよ」

提督「それを何で舞風が知っているのかがすっごい疑問なんだけど…」

舞風「まあまあ、細かいことは良いじゃないですかー。それより食べることを優先しましょう!!」

提督「…まあ、そうだな。それじゃあいただk」

舞風「はいストーーーップ!!」

提督「なっ、ど、どうした」

舞風「提督、ポルボロンにはちょっとしたおまじないがあるんですよ。どうせだったらそれをやりながら食べましょうよ」

提督「へぇ、そんなのがあるんだ。作り方は調べたがそれは知らなかったな」


舞風「といってもやり方は簡単です。ポルボロン、ポルボロン、ポルボロンって三回唱えると幸せが訪れるというものなんですけどね」

舞風「それでは提督ご一緒に」

提督「おお」

二人「「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」」

舞風「どうか野分ちゃんが帰ってきますように…」

提督「…うん?」

舞風「もうっ、提督も一緒に言ってくださいよー、ハイもう一度!」

二人「「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」」

二人「「どうか野分(ちゃん)が帰ってきますように…」」

舞風「まだまだ、足りない…まだっ!!もういちどっ」

提督『陽炎…助けてくれ』

今日はここまでです

それでは、また


~オレオ~


睦月「むぅ、まさか手作りのオレオを食べれる日が来るとは…睦月、感激です!!」

提督「いや、なかなか作りがいがあったぞ。あのほろ苦い生地を作るのが逆に難しくて」

睦月「そうですよねー、けどこの苦いクッキー部分がオレオのいいところですからねー」パカッ

提督「ん、何をやっているんだ?」

睦月「何って、分解して中のクリームを先に食べてるんですが」ペロペロ

提督「また奇妙な食べ方を…」

睦月「で、残ったクッキー部分をこうしてミルクにどぼーんっと」

睦月「うんうん!このやわらかくなったクッキーがたまんなく美味しいんですよ!!」モクモク


提督「まあ睦月がやりたいことはわかる。分かるけど…だったら最初からカカオクッキーだけでよかったんじゃないのか?」

睦月「なに言ってるんですか?私はオレオが食べたかったんですよ」

提督「いや、だからなぁ」

睦月「いいですか。まず始めにオレオの中のクリーム部分を味わい、最後にクッキー部分をミルクにつけてほろ苦さを楽しむ…」

睦月「一つのお菓子で二つの味を楽しめる!!まさに一挙両得です!!」

提督「いや、オレオはその二つの味を同時に楽しむもんだろ」

睦月「楽しみ方は人それぞれですよ、提督!!」

提督「そんなもんか」

睦月「そんなもん、です!要は楽しんだもの勝ちですって」


~雪見だいふく~


北上「いやー、外が暑い中でこうして食べるアイスって、やっぱたまらないよねー」

提督「だったらもう少しこうアイスらしいものを注文したらよかったんじゃないか?なにもこれを頼まなくても」

北上「あー、提督には分からないかなー、雪見だいふくの素晴らしさが」

提督「いや、分かるけどゆっくりと食べるんだったら普通のアイスとかでも良かっただろ」

北上「チッチッチッ、こんな暑さだからこそ雪見だいふくがいいんだよ」

北上「ほら、こうやって暑さでおもちの中のアイスがとろけていくじゃん」

北上「で、とろけたところをこうやって被り付く…!!」

北上「~!!うーん、たまらないね~この一体感」

北上「これは夏じゃないと出来ないんだよ。冬に食べようとしてもカチンカチンだからね」


提督「…おう、確かにこの溶けたアイスと餅の組み合わせはいいもんだな」

北上「でしょー?あー良かった。提督が作ってくれて」

提督「時期的にあまり売ってないしな。まあ手作りなら簡単に作れちゃうんだが」

大井「それより雪見だいふくのいいところは二人で分け合えるところですよね!」

北上「………」

提督「………」

大井「さあ北上さん。残ってる雪見だいふくを私とふたりで分け合いm」

北上「え、ヤだけど」

大井「    」

大井「じゃあ、この際提督でも」

提督「我慢しろ」

大井「            」


~葛きり~


ビスマルク「へぇ、これが葛きり…初めて見るけど半透明で綺麗なのね」ビローン

提督「そういえばここに来て初めて食べるのか。にしても意外だな」

ビスマルク「あら、何が意外なの」

提督「いや、Z1やZ3がドイツ菓子をリクエストしたからてっきりビスマルクもドイツ菓子をリクエストするかと思っていたんだがまさか葛きりを頼むとは…」

ビスマルク「んー、確かに向こうが懐かしくなるって事はあるけど、私はそれよりもこっちの文化を知りたいのよね」

提督「文化?」

ビスマルク「そう、特に文化として和菓子はとても素晴らしいものだと思うの」

ビスマルク「形一つとっても面白いし甘みがとても穏やか。更に日本の長い歴史の中で洗礼されてきたわけでしょ。ドイツ生まれとしてはとっても珍しいものよ」

提督「んー、だったら葛きりとかじゃなくても他にも色々用意できたんだが」


ビスマルク「そ、それはその…」

提督「あれ、何かあるのか」

ビスマルク「わ、わたし、あまり餡子とかがあまり得意じゃなくて…」

ビスマルク「で、季節的にも暑いから何かいいのがありますかって鳳翔さんに相談したら、それだったら葛きりがって進められて…」

提督「ああ、まあ餡子とかは外国から見れば変わった食べ物だろうな」

ビスマルク「もちろんこれから慣れていこうとは思っているわよ、けど、まあ今回はこれで…」パクッ

提督「はいはい、で、味のほうはどうだ」

ビスマルク「… wunderbar」パァァァァ!!!

提督「まあなんにせよ、喜んでもらえて何よりだな」




~生クリーム~


初雪「………」モクモク

提督「………」

初雪「………♪」モクモクモクモク

提督「………」

初雪「………?どうしたの、こっちばっかり見て」

提督「いや、なんというかその…気持ち悪くはならないのか?生クリームだけ食べて」

初雪「余裕、それより提督は食べないの」

提督「食べてはいるよ、進んでいないだけだ」

初雪「変なの、こんなに美味しいのに」

提督「いや旨いのはわかる、分かるんだけどなぁ…」


初雪「…うん、だけどこうしてゆっくり食べれるのって、やっぱりいい」

提督「っていうか前もやったことがあったんかい」

初雪「…うん、休みの日に生クリームを買い込んできて砂糖を入れてホイップしたの」

初雪「けど、出来上がったと思ったらちょうど吹雪ちゃんたちが来て、説明したらものすごく怒られた」

初雪「食べたいのだったあげたのに逆に怒られるのって理不尽じゃない?」

提督「そりゃ怒るだろ。まあ初雪の体のことを心配してだろうからあまり根に持ってやるなよ」

初雪「…だからこうして優雅に食べられてとても幸せ、ねえ提督また今度」

提督「残念ながらこのリクエストは今後受け付けん」

初雪「…ケチ」


※ 次のネタはニコニコ動画の某艦娘動画からネタを借りています


~ココア~


提督「…はいよ、にしても良かったのか?リクエストがココアだけで」コトッ

敷波「あ、うん。ありがとう」

提督「そうだ、良かったら何か茶菓子でも出そうか?確かこの前の出張で買ってきた…」ゴソゴソ

敷波「あ、あの!て、提督!!」

提督「ん、何だ?」

敷波「よ、良かったら…これ、食べてみてくれないかな!!」スッ

提督「これは…クッキーか?」

敷波「い、いつものお礼って訳じゃないんだけど…そ、その」

提督「成程、だから飲み物だけリクエストしたって事か。それじゃあ早速いただこうか」


提督「…うん、確かに味は悪くない」パクッ

提督「ただ生地をちょっと練りすぎたみたいだな、ちょっと硬い」ポリポリ

敷波「!!!そ、そんな…」ポリポリ

提督「まあ初めて作ったんだったらこんなこともあるさ、気を落とすなって」

敷波「ご、ゴメンな。こんな失敗作を作っちゃって…もういいよ、無理してたべなくt」ウルッ

提督「ありがとう、敷波」

敷波「!!!」

提督「いやぁ、正直こんなサプライズがあるなんて思ってもいなかったからつい毒づいちゃったけど、すっごく嬉しいぞ」

提督「俺も気持ちを込めてお菓子を作ってるつもりなんだが、なかなかこのクッキーみたいには上手く作れないな」

提督「…本当に、すごく美味しいよ。改めて、ありがとう」

敷波「ど、どう、いたしまして…」グスッ


最後にリクエストがあればどうぞ


~コーヒーゼリー~


高雄「提督、ご馳走してもらってなんですが、提督も私たちが暑苦しいように見えますか?」

提督「いきなり一体何を言い出すんだ」

高雄「いえ、周りのみんなが言うのですが、私たちの服はどうやらこの季節には合っていないとの事で見てるだけで暑くなると言われてしまいまして」

提督「っていうか実際暑くないのか?俺も見る限り暑そうに見えるが」

高雄「そこまで暑くはないですよ。通気性の良い素材で出来ていますから。まあ欠点として敗れやすいですが」

提督「あー、あれはそれが原因か」

高雄「?何の話ですか」

提督「いや、こちらの話だ、気にしなくていいぞ」

高雄「???」


提督「ただまあ周りからそんな意見が出ているなら夏の間だけでも衣装チェンジしたらどうだ?装備が変わらない範囲でだが」

高雄「いや、それも考えたんですが…装備が変わらないとなると他の重巡のこの服を借りるのが一番よさそうなんですけど」

○古鷹型及び青葉型→ただのコスプレにみえる
○妙高型→キャラが被る
○最上型→青葉型同様
○利根型→論外

高雄「…まあ色々と問題があるんですよね」

提督「ち、ちなみにだが摩耶や鳥海の服を借りるってのは」

高雄「本気で言っているんですか?提督。私たちにあの露出の高い服を着ろと」

提督「デスヨネー」


~たい焼き~


多摩「むぅ、頭から食べるか、尻尾から食べるか…提督はどっち派にゃ?」

提督「どちらかといわれると尻尾からかな?」

多摩「よしっ、じゃあ多摩も今回はしっぽから食べるにゃ!!」

提督「おいおい、あんまり慌てて食べると喉に詰まらせるぞ?」

多摩「大丈夫にゃ!多摩はこう見えても慎重n!!」ムー!

提督「あーあ、言わんこっちゃない。ほら、水」サッ

多摩「~!!!っはぁっ、このまま轟沈するかと思ったにゃ」ハァハァ

提督「轟沈理由がたい焼きなんて悲しむにも悲しめないからやめてくれよ」


多摩「うう、多摩一生の不覚…」

提督「全く、慌てて食べるからこうなる。もう少し落ち着いて食べるようにしろよ」

多摩「分かってるにゃ、ただ、どうしても魚型のフォルムを見ると」

多摩「疼くんだにゃ、多摩の中のゴーストが…」

提督「ゴースト?化け猫の間違いだろ」

多摩「~!!!もう、何度も言っているけど多摩は猫じゃなくて」

提督「ほらほら、新しいたい焼きだぞ~」フリフリ

多摩「にゃにゃっ!!じゃなくって、じゃらすなってばぁ!!!」

提督「お前本当に猫か何かに取り付かれているんじゃないか?」

多摩「むぅ、多摩も自信がなくなってきたにゃぁ…」


~りんごのコンポート~


翔鶴「はぁっ…」

提督「ほら、用意できたぞ。加賀たちのことで悩むのもいいがまずは甘いものを食べて落ち着いたらどうだ」コトッ

翔鶴「えっ、私ったら態度に表れていましたか!?」

提督「いや、俺にそんなのを読み取る力はない。ただ翔鶴がため息をついて悩んでいるとなるとまあ加賀たちのことだろうと思っただけさ」

翔鶴「…お恥ずかしいところをお見せして申し訳ございませんでした」

提督「いいってことよ。それより早く食べたらどうだ。お腹も空いているんだろ?」

翔鶴「…///。それではお言葉に甘えていただきます」

提督「どうぞ、召し上がれ」


提督「加賀たちのことは何とかしてやりたいとは思ってはいるが、なにせ昔からの因縁みたいなものだしなぁ」モグモグ

翔鶴「こういうと誤解されるかもしれませんが演習や戦闘のときの加賀さんはとても心強い方なんです。ただ、どうしても普段は…」モグモグ

提督「溝があるか。そうだな…あいつらのことだし、あまりにも安直過ぎるかもしれないがお菓子とかで釣れるんじゃないか?」

翔鶴「………」

提督「あ、いや、悪かった。ちょっとしたジョークのつもりだったんだが、その…」

翔鶴「いえ、そうではなくて一度それを試したことだあったんです」

提督「マジで?で、結果は」

翔鶴「お菓子のほうに集中されて会話どころではありませんでした」

提督「…効果がありすぎたわけか」

今日はここまでです

余談ですが今まで放置していた2-5の攻略を始めたんですが、ボスに一回だけいけただけで後は途中撤退を余儀なくされています
何故戦艦は中破どまりの駆逐雷巡を正確にスナイプしやがるんでしょうか
あまりにも大破が多かったんで途中大破進軍してやろうかとも思いましたが我に返ってやめました
皆様も頭に血が上らないようお気をつけてください

それでは、また


~あんどーなつ~


睦月「あぁぁ、この油で揚げたから出るコク、そして周りを大げさに覆う砂糖、それらに負けず劣らず主役を張るあんこ」パクパク

睦月「食べだしたら止まらない、しかしそれを許さないカロリーの嵐。あぁ、なんて恐ろしいお菓子なんでしょう!!」モグモグ

提督「といいつつパクパク食べてるな」

睦月「だってせっかくリクエストしたんですよ!食べなきゃ損じゃないですか」パクッ

提督「だったらカロリー云々は気にするなよ、ただ気分が沈むだけだろうが」

睦月「それが出来たら苦労しません!!提督は乙女心が分からないんですか!!」モグモグ

提督「とりあえず話す時は食べるのをやめろ」

睦月「むぅ…けど、これってそこまでカロリー高くないですよね?提督」


提督「カロリーか、うーん。作ってるときはそんなことを気にしたことはないからなぁ」

睦月「だ、だったらもう少し食べてもたぶん大丈b」

提督「そうだ、乙女心の参考になるかは分からないが今計算してやろう」

睦月「    」

提督「えーっと、たしか砂糖をこれだけ使って、で餡子にあれだけ使ったから…」

睦月「にゃぁぁぁぁぁあ!ストップ、ストーップ!!!」

提督「なんなんだ急に」

睦月「そ、そういう現実を突きつけようとするところが駄目なんですよ!!!」


~ごま団子~


長月「提督、一つ尋ねたいことがあるんだが」パクッ

提督「長月が何か聞いてくるなんて珍しいな、で、なんだ?」

長月「提督のことだからないとは思うんだが…もしかしたらだが艦娘差別していないか?」モグモグ

提督「…はぁっ?」

長月「いや、どうも駆逐艦が多く後回しになってる気がしてな」

提督「いや、差別しているつもりは全くないぞ?っていうかくじで決めたんだら不正の入りようもないだろうが」

長月「だから、提督がなにかしらの裏工作を」

提督「ないない、仮にそんなことしたとしたらばれた時に袋叩きにあうじゃないか」

長月「まあ…そうだな」


提督「ただまあ少し言わせてもらえるんだとしたら、駆逐艦は数が多いからどうしてもムラが出ちゃうんだろ」

長月「ふぅん、そんなものか」

提督「そんなもんだよ。ちなみにまだ内緒にしているんだが…」

長月「ん、何かあるのか?」

提督「…この後、五連続で駆逐艦が入ってるぞ。名前は教えられないけどな」

長月「それはまぁ…本当に偏ったもんだな」

提督「俺もビックリしたよ、ま、差別とかんな事はないからその点だけは安心してくれ」

長月「いや、こちらも悪かった。気分を悪くさせてすまない」

提督「ま、確かにあの順番じゃそう思っても仕方ないわなー」


~さくらもち~


綾波「はぁ、季節はずれだとは思いますが、やっぱり美味しいです」

綾波「それにしてもありがとうございます。関西式と関東式を両方用意してくるなんて…感激です!!」モグモグ

提督「………」

綾波「お茶も美味しいですし、さくらもちに良くあって本当に…提督?」ズズッ

提督「………」

綾波「提督?どうしたんですか?さっきからずっと黙っていますがもしかしたら具合が悪いですか?」

提督「………!!」モミッ!

綾波「ひゃぁ、ふ、ふぇいふぉう!!みゃみしゅるんでしゅひゃっ!!」

提督「すまない綾波、けど…」モミモミモミモミ

綾波「ひょ、ひょっぺをもみゃないでくだひゃいーーー!!!」


 ~ ~ ~ 

綾波「もうっ、ちょっと赤くなっちゃったじゃないですか」

提督「すいません、本当に申し訳ございません」orz

綾波「それにしても、どうしていきなりほっぺたを揉んだりしたんですか?」

提督「いや、出来心というか何というか…さくらもちを幸せそうに食べてる綾波を見てたらな、急にほっぺたを揉みたくなったんだ」

綾波「………」

提督「ああっ、そんな白い目で見ないで!!ただ、どうしても今揉んでおかないと後悔するような気がして!!主に改二関連で」

綾波「…はぁっ、提督が何を言ってるのか分かりませんがデリカシーがなさすぎです。反省してください!!」

提督「返す言葉もアリマセン」

綾波『はぁっ、せめて一声かけてくれば許したのに…提督のばかっ』


~ワッフル~


磯波「てっ、提督…。私はどうしたら目立てるでしょうか?」

提督「なんだ、吹雪みたいな質問だが?」

磯波「いえ、あの…私って駆逐艦の中だと地味って言うか、あんまり目立ってないって言う気がして」

磯風「別に派手な舞台に立ちたいとかじゃないんですが、せめてもう少し自分をアピールするのにはどうすればいいかと思ったんです」

提督「うーん、目立つねぇ…」

磯風「や、やっぱり難しいですよね?ゴメンなさい、無理難題を言っちゃって」

提督「…いや、方法はあるぞ」

磯風「えっ」


提督「はいもう一度!大きな声で」

磯風「し、静かにしてくださーい!!!」

提督「よーし、だいぶ大きな声が出せるようになってきたな、いいぞ」

磯風「で、ですがこれと目立つことの何の関係が…?」ゼェゼェ

提督「いや、確か磯波って川内と同じ部隊に所属していたんだろ?」

磯風「は、はぁ…まあそうですが」

提督「つまり、頑張れば川内の突っ込み役になれるはずだ!!」

磯風「    」

提督「今この鎮守府で川内の暴走を止められるのは神通ぐらいだ。そこに磯風が加入したとなればすごい事になるぞ」

磯風「む、無理ですよぉ!!川内さんを止めるなんて私には」

提督「諦めたら何も始まらないぞ、ほらっ、もう一度!」

磯風「ふぇぇっ、とんでもないことになっちゃいましたぁぁぁ」

今日はここまでです

なんかだんだんスイーツが関係なくなってきてしまいましたが…まああくまでノリでやっていますのであまり気にしないでくれると嬉しいです
ところで皆さんはイベントのほうはどうでしょうか?自分は未だE-1で軽空母の大破に苦戦していやがります
本隊を出撃させれば楽なんでしょうが…本当になんちゅう仕様にしてくれたんでしょうか
ミッドウェーを攻略できるかすら怪しくなってきました

それでは、また

あれ、本当に磯風になってる。き、きっとミッドウェーの呪いか何かです。とりあえず磯風→磯波の変換でお願いします



それと、謝罪及び反省になりますが、今投下している 戦艦レ級「戦艦レ級です、よろしくお願いします!!」のほうですが、勝手な都合なんですが中断させていただきます。
理由としますと、キャラが増えて対応できない、レ級のキャラがぶれ過ぎている…等色々ありますが、正直自分の力不足です
楽しみに待っていた方、気になっていた方がいましたら申し訳ありません。ただこのままひたすら放置というのもどうかと思いまして決めさせていただきました。
少し経ったらhtml申請させていただきます。
自分で言うのもなんですがかなり不完全燃焼で中断させてしまったので、また機会がありましたら完結させてから投下しなおそうかと思っています
本当に、申し訳ございません


~雷おこし~


谷風「いやー、古臭いかもしれないけどいいねぇ。この食感、この歯ごたえ」ガリッ!

提督「なーに年寄り臭いこといってんだ」

谷風「だってさー、自分で言うのもなんだけど珍しいと思うよ?こんなのが好きって娘も」バリバリ

提督「んな事ないぞ?和菓子好きは鎮守府の中でも結構いるし」

谷風「へぇ、そいつは驚いた」

提督「そんなに驚くことでもないだろうが」

谷風「いや、だって普通若い娘ってのは洋菓子とかを好むんじゃないの?生クリームとかスポンジとかさ」

提督「全員が全員そうじゃないだろ。食べるもんの好みなんてそれこそ十人十色なんだし」

谷風「そんなもんなんだ」


提督「割合としては洋菓子が多いのは否定できないがな…中には論外なものを注文するやつもいるが」

谷風「論外ねー、まあ大体想像は付くけど」

提督「…とはいっても、雷おこしをリクエストしそうなやつはいないかもしれないがな」

谷風「だよねー」

谷風「けどね、この雷おこしをこう遠慮なくバリバリ食べるのって結構快感なんだよ」バリッ

提督「遠慮なくって…一応上官である俺がいるんだが」

谷風「まあまあ、提督は特別って事で!」

提督「調子がいいやつめ。ほら、茶」

谷風「ありがとーっ」ズズズッ

谷風「まっ、一人ぐらいこんな艦娘がいてもいいよね、提督!」

提督「…だな」


~じゃがりこ~


望月「………」カチカチ

提督「………」カチカチ

望月「………提督、そっちお願い」ガチャッ

提督「おう……」ガチャガチャガチャガチャ

望月「…よしっ、クリア」テレーン!

提督「はぁぁぁ…疲れたぁぁぁぁぁぁ」

望月「なにいってんの提督、まだ三十分ぐらいしかやってないじゃん」ポリッ

提督「細かい画面見続けてると疲れるんだよ」ポリポリ

望月「提督、もう年なんじゃないの?」

提督「なんだとこんにゃろう」


望月「それにしても、提督もモン○ンやっているなんて思ってなかったよ」

提督「夕張たちに進められてな、といってもあまり進んでないが」

望月「どうりでヨタヨタした動きな訳だ」

提督「お前達と違ってやりこんでないからな。っていうかじゃがりこ作って更にモ○ハンにまで付き合わせられるとは…」

望月「まあゲームしてるときはは私にとって最高のリラックスタイムだし」

提督「こんな目が疲れるのにリラックスもあったもんじゃないだろ」

望月「いいの!それじゃあ、少し補給したらまたやろうか」

提督「あぁぁ…この作業が地味に辛い」

望月「いいじゃんいいじゃん、仕事じゃないんだしさー」


~トリュフ~


能代「………」モグモグ

提督「………ほい」カチャッ

能代「……ふぅ、静かな時間って、本当に尊いものですね、提督」ゴクゴク

提督「なんというか、まぁ…いつもお疲れさま」

能代「ありがとうございます。トリュフをいただいて少しリラックスできました」

提督「疲れをとれやすくする為にちょっと甘めに仕上げてみたんだ、気に入ってくれたのなら何よりだ」

提督「にしても、能代っていつも苦労しているよな。まあ、阿賀野たちを悪く言うつもりはないが…」

能代「苦労というか…みんな天然なんですよ、矢矧もしっかりしてるように見えて案外ずれているところもありますし」

能代「阿賀野姉と酒匂は目を離せないし、離したら何をするか分からないし…いえ、指揮するときとか戦闘とかでは頼りになるんですけど」

提督「それ以外の部分がポンコツな訳か」

能代「ポンコツ言わないでください」


能代「とりあえずここに来る前に身の回りの事はある程度の事はしてきたので問題はないと思うんですけど、正直心配で」ハァッ

提督「なんというか、能代っておかんみたいだな」

能代「誰がおかんですか」

提督「けどたまには自分達で出来ることはやらせたほうがいいんじゃないか?逆に能代がやっちゃうから自立できない部分もあるかと思うんだが」

能代「………ええ、一回やってみましたよ。それも」

提督「へぇ、で、結果は」

能代「大 惨 事 」

提督「     」

能代「…後は察してください」

提督「…頑張れ、能代」

能代「…はい」


~肉まん~


最上「ねぇ提督、一つ相談があるんだけど」モグモグ

提督「おっ、最上がお願いなんて珍しいな。で、なんだ?」

最上「いや、ボクの制服なんだけど変更できないかな?」パクッ

提督「できないな」キッパリ

最上「即答!?」

提督「いや、だってズボンのほうが動きやすいし色々といいだろ」

最上「そりゃあ動きやすいですけど他のみんなから浮いているような気がして」

最上「それにズボンだとどちらかというと男の子に見られるような気がするんだよ」

提督「けど、それがいいじゃないか」

最上「いや、提督に肯定されてもね…そういえばくまり、じゃなくて三隅もなんか反対していたけど」


提督「とまあそれは冗談として最上がズボンなのは一応理由があるぞ」

最上「えっ、何か理由があったの!?これって」

提督「さっきも言ったが主な理由としては動きやすさだな。動きやすいということはとっさに時にすばやく対応できる。ここはわかるか」

最上「まあそれは分かるけど、それは他の娘達も同じじゃないの?」

提督「…最上に限っていえば色々と前歴があるからな」

最上「前歴…あっ」

提督「つまりはそういうことだ。悪いな、期待に答えられなくて」

最上「…いえ、ありがとうございます。今度はそんな心配をかけないように頑張りますね」

提督『…もがみん半ズボン死守同盟なるものが鎮守府内の一部でできていることも理由の一つなんだが…反応に困るだろうから黙っておこうっと』


~ランドグシャ~


衣笠「いやー、自業自得だとは思うけど、あの時の青葉は正直笑えたわね」ケラケラ

提督「性格悪いなー、俺もあの時は辛かったんだぞ」

衣笠「それは提督が作りすぎたのが悪いんでしょ。いや、あれは流石に私も食べる気はしないけど」サクッ

提督「ん、なんだったら今から作ろうか?頑張ればすぐに出来るぞ」

衣笠「そんなところを頑張らなくていいから、むしろこれで十分だから」サクサク

衣笠「まあ流石にあの後介抱してあげたけどね、見ててあまりにも辛そうだったから」

衣笠「だけど実際あそこまで辛いもんなの?ただ量があっただけなんじゃ」

提督「…悪いが冗談抜きで辛いぞ、登山は」

衣笠「…体験者言うと言葉の重みが違うわね」


衣笠「にしても本当にあのメニューを用意できるなんて、流石の私でもそこまでは想定していなかったわ」

提督「ってあれの元凶はお前なんかい!!」

衣笠「元凶って…まあ、青葉に聞かれたときにあれを答えたのは事実だけど」

衣笠「私も始めは冗談のつもりで言ったのよ。けど青葉が登山について調べていくうちに『これでいこう!』なんて言い出しちゃったから止められなくて…」

提督「他に何か思いつかなかったんかい」

衣笠「だって青葉が『提督でも作れそうにないインパクトのあるお菓子』なんて聞いてくるからつい」

提督「お菓子…とよんでいいか分からないがな。あれは」

衣笠「それにしても提督もよく作ったわよね」

提督「…俺もああいうのを一度作ってみたくてな」

衣笠「悪乗りって怖いわねー」


~きな粉棒~


扶桑「…ああっ、見て提督!ほらっ、赤よ赤!」

提督「ああ、赤いな。ほらっ、もう一本だ」

扶桑「ありがとうございます…やった!また赤よ」

提督「ほらっ、大丈夫。在庫切れって事はないからまだまだあるぞ」

扶桑「ああ、夢みたい…一度体験してみたかったの。きなこ棒であたりを引き続けるということを」

提督『爪楊枝に細工させてもらったからな』

扶桑「ガリガリ君とかヤッターメンとか、一度こういう体験をしてみたかったんだけど全部縁がなくて…けど、今すっごく楽しいわ!!」

提督「きなこ棒って結構当たり引く確立が高いような気がするんだが」

扶桑「…私と山城で一度箱買いしたことがあったんだけど、不良品だったみたいでみんな色が付いてなくて」

提督「そこまで言ったら逆に幸運だろ、それ」


~数十分後~


提督「悪かった!俺が悪かった、だからもうやめておけ、扶桑!!」

扶桑「だ、大丈夫よ。これは提督が私のためにやってくれたんですもの、だったら私も提督の気持ちに答えないと…」

提督「だからといって一人で一箱食べきるなんて無茶だ!また明日にでも取っておけばいいじゃないか!!」

扶桑「駄目よ…明日になんて取っておいたらどうなるか分からないわ。鼠に食べられたりとか虫が入り込んだとかで食べられなくなることが容易に想像できるのよ」

提督「そんなこと…いや、ありそうだな」

扶桑「大丈夫、あと五本、あとごh」ゴフオッ

提督「おいっ、しっかりしろ扶桑」

扶桑「あぁ…幸せなのに、幸せのはずなのに…不幸、だ、わ…」ガクッ

提督「扶桑、扶桑ーーー!!!」



※もちろん胃袋以外無事です

今日はここまでです

イベントやらなんやらで一月ほど開いてしまいまして、申し訳ございませんでした
いやぁ、色々と大変でしたねぇ
今回は無事にEー5も攻略できて、前回の雪辱を無事に果たすことが出来ましたが、皆さんはどうでしたでしょうか?
磯風?清霜?…いやぁ、そんな艦娘の方々もいましたねぇ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

それでは、また


~ モンブラン ~


提督「お待たせいたしました。どうぞ」カチャッ

妙高「ありがとうございます…あら、提督。この栗は」

提督「ええ、今回はちょうど良く取れたてのものが手に入りましたので今回はそれを使ってみました」

妙高「初物ですか、しかし、季節の移り変わりというのは早いものですね」

提督「今年は特に季節があっさり変わりましたからね、去年なんて残暑がひどかったというのに…」

妙高「季節までは私たちが支配できるのもではありませんからね」パクッ

妙高「…うん、甘すぎず、ちょうどいい塩梅です」モグモグ

提督「お粗末さまです」


妙高「しかし、私だけが初物をいただくというのもなんだか悪い気がしますわ」

提督「ああ、その点ならご安心ください」

妙高「というと?」

提督「いえ、栗のほうなんですが思いのほか多く手に入りましてね、鳳翔さんに頼んで今日の夕食は栗づくしにしてもらう予定なんです」

妙高「まぁ、それは素敵ですね」

提督「いや、後の恨みを買わないようにしているだけですよ。特にここでは食べ物に執着するやつらが多いですから」

妙高「…提督も色々と苦労しますね」

提督「いやぁ、もう慣れましたよ」

妙高「けど、栗づくくしの夕食があるのならあまり量は食べれませんね」

提督「甘いものは別腹では?」

妙高「何事も楽しむのには程々が一番なんですよ」ニコッ

提督「…その言葉、一部のやつらに聞かせてやりたいですよ」ハァ


~ スワンシュー ~


瑞鶴「提督。提督までも私をいじめて楽しいの?そうなの?」

提督「藪から棒に何を言い出すんだお前は」

瑞鶴「これよこれ!!どう見ても間接的ないやみにしか見えないんですけど!!」

提督「これ?シュークリームがか?」

瑞鶴「シュークリームだけならいいの!問題は何で鳥の形をしているのかってことよ」

提督「鳥って…これは白鳥をかたどったものでな、ヨーロッパでは高級菓子として有名なんだぞ」

瑞鶴「ってそんな説明はいいわよ!可愛いってのは見て分かるわ」

瑞鶴「そりゃあ毎度のごとく七面鳥七面鳥言っている私も悪いけど…」

提督「あー、やっぱり駄目だったのか」

瑞鶴「ちょっと待って、なにそのやっぱりって」


提督「いや、もともと瑞鶴からはシュークリームのリクエストを受けたじゃないか」

瑞鶴「ええ、間違いないわ」

提督「で、作ろうとしたら鳥型のシューのほうが絶対喜ぶって」

瑞鶴「誰が言ったの?」

提督「………加賀さんが」

瑞鶴「もうその時点でおかしいって気づいてよーーー!!!」ウガーーー!

提督「いや、加賀も熱心に説明してくるから俺もてっきりトラウマ克服のために挑むのかと」

瑞鶴「ちくしょう…加賀さんめ。絶対仕返ししてやる…」モグモグ

提督「といいつつしっかり食べるんだな」

瑞鶴「残したらそれこそ加賀さんの思う壺じゃない。それに美味しいし」

提督「まあ、仕返しも程々にして置けよ」


~ 酒まんじゅう ~


初春「うむ、やはり餡子の甘さというのは気持ちを落ち着かせてくれるのう」

提督「まだまだあるから遠慮なく食べていいぞ」

初春「ありがたい、が、わらわはゆっくりと少しずつ味わいたいのでな」

提督「そうか、それにしても…」

初春「なんじゃ?なにやら腑に落ちないことでもありそうじゃが」

提督「いや、なんていうか…初春って駆逐艦だよな」

初春「何を急に改まって、駆逐艦以外になんの艦種があるというのじゃ」

提督「いや、なんか喋り方にしても好みのものにしてもどう見ても」

初春「年寄り臭い、とでも言いたいのか?」


提督「い、いや、そこまで言いたいわけじゃないんだがその」

初春「まっ、別にそう思っても良いぞ?わらわもそう思うからの」

初春「しかしどうもわらわは洋菓子のあの砂糖とクリームの強烈な甘みが好きになれなくてな」

初春「いや、少し食べる分にはいいんじゃがどうも続けて食べたいかといわれるときついものがある」

初春「やはりわらわはこのまんじゅうのようにほどほどの甘さの菓子が好きなんじゃよ」

提督「成程な」

初春「しかし、こちらから言ったらまだいいががたとえそうだとしてもレディーに向かって年寄り臭いなんて思わないほうがよいぞ?」

初春「提督殿はすぐに顔に出るからのう、すぐにばれてしまうぞ」

提督「…善処します」

初春「うむ、いい心がけじゃ」


~ たこ焼き ~


提督「さて、実際やってみたがいいがこれは果たしてお菓子なのだろうか」

提督「確かにおやつとして出されることもあるがぶっちゃけこれって食事じゃないか?」

提督「タコも入るしその他の薬味もお菓子とは遠く離れているし…まあカツ丼よりはましだが」

黒潮「提督、さっきから何を一人でブツブツ言うてるんや」

提督「いや、ちょっとした自問自答だ」

黒潮「まああまりウチは気にせんへんけど、あんまりブツブツ言うてると早くに禿げてしまうで?」

提督「ほっとけ!」

黒潮「にしても提督たこ焼き焼くの上手いな~、うちの出番がないやんか」

提督「おっ、なら変わってくれるか?」

黒潮「いやいや、待ってるほうが気楽やから提督にお願いするわ。あまりにも提督がぶきっちょやったら変わろうかとも思ったんやけどなー」ニヤニヤ

提督「あー、だったらわざと失敗すればよかったか」

黒潮「はいはい、ふざけたこといっとらんと手を動かす!!せっかくのたこ焼きが焦げてしまうで」

提督「おおっと!危ない」クルッ


黒潮「う~ん!中はトロッと、周りはカリッ。やっぱりこれが正統派のたこ焼きやな!」パクッ

提督「焼きたてはものすごく熱いのが難点だがな」

黒潮「何言うてるんや!!熱いうちに食うから旨いんやんか、冷めたらそれこそ食えたもんやなくなるで」

提督「ま、そりゃそうか。けどカリッとさせるだけなら○だこみたいに油を多量に使うって方法もあったな」

黒潮「うーん、確かにあれはあれで旨いんやがあれやとたこ焼きというよりあれだとたこ揚げみたいな感じやからなぁ」

提督「色々注文が多いな」

黒潮「これも好物やからやで、で、あれは?」キョロキョロ

提督「あれ?」

黒潮「鈍いなぁ~あれといえばご飯にきまっとるやないか」

提督「そこまで想定してるわけないだろ!ないわ!」

黒潮「え~?ま、仕方ないか。たこ焼きだけで我慢しよか」

提督「どうやったらたこ焼きがおかずになるんだよ…」


~ ポテトチップス ~


千代田「て、い、と、く。本当にあの時お姉に何もしてないよね?」パリッ!

提督「だからあの後千代田の部屋に届けただけだって」

千代田「まあ、それならいいんだけど…」ポリポリ

提督「少しは俺を信用しろよ」

千代田「提督はもちろん信用しているよ。けど酔ったときのお姉ってとっても魅力的っていうかフェロモンバリバリだから万が一って事も」バリパリ

提督「そんな事より運ぶことで精一杯だったわ。っていうかせめて話す時は食べるのをやめないか。ポテチの音がやかましいわ」

千代田「…提督ってもしかしてホモ?」

提督「なんでそんな結論になるんだ」

千代田「だってあのお姉の魅力に耐えられたなんてそれぐらいしかないかなーって」

提督「お前は姉が襲われたほうが良かったのかそうじゃないほうが良かったのかどっちなんだよ」


千代田「けど、提督がそこまで言うなら千代田も一安心かな」

提督「前伊勢にも言ったんだけどさぁ…お前も姉離れしたらどうだ?いい加減過剰すぎるんじゃないか?」

千代田「駄目だよ!普段ならともかくお姉は酔うと色々と無防備になるんだから」

提督「まああの脱ぎ癖だけは何とかしたほうがいいだろうな」

千代田「それだけじゃないんだよ!!何かにつけて甘えてくるし一人じゃ起き上がれなくなるしそのまま床にゴロンって寝ちゃうし…」

千代田「けどそんな無防備なところもお姉の魅力の一つだと思うし…///」

提督「あー、こりゃ改善できないわ」

千代田「もうっ、姉妹愛って言ってほしいな~」

提督「…なんで姉妹艦ってこう手遅れなのが多いかなぁ」

今日はここまでです

しかし、久しぶりに投下してみて思ったんですが…自分でも誰を投下して誰を投下したかさっぱり分からなくなってしまいました
駆逐艦が多いとは思うんですが…誰が投下されてないか分かる方がいましたらどうか教えてください
我ながらものすごく厚かましいお願いですが

それでは、また


~ 焼きマシュマロ ~


文月「ねえ司令官、本当に大丈夫なの~?」

提督「妖精さんのお墨付きだから大丈夫だとは思うが…万が一のために消火準備もしたし」

文月「うぅっ、ちょっと怖いよ~」

提督「しかし怖がっているわけにもいかないしな…それじゃあ、点火ー!!!」カチッ

ゴオォォォォォォォ!!

文月「うわぁぁ~!!!」

提督「高速建造財を応用した調理用バーナー。にしてはえらい火力だなぁ」

文月「ば、爆発とかはしないよね」

提督「まあ大丈夫だろ。はい、マシュマロ。近くでやってみたかったんだろ?」スッ

文月「う、うん!」


プク~!

文月「おぉぉ~本当にぷっくり膨らんでいくんだ~」

提督「スヌー○ーの漫画で見たまんまになるんだな、俺も始めてだわ」

文月「それじゃあいい感じに焼けたところで、いっただきまーす!」

文月「うーん、ふわっとさくっとでなんか不思議~」

文月「けど、とっても美味しいね~」

提督「…しかし、今思ったんだが」

文月「ん~?」

提督「いや、妖精さんに頼まなくても暖炉を出せばそれで済んだんじゃないのかなーって思って」

文月「あー、確かにそっちのほうが良かったかも」

文月「それじゃあさ、また寒くなったら今度はみんなでやろう!司令官!!」

提督「そうだな。けどみんなの事まで考えられるなんて文月は優しいな」

文月「えへへっ」


~ アメリカのケーキ ~


鬼怒「おぉう、パないい…マジパないわ」

提督「作った俺が言うのもどうかと思うんだけど、全く食欲が湧かないな」

鬼怒「うん、っていうかこれはないよ」

提督「いや、注文したのはお前なんだから責任もって食べろよ、まあ俺も食べるけどさ」

鬼怒「だけどケーキに青や緑はないよー」

提督「お前が参考資料に持ってきた写真通りに作ったんだろうが!!っていうか微妙そうなら何で頼んだんだよ!!」

鬼怒「ほら、百聞は一見にしかずっていうじゃん。だから写真で見るだけじゃなくて実際に見てみたかったから…」

提督「そうか、ならなおさら良かったな。一見どころか風味や食感まで体験できるぞ」

鬼怒「トホホ…やっぱり頼まなきゃ良かった」

鬼怒「………」


鬼怒「………」パクパク

提督「………」ムシャムシャ

鬼怒「………」モグモグ

提督「………」ゴックン

鬼怒「…うん、見た目の割りに普通に食べれられるね」

提督「そりゃあやばいのは見た目だけだからな。中身は普通のケーキとさほど変わらんさ」

鬼怒「…そういえば、これって甘さ控えめなんだよね」

提督「本当はそこも再現するべきだったんだろうがおれが止めた。あの量は無理だ」

鬼怒「ありがと提督。これで一つ確信が持てたよ」

提督「なんだ?」

鬼怒「奇を衒うのもいいけれど、ケーキだけはシンプルなほうがいい!!」

提督「まさに真理だな」


~フォンダンショコラ~


提督「お待たせ。はいよ」

満潮「………」カチャッ

提督「そうそう、焼き立てで中はまだ熱いから気をつけて食べろよ」

満潮「…分かったわ」パクッ

提督「…うーん、なんていうかさぁ」

満潮「なに、何か文句でもあるの?」

提督「いや、文句って言うほどじゃないけどさ、もう少し楽しそうに食べてもいいんじゃないかって」

満潮「はいはいごめんなさいね!あたしは荒潮とかみたいに笑い方が上手くないからね」

提督「…満潮、一つ言わせてもらっていいか?」

満潮「なによ?せっかく食べてるときにお説教はやめて欲しいんだけど」


提督「お前達も分かってるとは思うが俺は鈍感だ」

提督「だからって訳じゃないが、お前達が喜んで食べてる姿を見るとほっとするんだよ」

提督「ああ、喜んでくれてよかったって」

満潮「………」

提督「俺は別に小難しい感想を求めてるわけじゃない」

提督「ただ、少しだけでも笑ってくれるとほっとするんだよ」

満潮「…女々しいわね、男の癖に」

提督「仕方ないだろ。こればっかりは性格だ」

満潮「まあ、私も人の事は言えないけど」ボソッ

提督「満潮?」

満潮「…美味しいわよ。ありがと、提督///」ニコッ

提督「……!!どう、いたしまして」


~ シュークリーム ~


提督「………」

深雪「ムシャムシャパクパク!」

提督「深雪ー、おーい、深雪さーん」

深雪「パクパクムグッ!?」ドンドンッ!

提督「!!ほらっ、水だ水!!」

深雪「~!ぷはぁ、轟沈するかと思ったぜ」

提督「轟沈理由(シュークリーム)なんて洒落にならんぞ、深雪の場合いろんな意味で」

深雪「いやぁーそれでもたくさん食べておきたくてさ」

提督「見てるほうとするとすごくいい食べっぷりなんだけど、なんでそんな必死になって食べてるんだ?」

深雪「んー、まあ食い溜めかな?」

提督「食い溜め?」


深雪「そうそう、この前間宮で初雪にシュークリームを食べてるところを見せつけられてさー」

深雪「んであの時思ったわけよ。一度いやというほど食べておけばあそこまで辛くならないんじゃないかって」

提督「で、いやになるぐらい食い溜めをしていると」

深雪「そーそー、そういう事!」

提督「…深雪にしかできない発想だな」

深雪「いやー、そんな褒めないでよ。ただ、ちょっと問題点だあるんだ」

提督「いや、別に褒めたわけじゃ…で、問題点?」

深雪「いや、結構食べたけど思いのほかいやになってないんだよ」

提督「あれだけ食べてか!?」

深雪「というわけでおかわりお願いしまーす!」

提督「…くれぐれも吐いたりするなよ?」

深雪「大丈夫大丈夫!それじゃ、いっただきまーす」パクパク

提督「…逆に禁断症状を引き起こさなきゃいいけどな」


~ ミニシュトーレン ~


提督「いやー、本場の味を知っているハチが気に入るかどうか分からんが…とりあえずどうぞ」

ハチ「、大丈夫、提督のお菓子はとっても美味しいからはっちゃんも安心してるの」

提督「にしても変わった注文だな。あえて小型のシュトーレンを作って欲しいなんて」

提督「シュトーレンって普通大型のやつを薄く切って食べていくやつだろ?なんであえて小さいのなんて」

ハチ「提督、はっちゃんがここの鎮守府に来たときみんなにシュトーレンを配ったでしょ?」

提督「そういえばそうだったな」

ハチ「で、はっちゃんもみんなが喜んでくれて嬉しいって思ってたんだけど。駆逐艦の子達がシュトーレンの食べ方に苦戦してるのをみたの」

ハチ「日持ちさせるためとはいえ、シュトーレンってちょっと硬めだから」

え、なにこの偶然は…正直驚きました


ハチ「それではっちゃん考えたの、やはり日本には日本にあったシュトーレンがいいんじゃないかって」

提督「それで小さいのを試したって訳か。確かにこれぐらいの大きさなら簡単につまめるし食べやすいし結構いいんじゃないか」

ハチ「うん、今度また贈り物をする機会があったらみんなにこれぐらいのを用意しようと思うの」

提督「いいんじゃないか?大きいの一つ渡すより小さいのを何個も渡したほうが駆逐艦達は喜ぶと思うぞ」

ハチ「うん、そうする!」

ハチ「それにしても…やっぱりドイツと日本とでは違うところもあるんだね」

ハチ「まさかシュトーレンをそのまま切らずに食べるとはハッちゃんも驚いたの」

提督「安心しろ。そんなのはここのさらに一部の連中だけだから」

ハチ「もっと驚いたのはそれをそのまま間食しちゃうところなんだけど…みんな沿うじゃないの?」

提督「そんな連中がそんなにたくさんいてたまるか」

今日はここまでです。

それにしても、まさか一覧で書いてない艦娘を教えてくれる方がいるとは…本当にありがとうございます!!
にしてもまさかまだこんなにいるとは思ってもいませんでした。ネタかぶりもあるかもしれませんが、どうかよろしくお願いします

それでは、また


~ ポン菓子 ~


提督「いいか、近づくなよ。絶対に近づくなよっ!!!」

陸奥「もう大げさねぇ、妖精さんが作った道具なら大丈夫でしょ」

提督「そっちじゃなくて陸奥のほうが心配なんだよ!主にフラグ的な意味で!!!」

陸奥「ひどいわね~、ちょっと童心に帰って懐かしいお菓子をリクエストしただけなのに」

提督「その中から何でよりによってポン菓子をリクエストするんだよ」

陸奥「うーん、あえて言うなら…シンパシー?」

提督「自虐にも程があるだろ」

陸奥「さぁさぁ、私は平気だから景気よくやっちゃてよ」

提督「あいよ、それじゃぁ…ナムサン!!!」カチッ


バァァァァァァン!!!


陸奥「~!!うーん、これこれ!この爆発音がいいのよね」

提督「鎮守府の中でもポン菓子を執務室で作るところなんさウチだけだろうな」


陸奥「けどなんでこんな風にお米がパンパンに膨れるのかしら?にんじんのお菓子とかではよくみるけど」

提督「圧力が色々と関係しているみたいだが…説明しようか?」

陸奥「うーん、つまり『そのとき不思議なことがおこった!』的な感じなのよね」

提督「いや、面倒なのは分かるがブン投げるのにも程があるだろ」

陸奥「まあいいじゃないの、それじゃあ出来立てのところをいただきましょうよ」

提督「…だな、ん?」ドタドタドタ!

大和「て、提督!ご無事ですか!!」ガチャッ!

武蔵「今ここからすごい爆発音がしたんだが、陸奥もいるようだしまさか…!!」

陸奥「     」

提督「     」

陸奥「ねえ提督」

提督「…なんだ?」

陸奥「私ちょっと泣いていいかな?」ウルッ

提督「…思いっきり泣いてもいいぞ」


~ 広島焼き ~



浦風「いい、提督。よーく見といてや」

提督「おう、浦風の実力、見せてもらおうじゃないか」

浦風「へへへっ、それじゃあまずは薄く生地を引いて、上にキャベツ天カス豚肉等を乗っけてほいっ!」パパパッ

浦風「で、その間に焼きそばをちゃちゃっと用意して、さっきのをこうドッキングっと」ジュワーッ

浦風「最後に横で卵を割って、伸ばしてまたまた乗っけて仕上げに…うりゃぁぁぁぁ!!」クルクルッ!

提督「おおっ、綺麗にひっくり返った!」

浦風「へへっ、んでもって最後にソース青のりカツオ節等でトッピングして…ほい、浦風特製広島焼きの完成っちゃ!!」

提督「お見事っ!っていうか手際がいいな~」

浦風「そりゃあウチがやったんだもん。当然じゃ!!」


提督「…うん、旨いっ!!」モグモグ

浦風「うーん、自分で言うのもなんじゃがやっぱり旨いのぅ」

提督「…にしても、何で急に自分で作りたいなんて言い出したんだ?」

浦風「うーん、提督にはちぃと悪いんじゃが」

提督「なんだ?遠慮なく言ってもらっていいぞ」

浦風「いやぁ、たぶん提督が作ってるのを見てると間違いなく口を出しちゃうから、ならはじめから自分で作ったほうがいいと思ってのぅ」

提督「あー、鍋奉行みたいな感じか?物は違うけど」

浦風「まあそんなもんじゃな」

提督「そうか…ところで浦風。まだ食べれるか?」

浦風「ん?まだ大丈夫じゃが…」

提督「浦風に言われてちょっと挑戦してみたくなった。っていうか俺が作るから食べてくれ。もちろん何かあれば口出しオッケーだ」ジャキッ

浦風「ほぅ、随分挑戦的じゃのう」

提督「悪いな、負けず嫌いなもんで」

浦風「あははっ、それじゃあその挑戦、浦風が受け取ったよ!!」


~ ガレット・デ・ロワ ~


提督「しっかし、舞風といいお前といいどっからこんなお菓子の情報を調べて来るんだよ」

山城「色々とあるのよ、それよりもそれを作ってしまう提督も大概だと思うんだけど」

提督「こっちもリクエストに答えられないのは嫌だからな。それなり調べるさ」

山城「で、提督。あれは使ってくれた?」

提督「ああ、人形代わりの扶桑写真入のペンダント…いや、使っておいてなんだけどあれ入れちゃって大丈夫だったのか?」

山城「大丈夫よ。耐熱、抗菌仕様だし渡す前にしっかりと消毒もしておいたわ」

提督「いや、そういうことじゃないんだが…」

山城「さあ、後はこれを私が食べて私が姉さまと再開を果たすだけ…山城、いきます!!」

提督「なんでそんなに気合入ってんだよ」

山城「いいじゃないですか。あっ、提督の分は私が確認したものを渡しますのでそれでいいですか?この流れだと提督に当たりそうな気もするので」

提督「…好きにしろ」


 ~ ~ ~ 

提督「話をしよう」

提督「このガレット・デ・ロワというのは元々フランスなどでお祝いの際に食べられたケーキだ」

提督「その際に余興としてケーキの中に人形とかが入れられて、それで運勢を占うというものである」

提督「だからケーキはそれなりに大きくなるということだ」

提督「さて、俺はこのケーキを大きめに8等分に切り分けて、1つは俺がいただいた」

提督「で、俺が言いたいのはなぁ…」

山城「うっぷ…き、きつい…」

提督「そんなもんを一人で無理して食べるんじゃねーって事だよ」

山城「あ、後二つ…後二つで終わっ、ぐふっ!」

提督「言わんこっちゃない、って言うか食べるのはもう無理だろう。休んでおけって」

山城「い、いやよ…ここまできたらねぇさまに会うまでは…会うまではっつ!?」ガクッ

提督「あーあ、倒れたどころが当たり所が悪くて気絶しちゃったか」

提督「仕方ない、扶桑をよんでやるか」

山城「姉さま!?」ムクッ!

提督「黙って寝てろ」


~ もんじゃ焼き ~


提督「涼風、一応言われたとおり用意はしたが、本当に入れるのか?」

涼風「なに言ってんだい提督。当たり前じゃんか」

提督「いや、級グルメとかで見たことはあるけど、実際やるとなると躊躇するもんだぞ」

涼風「まっ、あたいも始めて聞いたときはなんじゃそりゃって思ったけど、食べてみるとなかなかいけるんだよ」

涼風「とりあえず論より証拠、ちゃっちゃっとやっちゃうね」

涼風「てな訳でこのキャベツの入ったもんじゃ焼きの生地の中に…」

涼風「いちごシロップとカレー粉を投入ー!」ダバダバダバー!

提督「おおう、生地の色にピンク色が溶け込んで…うわぁ」

涼風「ちょっと気持ち悪いよね、こうもピンクっぽいとさー」

提督「問題は他にも色々とあるけどな」


ジュワァァァァッ

涼風「ささっ、提督、そろそろ食べごろだよ」

提督「…思ったより色は付かないんだな。てっきり焼き色までピンクっぽくなるかと思ったんだが」

涼風「んー、まあ細かいことは分からないけどなんか色々とあるんじゃないの?知らないけど」

提督「それじゃあ、へらで削り取って…いただきますっ」パクッ

涼風「どうどう、感想は?」

提督「……甘みが若干強いぐらいで、後は普通のもんじゃだな。うん、悪くない」モグモグ

涼風「でもってこの甘みがまた癖になるんだよ。不思議だよねー」

提督「誰が考えたか知らんが、もんじゃ焼きにも色々な食べ方があるんだな」

涼風「だねー。けどこれ、黒潮とか浦風とかには不評なんだよね。こんなん認められへん!!ってなんか怒られるし」

提督「まあなんていうか…相手が悪すぎるわ」


~懐中汁粉~


明石「申し訳ございません提督。約束の遅れてしまいまして」ガチャッ!

提督「いや、別に気にしなくていいよ。それに遅れたのも艤装の修理が長引いたからなんだろ?」

明石「はい、いえ、適当なところで切り上げようとはしたんですがついつい手が進んじゃいまして、その…」

提督「だったらなおさらだよ。明石がいるおかげでこっちは万全の状態で出撃できるんだ。責める理由なんてないさ」

明石「…申し訳ございません」

提督「だから謝らなくていいってのに…はいっ、艤装の整備で疲れてるんだからまずは甘いものをとって疲れを取る!」カタッ

明石「あっ、ありがとうございまs…あら、これって」

提督「まだ最中だな。だけどこれにお湯をかけると」コポコポコポ…

明石「…!!懐中汁粉ですか!」

提督「ご名答。明石からのリクエストがお汁粉だったからちょっと変わったのを用意してみたんだ」


明石「うーん、聞いたことはありましたがこうして食べるのは初めてですね…美味しいです」ズズズ

提督「最中の皮がふにゃふにゃになるのが気になるが、まあ仕方ないか」ゴクゴク

明石「そうですか?私はそこまで気になりませんが」

提督「そこは人それぞれか」

明石「けど提督。またなんで懐中汁粉なんて変わったものを用意してくださったんですか?他にもいろいろとお汁粉にも種類があると思うんですが」

提督「理由。理由としては…これが大きいかなっと」ゴトッ

明石「こ、これって!!」

提督「手作りだからそこまで日持ちはしないとは思うけど、今明石が食べたやつのと同じものをいくつか用意させてもらった。整備の合間にでも食べてくれ」

明石「だ、駄目ですよ!!他のみんなを差し置いて私だけ贔屓してもらうわけにはいきません!」

提督「いいんだ。いつも遅くまで整備作業をしてもらってる俺からの御礼だよ」

明石「け、けど…」

提督「じゃあ前金ってことで。…これからも明石には迷惑をかけるだろうからな、」

明石「………分かりました。ただ、一つお願いがあります」

提督「お願い?」


明石「…前金以上の仕事を作らないように、しっかりとみんなを導いてくださいね。提督」ニコッ

今日はここまでです

ちなみに、涼風で出てきたいちごシロップもんじゃは実在します。っていうか地元の名物だったりします
更に言うとももんじゃの中身にベビースターラーメンを入れたりしてました。今はあるか知りませんが
気になった方はレシピもありますのでぜひお試しください

…ただ、完全に人を選ぶのでご注意を

それでは、また


~ ブラックチョコレート ~


磯風「~♪」モグモグ

提督「う、うぐっ…」

磯風「♪♪~、ん、どうした提督。あまり手が進んでいないようだが」モグッ?

磯風「遠慮ならすることはないぞ。私としてはこうしてゆっくりチョコを食べられるだけで幸せだからな」

提督「い、いや、遠慮とかじゃなくてだな…ってかさ、作っておいてなんだけどよくこんなもん食べれるな」

磯風「こんなもんとは失礼だな。この辺では手に入らないからせっかく調べて提督にレシピを渡したというのに」

提督「そりゃあ手に入らないだろうな…カカオ99%のブラックチョコレートなんてなぁ!!」

磯風「ふむ、そこまで大声を出すことではないのでは?チョコ自体はこんなに美味しいのに実に不思議だ」

提督「俺は磯風の味覚のほうが不思議だよ」


磯風「味覚が不思議?まあ確かに他の陽炎型と比べると好みは違うかもしれないが」

提督「陽炎型に限らず全艦種の中でも特殊の部類に入るわ」

磯風「むぅ、不思議なことだ。このチョコにしても苦味とコクが後を引くというのに何故理解されないのだろう」

提督「普通のやつならまず先にくる苦味でダウンするからだよ」

磯風「ふふっ、つまりはみんな味覚がお子様ということだな」

提督「なんでお前はそんなにプラス思考に捉えられるんだよ」

磯風「そこが自分の長所と理解している」

提督「お前ってやつは…って言うか普通のチョコじゃ駄目だったのか?」

磯風「普通のミルクチョコはなぁ…どうも甘みの自己主張が感じられて好きになれないんだ。やはり食べるならこれぐらい苦くないとな」

提督「…浦風たちが苦労するわけだな」


~ わたがし ~


提督「さて、例によって妖精さんに作ってもらったこの機械にザラメを入れて…」ザラザラ

提督「そんでもって…スイッチオン!!」カチッ

ウィィィィィィン!!

提督「よしよし、無事に動き出したな。準備はいいぞー。子日ー!!」

子日「待ってました!!それではこの手の主砲を外してー」キュポッ

子日「よしっ。子日、戦闘体制整いましたー」

提督「お前はわたがしにどれだけ全力をつぎ込むつもりだよ」

子日「だってわたがしを自分で巻いて作っていくんだよ。それってとっても楽しいじゃん!!」

提督「まあ気持ちはわかる」

子日「それにね、主砲を外した子日は一味違うんだから」


提督「違う、負荷が減ったからか?」

子日「そう、この拘束を外すとね…うぉりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」グルグルグルーーー!!

提督「おおおおうっ!!」

子日「へへっ、三倍のスピードでわたがしを巻き取ることが出来るんだよ」グルグルグルー

提督「すごい、すごいけどさぁ…子日」

子日「なに?提督。って…きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」ボワーン!

提督「自分の腕にまでわたがしを巻き上げてるじゃねーか」

子日「どどどどうしよう提督!!もったいないから食べちゃったほうがいいかな?」

提督「…そうするしかないんじゃないか?」

子日「うわーん、せっかくのわたがしが台無しだよー」ペロッ

子日「…!あ、甘―い」モフモフッ!

提督「全く、現金なやつだ]


~ チョコパイ ~


村雨「はいはーい提督さーん。お茶の準備はオッケーよ!」

提督「おお、悪いな村雨」

村雨「いいのいいの!さぁ、待ちに待ったおやつタイムよ」

提督「あいよ、それじゃ、市販のとはちょっと違うかもしれないが…ほらっ」ドサッ

村雨「わぁ、チョコパイが山盛り!!」

提督「小さめに作ったから何個でも食べていいぞー」

村雨「うぅ、なんていう悪魔の誘惑…」

提督「お菓子を食べるときにカロリーを気にするのは愚策だぞ。お菓子って言うのは元々そういうものだからな」

村雨「…よしっ、村雨、覚悟を決めました」

村雨「こうなったら轟沈するまで食べてやるんだからー!!」パクパクパクー!!

提督「何赤城みたいな事言い出してんだよ」


村雨「…ひどい、提督さんって本当にひどい!!」パクパク

提督「そして何で俺が責められるんだ?」

村雨「何でこんな美味しく作っちゃうのよ!これじゃあ手が止まらないじゃないの!!」パクパクパクパク

提督「…まあ、褒め言葉として受け取っておこう」

村雨「これじゃあ本当に轟沈しちゃうよ~」

提督「主に体重が、か?」

村雨「シャラップ!!けど、本当にどうしよう」

提督「…なあ、村雨」

提督「ダイエットも、運動も、あるんだよ」ニッコリ

村雨「私の台詞とらないで!ってその前にその満面の笑みで言うのやめてよー!!」


~ ラ・フランス ~


筑摩「フフッ、提督さんって悪い人ですね」

提督「藪から棒に何の話だ」

筑摩「姉さんの事ですよ。この前のスイーツのときの」

提督「利根…ああ、フルーチェのときか」

筑摩「姉さんの希望だかといって本当にボール一杯のフルーチェを用意するなんて、無理だろって止めなかったんですか?」

提督「こっちの都合で止めたら利根が怒るだろ?だからあえて用意してあげたんじゃないか」

筑摩「あの後しばらくうなされていたんですよ。『もうフルーチェはコリゴリじゃ…』ってつぶやきながら」

提督「いい経験になったじゃないか」

筑摩「まあ、そうなんですけどね」


提督「で、筑摩のリクエストは洋ナシとはな…特に何か作らなくて良かったのか」

筑摩「はい、私はお菓子も好きなんですどうせなら旬の物を味わいたかったので」

提督「成程、確かに直物の果物はお菓子よりも美味しいものもあるしな」

筑摩「申し訳ございません、せっかくの機会なのに」

提督「まあ、たまにはこういうのもいいんじゃないかな?っとそうだ」

筑摩「はい?」

提督「いや、さっきの話だが筑摩は利根に忠告しなかったのか?というより筑摩のほうが言いやすかっただろ」

筑摩「…提督、フルーチェを食べる前の姉さんは、それはもうものすごくウキウキしていたんですよ」

筑摩「本当に童心に帰ったような感じで…そんな姉さんを目の前にしてそんなことを入れると思いますか?」

提督「あー…無理だな」

筑摩「そういうことですよ」


~ チェロス ~


阿武隈「提督さん!!提督さんからも言ってくださいよ!」バァン!

提督「な、一体どうした阿武隈」

阿武隈「北上さんのことですよ!もう本当にどうにかしてほしいんですけど」ウガー!!

提督「ま、まあ思い当たることはいくつかあるがまずはほら、これを食べて落ち着け」

阿武隈「もう、こんなときにチェロスなんて…」パクッ

阿武隈「………♪」モグモグ

提督「落ち着いたか?」

阿武隈「…!!ってそうそう、北上さんったらひどいんですよ!?」

提督「よし、さっきよりはまともの話しができそうだな」

阿武隈「もう何かにつけて私の前髪をくしゃくしゃにしてくるんです」

阿武隈「そりゃあ昔は色々ありましたよ、けどそれにしても酷すぎですよ!!」

阿武隈「おかげで何度も髪型をセットしなくちゃいけないし、何故か大井さんからの視線は痛いしで散々なんです」


提督「………」

阿武隈「提督、聞いています。ねぇっ!!」バンバン!

提督「…!!ああ、すまない。ちょっとな」

阿武隈「ひどいですよ、提督なら真面目に相談に乗ってくれると思ったのにー」

提督「いや、そこの事なんだが…一つ確認しておきたいんだが、髪をいじられる以外のことはされていないのか?」

阿武隈「えーと、確かに…ってまさかそれぐらいなら我慢しろと!?」

提督「いや、そうじゃない。話だけ聞くとさぁ」

提督「北上、阿武隈の事が好きなんじゃないか?」

阿武隈「………」

阿武隈「…え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!?」

提督「いや、状況的に男子が好きな女子にちょっかいをかける行動にしか思えなくて、しかもやっているのが阿武隈だけとなるとなぁ」

阿武隈「そ、そんな、けけけ、どきたかみさんは同じ軽巡だしそもそも私はそんなんじゃないしっていうかわたしはそんなきは、、きははははははは!!!!」

阿武隈「~///!!」バタッ!

提督「全く、どんだけ北上の事を意識したんだか」


提督「しっかし、どうしたもんかな…このまま寝かせておくわけにはいかないし」

???「あら、それなら私のほうでsy、じゃなくて運んでおきますよ」

提督「…大井、手に持ってるその魚雷は何だ?」

大井「こ、これは泥棒猫しょr、じゃなくて護身用です。護身用」

提督「とりあえず出てけ」


~ 豚まん ~


熊野「提督、誤解されないように言っておきますけど私はこういうものはあまり好きではないのですよ」

提督「はいはい」

熊野「ただ、鈴谷が一度食べてみたらって言っていたから所望しただけであって決して自分の意思ではないことをですね」

提督「はいはい、御託はいいからさっさと食べような」

熊野「もうっ!ちゃんと話を聞いてくださいまし!」

提督「だって話を聞いていたら冷めちまうからな。豚まんは熱いうちに食べるのに限る!」

熊野「もう、仕方ないですわね…で、箸か何かは?」キョロキョロ

提督「んなもんあるかい!!そのまんまかぶり付け」

熊野「そ、そんな!レディーの嗜みに反しますわ!?」

提督「お前はベルサイユのバラの登場人物か何かか!!」


熊野「むぅ、かぶりつくなんてなんて下品な…」

提督「気にするな、ここは日本だ。誰も咎めはしたいぞ」

熊野「それはそうですが…もういいです。いただきますわ」カプッ

提督「あっ、けど蒸したてだから気をつけて食べないと」

熊野「あっ、あつぅぅぅぅぅぅぅ!!」ジュワァァァァッ!!

提督「熱いぞ…って、遅かったな」

熊野「もう、中がこんなにも熱いのなら先に行ってくださいまし!!おかげで口の中が火傷するところでしたわ」

提督「悪い悪い、で、どうだ。初めて食べる豚まんの味は?」

熊野「………食べ方については思うところもありますが」

熊野「とっても美味です。鈴谷が言った意味がわかりましたわ」

提督「それは何よりだ」

熊野「そうだ、また何か鈴谷に教えてもらいましょう。確かすたーばっくすという所に素敵なメニューがあるといっていましたし」

提督「あー、忠告だがドリンクだったら止めとけよ?特に呪文みたいなやつだったらな」

熊野「??」


~ 大学芋 ~


提督「ほい、お待たせ」

皐月「ありがとっ。へへっそれじゃあいっただきまーす!!」

皐月「うんっ、ホクホクしててとっても美味しいよ、司令官!!」モグモグ

提督「にしても皐月も随分渋いものが好きだなー」

皐月「ん?ボク何かおかしなものを注文しちゃったかな?」パクッ

提督「いや、別におかしくはないぞ。ただ大学芋なんてどこで知ったんだ?」

皐月「んーとね、ちょっと前に鳳翔さんが作ってくれたんだよ」

提督「鳳翔さんが?」

皐月「うん!この前ご飯のときにサツマイモ翌料理が出たんだけどね。その時鳳翔さんのお手伝いをしたら作ってくれたんだ」

提督「ほぉ、優しいなぁ鳳翔さんは」

皐月「その時作ってくれたのもとっても美味しかったんだけど…」

提督「だけど?」

皐月「ボク以外にも他のみんなも手伝ったからみんなで分けたら一口しか食べれなかったんだ」

皐月「だからもう一度食べたいなーって思ってそれで司令官にお願いしたんだよ」


提督「成程、姉妹艦が多い故の悩みだな」

皐月「だからこうして食べれるのはとっても嬉しいんだけど…」

皐月「やっぱり、みんなで食べたほうが美味しかったなー、なんてね」

提督「………」

皐月「あっ、ごめんね。せっかく作ってくれたのに」

提督「そうだ、皐月。ちょっと待っててくれないか?」

皐月「どうしたの?」

提督「いや、今日は珍しく材料が余っていてな。今からその余った分でまた大学芋を作るからさ」

提督「…みんなのところに持っていって食べてもらってきてくれ」

皐月「えっ、本当にいいの!?」

提督「たまたまだ。今日は材料が余っていたからたまたまだからな」

皐月「…!!ありがとう!!大好きだよ、司令官!!!」ギュウウウウウウ

提督「こらこら、せめてお礼は作り終わってからにしてくれ」

今日はここまでです

更新ペースのほうが不定期になってしまって本当に申し訳ございません。そしてこんなスレを保守してくださる方。本当にありがとうございます
何とか今月中には完結させるようにしますのでよろしくお願いします


それでは、また


~ おからクッキー ~


阿賀野「ねえ提督さん、一つ質問していい?」パクッ

提督「ん、どうした」

阿賀野「あのね、阿賀野はクッキーをリクエストしたよね」モグモグ

提督「リクエストしたというか今食べてるだろ」

阿賀野「うん、確かにクッキーだけど。だけどさ、なんでおからクッキーになってるの」

阿賀野「それに提督さんの入れてくれた紅茶もちっとも甘くないの。オマケにシロップにミルクもないし」

提督「その事か。それについては能代にいってくれ」

阿賀野「能代に?」

提督「『阿賀野姉のためにもお菓子もなるべくヘルシーなのを用意してください』って頼まれてな」

阿賀野「ひどい!!阿賀野は一言も聞いてないよ」

提督「そりゃそうだ。この話をしたのは阿賀野は食事後の休息、もとい昼寝をしているときだったから」


阿賀野「それでもひどいの!!っていうよりなんで提督さんは能代の意見に従ってるの!阿賀野はこれでも阿賀野型の一番艦なんだよ」

提督「あー、それについても能代、というか他の三人からも伝言があるんだ」

阿賀野「えっ?みんなから???」

提督「『姉さんはまずそのたゆたゆのおなかをどうにかしてください』…だってさ」

阿賀野「     」

提督「まあこれを食べたからといって痩せるわけじゃないが、少しは自分の生活を見直してみるのもいいんじゃないか?」

阿賀野「………提督さんも、阿賀野はおなかがたゆたゆと思う?」

提督「えーっと、いや、そうだな…」

提督「まあ、阿賀野型の中では…一番、かもな」

阿賀野「       」ガーン!!


~ チーズスフレ ~


提督「悪い、ほんっとうに悪い!!」

雲龍「そ、そんなに謝らないでください。私は別に気にしていませんので」

提督「け、けど設計図が用意できなかったばっかりに雲龍の改造計画が遅れているのは俺のせいだからな…」

雲龍「確かに私自身が強化できないのは問題かもしれませんが、提督も設計図を無計画に使用したわけではないのでしょう?」

雲龍「自虐というわけではありませんが、昔と比べると赤城さんや加賀さん方がいる今、急いで改装されなくても大丈夫ですよ」

雲龍「むしろ他の艦種の皆さんの強化に繋がるのでしたら、そちらに優先的に使用するのは当然ですから」

提督「………本当に悪い。今度設計図が手に入ったら優先的に回すからそれまで辛抱してくれ」

雲龍「ふふっ、期待してお待ちしていますね」


雲龍「ところで、このケーキなんですか、表面のコーティングにお酒をつかっていたりしますか?」モグッ

提督「おお、気づいたか?そこまでつかってなかったんだがな」

雲龍「私自身はあまりお酒を嗜みませんのでお酒に対しては少し敏感でして。しかし、これは日本酒?ではないですよね」

提督「ラム酒って言うさとうきびから作る洋酒だよ」

雲龍「成程…しかし、この風味がまたいいものですね。このお酒の風味がチーズの風味を引き出していて、とても美味です」

提督「チーズとお酒はつまみとしても合うからな」

隼鷹「酒と聞いて!!」バァン!!

千歳「チーズとくれば!!」

二人「「宴会でしょーーー!!!」」

提督「やはりきたk」

雲龍「お茶中は静かに。流星、烈風!!」


ズガガガガガ!!!ギャーー!!タイヒ、タイヒーーー


雲龍「ふぅ、これで静かになりましたね、提督」

提督「…お、おう」


~ あられ ~


霰「………」ポリポリ

提督「………」ポリポリ

霰「………」ポリポリ

提督「………」ポリポリ

霰「………」ポリポリ

提督「………」ポリポリ

霰「…霰だけに」ボソッ

提督「!!」ビクッ

霰「霰だけに、あられ…なんちゃって」

提督「ってそのためだけにあられをリクエストしたんかい!!」

霰「…うん、司令官のその反応が見たかったから。そして、大成功」ニコッ


提督「正直どう突っ込んでいいか分からなかったわ!?マジなのか冗談なのか分かりづらいっての!!」

霰「ふふふ…ぶいっ!」

霰「とまあ冗談はここまでにしといて…霰は普通に食べたかったの」

提督「あ、冗談抜きでか」

霞「うん、けど、みんなの前で食べると…」

霞「『あっ、霰があられを食べてるー』とか『霰、それはもしかしたら霰とあられをかけた洒落なんですか?』とか色々といわれて」

霰「名前だけで自分の好きなものにちゃちゃを入れられるって…ちょっと辛いよね」

提督「辛いな…って言うか霰ってモノマネ上手いな」

霰「霰隠し芸の一つ。もちろんアラレちゃんのモノマネもあるよ。後は秘密」

提督「まだネタがあるのかよ…」


~ スムージー ~


五十鈴「提督、いきなりで悪いんだけど制服の変更ってできないかしら」

提督「制服?基本的には艦種ごとに固定だから変更は難しいが…ってどうした。何か不具合でもあったのか?」

五十鈴「不具合はないわよ。中破した際に破けたりはするけどそれはどの制服も同じだからね。ただ…」

五十鈴「……目線がね、すっごく痛いのよ」

提督「目線、ってあー」チラッ

五十鈴「!!どっ、どこ見てるのよ!このスケベー!!」バチーン!

提督「ゴフォっ!?」

五十鈴「全く…まあ、基本的には大体今の提督と同じ反応よ」

提督「そ、そりゃあ目線がいくのは自然なことだろ」

五十鈴「今みたいのならまだいいんだけど、たまーに殺気のこもった視線が飛んできて怖いのよね」

提督「そりゃあ…そんなもん目立つようにぶら下げてればそうなるわな」

五十鈴「だから制服の変更がきかないか聞いたのよ。少しでも隠せれば多少は違うだろうし」


提督「うーん、こればっかりは俺の独断で変える訳にもいかないしなぁ、どちらかといえば妖精さんの管轄になりそうだし」

五十鈴「そう…ごめんなさいね、こんな質問に答えてもらって」チューッ

提督「にしても改二になってからずいぶん成長したよな。何かあったのか」

五十鈴「そういうのってセクハラになるわよ…って言うより何もしてないわよ」ゴクゴク

五十鈴「っていうより胸なんて勝手に成長するもんじゃないの?それに大きいだけでも不便なだけだs」ゴトッ

提督「バカッ!?それ以上は…!!」バァン!

五十鈴「…えっ」


ブォォォォォォ!!!バババババ!!!チュドーーン!!


五十鈴「……な、なに、今の」ガタガタガタガタ

提督「五十鈴、それ以上何も言うな。地雷原でタップダンスするようなもんだ」

五十鈴「わ、分かったわ」


~ クリームブリュレ ~


春雨「司令官さん。では、お願いします!」

提督「いいけど気をつけろよ、間近で見るのはかまわないが春雨は髪が長いんだからな、バーナーの火に巻き込まれたら洒落にならんぞ」

春雨「大丈夫です。ゴムで縛って万全ですので」

提督「それじゃあ…いくぞー!!」

ゴォォォォォォオォォォォォォ!!!!!!

春雨「バーナーの火で焦げ目が…き、綺麗!!」

提督「…よしっ、これぐらいでいいか」

春雨「出来立てのクリームブリュレ…感激です!!」

提督「まっ、この砂糖が焦げたこの香ばしさは間近にいなくちゃ感じられないわな」


春雨「…うん、表面がサクサクで、中からクリームがトロッと出てきてとっても美味しいです!!」パクッ

提督「バーナーにさえ気をつければ結構簡単なんだよな。これ。といってもその作業が大変なんだがな」

春雨「司令官さん、今度自分でもやってみたいんですけど、何かコツとかってありますか?」

提督「コツっていってもなー、クリームのレシピはそこまで難しくないけど焦げ目の感覚は回数をやってみないと覚えられないぞ」

春雨「見てる分には簡単そうだったんですが…」

提督「やってみるとなかなか加減が難しいんだ。これが…あっ、けどコツが一つあるな」

春雨「えっ!?どんなのですか!」

提督「作るときに雪風に傍にいてもらえ。最悪やってもらうのもありかも」

春雨「えーっと、それってコツ、ですか?」

提督「コツというかなんというか…ただ、たぶん悪い結果にはならないと思うぞ」

春雨「…確かに」


~ 白くま ~


球磨「ふぅん、これが白くまというやつかクマ」

提督「何だ球磨。実物を見たことがなかったのか?」

球磨「話しには聞いていたけど実物を見るのはこれが始めてだクマ。けど、トッピングが白くまに見えるから白くまってなんて安直なネーミングセンスだクマ」

提督「九州では定番なんだぞ。まあ最近ではこの辺でもアイスで見かける事も多いけどな」

球磨「ふぅん、それではいただきます、だクマ」

提督「多摩もそうだが語尾に『クマ』って付けるんだな」

球磨「もはや一種のポリシーみたいなもんだクマ」パクパク

球磨「…!!!あっ、頭が…!!」キィィィーン!

提督「一気に食いすぎたか。かき氷ではよくあることだな」


球磨「くっ…油断していたらこんなことになるとは…球磨、一生の不覚だクマ」

提督「大げさすぎだろ。で、実際に食べてみた感想としてはどうだ?」

球磨「むぅ、球磨としては少し気になる点もあるけど、とっても美味しかったクマ」

球磨「けど、一つ思ったことがあったクマ」

提督「ん、どうしたんだ?」

球磨「もしかしたら白くまが全国的に定番になった裏にはくまもんの力が働いていたんじゃないかという大胆な仮説なんだクマ」

提督「いや、確かに両方とも九州が発祥だけど流石にそれは…」

球磨「もしかしたら、くまもんの力を借りれば球磨も改二になれるんじゃないかとも思ったんだクマ」

提督「そしたら艦娘から完全に艦熊になるぞ?オマケに体系がクマモンと同じに、あっ耐久はありそうだけど」

球磨「………」

球磨「…うーん、ないわー、だクマ」


~ 蒸しパン ~


霞「…それで、遠征計画なんだけど資材的には鋼材には余裕があるからまずは弾薬と燃料を集中的に獲得できる遠征ローテーションを組むこと」モグモグ

霞「戦闘は極力被弾を避けるような陣形を選択しなさい。あんたはやられる前にやれって言うのが好きみたいだけど、こっちからしたら被弾率も増えるから止めて欲しいんだけど」

提督「…善処します」

霞「はぁ、せっかくのお茶の時間だって言うのに何で私がこんな説教をしなくちゃいけないのかしら…」ズズズッ

提督「いや、俺は別に頼んでないんだが」

霞「アンタの立案した計画を見たら口出ししたくなったのよ!!なによこの穴だらけの計画は!」

提督「いや、まあ、その…すまん」

霞「全く、アンタの無謀な計画に付き合わされるこっちの身にもなってほしいものね」

霞「ただまぁ…轟沈、大破前提の計画がないのだけは評価してあげるわ」

提督「?当たり前だろ。なんでそんなアホらしい計画を立てる必要があるんだ」

霞「そんなあほな計画を立てる奴らがたくさん見てきたからよ。あの戦争でね」


提督「あっ…」

霞「…艦娘とはいっても私たちは所詮兵器よ。だから最悪の事態は覚悟しているわ」

霞「だけどね、その最悪の事態を招いた原因が、あの戦争のときのような下らない理由だったとしたら…少なくとも私は恨み続ける」

霞「たとえ深海棲艦になったとしても…絶対に」ゴォッ!

提督「霞!!」ギュッ!

霞「…!悪かったわね。ちょっと昔の記憶が頭によぎっただけよ。まあ、だからこそそんな計画を立てないあんたの事を、その…」

霞「…信頼、してるんだからね」ボソッ

提督「…霞」

霞「…!!ちょ、調子にのるんじゃないわよ!私はまだあんたのことを信用してなんていないんだからっ」

提督「…大丈夫、俺はお前達を裏切ったりしないよ」



提督『もっとも、俺が上から裏切られるかもしれないがな…』

今日はここまでです

そういえば秋イベントの情報が出始めましたね。連合艦隊や新規艦娘や…
こちらとしてはいち早く野分を実装していただきたいんですが。主に舞風のために
しかし時期的に新規艦娘は書けそうにないですね。
というか今でも一杯一杯なのに新規艦娘なんて…どう考えても無理ですよね( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

それでは、また


~ ぜんざい ~


神通「…ふぅ、訓練の後の甘いものというのはいいものですね、提督」パクッ

神通「特に小豆の自然の甘さというのは心が休まります」ズズズ…

提督「あー、気に入ってくれたか。そっか。うん」

神通「?どうしました。なにか歯切れが悪いみたいですが何かあったんですか?」

提督「い、いや、本人にこういうのもどうかと思うんだが、一部の艦娘から要望というか懇願が出ていてな」

神通「懇願、ですか?」

提督「ああ、『何とか神通さんに訓練量を減らすように伝えてください!!マジでやばいですって!』って」

神通「…そうですか、そんな意見が」

提督「確かに錬度を高めるのはいいことだとは思う。とはいえこんな要望が出るぐらいの訓練をしなくてもいい、と俺が言うのもどうかと思うんだが、少しは手心を加えてやっても」

神通「……」

神通「…提督は、私の最後を知っていますよね」


提督「…まあな、といっても資料で見ただけだか」

神通「私は、あんな思いを他の娘達に味合わせたくないんです。とっても辛くて、とっても苦しいですからね」

神通「だからこそのあの訓練です。私は別にみんなが憎くて訓練を増やしているわけではないんです。それだけは理解していただけますか」

提督「もちろん、それは分かってるさ。しかし、はたから見ていてもあの訓練量はなぁ…」

神通「しかしそういう意見が出ているのでしたら分かりました。それでしたら私も訓練時間を減らす努力をしましょう」

提督「おおっ、それならよろこb…時間?」

神通「要は束縛される時間を少なくするために更に濃密な訓練を行えばいいんですよね。了解です」

提督「いや、たぶんそうじゃないt」

神通「ふふっ、訓練とはいえ少しは楽しくなりそうです」ニコォッ

提督「    」

提督『みんなすまん。なんか…地雷踏んだみたいだ』


~ シャンパンタワー ~


足柄「それじゃあ提督、派手にやっちゃってー!!」

提督「全く。どうなっても知らんぞ」

提督「それじゃあ…そらっ!!」

シュワァァァァァァ!!!

足柄「ヒューヒュー!提督カッコいいー!!」パチパチ

提督「訳の分からない茶々入れるな!ったく…」

足柄「いやー、実物を一度は見てみたかったのよねー。どんな風になるかドラマぐらいでしか見たことないし」

提督「だからといってここでシャンパンタワーをリクエストすんな!!」

足柄「いいじゃない。リクエストには答えてくれるって言ったのは提督でしょ?」

提督「シャンパンタワーのどこがスイーツなのか言ってみろや」

足柄「だーかーらー、シャンパンジュースにしたんでしょ。これならギリギリでしょ?」

提督「…ま、他のやつから比べればマシといえばマシだがな」


足柄「…にしても、これって見てるときは楽しいけど終わってみると虚しいものねー」グフビッ

提督「正直グラスの片付けだけで一苦労だしな」

足柄「味にしても普通に飲んだときと変わらないし、やっぱりあの雰囲気が大事なのよね」ゴクゴク

提督「あの酒の回った勢いか?」

足柄「そうそう。あの勢いが強力なのよね。今日やってみてわかったわ」

提督「まあ普通シラフの時にやろうと思う人間はいないだろ」

足柄「と、い、う、わ、け、で、提督~」

提督「却下だ」

足柄「ひどいっ!まだ私何も言っていないのに」

提督「言わなくても分かるわ。どうしてもやりたんだったら妙高を説得してから言え」

足柄「…無理です」

提督「だったらこのジュースで満足しとけ。おかわりはいくらでもあるぞ」

足柄「うーんなんだか煮え切らないわねー」


~ チョココルネ ~


初霜「提督、提督はチョココルネってどう食べますか?」

提督「食べ方?そりゃあ頭からかぶりついてだな…」

初霜「頭からですか!?」

提督「いや、ここを頭といっていいか分からないが少なくとも俺はそう食べるが」

初霜「嬉しい!提督も私と一緒の食べ方なんです」

提督「そりゃあ良かったなぁ。っていうかチョココルネの食べ方にそんなバリエーションあるか?」

初霜「あるんですよ!!私たちの間でも食べ方はバラバラなんですから!」

提督「初春型の中でもか?また奇妙な」

初霜「不思議ですよね。それにみんなの食べ方もまた変わってるんですよ」


~ ~ ~

Q あなたはチョココルネを食べるときは、どう食べてますか


初春『チョココルネか?わらわはあまり菓子パンは好まぬが…先の鋭い方から食べるものではないのか?』

若葉『食べ方?口を潰してチョコが出ないようにしてかぶり付くが?え、手を汚さないためだが』

子日『チョココルネ?あれはチョコだけを先に食べて後は遊びにも使えるオマケみたいなものだよ!』

~ ~ ~

提督「…まあ、なんというか食べ方については性格が出たりするからなぁ」

初霜「ちなみに全部いっぺんに口に入れるって食べ方もあるみたいです」

提督「そんなんできるのはごく一部だけだろうが」

初霜「…姉妹艦とはいえ、色々と個性が出るものなんですね」

提督「そうだな。それと後で子日には注意しておかないと」


~ フルーツゼリー ~


早霜「…ねえ司令官。正直に答えてくれる?」チュルチュル

提督「ど、どうした。そんな思いつめた顔をして」

早霜「…司令官。司令官もこの髪、邪魔だと思う?」ファサッ

提督「な、なんだその質問は!?」

早霜「気にしなくていいから。とりあえずパッと見ての感想は?」

提督「そ、そうだな。うーん…」

提督「…前、ちゃんと見えるか?」

早霜「やっぱり、そう見えるのね…」

提督「ま、まあ見たままの感想としてはそうだが早霜が大丈夫ならいいんじゃないか?にしてもその反応を見ると他の誰かにも言われたのか?」

早霜「…結構みんなに言われてる」

提督「あー、まあその髪型は気になるわな」


早霜「…けど、どういわれても髪の毛だけは切れないわ」

提督「まあ髪は女の命というだけはあるからな」

早霜「…それもあるけど、一応理由はあるの」

早霜「清霜じゃないけど、私もいつか那智さんみたいになりたいから…そのために」

提督「成程、確かに那智は髪が長いからな」

早霜「…笑う?別に笑ってもいいよ」

提督「馬鹿いえ、理由はどうあれ目標があるやつを笑うほど俺は下種じゃないさ」

早霜「…フフフ、ありがとう、司令官」

早霜「…いつか、那智さんみたいに活躍して司令官を守れるぐらいに強くなるからね…」


~ 芋長の芋羊羹 ~


清霜「えーっ!どこにもなかったのーーー?」

提督「いや、これはあるない以前の問題だろ…とりあえず普通の芋羊羹は用意したから」

清霜「もー、せっかく強くなれると思ったのに」

提督「ってかどこから仕入れたんだよそんな情報。カー○ンジャーなんて普通知らないだろ」

清霜「えっと、夕張さんに戦艦になる方法を聞いたときに教えてもらったの。『芋長の芋羊羹を食べれば戦艦にはなれないかもしれないけど強くなるかもねー』って」

提督「あの特撮オタクが…」

清霜「で、提督も詳しいよって聞いてだったら提督なら用意できるかなーって期待したんだけど」

提督「あれは番組だけだから。現実で芋羊羹を食べただけで強くなったら色々と苦労しないからな」


清霜「ちぇー、これで清霜戦艦化計画は白紙かー、やっぱり駄目なんかな」モグモグ

提督「というよりなんでそんなに戦艦にこだわるんだ?駆逐艦には駆逐艦にしかできない役目もちゃんとあるだろ」

清霜「だってさ、戦艦ってカッコいいじゃん!!」

清霜「砲撃、突撃、敵陣突破!!うーん、いいよね~」

提督「そのかっこよさの影で燃費や修理等が偉いことになってるんだがな…」

清霜「けどまあ…今のままでもいいかな」

清霜「こうして姉妹がたくさんいるのは駆逐艦の特権だし、やっぱり寂しくないのはいいよね」ボソッ

提督「なんだ、清霜は案外寂しがりやなのか」

清霜「やばっ!?…提督、今のは秘密でおねがいね」

提督「はいはいっ、寂しがり屋の清霜さん」

清霜「!!!もっ、もーーー。提督のばかーっ!!」


~ ミルク寒天 ~


イク「~♪うーん、この食感、たまらなのね~」

イク「寒天のざっくりした食感の中にあるミルクの甘み、それを調和するフルーツが合わさるともう、なんていうか」

提督「あーっと、楽しんでるところ一ついいかイク」

イク「もうっ、せっかくイクが自分の世界に入って楽しんでるところなのになんなの!提督!?」

提督「そうか、それは悪かった。それじゃあ用件だけを簡潔に伝えるぞ」

提督「水着の上でもいいから服を着ろ」

イク「だが断るの!」キリッ

提督「ことわんな!!!」

イク「大体服装をしていたのは提督なの。それなのに今更なんなの!」

提督「いや、服装を決めたのは俺じゃなくて上だから…じゃなくって、色々と誤解を生むから上着ぐらいは着てくれって言ってんだよ」

イク「碁会?」

提督「誤解だ誤解。そんなボケはいらんわ」


提督「ったく、お前が『提督指定の水着なの!』なんていいながらいつも服を着てないから俺がそんな趣味があるんだと誤解されてんだよ」

イク「へー、じゃあ提督にはそんな趣味はないって言い切れるの?」

提督「…それはそれ、これはこれだ」

イク「あっ、お茶を濁したの」

提督「と、とにかく、鎮守府にいるときぐらいは誤解を生まないようにせめて上着ぐらいは羽織ってくれ」

イク「えーっ、けどイクはこっちのほうが楽なのー」

提督「っていうかお前は恥ずかしくないのか?ほとんど地肌を出してるんだか」

イク「うーん、イク的には水着でいることよりも」

イク「過激水着っぽいのをはいてたり裸ワイシャツみたいな姿だったり胸ばかり強調された服装のほうが恥ずかしいと思うんだけどそれについては提督はどう思うの?」

提督「………」

提督「…服装ってさ、一体何が正しいのかな…」

イク「イクに聞かれても知る訳ないの」


~ ホットミルク ~


提督「ほら、言われたとおり用意したぞ、ホットミルクと布団セット」

初風「ありがとう。ごめんなさいね。せっかくお菓子を用意してくれてるって言ったのにこんなことをお願いして」ゴクゴク

提督「にしても寝るんだったら自室のほうが良くないか?わざわざここで寝なくても」

初風「…ちょっと、色々とあってね。それじゃあ…おやすみなさい」

提督「お、おう…おやすみ」

初風「Zzz…」

提督「…だいぶ疲れてたんだな。初風」

提督「とりあえず今日は任務もないし、初風が関わるような戦闘もなさそうだし、俺は静かに執務をこなしてるか」

初風「………」

提督「………」カリカリ

初風「……良かった」ムニャ

提督「?寝言か」

初風「沈まない…今日は沈まないわ!……」ムニャムニャ

提督「…一体どんな夢見てんだよ」


~  ~  ~

初風「………っ、ふぅわぁぁぁぁぁ」

提督「よく寝れたか?はいっ、ホットミルク」

初風「あ、ありがとう…提督」

提督「よく寝ていたみたいだが…いい夢でも見れたのか?」

初風「ええ、とってもいい夢が見れたわ」

提督「そうか…」

初風「ところで提督さん。私なんか変なこと言ってなかったかしら?」

提督「えっ、べ、別に…」

初風「そう、それなら良かったわ…あー、気持ちよかった」

提督『寝言の件は気になるが…そっとしておくか』


~ ブラックサンダー ~


巻雲「はぁ、修羅場明けのチョコ菓子って、なんだかとっても癒されます…」ゲッソリ

提督「…またか」

巻雲「…またなんです」

提督「そこまでボロボロになるぐらいなら断ってもいいんじゃないか?秋雲の手伝い」

巻雲「断りたいですよ。けど私が断ると他の艦娘のみんなにも被害が及んじゃうし…」

提督「そういえばこないだ時雨と五月雨が巻き込まれたと言っていたな」

巻雲「…確かに秋雲のどうj、じゃなかった漫画はとても面白いですし好きな人も多いんですけどね」

提督「あいつあれに関してだけは全力を出し切るからな。俺も巻き込まれたし」

巻雲「はぁ…今はこの静かな時間を堪能したいです」

提督「おう、そうしとけ」


提督「それにしても巻雲も大変だなぁ、末っ子って言うわけでもないのにいじられキャラが定着したというか」

巻雲「いじられキャラ言わないでください」

提督「けどまあそれもいいんじゃないか?それだけ可愛がられているって事だろうし、長波や夕雲も大事にしてくれてるじゃないか」

巻雲「長波はそうですけど夕雲姉さんは…まあ、そうですね」ピクッ

提督「…おい、まさか何かあるのか?」

巻雲「いえ、そこまで心配される事ではないですよ。ただまあ、一ついえるのが」

巻雲「……着せ替え遊びは、やめてほしいかなぁって」

提督「あっ」

巻雲「まあ、もう慣れましたよ。アハハハハ」

提督「…巻雲、頑張れ。超頑張れ」

巻雲「…ありがとうございます」


~ イギリス式ショートケーキ ~


霧島「へぇ、これがイギリスのショートケーキですか…なんと言うか日本のとはまるで違いますね」

提督「日本のはスポンジ生地だが、イギリスだとクッキー生地みたいにサクサクしたものになるからな」

霧島「成程、これなら金剛姉さまの言っていたことも分かります。確かに別物ですね」

提督「ああ、やっぱりこれは金剛から聞いたのか」

霧島「はい『日本に来て驚いたのはショートケーキねー!?まるで別物ダヨー』って言っていたのでそれなら向こうのはどういうものだったのか気になりまして」

提督「といってもこれが不味いって訳じゃないぞ。日本のショートケーキをイメージして食べると面食らうが」

霧島「それでは早速いただきますね…!?ほぅ、これはまた不思議な感じです。」サクサクッ

提督「基本的にクッキーの上に生クリームを乗っけるなんて事はしないからな。トッピングがあったとしてももう生地に練りこんであるか上に載ってるぐらいだし」

霧島「それにしても、イギリスという国は不思議な国ですね。料理についてはあまりいい話は聞かないのにスイーツ関連になると独特の文化を持っているといいますか」


提督「菓子っつーか料理に関して言えば日本ほど不思議な国はないと思うが…まあ、お菓子自体は長い期間、貴族の間で食べられてきたものだし色々と洗礼されたんだろ」

霧島「では何故料理だけはあんな無残な風になってしまったのでしょうか?」

提督「理由は色々とあるぞ、宗教戦争による大陸との料理文化の断絶、産業革命時代の料理軽視文化、その他もろもろ…確実な理由というのはないがな」

霧島「金剛お姉さまが持ってきてくれたウナギぜリーなるものはもう、なんといいますか…言葉にできない物でした」

提督「ウナギゼリーはなぁ…どうして生まれたんだが」

霧島「あの比叡姉さまが泣いていましたからね」

提督「榛名はどうしたんだ」

霧島「『榛名は大丈夫です』と壊れたテープレコーダーみたいに繰り返しながら食べていましたよ」

提督「霧島は?」

霧島「かまずに飲み揉みました」

提督「ま、あれは例外中の例外と思っておいたほうがいいぞ。流石にあれ以上のはないはずだからな」


~ スイカバー ~


シオイ「うーん、時期的にはこれが食べられるのは今年最後かー」シャクシャク

提督「冬にスイカバーは売ってないしな。まあ当り前っちゃぁ当たり前だが」

シオイ「むー、時期関係なく美味しいのになー。っとそうそう、提督に一つ聴きたいことがあったんだよねー」

提督「俺にか?」

シオイ「そうそう、ほら、春の作戦の時に私にだけものすごくおもてなしされたじゃない。それの理由が知りたいんだけどー」

提督「あ、あれはその、なんていうか、そう。お、思いつきでなー。ってか覚えていたんだーハハハ」

シオイ「てーいーとーくー」ジトーッ

提督「ハハハ…駄目?」

シオイ「駄目ー!もうっ、嘘はつかないでほしいなー嘘は」

提督「嘘か…まあ、嘘っていうか、夢でよかったんだけどな」

シオイ「夢?」

提督「…まあいいか。気分悪くしたらゴメン。実はあの時…」

 ~  ~  ~

シオイ「ふーん、私が幽霊になった夢をねー」

提督「あの後、作戦自体は無事に成功したが、どうしてもその夢が生々しくてな、実際今でも思い出したくないぐらいなんだが」

シオイ「だからといってあの対応はないと思うよ。こっちからしてみたらなにがなんだか分からなかったんだからさ」

提督「正直口にも出したくなかったんだ。口に出したらそれこそ現実になりそうな気がして…」

シオイ「もーっ、ほらっ」ギュッ

提督「シ、シオイ!?」

シオイ「ほら、ちゃんと私はここにいるでしょ」

シオイ「大丈夫。私は幽霊なんかじゃない。ちゃんとここにいるからさ」

シオイ「だからさ、提督もそんな夢の事なんて忘れちゃおうよ」

シオイ「私だって、提督の苦しむ姿なんて見たくないし…ねっ」

提督「シオイっ…あ、ありがとう!」グスッ

シオイ「よしよし、もう、提督ったら泣き虫なんだからー」


シオイ『けどね、そこまで思ってくれるなんて…とっても嬉しいよ、提督』

今日はここまでです

ついでにお知らせを。確約は出来ませんが明日で全艦娘を終わりにして、『艦娘とスイーツと』をひとまずの完結とさせて頂こうと思います。
今まで見てくださった方々、本当にありがとうございました。
とりあえず一区切りということですので、終了後もネタが思いついたらたぶん最後まで書いて、いけたら、いいなぁ…って思っています。
その前に更新しない期間が長くなって自動的にhtml化されるかもしれませんが、まあそれはそれで、ということで。
というわけで、駄文ですが最後までよろしくお願いします

それでは、また


~ ドーナツ ~ 


夕立「ドーナツドーナツドーナッツ!」

提督「本当に夕立はドーナツが好きだなー」

夕立「当然!甘くてやわらかくてさっくりしていて、こんないろんな食感を楽しめるんだもん」

夕立「もしかして提督さんはドーナツ嫌いっぽい?」

提督「いや、大好きだぞ。特にこれがな」

夕立「あっ、ポン○リング!」

提督「商品名を出すなって。まあこのモチモチってした食感がたまんないんだよな」

夕立「ふーん、提督さんって地味なのが好きなのね」

提督「地味言うな。スタンダードって言え。それなら夕立が好きなのはなんなんだ」

夕立「ふふーん、夕立が一番すきなのは…これっ!円ゼルフレンチー!」

提督「微妙に言い方を変えればいいってもんじゃないんだが」


夕立「この生地、そして中の生クリーム、さらに周りについたチョコ!!まさに攻守最強っぽい!!」

提督「ふーん…お子ちゃまだな」

夕立「提督さん、今何か言った?」ピクッ

提督「いや、確かに円ゼルフレンチは美味いさ。ただそれはあくまで組み合わせの美味しさであってシンプル勝負のぽんでリングから比べるとなぁ」

夕立「ふーん…提督さんに喧嘩を売られるとは思っていなかったよ」ゴゴゴゴゴコ

提督「地味といったお返しだ、それと戦闘は断るぞ。一応提督だから怪我をするわけにはいかないからな」

夕立「…なら、夕立とドーナツ早食い競争で勝負しましょう!!」ガタッ

提督「よっしゃぁー!」ガタッ


~ 結果 ~

提督、夕立ともに大破(食べすぎ)
なお食べ物で遊ぶなと赤城たちにこっぴどく怒られたとさ


~ やきまんじゅう ~


大淀「すいません提督、無理なお願いをしてしまいまして…」

提督「いえ、こっちとしても食べてみたかったものですし。まあ美味くできているかは分かりませんが」

大淀「それでは…って、これはどう食べればいいんでしょうか?お皿に取り分けたりとかですかね?」

提督「そのまま串をもってかぶりつけばいいみたいですよ」

大淀「では失礼して…はむっ」

大淀「~!!これ、味噌の味が濃いですね。けどそれが香ばしくて甘くて食欲をそそります!」モグモグ

提督「いやぁ、美味くできてよかったですよ。それにしてもやきまんじゅうなんてどこで知ったんですか?」

大淀「えーっと、提督さんはゆるきゃらグランプリというのはご存知ですか」

提督「確かくまモンが一気に有名になったやつですよね」

大淀「はい、それの今年版なんですが、トップが『ぐんまちゃん』というキャラなんです」


提督「ぐんまちゃん…ああ、だからですか」

大淀「はい、私もぐんまちゃんを応援しているんですがあるイラストにぐんまちゃんが持っていたのがやきまんじゅうだったんですよ」

大淀「とはいえ実際に食べてみたくてもこの辺りでは販売はおろか知ってる人も少ないということで駄目元で提督にお願いをしたんです」

提督「まあ群馬の名物お菓子らしいですからね、確かにこのあたりでは見かけませんね」

大淀「…ふぅ、だけどこれで満足できました。後はぐんまちゃんの優勝を祈るだけです!!」

提督「優勝、できるといいですねぇ」

大淀「そうですね、最古のゆるきゃらの実力を見せつけてあげてほしいです」

提督「どんだけぐんまちゃんに入れ込んでるんですか…」



※ちなみに、ぐんまちゃん=ゆうまちゃん自体は1994年からいます
 なんだかんだで20年の歴史あるすごいキャラなのです

 


~ アイス(長門と同じもの) ~


酒匂「あー良かった。今回は忘れられてなかったよ~」

提督「忘れるか、万が一忘れた日には矢矧辺りにドツキ回されるわ」

酒匂「かもねー、で、司令、用意してくれた?」

提督「あいよ、長門が食べたのと同じアイスだ。中身は変更してないぞ」

酒匂「やったー、それじゃあいっただきまーす!」

酒匂「もぐもぐ、うーん、甘くて冷たくてとっても美味しい~」

提督「にしてもなんでまた長門と同じアイスを?」

酒匂「うーん、ちょっと思い出を忘れたいな~って思ったの」

提督「思い出?」

酒匂「そうそう、最後まで酒匂に付き合ってくれた長門さんと同じものを食べれば、少しは気がまぎれるかな~ってね」


提督「酒匂、お前…?」

酒匂「アハハ、おかしいよね。今では阿賀野姉とかもいてこうして他のみんなもいるのにさ、どうしても、時々振るえちゃって…」ガタッ

酒匂「忘れたいのに、甘いものでごまかしたいのに、何でだろ。あの光がずっと酒匂を包んで…」ガタガタ

酒匂「…怖い、怖いよ、司令。やっぱり誤魔化せな、忘れられないよ…」ガタガタガタガタ

提督「…!!酒匂!!」ギュッ!

酒匂「!!ぴ、ぴやぁぁぁぁぁっぁぁ!??」

提督「あんな記憶だ、忘れられないのも当然だろ。だから、どんどんみんなに甘えてやれ」

提督「阿賀野達だって酒匂のそんな我慢してる顔なんて見たくないはずだ。だから…一人で抱え込むな」

酒匂「し、司令…///」ギューッ

提督「…!!おわっ、わ、悪い。つい熱がこもっちゃって、その…」パッ

酒匂「…ありがとう」ボソッ

酒匂「さーってと、今の事はみんなに報告だよね。矢矧ねぇどんな顔するかな~」

提督「ちょ、そ、それは勘弁してくれー!!」


~ サーターアンダギー ~


三隅「むぅ、どうしたものでしょうか…」

提督「ほら、考え事もいいが冷めないうちに食べてくれよ」

三隅「あっ、失礼いたしました…それでは、いただきますね」

三隅「…うんうん、このこっくりとした味、いいですわ…けど」

提督「おいおい、そんなに重要な悩みでもあるのか。なんだったら相談に乗るぞ」

三隅「…そうですね、ここは提督の意見を尊重するべきですわね」

提督「で、どんな悩みなんだ。装備か改装の件か」

三隅「いえ、提督の事です」

提督「俺の事?」

三隅「はい。提督の呼び名を『ていとくん』と呼ぶか『テットクー』と呼ぶかを悩んでいまして、提督としてはどちらがいいですか?」

提督「どっちでもええわ!ってかそんなことで悩んでいたんかーい!!!」


三隅「ど、どうでもいいって失礼です!!一生懸命提督の事を考えていたのにーーー」

提督「んな呼び名なんてどうでもええわ!ってかそのまま提督でいいだろうが!」

三隅「駄目です!それではこのくまりんこの名が泣きます!この名付けのカリスマといわれた私が提督にあったニックネームをですね」

提督「そうだとしても『ていとくん』はないわ!おれは奈良県の(一応)公式のゆるキャラかい」

提督「『テットクー』にいたっては無理矢理すぎんだろーが!逆に呼びづらいわ!!」

三隅「そ、そんな…正面からこんなに否定されるなんて」ガクッ

提督「…なぁ三隈、親しみをもちたいって言う気持ちは分かる。分かるけどな、そんな無理に悩まなくても」

三隈「…分かりました。今回は私の負けを認めましょう」

提督「いや、負けって別に勝負をしていたわけじゃないだろ」

三隈「覚えておいてください。今度は提督を唸らせるような呼び名を考えてきますからね!!」

提督「…俺は唸る前にうなされそうだけどな」


~ ハンバーガー ~


武蔵「ふむ、やはりハンバーガーはシンプルに限る」パクパクパクパク

武蔵「パンと肉とレタスとチーズとピクルス、これ以上他のものを入れたら味が壊れてしまうからな…おかわり」

提督「はいはい、っていうか、武蔵もよく食べるよなー」

武蔵「ああ、ある程度食べないと調子が出ないからな。燃費が悪いのは謝るぞ」

提督「そこは戦艦だから仕方ないだろ、にしてもいい食べっぷりだよ」

武蔵「悪かったな。私は大和みたいにおしとやかに振舞うなんてのは柄じゃないんだ」

提督「いや、そういう意味じゃないぞ。ここまでたくさん食べてくれるとこっちまで気持ちがいいもんだよ」

武蔵「ふーん、その割には赤城と加賀には冷たいようだが」

提督「…物には限度ってものがあってな」

武蔵「成程、理解した」


武蔵「しかし、こうも料理や菓子作りが美味いと提督にしておくのがもったいないな。どうだ、いっそ間宮辺りにでも転職してみたらどうだ。もちろんうちに鎮守府で働くの前提だが」

提督「おいおい、趣味と仕事じゃ内容が違うっての。それに間宮さんと俺じゃ格が違うって」

武蔵「そうか?結構いい線までいけると思うんだが」

提督「お世辞として受け取っておくよ」

武蔵「決して世辞ではないんだがな。しかし残念だ。いつでもこのハンバーガーが食べれると思ったんだが…」

提督「仮にそうなったとしたら他の艦娘たちもあれしてこれして言ってきて過労でぶっ倒れる未来しか思いつかんわ」

武蔵「むぅ、ライバルは多し、か」

提督「何をいっているんだか、で、まだ食うか?」

武蔵「当然だ。よろしく頼む」


~ 天津甘栗 ~


天津風「………」パキパキ

提督「………ほらっ」ヒョイッ

天津風「ありがとっ」パクッ

天津風「………」モグモグ

提督「…………」パキパキ

天津風「…ふぅ、どうして甘栗ってこんな美味しいのかしら?」

提督「なんか中毒性があるよな。作業的にはとても地味だけど」

天津風「けどいい時期になったわよねー。秋って私大好きよ」

提督「甘栗がたくさん食べれるからか?」

天津風「ま、まぁそれもあるわね」


提督「そうそう、もう遅いかも知れないけど食べすぎには注意しろよ」

天津風「あら、何か有害な成分でもあるの?」

提督「いやいや、有害成分は特にないぞ。ただ、天津風は大丈夫かもしれないがカロリーがな」

天津風「か、カロリー?」ギクッ

提督「そう。栗ってあんな殻に包まれてるだけあってかなりのカロリーがあるんだぞ」

提督「一粒大体30calぐらいかそこらだった気がするぞ」

天津風「       」

提督「けどこの中毒性があるからついつい食べ過ぎると」

提督「まあ食べた後にこんなこと言うのもどうかと思ったんだがついn」

天津風「ちょ、ちょっと島風誘ってダッシュで鎮守府警備してきまーす!!」ズダダダダー!!!

提督「あ、天津風ー!?」


~ アップルパイ ~


白雪「………」

提督「…王子様のキスで目を覚ました白雪姫は、その後王子様のお姫様になって、二人で幸せに暮らしたとさ」

白雪「あ、あのー提督?」

提督「ん、どうした?先に食べていてくれても良かったんだが」

白雪「い、いえ。なんで急に白雪姫を読み出したのかなーと思いまして」

提督「んー、まあノリ?」

白雪「ノリですか!?」

提督「だって白雪と来てリクエストがアップルパイとくれば、なぁ」

白雪「もう、なんで私とりんごとなるとみんなすぐに白雪姫を連想するんですかー」

提督「仕方ないよ、白雪だもん」


白雪「もうっ…けど美味しいです、これ」モグモグ

提督「そうか………」ジーッ

白雪「………」

白雪「眠りませんよ」

提督「ちぇっ、ノってくれなかったか」

白雪「ノリませんよ!ってノってたら提督がき、き、キスしてくれたんですか!?」

提督「もちろん、力不足かも知れないが」

白雪「     」

白雪「えっ、えっ…えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ///!!!!嘘嘘嘘!嘘ですよね!?」

提督「うん、嘘だよ」

白雪「     」

白雪「てっ、提督の…」

白雪「提督のばかぁぁぁぁぁぁ!!!」


~ かぼちゃプリン ~


長月「提督、トリック、オア トリート?」

提督「…うーん、ちょっと早くないか?」

長月「トリック、オア、トリート?」

提督「はいはい、ほら、長月のかぼちゃプリンだぞ」スッ

長月「ありがとう。けど、反応がちょっと遅かったな。というわけで…」

長月「いたずら、させてもらおうか…」ニヤァッ

提督「んな理不尽な」

長月「問答無用!!というわけで覚悟ーーー!!」ガバッ

提督「うぉっ!」バターンッ

長月「ふふふ…いたずら、完了」スッ

提督「イテテ、全く…ってあれ、このお守りは?」

長月「………」


長月「………この前の」

長月「この前の、大学芋のお礼」

提督「この前…ああ、皐月に渡したやつのか」

長月「お守り、睦月型みんなで買いにいったんだ。だから私だけじゃなくてみんなからという事で」

提督「…いや、嬉しいけどさぁ、もう少しいい渡し方は思いつかなかったのか」

長月「し、仕方ないだろ!?その…面と向かって渡すのも恥ずかしいし」

提督「よしよし、大事に身につけさせていただくよ。ありがとう」ワシワシ

長月「あっ、頭をなでるなーーー!!子供じゃないんだぞっ」

提督「はいはい。そうそう、他のみんなにも伝えておいてくれよ」

長月「わ、分かってる!」

提督「全く、これじゃあどっちがいたずらしたかわかりゃしないな」


~ あんまん ~


名取「て、提督さん。あの、一つお聞きしたいことが」

提督「いや、別にそれはかまわないからそんなに怯えなくてもいいぞ?」

名取「ご、ゴメンなさい!!あのっ…どうやったら前向きになれますか?」

提督「…ごめん、カウンセリング関連だったら流石に専門外なんだが」

名取「そ、そうじゃなくってですね。私ってどうも弱気というかなんていうか…こんな性格なんでちょっと直したいというか…」

提督「うーん、確かに名取は引っ込み思案なところがあるよなー。まあそれが癒しともいえるが」パクッ

名取「な、なにかいい改善方法ってないでしょうか?」

提督「うーん、そうだなぁ…」モグモグ

提督「……ここは俺よりも他のみんなを参考にしたらどうだ?」


名取「他のみんなですか?」

提督「そうそう、たとえば…川内とか」


名取『夜戦ですぅぅぅl!夜戦はどこですかぁぁぁ!!!』


提督「後は、那珂とかもいいんじゃないか?飛びぬけて明るいし」


名取『やっほー!長良型のアイドル、なっとりーんだよー♪よっろしくー』


提督「あいつらを真似るだけでもそれなりに性格も変わるかも…って、名取?」

名取「ごっ、ゴメンなさい提督。わ、私…」

名取「それは真似できませーーーーん!!」バターン!

提督「………」

提督「いや、キャラじゃなくてプラス思考を真似したらというつもりでいったんだが、何を想像したんだ、名取は……」


~ エクレア ~


白露「もうっ、本当に信じられないっ!!提督もそう思うでしょ!!」

提督「いや、俺は全く関与してないからなんともいえないんだが」

白露「だってくじとはいえみんなの中で一番最後なんだよ!?信じられない!!」

提督「良かったじゃないか、意味は違うが一番で」

白露「良くないっ、ぜっんぜん良くないよ!」

提督「はいはい、とりあえずこれ食べて落ち着いて。少しはリラックスしとけって」

白露「むぅー、美味しいけど、どうせなら一番に自慢したかったよー」

提督「はいはい、お姉さんなら我慢する」

白露「うーん、今度こそは一番になるんだからー」モグモグ


白露「そういえば提督、提督が作ったことのないお菓子って何かあるの?」

提督「そうだな、まあ一通り作ったとは思うが外国のお菓子とかは作ったことのないのがあるかもしれないな」

提督「っていうかお菓子なんてそれこそ星の数ほどあるんだ。そこまでは分からないさ」

白露「へー」

提督「それ以前に俺は専門家でもなんでのない、ただの趣味の延長でやってるようなもんだ。お菓子作りを極めようとは思ってもいないよ」

白露「へー、その割にはすっごく努力してるんじゃないの?」

提督「まあ、そうだな…みんなのためを思えばこそ、か?」

白露「うわー、なにそのカッコいい台詞。全然似合ってなーい」

提督「ほっとけ!」


白露「けど提督が努力してる姿、みんなちゃーんと見てるんだからね」









~ 艦娘とスイーツと ~





~ 執務室横 厨房 ~


提督「さーて、今日は金剛のリクエストっと…イギリス式ティータイムセットか」

提督「なんとも漠然としたリクエストだが、まあやれるだけやってみるか」

???「いいですかー、チャンスは一回限りデスよー?」ヒソヒソ

???「任せておけ、このビックセブン、しくじる事はあんまりないっ!」グッ

???「いや、それフラグですよ…」ヒソ

???「っていうか何気にみんなノリノリだよね」

???「まあ、たまにはいいんじゃないの、こんなお祭り騒ぎも」

???「わ、私たちも頑張りますっ」

???「頑張るのです!!」

提督「さーてと、まずは材料の準備をっと」

???「それじゃあ、ミッション、スターーート!!!」


バターン!!ドダダダダダダ!!!」

提督「なっ何だ!?」ガシッツ

長門「すまない提督。少し我慢しててくれ」グルグル

提督「長門!?ってなに紐でぐるぐる巻きにしてるんだっ…っていたいいたい!!」ギューッツ!

大和「長門さん、強く締めすぎです。もう少しゆとりを持たせたほうが…ああ、、逃げられない程度にですが」

提督「大和も何いってんの!?ってマジでなんだこれは」

飛龍「はいはーい、じゃあちょっとの間大人しくしててねー」ガバッ

提督「アイマスク?ってなにこれ、拉致?拉致か!?俺なんか拉致しても何もないぞー」

蒼龍「はいはい、それじゃあ後はお願いねー」

吹雪「分かりました!」グイグイ

電「提督さん、こっちなのです」グイーッ

提督「いや、お前らまでなにしてんの!?いや、た、たすけてーーー!!」



金剛「さーて、それじゃー提督もいなくなったし、セカンドミッション、スタートねー!」


 ~   ~   ~

提督『…提督です。あの後どこかに連れて行かれたと思ったらヘッドホンまでされて他の情報を全て遮断されました』

提督『ヘッドホンからは那珂ちゃんのニューシングルが延々と流れています。これが洗脳というものでしょうか』

提督『というより、みんながグルということはこれはもうクーデターか何かなんでしょうか?教えてください。いやマジで』

金剛「はーい提督、お待たせー」

提督「!!こ、金剛か?!一体どういうことか説明してくれ!」

金剛「うーん、説明よりもまずは見てもらったほうが早いネー」

提督「…?どういうことだ」

金剛「フフフ、それじゃあ…オープン!!!」ガバァッ!

提督「…!?こ、これは…?」


金剛「ふふーん、私のリクエストのイギリス式ティータイムだヨー!」

提督「おぉ…確かにそうだな。お茶とお茶菓子と…ってこのために?」

金剛「そうそう、提督にはシークレットにしたかったからこうしたの。驚いたー?」

提督「おっ、驚くわぁぁぁぁl!!クーデターでも起こったかと思ったじゃねーか!!」

金剛「オーウ、サプライズが過ぎましたー」

提督「はぁっ、なんだ、安心したら喉が渇いたな…」

金剛「じゃあちょっと待っててねー、今入れたてを用意するよー」パタパタ

提督「あ、ありがとう」

提督「…全く、まあ、あいつらが裏切る分けないか」


金剛「ハーイ、お待たせ。本格的なアッサムネー」カチャリ

提督「…?これ、何か入れたか?ほのかに甘いにおいがするんだが」

金剛「ノー、それがいい紅茶の香りだヨー」

提督「成程…うん、美味い」ゴクッ

金剛「良かった、とっておきの茶葉を出した甲斐があったねー、それじゃあティータイムを楽しみまショー」

提督「にしても…ワゴンにお菓子を載せるのは知っていたがこりゃまた随分作ったもんだな。大変だっただろう?」

金剛「うーん、提督、チョーっと説明するとねー」

金剛「確かに私も作ったけど、作ったのは一つだけだよー?」

提督「えっ?」


金剛「後はみんな…鎮守部のみんなで手分けして作ったんだよー。だからみんなの力の集大成なんだよー」

金剛「提督ほど美味しく出来てないかもしれないけど、まあその辺はご愛嬌ってことでお願いしまーす」

提督「………っ!!」

提督「…ばかっ、不満なんてあるわけないだろーが!!」ジワッ

提督「ありがとう、みんな…こんな、俺なんかのためにっ…」

金剛「ヘーイ提督、感動するのもいいけど、まずは食べちゃおうよー」

提督「そうだな…いただきますっ」

金剛「ハーイ、どうぞ召し上がれー」

提督「…うん、美味しいっ」


金剛「いやー良かった、みんながんばった甲斐があったねー」

提督「美味しい、いや、美味しいんだが…」

金剛「どしたの提督、何か心配事ー?」

提督「いや、これ…量多くないか」

金剛「それがイギリス式ネー。お茶を飲みながらお菓子をつまみつつゆっくりと食べていく…心が癒されますよー」

提督「っていってもまだ執務が残っているから、そこまでのんびりしてられないんだが」

金剛「それならノープログレム!」

提督「…へ?」

金剛「提督の執務のほうもみんなが手分けして終わらせてまーす」

金剛「まあ何かあっても大淀さんが手をうってくれますし、それに今日は何故か深海棲艦も大人しいんだよー?偶然ってすごいねー」ニヤァッ

提督「…はぁ。とんだドッキリだ事で」


金剛「提督も一生懸命なのはいいけどさー、見てるとちょっと心配になるんだよ」

金剛「だから執務もいいけど、たまにはゆっくり時間を楽しむのも大切よー」

提督「…そうだな」

金剛「ところで提督、これからもスイーツ作りは続けていくんですかー?」

提督「何だ、やめてほしいならそうするが」

金剛「そっ、そんなことないよーーー!!提督のお菓子は大好きだよー」

提督「冗談だ。続けていくさ。みんなからこんなに大切なものをもらっちゃったしな」

金剛「ふっふっふっ、それじゃあ、また期待して待ってイマース!!」

提督「おうっ、期待しとけよなー!」






END     ?


とりあえず本編は以上です

後は感想になりますのでどうでも言い方は無視してください


~ スコーン ~


秋月「~♪」パクパク

提督「…なぁ秋月、こう聞くのもなんだけどそれで美味いか?」

秋月「へっ?い、いや、とっても美味しいです!!不満なんてどこにもありません!!」

提督「いやぁ、まあ秋月がそれならいいんだけどさぁ。せっかくクリームとかジャムも用意したからそれを使わないのかなーって思ったんだけど」

秋月「…えっ?それは提督専用だったのでは?」

提督「なわけないだろ。秋月も自由に使ってくれていいんだぞ」

秋月「えっ、えーっと、じゃあ失礼して…」チマチマ

提督「んな遠慮しなくていいって。ほら、こうしてたっぷりつけたほうが」ドパーッ

秋月「きゃぁぁぁぁ!!そ、そんなにですか!?」

提督「そこまで大声を出して驚く事かいな」


秋月「し、失礼しました。けどこんなにたっぷり着けたら提督の分が」

提督「なくならないから心配しなくていいぞ。最悪なくなったとしてもまた持ってくればいいだけの事だし」

秋月「で、では、いただきます…」パクッ

提督「まあスコーン自体も甘みがほんのりとあるからそれだけ味わうのも悪くはないが、やっぱりジャムをつけたほうが」

秋月「!!お、美味しいです!!」パァァァァァ!!

提督「だろ。ほら紅茶。スコーンだけ食べてると喉に詰まるからな」

秋月「しかし、こんな贅沢を覚えてしまったらこの後が大変かも知れません、それが心配なのですが…」ゴクゴク

提督「確かにここは色々と財政難なところもあるけど、秋月たちを飢えさせることはまずないから気にしなくてもいいぞ。むしろ遠慮し過ぎてストレスでも溜まったほうが心配だよ」

秋月「…食べ物に困らないって、いい時代になりましたね」

提督「これも全部みんなのおかげだよ。だから秋月も遠慮しないでどんどん食べてくれよな」

秋月「……はいっ!」


~ ザッハトルテ ~


朝雲「う~ん、このチョコの濃厚な味とそれを引き立てるほのかなジャムの酸味。なかなか美味しいじゃないの」ハムッ!

提督「お口にあったようで何よりで」

朝雲「それにしても、まさかここにきて司令からこんな振舞いを受けるとは思わなかったわ。まっ、嬉しい誤算だけど」モグモグ

提督「おいおい、どんだけ過酷な状況を想像していたんだよ」

朝雲「そりゃあ深海棲艦との戦闘の最前線ともなればねぇ…少なくともこんな風にお菓子をのんびりと食べてる時間なんてないと思っていたわよ」

提督「これでも戦闘やそれに伴う任務は正確にこなしているぞ。もっともそれが出来るのもみんなのおかげだがな」

朝雲「けどそれを正確にこなせるのは流石司令といったところね」

提督「おいおい、褒めても何も出ないぞ」

朝雲「…でも、司令はなんでそれ以上を望まないの?」


提督「望む?一体何をだ」

朝雲「なんで…まあ、全部が全部じゃいけど他のところのように艦娘を酷使しないのかって事よ。できるでしょ?司令なら」

朝雲「そうすれば今以上の大戦果をあげることも出来るし、うまくいけば上の方に入り込むことが出来るかもしれないわ。そうすればこんな危険な所じゃなくて安全なところで」

提督「…で、その俺の安全のためにお前達を犠牲にしろと?」

朝雲「私たちは艦娘。いわば兵器よ。兵器は使うために…」

提督「だが、俺の部下で、そして大切な仲間だ」

朝雲「!!」

提督「確かにそうすれば俺は安全な所で指揮できるかもしれない。ただ、そんなもんのためにお前達を犠牲にするんだったらそんなもんお断りだ」

提督「それに悪いが今の状況もそれなりに気に入っているんだぞ?仕事以外はかなり自由に出来るし」

提督「…まあなんだ。ほどほどが一番ってやつさ。俺からしたらそんなことして戦果をあげるんだったら何もしない方がマシだわ」

朝雲「………」

朝雲「……よかった。この司令なら…」ボソッ

提督「ん?何か言ったか?」

朝雲「なっ、なんでもないわよ!!ふんっ!!」


朝雲『…山雲、ここならきっと大丈夫よ…』


~ みかん ~


プリンツ「むむむ…これ噂だけは聞いていた『こたつ』というものですか…」

提督「日本人からしてみたら冬の定番みたいなもんだな。にしてもなんでまたコタツにみかんなんてえらく限定的なものをリクエストをしたんだ?」

プリンツ「いえ、あくまで噂ですが、冬の日本にはどんな人をも堕落の沼底に引きずり込んでしまう悪魔的なものがあると聞きまして…」

提督「…で、それがコタツだと。まああながち間違ってはいないが」

プリンツ「ここに着てから是非一度試してみたくて、で、そのことを利根さんとかに話したら『だったらみかんは外せんぞ』といわれたんです」

提督「あいつらは一体何を教えているんだ」

プリンツ「さぁ、それじゃあこたつというものを調査するとしましょう!!」

提督「といっても入ってみかんを食べるだけだがな。悪いが下手したら本当に抜け出せんぞ」

プリンツ「ふふん!!これでも私はドイツの幸運艦と呼ばれたこともあるんです。そんな日本のコタツなんかには負けませんよー!!」フフン!

提督『あっ、これフラグだわ』


~ 一時間後 ~


プリンツ「ほぉ、ほぉほぉ、なるほどねぇ…」グデー

提督「ほら、みかんがむけたぞ」ムキムキ

プリンツ「だーんけ、提督…うーん、美味しい」パクッ

提督「完全にコタツに敗北してるじゃねーか」

プリンツ「しかたないですよー。というよりこんなん反則です。こんなぬくぬくにみかんの組み合わせなんて勝てるわけないじゃないですかー」ウガー

提督「みかんを食べながら喋るなっての」

プリンツ「あー、もういいです。というより眠くなってきたんでもうここで寝ていいですよね」

提督「いや、寝るのは勝手だが寝るんだった自分の部屋に戻って」

プリンツ「それじゃぁ…Gute Nacht」

提督「寝るなって言ってんだろーが!!」


~ カップルジュース ~


野分「…司令。まずはリクエストどおり一口ケーキを用意してくれたことは感謝します」

提督「…ああ、どうも」

野分「ですが、これは一体どういう事ですか?」

提督「…飲み物の事だろ?これもリクエストで、その…」

舞風「~♪」ニコニコ

提督「…舞風から、どうしてもって言われてな」

野分「…そうですか」ハァッ

舞風「ねぇねぇ野分ちゃん。早く食べちゃおうよ!提督の作ってくれるお菓子ってとっても美味しいんだよー」

野分「…ええ、そうね。じゃあ私は先にケーキをいただくから舞風は先にジュースを飲んでて」

舞風「えーっ!野分ちゃんも一緒に飲もうよー!!」

野分「いや、さすがにこれを一緒に飲むのは、その…」

舞風「…野分ちゃん。舞風の事嫌い?」ウルッ

野分「!!い、いえっ、そんな事は」


提督「…なあ野分、俺が言うのもなんなんだが舞風は本当に野分の事をずっと待っててな。本当に野分が来たことが嬉しいんだよ」

提督『正直怖いところもあったけど』

提督「まあ、だからというわけじゃないけどさ。今日ぐらいは舞風の頼みを聞いてやってくれないか?」

野分「うっ」

舞風「野分ちゃん…」ウルウル

野分「…!!わ、分かったわ。飲みましょう、舞風!!」

舞風「うん!!」

野分「~~~///」チュー

舞風「~~~♪」チューッ

提督「……俺、ちょっと出てようか?」ガタッ

野分「お願いですから出ていかないでください、いや、本当にお願いします」

提督「いや、正直ものすごく気まずいんだが」

野分「私もものすごく気まずいんです…色々な意味で」

今日はここまでです

いやー、ようやく秋イベント編ができました。というか野分実装バンサイです。いや本当に
後、時間があればですがクリスマス編を投下できれば投下したいと思っています

…クリスマスまでに投下できればですが


それでは、また


  ( ゚д゚)  「少し気になったんだが、菊月がまだ書かれていないような…あと長月が二回書かれているような…」
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ 
  \/    /

     ̄ ̄ ̄
 
  ( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ 
  \/    /
     ̄ ̄ ̄

やらかしたぁぁぁぁぁl!!!本当に長月が二回投下されてるぅぅぅ!!!

いやすいません。完全なミスです。というわけで菊月、投下します…


~プチシュー~


菊月「ああ、分かっているよ。なんていっても睦月型は人数が多いからな」パクッ

菊月「それに提督も疲れているしな。たとえ誰かがダブってたとしても文句は言わないさ」パクパク

菊月「そう、文句なんか無い。文句なんか無いぞ…」ウルッ 

提督「いや、ほんっとーにゴメン!!だからそんな涙目になりながらシューを頬張らないでくれって」

菊月「な、涙目なんかにはなってないぞ!!そうだ、なってないんだ…」グスッ

提督「いや、本当に悪かった。お詫びにもならないがなにか要望でもないか?答えられる範囲ならなんでもするが」

菊月「…何でもか?」ジロッ

提督「あ、ああ…まあ、無理のない程度でな」

菊月「…じゃあ」


菊月「………」パクパク

提督「あのー、菊月。本当にこんなのでいいのか」

菊月「ああ、これでいい。これ以上は望まないさ」パクパク

提督「いや、しかし抱っこされながらお菓子を食べたいって、なんていうか、その…」ギュー

菊月「私らしくないか?」

菊月「いや、実際私自身も自分らしくないとは思う。けど…」

提督「けど?」

菊月「……こうすれば、もう二度と忘れられる事はないだろうなって思ってな…」

提督「…本当にゴメン。菊月」ナデナデ

菊月「もうそれも聞き飽きた。そこまで謝るのなら…もう忘れないでくれよ」

というわけで菊月編でした。

この後は時期がおかしいですがクリスマス編を投下いたします


~ 鎮守府のクリスマス ~


那珂「えへへっ、那珂ちゃん今年もバッチリ!」クルクルッ

時雨「いやぁ、まさか僕もこんな格好をするとは思わなかったよ」

漣「いいじゃないですか!!こんなコスプレを合法的にできる機会なんて一年に一度しかないんですから」

時雨「うーん、コスプレって言われるとなんだかなぁ…」

龍驤「っていうか時雨のはまだ帽子だけやからええやんか!ウチなんてネコ耳に尻尾やで!」ウガー!

時雨「い、いや…似合ってると思いますよ」

那珂「まあ、可愛さは那珂ちゃんには勝てないけどねっ」

龍驤「んなんどーでもええわ!!」

漣「って怒鳴ってる割には素直に着てますよね?」

龍驤「…仕方ないやろ、鳳翔さんが夜なべで仕立ててくれたんやから」


那珂「へぇー、そうなんだーって、もしかして那珂ちゃんとかの衣装も鳳翔さんが?」

鳳翔「ええ、みなさんに似合うのを考えてみたんですが、いかがでしょうか」

漣「漣的にはバッチリです!!」

那珂「那珂ちゃんもすっごく気に入りました。こんな素敵な衣装を用意してくれてありがとうございます!!」

時雨「僕も気に入りました。そういえば、何で僕だけ帽子だけなんですか?」

鳳翔「そうですね、時雨さんのも色々と考えたのですが時雨さんにはシンプルな方が逆にいいかなって思いまして」

時雨「そうだったんですか」

鳳翔「あら、時雨さんも龍驤さんと同じようなのが良かったですか?」

時雨「いや、流石にそれは…」

龍驤「うちのこれはそれ扱いかい!!そりゃぁ、まあ、うちも恥ずかしいけど…衣装自体はいいと思うで」

提督「いやいや、みんなが気に入ってくれてよかったですね。鳳翔さん」

鳳翔「ええ、そうですね」


提督「しかし鳳翔さん。衣装以外にも自分のプレゼント作りまで手伝わせていただいて本当にありがとうございました。だいぶ疲れたんじゃないですか?」

鳳翔「まあ疲れていないといえば嘘になりますが、みなさんの喜ぶ顔が見れると思ったら平気ですよ」

提督「本当に申し訳ございません。けど鳳翔さんのおかげでなんとか間に合いましたよ」

那珂「で、後は那珂ちゃん達がみんなにプレゼントを配り歩けばいいんだね」

漣「トリック、オア、トリートとでも言いますか?」

龍驤「もうそれはとっくに過ぎたわ!っていうか立場が逆やろ!!」

時雨「けどさ、ここまでしたのならどうして提督がプレゼントを配らないの?」

提督「理由か?そうだな、何ていうか…華かな?」

龍驤「華?」

提督「そう、俺が配っても華がない。やっぱりこういうのを配るのは女の子じゃなくちゃな。それに俺は裏方の方が好きだし」

時雨「うーん、分かったような分からないような…」


漣「まあウチの場合は人数も多いですしこうやってみんなで配るって言うのはいいと思いますよ」

那珂「よーし、そうとなったら那珂ちゃん頑張ってくばっちゃうぞー」

漣「この時は、まだ私たちはあんな惨劇が起こるとは思いもしなかったのでした…」

時雨「変なフラグを建てるのはやめようよ」

龍驤「所で提督、プレゼントの方が見あたらないんやがどこにあるんや?」キョロキョロ

提督「ああ、プレゼント自体はちょっと作業内容的に広いスペースが必要だったから間宮さんの厨房を借りて作ったんだ。で、さっき利根と筑摩に持ってきてもらうように頼んだんだが…」バタバタバタ

利根「て、提督ー!!、大変じゃ!!」バターン!!

提督「どうした利根?そんなに慌てて」

那珂「まさかプレゼントがなくなってたとか?」

漣「っていくらなんでもそんなべたべたなネタがあるわけが」

筑摩「残念ですが、そのまさかです」


時雨「…えっ、本当かい?」

利根「本当じゃーーー!!」

提督「ま、待て。えーっと、間宮さんには聞いたのか?」

筑摩「ええ。そしたら間宮さんも今朝方まではあったのを見たらしいんですが、気づいたら無くなっていたのでてっきり提督たちがもう持っていったのだと思ったらしいのですが…」

提督「俺達はこっちで準備していたから持っていってない、と」

龍驤「って事はあれか!?誰かがプレゼントを丸ごとギンバエしたって事かいな」

提督「…俺としては、そう決め付けたくはないが…」

時雨「目撃者がいない以上、その可能性も捨てきれないね」

鳳翔「困りましたね…どうしましょうか?」


提督「まあ、どこかで見つかってくれればそれに越したことは無いのですが…流石にみんなの私室とかを探索したくも無いですから」

那珂「そういえば提督。プレゼントの中身は一体なんなの?」

提督「一応少しは長く食べられるように焼き菓子と間宮券の詰め合わせだったんだが…」

龍驤「間宮券…焼き菓子…まさかなぁ」

時雨「いや、いくらなんでもそれは…」

提督「なんだ、何か心当たりでも…あっ」

漣「とりあえず重要人物になりそうな人たちを連れてきましたー」ガチャッ


赤城「漣さんに言われてきましたが、一体何の騒ぎですか?」

加賀「何か緊急の作戦でも入りましたか、提督」


提督「…んー、まあ、気持ちは分からなくはないけどさぁ…」


 ~ ~ ~ 

赤城「いやいやいや!!いくら私たちでもプレゼントをネコババしたりしませんって!!」

加賀「流石にそこまで堕ちてはいません」

提督「だよなー」

龍驤「まあ流石にそれは無いかー。いやー悪かったな。疑ったりして」

赤城「本当ですよ!!まあ、確かにつまみ食いとかはよくしていますが…」

鳳翔「こういう時に日頃の行いというのが響いてくるのですよ。これからは二人とも注意してくださいね」

加賀「わ、分かりました」

利根「しかし、そうなると一体どこに行ったことやら…」

筑摩「もう一度間宮さんのところに戻って探してみますか?」


提督「そうだな…じゃあ今度は俺も行こう。まあそれで何が変わるって訳じゃないが」

長門「失礼する。ん、何の騒ぎだこれは?」ガチャッ!

提督「長門か。あー、実はな」

陸奥「あらあら、もしかしたらこのことじゃないの?」ドサッ

鳳翔「まあ、プレゼントじゃないですか!!一体これをどこで?」

大和「やっぱりその件でしたか。色々とありまして…後、この子についてなんですが」クイッ



北方棲姫「ハナセ、ハナセー!!!」ジタバタジタバタ!



龍驤「ほ、北方棲姫やないか!!なんでこんなところにおるねん!!」

提督「おいおい、一体どういうことなんだ?」

武蔵「さて、どこから説明したらいいやら…」


 ~ 少し前 ~ 


陸奥「うーん、最近戦闘ばっかりで忘れてたけど今日はクリスマスなのよね」

長門「そうだな。それにしてもこうしてみると一年というのは早いものだな。まあ、未だ戦いに終わりは見えんが…」

陸奥「もうっ、そう言うのは無しにしましょうよ!!確か今日は提督が何かイベントを用意しているらしいわよ?」

長門「本当か?ふふっ、それは楽しみだな」

陸奥「あらあら、長門でもやっぱりプレゼントは嬉しいの?」

長門「ああ、特に提督のなら手作りの何かだろうからな。嬉しくないわけないだろう」

陸奥「そうね、それにやっぱり甘いものは…あら?」


サンタ?「………」トテトテトテトテ


長門「ふむ、サンタの格好。で、あのプレゼントが入ってると思われる袋。成程。ああやってみんなに配ってるのか」


陸奥「…ねぇ、変じゃない?あんな色白な子、ウチの鎮守府ににいたっけ?」

長門「言われて見れば…そういえば身長もずいぶん低いな」

陸奥「もしかしたら駆逐艦の子のコスプレ?なのかもしれないけどそれしても色々とおかしいわよ」

長門「ふむ、それにあの量。一人で配るには多すぎるな」

陸奥「それに、あれってプレゼントを配りに行くというよりはどこかに逃げるような…」

長門「…!!よしっ、確かめに行くぞ」ダッ

陸奥「了解!!」ダダッ!!



サンタ?「…ヨシッ、ココマデクレバアトハ…」

陸奥「はいはいストーップ!!」

サンタ?「!!!」ビクッ"


長門「プレゼント配りご苦労様だな。ただ、ちょっと確認させてもらえるか」

???「カ、カクニン…?」ビクビク

陸奥「そうそう、大丈夫よー。ちょっと帽子を取るだけだからね…っと!!」スポッ

サンタ?「!?」

長門「……なっ!!」

陸奥「あらっ…!?」



北方棲姫「アッ!!!」



長門「……」

陸奥「……」

二人『『北方棲姫!?』』

北方棲姫?「カ、カエシテ!!」ガシッ


陸奥「あっ、あらあらゴメンなさいねー。ところで…あなた誰だったかしら?」

北方棲姫「エッ!?」

長門「いや、失礼。ただその格好のおかげでちょっと見分けがつかなくてな」ニコニコ

陸奥「そうなの。だからちょっと教えてくれると嬉しいんだけどなーってね」ニコニコ

北方棲姫?「エーット、ソノ…」

北方棲姫?「リ、リュウジョウ!!ケイクウボリュウジョウヤ!!」

長門「龍、驤…?」

北方棲姫?「ソウ!!イマプレゼントクバリチュウナンヤネン」

長門「まぁ、似てないことは無いが…なぁ」

陸奥「そう、じゃあ龍驤ちゃん。ゴメンなさいね。プレゼントを配る邪魔しちゃって」

北方棲姫?「ダ、ダイジョウブ。ヘイキヤデ」


陸奥「じゃあそんな龍驤ちゃんにお姉さんからプレゼントをあげるわね」

北方棲姫「プレゼント!?」パァァッ!

陸奥「ええ、それじゃあ後ろを見てもらえるかしら」

北方棲姫?「ウシロ!?」クルッ

大和「はいっ、確保完了です!!」ガシッ

北方棲姫「!!!」

武蔵「プレゼントはこれか…よしっ、こっちも無事に回収完了っと」

北方棲姫「ウソ、ウソツキ!ハナセー!!!!」バタバタ

大和「はいはい、大人しくしてくださいねー」ギューッ

長門「しかし、二人が通りかかってくれて助かったぞ」

武蔵「まあ、なにかややこしいことになってそうな雰囲気だったからな」

大和「それで、この子どうします?そのまま離すわけにはいきませんし…」

陸奥「うーん、やっぱりこのプレゼントの事もあるし提督に報告に行くのが無難じゃない?」

武蔵「そうだな…ふぅ、これ以上ややこしくならなければいいんだが…」


 ~   ~   ~ 


提督「…成程、そんなことがあったのか」

陸奥「まあ、いいタイミングだったのかしらね」

龍驤「っていうか何でうちの名前を騙ったんや!あれか、やっぱりこいつもあれなんか!!」

筑摩「いえ、ただ単に空母つながりだからだと思うんですが」

時雨「まあまあ、そのことは今は置いておこうよ。とりあえず今はこの子から話を聞くべきだと思うんだけど…」

北方棲姫「………」プイッ!

利根「肝心なこやつは黙秘か、面倒じゃの」

那珂「うーん、北方棲姫ちゃん。何でこんなことしたのかお話ししてくれないかなー?」

北方棲姫「イーッダ!!」


武蔵「まるで子供だな…いや、子供なのかもしれないが」

鳳翔「それにしても一人でここに来たということはそれなりの理由があると思いますよ」

大和「そうですね。流石にリスクが大きすぎますし」

漣「けどこのままじゃ埒が明かないよねー。どうするの、ご主人様?」

提督「ふむ…どうしても話してくれないのか?」

北方棲姫「モクヒケン!!」プイッ!

長門「どこで覚えてくるんだそんな言葉」

提督「仕方ない。君がそういうのなら…」

提督「こちらとしては、拷問をしなくてはいけないようだな」ニヤァッ

北方棲姫「!!!」ビクッ!!


時雨「ちょ、ちょっと。本気なの提督!?」

赤城「そ、そうですよ。そんな小さい子に拷問だなんて…」

提督「小さくても深海棲艦であることに変わりは無い。違うか?」

加賀「い、いえ…違いありませんが…」

北方棲姫「…フ、フン。ゴウモンナンテコワクナイ!!」ウガーッ

陸奥「この状況でもまだ言うのね…けど提督、流石に拷問はどうかと思うんだけど」

提督「ん?流石に傷つくようなことはしないぞ。傷が残ったら大変だしな」ガサガサ

武蔵「じゃあ自白剤とかそういう系統か?」

提督「そんなことして何かあったら大変じゃないか」ガチャガチャ

加賀「えーっと、じゃあ提督は一体何を?」

提督「これだ」シャラン!


大和「これは…鈴?」

提督「そう、演奏とかで使う小さな鈴がいくつもついた楽器だ」シャラシャラ

提督「さて、君は今身動きは出来ない状態にある。その君の耳元でこれを一定間隔で鳴らす」

赤城「それって洗脳とかで使う手段ですよね。けど時間がかなりかかると思いますが」

提督「そして、だ。その間君にはこれを見てもらうことになる」ガサッ

北方棲姫「!!!」ビクゥッ!!!

提督「ほう、君も知っているか。それは好都合だな」

漣「そ、それは…もうネタを超えて見るだけでも拷問とまで言われてる実写映画『デビルマン』!!」

那珂「うわぁ…確かにこれは拷問だね」

提督「たとえ君が目を閉じたとしても耳から音は入ってくる。そう、あの棒読みが、鈴の音に合わせてだ」

提督「さぁ、このままだと君は鈴の音を聞くだけでデビルマンを思い出すことになる。これはとても辛いことだと思うが…まだ話す気にはならないか?」

北方棲姫「ハ、ハナス!!ハナスカラソレダケハユルシテーーー!!」

提督「そうか。それはよかった。こちらとしてもこれだけは使いたくなかったからな」

時雨「それより拷問の代わりにもなるあの映画って一体…」

漣「見れば分かりますよ。まあ見た後、後悔すると思いますけど」


   ~   ~   ~


イ級「知ってる?今日ってクリスマスなんだって (´・ω・`)」

ロ級「知ってるー。けど僕たちには意味ないよねー (´・ω・`)」

二級「こんなところまではサンタさんもきてくれないしね(・ω・、))」

ハ級「けどさー、プレゼントがもらえるんだったらもらいたいよねー (´・ω・`)」

ロ級「そうだねー(・ε・`*)」

北方棲姫「…?ミンナ、ナンノハナシヲシテルノ?」

ハ級「あっ、北方棲姫ちゃん、実は…カクカクしかじか(/・ω・)」

ロ級「これこれうまうまで(/・ω・)」

北方棲姫「サンタサンノプレゼント…」

イ級「ここにも来てくれたら嬉しいなって言ってたんだー(´‐ω‐)=з」


北方棲姫「………」ポクポクポク…

北方棲姫「…!!!」チーン!

北方棲姫「…!!ワカッタ、イマカラサンタサンノトコロニイッテクル!!」

北方棲姫「ソシテプレゼントヲモラッテクルノ!!」

二級「本当に!!ワーイ!!ヾ(*・ω・)ノ」

ハ級「けど北方棲姫ちゃん。サンタさんのいる場所はわかるの?」

北方棲姫「ダイジョウブ!!キットアエル!!」

北方棲姫「コノキモチガアレバ、ゼッタイニダイジョウブ!!」

北方棲姫「ジャア、サッソクイッテクルネー!!」スタタタター!!

ロ級「あっ、気をつけてねーヾ(´・ω・`)」

イ級「プレゼントが無くてもガッカリしないから気にしないでいいよー(*´・ω・)ノシ」


  ~  ~  ~


提督「……で、格好つけて出て来たけど、サンタさんのいる場所が分からずとりあえずここに着てみたらちょうどプレゼントがあったからこれを持って帰ろうとしていた…と」

北方棲姫「……」コクッ

利根「なんというか、理由を知るとアホらしいのぉ」

那珂「けど優しくて那珂ちゃんはいいと思うけどなー?」

長門「確かにそこは認める。が、やった手段を考えると褒められたものではないな」

龍驤「…で、提督、どないすんねん?」

提督そうだな「………よしっ」

北方棲姫「!!!」ビクッ!


ゴチーーーン!!!


漣「うわー、絵に描いたようなゲンコツだー」

陸奥「けど深海棲艦にゲンコツって通用するのかしら?逆に提督の手を傷めそうだけど」

北方棲姫「…イターイ!!!」ビエーッ!!

時雨「効果はあったみたいだね」


提督「全く…どんな理由があったにしても盗みは重罪だ。このゲンコツはその分だ。反省しなさい」

北方棲姫「ウゥ…」ジワッ

提督「…さてと、鳳翔さん。まだお菓子の材料って残ってましたっけ?」

鳳翔「ええ、確かまだあったはずですが」

加賀「…提督、一体何を?」

提督「さて、北方棲姫。君がもう二度とこんな事をしないと約束するのなら今から君たちの分のプレゼントを用意するが…?」

北方棲姫「!!!ホ、ホント!?」パァァッ!

提督「ああ、約束するよ。で、どうする?」

北方棲姫「ウン、ヤクソクスル!!ダカラオネガイ!!」

提督「うん、いい返事だ。それじゃあ、もう一仕事と行きますかね」

鳳翔「あら、それなら私もお手伝いしますよ」

提督「いや、これは自分の我侭でやることですから鳳翔さんは別に…」

鳳翔「あら、私も提督と同じですよ。私の我侭でやるんですから」ニコッ

提督「……ありがとうございます」


大和「て、提督。けどそれじゃあ結果的に敵に塩を送るようなものでは…?」

提督「お菓子じゃ戦闘もできないだろ。それに…」

筑摩「それに?」

提督「深海棲艦たちにも、クリスマスプレゼントがあってもいいよなーって思っただけだ」

武蔵「…はぁっ、やはり提督はとことん甘いな」

漣「そこがご主人様のいいところなんですけどねー」

赤城「ちなみに私たちの分は…」

提督「後でみんなが配ってくれるからそれで我慢しなさい」

赤城「(´ω`。)グスン」

陸奥「あらあら、赤城はこういう所は相変わらずねー」

北方棲姫「アリガトウ!ホントウニアリガトウ!!!」


  ~  ~  ~ 



イ級「わーい!!お菓子の詰め合わせだー!!ヾ(*・∀・)/」

ロ級「北方棲姫ちゃん、本当にサンタさんのところに行ってきたの?Σ(・ω・ノ)ノ」

北方棲姫「ウ、ウン!ガンバッタ」

二級「ありがとう、北方棲姫ちゃんのおかげで最高のクリスマスになったよ.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.」

ハ級「あっ、食べるときは濡れないように食べないと(・∀´・+)」

北方棲姫「ジャア、ホカノミンナニモクバッテクルネ」トテトテトテトテ

ロ級「分かった、それと本当にありがとーヽ(´∀`。ヽ)」

北方棲姫「ウン、ドウイタシマシテ」



北方棲姫「アリガトウ…サンタサン!!」

北方棲姫「ウウン…アリガトウ、テイトク!!!」



ソ級「…というのが、今回の事の顛末です。報告は以上ですね」

中間棲姫「そう。ソ級、偵察と監視ご苦労様」

戦艦棲姫「成程ね、あそこの提督がそんな事をしてくれたの」

飛行場姫「変わっているというか…まあ、北方棲姫ちゃんが無事で何よりですが」

装甲空母姫「それにしても私たちの分まであるとは思わなかったわね。オマケにこれ、ちゃんと防水仕様になってるし」

中間棲姫「私達、基本的に海上にいますし気を使ってくれたのでしょうか?」

駆逐棲姫「といってもすぐに食べちゃうんですけど」ガサガサ

レ級「…うんっ、とっても美味しいです!!」モグモグ

飛行場姫「まあ、結果的にはみんなも喜んでますし良かったんじゃないですか?」

戦艦棲姫「全く、敵からこんな情けを受けるとはねぇ」

ソ級「何かこちらからも送りますか?クリスマスプレゼントとして」

戦艦棲姫「送るっていっても何を送れって言うのよ…」






レ級「!!!」ピコーン!





 ~  後日  ~ 


提督「……なぁ、長門。どういうことか説明をしてくれ」

長門「いや、いつもどおり海域を巡回警備していたら、何故か海上に大きなプレゼント箱があってな、放置するのもどうかと思って持ってきたんだ」

陸奥「ええ、間違いないわ。もしかしたら北方棲姫ちゃんからのお礼かなーって思ったのだけど…」

大和「まあ、ちょっと重かったりしたのですけど、どうせなら提督の前で開封しようということになりまして」

武蔵「悪いがドッキリじゃないぞ、っていうか私たちも驚いてるんだかな」

赤城「…で、どうします。提督」

提督「どうしますって言われてもなぁ…」

加賀「プレゼント…って言っていいのでしょうか。これは」




レ級「戦艦レ級です!よろしくお願いします!!!」ニコニコ



提督「すいません、ややこしくなりそうなのでお帰りください」




end

以上でクリスマス短編終了です

っていうより大晦日なのにクリスマスネタやってる時点でおかしいんですけどね( ゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒ
次は正月ネタ…の予定です。またお正月を過ぎるかも知れませんが

それでは皆様。良いお年を

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月21日 (月) 12:30:09   ID: p4lPq8EP

このss は好きだわ、ほんわかする

2 :  SS好きの774さん   2015年08月30日 (日) 15:32:06   ID: -a22A_Ti

甘いものが食いたくなる。いいssだ

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