【レイス邸　食堂】

ジョゼフ・レイス「・・・亡くなっただと。そうか・・・。わかった。」

　　　バタンッ！（扉が開く音）

クリスタ「お父様！」

ジョゼフ「・・・扉は静かに開けと言ったはずだ」

クリスタ「すみません。王との謁見お疲れ様ですお父様。お父様色々お話したい事が・・・

ジョゼフ「今から用事があるんだ。また今度にしよう」

クリスタ「・・・はい。わかりました」

使用人「いってらっしゃいませ」

ジョゼフ「ああ・・・。」

　　　バタンッ（扉が閉まる音）
クリスタ「行ってしまった・・・。」

使用人「ジョセフ様はいつも忙しいですからね」

　　レイス邸　　廊下

クリスタ「はぁ・・・。」

ローゼ（クリスタの母親違いの兄）「ヒストリア！」

クリスタ「あ！ローゼお兄様！帰ってきたんですね！」

ローゼ「あぁ。お父様と同行して王様と会ってきたんだ」

ローゼ「それじゃ僕はもう行くね。用事があるから。」（頭ポンポン）

クリスタ「はい//」

　　　【エレン・グリシャ　馬車】

エレン「お父さん本当にシーナに行けるんだよね！」

グリシャ「ははは、何回それを聞くんだ。本当だよエレン。」
　　
エレン「やったー！初めてだよシーナに行くの！」

グリシャ「言っておくが遊びに行くんじゃないぞ？シーナにいる患者の検診なんだから」

エレン「わかってるよ！あぁ楽しみだな～」

　　　　　　　【レイス邸前】

グリシャ「よし着いたか。エレン起きなさい」

エレン「むにゃむにゃ。もう着いたの？おぉここがシーナかぁ。すごいなぁ！」

グリシャ「ははっ。ここが今日の患者のレイス邸だよ。」

エレン「うわーおっきいなー！」

使用人「どうも、グリシャ様。はるばるお疲れ様です。」

グリシャ「こちらこそお迎えご苦労様です。この子は私の息子のエレンと言います。エレン挨拶を
しなさい。」

エレン「どうも・・・」

グリシャ「こら、エレン。どうもすみません。」

使用人「いえいえ。どうぞこちらに。」

グリシャ「はい。ありがとうございます。」