春香「え?千早ちゃんを>>7で>>2?」【安価は命より重い】 (82)

春香「え?千早ちゃんを>>7>>2?」

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救う

秋せつら

今までの
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春香「え?千早ちゃんの胸が弟?」

春香「え?千早ちゃんがPの子供を妊娠で私と雪歩の三人でユニット結成?」

春香「え?千早ちゃんの燻製ができた?」

春香「え?千早ちゃんに着ぐるみでホームレス達に輪姦?」

春香「え?千早ちゃんに愛情を激しく?」

春香「え?千早ちゃんと国会議事堂をレイプ?」

春香「え?千早ちゃんで食べるを刺す?」

春香「え?千早ちゃんが真を買った?」

春香「え?千早ちゃんがやよいをレイプしてで逮捕された?」

春香「え?千早ちゃんとネトゲで黒井の子を妊娠?」

春香「え?千早ちゃんが日本レイプ協会のプロレイパー(レイ検1級)のレイプされた?」

春香「え?千早ちゃんを秋せつらで救う?」

小鳥「ピヨ!」

春香「まず・・・小鳥さん、『秋せつら』って何ですか?地方のお祭りかなんかでしょうか・・・?」

小鳥「!!??」

春香「」ゾク

小鳥「・・・・・」ハァ・・・

春香(何故かとても腹立たしい・・・)

小鳥「・・・まあ、春香ちゃんの世代じゃわからないわね」

小鳥「まず、彼の出てくる作品は『魔界都市ブルース』シリーズと言って・・・」

小鳥「繁栄を誇った新都心・新宿は謎の大地震・魔震に遭ったことが原因で、妖獣が棲み、異能の犯罪者集団や暴力団の巣食う〈魔界都市〉へと変貌した。そこで、老舗煎餅屋『秋せんべい店』を営む美青年・秋せつらは、本業の傍ら、人捜し屋も経営していた。せつらの指先から妖糸が繰り出される時、彼は悪を断つ"非情の魔人"に変身する。(出典Wikipedia)っていうお話でね」

春香「え?もう一回お願いします」

小鳥「もう一度いうわよ、繁栄を誇った新都心・新宿は謎の大地震・魔震に遭ったことが原因で、妖獣が棲み、異能の犯罪者集団や暴力団の巣食う〈魔界都市〉へ」

春香「すみませんでしたやっぱいいです」

小鳥「そして彼は、『本作の主人公。「影さえも美しい」「再現不可能」とされる絶世の美貌を持つ青年。季節と天候に関わらず常に黒いコートを着用しており(ただし初期作品は例外)、「黒い美影身」と表現される。西新宿の老舗煎餅屋「秋せんべい店」の三代目。副業に人捜し業「秋ディスカバー・マン(DSM)センター」を営んでいる。せんべいの評価は人によってさまざま(メフィストいわく「近頃焼きが甘くなっている」)だが、「美青年店主」を売りにしている事もあり、年商は約3,000万円。人捜しの腕前に関しては新宿一と誰もが認める。ただし本人は(少なくとも「僕」の方は)せんべい屋の経営に専念して人捜しを廃業したいと思う事もあるらしい。
武器は細さ1,000分の1ミクロン(ある強敵への対策で更に細く削った事もある)のチタン合金製の糸。通称:妖糸。妖糸は人や物をやすやすと切断し、拘束し、(単に動作だけでなく身体機能をも)操る事が可能で、周囲の状況を感知するなど、その使用法は多岐に渡る。絶大な戦闘力を有し、メフィストと並んで「新宿で最も敵に回してはいけない人物」として知られる。
穏和、冷酷の二つの人格を持ち、それぞれ一人称は「僕」と「私」。「僕」はぼんやりとした印象の掴み所のない性格であるが、冗談を言う茶目っ気も併せ持つ。口癖は「はぁ」。一方、「私」は非道な敵を前に現れる事が多く、その戦闘力は「僕」をも上回る。また、その圧倒的な戦闘力ゆえ、純粋に強大な敵(「僕」では撃破が難しい相手)を前に現れる例もある。基本的に外道相手には極限の苦痛を与えた上で惨殺する(「僕」ならば見逃したであろう相手でも)が、罪無き者への慈悲は全く失っておらず、無言の気遣いなどを見せるシーンはむしろ「僕」より多い。
メフィストとの関係は微妙なものであり、時には(直接ではないが)敵対する事もある。また、彼の「趣味」には辟易している様子。「私」によれば「私を気に入っているところ」が気に入らない、との事。
彼の出生と一族の秘密の一端は「魔王伝」で明かされている。魔界都市ノワールシリーズの秋ふゆはるはいとこ(従兄)。(出典Wikipedia)』」

春香「いっぺんに言われてもわかりませんよ!」

小鳥「じゃあもう一回繰り返すわね。彼は『本作の」

春香「もうわかりました良いです!」

小鳥「せつらじゃ不服だって言うのかしら。だったら銀英伝のシェーンコップさんとか・・・」

春香(また知らない・・・)

小鳥「でも千早ちゃんなら案外理解が深そうだし・・・」

小鳥「クリボー×コブラとかも行けそうね」

春香「とりあえず日本語でお願いします」

小鳥「あ゛?」

春香「・・・・・・・」

春香「とりあえず小鳥さんは何が言いたいんですか?」

小鳥「・・・春香ちゃん」

小鳥「春香ちゃんが今一番欲しいものって何かしら?」

春香「え?」

春香「と、突然言われても、困っちゃいますよ」

小鳥「良いから、言って見なさい」

春香「うーん・・・・」

春香「一番欲しいものっていったら、ちは・・・じゃなかった、」

春香「一杯誰かと遊べる時間です」

春香「なんだかんだみんな忙しくて・・・」

小鳥「春香ちゃんらしい答えね」

小鳥「なら・・・」

小鳥「『一日の時間を、二倍にも三倍にも引き延ばす方法がある』って言ったら・・・どうする?」

春香「・・・あるんですか?」

小鳥「無いわ」

春香「えぇー・・・・」

小鳥「そんなものあったらお姉さんが教えて欲しいわ!」

春香「じゃあ何でこんな話を?」

小鳥「ふふふ、これから話すわ」

小鳥「確かに、時間を増やすことなんて出来るわけが無い・・・」




小鳥「三次元、ではね」

春香「」

小鳥「しかしそれがもし・・・」

小鳥「春香ちゃんの頭の中の出来事、二次元の中だったら?」

春香「・・・・・・」

小鳥「時間は有限と言う壁を越えれるわ!」

小鳥「いや、時間だけじゃない、」

小鳥「この世に存在するあらゆる概念、物が、二次元の中では思いのままピヨ!」

春香(なに言ってるんだろこのひと・・・・)

小鳥「何故人が戦争を止めないかわかるかしら?」

小鳥「何故人は分かり合えないのかわかるかしら?」

小鳥「お金、土地、女の人、男の人、おいしいもの、」

小鳥「欲しいものをあげたらきりが無いから・・・でしょう?」

小鳥「そしてもしそれら全部を・・・二次元の世界、妄想で実現して満足できたら、世界はどんなふうになるかしら!」

小鳥「誰も求めず、誰も争わず、苦しまない!理想の世界が誕生するピヨー!」

小鳥「二次元は人を、世界を救うピヨー!」



春香(うわあ・・・・・)アセ

小鳥「はい春香ちゃんこれ」

春香「え?」



【音無教に入信しませんか?】

宗教とは元来、『人が如何に生きるか』という哲学でした
全てを妄想で満足し、悟りの境地に達しましょう
全ての幸せは二次元にある
『サブカルチャーで世界を救おう!』を合言葉に
今日も妄想を深める宗教です
                 教祖 [音無 小鳥]

入信者の声

音無教のお陰で女の子らしくなれました!妄想の中で!
K・MKTさん

教祖様のお陰で、運命の人が見つかりました~妄想の中で~
M・AZSさん

入信したお陰で、今ではアイドル達とヤりたい放題です!妄想の中で!
P・AKBNさん




小鳥「春香ちゃん?」

春香「は、はい」

小鳥「もうちょっと近くに来て?」

春香(少しずつ後ずさりしてたのがばれちゃった・・・)

小鳥「さあ・・・春香ちゃんも・・・・」

小鳥「入信して・・・『救われましょう』?」

小鳥「それで、一緒に千早ちゃんを勧誘して・・・」

小鳥「千早ちゃんを『救いましょう』!」ジリジリ



春香(これはまずいって!)

春香「すすすすすみませんちょっと一日一回転ぶ仕事が入っちゃって!」ダッ

小鳥「一緒に世界を救うピヨー!」ダッ

春香(危なかった・・・リボンが無かったら即死だったよ・・・)

春香(小鳥さん、いくら結婚できないからって・・・)

春香(錯乱しちゃってるよ)

春香(明日、事務所に誰かいたら相談しよう・・・)

春香(流石に事務所で宗教勧誘されるのはちょっと・・・)

次の日

春香「おはようございまー・・・」

春香(あれ?なんか人が多いような)

春香(みんな忙しいから、大体出払ってるよね)

春香(ってとりあえず、私の今日の仕事を何とかしなくちゃ)

春香(でも、プロデューサーさんが見当たらないなあ・・・)

春香「ねえ美希、プロデューサーさん知らない?」

美希「ハニー?」

美希「ハニーならいるの!」

美希「美希の頭の中に!」

春香「!?」

美希「ついさっきはおにぎりをたっくさん貰ってねー」

美希「それから思いっきり撫で撫でしてもらったの!頭の中で!」

春香「美希、それはただの妄想だよね・・・?」

美希「でも、ハニーはハニーなの!」

美希「美希の外にいても中にいてもハニーには違いないって思うな!」

春香(なんか同じような理屈を聞いた覚えが・・・)

美希「それじゃ、美希の妄想の邪魔しないでね、春香」

春香「どうしちゃったんだろ美希・・・」

真「春香、どうしたんだ?」

春香「あ、まこ」

真「そんな顔して、何か困った事でもあったの?」

春香「いや、その・・・」

春香(言えない・・・)

春香(真の顔が怖いなんて言えない!)

春香(目の下にはくっきりわかるくらいにクマが出来てて・・・)

春香(目も充血してて、おまけに腫れぼったくなってる)

春香(一体何日眠ってないんだろう、そう思っちゃう、なのに・・・)

春香(表情だけは、心の底からの笑顔で)

春香(自分が今どうなってるのかなんて、これっぽっちも知らない)

春香(違う、気にしないような感じ)

春香(本当に、あのいつも元気な真なの!?)

真「春香、どうしたの?いきなり黙って?」

春香「ああ、うん、何でもないの・・・」

真「いいや、きっと何かに困ってるんだね、その顔」

春香(それは真にだよ!)

真「ならこれを使ってみなよ!」

春香「?」

春香(薬包紙?)

真「これ、吸うだけで何もかも救われるんだよ!」

春香(この白い粉ってまさか・・・)

真「ほら、一掴み手の甲に乗せて吸ってごらん?」

真「一瞬ですごいリアルな妄想が出来るようになるんだ!」

春香「!?」

春香(それ危ない薬だよね?何で持ってるの!?)

真「妄想の中だったら、何もかも自由さ」

真「何かで困ったり、悩んだりする必要もないんだ」

真「妄想の中だと、僕、握力が16kgくらいしかなくて・・・」

真「みんなからお母さんとか言われて弄られながら・・・」

真「きれいなお嫁さんになってるんだ!」

春香「oh・・・・」

真「ほら、春香も妄想で『救われようよ』!」

春香「!」

春香「真、それ・・・」

春香「誰から貰ったの?」

真「え?小鳥さんだよ?」

春香「!!」

真「あ、いっけない、間違えたな・・・」

真「教祖さまって呼ばなくちゃ!」

春香「ごめん真、ハム蔵の物真似のお仕事あるから!」

真「ちょっと、春香!」

真「なら良いよ、これ僕が貰うから!」

春香(はじめから欲しいなんて言ってないよ!?)

真「あ~・・・まっこまっこしてきたよ・・・」スウ・・・

春香(なんか言ってるけど気にしないでおこう!)

春香「みんな、誰かプロデューサーを知らない?」

春香「・・・・・・・」

やよい「長介、そんなに超介になっちゃ駄目だよー!」フワフワ

やよい「うっうっうーうーうあー!」フワフワ

雪歩「ふああ、あああ、ふえぇえぇえぇえぇえええ!」ビク

雪歩「真ちゃあん、真ちゃあああああああああん!」ビクンビクン

伊織「ほんの実力よぉ・・・なんせ伊織ちゃんなのよ」テロンテロン

伊織「そんなんじゃ褒め足りないくらいよ・・・にひひ」テロンテロン

亜美「跪けー愚民どもー!」ギンギン

真美「へいへい犬の真似でもしてみろー!」ギンギン

響「ジュジュジュッ!ジュッ!ジュジュッ!」ヒマワリヲムサボリナガラ

P「ワン!ワン!ワンワンワン!」ヨツンバイ

律子「何やってるのみんな、もー!」ニヘラニヘラ

律子「もっと踊りなさい、騒ぎなさい!祭りよー!」ニヘラニヘラ



春香「えぇー・・・・・」

あずさ「アッラ~、これでデスティニーの人がシードよ~」

千早「や、やめてください!」

春香「千早ちゃん!」

千早「春香、良かった!」

春香「千早ちゃん、とりあえずここから出よう!?」

千早「ええ!」

あずさ「二人とも、出口はこっちよ?」

あずさ「教祖様に『救済』される未来へは・・・!」ゴゴゴゴゴ

春香「ひ!?」

春香「千早ちゃん、後ろに行こう!?」

千早「駄目よ、みんなが!」

真「春香ぁ~たみさんとか言わないでよぉ~」ノロノロ

響「ガルルルルルル!ガルルルルル!」ジトジト

P「ヴァイ!ヴァイ!」ヨロヨロ

律子「千早はずっと23歳よね・・?そうよね・・・?」

春香「ど、どうすれば・・・」

あずさ「さ、このおくすりを飲みましょうね~」

春香「ひい!?」

「待ちなさいみんな」

「その人は・・・」

「救世主になられる方よ!」

あずさ「!?」

春香「あなたは・・・!」

あずさ「教祖様!」

小鳥「・・・・・・・」

小鳥「春香ちゃん、何で私が春香ちゃんを直接勧誘したかわかるかしら」

春香「え?それは、千早ちゃんを勧誘するためじゃ?」

小鳥「それは違うの」

春香「え?」

小鳥「音無教は既に薬の力で日本中、世界中に根を張っているわ」

小鳥「その着になれば、教祖たる私の一声で号令をかけて」

小鳥「第三次世界大戦を起こす事だってできる」

春香「・・・?」

小鳥「でもそれには、私では力不足なの」

小鳥「妄想に陥った人たちを引き寄せる、カリスマが足りない・・・」

春香(もう十分だと思いますけど・・・)

小鳥「でも、春香ちゃんならできるの」

春香「!?」

小鳥「アイドルとして私以上の能力を持つ春香ちゃんなら、私の化身として・・・」

小鳥「私そのものを体現した救世主として・・・」

小鳥「いえ、私を超えた神にだってなれるわ!」

春香「なに、言ってるんですか・・・」

小鳥「全てありのままの真実よ」

春香「そんなこと、私やりません!」

小鳥「・・・確かに、春香ちゃんは、二次元への興味は無いかもしれない」

小鳥「でも、あなたの力で多くの争いが消えるの!たくさんの人が、苦しみから解き放たれて救われるのよ!?」

春香「えっ・・・・」

小鳥「考えたことがあるかしら?今も世界のどこかで、人が理不尽に死んでるってこと」

春香「そ、それは・・・・」

小鳥「春香ちゃんが魔神となって世界を壊せば、それで世界は救われるのよ!?」

春香「・・・・・・・、」

小鳥「今ここで、強制的に入信させることはしないわ」

小鳥「春香ちゃんには、春香ちゃんの意思でなってほしい」

春香「・・・・・・・・」

小鳥「もし私に従おうと思ったら・・・魔神になれる方法を教えるわ」

小鳥「みんな、二人を外に出してあげて」

小鳥「・・・・・期限は、明日までよ」

千早「そんな・・・・・」

千早「春香、大丈夫?」

春香「・・・・うん」

春香「でも・・・・どうすればいいんだろ、私・・・」

春香「小鳥さんの言ってることが本当なら・・・・」

千早「春香・・・」

貴音「あなたの進む道は一つです」

春香「え?」

貴音「あなたは神ではなく、神の代行者、王となりなさい」

春香「貴音さん、いなかったと思ったら何を・・・」

貴音「あなた達にとっては四条貴音・・・」

貴音「ですが今は、この世界の意志の代行者、とでも名乗りましょう」

千早「どういうことなの・・・?」

貴音「小鳥の言う方法以外でも、世界を救うことは出来ます」

貴音「春香が音無教を従え、その力で世界を支配すればいいのです」

春香「それって余計に・・・!」

貴音「現在の愚鈍な支配者全てを駆逐し、春香の元に世界を一つに治めれば」

貴音「永遠に続く神の王国が誕生します」

春香「それって、戦争をおこすって事ですよね!?」

貴音「ええ、ですが全人類を薬物中毒で死なせる小鳥よりは」

貴音「はるかに世界を救うことが出来ます」

貴音「それに・・・考えても見なさい」

貴音「最悪小鳥は、春香が手に入らなければ、春香なしで戦争に突入するでしょう」

貴音「それでは今現在存在する勢力の駆逐には至らず・・・」

貴音「恐らく両者共倒れ、世界は滅亡に至ります」

春香「でも・・・でも、暴力で何かを解決なんて、だめだよ!」

貴音「・・・・小鳥と同じことを言いますよ」

春香「え・・・・」

貴音「春香は考えたことがありますか?人間がこの星に吐き続けてる毒のことを」

貴音「人間がこの星を、互いをどれだけ傷つけているかを」

春香「・・・・・・・・・」

貴音「もし私に同意していただけるのであれば、その方法を教えます」

貴音「どうか賢明な判断を・・・」



春香「・・・・・・・」

千早「・・・・春香、少しは休めた?」

春香「・・・・・・・」

千早「・・・・そうよね」

春香「私、わかんないよ、どうすれば良いのか・・・・」

春香「だって私、普通の高校生だよ!?」

春香「世界中でいろんな悪いことがあるのはわかるよ、でも・・・」

春香「それを私が勝手に変えちゃ、いけない気がするんだ・・・」

千早「・・・・・・・」

千早「なら春香、これだけは覚えておいて」

春香「・・・・?」

千早「あなたのしてる選択は、とても重たいと思う。できれば、私が代わってあげたいくらい」

千早「でも、それでどんな選択をしたって・・・・」

千早「私は、私だけは春香を責めないわ」

春香「・・・・!」

春香「・・・・本当に?」

千早「ほ、本当よ、春香」

千早「あなたが神になろうが、悪魔になろうが・・・私は春香についてく」

千早「・・・・だって、その・・・・」

千早「・・・・一番辛いときに一緒にいるのが、友達だと思うから」

春香「・・・・、」

春香「・・・・決めたよ、千早ちゃん」

春香「私――――」



春香「貴音さんのところに行ってくる」

千早「ええ!」

春香「千早ちゃん、待っててね」

春香「何もかも終わらせたら、帰ってくるから」

千早「・・・・・待ってるわ、春香!」

貴音「来てくれましたか春香」

貴音「私のいうとおりにする決断がついたのですね」

春香「・・・・・・いいえ」

貴音「!?」

春香「私は、貴音さんにも、小鳥さんにもついていきません」

春香「私は、普通の女の子・・・」

春香「天海春香でいたいから!」

春香「私は、アイドルが出来て、千早ちゃんのいるこの世界を、守ります!」

春香「音無教を解散させて、それで終わりです!」

貴音「・・・・・・・」

貴音「あなたは世界中の争いに目を背けるというのですか?」

貴音「それは小鳥に従うよりも愚劣な行いですよ」

春香「私が無理矢理終わらせても、駄目だと思うんです」

春香「私達、みんなが・・・みんなの力で何とかしなくちゃ、また同じことだと思うんです!」

春香「世界は壊しも、支配なんかもしちゃいけないんですよ!」

貴音「・・・・・・・」

貴音「いいでしょう」

貴音「この包みを」

春香「?」

貴音「貴方自身、人間自身が選んだ方法ならばそれも良しとしましょう・・・・」

貴音「あければ春香、あなたがなにをするべきなのかわかる筈です」

春香「貴音さん、ありがとう!」

貴音「・・・・・その言葉、千早に取っておきなさい」

次の日

小鳥「・・・・・来たわね、春香ちゃん」

春香「・・・・・・」

小鳥「ついてきて」



春香「・・・・ここは?」

小鳥「音無教信者を総動員して作った、地下放送場よ」

小鳥「NASAに信者を潜入させてるから、衛星を使って全世界へ放映できるわ」

春香「・・・・・・・・・」ツツミアケー

リボン外し
ヘッドマイク装着
緑のヘアカラー染め
ホクロメイク
事務員服装着

春香<ピヨちゃんフォーム>「・・・・・・・・」

小鳥「そう、それよ!」

小鳥「春香ちゃんには、人を従わせる不思議なカリスマがある・・・」

小鳥「そしてあなたが『音無小鳥』になって」

小鳥「『音無教教祖』として言葉を発したとき、それは世界を支配できるわ!」

小鳥「私になれて、かつ力のある春香ちゃんだからできることよ!」

小鳥「さあ春香ちゃん、舞台に立って!」

春香「・・・・・小鳥さん」

小鳥「?」

春香「妄想なんかじゃ・・・みんな幸せになれませんよ・・・・」

小鳥「・・・・・!」

春香「妄想だけじゃ絶対に手に入らないものって、あると思うんです」

小鳥「・・・・・・」

小鳥「・・・・言ってみて、春香ちゃん」

春香「失敗ですよ」

小鳥「え?」

春香「私、アイドルになるまで、一杯ドジなことしちゃって、失敗してきました」

春香「でも、だから。だから、アイドルになれたとき、とってもうれしかったんです」

春香「失敗したから、その分ずーっと嬉しかったんです!」

小鳥「・・・・・それは、春香ちゃんが成功したから言えるの」

小鳥「失敗した人からすれば、失敗なんてどうでもいいしなんでもいいの」

小鳥「ただその先の成功が欲しいだけ、だから妄想をするの」

小鳥「失敗なんてなくても、努力なんてなくても、妄想なら・・・!」

春香「小鳥さんだって昔、アイドルやってたじゃないですか!」

小鳥「!」

春香「そのときだって必死に、頑張って、努力し続けたんですよね!」

春香「がっかりして、うまくいかなくても・・・やり続けたんですよね!」

春香「小鳥さんだって、私と同じように思ってたときがあった筈です!」

小鳥「あの時の私が若かった、ただそれだけよ!」

春香「じゃあ今は若くないんですか!?」

小鳥「えっ」

春香「二十代後半でも、世間じゃまだまだ若いですよね!」

小鳥「あ、まあ、確かに、ピヨ・・・」

春香(隙あり!)

春香「信者の皆さん、放送をオンに!」

小鳥「しまった!今の姿では春香ちゃんの言うことを・・・!」

小鳥「よしなさい春香ちゃん!今ならまだ間に合うわ!」

小鳥「世界を救うのよ!」

春香「私はアイドルの自分を好きでいたいんです!」

春香「千早ちゃんのいる世界を好きでいたいんです!」

春香「行きます!」

小鳥「やめてえええええええええ!」

春香「音無教の皆さん!」

春香「今日で音無教は」

春香「解散します!」

春香「妄想の世界から飛び出して」

春香「自分の力で、夢を掴んでください!」

春香「その方が・・・もっともっと楽しいから!」




春香(・・・・・・・・・)

春香(・・・・結果的に言うと)

春香(あの場でああ言ってしまったことに、少しだけ後悔してます)

春香(事務所のみんなが薬物中毒で病院に行ってしまい)

春香(765プロは倒産)

春香(半ば負債処理のように移籍に出された私は)

春香(千早ちゃんとは離れ離れになってしまいました)

春香(そして色んなマスコミから根も葉も無いことばかり報道されて・・・)

春香(アイドルとしての人気も、昔に比べたら全然です)

春香(・・・・・・でも)

春香(あの空を見てると、)

春香(季節が普通に巡っていくのを見ると)

春香(これでよかった)

春香(そう、思えるのです)

春香(とてもとても、強く)







おわり

少々意味がわからない内容ですみませんでした
また駄作の記録を更新してると思います
版権モノの安価が苦手でごめんなさい

最後まで読んでくれておりごとう
疲れたので休みます

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