万里花「楽様とニセコイファンの皆さん、おまたせですわ!」(18)

万里花「まずはここ!」

ヴァイスシュヴァルツ公式「えっ」

万里花「今日のカードじゃいけませんね」

万里花「とっても素敵な楽様と私のカード…これでいいですね。ハートもつけときましょう」カキカキ

ヴァイスシュヴァルツ公式「ちょ」

万里花「私が楽様と並んだら無敵ですから、並べたら勝利にいたしましょう」カキカキ

万里花「ついでにソウル4、パワーは99999に。楽様がいらっしゃるまで一人でも戦い抜けますわ!」カキカキ

万里花「あとはヴァイスサイドもシュヴァルツサイドも私のあ」

万里花「おとと…焦ってしまいましたわ。これではいけませんね」

万里花「ヴァイスサイドもシュヴァルツサイドも私の絵にしましょう。最近の絵と、人気のどや顔も入れましょうか」

万里花「あとは、私の出番を待つ他の場所へのリンクを用意…できましたわ!」

万里花「これで完成ですね。それでは、ごきげんよう」ニコニコ

ヴァイスシュヴァルツ公式「」チーン








しんのすけ「おお!オラたちが出るゲームのページが、きれいなおねいさんでいっぱいだゾ!」

万里花「Twitterは…アイコンを私の顔にしときましょう」ペタペタ

ニセコイ公式Twitter「万里花さま恐るべしです…」

万里花「アニメイト熊本さんの反応が楽しみですわ」ニコニコ

万里花「あとは…アニメのページですわ!」

万里花「正々堂々、正面から乗り込みますわ!」ドドドド

アニメ公式「ぐぁぁぁぁ!」

万里花「まずはご案内ですわ」

万里花「このサイトは「ニセコイ」ですけど、楽様と私の愛は本物ですわ!スマートフォンサイトがございます。表示なさいますか?…と」

万里花「我ながら完璧な案内です。続々と万里花がジャック中!ですわ」カキカキ

書いてる人はしごとがあるので一時中断ですわ

万里花「オハナシは全部私の画像で」ペタペタ

万里花「キャストは、楽様と私だけ画像つきにします」ペタペタ

万里花「オシラセは…ラジオのパーソナリティーを阿澄佳奈さんにしときましょうかね」カキカキ

万里花「他にもいくつかいじって…」ガチャガチャ

万里花「最後はあれですね…最重要項目」










万里花「ジンブツですわ!」

万里花「まず呼び方を私らしくしましょう」

万里花「桐崎さん小野寺さん、鶫さんに宮元さんっと」カキカキ

万里花「紹介は、楽様のクラスメイト…全員これでいいですね。何も間違ってないですわ」ウンウン

万里花「私の紹介は、この物語の真のヒロインで、楽様の許嫁」カキカキ

万里花「誰が見ても楽様にふさわしい女性ですわ…これで完璧です」ニコニコ

万里花「これだけじゃさみしいので、お父様のことにも触れておきましょう」カキカキ

万里花「さて…あとはメインの中のメイン。13話もの間、アニメ「ニセコイ」唯一の楽しみであり続けた」ワクワク

ジャカジャカジャカジャカ…

ジャン!

万里花「楽様です!!!!」キラキラ

万里花「…といきたいとこでしたが」

万里花「皆さんお揃いで、どうかいたしましたか?」

千棘「どうかいたしたわよ、万里花!」

るり「せめて名前ぐらい正しく書くべきじゃないかしら、橘さん」

誠士郎「橘万里花!キサマよくも…」

小咲「はぁ、まっ…待ってよみんな…」

万里花「宮本さんの誤字は、申し訳ありませんでした。すぐに直しますわ」カキカキ

万里花「桐崎さんたちは何のご用ですか?」

千棘「ま、まだとぼけるのアンタ…?」

千棘「私達の紹介おかしいじゃない!なによ楽様のクラスメイトって!!」

万里花「嘘偽りない事実です」キッパリ

千棘「まあそうだけど…じゃない!私は楽の、主人公の彼女よ!書いとくべき情報よね?」

千棘「日本語分かる?か・の・じょ!って」

万里花「それって…そんなに重要ですか?」

千棘「なっ」

万里花「彼女なんていくらいてもおかしくないのですよ?彼女はゴールではありませんもの」

万里花「ラブコメのゴールとは結婚!お嫁さんになることに他ならないのです!彼女なんて途中の段階ですわ!」ドーン!

小咲(け、けっこん…)カァァァ

万里花「すでに私は楽様の許嫁。必然的に、あなたの完全上位互換ということになるのです」

万里花「桐崎さんこそ日本語の勉強が足りないんじゃないですか?いいですか?い・い・な・ず・け、ですわよ」

千棘「ぐっ…」

万里花「まあ、もうあまり時間がありませんからね。お勉強はまたの機会に。次に行かせていただきますわ」ダッ

千棘「待ちなさい!」

誠士郎「私にお任せください!」シュッ!




誠士郎「橘万里花!」シュッ!

万里花「あら、もう追い付かれましたか。あなたは何のご用で?」

誠士郎「紹介がおかしいのもアレだが…どうしても直してもらわないと困るものがある」

万里花「なんですか?」

誠士郎「…マジコレ!?だ」カァァッ

万里花「なぜです?」

誠士郎「ページのほとんどがオレンジなのに、すみっこに髪の青い私がいると恥ずかしいんだ!」カァァァ

万里花「目立っていいんじゃないですか?ゲームの宣伝なんですから」

誠士郎「あ、あんな目立ち方は嫌だ」カァァァ

万里花「そんなこと言われましても…」フゥ

誠士郎「た、頼む…」

万里花「KONAMIに頼まないことにはどうにもできませんわ。私の登場までそのままでお待ちください」ペコ

誠士郎「そ、そんな…」ガクッ








万里花(しばらく我慢すればサイトは元に戻りますのに…そうとう嫌だったんですね。ちょっと悪いことしましたわ)

千棘「追い付い…つ、つぐみー!?」

誠士郎「そんな…あのまま…」ブツブツ

万里花「ちょっとしつこいですわ、桐崎さん。さすがに楽様に嫌われますわよ?」

千棘「アンタが言うな!元に戻しなさい!ねえ小咲ちゃん」

小咲「えと、私は…その」オロオロ

小咲(別に気にしてないよ、とか言える空気じゃないよぉ…)

万里花「今までずっと、画面にカットインせずに待ったのです。エンドカードだけで我慢したのです」グッ

万里花「桐崎さんや小野寺さんとて、邪魔はさせませんわ!逃げ切ります!」ダダダダダ

千棘「あっ!……こうなったら仕方ないわね…」

千棘「ゲームで覚えたサポート技で!」バシュン!

小咲「千棘ちゃんが消えた!?」

千棘「万里花ぁ!!」バシュン!

バシン!

万里花「ふぅ…」

万里花「相変わらず、ひどいことしますわ」プンプン

千棘「そ、そんな…瞬間移動までしたのに防ぐなんて…」

万里花「私にそんなビンタが通用するとでも?あなたの足や投げにも耐えましたのに」ドヤァァァ

万里花「さらに、この私専用カードによってパワー99999なんですから。純粋な力だけでは今の私に勝てませんわよ?」

万里花「まあ、力以外でも勝てませんけど、負けるわけにはいきませんの。念のため…へんしーん!」バシュウウン

クルククルクル

小咲(また裸で回って…恥ずかしくないのかな…)カァァァァァァ

るり(変身なんてそんなものよ小咲)ヒソヒソ

カッ!

万里花「マジカルポリス万里花ちゃん!見参ですわ!」ジャーン!

万里花「どうです?カワイイでしょう?羨ましいでしょう?」キラキラ

万里花「見た目だけじゃなくて、実用性も高いんですよ?」

万里花「でっかい手錠で攻撃も完璧。これで絶対捕まりません。捕まえる側ですからね」ジャキン

千棘「ぐぬぬ…」グッ

万里花「桐崎さんも変身したらどうですか?少しは対抗できるかもですよ」

千棘「そ、それは」

万里花「もしかして、マジカルゴリラに変身するのは嫌ですか?」クスクス

万里花「わかりますわかります。正直に申し上げますと、ちっとも可愛くないといいますか」ウンウン

千棘「そそ、そんなことないわよ。お望み通り変身してやろうじゃないの!」ギクッ

万里花「無理をなさらなくてもいいですのに…ツグミャーさんや小野寺さんが羨ましいですよね?」

千棘「無理じゃないし羨ましくない!」プルプル

千棘(ホントは凄く羨ましいけど、一撃でコンクリートを破壊するパワーでも無いとアイツを止められない)

千棘(…やるしかないわ!)

万里花(分かりやすいですわ)

千棘「しっかり見てなさいマリカ。これが私の魔法少女姿よ!」

千棘「マジカルゴリラ千棘ちゃん…へん、しん!」シャキーン

万里花「えい」

ガシャン

千棘「えっ」

小咲「えっ」

るり「えっ」

誠士郎「なんだこの音……ハッ、お嬢!!」

千棘「ちょ!なによこれ!」ガチャガチャ

万里花「手錠ですわ」

誠士郎「そんなの見ればわかる!なんだこの技…外れんぞ!」

万里花「ギャラクティカドーナツみたいなものですよ。桐崎さんや鶫さんの力でも、簡単には外れませんけどね」

千棘「変身するとこを狙うなんて卑怯じゃない!」プンスカ

万里花「すみませんね。あまりにも桐崎さんが分かりやすいのでつい」

万里花「さて…小野寺さんと宮本さんも、私の邪魔をいたしますか?」

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