【未来少年コナン】 ドンゴロス「カタパルト接続完了。船長、よろしいですか~?」 (22)

ダイス「おう、やってくれい!」

ドンゴロス「ロボノイド、発射5秒前。……3、2、1……」

ダイス「ダイス、出る!」バシューッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397296415

~~~~~~~~~~~~~~

インダストリア内部


ジムシー「……ダイスの奴、『すぐ戻る』とか言ってどこにいったんだ?」

コナン「船長のことだから怖気づいて逃げたのかもしれない」

ジムシー「……まあいいや。早くラナを捜そうぜ?」

コナン「うん」

~~~~~~~~~~~~~~

インダストリア最上部


レプカ「……いい加減、太陽エネルギーについて喋ったらどうだ、ラオ博士?」

ラオ博士「……」

レプカ「……ちっ! ラナを連れてこい!」


オトナシクシロ
イヤッ、ハナシテ!


レプカ「フフフ、孫娘が殺されかけても黙っていられるかな?」

ラオ博士「……」クッ

レプカ「ラオ博士が喋らなかったらお前を[ピーーー]」カチャッ

ラナ「この卑怯者!」ペッ

レプカ「っ! 威勢がいいじゃないか……」ガッ!

ラナ「きゃっ!」ドサッ

レプカ「どうなんだ、ラオ博士? 本当に[ピーーー]ぞ?」

ラナ「おじいさん、ダメ! 喋ってはいけないわ!」

ラオ博士「……」クッ

レプカ「お前、その何のためにあるのか分からない、平均台みたいなやつの上を歩け」

ラナ「……」クッ

レプカ「早く歩け!」カチャッ

ラナ「……」ブルブル カツーンカツーン

レプカ「これが最後だ。あの娘、本当に死ぬぞ?」

ラオ博士「……」


ヒュウウウウウウウウウウウウ


ラナ(……コナン! 助けて!)





タッタッタッタッタッタ!!!

ラナアアアアアアアア!!!!!!!!!!!


ラナ「!? コナン!? コナーーーーーン!!!」

コナン「ラナアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」タッタッタッタッタッタ



レプカ「馬鹿が!!!」カチャッ!





ドゴオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!



レプカ「!? 何だ!?」ゴホッゴホッ!


ダイス「久しぶりだな、レプカ……」ガシーンガシーン

レプカ「だ、ダイス!?」

ダイス「ラナちゃんにヒデエことしやがって……。地獄への出航準備はできたか……?」ガシーンガシーン

レプカ(ろ、ロボノイドでどうやって最上階まで!?)ビクビク

ダイス「……この機械……滑稽だろ? たったレバー三本で人間の動きを表現しようってんだからなぁ……」ガシーンガシーン

レプカ「そ、それ以上近づいたらこの女を……」ブルブル チラッ

レプカ「」



ラナ「コナン!」ダキッ

コナン「船長、ラナは保護したよ! あとは好きに暴れて!」

ダイス「おう! まかせとけ~い!」ガシーンガシーン

レプカ「」

ダイス「このロボノイドはな……誰よりも人間の血の味を知ってる……。そう、ジムシーの弓よりもだ……」プシューュ

レプカ「」ブルブルブル

コナン(船長、人殺したことあるんだ……)

ラナ(あと、ジムシーも普通に人を殺してたっぽいんだけど……)

ダイス「手向かってくるプラスチップ島民をロボノイドで思いっきし殴ったらどうなったと思う? 四散したんだぞ、虫けらみたいにな」グググ

レプカ「」ジョロロロ

コナン(何だこれ!? 今から殺戮ショーが開かれるの!?)ビクビク

ラナ(ダイス船長ってこんな人だったっけ……?)ブルブル

ダイス「そろそろ出航時間だ。最後に言っておきたいことはあるか?」グググ


レプカ「……ゆ、ゆ、許して……」ガクガクガク

ダイス「……」


ダイス「……」ニコッ

レプカ(ほっ……)







ダイス「ダメだ」

レプカ「!?」

ダイス「ふんっ‼‼」ブウンッ‼‼‼‼

レプカ「ひいいいいいいっ!!!!!!」ガバッ!

コナン「船長、待って‼‼」バッ

ダイス「!」ピタッ

ダイス「こら~、邪魔をするなコナン!」プシュー

コナン「殺したらダメだよ! 思いとどまって、船長!」

ラナ(命を大事にするコナン、かっこいい)///

ダイス「このゴキブリはラナちゃんにひど~いことしたんだぞ!?」

レプカ(ゴキブリ!?)

コナン「なら、ラナがレプカをどうしたいのか聞くべきだ!」

コナン「……ラナ?」

ラナ「……うん。船長、この人を許してあげて。殺してはだめ」

ダイス「……ラナちゃん……」スッ

レプカ(……はぁっ……はぁっ……)ダラダラ

コナン「ありがとう、ラナ」

ラナ「コナン……」///

レプカ「……くそっ!」ダダダッ

ダイス「あ! 逃げるか貴様!」ガシーンガシーン

コナン「船長ストップ! もうレプカには何もできないよ! このインダストリアはもう占拠されるはずだ!」

ダイス「……ジムシーか?」

コナン「うん。居住区の労働者を扇動して反乱を起こしているはずだ。外を見てごらんよ!」



ワーワー
コロセー ミナゴロシダー



コナン「」

ラナ「」

ダイス「……ちょっと加勢してくる」ガシーンガシーン

コナン「ストップストップ!」

コナン「ジムシーを止めてくるからラナは船長を見てて!」ダダダッ

ラナ「う、うん!」チラッ

ダイス「ラ~ナちゃん!」/// ヌヘヘヘ

ラナ「!」ゾワワ

ラナ「で、できるだけ早く戻って来て!」

~~~~~~~~~~~~~~

コナン「おーい、ジムシー!」タッタッタ

ジムシー「お! コナーン! ラナは無事か~!?」

コナン「無事だ~! ……って全身真っ赤じゃないか!」

ジムシー「ん? ああ、気にすんな!」ニカッ

コナン(こ、これ、返り血だ……)

コナン「と、とにかくレプカも逃げたから、一旦事態を収束させよう。もう手向かってくるインダストリア兵はいないんだろ?」

ジムシー「ああ。今はただインダストリア兵の処刑を行っていただけだ」

コナン「なに、恐ろしいことしてんだ! すぐにやめさせろ!」

ジムシー「なんだよ、そうカッカすんなよ……」スパー ←タバタバ

コナン「」

~~~~~~~~~~~~~~

ラオ博士「え~、これが我々が研究を進めていた太陽エネルギーでありまして……」

長老たち「おお! 素晴らしい!」

ラナ(コナン……ジムシーから血の臭いがする……)ヒソヒソ

コナン(まさかこんな好戦的な人物だとは思わなかった……)ヒソヒソ

ラナ(ロボノイドも拳のあたりに乾いた血の跡があったわ……)ヒソヒソ

ジムシー「どこかにカエルはいねえかな?」ソワソワ

ダイス「おい、ジムシー……」

ジムシー「なんだよ?」

ダイス「何人殺ったんだ?」

ジムシー「多くて20~30人くらいだな。ダイスは?」

ダイス「ボーズだ」

ジムシー「ヒヒヒヒ、ダッセー! それでもバラクーダの死神かよ!」ケラケラ

ダイス「仕方ねえだろ、ラナちゃんに止められたんだから……」

ジムシー「プラスチップ島時代を思い出せよ。俺がやりあった中でアンタは2番目のタマだぜ?」

ダイス「1番は誰だよ?」

ジムシー「コナンだよ。あいつは化けるぜ?」

ダイス「コナン? そりゃあダメだ。偽善者くせえ」





ラナ(すんごい会話が聞こえてくる……)ブルブル

コナン(うん……)ブルブル

モンスリー「あなたたち、疲れたでしょう。インダストリアの高官用の部屋が空いている……っていうか処刑されて空きができたんだけど、そこで休みなさい」

ラナ「はい」

コナン「行こう、ラナ」タッタッタ

ラナ「うん」タッタッタ




ジムシー「コナンのやつ、いいな……」

ダイス「お前にもオーロの妹がいるじゃあねえか」

ジムシー「テラのことか? ……あいつは少々気が強くてな……」

ダイス「そう言いつつもホントは好きなんだろ?」

ジムシー「!? ば、馬鹿言ってんなよ! 別に好きでもなんでもねえよ!」///

ダイス「へぇ~」ニヤニヤ

ジムシー「ほ、ホントだからな!?」///

ダイス「わかった、わかった」ニヤニヤ




モンスリー(ジムシーにも少しは子供らしいところが残ってて安心したわ……)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom