遊佐こずえ「おはなし……するのー?」 (24)

P「次の仕事まで時間もあるし」

P「こずえの事も、もっと知りたいと思ってな」

P「まぁ、こずえが嫌じゃなければ、なんだが」

こずえ「……いいよー」

こずえ「おはなし……するー」





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P「何から話そうか……」

P「こずえは、もう仕事には慣れたかい?」

こずえ「?」

P「えっと……」

P「こずえは、アイドルは楽しいかい?」

こずえ「うんー」

こずえ「こずえー……アイドル……楽しいよー?」

P「そうか、こずえはアイドルが楽しいか」

P「正直、心配してたんだ」

P「俺が無理やりアイドルにしたんじゃないかって」

P「それで、こずえはアイドルのどんな所が楽しいんだい?」

こずえ「こずえねー……うたうのー……すきー」

こずえ「こずえがうたうとねー?」

こずえ「まわりがー……ぴかぴかーって、してねー?」

こずえ「みんながー……うわぁーって、するのー」

P「そうかー、こずえはライブが好きかー」

P「俺もライブは好きだなー」

P「ライブしてるアイドルを見てると」

P「これまで頑張って来て良かった……って、思えるんだよ」

こずえ「こずえねー……おねえさんたちも……すきだよー?」

P「おねえさんたち?」

P「あぁ、アイドルのみんなかい?」

P「確かに、あいつらはなんだかんだで面倒見がいいからな」

こずえ「おふくもねー……きせてくれるんだよー?」

P「あぁ、それは俺も助かってるが……」

P「こずえ……出来ればそれは、自分で出来るようになろうな?」

P「まぁ、仕事の間は俺やアイドルもいるし心配ないだろう」

P「じゃあ、こずえ」

P「学校は楽しいかい?」

こずえ「がっこうー?」

こずえ「うんー……たのしいよー?」

P「それじゃあ、学校のどんな時が一番楽しいんだい?」

こずえ「こずえー……おんがくがすきー」

こずえ「あのねー? こずえがうたうとねー?」

こずえ「みんながー、すごいって……いってくれるんだよー?」

P「そっか、こずえは歌が上手いもんな」

こずえ「えへへー」

こずえ「じゃあこんどー……ぷろでゅーさーにもー……うたってあげるねー?」

P「ああ、そうしてもらおうかな」

P「それじゃあ逆に、学校で苦手な事は何かあるかい?」

こずえ「うーん……」

こずえ「こずえねー? さかあがりが、にがてなのー……」

P「逆上がりかぁ……」

P「俺も昔、苦手だったなぁ」

P「頑張って足を振り上げてるつもりなのに、全然上手く行かないんだよなー」

こずえ「えへへー……いっしょだねー」

P「こずえは、算数なんかは出来るのかい?」

こずえ「さんすうー?」

こずえ「かんたんだよー?」

P「そうか……算数は出来るのかぁ」

P「俺が小学生の時は一番苦手だったんだけどなぁ……」

こずえ「こずえがー……おしえてあげよっかー?」

P「いや、今はもう大丈夫だよ」

P「俺も、あれから頑張って勉強したからね」

P「こずえは学校でも大丈夫そうだな」

P「そうだなぁ……」

P「こずえは、どこか行きたい所はあるかい?」

P「仕事にしても、それ以外にしても」

P「行きたい所があるなら考えておくんだが」

こずえ「いきたいところー?」

こずえ「こずえ……うちゅうにいきたいー」

P「宇宙かぁ……」

P「俺も行ってみたいな……宇宙」

P「でも……俺の力じゃ、ちょっと難しいかな」

こずえ「それじゃあ……」

こずえ「こずえがー、つれてってあげるねー?」

P「こずえが連れて行ってくれるのかい?」

P「そっかぁ……」

P「じぁ、今から準備しておかないとな」

P「おっ、もうそろそろ時間だな」

P「最後にこずえ」

P「俺に言っておきたい事は、何かあるかい?」

P「いや、言いたい事があるなら何時でも言ってくれればいいんだが……」

こずえ「んー? あるよー?」

P「おっ? なんだい?」

こずえ「あのねー?」

こずえ「こずえねー?」

こずえ「うさみんせいじんなのー」

P「そうか、こずえはウサミン星人……」

P「…………」

P「え?」

こずえ「ゆさのー……うさはねー?」

こずえ「うさみんの……うさなんだよー?」

P「!?」

こずえ「こずえはねー?」

こずえ「ちきゅうのー……ちょうさのためにきたんだよー?」

P「!!?」

こずえ「でもー……こずえはー……」

こずえ「ちょうさより……あいどるが……すきー」

P「そっ、そうか」

P「調査の事は分からないが」

P「アイドルならサポートしてやれるからな!!」

P「これからも一緒に、アイドル頑張ろう!!」

こずえ「うんー…………ふわぁ」

こうして、アイドル業に励む二人であったが

後に、この二人関係が

地球とウサミン星の運命を左右する事となるとは

今はまだ、知る由もなかった……


おわり



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