お前ら「ここが学園都市か…」(8)


お前ら「ここが噂の学園都市か…」

お前ら(中々広いな…迷わないようにしないと)

 中学を卒業しても、高校に行こうとは思えなかった。頭はそんなに悪くなかったし、
いじめられていたわけでも無かった。ただ、高校に行ってそれから歩む普通の人生に
興味を持てなかった。なんの個性も持たないまま、一生社会の歯車の一部となり、寿命
を消費していくことは絶対にしたく無かったんだ…

お前ら(着いた…ここが今日から俺が入学する『とある高校』か…)  

俺の心は期待に満ち溢れていた、つい先日とは大違いだった。

お前ら(まさか、超能力を教えてくれる学校があったなんてな…)

 それも嘘では無い、本当のことだった。大型掲示板サイトでの日々の
努力により、スルースキルと嘘の情報か本当の情報かを見分ける能力
だけは養われていた。しっかりしたソースがあり、なおかつステマくさい
スレが一本も立っていなかった。ここは、確実に詐欺施設ではない。俺
の勘がそう言っている。

ここからスマホで書くためid変わります。

先生「これからこの学校で一緒に勉強してもらうお前ら君だ。」

先生「みんな仲良くしろよ」

お前ら「ヴぃ、vip高校からきたお前らです。宜しくお願いします。」

話のわかる先生のお陰で、俺はみんなの前では高校に通っていたという設定にして貰えた。が、実際は中学卒業してからここに来るまではニートをしていた。

先生「えーと、お前らの席は…上条の隣だな。」

上条「よろしくな」

お前ら「よ、よろしくて」

ミス

先生「えーと、お前らの席は…上条の隣だな。」

上条「よろしくな」

お前ら「よ、よろしく…」

キーンコーンカーンコーン

上条「お、授業終わったな。一緒に帰ろうぜ。」

お前ら「え、あ、え?ありがとう」

上条(なんだコイツ?さっきから変わったヤツだな)

ーーー帰り道

上条「それにしても喉乾いたな、ジュースでも買おうぜ」

お前ら「うん…」



ガシャコン、ガシャコンガシャコン

上条「あれーっかしーなぁ、どうなってんだ?」

茶髪女「ちょっとあんた、買わないなら退いてよね、こっちはメチャクチャ喉乾いてんだから」

上条「おう、すまん。…てっ」

上条「おまえはっ!!……誰だっけ?」

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