のんびりソロモン72柱をGETしていく (14)

ーカナンタウンー

母親「シグナルー! シグナル、起きなさーい! 今日は博士に悪魔を貰いに行く日でしょー?」

シグナル「う、ぅーん。まだ朝の5時じゃないか、僕まだ11歳なんだぜ」

母親「良いから起きなさーい! 他の子に取られちゃいますよー!」

シグナル「分かったよ、分かったから早く着替えを出しておくれよ」

母親「そんなもの自分で用意しなさーい! 男の子でしょー!?」

シグナル「ちぇっ厳しいや」



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ー博士の研究所ー

博士「この世界に住むふしぎな生き物、どうぶつずかんにはのっていない、『ソロモン72柱』縮めて『ソロモン』」

シグナル「へぇ」

ライバル「ほぉ」

博士「別名『ゴエティアモンスター』……『ゴエモン』とも言う」

シグナル「へぇ」

ライバル「なぁ、この白髪の老人はさっきから何語を喋ってるんだ? アラビア語か?」

博士「バカモン! わしの話を聞いていなかったのか!?」

シグナル「だって博士、まだ読者の皆さんが世界に入り込めていないようで」

ライバル「取りあえずソロモンってのは悪魔で、この世界に72種類いるってこと?」

博士「そうじゃ、よく勉強しているな。流石はわしのひ孫じゃ」

シグナル「で、悪魔はいつ貰えるんですか!?」キラキラ

ライバル「はん、ガキかよ」

博士「はは、そう急ぐな。金髪の坊やには後でソロモンを分けてやるから」

博士「まずはわしのひ孫にモンスターを与えなくてはの、ホッホ」

博士「可愛い子には旅をさせよとはよく言ったものじゃぁ~」

ライバル「へへ、お先に!」ニヤニヤ

シグナル「ちぇっ結局博士も身内びいきかよ。公平さの欠片も無いのな」



博士「さて、ここに3つのカードがあるわけじゃが」

博士「一番左のカードにはパワー型のベリト、真ん中のカードはバランス型のフェニックス、右のカードにはスピード型のフルフルがおる」

ライバル「ふーん、タイプとかは良く知らないが、名前のかっこいいフェニックスにするぜ!」

シグナル(あぁ! フェニックスは僕が欲しかった悪魔なのに!)

博士「フェニックスか、その子はとても元気だから可愛がってやるのじゃぞ」

博士「次に金髪のクソガキ……」

シグナル「シグナルです」ムッ

博士「おぉすまん。ではシグナルよ、ベリトとフルフルどちらにする?」

シグナル「じゃあベリト、君に決めた……」

博士「おやおや、随分元気が無いのうw」

シグナル「だって……僕の欲しい悪魔じゃ無かったんだもの」

博士「さて、二人にはわしの悲願を叶えてもらうぞ」

ライバル「悲願?」

博士「イスラエル地方のソロモン72匹を全てGETすることじゃ」

博士「ほれ、ソロモン図鑑を渡すからモンスターを捕獲したら記録するのじゃ」

シグナルはソロモン図鑑を貰った!

しかし彼はBlueな気分だった!

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