旅人「来いよ、旅の扉…!」[安価] (10)

俺はさすらいの旅人Lv.20
住んでた街を出て、世界のあちらやこちら…
目さえ凍る雪国を越えて、陽射し突き刺さる砂漠をも越えて、鬱蒼とした森林を抜けて…

宛のない旅をひたすら続けていた俺は、西に聳える山。
誰も頂上を見たことがないというこの山の噂を聞き付けて、やってきた。

――そして俺は、このちっこいのと出会ったのである




旅人「何でこんなのが頂上に……」

少女「こんなのとか言うなっ!」

旅人「はぁ… この山の頂上に初めて到達した人間になりたかったのになぁ」

少女「まあ落ち込まないでよ。ご褒美があるからさっ!」

旅人「……どんなの?」

少女「ぐぐぐっ…! チンカラホイホインアーッ!」

ちっこいのが腰を前後に揺らす謎で奇妙でひたすら不気味な踊りと共に紡いだ呪文…
その呪文が辺りに響き渡り、やがて俺の目の前が眩い光に包まれる…

――次に視界が開けた時、俺はそれを見た


旅人「なっ なんじゃこりゃあっ!」

少女「ふふん、名付けるならば旅の扉!」

少女「数多の勇者が駆け回った世界に瞬時に飛べる魔法アイテム…! どう? 貰って嬉しい?」

旅人「旅の扉、ねえ… そのグルグルに入っていけば何処かに行くのか?」

少女「うんうん! ささあ、入ってみるがいいっ!」

旅人「……」

俺はやっぱりそんなすぐ決心がつかなくて、旅の扉と呼ばれたそれを覗きこんだ…

渦巻きが怖い。やはり、止めようかと思った矢先

ドンッ なんて音がして、俺は思わず体勢を崩して、旅の扉に触れてしまった

――ヒュルルルルルル……


少女「いってらっしゃーいっ!」ニヤニヤ





※このスレは旅人君がドラゴンクエストの各世界を旅の扉で訪れていき、色々安価でする予定でございます。
 エッチなのや過激な内容は、場合によってはスルーします

では、何処の世界に飛ばされたか 安価します

1から9までの数字でお答え下さい

>>3

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397215124

8

旅人「うわあああ――…って、あれ?」

得体の知れないものの中に入っていく恐怖を叫んでかきけそうとした時…
俺のまわりは岩肌でゴツゴツな場面でなく、草木が生い茂る涼し気な所に風変わりしていた

旅人「ここは何処だ…? 俺は飛ばされたん、だよな?」

辺りをキョロキョロと見渡せば、近くに街が見えた

旅人「よく分からないが、あそこで人に訪ねればいいか… ふう… よしっ!」

俺は混乱する頭の中を強引に整理して、街を目指した――


このドラクエ8の世界は……

1. 主人公が世界を救った後、結婚した世界

2. 主人公の冒険が始まった直後

3. 主人公すら存在しないまったく異次元な世界

>>6 お選び下さい

――トランペッタ

旅人「そこそこ賑やかな街だな…」


ユリマ「こんにちはー!」

おばさん「あらあらー!」


旅人「あそこの女の子に聞くとするかな…」

旅人「あのー、すいません」

ユリマ「え、はい…? 私ですか?」

旅人「はい、少し訪ねたいのですが… ここはなんという街でしょうか」

ユリマ「トランペッタ、ですけど…」

旅人「トラン…? うーん?」

俺は知らない、そんな名前の街は。
ただ単に訪れた事がない、というのはあり得ないはずだ。
何せ地図を熟読したのだから、世界の街の名前は覚えている… 
 だったら、ここは…?

ユリマ「あの、何かお困りでしたら、うちへいらしてはいかがですか?」

旅人「…え?」

ユリマ「うちの父が占い師なんです。貴方のお役に立てると思いますが…」

旅人「…でしたら、お願いしても?」

ユリマ「はいっ どうぞ、私についていらして下さい」

女の子の後についていき、何やら質素な住宅に辿り着いた。
ここが占い師の家のようだ

ユリマ「どうぞ…」



――ルイネロの家

ルイネロ「ん? おお、ユリマ、おかえ――」

ユリマ「ただいま えーと、お客さんを連れてきたんだけど…」

ルイネロ「……何だ、客か。吃驚させおって!」

旅人「えーと、占い料のほどは?」

ルイネロ「そうだな、精々っ――!?」

突然占い師の人が目を見開いてこちらを見つめてくる
 怖い

旅人「…?」

ルイネロ「……驚いた。お前はどうやら数奇な運命に弄ばれとるようだ… 金はいいから、黙って向かいの席に座れ」

訳が分からないが、目ではやくしろと催促されたので、おとなしく椅子に腰掛ける

ユリマ「まだ何も言ってないのに、いきなり占うなんて…」

ルイネロ「……むむむ――」

旅人「……」ドキドキ



ルイネロ「――はっ! 出たぞ、出たぞ…!」



占いが指し示したのは…?


>>9

人間家畜牧場

魔王は倒されたが奴隷制度は依然として残っていたのだ

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